JP3485806B2 - プロピレン−エチレンブロック共重合体の製造方法 - Google Patents
プロピレン−エチレンブロック共重合体の製造方法Info
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Description
レンブロック共重合体の連続製造法において、ゲル生成
量を低下させることにより剛性、耐衝撃性バランスが極
めて良好で、かつ、表面性状、加工性の優れた該共重合
体を生産性良く製造する方法に関する。
ム、チタン、ハロゲン含有担持触媒を用いて、第1段階
の重合工程でプロピレンの結晶性重合体または、共重合
体を製造し、第2段階でプロピレンとエチレンとをラン
ダム共重合した重合体は、一般には、プロピレンブロッ
ク共重合体と称せられ、剛性、耐熱性を損なうことな
く、衝撃強度を大幅に改良した物性を示す。しかし、プ
ロピレンブロック共重合体を経済的に製造するために多
段連続重合法を用いると、各段の重合器における各触媒
粒子の滞留時間に分布が生じるため、ポリプロピレン部
(プロピレンを大量に含む部分)とポリエチレン部(エ
チレンを比較的多量に含む部分)の含有比率に分布を有
する重合体粒子の集合となり、該分布の不均一性に由来
する品質面の欠点、すなわち、得られるプロピレンブロ
ック共重合体にゲルやフィッシュアイが発生し、製品外
観の悪化、衝撃強度の低下等の問題が発生することが知
られている。
ロピレン重合部を出た触媒含有ポリマー粒子を電子供与
性化合物で処理することにより、滞留時間が短いまま出
てきた触媒粒子(ショートパス触媒)を選択的に不活性
化しようとする方法が、いくつか提案されている。例え
ば、特開昭55−115417号公報、同57−174
310号公報、同57−174311号公報、同57−
147508号公報、同62−116618号公報、特
開平4−296313号公報等が挙げられる。これらの
中で使用されている選択的不活性化のための電子供与性
化合物は、3級アミン、ケトン、エステル、エーテル、
酸アミド、ホスフィン、アルコール、グリコールエーテ
ル、ニトリル、チオエーテル、チオエステル、酸無水
物、酸ハライド、アルデヒド、有機酸、Si−O−C結
合含有有機ケイ素化合物等である。
れている方法は、ショートパス触媒を選択的に不活性化
するのに十分ではなかった。すなわち、上記電子供与性
化合物を添加し、プロピレンとエチレンのランダム共重
合の活性を工業的に有用なレベルを維持できない程度ま
で低下させても、ゲルあるいはフィッシュアイ数の減少
割合は必ずしも大きくなく、衝撃強度等の物性改良効果
も十分でなかった。本発明の目的は、ゲルの生成を抑
え、剛性、耐衝撃性のバランスに優れたプロピレン−エ
チレンブロック共重合体の製造方法を提供することにあ
る。
を解決するため鋭意検討した結果、特定のプロピレン/
エチレンランダム共重合体構造を有するランダム共重合
体を製造する第2段階の共重合時に、特定の電子供与性
化合物を添加することにより、ゲルの生成を抑えて、衝
撃強度を大幅に改善したプロピレン−エチレンブロック
共重合体を製造することができることを見出し、本発明
を完成した。すなわち、本発明は、(1)(A)マグネ
シウム、チタン、ハロゲンおよび電子供与体を必須成分
とする固体触媒成分と(B)有機アルミニウム化合物と
から形成されるチグラー型触媒の存在下に、実質的に不
活性溶媒の不存在下、第1段階においてプロピレンの結
晶性単独重合体もしくは共重合体を製造し、第2段階に
おいて該単独重合体もしくは共重合体の存在下に気相
で、プロピレンとエチレンとを共重合させることからな
るプロピレン−エチレンブロック共重合体の製造法にお
いて、該第2段階の共重合に際し、(i)炭素数3〜7
の脂肪族カルボン酸エステル類、および(ii)炭素数
3〜7の脂肪族ケトン類から選ばれる少なくとも1種類
の電子供与性化合物を共重合反応系に供給し、第2段階
の触媒の共重合反応活性を該電子供与性化合物を供給し
ない場合の80〜50%に抑制し、かつランダム共重合
体部分の固有粘度を3.5〜8.0dl/gにすること
を特徴とするプロピレン−エチレンブロック共重合体の
製造方法である。また、本発明の実施態様として、
(2)ランダム共重合体部分の固有粘度が4.0〜7.
