JP3485452B2 - 濾波増幅器 - Google Patents

濾波増幅器

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JP3485452B2 JP25734697A JP25734697A JP3485452B2 JP 3485452 B2 JP3485452 B2 JP 3485452B2 JP 25734697 A JP25734697 A JP 25734697A JP 25734697 A JP25734697 A JP 25734697A JP 3485452 B2 JP3485452 B2 JP 3485452B2
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昭 高山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低域フィルタ、高
域フィルタ、あるいは帯域フィルタ等の濾波回路を増幅
器に接続したいわゆる濾波増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】低域フィルタを用いた従来の濾波増幅器
を図2に従って説明する。図2において、増幅素子には
エミッタ接地型のトランジスタ21が使用され、トラン
ジスタ21の出力端であるコレクタにはチョ−クインダ
クタ22を介して電源電圧Bが印加されるとともに、ベ
−スにはバイアス抵抗23、24によってバイアス電圧
が与えられている。
【0003】また、トランジスタ21のコレクタには濾
波回路であるπ型2区間の定K型低域フィルタ25が接
続されている。即ち、トランジスタ21のコレクタと出
力端子26との間に第一のインダクタ25a、第二のイ
ンダクタ25bが直列に接続され、コレクタとグランド
との間、第一のインダクタ25aと第二のインダクタ2
5bとの接続点とグランドとの間、出力端26とグラン
ドとの間にはそれぞれシャントコンデンサ25c、25
d、25eが接続されている。そして、入力端子27に
入力された信号のうち、低域フィルタ25のカットオフ
周波数以下の周波数信号が増幅されて出力端子26に出
力されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図2に示す従来の濾波
増幅器では増幅素子であるトランジスタ21のコレクタ
にはチョ−クインダクタ22によって電源電圧Bを給電
しているので、コレクタの電圧は電源電圧Bと同じにな
りトランジスタ21のコレクタ、エミッタ間の電圧を高
くできる。しかし、その反面チョ−クインダクタ22が
高価になり、また、このままではトランジスタ21の出
力インピ−ダンスと低域フィルタ25のインピ−ダンス
(公称インピ−ダンス)とが整合しないという問題を有
している。
【0005】ところで、トランジスタ21の出力インピ
−ダンスと低域フィルタ25のインピ−ダンスとを整合
させるためにはチョ−クインダクタ22を給電抵抗に置
換して、この給電抵抗の抵抗値をほぼ低域フィルタ25
のインピ−ダンスに設定すればよい。しかし、そのよう
にすると給電抵抗による電圧降下のため、トランジスタ
21のコレクタ、エミッタ間の電圧が低くなってトラン
ジスタが適切なバイアス条件で動作させることができな
くなるという問題がある。特に、トランジスタ21に比
較的大きなコレクタ電流を流す場合には給電抵抗の電圧
降下による影響が無視できなくなる。この問題も電源電
圧Bを高くすれば解決するが、電源電圧をできるだけ低
くしようとする携帯用の機器には採用できない。そこ
で、本発明の濾波増幅器は、増幅素子に印加する電圧が
低くならず、また、増幅素子の出力インピ−ダンスと濾
波回路とのインピ−ダンス整合が容易な濾波増幅器を実
現する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の濾波増幅器は、出力端を有する増幅素子
と、前記出力端に接続される濾波回路とを備え、前記濾
波回路は前記出力端に一端が接続されたインダクタを少
なくとも有し、前記出力端に一端が接続された第一の給
電抵抗を介して前記増幅素子に電源電圧を印加するとと
もに、第二の給電抵抗を介して前記インダクタの他端側
に前記電源電圧を印加した。
【0007】また、本発明の濾波増幅器は、前記第二の
給電抵抗を前記濾波回路の出力端に接続するとともに前
記第一の給電抵抗の抵抗値と前記第二の給電抵抗の抵抗
値とをほぼ同じにした。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の濾波増幅器を図1
に従って説明する。図1において、増幅素子にはエミッ
タ接地型のトランジスタ1が使用され、トランジスタ1
の出力端であるコレクタには第一の給電抵抗2を介して
電源電圧Bが印加されるとともに、ベ−スにはベ−スバ
イアス抵抗3、4によってバイアス電圧が与えられてい
る。また、エミッタはバイアス抵抗5とこれに並列のバ
イパスコンデンサ6でグランドに接続されている。
【0009】トランジスタ1のコレクタには濾波回路で
あるπ型2区間の定K型低域フィルタ7が接続されてい
る。即ち、定K型低域フィルタ7は互いに直列に接続さ
れた第一のインダクタ7a、第二のインダクタ7bと、
これらのインダクタ7a、7bの両端、および第一のイ
ンダクタ7aと第二のインダクタ7bとの接続点をグラ
ンドにシャントするコンデンサ7c、7b、7eとから
構成されている。そして、第一のインダクタ7aの一端
がトランジスタ1のコレクタに接続され、第二のインダ
クタ7bの一端が出力端子8に接続されている。さら
に、第二のインダクタ7bの一端、即ち、出力端子8に
第二の給電抵抗9が接続され、この第二の給電抵抗9を
介して電源電圧Bがトランジスタ1のコレクタに印加さ
れるようになっている。そして、入力端子10に入力さ
れた信号のうち、低域フィルタ7のカットオフ周波数以
下の周波数信号が増幅されて出力端子8に出力されるよ
うになっている。
【0010】そして、電源とトランジスタ1のコレクタ
との間に第一の給電抵抗2と第二の給電抵抗9とが並列
に接続されることになるので、電源とコレクタ間の電圧
降下が少なくなってコレクタの電圧を高くすることがで
きる。また、ベ−スバイアス電圧を大きくすることによ
ってコレクタ電流を増加させることができるので大振幅
動作が可能となる。この場合、第二の給電抵抗9を第一
のインダクタ7aと第二のインダクタ7bとの接続点か
ら電源に接続してもよい。
【0011】ところで、定K型低域フィルタ7は、一般
には数十オ−ム乃至数百オ−ムの公称インピ−ダンス
(単にインピ−ダンスという)を有するように設計され
ており、このインピ−ダンスをトランジスタ1のコレク
タにおける出力インピ−ダンスと整合させる必要があ
る。トランジスタ1の出力インピ−ダンスは通常定K型
低域フィルタ7のインピ−ダンスよりも大きいので、第
一の給電抵抗2の抵抗値をほぼ100オ−ムに設定する
ことによってこの第一の給電抵抗2を含めたトランジス
タ1の出力インピ−ダンスを定K型低域フィルタ7のイ
ンピ−ダンスに整合させるようにしている。
【0012】同様に、第二の給電抵抗9の抵抗値を数十
オ−ム乃至100オ−ムに設定することによって、出力
端子8に接続される負荷インピ−ダンス(図示せず)が
定K型低域フィルタのインピ−ダンスよりも大きい場合
でも負荷インピ−ダンスに整合させることができる。こ
のように、第一の給電抵抗2と第二の給電抵抗9とを定
K型の低域フィルタ7の両端に設けたのでこれらの給電
抵抗2、9の抵抗値を適宜に設定することによって定K
型低域フィルタと増幅素子のトランジスタ1とのインピ
−ダンス整合と、定K型低域フィルタと負荷インピ−ダ
ンスとの整合を得ることができる。
【0013】以上までは、濾波回路として2区間の定K
型低域フィルタ7を用いて説明したが、1区間の定K型
低域フィルタを用いいても同様に実施可能であることは
勿論である。また、低域型のフィルタに限らず並列型の
誘導M型ハイパスフィルタ、並列型の誘導M型ロ−パス
フィルタ、あるいは並列型の誘導M型帯域フィルタを用
いた濾波増幅器も構成できる。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明の濾波増幅器は、
出力端を有する増幅素子と、この出力端に接続される濾
波回路とを備え、濾波回路は増幅素子の出力端に一端が
接続されたインダクタを少なくとも有し、この出力端に
一端が接続された第一の給電抵抗を介して増幅素子に電
源電圧を印加するとともに、第二の給電抵抗を介してイ
ンダクタの他端側に電源電圧を印加したので、電源とト
ランジスタのコレクタとの間に第一の給電抵抗2と第二
の給電抵抗9とが並列に接続されることになり、電源と
コレクタ間の電圧降下が少なくなってコレクタの電圧を
高くすることができる。また、ベ−スバイアス電圧を大
きくすることによってコレクタ電流を増加させることが
できるので大振幅動作が可能となる。
【0015】また、本発明の濾波増幅器は、第二の給電
抵抗を濾波回路の出力端に接続するとともに第一の給電
抵抗の抵抗値と第二の給電抵抗の抵抗値とをほぼ同じに
したので、これらの二つの給電抵抗の抵抗値を適宜に設
定することによって濾波回路と増幅素子とのインピ−ダ
ンス整合と、また、濾波回路と負荷インピ−ダンスとの
整合を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の濾波増幅器の回路図である。
【図2】従来の濾波増幅器の回路図である。
【符号の説明】
1 トランジスタ 2 第一の給電抵抗 3、4、 ベ−スバイアス抵抗 5 エミッタバイアス抵抗 6 バイパスコンデンサ 7 定K型低域フィルタ 7a 第一のインダクタ 7b 第二のインダクタ 7c、7b、7d シャントコンデンサ 8 出力端子 9 第二の給電抵抗 10 入力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 11/04 H03F 3/191

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力端を有する増幅素子と、前記出力端
    に接続される濾波回路とを備え、前記濾波回路は前記出
    力端に一端が接続されたインダクタを少なくとも有し、
    前記出力端に一端が接続された第一の給電抵抗を介して
    前記増幅素子に電源電圧を印加するとともに、第二の給
    電抵抗を介して前記インダクタの他端側に前記電源電圧
    を印加したことを特徴とする濾波増幅器。
  2. 【請求項2】 前記第二の給電抵抗を前記濾波回路の出
    力端に接続するとともに前記第一の給電抵抗の抵抗値と
    前記第二の給電抵抗の抵抗値とをほぼ同じにしたことを
    特徴とする請求項1記載の濾波増幅器。
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