JP3486248B2 - 埋設管用空洞探査装置 - Google Patents
埋設管用空洞探査装置Info
- Publication number
- JP3486248B2 JP3486248B2 JP31999594A JP31999594A JP3486248B2 JP 3486248 B2 JP3486248 B2 JP 3486248B2 JP 31999594 A JP31999594 A JP 31999594A JP 31999594 A JP31999594 A JP 31999594A JP 3486248 B2 JP3486248 B2 JP 3486248B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cavity
- buried pipe
- arm
- buried
- sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Manipulator (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
- Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、地中に埋設された埋
設管の周囲の空洞を探査する埋設管用空洞探査装置に関
するものである。 【0002】 【従来の技術】地中に埋設される下水道などの埋設管の
周囲には、管床部などの地盤沈下や地下水の発生などに
よって、空洞が発生することがある。また、埋設管の施
工において、土を少しずつ突き固めて管底側部の埋め戻
しをおこなっているが、作業現場では十分な作業スペー
スを確保しにくいため、埋め戻しが確実におこなわれず
に埋設管と埋め戻し土との間に空洞を発生させてしまう
こともある。このような空洞を放置したままにしている
と、埋設管の外周まわりの圧力が不均一となって埋設管
が破壊されることがある。 【0003】このため、埋設管の周辺の空洞の有無をボ
ーリングなどによって調査している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ボーリ
ング調査には多くの時間がかかり、しかも空洞を確実に
検知できないこともあるという不具合があった。 【0005】この発明は、このような実情を背景として
創作されたもので、短時間に確実に空洞を検知すること
のできる埋設管用空洞探査装置を提供することを目的と
している。 【0006】 【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、地中に埋設された埋設管内を移動す
る探査ロボットと、この探査ロボットを操作する操作部
とから構成され、前記探査ロボットは、走行用モータを
備えた台車と、前記埋設管の周囲に生じた空洞を検知す
るセンサ部とを備え、前記センサ部は、伸縮手段によっ
て前記台車の前後方向と直交する方向に伸縮するアーム
を備え、このアームの先端部には空洞センサが取り付け
られ、このアームの基端部側は前記台車の前後方向を向
いた回動軸によって前記台車側に軸支され、前記回動軸
には駆動モータが連結され、この駆動モータは前記埋設
管の直径方向に上下動するピストンロッドの上端部に載
置され、前記アームは、円周方向に、時計廻りを問わず
に回転できるようになっており、前記操作部は、前記探
査ロボットの駆動制御を行う制御部と、前記空洞センサ
によって得られた検知結果をデータ処理するデータ処理
部とを備えていることを特徴としている。 【0007】 〔作用〕この発明の埋設管用空洞探査
装置によれば、探査ロボットは、走行用モータによって
埋設管内を移動しながら、埋設管の周囲に生じた空洞を
検知するものである。その検知を行うセンサ部は、伸縮
手段によって台車の前後方向と直交する方向に伸縮する
アームを備え、このアームの先端部に空洞センサが取り
付けられ、このアームの基端部側は前記台車の前後方向
を向いた回動軸によって前記台車側に軸支され、前記回
動軸には駆動モータが連結され、この駆動モータは前記
埋設管の直径方向に上下動するピストンロッドの上端部
に載置され、前記アームは、円周方向に、時計廻りを問
わずに回転できるようになっている。これによって、内
径の異なる複数種の埋設管に対する空洞探査の汎用性が
高まると共に、埋設管の周囲の空洞を確実に検知でき
る。 【0008】そして、操作部は、探査ロボットの駆動制
御をおこなう制御部と、空洞センサによって得られた検
知結果をデータ処理するデータ処理部とを備えているの
で、ボーリング探査などと比較して短時間に確実に空洞
を検知することができる。 【0009】 【実施例】以下、この発明を図面に示す実施例にもとづ
いて説明する。 【0010】図1〜図3において、1は地中に埋設され
た埋設管であり、この埋設管の周囲には、図示しない複
数の空洞が散在している。 【0011】11は、前記空洞を探査する埋設管用空洞
探査装置で、埋設管1内を移動する探査ロボット12
と、この探査ロボット12を操作する操作部13(図4
参照)とから構成され、探査ロボット12は地上で操作
部13を操作することによって遠隔操作されるものであ