5dl/gである(1)の方法が挙げられる。
ロック共重合体の製造方法は、マグネシウム、チタン、
ハロゲンおよび電子供与体からなる担持触媒を使用し
て、前段の重合段階でプロピレン結晶性単独重合体、ま
たは共重合体を連続的に製造した後、後段の重合段階で
上記重合体または共重合体の存在下にプロピレンとエチ
レンを特定条件下でランダム共重合する製造方法であ
る。以下、触媒及び重合方法について、詳細に説明す
る。
体を必須成分とする固体触媒成分(A) 本発明において使用される成分(A)は、マグネシウ
ム、チタン、ハロゲン及び電子供与性化合物を必須成分
とする固体触媒成分である。各成分としては、以下に述
べるものを用いることができる。 (i)マグネシウム 本発明の固体触媒成分(A)において使用されるマグネ
シウム源となるマグネシウム化合物としては、特に制限
がないが、金属マグネシウム、マグネシウムジハライ
ド、ジアルコキシマグネシウム、アルコキシマグネシウ
ムハライド、マグネシウムオキシハライド、ジアルキル
マグネシウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウ
ム、マグネシウムのカルボン酸塩等があげられる。これ
らのマグネシウム化合物の中でもマグネシウムジハライ
ドが好ましい。
源となるチタン化合物は、任意のチタン化合物を用いる
ことができるが、一般式Ti(OR1)4-nXn(ここで
R1は炭化水素残基であり、好ましくは炭素数1〜10
のものであり、Xはハロゲンを示し、nは0≦n≦4の
数を示す。)で表わされる化合物があげられる。好まし
い具体例として、TiCl4、Ti(OC2H5)4、Ti
(OiC3H7)4、Ti(OC4H9)4、TiCl(OC
2H5)3、TiCl(Oi−C3H7)3、TiCl(OC
4H9)3、TiCl2(OC4H9)2、Ti(OC4H9)
Cl3等が例示できる。
ン源としては、上述のマグネシウム及び(又は)チタン
のハロゲン化合物から供給されるのが普通であるが、他
のハロゲン源、たとえばアルミニウムのハロゲン化物や
ケイ素のハロゲン化物、リンのハロゲン化物といった公
知のハロゲン化剤、から供給することもできる。触媒成
分中に含まれるハロゲンはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素
又はこれらの混合物であってよく、特に塩素が好まし
い。
与体(内部ドナー)としては、アミン類、アミド類、ケ
トン類、ニトリル類、ホスフィン類、ホスミルアミド
類、エステル類、エーテル類、チオエーテル類、アルコ
ール類、チオエステル類、酸無水物類、酸ハライド類、
アルデヒド類、有機酸類、Si−0−C結合を有する有
機ケイ素化合物類等を挙げることができ、より具体的に
は、下記のものを挙げることができる。
−オキシ安息香酸;酸無水物、例えば、無水コハク酸、
無水安息香酸、無水p−トルイル酸;炭素数3〜15の
ケトン類、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、アセトフェノン、ベンゾフェノ
ン、ベンゾキノン;炭素数2〜15のアルデヒド類、例
えば、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、アク
チルアルデヒド、ベンズアルデヒド、ナフトアルデヒ
ド、;炭素数2〜18のエステル類、例えば、ギ酸メチ
ル、ギ酸エチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ビニ
ル、酢酸プロピル、酢酸オクチル、酢酸シクロヘキシ
ル、プロピオン酸エチル、酪酸メチル、酪酸エチル、吉
草酸エチル、クロル酢酸メチル、ジクロル酢酸エチル、
メタクリル酸メチル、クロトン酸エチル、ピバリン酸エ
チル、マレイン酸ジメチル、シクロヘキサンカルボン酸
エチル、安息香酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸プ
ロピル、安息香酸ブチル、安息香酸オクチル、安息香酸
シクロヘキシル、安息香酸フェニル、安息香酸ベンジ
ル、トルイル酸メチル、トルイル酸エチル、トルイル酸
アミル、エチル安息香酸エチル、アニス酸メチル、アニ
