JP3487187B2 - 環形蛍光ランプの製造方法 - Google Patents

環形蛍光ランプの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、環形蛍光ランプの
製造方法に係り、特に環径が異なる2本の環形発光管を
同一平面内に同心円状に配置すると共に2本の環形発光
管の端部に設けたブリッジ接合部により放電路を連結し
た環形蛍光ランプの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、蛍光ランプは発光管長に比例し
て発光効率が高くなる。しかしながら、環形蛍光ランプ
は発光管長を長くすると曲率が小さくなり、小形化が損
なわれるため、発光管長を長くすることには限界があっ
た。そこで、発光管長を長くして、なおかつ小形化を図
ることのできるものとして、一端に電極を有し、かつ他
端が閉塞された曲率の異なる2本の環形発光管をそれぞ
れの他端部において連結した構造すなわちブリッジ接合
部により放電路を連結した構造が、特開平2−6195
6号公報及び特開平8−329891号公報に開示さ
れ、すでに実用化されている。
【0003】また、この種の環形蛍光ランプの製造方法
としては、排気工程の際に、環形発光管の重心の鉛直線
上に排気管を設置し、環形発光管の位置する平面が垂直
となるように位置させた後、前記排気管から環形発光管
内の排気を行う方法が、特開平9−171772号公報
に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の環形
蛍光ランプでは、2本の環形発光管が同一平面上で相互
にブリッジ接合部によって連結されている。しかし、そ
のブリッジ接合部は、2本の環形発光管に比べ、非常に
管径が小さいため、ブリッジ接合部の管軸方向に対し
て、引張り・圧縮の応力には強いが、曲げ応力には弱い
という性質がある。このため排気工程におけるランプ取
り扱い時に、特にブリッジ接合部において損傷が生じ易
いという問題があった。
【0005】これは、環形蛍光ランプは、接合前に直線
状の発光管を熱によって環形発光管に成形する必要があ
り、この環形発光管の成形時において環形発光管に歪等
が生じ、しかもその歪等が生じた部分にブリッジ接合部
を設けること、ランプ自身の重力がブリッジ接合部にか
かること、更に排気工程においては、ランプの温度を上
げる必要があり、その温度による熱変形等により、ブリ
ッジ接合部に熱応力が加わること等が原因として考えら
れる。
【0006】ブリッジ接合部により連結された環形発光
管の重心の鉛直線上に排気管を設置し、環形発光管の位
置する平面が垂直となるように位置させた後、排気管か
ら環形蛍光ランプの排気を行う、特開平9−17177
2号公報に開示された製造方法では、排気管には応力が
加わりにくい。しかしながら、この製造方法では、排気
工程においてブリッジ接合部が斜めの位置になるため、
ブリッジ接合部に対して内側の環形発光管の自重による
曲げ応力が加わり、ブリッジ接合部で損傷が発生し易い
という問題があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、排気工程におい
て最も損傷が生じ易いブリッジ接合部に曲げ応力が加わ
るのを防止することにより、ブリッジ接合部での破損の
発生を抑制することができる環形蛍光ランプの製造方法
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る環形蛍光ラ
ンプの製造方法は、同一平面内で同心円状に設けられ、
内面に蛍光体が塗布された環径が異なる2本の環形発光
管をブリッジ接合部により連結して、外側の環形発光管
の一端部に設けた排気管を有するマウントに保持された
電極から内側の環形発光管の一端部に設けたマウントに
保持される電極に至る一連の放電路を形成した、内部に
水銀と希ガスが封入された環形蛍光ランプの製造方法で
あって、環形発光管内を排気する際、環形発光管を鉛直
にし、ブリッジ接合部を最上部となるように位置させた
後に、すなわちブリッジ接合部の軸方向が同心円状に配
置された環形発光管の重心を通る鉛直線上にあるように
位置させた後に、外側の環形発光管側に設けた排気管を
介して排気を行うことを特徴とするものである。このよ
うにして排気工程を行うことにより、製造時において、
ブリッジ接合部に不要な曲げ応力が加わらないため、ブ
リッジ接合部からの破損を抑制できる。
【0009】また、前記環形蛍光ランプの製造方法にお
いて、更に管チャックにより前記ブリッジ接合部の下部
を支える程度に固定した後、前記排気管を介して前記環
形発光管内を排気すれば好適である。これにより、ブリ
ッジ接合部に不要な曲げ応力が加わらないだけでなく、
排気工程においてランプの温度を上げる際、ブリッジ接
合部に加わる輻射熱も防げるため、熱応力も少なくな
り、ブリッジ接合部からの損傷の発生を更に抑制するこ
とができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る環形蛍光ランプの製
造方法の実施の形態につき、その実施例を挙げて、添付
図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明に係る環形蛍光ランプの製
造方法における排気工程での環形発光管のブリッジ接合
部の位置関係を示す図である。図1において、参照符号
1は外側の環形発光管、2は内側の環形発光管、3はブ
リッジ接合部、4,5は電極、6は排気管、8はマウン
トである。図1に示すように、本発明の製造方法を適用
する環形蛍光ランプは、環径が異なる2本の環形発光管
1,2が同一平面上に設けられ、この2本の環形発光管
1,2をブリッジ接合部3により連結されている。この
連結構造により、外側の環形発光管1の一端部に設けた
電極4から内側の環形発光管2の一端部に設けた電極5
