JP3485531B2 - グラデーション蛍光表示管 - Google Patents

グラデーション蛍光表示管

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    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/02Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
    • H01J29/10Screens on or from which an image or pattern is formed, picked up, converted or stored
    • H01J29/18Luminescent screens
    • H01J29/30Luminescent screens with luminescent material discontinuously arranged, e.g. in dots, in lines
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
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    • H01J31/08Cathode ray tubes; Electron beam tubes having a screen on or from which an image or pattern is formed, picked up, converted, or stored
    • H01J31/10Image or pattern display tubes, i.e. having electrical input and optical output; Flying-spot tubes for scanning purposes
    • H01J31/12Image or pattern display tubes, i.e. having electrical input and optical output; Flying-spot tubes for scanning purposes with luminescent screen
    • H01J31/15Image or pattern display tubes, i.e. having electrical input and optical output; Flying-spot tubes for scanning purposes with luminescent screen with ray or beam selectively directed to luminescent anode segments

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  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、グラデーション
表示のできる蛍光表示管に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来のグラデーション表示型
カラー蛍光表示管の構造を示す。図10(a)は、断面
図を、図10(b)は、図10(a)の矢印X―X方向
の平面図(一部断面)を示す。91は、ガラス基板、9
2は、フロントガラス、93〜96は、サイドガラス、
971〜97nは、アノード電極、981〜98nは、
アノード電極に形成された蛍光体膜、99は、グリッ
ド、100は、陰極用フィラメントである。アノード電
極971〜97nと蛍光体膜981〜98nとにより、
n個の表示セグメントを構成し、それらn個の表示セグ
メントは、図10(b)のパターンに配列してある。蛍
光体膜981〜98nの発光色相は、蛍光体膜毎に段階
的に変化し、いわゆるグラデーション表示を行う。それ
らの蛍光体膜には、2種類以上の蛍光体を混合した蛍光
体を用い、蛍光体膜毎に混合比を変えて、発光色相を段
階的に変化させている。(例えば、特開昭55‐165
557号公報参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のグラデーション
表示型蛍光表示管は、表示セグメント毎に、即ち表示セ
グメントの蛍光体膜毎に蛍光体の混合比を変えなければ
ならない。したがって、表示セグメントがn個の場合に
は、n種類の混合比の蛍光体を造り、n種類の蛍光体ペ
ーストを用意しなければならない。例えば、表示セグメ