ス酸エチル、エトキシ安息香酸エチル、p−ブトキシ安
息香酸エチル、o−クロル安息香酸エチル、ナフトエ酸
エチル、γ−ブチロラクトン、δ−バレロラクトン、ク
マリン、フタリド、炭酸エチレン;芳香族ジカルボン酸
のモノ及びジエステル、例えば、モノメチルフタレー
ト、ジメチルフタレート、モノメチルテレフタレート、
ジメチルテレフタレート、モノエチルフタレート、ジエ
チルフタレート、モノエチルテレフタレート、ジエチル
テレフタレート、モノプロピルフタレート、ジプロピル
フタレート、モノプロピルテレフタレート、ジプロピル
テレフタレート、モノブチルフタレート、ジブチルフタ
レート、モノブチルテレフタレート、ジブチルテレフタ
レート、モノイソブチルフタレート、ジイソブチルフタ
レート、モノイソブチルテレフタレート、ジイソブチル
テレフタレート、モノアミルフタレート、ジアミルフタ
レート、モノイソアミルフタレート、ジイソアミルフタ
レート、エチルブチルフタレート、エチルイソブチルフ
タレート、エチルプロピルフタレート;炭素数2〜30
の酸ハロゲン化物類、例えば、アセチルクロリド、アセ
チルブロミド、プロピオニルクロリド、ブチリルクロリ
ド、イソブチリルクロリド、2−メチルプロピオニルク
ロリド、バレリルクロリド、イソバレリルクロリド、ヘ
キサノイルクロリド、メチルヘキサノイルクロリド、2
−エチルヘキサノイルクロリド、オクタノイルクロリ
ド、デカノイルクロリド、ウンデカノイルクロリド、ヘ
キサデカノイルクロリド、オクタデカノイルクロリド、
シクロヘキサンカルボニルクロリド、マロニルジクロリ
ド、サクシニルジクロリド、ペンタンジオイルジクロリ
ド、ヘキサンジオイルジクロリド、シクロヘキサンジカ
ルボニルジクロリド、ベンゾイルクロリド、ベンゾイル
ジブロミド、メチルベンゾイルクロリド、フタロイルク
ロリド、イソフタロイルクロリド、テレフタロイルクロ
リド、ベンゼン−1,2−,4−トリカルボニルトリク
ロリド等を挙げることができる。
ば、メチルエーテル、エチルエーテル、イソプロピルエ
ーテル、n−ブチルエーテル、アミルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、アニソール、ジフェニルエーテル、エチ
レングリコールブチルエーテル;酸アミド、例えば、酢
酸アミド、安息香酸アミド、トルイル酸アミド;アミン
類、例えば、トリブチルアミン、N,N’−ジメチルピ
ペラジン、トリベンジルアミン、アニリン、ピリジン、
ピロリン、テトラメチルエチレンジアミン;ニトリル、
例えば、アセトニトリル、ベンゾニトリル、トルニトリ
ル;テトラメチル尿酸、ニトロベンゼン、リチウムブチ
レート;Si−O−C結合を有するケイ素化合物、例え
ば、トリメチルメトキシシラン、トリメチルエトキシシ
ラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシ
シラン、ジフェニルジメトキシシラン、メチルフェニル
ジメトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、フェ
ニルトリメトキシシラン、γ−クロルプロピルトリメト
キシシラン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリエ
トキシシラン、プロピルトリエトキシシラン、ビニルト
リエトキシシラン、ブチルトリエトキシシラン、フェニ
ルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキ
シシラン、クロルトリエトキシシラン、エチルトリプロ
ポキシシラン、ビニルトリブトキシシラン、ケイ酸エチ
ル、ケイ酸ブチル、トリメチルフェノキシシラン、メチ
ルトリアリロキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシ
エトキシ)シラン、ビニルトリアセトキシシラン、ジメ
チルテトラエトキシジシロキサン等を挙げることができ
る。
物及び電子供与体等を任意の順序で反応させる方法、あ
るいはさらに上記原料に加えハロゲン化剤及び/又は有
機アルミニウム化合物のごとき反応助剤を使用して任意
の順序で反応させる方法、あるいは上記各方法で得られ