に至る一連の放電路が形成される。環形発光管1,2の
内面には、蛍光体が塗布されており、更に内部に水銀と
アルゴン、ネオンなどの希ガスが封入されている。
【0012】本発明は、このような構造を有する環形蛍
光ランプの製造方法であって、排気管6を有するマウン
ト8に電極4が保持されており、環形発光管1,2内を
排気管6を介して排気する際に、環形発光管1,2を鉛
直にし、ブリッジ接合部3を最上部にしてブリッジ接合
部3の軸方向が、同心円状に配置された環形発光管1,
2の重心を通る鉛直線上にあるように位置させた状態
で、外側の環形発光管1側の排気管6から排気を行うよ
うにすることを特徴としている。このようにブリッジ接
合部3を最上部に位置することにより、排気工程におい
て、ブリッジ接合部3に加わる応力は曲げ応力が最小と
なる。この曲げ応力の大きさは、ブリッジ接合部3の管
軸を水平方向に保持した場合に加わる最も応力が大きい
状態よりも約10分の1となる。このため、ブリッジ接
合部3に加わる応力を最小に抑えることができる。ま
た、この位置は、熱変形等によって引き起こされるブリ
ッジ接合部3への熱応力も最小に抑えることができ、ブ
リッジ接合部3からの破損が最も少なくなる。従って、
ブリッジ接合部3からの破損の発生が極めて抑制された
高品質の環形蛍光ランプを得ることができる。
【0013】また、本発明では排気の際、環形発光管
1,2を製造ラインに鉛直に位置させたときに、排気管
6の鉛直線上に環形発光管の重心が位置しないため、環
形発光管1,2を図2及び図3に一例として示すよう
に、管チャック7によってブリッジ接合部3の下部を軽
く支える程度に固定しても良い。なお、図2及び図3に
おいて、図1と同一の構成部分には同一の参照符号を付
してある。この管チャック7は、製造ライン上を移動す
ることによって生じる応力が、ブリッジ接合部3に加わ
るのを更に軽減すると共に、排気工程においてランプの
温度を上げる際、ブリッジ接合部3に加わる輻射熱も防
ぐため、熱応力も少なくなるという効果も有する。この
結果、環形蛍光ランプの製造方法において、ブリッジ接
合部3からの損傷の発生を抑制することができた。
【0014】さらに、上述したように排気管6の鉛直線
上に環形発光管の重心が位置しないため、前記従来例の
特開平9−171772号公報に開示されるものに比べ
て、排気管6の長さ及び角度を変更しなければならない
が、排気管の曲げ角度は緩やかな方向になる。環形発光
管内への水銀の導入は、排気管6を介して滴下すること
により行っており、通常、排気管内に付着する分を含め
て必要量よりも余分な量の水銀を滴下している。近年、
環境汚染対策の面から、水銀使用量を減らす方向にあ
り、水銀量が少なくなればなるほど滴下が困難となる
が、本発明の製造方法では排気管の曲げ角度が緩やかと
なるので、水銀量が減少しても従来例に比べて水銀滴下
が容易であるという利点も有する。なお、排気は外側の
環形発光管1側から行っているので、従来例と同等の排
気時間を維持でき、製造コスト上の問題はない。
【0015】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、本
発明の精神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更
をなし得ることは勿論である。
【0016】
【発明の効果】前述した実施例から明らかなように、本
発明に係る環形蛍光ランプの製造方法によれば、ブリッ
ジ接合部からの破損の発生を極めて抑制することができ
る高品質の環形蛍光ランプを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る環形蛍光ランプの製造方法におけ
る排気工程時の環形蛍光ランプの排気管とブリッジ接合
部の位置関係を示す図である。
【図2】ブリッジ接合部を管チャックにより軽く支えた
状態を示す図である。
【図3】図2に示した管チャック部分を含むブリッジ接
合部の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1,2…環形発光管、3…ブリッジ接合部、4,5…電
極、6…排気管、7…管チャック、8…マウント。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 康男 東京都青梅市新町六丁目16番地の2 株 式会社日立製作所熱器ライティング事業 部内 (56)参考文献 特開 平9−171772(JP,A) 特開 平11−31477(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 9/385 H01J 61/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一平面内で同心円状に設けられ、内面に
    蛍光体が塗布された環径が異なる2本の環形発光管をブ
    リッジ接合部により連結して、外側の環形発光管の一端
    部に設けた排気管を有するマウントに保持された電極か
    ら内側の環形発光管の一端部に設けたマウントに保持さ
    れる電極に至る一連の放電路を形成した、内部に水銀と
    希ガスが封入された環形蛍光ランプの製造方法であっ
    て、前記環形発光管内を排気する際、前記環形発光管を
    鉛直にし、前記ブリッジ接合部を最上部となるように位
    置させた後に、前記外側の環形発光管側に設けた排気管
    を介して排気を行うことを特徴とする環形蛍光ランプの
    製造方法。
  2. 【請求項2】更に管チャックにより前記ブリッジ接合部
    の下部を支える程度に固定した後、前記排気管を介して
    前記環形発光管内を排気することを特徴とする請求項1
    記載の環形蛍光ランプの製造方法。
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