ントが10個の場合には、10種類の蛍光体ペーストが
必要になる。また所定のグラデーション表示を行うに
は、各表示セグメントの蛍光体膜の蛍光体は、所定の混
合比で正確に調合したものでなければならないが、蛍光
体膜の発光色相は、その調合により微妙に変わるため、
混合比の管理、調合作業は大変である。
【0004】蛍光体膜の形成には、n種類の蛍光体ペー
ストを使用するから、蛍光体ペーストの塗布作業は、n
回繰返さなければならない。塗布回数が多くなると、先
に塗布した蛍光体ペーストは、その後に使用する塗布用
マスクにより押圧されたり、擦れたりして、或いは後か
ら塗布する蛍光体ペーストに汚染されたりして、蛍光体
膜の発光効率が低下したり、或いは発光色相に色むらが
生じたりすることがある。かつ、ときには先に塗布した
蛍光体ペーストが剥がれてしまうこともある。また先に
塗布した蛍光体ペーストが乾燥しなければ、次の蛍光体
ペーストを塗布することができないため、蛍光体ペース
トの種類が多くなるほど、蛍光体ペーストの塗布工程に
長時間を要し、作業効率が悪くなる。
【0005】従来の蛍光体膜には、寿命の異なる2種類
以上の蛍光体が混合されているため、その寿命の違いに
より発光色相が初期に比べて変化してしまうことがあ
る。従来のグラデーション表示型蛍光表示管は、所望の
グラデーションに合わせて新しい色相の蛍光体を開発し
なければならないが、開発には費用と時間を要するた
め、顧客の所望するグラデーションに即応することがで
きない。本願発明は、これらの問題点を解決するため、
蛍光体を混合することなくグラデーション表示を行うこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明のグラデーショ
ン蛍光表示管は、アノード電極に蛍光体膜を形成した表
示セグメントを複数個備え、その表示セグメントの蛍光
体膜は、発光色相の異なる蛍光体膜を並置して構成し、
その発光色相の異なる蛍光体膜の面積比が表示セグメン
ト毎に段階的に変化するように表示セグメントを配列し
てある。本願発明のグラデーション蛍光表示管は、アノ
ード電極に蛍光体膜を形成した表示セグメントを複数個
備え、その表示セグメントの蛍光体膜は、発光彩度又は
発光明度の異なる蛍光体膜を並置して構成し、その発光
彩度又は発光明度の異なる蛍光体膜の面積比が表示セグ
メント毎に段階的に変化するように表示セグメントを配
列してある。本願発明のグラデーション蛍光表示管は、
アノード電極に蛍光体膜を形成した表示セグメントを複
数個備え、その表示セグメントの蛍光体膜は、全て色相
が同じ1種類の蛍光体膜により構成し、その表示セグメ
ントの蛍光体膜の幅は、表示セグメント毎に段階的に広
くなり、その表示セグメントの間隔は、段階的に狭くな
るように表示セグメントを配列してある。本願発明のグ
ラデーション蛍光表示管は、アノード電極に蛍光体膜を
形成した表示セグメントを複数個備え、その表示セグメ
ントの内少なくとも2個の表示セグメントの蛍光体膜
は、夫々発光色相、発光彩度又は発光明度が異なる1種
類の蛍光体膜により構成し、その2個の表示セグメント
の間の表示セグメントの蛍光体膜は、前記2個の表示セ
グメントを構成する蛍光体膜を並置して構成し、その蛍
光体膜の面積比が表示セグメント毎に段階的に変化する
ように表示セグメントを配列してある。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本願発明の第1実施形態
に係るガラス基板の構造を示す。図1(a)は、平面図
を、図1(b)、(c)は、図1(a)のU−U部分の
断面図を示す。図1(b)と図1(c)は、同じ箇所の
断面図であるが、蛍光体膜の構造が相異している。11
は、ガラス基板、121〜125は、アノード電極、1
31〜135は、アノード電極に形成された蛍光体膜で
ある。アノード電極121〜125と蛍光体膜131〜
135とにより、5個の表示セグメントを構成し、それ
ら5個の表示セグメントは、図1(a)のパターンに配
列してある。
【0008】まず図1(a)、(b)について説明す
る。蛍光体膜131〜135は、発光色相Y(例えば黄
色)と発光色相B(例えば青色)の2種類の蛍光体膜を
組合わせて構成してある。蛍光体膜131は、発光色相
Yの蛍光体膜のみにより構成し、蛍光体膜135は、発
光色相Bの蛍光体膜のみにより構成してあるが、蛍光体
膜132、133、134は、発光色相Yの蛍光体膜と
発光色相Bの蛍光体膜とを並置して構成してある。蛍光
体膜132、133、134は、発光色相Yの蛍光体膜
と発光色相Bの蛍光体膜を、面積比で、発光色相Yの蛍
光体膜の面積が、例えば2/3、1/2、1/3のよう