るものをさらに溶媒洗浄する方法などによって得ること
ができる。また、成分(A)を調製する時の上記マグネ
シウム源及びハロゲン源となるマグネシウム化合物、チ
タン源及びハロゲン源となるチタン化合物及びハロゲン
源となる化合物並びに電子供与体の使用量は、本発明の
効果が認められるかぎり任意であるが、一般的には、次
の範囲内が好ましい。チタン化合物の使用量は、使用す
るマグネシウム化合物の使用量に対してモル比で1×1
0-4〜1000の範囲内がよく、好ましくは0.01〜
10の範囲内である。ハロゲン源としてチタン化合物を
使用する場合は、その使用量はマグネシウム化合物がハ
ロゲンを含む、含まないに係わらず、マグネシウムの使
用量に対してモル比で1×10-2〜1000の範囲内が
よく、好ましくは0.1〜100の範囲内である。電子
供与体の使用量は、上記のマグネシウム化合物の使用量
に対してモル比で1×10-3〜10の範囲内がよく、好
ましくは0.01〜5の範囲内である。
る際に、周期律表第I〜III族金属の有機金属化合物
を使用することができる。本発明において使用される周
期律表第I〜III族金属の有機金属化合物は、少なく
とも一つの有機基−金属結合を持つ。その場合の有機基
としては、炭素数1〜10、好ましくは1〜6のヒドロ
カルビル基が代表的である。原子価の少なくとも一つが
有機基で充足されている有機金属化合物の金属の残りの
原子価(もしそれがあれば)は、水素原子、ハロゲン原
子、ヒドロカルビルオキシ基(ヒドロカルビル基は、炭
素数1〜10、好ましくは1〜6)、あるいは酸素原子
を介した当該金属の化合物(具体的にはメチルアルモキ
サン等)が挙げられ、これらの中でも特に有機アルミニ
ウム化合物が好ましい。有機金属化合物を使用する場合
の使用量は、本発明の効果が認められる限り任意ありる
が、一般には、有機金属化合物中の金属原子/チタン原
子の原子比で0.1〜1000の範囲内が好ましい。
ルミニウム化合物であり、一般式R2 3-nAlXnまたは
R3 3-mAl(OR4)m(ここでR2およびR3は、同一ま
たは異ってもよい炭素数1〜20の炭化水素残基または
水素原子、R4は炭素数1〜20の炭化水素残基、Xは
ハロゲン、nおよびmはそれぞれ0≦n<3、0≦m<
3の整数である。)で表される。具体的には、(イ)ト
リメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリ
イソブチルアルミニウム、トリヘキシルアルミニウム、
トリオクチルアルミニウム、トリデシルアルミニウム、
などのトリアルキルアルミニウム、(ロ)ジエチルアル
ミニウムモノクロライド、ジイソブチルアルミニウムク
ロライド、エチルアルミニウムセスキクロライド、エチ
ルアルミニウムジクロライドなどのアルキルアルミニウ
ムハライド、(ハ)ジエチルアルミニウムハイドライ
ド、ジイソブチルアルミニウムハイドライドなどのアル
キルアルミニウムハイドライド、(ニ)ジエチルアルミ
ニウムエトキシド、ジエチルアルミニウムフェノキシド
などのアルミニウムアルコキシド、等が挙げられる。こ
れらの中でも、特にトリアルキルアルミニウムが好まし
い。有機アルミニウム化合物の使用量は、重量比で(有
機アルミニウム化合物)/成分(A)の比が0.1〜1
000、好ましくは1〜100の範囲である。
電子供与体(C)を併用することができる。電子供与体
(C)としては、前記の固体触媒成分(A)の調製の際
に用いた電子供与体と同じものを用いることができる。
(D)は、(i)炭素数3〜7の脂肪族カルボン酸エス
テル類、(ii)炭素数3〜7の脂肪族ケトン類から選
ばれる。 (i)炭素数3〜7の脂肪族カルボン酸エステル類とし
ては、具体的には、酢酸メチル、酢酸エチル、プロピオ
ン酸メチル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル、プロピ
オン酸エチル、酪酸メチル、酢酸ブチル、酢酸イソブチ
ル、酪酸エチル、酢酸ペンチル、酢酸イソペンチル、吉
草酸エチル、プロピオン酸ブチル等を挙げることがで
き、(ii)炭素数3〜7の脂肪族ケトン類としては、
具体的には、アセトン、メチルエチルケトン、2−ペン