る。 【0012】探査ロボット12は、走行用モータ15を
備えた台車14と、埋設管1の周囲に生じた空洞を検知
するセンサ部16とを備えている。 【0013】台車14は、3対の車輪17を備えてお
り、これらの車輪17は図示しない伝達機構によって走
行用モータ15に駆動連結されている。なお、車輪17
は、硬質ゴムからできており、埋設管1の内周面との接
触面にはテーパ部が設けられている。 【0014】センサ部16は、伸縮手段としてのエアシ
リンダ18によって台車14の前後方向と直交する方向
(図中矢印X方向)に伸縮するアーム19を備えてい
る。 【0015】アーム19の先端部19aには空洞センサ
20が取り付けられている。空洞センサ20は、インパ
ルス状の超音波または電磁波を埋設管1の内側から送信
し、埋設管1の管壁からの反射波を受信して、その受信
した反射波のレベル、伝搬時間またはスペクトルを分析
して前記空洞を検出して後述する操作部13へ信号を送
るものである。 【0016】 アーム19の基端部19b側は、台車1
4の前後方向を向いた回動軸21によって台車14の側
に軸支されている。この軸支にあたり、回動軸21に駆
動モータ22が連結され、この駆動モータ22が埋設管
1の直径方向に上下動するピストンロッド23の上端部
に載置され、回動軸21が図中矢印Y方向に昇降できる
ようになっている。なお、24は、回動軸21を挿通さ
せている長穴である。このような構成によって、アーム
19は、図中矢印Z方向に、時計廻りを問わずに回転で
きるようになっており、埋設管の周囲の空洞を確実に検
知できるものとなっている。 【0017】上記の走行用モータ15、エアシリンダ1
8、駆動モータ22およびピストンロッド23のエアシ
リンダ25は、図4に示すように、いずれも操作部13
の主要部を構成するマイクロコンピュータ(中央演算処
理装置)31の通信ボード32に通信ケーブル33を介
して接続されている。 【0018】すなわち、マイクロコンピュータ31は、
図5に示すように、探査ロボット12の各種の駆動制御
をおこなう制御部として機能するものである。ここで、
駆動制御とは、埋設管1の延びる方向に対する前進また
は後退、埋設管1をはじめとする内径の異なる複数種の
埋設管に対するアーム19の伸縮の度合、昇降高さの調
節、アーム19の回転角の調節、およびこれらの調節を
自動的におこなう自動検知などを司るものである。 【0019】さらに、マイクロコンピュータ31に設け
られている入出力ボード34には、探査ロボット12を
牽引する(後退させる)ためのケーブル35を巻き取る
ウインチ36を制御する通信ケーブル37が接続されて
いる。 【0020】さらに、マイクロコンピュータ31は、空
洞センサ20によって得られた検知結果をデータ処理す
るデータ処理部としても機能するもので、その検出結果
は、たとえばプリンタ38に出力されるようになってい
る。このデータ処理は、データのセーブあるいはロー
ド、データの表示形式(2次元表示または3次元表示、
ズームインまたはズームアウト、マスクの有無など)の
選択、データの出力形式(プリンタまたは画面表示な
ど)の選択などを含むものである。 【0021】つぎに、このような構成の埋設管用空洞探
査装置11の動作などについて説明する。 【0022】 まず、探査ロボット12は、走行用モー
タ15によって埋設管1内を移動しながら、埋設管1の
周囲に生じた空洞を検知する。その検知を行うセンサ部
16は、エアシリンダ18によって台車14の前後方向
と直交する方向に伸縮するアーム19を備え、このアー
ム19の先端部19aに空洞センサ20が取り付けられ
ている。そして、このアーム19の基端部19b側は台
車14の前後方向を向いた回動軸21によって台車14
側に軸支され、回動軸21には駆動モータ22が連結さ
れ、この駆動モータ22は台車14の前後方向と直交す
る方向に上下動するピストンロッド23の上端部に載置
され、前記アームは、円周方向に、時計廻りを問わずに
回転できるようになっている。これによって、図2およ
び図3に示すように、内径の異なる複数種の埋設管(た
とえば、埋設管1と埋設管41)に対する空洞探査の汎
用性、すなわち、いずれの埋設管にも用いることができ
るという汎用性が高まると共に、埋設管の周囲の空洞を
確実に検知できる。 【0023】そして、操作部13は、探査ロボット12
の駆動制御をおこなう制御部として機能するとともに、
空洞センサ20によって得られた検知結果をデータ処理
するマイクロコンピュータ(制御部およびデータ処理
部)31を備えているので、ボーリング探査などと比較
して短時間に確実に空洞を検知することができる。 【0024】なお、この発明は、上記の実施例に限定さ
れるものではなく、当業者がおこない得る各種の設計変
更なども含むものである。たとえば、この実施例では、
台車を1台としたものを挙げているが、複数の台車を連
結して、その連結部において埋設管の湾曲箇所の通過を
容易にしたようなものでもよい。 【0025】 【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、検知を行うセンサ部は、伸縮手段によって台車の前
後方向と直交する方向に伸縮するアームを備え、このア
