JP3485003B2 - ラミネート金属板の製造方法 - Google Patents

ラミネート金属板の製造方法

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JP3485003B2
JP3485003B2 JP34036498A JP34036498A JP3485003B2 JP 3485003 B2 JP3485003 B2 JP 3485003B2 JP 34036498 A JP34036498 A JP 34036498A JP 34036498 A JP34036498 A JP 34036498A JP 3485003 B2 JP3485003 B2 JP 3485003B2
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    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は容器用フイルムラミ
ネート金属板に関するものである。更に詳しくは成形
性、耐衝撃性、味特性、耐レトルト白化性に優れる、絞
り加工やしごき成形等の成形加工によって製造される金
属缶の蓋や胴の素材に好適なラミネート金属板の製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、金属缶の缶内面及び外面は腐食防
止を目的として、エポキシ系、フェノール系等の各種熱
硬化性樹脂を溶剤に溶解または分散させたものを塗布
し、金属表面を被覆することが広く行われてきた。しか
しながら、このような熱硬化性樹脂の被覆方法は塗料の
乾燥に長時間を要し、生産性が低下したり、多量の有機
溶剤による環境汚染など好ましくない問題がある。
【0003】これらの問題を解決する方法として、金属
缶の材料である鋼板、アルミニウム板等の金属板あるい
は該金属板にめっき等各種の表面処理を施した金属板に
フイルムをラミネートする方法がある。そして、フイル
ムのラミネート金属板を絞り成形やしごき成形加工して
金属缶を製造する場合、ラミネート金属板には次のよう
な特性が要求される。 (1)フィルムと金属板との接着性に優れていること。 (2)成形性に優れ、成形後にピンホールなどの欠陥を
生じないこと。 (3)金属缶に対する衝撃によって、フイルムが剥離し
たり、クラック、ピンホールが発生したりしないこと。 (4)缶の内容物の香り成分がフイルムに吸着したり、
フイルムの臭いによって内容物の風味がそこなわれない
こと(以下味特性と記載する)。 (5)絞り成形や蓋成形の後、印刷やシール剤硬化のた
め、あるいは内容物充填後の蒸気殺菌工程において、加
熱を受けた際に、フィルム外観が白く変色しないこと
(耐レトルト白化性)。
【0004】これらの要求を解決するために多くの提案
がなされており、例えば特開平2−57339号公報に
は特定の結晶性を有する金属板ラミネート用共重合ポリ
エステルフイルム等が開示されている。しかしながら、
これらの提案は上述のような多岐にわたる要求特性を総
合的に満足できるものではなく、特に優れたラミネート
性と優れた味特性が要求される用途では十分に満足でき
るレベルにあるとは言えなかった。
【0005】また、特開平10−44233号公報に
は、特定の構造を有する金属板ラミネート用ポリエステ
ルフイルム等が開示されている。この提案によって多岐
にわたる要求特性が解決されるが、缶に成形する際の成
形加工熱や成形後の加熱工程、内容物の充填後の高温殺
菌工程で、密着性の劣化やフィルム外観の白化、加工性
の劣化等が生じる難点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記し
た従来技術の問題点を解消することにあり、成形性、耐
熱性、耐衝撃性、味特性に優れるラミネート金属板の製
造方法、特に絞り成形やしごき成形等の成形加工によっ
て製造される成形性、耐衝撃性、味特性、耐レトルト白
化性に優れた金属缶の素材に好適なラミネート金属板の
製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した本発明の目的
は、以下の手段によって達成できる。
【0008】(1)構成単位の93モル%以上がエチレ
ンテレフタレート単位であるポリエステルからなり、X
線回折測定により得られる(100)面の結晶サイズχ
が6nm以下である二軸延伸ポリエステルフィルムを金
属板の少なくとも片面にラミネートする際に、ラミネー
ト開始時の金属板の温度T0をフィルムの融点Tf以上、
ラミネートロールニップ出側の金属板の温度T1をフィ
ルムの融点Tf以下にするとともに、更に下式で定義さ
れるラミネートインデックスKを1〜20msecの範
囲内にしてラミネートすることを特徴とするラミネート
金属板の製造方法。 K=(T0−Tf)×t/(T0−T1) 但し、t:ニップ時間
【0009】 (2)前記(1)において、前記ラミネ
ート開始時の金属板の温度T 0 をフィルムの融点T f +2
℃〜30℃の範囲内にすることを特徴とするラミネート
金属板の製造方法。 (3)前記(1)又は(2)において、前記(1)又は
(2)に記載の方法でラミネートした後、水冷する工程
を備え、ラミネート後水冷までの時間を5sec未満と
することを特徴とするラミネート金属板の製造方法。 (4)前記(1)乃至(3)において、ラミネートロー
ル直径とラミネート速度との比率を0.3sec以下に
してラミネートすることを特徴とするラミネート金属板
の製造方法。)前記(1)乃至(4)において、ニップ時間tが
0.005〜0.05secの範囲内であることを特徴
とするラミネート金属板の製造方法。
【0010】 ()前記(1)乃至(5)において、
ポリエステルの構成単位の96モル%以上がエチレンテ
レフタレート単位であることを特徴とするラミネート金
属板の製造方法。
【0011】 ()前記(1)乃至(6)において、
フィルムの面配向係数が0.15以下であることを特徴
とするラミネート金属板の製造方法。
【0012】 ()前記(1)乃至(7)において、
ポリエステルの融点が246℃以上、280℃以下であ
ることを特徴とするラミネート金属板の製造方法。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、鋭意検討の結果、構成
単位の93モル%以上がエチレンテレフタレート単位で
あるポリエステルを二軸延伸し特定のX線回折測定によ
り得られる(100)面の結晶サイズχを有するフィル
ムを用いて、ラミネートの際の熱履歴を制御することに
より、製缶工程での加熱履歴を経た後も、成形性、味特
性が良好で、特に耐衝撃性と耐白化性に優れるラミネー
ト鋼板が得られることを見出したことに基くものであ
る。
【0014】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明で用いるエチレンテレフタレートを主たる構成成分
とするポリエステルとは、レトルト処理などの熱処理の
後で味特性を良好にする点で、エチレンテレフタレート
単位が93モル%以上であることが必要であり、より好
ましくは96モル%以上であると金属缶に飲料を長期充
填しても味特性が良好であるので望ましい。
【0015】一方、味特性を損ねない範囲で他のジカル
ボン酸成分、グリコール成分を共重合してもよく、ジカ
ルボン酸成分としては、例えばイシフタル酸、ナフタレ
ンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニル
スルホンジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン
酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、フタル酸等の
芳香族ジカルボン酸、シュウ酸、コハク酸、アジピン
酸、セバシン酸、ダイマー酸、マレイン酸、フマル酸等
の脂肪族ジカルボン酸、シクロヘキシンジカルボン酸等
の脂環族ジカルボン酸、p−オキシ安息香酸等のオキシ
カルボン酸等を挙げることができる。
【0016】一方、グリコール成分としては例えばプロ
パンジオール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘ
キサンジオール、ネオペンチルグリコール等の脂肪族グ
リコール、シクロヘキサンジメタノール等の脂環族グリ
コール、ビスフェノールA、ビスフェノールS等の芳香
族グリコール、ジエチレングリコール等が挙げられる。
なお、これらのジカルボン酸成分、グリコール成分は2
種以上を併用してもよい。
【0017】また、本発明の効果を阻害しない限りにお
いて、共重合ポリエステルにトリメリット酸、トリメシ
ン酸、トリメチロールプロパン等の多官能化合物を共重
合してもよい。
【0018】本発明で用いるポリエステルは、好ましく
少量共重合される成分としては、ブタンジオール、ジエ
チレングリコール、ポリエチレングリコール、シクロヘ
キサンジメタノール、セバシン酸、ダイマー酸、イソフ
タル酸などがあるが、味特性が厳しい用途ではエチレン
テレフタレートが96モル%以上、特に好ましくは98
モル%以上であることが好ましい。
【0019】本発明で用いるポリエスエルの融点は好ま
しくは246℃以上、280℃以下、さらに好ましくは
250℃以上、275℃以下である。融点が246℃未
満であると耐熱性が低下し好ましくないことがある。ま
た融点が280℃を越えるとラミネート性、成形性が悪
化し好ましくないことがある。
【0020】本発明で用いるフィルムは、上記ポリマを
2種以上ブレンドして使用してもかまわない。
【0021】本発明で用いるフィルムは、耐熱性、味特
性の点で、エチレンテレフタレートを主たる構成成分と
するポリエステルを二軸延伸化することが必要である。
二軸延伸の方法としては、同時二軸延伸、逐次二軸延伸
のいずれであってもよいが、二軸延伸フィルムはラミネ
ート性の点から、X線回折測定により得られる(10
0)面の結晶サイズχが6nm以下であることが必要で
あり、好ましくは5.5nm以下、より好ましくは、5
nm以下、特に好ましくは4.5nm以下である。(1
00)面の結晶サイズχが6nmを超えるとラミネート
性が不充分である。ここで(100)面の結晶サイズχ
は、反射X線回折によりScherrerの式を用いて求められ
る。
【0022】6nm以下の(100)面の結晶サイズ
は、フィルムを構成するポリマーや、添加物、さらに延
伸条件、熱処理条件等により決定され、これらを任意に
設定することにより達成できる。例えば、熱処理温度を
低くしたり、熱処理時間を短くすると良いが、フィルム
に要求される特性を満たす範囲でなければならない。
【0023】本発明で用いるフィルムは、よりラミネー
ト性、味特性を向上させる点からポリエステルの固有粘
度が0.5dl/g以上が好ましく、さらに好ましくは
0.6dl/g以上、特に好ましくは0.63dl/g
以上である。固有粘度が0.5dl/g未満ではオリゴ
マの溶出などにより味特性が悪化するため好ましくな
い。
【0024】さらに本発明で用いるフィルムにおいて、
面配向係数が、0.15以下であることが金属板のラミ
ネート性やその後の成形性、耐衝撃性を良好とする点で
好ましいが、特により一層ラミネート性を良好とする点
で、0.145以下であることが好ましく、さらに好ま
しくは0.14以下である。面配向係数が高すぎるとラ
ミネート性のみならず成形性をも悪化させる。そのため
缶成形後の味特性も低下する。
【0025】本発明で用いるポリエステルは、好ましく
はジエチレングリコール成分量が0.01〜3.5重量
%、さらに好ましくは0.01〜2.5重量%、特に好
ましくは0.01〜2.0重量%であることが製缶工程
での熱処理、製缶後のレトルト処理などの多くの熱履歴
を受けても優れた味特性を維持する上で望ましい。この
ことは、200℃以上での耐酸化分解性が向上するもの
と考えられ、さらに公知の酸化防止剤を0.0001〜
1重量%添加してもよい。また、特性を損ねない範囲で
ジエチレングリコールをポリマ製造時に添加しても良
い。
【0026】また、味特性を良好にする上で、フィルム
中のアセトアルデヒドの含有量を好ましくは25ppm
以下、さらに好ましくは20ppm以下が望ましい。ア
セトアルデヒドの含有量が25ppmを越えると味特性
に劣る。フィルム中のアセトアルデヒドの含有量を25
ppm以下とする方法は特に限定されるものではない
が、例えばポリエステルを重縮反応等で製造する際の熱
分解によって生じるアセトアルデヒドを除去するため、
ポリエステルを減圧下あるいは不活性ガス雰囲気下にお
いて、ポリエステルの融点以下の温度で熱処理する方
法、好ましくはポリエステルを減圧下あるいは不活性ガ
ス雰囲気下において155℃以上、融点以下の温度で固
相重合する方法、ベント式押出機を使用して溶融押出す
る方法、ポリマを溶融押出する際に押出温度を高融点ポ
リマ側の融点+30℃以内、好ましくは融点+25℃以
内で、短時間、好ましくは平均滞留時間1時間以内で押
出す方法等を挙げることができる。
【0027】本発明で用いるフィルムは単層、積層いず
れも使用できる。本発明の二軸延伸フイルムの厚さは、
金属にラミネートした後の成形性、金属に対する被覆
性、耐衝撃性、味特性の点で、3〜50μmであること
が好ましく、さらに好ましくは5〜35μmであり、特
に好ましくは8〜30μmである。積層にて使用される
場合、熱可塑性ポリマ、熱硬化性ポリマなどのポリマを
積層してもよく、ポリエステル、例えば高分子量ポリエ
チレンテレフタレート、イソフタル酸共重合ポリエチレ
ンテレフタレート、ブタンジオール、イソフタル酸残基
骨格を有する共重合ポリエチレンテレフタレート、さら
にジエチレングリコールを添加、共重合したポリエステ
ルなどが好ましく使用される。
【0028】本発明で用いるフィルムの製造方法として
は、特に限定されないが例えば各ポリエステルを必要に
応じて乾燥した後、公知の溶融押出機に供給し、スリッ
ト状のダイからシート状に押出し、静電印加などの方式
によりキャスティングドラムに密着させ冷却固化し未延
伸シートを得る。延伸方式としては、同時二軸、逐次二
軸延伸いずれでもよいが、該未延伸シートをフイルムの
長手方向及び幅方向に延伸、熱処理し、目的とする面配
向度のフィルムを得る。好ましくはフィルムの品質の点
でテンター方式によるものが好ましく、長手方向に延伸
した後、幅方向に延伸する逐次二軸延伸方式、長手方
向、幅方向をほぼ同時に延伸していく同時二軸延伸方式
が望ましい。延伸倍率としてはそれぞれの方向に1.6
〜4.2倍、好ましくは1.7〜4.0倍である。長手
方向、幅方向の延伸倍率はどちらを大きくしてもよく、
同一としてもよい。また、延伸速度は1000〜200
000%/分であることが望ましく、延伸温度はポリエ
ステルのガラス転移温度以上ガラス転移温度+100℃
以下であれば任意の温度とすることができるが、通常は
80〜170℃が好ましい。更に二軸延伸の後にフイル
ムの熱処理を行うが、この熱処理はオーブン中、加熱さ
れたロール上等、従来公知の任意の方法で行なうことが
できる。熱処理温度は120℃以上245℃以下の任意
の温度とすることができるが、好ましくは120〜24
0℃である。また熱処理時間は任意とすることができる
が、通常1〜60sec間行うのが好ましい。熱処理は
フイルムをその長手方向および/または幅方向に弛緩さ
せつつ行ってもよい。さらに、再延伸を各方向に対して
1回以上行ってもよく、その後熱処理を行っても良い。
【0029】また、本発明で用いるフイルムの取扱い
性、加工性を向上させるために、平均粒子径0.01〜
10μmの公知の内部粒子、無機粒子および/または有
機粒子などの外部粒子の中から任意に選定される粒子が
0.01〜50重量%含有されていることが好ましい。
特に平均粒子径0.1〜5μmの内部粒子、無機粒子お
よび/または有機粒子が0.01〜3重量%含有されて
いることが缶内面に使用されるフィルムとして好まし
い。
【0030】内部粒子の析出方法としては公知の技術を
採用できるが、例えば特開昭48−61556号公報、
特開昭51−12860号公報、特開昭53−4135
5号公報、特開昭54−90397号公報などに記載の
技術が挙げられる。さらに特開昭59−204617号
公報などの他の粒子との併用も行うことができる。10
μmを越える平均粒子径を有する粒子を使用するとフィ
ルムの欠陥が生じ易くなるので好ましくない。
【0031】無機粒子および/または有機粒子として
は、例えば湿式および乾式シリカ、コロイダルシリカ、
珪酸アルミ、酸化チタン、炭酸カルシウム、リン酸カル
シウム、硫酸バリウム、アルミナ、マイカ、カオリン、
クレー等の無機粒子およびスチレン、シリコーン、アク
リル酸類等を構成成分とする有機粒子等を挙げることが
できる。なかでも湿式および乾式コロイド状シリカ、ア
ルミナ等の無機粒子およびスチレン、シリコーン、アク
リル酸、メタクリル酸、ポリエステル、ジビニルベンゼ
ン等を構成成分とする有機粒子等を挙げることができ
る。これらの内部粒子、無機粒子および/または有機粒
子は二種以上を併用してもよい。
【0032】さらに、缶内面に使用される場合、中心線
平均粗さRaは好ましくは0.005〜0.07μm、
さらに好ましくは0.008〜0.05μmである。さ
らに、最大粗さRtとの比Rt/Raが4〜50、好ま
しくは6〜40であると高速製缶性が向上する。
【0033】また本発明で用いるフィルム上には各種コ
ーティングを施しても良く、その塗布化合物、方法、厚
みは、本発明の効果を損なわない範囲であれば、特に限
定されない。
【0034】次に、前記フィルムのラミネート方法につ
いて説明する。通常のラミネート金属板の製造を考える
と、熱せられた金属板にフィルムを接触させ、ロールで
圧着して、金属板界面のフィルム樹脂を溶融させて、金
属板に濡れさせることによって、金属板とフィルムの接
着を行っている。
【0035】本発明が対象とする二軸延伸ポリエステル
フィルムを前記の方法で金属板にラミネートすると、加
熱された金属板によって、フィルム−金属板界面でフィ
ルム樹脂が融解する。緩和時間T1ρで表現される抑制
された分子運動性は、一旦フィルムが溶融してしまう
と、この抑制効果が解消されて、加熱によって容易に結
晶化を起こし、成形加工熱や成形後の加熱工程、内容物
の充填後の高温殺菌工程で、この接着界面に結晶成長
し、密着性の劣化やフィルム外観の白化、加工性の劣化
等が生じる。
【0036】本発明者等による詳細な検討の結果、ラミ
ネートに際して、このフィルムの分子運動性の抑制機能
を失わせないためには、高温の金属板に接している時間
を厳しく制限、特に、金属板がフィルムの融点以上の温
度でフィルムと接している時間を厳密に制約する必要が
あることが判明した。
【0037】また、ラミネート金属板を容器用途に用い
る場合、ラミネート後水冷されるまでのフィルム温度も
成形性や耐衝撃性に大きく影響することも判明した。す
なわち、ラミネート後水冷までのフィルム温度は、高い
ほどラミネート後の成形性能が優れるものの、フィルム
が融点を超えると耐衝撃性がなくなり、かつ結晶化抑制
効果も失われて、製缶工程中の加熱によって、この加熱
工程後、成形性もフィルムの密着性もなくなってしま
う。逆にラミネート後水冷までのフィルム温度が低い
と、耐衝撃性が優れるものの、ラミネート金属板のフィ
ルム加工性が不十分になり、高度の成形に耐えられな
い。
【0038】フィルムの温度は、ラミネート時点で、金
属板に接する面が最も高い。ラミネート時の金属板の温
度とラミネート時間を制限することによって、フィルム
の持っている加工性や耐衝撃性、耐レトルト白化性を維
持できることが判明した。これは、樹脂の溶融には、温
度と時間が必要であるため、極めて短時間の高温状態で
あれば、融点以上の温度であっても、溶融せず、フィル
ムの本来持っている物性を実質的に残存させた状態で、
金属板と接する側のフィルムの極表層部が、金属板の表
面にそって変形するため、良好な接着が可能となってい
るものと考えられる。
【0039】従来より行われているラミネート方法で
は、ラミネートに際して、短時間融着の達成が困難なた
め、より高速でのラミネートが必要である。
【0040】高度の成形が可能で、且つ製缶工程で加熱
後も密着性に優れるようにするには、金属板をフィルム
融点より高温にしてラミネートをはじめ、できるだけ短
時間でロールによるフィルム圧着を行いフィルム温度を
フィルムの融点以下の温度に下げることが不可欠であ
り、さらにニップをでたラミネートフィルムを、できる
だけ短時間でガラス転移点以下の温度まで冷却すること
も重要であることもわかった。
【0041】このような知見に更に検討を加えた結果、
フィルムのラミネート方法としては、以下に記載する方
法が好適であることが明らかになった。
【0042】本発明においては、前記の二軸延伸ポリエ
ステルフィルムを金属板にラミネートする際に、ラミネ
ート開始時の金属板の温度T0をフィルムの融点Tfの温
度以上、ラミネートロールのニップ出側の金属板の温度
1をフィルムの融点Tf以下にするとともに、更に下式
で定義されるラミネートインデックスKを1〜20ms
ecの範囲内にしてラミネートする必要がある。 K=(T0−Tf)×t/(T0−T1) 但し、t :ニップ時間
【0043】ラミネートインデックスKが1msec未
満では、フィルムが金属板に接着するのに充分でなく、
加工に耐えないで加工中に剥離する。また20msec
を超えると、金属板との密着面の近傍の分子運動性の抑
制効果が失われてしまう。そのままでの成形性能は得ら
れるが、成形後フィルムの歪み取りなどの加熱を受ける
と、ラミネート金属板のフィルムと金属板界面近傍に、
球晶が成長し、密着性や加熱された後の成形性能、内容
物充填後の殺菌工程での白化等が生じてしまう。ラミネ
ートインデックスKのより好ましい範囲は2〜15ms
ec、特に好ましい範囲は5〜10msecである。
【0044】良好な密着性、耐レトルト白化性、加工性
を得るために、ラミネート開始時の金属板温度T0をフ
ィルムの融点Tf以上、ラミネートロールのニップ出側
の金属板の温度T1をフィルムの融点Tf以下にする。
【0045】ラミネート開始時の金属板温度T0がフィ
ルム融点+40℃を超えるとラミネート界面でフィルム
が溶融しやすくなり、またフィルム融点+2℃を下回る
と、短時間のラミネートでは、金属板とフィルムを密着
させることが不十分となって、加工後の密着性確保が困
難となる場合が有る。従って、ラミネート開始時の金属
板温度T0は、フィルム融点+2℃〜フィルム融点+4
0℃の範囲であることが好ましく、より好ましい範囲は
フィルム融点+10℃〜フィルム融点+40℃の範囲、
特に好ましい範囲は、フィルム融点+20℃〜フィルム
融点+30℃の範囲である。
【0046】ニップ時間(ニップ長さ/ラミネート速
度)が0.05secを超えるとラミネート時間が長す
ぎて、加工性と耐衝撃性のどちらかがの特性が低下す
る。また、0.005secを下回ると、金属板とフィ
ルムを密着させることが不十分となって、加工後の密着
性確保が困難となる場合が有る。従って、好ましいニッ
プ時間は0.005〜0.05secであり、より好ま
しくは、0.01〜0.04sec、特に好ましくは、
0.015〜0.03secである。
【0047】ニップ加圧力とは、ロール加圧力をニップ
面積で割ったものであり、ニップ加圧力は1〜30kg
/cm2が好ましい。低すぎると、融点以上であって
も、時間が短時間であるため、接着時の変形が充分でな
く十分な密着性を得にくい。さらに、接着中の冷却効果
も十分に得られない。加圧力が大きくても特に品質面の
不都合はないものの、ラミネートロールにかかる力が大
きく、設備的な強度が必要となり、設備が大きくなって
不経済となる。加圧力のより好ましい範囲は5〜20k
g/cm2、特に好ましい範囲は5〜15kg/cm2
ある。
【0048】また、ラミネートロール直径/ラミネート
速度の比率が0.3secを超えると短時間でラミネー
トしながら、ラミネートロール入側と出側の板温度を前
記所望の範囲にすることが困難になる。従って、ラミネ
ートロール直径/ラミネート速度の比率は0.3sec
以下にするのが好ましく、より好ましくは0.25se
c以下、特に好ましくは0.2sec以下である。
【0049】ラミネート後水冷まで時間が5secを超
えると結晶化が進行して、加工性、加工後密着性が劣化
するので、5sec未満が好ましい。より好ましくは2
sec未満、特に好ましくは1sec未満である。な
お、ラミネート時間は短くても特に不都合はない。水冷
に際しての水温は、特に規定はしないが、フィルムのガ
ラス転移点以下の温度が好ましい。2層以上のフィルム
にあっては、ガラス転移点が低い方の温度以下であるこ
とが好ましい。
【0050】また、必要によっては、ラミネートした
後、表面にパラフィン系等のワックスを塗布して、製缶
の加工に際して潤滑性能を付与してもかまわない。
【0051】本発明の金属板とは特に限定されないが、
成形性の点で鉄やアルミニウムなどを素材とする金属板
が好ましい。さらに、鉄を素材とする金属板の場合、そ
の表面に接着性や耐腐食性を改良する無機酸化物被膜
層、例えばクロム酸処理、リン酸処理、クロム酸/リン
酸処理、電解クロム酸処理、クロメート処理、クロムク
ロメート処理などで代表される化成処理被覆層を設けて
もよい。特に金属クロム換算値でクロムとして6.5〜
150mg/m2のクロム層と5〜30mg/m2の水和
酸化物を金属クロムの上層に有する金属板が好ましく、
さらに、展延性金属メッキ層、例えばニッケル、スズ、
亜鉛、アルミニウム、砲金、真ちゅうなどを設けてもよ
い。スズメッキの場合0.5〜15mg/m2、ニッケ
ルまたはアルミニウムの場合1.8〜20g/m2のメ
ッキ量を有するものが好ましい。
【0052】本発明のラミネート金属板は、絞り成形や
しごき成形によって製造されるツーピース金属缶の内面
被覆用に好適に使用することができる。また、ツーピー
ス缶の蓋部分、あるいはスリーピース缶の胴、蓋、底の
被覆用としても良好な金属接着性、成形性を有するため
好ましく使用することができる。
【0053】
【実施例】以下、実施例によって本発明を詳細に説明す
る。
【0054】金属板として、低炭素Al−キルド鋼の連
続鋳造スラブを、熱間圧延、脱スケール、冷間圧延、焼
鈍、調質圧延を施した、調質度T4CA、寸法0.19
6mm×920mmの冷延鋼帯を使用して、脱脂、酸洗
の後、電解クロメート処理によって、金属クロム130
mg/m2、クロム酸化物15mg/m2のめっき施した
TFSを準備した。
【0055】また、二軸延伸ポリエステルフィルムとし
て、厚さ25μmの1層又は2層からなるPETフィル
ムを準備した。
【0056】準備した金属板に準備した二軸延伸ポリエ
ステルフィルムをラミネートした。ラミネートに際して
は、スチールロールによる加熱に続いて、誘導加熱ロー
ルを用いて、ラミネート時のTFSの板温を282℃に
加熱し、幅1400mmのラミネートロールで加圧して
フィルムを両面にラミネートした。ラミネート後水温7
5℃の蒸留水中で冷却した後、両面にロールコーターを
用いてパラフィンワックスを片面あたり50mg/m2
塗布し、巻き取り、ラミネート金属板を製造した。2層
フィルムの場合は、B層がラミネート面になるようにラ
ミネートした。前記で得たラミネート金属板の性能を調
査した。
【0057】準備した二軸延伸ポリエステルフィルムの
特性、ラミネート条件および性能の調査結果を表1に記
載した。なお表中の略号は以下の通りである。 PET:ポリエチレンテレフタレート PET/I:イソフタル酸共重合ポリエチレンテレフタ
レート(数字は共重合モル%)
【0058】また、フィルムの特性は下記の(1)〜
(4)、ラミネート金属板の特性は下記の(5)〜
(9)の方法により測定、評価した。更に、(5)〜
(9)の評価結果について、総合評価を行い、(5)〜
(9)の評価が何れも良以上のものを総合評価:○、何
れかの評価で可以下の評価があった場合、総合評価:×
とした。
【0059】(1)結晶サイズχ (100)面の結晶サイズχを反射X線回折によりSche
rrerの式を用いて求めた。ここで、測定X線波長は0.
15418nm(CuKα)であり、(100)面の回
折はブラッグ角度約12.7゜に観測された。
【0060】(2)ポリエステルの融点 ポリエステルを結晶化させ、示差走査熱量計(パーキン
・エルマー社製DSC−2型)により、10℃/min
の昇温速度で測定した。
【0061】(3)ポリエステルの固有粘度 ポリエステルをオルソクロロフェノールに溶解し、25
℃において測定した。
【0062】(4)面配向係数 ナトリウムD線(波長589nm)を光源として、アッ
ベ屈折計を用いて測定した。長手方向、幅方向、厚み方
向の屈折率(Nx,Ny,Nz)から得られる面配向係
数fn=(Nx+Ny)/2−Nzを計算して求めた。
【0063】(5)成形性 試料を絞り成形機を用いて、順次絞り比(成形前径/成
形後径)1.6、2.1および2.8の3段階、80〜
100℃において成形可能温度領域で成形した缶を得
た。第2段階及び第3段階の成形で得られた缶内に1%
の食塩水を入れて、食塩水中の電極と金属缶に6vの電
圧をかけて3sec後の電流値を読み取り、10缶測定
後の平均値を求め、以下の評価をした。 優 :0.001mA未満 良 :0.001mA以上0.01mA未満 可 :0.01mA以上0.1mA未満 不可:0.1mA以上
【0064】(6)耐衝撃性 第3段階の絞り成形加工後、成形性の評価が良以上の缶
について、水を満注し、各試験について10個ずつを高
さ1.25mから塩ビタイル床面に落とした後、電極と
金属缶に6vの電圧をかけて3sec後の電流値を読み
取り、10缶測定後の平均値を求め、以下の評価をし
た。 優 :0.001mA未満 良 :0.001mA以上0.01mA未満 可 :0.01mA以上0.1mA未満 不可:0.1mA以上
【0065】(7)耐レトルト白化性 第3段階の絞り成形加工後の缶について、水を満注した
のち蓋を巻き締め、各試験について10個ずつを125
℃で30分間の加圧水蒸気中に保持し、底面および胴部
分の白化程度を以下の基準で目視判定した。 優 :変化なし。 良 :ほとんど変化が認められない。 可 :部分的にわずかに白化が認められる。 不可:全体に白化が認められる。
【0066】(8)加熱加工後密着性 第3段階の絞り成形加工後の缶について、200℃で2
分間加熱し、ワックス分を除去した後、缶上部をネック
イン絞り加工を加え、続いて、蓋巻き締め用にフランジ
成形を施した。このフランジ部分内外面のフィルムの密
着程度を以下の基準で判定した。 優 :変化なし。 良 :ほとんど変化が認められない。 可 :端部にわずかにハガレが認められる。 不可:フランジ全体にハガレが認められる。
【0067】(9)味特性 第3段階の絞り成形加工後の缶に120℃×30分の加
圧蒸気処理を行った後、香料水溶液d−リモネン25p
pm水溶液を350ml充填し、40℃密封後45日放
置し、その後開封して官能検査によって、臭気の変化を
以下の基準で評価した。 優:臭気に全く変化が見られない。 良:臭気にほとんど変化が見られない。 可:臭気にやや変化が見られる。 不可:臭気に変化が大きく見られる。
【0068】
【表1】
【0069】本発明範囲を満足する発明例1〜8は、何
れも成形性が良好であり、さらに耐衝撃性〜加熱加工後
密着性の特性も良好で、総合評価が○である。
【0070】ポリエステルの構成単位が本発明に規定す
る範囲を外れる比較例1は、成形性が劣り、また耐衝撃
性、味特性、耐レトルト白化性が劣る。フィルムの結晶
サイズχが6nmを超える比較例2は、成形性が劣り、
また耐衝撃性、味特性が劣る。
【0071】ラミネートインデックスが本発明範囲を外
れる比較例3〜6は、本発明例に比べて成形性が劣り、
また耐レトルト白化性、加熱加工後密着性が本発明例に
比べて明らかに劣る。比較例1〜6はいずれも総合評価
が×である。
【0072】
【発明の効果】本発明の二軸延伸ポリエステルフィルム
ラミネート金属板は缶などに成形する際の成形性に優れ
ているだけでなく、味特性、耐衝撃性、耐レトルト白化
性などに優れた特性を有し、成形加工によって製造され
る金属缶の蓋や胴等の素材として好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 茂野 雅彦 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 渡辺 真介 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−201237(JP,A) 特開 平5−98465(JP,A) 特開 平10−44233(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 63/00 - 65/82 B32B 1/00 - 35/00 B29C 55/12 C08J 5/18

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構成単位の93モル%以上がエチレンテ
    レフタレート単位であるポリエステルからなり、X線回
    折測定により得られる(100)面の結晶サイズχが6
    nm以下である二軸延伸ポリエステルフィルムを金属板
    の少なくとも片面にラミネートする際に、ラミネート開
    始時の金属板の温度T0をフィルムの融点Tf以上、ラミ
    ネートロールニップ出側の金属板の温度T1をフィルム
    の融点Tf以下にするとともに、更に下式で定義される
    ラミネートインデックスKを1〜20msecの範囲内
    にしてラミネートすることを特徴とするラミネート金属
    板の製造方法。 K=(T0−Tf)×t/(T0−T1) 但し、t:ニップ時間
  2. 【請求項2】 前記ラミネート開始時の金属板の温度T
    0 をフィルムの融点T f +2℃〜30℃の範囲内にするこ
    とを特徴とする請求項1に記載のラミネート金属板の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の方法でラ
    ミネートした後、水冷する工程を備え、ラミネート後水
    冷までの時間を5sec未満とすることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載のラミネート金属板の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 ラミネートロール直径とラミネート速度
    との比率を0.3sec以下にしてラミネートすること
    を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のラミネー
    ト金属板の製造方法。
  5. 【請求項5】 ニップ時間tが0.005〜0.05s
    ecの範囲内であることを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれかに記載のラミネート金属板の製造方法。
  6. 【請求項6】 ポリエステルの構成単位の96モル%以
    上がエチレンテレフタレート単位であることを特徴とす
    請求項1乃至5のいずれかに記載のラミネート金属板
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 フィルムの面配向係数が0.15以下で
    あることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載
    のラミネート金属板の製造方法。
  8. 【請求項8】 ポリエステルの融点が246℃以上、2
    80℃以下であることを特徴とする請求項1乃至7のい
    ずれかに記載のラミネート金属板の製造方法。
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