タノン、3−ペンタノン、2−ヘキサノン、3−ヘキサ
ノン、2−ヘプタノン、3−ヘプタノン、4−ヘプタノ
ン、2,4−ジメチル−3−ペンタノン等を挙げること
ができる。これらの中では、(ii)の炭素数3〜7の
脂肪族ケトン類が好ましい。
て、第1段階の重合が終了した後で第2段階の共重合の
開始前又は第2段階の共重合の途中で共重合系に添加さ
れる。成分(D)は、反応器に供給してもよいし、モノ
マーの循環ガスラインあるいはモノマー供給ラインに混
入させて供給することもできる。又、供給に際しては、
直接供給することもできるが、ヘキサン、ヘプタン等の
不活性炭化水素溶媒や窒素等の不活性ガスで希釈して供
給することもできる。成分(D)の使用量は、成分
(D)の添加方法、気相リアクター内の不純物の存在等
の状況により異なるが、目安としては、第二段階の共重
合反応活性が、成分(D)を使用しなかった場合と比較
して80〜50%であるように成分(D)を添加する。
第2段階の共重合反応活性が80%を超えると、ゲルの
生成量が急激に増加し、製品の衝撃強度が低下する。第
2段階の重合反応活性が50%未満であると共重合反応
活性の低下が著しく、有用なゴム含量のブロック共重合
体の工業的レベルでの製造が困難になる。
なくとも第1段階の重合および第2段階の共重合の二段
階よりなる。第1段階の重合および第2段階の共重合
は、この順序(第1段→第2段)で実施することが工業
的に有利である。両重合工程は、実質的に不活性炭化水
素溶媒の不存在下に行なわれる。いずれにしても、両工
程は、ブロック共重合体製造の常法に従って、第1段階
の重合で得られる重合体の少なくとも一部の存在下に第
2段階の共重合工程を実施する。
成分(C)を、一時にあるいは段階的に、重合系内であ
るいは重合系外で接触させることによって、本発明での
触媒が形成される。触媒は各工程で追加してもよく、特
に第2段階の共重合では有機アルミニウム化合物を追加
して実施することができる。
とエチレンとの混合物を固体触媒成分(A)および有機
アルミニウム化合物成分(B)、必要に応じて電子供与
体成分(C)を有する重合系に供給して、一段あるいは
多段に重合させて、結晶性のプロピレン重合体を製造す
る工程である。この第1段階の重合では、プロピレン単
独重合体またはエチレン含量7重量%以下、好ましくは
0.5重量%以下、のプロピレン−エチレン共重合体
を、全重合量の65〜93重量%に相当する量形成させ
る。第1段階の重合でプロピレン−エチレン共重合体中
のエチレン含量が7重量%を越えると、最終共重合体の
嵩密度が低下し、低結晶性重合体の副生量が大幅に増大
するので好ましくない。また、重合割合が上記範囲の下
限未満では、やはり低結晶性重合体の副生量が増加する
ので好ましくない。第1段階の重合での温度は30〜1
30℃、好ましくは50〜100℃であり、圧力は通常
1〜50kg/cm2Gの範囲である。第1段階の重合
においては、必要とする最終共重合体の溶融時流動性に
応じて、水素などの分子量調節剤を用いてMFRを制御
しておくのが好ましい。
有のプロピレン結晶性重合体又は共重合体の存在下、プ
ロピレンとエチレンとの混合物を一段あるいは多段に重
合させて、ゴム状重合体のランダム共重合体を製造する
工程である。この第2段階の共重合ではプロピレン/
(プロピレン+エチレン)の重合比(重量比)が0.2
〜0.7のゴム状共重合体を製造する。ただし、この工
程での重合量は、全重合量の7重量%以上、好ましくは
7〜35重量%である。第2段階の共重合では、他のコ
モノマーを共存させても良い。例えば、1−ブテン、1
−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−ペンテン−1
等のα−オレフィンを用いることができる。第2段階の
共重合の温度は、30〜90℃、好ましくは50〜80
℃程度である。圧力は、1〜50kg/cm2Gの範囲
が通常用いられる。第1段階の重合から第2段階の共重
合に移る際に、プロピレンガスまたはプロピレン/エチ
レン混合ガスと水素ガスをパージして次の工程に移るこ
とが好ましく、プロピレン−エチレンブロック共重合体
のランダム共重合部分の固有粘度が3.5〜8.0dl
/g、好ましくは4.0〜7.5dl/gにする必要が