ームの先端部に空洞センサが取り付けられ、このアーム
の基端部側は前記台車の前後方向を向いた回動軸によっ
て前記台車側に軸支され、前記回動軸には駆動モータが
連結され、この駆動モータは前記埋設管の直径方向に上
下動するピストンロッドの上端部に載置され、前記アー
ムは、円周方向に、時計廻りを問わずに回転できるよう
になっている。これによって、内径の異なる複数種の埋
設管に対する空洞探査の汎用性が高まったものとなって
いると共に円周方向に回転できるようになっているの
で、埋設管の周囲に生じた空洞を確実に検知できるよう
になっている。 【0026】そして、操作部は、探査ロボットの駆動制
御をおこなう制御部と、空洞センサによって得られた検
知結果をデータ処理するデータ処理部とを備えているの
で、ボーリング探査などと比較して短時間に確実に空洞
を検知することができるという効果がある。
設管の周囲の空洞を探査する埋設管用空洞探査装置に関
するものである。 【0002】 【従来の技術】地中に埋設される下水道などの埋設管の
周囲には、管床部などの地盤沈下や地下水の発生などに
よって、空洞が発生することがある。また、埋設管の施
工において、土を少しずつ突き固めて管底側部の埋め戻
しをおこなっているが、作業現場では十分な作業スペー
スを確保しにくいため、埋め戻しが確実におこなわれず
に埋設管と埋め戻し土との間に空洞を発生させてしまう
こともある。このような空洞を放置したままにしている
と、埋設管の外周まわりの圧力が不均一となって埋設管
が破壊されることがある。 【0003】このため、埋設管の周辺の空洞の有無をボ
ーリングなどによって調査している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ボーリ
ング調査には多くの時間がかかり、しかも空洞を確実に
検知できないこともあるという不具合があった。 【0005】この発明は、このような実情を背景として
創作されたもので、短時間に確実に空洞を検知すること
のできる埋設管用空洞探査装置を提供することを目的と
している。 【0006】 【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、地中に埋設された埋設管内を移動す
る探査ロボットと、この探査ロボットを操作する操作部
とから構成され、前記探査ロボットは、走行用モータを
備えた台車と、前記埋設管の周囲に生じた空洞を検知す
るセンサ部とを備え、前記センサ部は、伸縮手段によっ
て前記台車の前後方向と直交する方向に伸縮するアーム
を備え、このアームの先端部には空洞センサが取り付け
られ、このアームの基端部側は前記台車の前後方向を向
いた回動軸によって前記台車側に軸支され、前記回動軸
には駆動モータが連結され、この駆動モータは前記埋設
管の直径方向に上下動するピストンロッドの上端部に載
置され、前記アームは、円周方向に、時計廻りを問わず
に回転できるようになっており、前記操作部は、前記探
査ロボットの駆動制御を行う制御部と、前記空洞センサ
によって得られた検知結果をデータ処理するデータ処理
部とを備えていることを特徴としている。 【0007】 〔作用〕この発明の埋設管用空洞探査
装置によれば、探査ロボットは、走行用モータによって
埋設管内を移動しながら、埋設管の周囲に生じた空洞を
検知するものである。その検知を行うセンサ部は、伸縮
手段によって台車の前後方向と直交する方向に伸縮する
アームを備え、このアームの先端部に空洞センサが取り
付けられ、このアームの基端部側は前記台車の前後方向
を向いた回動軸によって前記台車側に軸支され、前記回
動軸には駆動モータが連結され、この駆動モータは前記
埋設管の直径方向に上下動するピストンロッドの上端部
に載置され、前記アームは、円周方向に、時計廻りを問
わずに回転できるようになっている。これによって、内
径の異なる複数種の埋設管に対する空洞探査の汎用性が
高まると共に、埋設管の周囲の空洞を確実に検知でき
る。 【0008】そして、操作部は、探査ロボットの駆動制
御をおこなう制御部と、空洞センサによって得られた検
知結果をデータ処理するデータ処理部とを備えているの
で、ボーリング探査などと比較して短時間に確実に空洞
を検知することができる。 【0009】 【実施例】以下、この発明を図面に示す実施例にもとづ
いて説明する。 【0010】図1〜図3において、1は地中に埋設され
た埋設管であり、この埋設管の周囲には、図示しない複
数の空洞が散在している。 【0011】11は、前記空洞を探査する埋設管用空洞
探査装置で、埋設管1内を移動する探査ロボット12
と、この探査ロボット12を操作する操作部13(図4
参照)とから構成され、探査ロボット12は地上で操作
部13を操作することによって遠隔操作されるものであ
る。 【0012】探査ロボット12は、走行用モータ15を
備えた台車14と、埋設管1の周囲に生じた空洞を検知
するセンサ部16とを備えている。 【0013】台車14は、3対の車輪17を備えてお
り、これらの車輪17は図示しない伝達機構によって走
行用モータ15に駆動連結されている。なお、車輪17
は、硬質ゴムからできており、埋設管1の内周面との接