に、順次小さくなるように構成してある。
【0009】このように構成することにより、人間の目
には、蛍光体膜131〜135の発光色は、例えば、
黄、黄緑、緑、青緑、青として認識され、色相のグラデ
ーションを生じる。これは、複数の色を並置した場合、
人間の目にはそれらの混色として認識されることによ
る。なお上記2種類の蛍光体膜を並置する場合、両蛍光
体膜の間にギャップがあっても、そのギャップが0.1
5〜0.2mm程度ならば、混色として認識される。
【0010】このように本実施形態は、発光色相Yの蛍
光体膜と発光色相Bの蛍光体膜とが発光する2種類の色
相により、5種類の色相を発生してグラデーション表示
を行っている。従来のグラデーション表示型蛍光表示管
の製造には、5種類の混合比の蛍光体が必要になるが、
本実施形態は、2種類でよい。本実施形態は、表示セグ
メントが5個の場合について説明したが、表示セグメン
トの個数をさらに多くして、発光色相Yの蛍光体膜と発
光色相Bの蛍光体膜の面積比を、さらに細分化すれば、
色相の変化はより滑らかになる。この場合、表示セグメ
ントが、例えば10個になっても、使用する蛍光体は、
発光色相Yと発光色相Bとの2種類でよい。
【0011】蛍光体膜131〜135は、周知の印刷法
より形成することができる。即ち発光色相Yの蛍光体ペ
ーストまたは発光色相Bの蛍光体ペーストのいずれか一
方をまず印刷し、次に他方を印刷して形成する。
【0012】次に図1(c)について説明する。図1
(c)は、図1(b)と同じパターンであるが、発光色
相Yの蛍光体膜と発光色相Bの蛍光体膜とを並置する構
造が、図1(b)と相異している。図1(c)は、アノ
ード電極122、123、124に発光色相Bの蛍光体
膜を形成し、その上に発光色相Yの蛍光体膜を形成して
ある。両蛍光体膜が露出する部分の面積比は、図1
(b)と同じである。
【0013】図1(c)の構造は、発光色相Yの蛍光体
膜と発光色相Bの蛍光体膜とを、同一平面上で突き合せ
る形式でないから、両蛍光体膜の間にギャップができな
い。なお図1(c)の構造は、両蛍光体膜の重なる部分
が生じるが、蛍光表示管は、低速電子線を用いているた
め、フィラメントからの電子が発光色相Yの蛍光体膜を
通過して下層の発光色相Bの蛍光体膜に到達することは
ない。したがって、両蛍光体膜の重なる部分で、混色が
生じることはない。
【0014】蛍光体膜131〜135は、周知の印刷法
より形成することができる。即ちまず発光色相Bの蛍光
体ペーストを印刷し、次に発光色相Yの蛍光体ペースト
を印刷して形成する。
【0015】図2は、本願発明の第2実施形態に係るガ
ラス基板の平面図で、5個の表示セグメントにより、発
光彩度又は発光明度のグラデーション表示を行う例を示
す。21は、ガラス基板、231〜235は、アノード
電極に形成した蛍光体膜である。蛍光体膜231は、発
光彩度又は発光明度B1の蛍光体膜により、蛍光体膜2
35は、発光彩度又は発光明度B2の蛍光体膜によりそ
れぞれ構成してあるが、蛍光体膜232、233、23
4は、両蛍光体膜を並置して構成してある。両蛍光体膜
を並置する場合、発光彩度又は発光明度B1の蛍光体膜
と発光彩度又は発光明度B2の蛍光体膜は、面積比で、
発光彩度又は発光明度B1の蛍光体膜の面積が、例えば
2/3、1/2、1/3のように、順次小さくなるよう
に構成してある。このように本実施形態は、発光彩度又
は発光明度B1の蛍光体膜と発光彩度又は発光明度B2
の蛍光体膜とが発光する2種類の彩度又は明度の色によ
り、5種類の彩度又は明度の色を発生してグラデーショ
ン表示を行っている。
【0016】図3は、本願発明の第3実施形態に係るガ
ラス基板の平面図で、3種類の発光色相の蛍光体膜を用
いて、色相のグラデーション表示を行う例を示す。31
は、ガラス基板、331〜339は、アノード電極に形
成した蛍光体膜である。図3は、基本的には図1(b)
と同じであるが、発光色相R、Y、Bの3種類の蛍光体
膜を用いている点が、図1(b)と相異している。蛍光
体膜331、335、339は、それぞれ発光色相R、
Y又はBの1種類の蛍光体膜のみにより構成してある
が、蛍光体膜332〜334は、発光色相Rと発光色相
Yの2種類の蛍光体膜を並置して構成し、蛍光体膜33
6〜338は、発光色相Yと発光色相Bの2種類の蛍光
体膜を並置して構成してある。図3の蛍光体膜は、発光
色相が3種類の場合について説明したが、4種類以上で
あってもよい。
【0017】図4は、本願発明の第4実施形態に係るガ
ラス基板の構造を示す。図4(a)は、平面図を、図4
(b)は、図4(a)のZ―Z部分の断面図を示す。図
4は、図1と同じように2種類の発光色相の蛍光体膜を
用いて、色相のグラデーション表示を行う例であるが、
図1とアノード電極の形状が相異している。41は、ガ
ラス基板、421〜425は、アノード電極、431〜
435は、アノード電極に形成した蛍光体膜である。
【0018】アノード電極421〜425と蛍光体膜4
31〜435とにより、5個の表示セグメントを構成
し、それら5個の表示セグメントは、図4(a)のパタ
ーンに配列してある。アノード電極421〜425及び
蛍光体膜431〜435は、それぞれ幅が段階的に変化
している。したがって、各表示セグメントの発光面積も
段階的に変化する。蛍光体膜431〜435には、発光
色相Yと発光色相Bの2種類の蛍光体膜を用いている。
蛍光体膜431は、発光色相Yの蛍光体膜のみにより構
成し、蛍光体膜435は、発光色相Bの蛍光体膜のみに
より構成してあるが、蛍光体膜432、433、434
は、発光色相Yの蛍光体膜と発光色相Bの蛍光体膜の2
種類の蛍光体膜を並置して構成してある。蛍光体膜43
2、433、434は、発光色相Yの蛍光体膜と発光色
相Bの蛍光体膜を、面積比で、発光色相Yの蛍光体膜の
面積が、例えば2/3、1/2、1/3のように、順次
小さくなるように形成してある。
【0019】本実施形態は、表示セグメント幅を段階的
に変化させることにより、色相のグラデーションに加え
て、発光面積も変化するため、グラデーションの効果が
一層高くなる。本実施形態は、アノード電極と蛍光体膜
の幅をともに変えて、表示セグメントの幅を変える例に
ついて説明したが、後述する図9(d)のようにベタ状
のアノード電極を用いた場合には、蛍光体膜の幅を変え
るのみでよい。
【0020】図5は、本願発明の第5実施形態に係るガ
ラス基板の構造を示す。図5(a)は、平面図、図5
(b)は、図5(a)のV―V部分の断面図を示す。5
1は、ガラス基板、521〜527は、アノード電極、
531〜537は、アノード電極に形成した蛍光体膜で
ある。アノード電極521〜527と蛍光体膜531〜
537とにより、7個の表示セグメントを構成し、それ
ら7個の表示セグメントは、図5(a)のパターンに配
列してある。アノード電極521〜527及び蛍光体膜
531〜537は、左から右へ幅が段階的に広くなる
が、それらの間隔(表示セグメントの間隔)は、段階的
に狭くなるように配置してある。蛍光体膜531〜53
7は、1種類の発光色相(例えば緑)の蛍光体膜のみに
より構成してある。図5の場合、各表示セグメントの発
光色相は、同じ緑であるが、各表示セグメントの幅と間
隔が相異するため、蛍光体膜531は、淡い緑に感じ、
蛍光体膜532〜536は、順次濃い緑に感じ、蛍光体
膜537は、最も濃い緑に感じる。即ち一種のグラデー
ション効果を奏することができる。
【0021】図6は、本願発明の第6実施形態に係り、
前記各実施形態と表示セグメントの配列パターンが相異
している。図6(a)は、7個の表示セグメントから成
る日文字パターンによりグラデーション表示を行う例
で、631〜634は、1〜4桁目の表示セグメント群
を示す。各表示セグメントの蛍光体膜には、発光色相
R、Y、Bの蛍光体膜を用いている。表示セグメントの
発光色相は、各桁の表示セグメント群内において左から
右へ変化し、かつ桁順に左から右へ変化する。その発光
色相の変化は、前記各実施形態と同様に、発光色相R、
Y、Bの蛍光体膜の面積比を変えて行う。
【0022】図6(b)は、7×7個の表示セグメント
をマトリクス状に配列したパターンでグラデーション表
示を行う例である。各表示セグメントの発光色相は、矢
印A方向、矢印B方向及び対角線方向へ、発光色相Yか
ら発光色相Bへ段階的に変化する。その発光色相の変化
は、前記各実施形態と同様に、発光色相Y、Bの蛍光体
膜の面積比を変えて行う。
【0023】図7は、本願発明の第7実施形態に係り、
表示セグメント群毎にグラデーション表示を行う例であ
る。図7(a)は、バー状表示セグメント2個を1群と
して、群毎に発光色相を順次変化させて、グラデーショ
ン表示を行う。各表示セグメントの蛍光体膜651〜6
58が発光する色相は、蛍光体膜651と652、65
3と654、655と656、657と658の群単位
で順次変化する。図7(b)は、7個の表示セグメント
から成る日文字パターンにおいて、桁順に発光色相を順
次変化させて、グラデーション表示を行う。661〜6
64は、1〜4桁目の表示セグメント群を示す。同一表
示セグメント群の7個の表示セグメントは、同じ色相を
発光するが、各群は、桁毎に異なる色相を発光する。
【0024】図8は、本願発明の第8実施形態に係り、
各表示セグメントの蛍光体膜を構成する発光色相等の異
なる蛍光体膜の配列パターンを示す。図8(a)の場合、
蛍光体膜671、675は、1種類の蛍光体膜のみによ
り構成し、蛍光体膜672、673、674は、膜面を
3分割して、2種類の蛍光体膜を並置して構成してあ
る。図8(b)の場合、表示セグメントの蛍光体膜68
1、685は、1種類の蛍光体膜のみにより構成し、蛍
光体膜682、683、684は、膜面を格子状に12
分割して、2種類の蛍光体膜を並置して構成してある。
本実施形態のように、表示セグメントの蛍光体膜面の分
割数が多くなると、各表示セグメントの発光色相の混色
は、発光面の全面において均一になる。
【0025】図9は、本願発明の第9実施形態に係るア
ノード電極の構造を示す。図9(a)は、ガラス基板の
平面図を示し、図9(b)、(c)、(d)は、図9
(a)のW−W部分の3種類の断面図を示す。いずれの
場合も、アノード電極と蛍光体膜により5個の表示セグ
メントを構成し、それらの5個の表示セグメントは、図
9(a)のパターンに配列してある。81は、ガラス基
板、831〜835は、アノード電極に形成した蛍光体
膜である。
【0026】図9(b)の場合、5個の表示セグメント
のアノード電極821〜825は、いずれも同一の形状
で、それらアノード電極に蛍光体膜831〜835を形
成してある。
【0027】図9(c)の場合、5個の表示セグメント
のアノード電極は、それらのアノード電極に形成する蛍
光体膜831〜835の構成に対応して分割してある。
蛍光体膜831、835は、それぞれ発光色相Y又はB
の1種類の蛍光体膜により構成してある。それらの蛍光
体膜を形成してあるアノード電極841、845は、分
割してない。蛍光体膜832、833、834は、発光
色相Yと発光色相Bの2種類の蛍光体膜により構成して
ある。それらの蛍光体膜を形成してあるアノード電極
は、それぞれ8421と8422、8431と843
2、8441と8442に分割してある。分割した各々
の電極の間にギャップがあっても、そのギャップが充分
狭ければ、混色として認識される。
【0028】図9(c)の構造の場合には、電着法によ
り蛍光体膜831〜835を形成することができる。こ
の場合、印刷法に比べて、塗布用のマスクの使用による
蛍光体膜の発光効率の低下や発光色相の色むらの発生が
低減する。
【0029】図9(d)の場合、アノード電極は、5個
の表示セグメントに共通のベタ状アノード電極85のみ
で、そのアノード電極85に、5個の表示セグメントの
蛍光体膜831〜835を形成してある。以上の各実施
の形態においては、1個の表示セグメントに並置する蛍
光体膜は、2種類の場合について説明したが、3種類で
あってもよい。その場合、赤、緑、青の発光色相を有す
る3種類の蛍光体膜を用い、それらの蛍光体膜の面積比
を調整することにより、あらゆる色相のグラデーション
表示を行うことができる。
【0030】
【発明の効果】本願発明は、1個の表示セグメントの蛍
光体膜を、発光する色相が異なる複数の蛍光体膜を並置
して構成するから、1個の表示セグメントが発光する色
相は、それら複数の蛍光体膜が発光する色相の混合色相
となる。したがって、本願発明は、それら複数の蛍光体
膜の面積比を変えるのみで、多種類の発光色相を発生す
ることができる。また本願発明は、発光色相と同様に、
発光彩度又は発光明度の異なる蛍光体膜を並置すること
により、多種類の発光彩度又は発光明度を発生すること
ができる。本願発明は、並置する蛍光体膜の面積比を変
えるのみで、各表示セグメントが発光する色相、彩度、
明度を変えることができるから、表示セグメント毎に、
並置する蛍光体膜の面積比を段階的に変えることによ
り、発光色相、発光彩度、発光明度のグラデーション表
示を行うことができる。
【0031】本願発明は、並置する蛍光体膜の面積比を
変えるのみで、各表示セグメントが発光する色相、彩
度、明度を変えることができるから、従来のグラデーシ
ョン表示型蛍光表示管のように、表示セグメントの個数
に相当する種類の混合比の蛍光体を造る必要がない。し
たがって、本願発明は、蛍光体膜の形成に必要な蛍光体
の種類が少なくてよい。本願発明は、蛍光体の種類が少
なくてよいから、蛍光体膜の塗布回数が少なくなり、塗
布作業が簡単になる。また蛍光体の混合比の管理、調合
作業も容易になる。本願発明は、蛍光体膜の塗布回数が
少なくなるから、塗布作業の際、先に塗布した蛍光体膜
にダメージを与えたり、その蛍光体膜を汚染したりする
ことが少ない。したがって、本願発明は、グラデーショ
ン表示の品質が向上し、かつ蛍光表示管の製造時の歩留
まりが向上する。
【0032】本願発明は、各表示セグメントの蛍光体膜