ある。第2段階の共重合で分子量調節剤は、目的に応じ
て用いても用いなくても良い。
ダム共重合体を製造する第2段階の共重合反応系に、上
記から選択される特定の電子供与性化合物(D)をプロ
ピレンとエチレンのランダム共重合反応活性が電子供与
性化合物(D)が無添加である系に対して、20%〜5
0%低下させる量を供給することにより、プロピレン−
エチレンブロック共重合体中のゲルあるいはフィッシュ
アイを減少させ、さらに、衝撃強度を向上させて剛性/
衝撃バランスを改良する。
階ともに連続式の方法に対してのみ適用される。このと
き使用する単量体自身を媒質として重合を行なう方法、
媒質を使用せずにガス状の単量体中で重合を行なう方
法、さらにはこれらを組み合わせて重合を行なう方法な
どがある。第2段階の共重合の重合様式は、媒質を使わ
ずにガス状の単量体中で重合を行なう方法、たとえば生
成ポリマー粒子をモノマー気流で流動させて流動床を形
成させる方式あるいは生成ポリマー粒子を撹拌機により
反応槽において撹拌する方式である。
体 本発明の重合方法によって得られるプロピレン−エチレ
ンブロック共重体は、第2段階の共重合で得られるラン
ダム共重合体の含量が全重合体の7〜35重量%であ
り、ランダム共重合体部分のエチレン含有量が30〜8
0重量%であり、ランダム共重合体部分の固有粘度が
3.5〜8.0dl/g、好ましくは4.0〜7.5d
l/gである。固有粘度が3.5dl/g未満では、ゲ
ルは生成しにくくなるが、衝撃強度が低くなってしま
う。一方、8.0dl/gを超えると、ゲル量が大幅に
増加し、衝撃強度が低下してしまう。
合体中のゲル含量は、厚さ80〜100μmのフィルム
をイメージアナライザー装置で画像処理し、その大きさ
と個数から求められる数値であり、ゲルの定量的指標と
しては、ゲルの大きさからゲルの体積を計算して求めら
れるフィルム全体に対するゲルの体積占有率、及びゲル
の大きさ分布より求められる300μm以上の大きさの
ゲルの個数割合を用いる。従来から用いられてきたゲル
数は、ゲルの質を必ずしも反映していないため、物性と
の相関をみるための指標としては適当でない。本発明の
特定の共重合体構造を有する該ブロック共重合体は、特
にゲル体積占有率が1.0%以下、直径300μm以上
のゲルの大きさ分布より求められるゲルの個数割合が1
0%以下であり、フィルム全体に対するゲルの体積占有
率、及び300μm以上の大きさのゲルの割合を大きく
低下させている。したがって、得られるプロピレン−エ
チレンブロック共重合体の製品のフィッシュアイの発生
を抑え、製品外観を損なうことなく、衝撃強度等の向上
を図ることができる。
説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものでは
ない。なお、生成重合体の分析及び物性評価は次の様に
行った。 (1)ランダム共重合体成分含有量:500mlフラス
コで重合体5gを300mlのキシレンに溶解した後2
3℃おいてキシレン可溶成分と不溶成分を分離し、キシ
レン可溶成分の重量百分率(wt%)を求めた。 (2)エチレン含量:プロピレン−エチレンブロック共
重合体中のエチレン含量を赤外吸収スペクトルより求
め、(1)で求めたランダム共重合体成分含有量で割る
ことで求めた。 (3)固有粘度:プロピレン−エチレンブロック共重合
体を熱キシレンに溶解させた後、12時間徐冷した成分
を濾過して得られる濾液中からキシレンを除いた残留物
の固有粘度を、JIS Z8803に準拠して測定し
た。 (4)ゲル量:50mmφ2軸押出機で造粒したペレッ
トを熱プレス成形機を用いて得られた厚さ80〜100
μmのフィルムから40mm×40mmに切り取られた
フィルム状サンプル10枚をイメージアナライザー装置
で画像処理し、ゲルの大きさと数を測定して、フィルム
の重量から1g当たりのゲルの個数を求めた。また、ゲ
ルの大きさからゲルの体積を計算して求め、フィルム全
体に対するゲルの体積占有率を求めた。さらに、ゲルの
大きさ分布より求められる300μm以上の大きさのゲ
ルの個数割合を求めた。 (5)デュポン衝撃強度:射出成形機で、樹脂温度21
0℃、射出圧力400kg/cm2及び金型温度60℃