触面にはテーパ部が設けられている。 【0014】センサ部16は、伸縮手段としてのエアシ
リンダ18によって台車14の前後方向と直交する方向
(図中矢印X方向)に伸縮するアーム19を備えてい
る。 【0015】アーム19の先端部19aには空洞センサ
20が取り付けられている。空洞センサ20は、インパ
ルス状の超音波または電磁波を埋設管1の内側から送信
し、埋設管1の管壁からの反射波を受信して、その受信
した反射波のレベル、伝搬時間またはスペクトルを分析
して前記空洞を検出して後述する操作部13へ信号を送
るものである。 【0016】 アーム19の基端部19b側は、台車1
4の前後方向を向いた回動軸21によって台車14の側
に軸支されている。この軸支にあたり、回動軸21に駆
動モータ22が連結され、この駆動モータ22が埋設管
1の直径方向に上下動するピストンロッド23の上端部
に載置され、回動軸21が図中矢印Y方向に昇降できる
ようになっている。なお、24は、回動軸21を挿通さ
せている長穴である。このような構成によって、アーム
19は、図中矢印Z方向に、時計廻りを問わずに回転で
きるようになっており、埋設管の周囲の空洞を確実に検
知できるものとなっている。 【0017】上記の走行用モータ15、エアシリンダ1
8、駆動モータ22およびピストンロッド23のエアシ
リンダ25は、図4に示すように、いずれも操作部13
の主要部を構成するマイクロコンピュータ(中央演算処
理装置)31の通信ボード32に通信ケーブル33を介
して接続されている。 【0018】すなわち、マイクロコンピュータ31は、
図5に示すように、探査ロボット12の各種の駆動制御
をおこなう制御部として機能するものである。ここで、
駆動制御とは、埋設管1の延びる方向に対する前進また
は後退、埋設管1をはじめとする内径の異なる複数種の
埋設管に対するアーム19の伸縮の度合、昇降高さの調
節、アーム19の回転角の調節、およびこれらの調節を
自動的におこなう自動検知などを司るものである。 【0019】さらに、マイクロコンピュータ31に設け
られている入出力ボード34には、探査ロボット12を
牽引する(後退させる)ためのケーブル35を巻き取る
ウインチ36を制御する通信ケーブル37が接続されて
いる。 【0020】さらに、マイクロコンピュータ31は、空
洞センサ20によって得られた検知結果をデータ処理す
るデータ処理部としても機能するもので、その検出結果
は、たとえばプリンタ38に出力されるようになってい
る。このデータ処理は、データのセーブあるいはロー
ド、データの表示形式(2次元表示または3次元表示、
ズームインまたはズームアウト、マスクの有無など)の
選択、データの出力形式(プリンタまたは画面表示な
ど)の選択などを含むものである。 【0021】つぎに、このような構成の埋設管用空洞探
査装置11の動作などについて説明する。 【0022】 まず、探査ロボット12は、走行用モー
タ15によって埋設管1内を移動しながら、埋設管1の
周囲に生じた空洞を検知する。その検知を行うセンサ部
16は、エアシリンダ18によって台車14の前後方向
と直交する方向に伸縮するアーム19を備え、このアー
ム19の先端部19aに空洞センサ20が取り付けられ
ている。そして、このアーム19の基端部19b側は台
車14の前後方向を向いた回動軸21によって台車14
側に軸支され、回動軸21には駆動モータ22が連結さ
れ、この駆動モータ22は台車14の前後方向と直交す
る方向に上下動するピストンロッド23の上端部に載置
され、前記アームは、円周方向に、時計廻りを問わずに
回転できるようになっている。これによって、図2およ
び図3に示すように、内径の異なる複数種の埋設管(た
とえば、埋設管1と埋設管41)に対する空洞探査の汎
用性、すなわち、いずれの埋設管にも用いることができ
るという汎用性が高まると共に、埋設管の周囲の空洞を
確実に検知できる。 【0023】そして、操作部13は、探査ロボット12
の駆動制御をおこなう制御部として機能するとともに、
空洞センサ20によって得られた検知結果をデータ処理
するマイクロコンピュータ(制御部およびデータ処理
部)31を備えているので、ボーリング探査などと比較
して短時間に確実に空洞を検知することができる。 【0024】なお、この発明は、上記の実施例に限定さ
れるものではなく、当業者がおこない得る各種の設計変
更なども含むものである。たとえば、この実施例では、
台車を1台としたものを挙げているが、複数の台車を連
結して、その連結部において埋設管の湾曲箇所の通過を
容易にしたようなものでもよい。 【0025】 【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、検知を行うセンサ部は、伸縮手段によって台車の前
後方向と直交する方向に伸縮するアームを備え、このア
ームの先端部に空洞センサが取り付けられ、このアーム
の基端部側は前記台車の前後方向を向いた回動軸によっ
て前記台車側に軸支され、前記回動軸には駆動モータが
連結され、この駆動モータは前記埋設管の直径方向に上
下動するピストンロッドの上端部に載置され、前記アー
ムは、円周方向に、時計廻りを問わずに回転できるよう