を全て同じ色相の一種類の蛍光体膜により構成し、各表
示セグメントの蛍光体膜の幅を段階的に広くし、各表示
セグメントの間隔を段階的に狭くすることにより一種類
の色相による一種のグラデーション効果を奏することが
できる。本願発明は、各表示セグメントの発光面積を段
階的に変化させることによりグラデーション効果を奏す
ることができる。本願発明は、顧客の所望するグラデー
ションに合わせて、その都度新しい色相等の蛍光体を開
発しなくてよいから、蛍光体の開発費が小さく、開発期
間も短くなる。したがって本願発明は、顧客の所望する
グラデーションに即応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施形態に係るガラス基板の平
面図と断面図である。
【図2】本願発明の第2実施形態に係るガラス基板の平
面図である。
【図3】本願発明の第3実施形態に係るガラス基板の平
面図である。
【図4】本願発明の第4実施形態に係るガラス基板の平
面図と断面図である。
【図5】本願発明の第5実施形態に係るガラス基板の平
面図と断面図である。
【図6】本願発明の第6実施形態に係る表示セグメント
パターンの平面図である。
【図7】本願発明の第7実施形態に係り、表示セグメン
ト群単位でグラデーション表示を行う表示セグメントパ
ターンの平面図である。
【図8】本願発明の第8実施形態に係る蛍光体膜の配列
パターンの平面図である。
【図9】本願発明の第9実施形態に係るガラス基板の平
面図とアノード電極の断面図である。
【図10】従来のグラデーション表示型蛍光表示管の断
面図とそのガラス基板の平面図である。
【符号の説明】
11、21、31、41、51、81 ガラス基板 121〜125、421〜425、521〜527、8
21〜825、841〜845、85 アノード電極 131〜135、231〜235、331〜339、4
31〜435、531〜537、651〜658、67
1〜675、681〜685、831〜835蛍光体膜 631〜634、661〜664 表示セグメント群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−102891(JP,A) 特開 昭59−114732(JP,A) 特開 昭55−60258(JP,A) 実開 昭62−23057(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 31/15

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アノード電極に蛍光体膜を形成した表示セ
    グメントを複数個備え、その表示セグメントの蛍光体膜
    は、発光色相の異なる蛍光体膜を並置して構成し、その
    発光色相の異なる蛍光体膜の面積比表示セグメント
    に段階的に変化するように表示セグメントを配列してあ
    ことを特徴とするグラデーション蛍光表示管。
  2. 【請求項2】アノード電極に蛍光体膜を形成した表示セ
    グメントを複数個備え、その表示セグメントの蛍光体膜
    は、発光彩度又は発光明度の異なる蛍光体膜を並置して
    構成し、その発光彩度又は発光明度の異なる蛍光体膜の
    面積比表示セグメント毎に段階的に変化するように表
    示セグメントを配列してあることを特徴とするグラデー
    ション蛍光表示管。
  3. 【請求項3】アノード電極に蛍光体膜を形成した表示セ
    グメントを複数個備え、その表示セグメントの蛍光体膜
    は、全て色相が同じ1種類の蛍光体膜により構成し、そ
    の表示セグメントの蛍光体膜の幅は、表示セグメント
    に段階的に広くなり、その表示セグメントの間隔は、段
    階的に狭くなるように表示セグメントを配列してある
    とを特徴とするグラデーション蛍光表示管。
  4. 【請求項4】アノード電極に蛍光体膜を形成した表示セ
    グメントを複数個備え、その表示セグメントの内少なく
    とも2個の表示セグメントの蛍光体膜は、夫々発光色
    相、発光彩度又は発光明度が異なる1種類の蛍光体膜に
    より構成し、その2個の表示セグメントの間の表示セグ
    メントの蛍光体膜は、前記2個の表示セグメントを構成
    する蛍光体膜を並置して構成し、その蛍光体膜の面積比
    が表示セグメント毎に段階的に変化するように表示セグ
    メントを配列してあることを特徴とするグラデーション
    蛍光表示管。
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