にて、80mm×80mm×2mmの試験片を作製し、
この試験片を東洋精機(株)製インパクトテスターを使
用し、−20℃でJIS K 7211に準拠して測定
した。
を窒素置換した後、無水塩化マグネシウム160g、n
−デカン1000ml及び2−エチルヘキシルアルコー
ル800mlを添加し、130℃で2時間加熱して均一
溶液を得た。この溶液に無水フタル酸40gを添加し、
130℃にてさらに1時間撹拌混合した後、室温に冷却
して均一溶液Aを得た。還流冷却器、撹拌機、滴下ロー
トのついた内容積15Lガラスフラスコを窒素置換した
後、四塩化チタン7000mlを添加し、−20℃に保
持した。前記均一溶液Aを滴下ロートを通して1時間か
けて四塩化チタン中に添加した。この混合液を4時間か
けて110℃に昇温し、110℃に達したところでジイ
ソブチルフタレート90mlを添加し、これより2時間
同温度にて撹拌下保持した。反応後、デカンテーション
法により上澄み液を除去し、さらに、7000mlの四
塩化チタンを添加し、110℃で20分撹拌した後、静
定させて上澄み液を除去する操作を3回繰り返した。続
いて、n−ヘキサン7000ml添加し、室温で20分
撹拌した後、静定させて上澄み液を除去することによ
り、固体触媒成分を得た。
素置換した後、n−ヘキサン6000ml、上記固体触
媒成分200gを含むn−ヘキサン溶液を添加し、内容
物を20℃に保った。続いて、トリエチルアルミニウム
70gを添加し、撹拌下でプロピレン400gを系内2
0℃に保ちながら120分かけて供給した。プロピレン
の供給停止後、さらに20分間撹拌を続けて、反応を完
結した。20分間静定させた後、デカンテーション法に
より上澄み液を除去し、さらにn−ヘキサン6000m
lを添加し、25℃で撹拌した後、静定させて上澄み液
を除去する操作を5回繰り返して予備重合触媒を得た。
00Lの気相流動床タイプの反応槽1基を固液分離装置
を介して直列に連結し、最初の反応槽でプロピレンの単
独重合を液化プロピレン中で行い、次の反応槽では、プ
ロピレンとエチレンの共重合を気相重合で行った。第1
の反応槽には、液化プロピレン、上記(1)で得られた
予備重合触媒成分1.1g/hr(以下、予備重合ポリ
マーを除いた触媒固体量換算とする。)、トリエチルア
ルミニウム1.5g/hr、ジフェニルジメトキシシラ
ン0.65g/hr及び分子量調整剤として水素をプロ
ピレン液中濃度が0.4モル%になるように、連続的に
供給した。重合温度は、70℃、反応槽内のポリマース
ラリー濃度を30重量%、平均滞留時間は1.5時間に
保った。
ら未反応プロピレン及び水素を除去し、得られた重合体
パウダーを連続的に第2槽に供給し、温度を70℃に保
ちながら気相重合を行った。気相のエチレン/モノマー
(エチレン+プロピレン)比=0.26重量比に保っ
た。気相中の水素濃度/モノマー比は0.4モル%であ
った。気相重合を行う際に、電子供与性化合物として酢
酸メチルを共重合活性が酢酸メチル無添加系よりも30
%低下するように、気相重合系の循環ガスラインに供給
した。具体的には、同一エチレン供給量において、ブロ
ック共重合体に占めるゴム含量(ランダム共重合体の割
合)が酢酸メチル無添加系に比べて、30%低下するよ
うに酢酸メチルを加えた。この気相反応槽の平均滞留時
間は3.0時間であった。第2槽から連続的に抜き出さ
れた重合体パウダーは、未反応ガスと分離した後、水蒸
気含有窒素ガスで処理され、15.0kg/hrの生産
速度でプロピレン−エチレンブロック共重合体を得た。
得られた重合体の分析結果を表1に示す。
酸メチルの代わりに表1に示される化合物を用いた以外
は、実施例1と同じような共重合体樹脂構造のプロピレ
ン−エチレンブロック共重合体が得られるように運転条
件を調整した。得られた重合体の分析結果を表1に示
す。
メチルエチルケトンの供給量を、それぞれの化合物を供
給しない系よりも、それぞれ20%及び50%低下させ
る量を添加した以外は、実施例2及び実施例7に示され
る共重合体樹脂構造とほぼ同じプロピレン−エチレンブ
ロック共重合体が得られるように運転条件を調整した。
得られた重合体の分析結果を表2に示す。
チレンブロック共重合体中のランダム共重合体が表3に
示される共重合体樹脂構造をとる以外は、実施例2及び
実施例7と同じように共重合活性が30%低下するよう
に電子供与性化合物を供給してプロピレン−エチレンブ
ロック共重合体を得た。得られた重合体の分析結果を表
3に示す。
相リアクター中に直接窒素ガスにて圧入した以外は、実
施例1と同様に行った。得られた重合体の分析結果を表
3に示す。
系あるいは表1に示す電子供与性化合物を添加した以外
は、実施例1と同じ共重合体樹脂構造のプロピレン−エ
チレンブロック共重合体が得られるように運転条件を調
整した。得られた重合体の分析結果を表4に示す。
物の供給量をそれぞれ、供給しない系よりも、10%低
下させる量を添加した以外は、実施例2及び実施例7に
示される共重合体樹脂構造とほぼ同じプロピレン−エチ
レンブロック共重合体が得られるように運転条件を調整
した。得られた重合体の分析結果を表4に示す。
−エチレンブロック共重合体中のランダム共重合体の固
有粘度が表4に示されるようにした以外は、実施例12
及び実施例14に従って、プロピレン−エチレンブロッ
ク共重合体を得た。得られた重合体の分析結果を表4に
示す。
エチレンブロック共重合体の製造の第2段階の共重合に
おいて、本発明の特定の電子供与性化合物を用い、第2
段階の共重合活性を電子供与性化合物を供給しない場合
の80〜50%に抑制し、ランダム共重合体部分の固有
粘度を3.5〜8.0dl/gにすると、ゲルの発生を
抑え、耐衝撃強度も改良される(実施例)。一方、電子
供与性化合物を第2段階の共重合において使用しない
と、ゲル量の体積占有率及び300μmの割合を低下さ
せることはできない(比較例1)。また、炭素数の多い
脂肪族カルボン酸エステル又は芳香族エステルを用いる
(比較例2〜4)、炭素数の多い脂肪族ケトン又は芳香
族ケトンを用いる(比較例5〜7)、炭素数の多い脂肪
族エーテル又は芳香族エーテルを用いる(比較例8〜1
0)と、ゲル量の体積占有率及び300μmの割合を低
下させることはできない。さらに、第2段階の共重合活
性の低下率を10%にする(比較例12〜13)、プロ
ピレン−エチレンランダム共重合体の固有粘度を大きく
する(比較例14〜15)とゲル量の体積占有率及び3
00μmの割合を低下させることはできない。
共重合体の製造方法は、共重合体のゲル、フィッシュア
イが少なく、衝撃強度を低下させることなく、かつ生産
性を落とすことなく製造する方法であり、得られるプロ
ピレン−エチレンブロック共重合体の製品の外観を損な
うことなく、衝撃強度等の向上を図ることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 (A)マグネシウム、チタン、ハロゲン
および電子供与体を必須成分とする固体触媒成分と
(B)有機アルミニウム化合物とから形成されるチグラ
ー型触媒の存在下に、実質的に不活性溶媒の不存在下、
第1段階においてプロピレンの結晶性単独重合体もしく
は共重合体を製造し、第2段階において該単独重合体も
しくは共重合体の存在下に気相で、プロピレンとエチレ
ンとを共重合させることからなるプロピレン−エチレン
ブロック共重合体の製造法において、該第2段階の共重
合に際し、(i)炭素数3〜7の脂肪族カルボン酸エス
テル類、および(ii)炭素数3〜7の脂肪族ケトン類
から選ばれる少なくとも1種類の電子供与性化合物を共
重合反応系に供給し、第2段階の触媒の共重合反応活性
を該電子供与性化合物を供給しない場合の80〜50%
に抑制し、かつランダム共重合体部分の固有粘度を3.
5〜8.0dl/gにすることを特徴とするプロピレン
−エチレンブロック共重合体の製造方法。 - 【請求項2】 第2段階の共重合反応に供給する電子供
与化合物が(ii)炭素数3〜7の脂肪族ケトン類であ
ることを特徴とする請求項1に記載のプロピレン−エチ
レンブロック共重合体の製造方法。 - 【請求項3】 第2段階の共重合反応に供給する電子供
与化合物が(i)炭素数3〜7の脂肪族カルボン酸エス
テル類であることを特徴とする請求項1に記載のプロピ
レン−エチレンブロック共重合体の製造方法。
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