になっている。これによって、内径の異なる複数種の埋
設管に対する空洞探査の汎用性が高まったものとなって
いると共に円周方向に回転できるようになっているの
で、埋設管の周囲に生じた空洞を確実に検知できるよう
になっている。 【0026】そして、操作部は、探査ロボットの駆動制
御をおこなう制御部と、空洞センサによって得られた検
知結果をデータ処理するデータ処理部とを備えているの
で、ボーリング探査などと比較して短時間に確実に空洞
を検知することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の探査ロボットの実施例を示す側面図
である。 【図2】同正面図である。 【図3】同平面図である。 【図4】この発明の操作部を示す模式図である。 【図5】同ブロック図である。 【符号の説明】 1、41 埋設管 11 埋設管用空洞探査装置 12 探査ロボット 14 台車 15 走行用モータ 16 センサ部 18 エアシリンダ(伸縮手段) 19 アーム 20 空洞センサ 21 回動軸 22 駆動モータ 23 ピストンロッド 13 操作部 31 マイクロコンピュータ(制御部、データ処理部)
である。 【図2】同正面図である。 【図3】同平面図である。 【図4】この発明の操作部を示す模式図である。 【図5】同ブロック図である。 【符号の説明】 1、41 埋設管 11 埋設管用空洞探査装置 12 探査ロボット 14 台車 15 走行用モータ 16 センサ部 18 エアシリンダ(伸縮手段) 19 アーム 20 空洞センサ 21 回動軸 22 駆動モータ 23 ピストンロッド 13 操作部 31 マイクロコンピュータ(制御部、データ処理部)
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G01N 29/00 - 29/28
G01N 22/00 - 22/04
G01V 1/00 - 3/40
G01N 27/72 - 27/90
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 地中に埋設された埋設管内を移動する探
査ロボットと、この探査ロボットを操作する操作部とか
ら構成され、 前記探査ロボットは、走行用モータを備えた台車と、前
記埋設管の周囲に生じた空洞を検知するセンサ部とを備
え、 前記センサ部は、伸縮手段によって前記台車の前後方向
と直交する方向に伸縮するアームを備え、このアームの
先端部には空洞センサが取り付けられ、このアームの基
端部側は前記台車の前後方向を向いた回動軸によって前
記台車側に軸支され、前記回動軸には駆動モータが連結
され、 この駆動モータは前記埋設管の直径方向に上下動するピ
ストンロッドの上端部に載置され、前記アームは、円周方向に、時計廻りを問わずに回転で
きるようになっており、 前記操作部は、前記探査ロボットの駆動制御を行う制御
部と、前記空洞センサによって得られた検知結果をデー
タ処理するデータ処理部とを備えていることを特徴とす
る埋設管用空洞探査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31999594A JP3486248B2 (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | 埋設管用空洞探査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31999594A JP3486248B2 (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | 埋設管用空洞探査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08178907A JPH08178907A (ja) | 1996-07-12 |
JP3486248B2 true JP3486248B2 (ja) | 2004-01-13 |
Family
ID=18116581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31999594A Expired - Fee Related JP3486248B2 (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | 埋設管用空洞探査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3486248B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL2017460B1 (nl) * | 2016-09-14 | 2018-03-22 | Scopa Holding B V | Inrichting en werkwijze voor het inspecteren van een pijp |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003076916A1 (fr) * | 2002-03-13 | 2003-09-18 | Burn-Am Co., Ltd. | Procede et dispositif d'inspection interieure pour canalisation souterraine, et procede de recherche des deteriorations du beton sur la face interieure d'une canalisation souterraine |
