JP3484889B2 - 圧電振動子ユニット、これの製造方法、及びインクジェット式記録ヘッド - Google Patents

圧電振動子ユニット、これの製造方法、及びインクジェット式記録ヘッド

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JP3484889B2
JP3484889B2 JP22933496A JP22933496A JP3484889B2 JP 3484889 B2 JP3484889 B2 JP 3484889B2 JP 22933496 A JP22933496 A JP 22933496A JP 22933496 A JP22933496 A JP 22933496A JP 3484889 B2 JP3484889 B2 JP 3484889B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術の分野】本発明は、圧力発生室を構
成する弾性板をたわみ振動させてノズル開口からインク
滴を吐出させるインクジェット式記録ヘッドに等に適し
た圧電振動子ユニット及びこの圧電振動子ユニットを使
用したインクジェット式記録ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】一定ピッチで配列された微小な領域を微
小変位させるアクチュエータユニットは、弾性変形可能
な薄板の表面に下電極を形成し、その表面に短冊状の圧
電材料のグリーンシートを貼着したり、短冊状に塗布し
てこれを焼成して圧電材料層を形成し、さらにその表面
に上電極を積層したたわみ振動可能なものが提案されて
いる。このようなアクチュエータユニットによれば、短
冊状の圧電材料のグリーンシートの貼着や、短冊状に圧
電材料を塗布する作業が必要となり作業能率が低いばか
りでなく、焼成時に圧電材料層が下電極からはがれ易
く、耐久性が低いという問題がある。このような問題を
解消するため、例えば特開昭62-101455号公報に見られ
るように電気機械変位特性を有するセラミック体の薄板
を弾性板として使用し、変位させるべき領域にセラミッ
ク体を挟んで上下関係となるように2枚の電極を作り付
けたアクチュエータも提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このアクチュエータユ
ニットによれば、圧電材料のグリーンシートの貼着や、
塗布が不要となるばかりでなく、圧電材料が一枚構造で
あるため、剥離等が比較的生じ難いという利点があるも
のの、振動領域と非振動領域との弾性や剛性がほぼ同程
度であるため、たわみ変位が小さく、例えば圧力発生室
の容積を変化させてインク滴を吐出させる記録ヘッドに
適用した場合には高電圧での無理な駆動を必要とする等
の問題が生じる。本発明はこのような問題に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは圧電材料の
貼着作業や塗布作業を必要とすることなく、大きなたわ
み変位を得ることができる一枚構造の圧電振動子ユニッ
トを提供することである。
【0004】本発明の第2の目的は、上記圧電振動子ユ
ニットの製造方法を提案することである。
【0005】また本発明の第3の目的は、上記圧電振動
子ユニットを使用したインクジェット式記録ヘッドを提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、弾性変形可能で、かつ一定
のピッチで湾曲部が形成された圧電材料からなる弾性板
と、該弾性板の一方の面に形成された共通電極と、前記
湾曲部に選択的に形成された個別電極と、前記弾性板よ
りも剛性の大きい材料からなり、前記湾曲部面の凹部
のみ設けられた振動誘起部材とから構成されてい
る。
【0007】
【作用】弾性板の伸長、収縮その湾曲部に倣ってたわ
み変位に変換され、また振動誘起部材によりバイメタル
効果により容易に変形して単位駆動電圧当たりの容積変
化率が向上する。
【0008】
【発明の実施の態様】そこで以下に本発明の詳細を図示
した実施例に基づいて説明する。図1は本発明の圧電振
動子ユニット5の一実施例を示すものであって、図中符
号1は、PZT等の圧電材料からなる弾性変形可能な弾
性板で、例えば7μm程度の厚さを備え、所定のピッチ
で長手方向を船底型とする湾曲部2、2、2が形成さ
れ、一方の面には白金等の蒸着や、また導電性塗料の塗
布により共通電極3が形成され、また他方の面には、変
形領域となる湾曲部2に相互が独立するようにやはり白
金等の蒸着や導電性塗料の塗布により個別電極4が設け
られている。
【0009】この実施例において、2枚の電極3、4に
駆動電圧を印加すると、弾性板1は共通電極3と個別電
極4とに挟まれた領域だけが収縮して、図1(ロ)に示
したように湾曲部2により形付けされている形状に倣っ
て外側(図では上方)に変位する。すなわち弾性板1
は、その周縁を個別電極4の周囲に規制された状態で囲
長Lから囲長L’に収縮して張力を生じ、この張力と平
衡するようにその曲率を変化させるから、結果的に湾曲
部2が上方に移動して深さがΔHだけ浅くなる。
【0010】この状態で、電極3、4の電荷を放電させ
ると、弾性板1は湾曲部2の形状に倣うように元の状態
に復帰する(図1(イ))。以下、このように共通電極
3とたわみ変形させるべき領域の個別電極4に選択的に
駆動信号を印加して、弾性板1を構成している圧電材料
を充放電させることにより、1枚構造の弾性板1の個別
電極が作り付けられている領域だけを選択的にたわみ変
形させることができる。
【0011】ところで、このように構成された圧電振動
子ユニットは、個別電極が形成されている領域のたわみ
量を弾性板の厚みの1倍乃至2倍程度に選択すると、最
大のたわみ量を得ることができる。
【0012】図2は、上述の圧電振動子ユニットの製造
方法の一実施例を示すものであって、PZT等の圧電材
料により構成されたグリーンシート10の一方の面に導
電性塗料等の変形可能な導電材料により共通電極11
を、また他方の面に個別電極12を形成する(I)。
【0013】湾曲部の形状に一致する凹部13aが形成
された下型材13の凹部13aに個別電極12を対向さ
せてシート10をセットするとともに、上型材14をそ
の凸部14aが個別電極に対向するように位置決めして
(II)一定の圧力で押圧すると、グリーンシート1及び
電極が両型材13、14の形状に成形される(III)。
【0014】両型材からグリーンシート10を取り出す
なり、また両型材13、14に挟み込んで一定の圧力を
かけた状態でグリーンシート10をセラミック化できる
温度、例えば1200°C程度で焼成することにより、
型材13、14の凹凸13a、14aの形状にほぼ一致
した湾曲部17を有する弾性板18に、一方の面には共
通電極19、また他方の面の湾曲部17には駆動電極2
0を備えた圧電振動子ユニットが完成する(IV)。
【0015】なお、上述の実施例においては、グリーン
シートの段階で共通電極11及び個別電極12を作り付
けているが、圧電材料のグリーンシート10だけを上述
と同様の過程(図3(II)(III))で成形、焼成して
型材13、14の凹凸13a、14aの形状にほぼ一致
した湾曲部17を有する弾性板18を構成し(IV)、一
方の面に共通電極19、また他方の面の湾曲部17に駆
動電極20を蒸着やスパッタリングにより作り付け(図
3(V))てもよい。
【0016】図4は、圧電振動子ユニットの製造方法の
他の実施例を示すものであって、PZT等の圧電材料に
より構成されたグリーンシート10の一方の面に導電性
塗料等の変形可能な導電材料により共通電極11を、ま
た他方の面に個別電極12を形成し、さらに個別電極1
2の表面に上型材14で押圧されたとき、湾曲部17を
形成するのに適した形状の成形部材15を、形成すべき
湾曲部17のピッチに合わせて配置する(I)。
【0017】このシート10を湾曲部17の形状に一致
する凹部13aが形成された下型材13と、成形部材1
5を押しつける程度の凹部14bとが形成された上型材
14とに挟みこんで(II)、一定の圧力で押圧すると、
グリーンシート10の表面側が成形部材15の形状に沿
って変形し、また共通電極11側が型材13の凹部13
aに倣って変形する。
【0018】両型材13、14からグリーンシート10
を取り出すなり、また両型材13、14に挟み込んで一
定の圧力をかけた状態でグリーンシート10をセラミッ
ク化できる温度、例えば1200°C程度で焼成すると
(III)、焼成の過程で成形部材15が消失して型材1
3の凹部13aと成形部材15の形状にほぼ一致した湾
曲部17を有する弾性板18に、一方の面には共通電極
19、また他方の面の湾曲部17には駆動電極20を備
えた圧電振動子ユニット21が完成する(IV)。
【0019】なお、図4に示した実施例においても、図
3に示した実施例と同様に共通電極11及び個別電極1
2が形成されていないグリーンシート10だけを成形部
材15と、型材13、14により湾曲部を形成し、焼成
後に共通電極11及び個別電極12を設けても同様の作
用を奏することは明らかである。
【0020】図5は、上述した圧電振動子ユニットを使
用したインクジェット式記録ヘッドの一実施例を示すも
のであって、図中符号22は、スペーサで、圧力発生室
23を形成するのに適した厚さ、例えば150μmのジ
ルコニアなどのセラミックス板に圧力発生室23の形状
に一致した通孔を一定ピッチで穿設して構成されてい
る。1つの例を示すと、圧力発生室23は、ノズル開口
の配列ピッチが90dpiとなるように幅が190乃至
210μm程度で、長さ約2mmのサイズを有してい
る。
【0021】図中符号5は、前述の圧電振動子ユニット
で、スペーサ22の一方の面を封止する蓋部材として機
能できるように、この湾曲部17の初期たわみ量は、幅
150μm、長さ2mm、深さ150μmの圧力発生室
23に対して、その最深部5ミクロ以上、好ましくは3
0μm程度以上に設定されていて、一般的には弾性板1
8の厚みに対して1乃至2倍程度に設定されている。
【0022】26は、圧力発生室23の他面を封止する
ジルコニアからなる蓋部材で、圧力発生室23の一端で
接続する第1の連通孔27と,圧力発生室23の他端で
連通する第2の連通孔28とが形成されている。
【0023】29は、一方の面が蓋部材26に固定され
るジルコニアからなるインク供給口形成基板で,第1の
連通孔27に連通するようにインク滴吐出に最適な流路
抵抗を備えたインク供給口30が設けられ、また第2の
通孔28に対向する個所にはノズル開口36と接続する
連通孔31が形成されている。
【0024】32は、共通のインク室形成板で、共通の
インク室33を形成するに適した厚み、例えば150μ
mのジルコニアからなる板材に、共通のインク室33の
形状に通孔を形成するとともに、圧力発生室23とノズ
ル開口36とを接続する連通孔34を穿設して構成され
ている。
【0025】符号35は、不錆鋼などインクに対して耐
蝕性を備えた金属の板材からなるノズルプレートで、圧
力発生室23の対向する側にはノズル開口36が穿設さ
れていて、連通孔28、31、34を介して各圧力発生
室23に連通するように、熱溶着フィルム等の接着剤層
37により共通のインク室形成板32に一体に接着され
ている。なお、図中符号38はインク供給口形成基板2
9と共通のインク室形成基板32とを接合する接着剤層
を示す。
【0026】この実施例において、圧力発生室23に対
向する2枚の電極3、4に駆動電圧を印加すると、弾性
板1は電極3と電極4とに挟まれた領域だけが収縮し
て、前述したように湾曲部2が上方に移動して深さがΔ
Hだけ浅くなる(図1(ロ))。
【0027】これにより、圧力発生室23の容積が増加
して共通のインク室33のインクがインク供給口30を
経由して圧力発生室2に流れ込む。
【0028】この状態で電極3、4を介して弾性板1の
電荷を放電させると、弾性板1は湾曲部2の形状に倣う
ように元の状態に復帰して圧力発生室23の容積が縮小
する。これにより圧力発生室23のインクが加圧されて
ノズル開口36からインク滴を吐出する。
【0029】このように弾性板1が予め湾曲部2を備え
ているから、平板状の振動板を伸長、収縮させてたわみ
変形させる場合に比較して、弾性板1の伸長、収縮が容
易に容積変化を起こさせることができ、圧力発生室23
へのインクの吸引のため容積の増加率、及びインク滴の
吐出のための圧力発生室23の容積の縮小率が大きくな
り、同一の駆動信号に対するインク滴の吐出効率が向上
する。
【0030】なお、上述の実施例においては一方の電極
3を共通電極として形成しているが、図6に示したよう
に圧力発生室23に露出する電極39を各圧力発生室毎
に独立してさせて形成するようしてもよい。
【0031】図7は、本発明の圧電振動子ユニットの他
の実施例をインクジェット式記録ヘッドに適用した状態
で示すものであって、この実施例においては湾曲部2の
凹部となる面の中心線上に、弾性板1よりも剛性が大き
な材料、例えば金属やセラミックスにより、圧力発生室
23の長手方向に延びる振動誘起板40が設けられてい
る。
【0032】この実施例によれば湾曲部2が形成されて
いる領域の上面には弾性板1を構成している圧電材料よ
りも剛性が大きな部材40’、圧電振動子の長手方向
存在するため、この部材40’の剛性によりインク加
圧時の圧力に十分抗することができる。
【0033】なお、上述の実施例においては圧力発生室
23側を凸とするように湾曲部2を形成しているが、図
8に示したように外側を凸とするように湾曲部2を形成
し、振動誘起板40を必要とする場合には圧力発生室2
3側に設けても同様の作用を奏する。
【0034】また、上述の実施例においては圧力発生室
23に接する電極3を露出させているが、振動を阻害し
ない程度の厚み、例えば1μm程度の圧電材料や酸化珪
素、ジルコニア等の層を電極3の表面に形成して電極3
をインクから隔離することにより、電極3の腐蝕を防止
することができる。
【0035】さらに上述の実施例においては、スペーサ
22と蓋部材26とをジルコニアにより形成してるが、
アルミナ等の他のセラミック材で構成することもでき、
さらにはこれらスペーサ22、蓋部材26、弾性板1と
に同一の圧電材料を使用すると、これらを一体に形成す
ることができる。
【0036】図9は、本発明の圧電振動子ユニットの他
の実施例を示すものであって、図中符号43、44は、
それぞれ2枚の圧電材料の薄板で、所定のピッチで湾曲
部45を形成し、湾曲部45の領域に個別電極46、4
6、46を埋むように設けて一体として弾性板を形成
し、各圧電材料の薄板43、44の露出面に共通電極4
7、48を設けたものである。
【0037】この実施例によれば個別電極46と共通電
極47、48とに同一方向の電界が生じるように駆動信
号を印加すると、前述と同様に湾曲部45が変位する。
この実施例においては、圧電材料の薄板43、44の厚
みを薄くすることにより、駆動に必要な電界を低い電圧
で発生させることが可能となり、低電圧駆動が可能とな
る。
【0038】図10は、上述した圧電振動子ユニットを
用いたインクジェット式記録ヘッドの一実施例を示すも
のであって、湾曲部45がスペーサ22の圧力発生室2
3に填まり込むようにして固定されており、比較的低い
駆動電圧でインク滴を吐出させることが可能となる。
【0039】図11は、本発明の圧電振動子ユニットの
他の実施例を示すものであって、図1に示した圧電振動
子ユニットの湾曲部2に形成されている個別電極4の表
面に、この湾曲部2の湾曲に一致するように高分子材料
等の充填物50を設けて圧電振動子ユニット51とした
ものである。
【0040】図12は、図11に示した圧電振動子ユニ
ット51を用いたインクジェット式記録ヘッドの一実施
例を示すものであって、各湾曲部2の凸部側がスペーサ
22の各圧力発生室23に填まり込むように圧電振動子
ユニット51をスペーサ22に固定してインクジェット
記録ヘッドに纏められている。
【0041】図13は、本発明の圧電振動子ユニットの
他の実施例を示すものであって、この実施例においては
各湾曲部2の凹部に図11に示した充填物50の幅w1
よりも若干幅w2が狭い充填物52を設けるとともに、
裏面の各湾曲部2の間に端部が充填物52の境界に到達
する第2の充填物53を設けて圧電振動子ユニット54
が構成されている。
【0042】図14は、図13に示した圧電振動子ユニ
ット54を使用したインクジェット式記録ヘッドの一実
施例を示すものであって、各湾曲部2の凸部側がスペー
サ22の圧力発生室23に填まり込むように圧電振動子
ユニット54をスペーサ22に固定すると、第2の充填
物52が圧力発生室23を区画している隔壁の表面に当
接する。
【0043】図15は、本発明の圧電振動子ユニットの
他の実施例を示すものであって、この実施例においては
各湾曲部2の0凹部に、湾曲部2の形状とは関わりなく
上方が凸となるように充填物55を設けて圧電振動子ユ
ニット56としたものである。
【0044】図16は、図15に示した圧電振動子ユニ
ット56を使用したインクジェット式記録ヘッドの一実
施例を示すものであって、各湾曲部2の凸部側がスペー
サ22の各圧力発生室23に填まり込むように圧電振動
子ユニット56をスペーサ22に固定してインクジェッ
ト記録ヘッドに纏められている。図17は、本発明の圧
電振動子ユニットの他の実施例を示すものであって、こ
の実施例においては湾曲部2に相当する領域に個別電極
57を填こむようにして圧電材料からなる薄板58、5
9を2層積層して弾性板とし、表面及び裏面にそれぞれ
共通電極60、61を形成し、さらに湾曲部2に上方が
凸となる充填物62を設けて圧電振動子ユニット63と
したものである。
【0045】図18は、図17に示した圧電振動子ユニ
ット63を使用したインクジェット式記録ヘッドの一実
施例を示すものであって、各湾曲部2の凸部側がスペー
サ22の各圧力発生室23に填まり込むように圧電振動
子ユニット63をスペーサ22に固定してインクジェッ
ト記録ヘッドに纏められている。
【0046】図19は、図9、図11、及び図13に示
した圧電振動子ユニットの湾曲部の初期たわみ量と、一
定電圧の駆動信号を印加した時の変位量との関係を、厚
さ10μmの弾性板に配列方向に150μmのピッチで
湾曲部を形成した場合の一例を示すものである。これら
の結果から、図11に示した実施例では、湾曲部2の凹
部に、湾曲部2の形状に一致する充填物50が設けられ
ているため、小さな初期たわみ量で大きな変位が生じる
ことが判る。
【0047】図20は上述した圧電振動子ユニットの製
造方法の一実施例を示すものであって、PZT等の圧電
材料により構成されたグリーンシート10の湾曲部の凹
部となる領域に導電性塗料等の変形可能な導電材料によ
り個別電極12を、また必要に応じて他方の面にも導電
性塗料等の変形可能な導電材料により共通電極11を形
成し(I)、さらに個別電極12の表面に充填物とな
る、押圧時に塑性変形可能な耐熱材料、例えばセラミッ
ク等のグリーンシート70を積層する(II)。
【0048】このシート10を湾曲部の形状に一致する
凹部13aが形成された下型材13と、凸部14aとが
形成された上型材14とに挟みこんで(III)一定の圧
力で押圧すると、グリーンシート10、電極11、12
及びグリーンシート70が両型材13、14の形状に成
形される。
【0049】両型材からグリーンシート10全体を取り
出すなり、また両型材13、14に装填まま一定の圧力
をかけた状態でグリーンシート10をセラミック化でき
る温度、例えば1200°C程度で焼成することにより
(IV)、圧電材料のグリーンシート10及び充填物とな
るグリーンシート70がそれぞれセラミックとなり、弾
性板が完成する。
【0050】なお、この実施例においては共通電極11
を作り付けた状態で焼成しているが、共通電極は焼成後
に蒸着やスパッタリング等により形成しても同様の作用
を奏することは明らかである。
【0051】また上述の実施例においては、焼成により
充填部を設けているが、前述の図1に示した圧電振動子
ユニット5の湾曲部2に高分子材料等を塗布しても作り
付けることができる。
【0052】ところで、上述のように構成された圧電振
動子ユニット5は、表裏両面に電極を有する関係上、記
録ヘッドに使用した場合には、裏面に形成された電極、
上述の実施例では共通の電極が、記録ヘッドを構成する
スペーサにより覆われるため、外部の駆動回路との接続
が困難となる。
【0053】図21は、このような不都合を解決するた
めのスペーサの一実施例を示すものであって、図中符号
72は、スペーサ2の圧電振動子ユニットが固定される
面に形成された導電層で、圧電振動子ユニット74の共
通電極75(図22)と対向する領域、及び圧電振動子
ユニット74の振動に関わりのない領域、この実施例で
は2列の圧力発生室23、23が対向する中央領域に及
ぶように形成されている。
【0054】このように形成された導電層72を備えた
スペーサ2に、図22に示したように各湾曲部2が各圧
力発生室23に填まり込むように圧電振動子ユニット7
4をセットしたとき、中央領域に隙間73が形成される
程度の幅w3となるように圧電振動子ユニット74、7
4を形成し、かつ共通電極75をスペーサの導電層72
に到達するように形成しておくと、図23に示したよう
にスペーサの導電層72の一部が露出する。したがっ
て、この露出部72aにフレキシブルケーブル等を接続
することにより、圧電振動子ユニット74の共通電極は
導電層72を介して外部駆動回路に接続されることにな
る。
【0055】なお、上述の実施例においては圧電振動子
ユニットを2つに分割して、導電層を露出させるように
しているが、2列の圧力発生室に対して1つの圧電振動
子ユニットを配置する場合には、図24に示したように
圧電振動子ユニット76の、スペーサ22の導電層77
に対向する領域に切欠きや窓78を形成しておけば、積
層した状態でも切欠きや窓78からスペーサに形成され
た導電層72を露出させることができる。
【0056】また、上述の実施例においては、圧電振動
子ユニットを予め焼成してからスペーサ22と一体に固
定しているが、スペーサを型形成材として使用してたわ
み部を形成することもできる。
【0057】すなわち、図25に示したようにPZT等
の圧電材料により構成されたグリーンシート10の一方
の面に導電性塗料等の変形可能な導電材料により共通電
極11を、また他方の面に個別電極12を形成する
(I)。
【0058】このシート10を、その個別電極12が圧
力発生室23に対向するようにスペーサ22に位置決め
し、また圧力発生室23の配列ピッチに合わせて形成さ
れた凸部14aを有する上型材14を用意し(II)、ス
ペーサ22を下両型材にして上両型材14を一定の圧力
で押圧すると(III)、グリーンシート1及び電極1
1、12が上型材13の凸部14aの形状に一致して変
形する。
【0059】上型材14を外すなり、または上型材14
によりグリーンシート10をスペーサ22に押し付けた
状態でセラミック化できる温度、例えば1200°C程
度で焼成すると、1回の圧電振動子ユニットの位置決め
作業で圧電振動子ユニットとスペーサ22とを接着剤を
使用すること無く焼成により一体に固定することができ
る。
【0060】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
弾性板の伸長、収縮をその湾曲部に倣ってたわみ変位に
変換され、また振動誘起部材によりバイメタル効果によ
り容易に変形して単位駆動電圧当たりの容積変化率の向
上を図ることができる。
【0061】また、本発明においては、圧力発生室を封
止する弾性板の圧力発生室に対向する領域に予め湾曲部
を形成したので、振動板の伸長、収縮の変位が湾曲部に
形付けられた形状に倣って容易にたわみ変位に変換され
ることになり、圧力発生室自体の容積を小さくしなけれ
ばならない高密度配列の記録ヘッドにあっても高電圧を
必要とすることなく、印刷に必要な量のインク滴を吐出
させる程度に振動板をたわませることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図(イ)、(ロ)は、それぞれ本発明の圧電振
動子ユニットの一実施例を示す断面図で、図(イ)は駆
動信号を印加しない状態を、また図(ロ)は、共通電極
と1つの個別電極に駆動信号を印加した状態を示すもの
である。
【図2】図(I)乃至(IV)は、それぞれ同上圧電振動
子ユニットの製造工程の一実施例を模式的に示す図であ
る。
【図3】図(I)乃至(V)は、ぞれぞれ同上圧電振動子
の他の製造方法の他の実施例を模式的に示す図である。
【図4】図(I)乃至(IV)は、それぞれ同上圧電振動
子ユニットの製造工程の他の実施例を模式的に示す図で
ある。
【図5】図(イ)、(ロ)は、それぞれ本発明の圧電振
動子ユニットをインクジェット式記録ヘッドに適用した
状態で示す断面図である。
【図6】図(イ)、(ロ)は、それぞれ本発明の圧電振
動子ユニットをインクジェット式記録ヘッドに適用した
状態で示す断面図である。
【図7】図(イ)、(ロ)は、それぞれ本発明の圧電振
動子ユニットをインクジェット式記録ヘッドに適用した
状態で示す断面図である。
【図8】図(イ)、(ロ)は、それぞれ本発明の圧電振
動子ユニットをインクジェット式記録ヘッドに適用した
状態で示す断面図である。
【図9】本発明の圧電振動子ユニットの他の実施例を示
す断面図である。
【図10】同上圧電振動子ユニットを使用したインクジ
ェット式記録ヘッドの一実施例を示す断面図である。
【図11】本発明の圧電振動子ユニットの他の実施例を
示す断面図である。
【図12】同上圧電振動子ユニットを使用したインクジ
ェット式記録ヘッドの一実施例を示す断面図である。
【図13】本発明の圧電振動子ユニットの他の実施例を
示す断面図である。
【図14】同上圧電振動子ユニットを使用したインクジ
ェット式記録ヘッドの一実施例を示す断面図である。
【図15】本発明の圧電振動子ユニットの他の実施例を
示す断面図である。
【図16】同上圧電振動子ユニットを使用したインクジ
ェット式記録ヘッドの一実施例を示す断面図である。
【図17】本発明の圧電振動子ユニットの他の実施例を
示す断面図である。
【図18】同上圧電振動子ユニットを使用したインクジ
ェット式記録ヘッドの一実施例を示す断面図である。
【図19】同上振動子ユニットの湾曲部のたわみ量と駆
動信号による変位量との関係を示す線図である。
【図20】図(I)乃至(IV)は、それぞれ同上圧電振
動子ユニットの製造方法を模式的に示す図である。
【図21】圧電振動子ユニットを記録ヘッドのアクチュ
エータとして使用した場合に共通電極の引出し構造の
内、スペーサに形成された導電層の一実施例を示す図で
ある。
【図22】圧電振動子ユニットを記録ヘッドのアクチュ
エータとして使用した場合に電極の引出し構造の内、圧
電振動子ユニットの一実施例を、裏面に形成された電極
の構造として示す図である。
【図23】スペーサに形成された導電層と、圧電振動子
ユニットの共通電極との位置関係を示す図である。
【図24】圧電振動子ユニットを記録ヘッドのアクチュ
エータとして使用した場合の共通電極の引出し構造の
内、圧電振動子ユニットの他の実施例を示す図である。
【図25】図(I)乃至(III)は、圧電振動子ユニット
の製造工程の他の実施例を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 弾性板 2 湾曲部 3 共通電極 4 個別電極 5 圧電振動子ユニット 22 スペーサ 23 圧力発生室 30 インク供給口 33 共通のインク室 36 ノズル開口
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−38163(JP,A) 特開 昭60−30352(JP,A) 特開 平9−277532(JP,A) 特開 平7−60960(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/045 B41J 2/055 B41J 2/16

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性変形可能で、かつ一定のピッチで湾
    曲部が形成された圧電材料からなる弾性板と、該弾性板
    の一方の面に形成された共通電極と、前記湾曲部に選択
    的に形成された個別電極と、前記弾性板よりも剛性の大
    きい材料からなり、前記湾曲部面の凹部領域のみ設け
    られた振動誘起部材とからなる圧電振動子ユニット。
  2. 【請求項2】 弾性変形可能で、かつ一定のピッチで湾
    曲部が形成された圧電材料からなる弾性板と、該弾性板
    の一方の面に形成された共通電極と、前記湾曲部に選択
    的に形成された個別電極と、前記湾曲部を埋める振動誘
    起部材とからなる圧電振動子ユニット。
  3. 【請求項3】 前記振動誘起部材が設けられている前記
    弾性板の他方の面に、前記振動誘起部材面と境界を接す
    るように第2の振動誘起部材が設けられている請求項2
    に記載の圧電振動子ユニット。
  4. 【請求項4】 圧電材料のグリーンシートの一方の面に
    共通電極を、また他方の面に個別電極を形成する工程
    と、 湾曲部の形状に一致する凹部が形成された第1の型材
    と、前記湾曲部の形状に一致する凸部とが形成された第
    2の型材とにより押圧して湾曲部を成形する工程と、 前記湾曲部が形成されたグリーンシートを焼成する工程
    と、 からなる圧電振動子ユニットの製造方法。
  5. 【請求項5】 圧電材料のグリーンシートの一方の面に
    個別電極を、また他方の面に共通電極を形成する工程
    と、 湾曲部の形状に一致する形状の成形部材を前記個別電極
    の表面に配置して第1の型材と、第2の型材とにより押
    圧して湾曲部を成形する工程と、 前記湾曲部が形成されたグリーンシートを焼成する工程
    と、とを含む 圧電振動子ユニットの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記成形部材が焼成により消失する材料
    により構成されている請求項5に記載の圧電振動子ユニ
    ットの製造方法。
  7. 【請求項7】 圧電材料のグリーンシートを湾曲部の形
    状に一致する凹部が形成された第1の型材と、凸部とが
    形成された第2の型材とにより湾曲部を成形する工程
    と、 前記湾曲部が形成されたグリーンシートを焼成する工程
    と、 一方の面に共通電極を、また他方の面の前記湾曲部に個
    別電極を形成する工程と、とを含む 圧電振動子ユニットの製造方法。
  8. 【請求項8】 圧電材料のグリーンシートの一方の面に
    共通電極を、また他方の面に個別電極を形成する工程
    と、 振動誘起部材となる塑性変形可能な材料からなる小片を
    前記個別電極の表面に配置する工程と、 湾曲部の形状に一致する凹部が形成された第1の型材
    と、前記湾曲部の形状に一致する凸部とが形成された第
    2の型材とにより押圧して湾曲部を成形する工程と、 前記湾曲部が形成されたグリーンシートを焼成する工程
    と、 からなる圧電振動子ユニットの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記焼成が、前記第1、第2の型材に装
    填した状態で行なわれる請求項5乃至請求項8のいずれ
    かに記載の圧電振動子ユニットの製造方法。
  10. 【請求項10】 第1の型材が、圧力発生室となる凹部
    の形成されたスペーサである請求項5乃至請求項8のい
    ずれかに記載の圧電振動子ユニットの製造方法。
  11. 【請求項11】 表面に個別電極が、また裏面に共通電
    極が形成された圧電材料からなる弾性板により圧力発生
    室を封止して、ノズル開口からインク滴を吐出させるイ
    ンクジェット式記録ヘッドにおいて、 前記弾性板の前記圧力発生室に対向する領域に湾曲部が
    形成され、前記湾曲部面の凹部領域のみ前記弾性板よ
    りも剛性の大きい材料からなる振動誘起部材が設けられ
    ているインクジェット式記録ヘッド。
  12. 【請求項12】 前記振動誘起部材が設けられている面
    と対向する側に、前記振動誘起部材と境界を接するよう
    に第2の振動誘起部材が設けられている請求項11に記
    載のインクジェット式記録ヘッド。
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