JP4167994B2 (ja) * | 2004-03-12 | 2008-10-22 | 三井造船株式会社 | トンネル検査装置及び方法 |
JP2007017419A (ja) * | 2005-07-07 | 2007-01-25 | Semiconductor Res Found | ダイオード発振素子を用いた建材および建造物のイメージング方法およびイメージングシステム |
GB2489371A (en) | 2009-12-30 | 2012-09-26 | Sewervue Technology Corp | Apparatus and method for inspection of underground sewer pipes |
GB2573757A (en) * | 2018-05-14 | 2019-11-20 | Mini Cam Ltd | A pipe inspection apparatus, system and method |
EP3693695B1 (en) * | 2019-02-07 | 2021-04-21 | Gustav Hinnerskov | System and method for inspection of a cylinder liner |
US11433701B1 (en) | 2021-08-06 | 2022-09-06 | Cdp Diamond Products, Inc. | Wheel |
-
1994
- 1994-12-22 JP JP31999594A patent/JP3486248B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL2017460B1 (nl) * | 2016-09-14 | 2018-03-22 | Scopa Holding B V | Inrichting en werkwijze voor het inspecteren van een pijp |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08178907A (ja) | 1996-07-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3930324A (en) | Mechanical excavating machines including rotary cutter and suction tube | |
JP3486248B2 (ja) | 埋設管用空洞探査装置 | |
WO2001048353A1 (en) | Autonomous omnidirectional driller | |
CN114235480B (zh) | 煤层瓦斯含量负压定点取样方法 | |
JP3891345B2 (ja) | 地中曲線削孔装置及び該装置を使用した削孔制御方法 | |
JP3007109B2 (ja) | 管路外周の探査装置 | |
JP3465006B2 (ja) | 縦穴の壁面状態測定装置 | |
US20180230666A1 (en) | Excavation system and method | |
JP2942733B2 (ja) | 側壁測定装置 | |
JP2786007B2 (ja) | 管路の探査装置 | |
JPH0736303Y2 (ja) | 地中埋設物探知装置 | |
JP2878489B2 (ja) | 掘削孔の測定方法及びそれを用いた掘削孔測定装置 | |
JP3069034B2 (ja) | 推進工法における測量装置および測量方法 | |
JP2000169080A (ja) | クレーン制御装置 | |
US20240125180A1 (en) | Mobility Control for Mobile Drilling Rig | |
JP2725748B2 (ja) | ヒューム管 | |
JP3894637B2 (ja) | レーダー付推進装置と掘削ルートの調査方法 | |
JP3761839B2 (ja) | 地盤改良車の記録装置 | |
JP3523919B2 (ja) | 推進工法における水道管の探知装置 | |
JPS6342073B2 (ja) | ||
JPH0531727B2 (ja) | ||
JP2566270Y2 (ja) | 管内掘削装置の相対位置検出装置 | |
KR19990085974A (ko) | 지중매설물 파괴방지 기능을 갖는 굴삭기 제어방법 | |
JPH0247344Y2 (ja) | ||
JP2001065280A (ja) | 地質試料採取用の自走式ボーリング装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |