JP3484646B2 - 指関節プロテクタ - Google Patents
指関節プロテクタInfo
- Publication number
- JP3484646B2 JP3484646B2 JP15926796A JP15926796A JP3484646B2 JP 3484646 B2 JP3484646 B2 JP 3484646B2 JP 15926796 A JP15926796 A JP 15926796A JP 15926796 A JP15926796 A JP 15926796A JP 3484646 B2 JP3484646 B2 JP 3484646B2
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- Japan
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- bonding portion
- thumb
- bonding
- narrow
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- Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体矯正の為の指
圧治療の際に使用する拇指の第１中手指節関節、すなわ
ち、第１中手骨・基節骨間の関節を保護する為のもので
ある。 【０００２】 【従来の技術】人間は、激しいスポーツや特殊な職業に
おける変則的な使用を繰り返すことによって人体に歪み
が生じる。この人体の歪みや姿勢不良を原因として骨
盤、脊椎、頭蓋の水平剪断が起きる。これを矯正する為
に拇指を用いて筋肉の指圧調整及び脊椎等をもとの位置
に戻す治療を行う。その際使用される両拇指には過度の
体重圧がかかるためこれを痛めることが多く、とくにそ
の関節部分を損傷させる傾向にあり、そのため多人数を
連続して治療することは非常な困難が伴った。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】人体矯正の為の指圧治
療は、拇指の腹のみを人体の所定の部分に当て、その部
分に強い圧力を加えて矯正を行う。このため前述のよう
に拇指の腹には体重の１／３〜１／２の重圧が加えられ
る。例えば、人体を横たえて矯正する場合、使用される
２つの拇指の腹は人体に押圧される。その際、拇指の腹
に加わる面圧が大きいので、拇指の第１中手骨と基節骨
とを結ぶ関節（第１中手指節関節、以下、第１関節とい
う）が左右に動揺する。このため第１関節が痛み、破壊
されていくという問題があった。 【０００４】本発明は、指圧治療時に起きるこの拇指の
第１関節の左右の動揺を抑えて力を集中させ、もってそ
の拇指に掛かる面圧を高めるように関節を保護する指関
節プロテクタを提供する。 【０００５】 【課題を解決するための手段】本発明の指関節プロテク
タは、拇指の関節を保護する長尺体であり、第１及び第
２の面と第１及び第２の端部とを有し、前記第１の端部
近傍の前記第２の面に形成された第１の接着部と、前記
第１の接着部及び前記第１の端部から離れて前記第１の
面に形成された第２の接着部と、前記第２の接着部から
離隔し前記第２の端部に近接して前記第２の面に形成さ
れた第３の接着部と、前記第２の端部において前記第１
の面に形成された第４の接着部と、前記第１の接着部と
前記第２の接着部との間に設けられた第１の細幅部と、
前記第２の接着部と前記第３の接着部との間に設けられ
た第２の細幅部とを備え、前記第１の細幅部を拇指と人
差し指の間の股に配置し、前記第１の接着部と前記第２
の接着部とを接合させて手首で固定し、かつ、前記第２
の細幅部を前記拇指と人差し指の間の股に配置し、前記
第３の接着部と前記第４の接着部とは接合させて手首で
固定することを特徴としている。 【０００６】本発明の指関節プロテクタは、手首で支持
され、拇指に巻回されて拇指の第１関節の背を保護する
様に配置される。このプロテクタをこのように拇指に巻
回することにより、拇指を対象箇所に押圧したときに、
拇指と人差し指の股から手首にかけての部分に張力が生
じ、この張力が拇指の第１関節の左右の動揺を抑えるこ
とができる。 【０００７】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して実施例を説
明する。図１は、本発明の指関節プロテクタの平面図で
ある。このプロテクタは、図に示すように長尺体であ
り、第１及び第２の端部１、４と第１及び第２の面とを
有している。長尺体は、綿、麻、絹などの天然繊維、合
成繊維などを材料としている。長尺体は、第１の端部１
近傍の第２の面に形成された第１の接着部５と、第１の
接着部５及び第１の端部１から離れて前記第１の面に形
成された第２の接着部６と、第２の接着部６から離隔し
第２の端部４に近接して第２の面に形成された第３の接
着部７と、第２の端部４において第１の面に形成された
第４の接着部８と、第１の接着部５と第２の接着部６と
の間に設けられた第１の細幅部２と、第２の接着部６と
第３の接着部７との間に設けられた第２の細幅部３とを
備えている。長尺体は、第１の細幅部２を人の拇指と人
差し指の間の股に配置し、第１の接着部５と第２の接着
部６とを接合させて手首で固定し、かつ、第２の細幅部
３を拇指と人差し指の間の股に配置し、第３の接着部７
と第４の接着部８とは接合させて手首で固定する。細幅
部２、３は、指関節プロテクタを手に装着する際の位置
決めマークとしても用いられる。 【０００８】第１乃至第４の接着部は、例えば、図２及
び図３に示すようにマジックテープ（登録商標）で構成
されており、第１の接着部５と第２の接着部６とが接合
され、第３の接着部７と第４の接着部８とが接合され
る。細幅部は、例えば、図４に示す第１の細幅部２のよ
うにその部分を折り返すことによって形成している。図
５は、本発明の右手の指関節プロテクタの変形例であ
る。これは、第１の端部１に近い部分に環を作りこの部
分を縫い付けて環の大きさを固定している。この環に栂
指を通して巻回を容易にしている。 【０００９】図６は、指関節プロテクタを装着した状態
を説明する左手の平面図である。第１の細幅部２を拇指
と人差し指の股に掛け、第１の端部１側を手の甲側から
手首の手のひら側へ巻き付け前記第１の端部附近を左手
の小指で押さえ、第２の端部４側を手のひらから手首の
手の甲側へ密着させながら巻く。その際、両辺を交差さ
せその交差部が拇指の第１関節に当たるようにする。次
に、第１の接着部５と第２の接着部６を接合し、前記第
１の端部１を指先方向に折り返す。さらに、第２の端部
４側を手首に密着させながら巻き、第２の細幅部３を手
の甲側からひら側に向けて拇指と人差し指の股に掛け
る。さらに、第２の端部４側を手首に巻き、最後に第３
の接着部７と第２の端部にある第４の接着部８とを接合
する。 【００１０】 【発明の効果】本発明プロテクタの、拇指と人差し指の
股から手首にかけての部分の張力により、拇指（特に基
節骨と第１中手骨を繋ぐ関節）の左右の動揺を抑えるこ
とで力の集中化を生じ、過重圧による負担を軽減させ、
間接の痛み・損傷を防いで指圧治療を容易にすることが
できる。
圧治療の際に使用する拇指の第１中手指節関節、すなわ
ち、第１中手骨・基節骨間の関節を保護する為のもので
ある。 【０００２】 【従来の技術】人間は、激しいスポーツや特殊な職業に
おける変則的な使用を繰り返すことによって人体に歪み
が生じる。この人体の歪みや姿勢不良を原因として骨
盤、脊椎、頭蓋の水平剪断が起きる。これを矯正する為
に拇指を用いて筋肉の指圧調整及び脊椎等をもとの位置
に戻す治療を行う。その際使用される両拇指には過度の
体重圧がかかるためこれを痛めることが多く、とくにそ
の関節部分を損傷させる傾向にあり、そのため多人数を
連続して治療することは非常な困難が伴った。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】人体矯正の為の指圧治
療は、拇指の腹のみを人体の所定の部分に当て、その部
分に強い圧力を加えて矯正を行う。このため前述のよう
に拇指の腹には体重の１／３〜１／２の重圧が加えられ
る。例えば、人体を横たえて矯正する場合、使用される
２つの拇指の腹は人体に押圧される。その際、拇指の腹
に加わる面圧が大きいので、拇指の第１中手骨と基節骨
とを結ぶ関節（第１中手指節関節、以下、第１関節とい
う）が左右に動揺する。このため第１関節が痛み、破壊
されていくという問題があった。 【０００４】本発明は、指圧治療時に起きるこの拇指の
第１関節の左右の動揺を抑えて力を集中させ、もってそ
の拇指に掛かる面圧を高めるように関節を保護する指関
節プロテクタを提供する。 【０００５】 【課題を解決するための手段】本発明の指関節プロテク
タは、拇指の関節を保護する長尺体であり、第１及び第
２の面と第１及び第２の端部とを有し、前記第１の端部
近傍の前記第２の面に形成された第１の接着部と、前記
第１の接着部及び前記第１の端部から離れて前記第１の
面に形成された第２の接着部と、前記第２の接着部から
離隔し前記第２の端部に近接して前記第２の面に形成さ
れた第３の接着部と、前記第２の端部において前記第１
の面に形成された第４の接着部と、前記第１の接着部と
前記第２の接着部との間に設けられた第１の細幅部と、
前記第２の接着部と前記第３の接着部との間に設けられ
た第２の細幅部とを備え、前記第１の細幅部を拇指と人
差し指の間の股に配置し、前記第１の接着部と前記第２
の接着部とを接合させて手首で固定し、かつ、前記第２
の細幅部を前記拇指と人差し指の間の股に配置し、前記
第３の接着部と前記第４の接着部とは接合させて手首で
固定することを特徴としている。 【０００６】本発明の指関節プロテクタは、手首で支持
され、拇指に巻回されて拇指の第１関節の背を保護する
様に配置される。このプロテクタをこのように拇指に巻
回することにより、拇指を対象箇所に押圧したときに、
拇指と人差し指の股から手首にかけての部分に張力が生
じ、この張力が拇指の第１関節の左右の動揺を抑えるこ
とができる。 【０００７】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して実施例を説
明する。図１は、本発明の指関節プロテクタの平面図で
ある。このプロテクタは、図に示すように長尺体であ
り、第１及び第２の端部１、４と第１及び第２の面とを
有している。長尺体は、綿、麻、絹などの天然繊維、合
成繊維などを材料としている。長尺体は、第１の端部１
近傍の第２の面に形成された第１の接着部５と、第１の
接着部５及び第１の端部１から離れて前記第１の面に形
成された第２の接着部６と、第２の接着部６から離隔し
第２の端部４に近接して第２の面に形成された第３の接
着部７と、第２の端部４において第１の面に形成された
第４の接着部８と、第１の接着部５と第２の接着部６と
の間に設けられた第１の細幅部２と、第２の接着部６と
第３の接着部７との間に設けられた第２の細幅部３とを
備えている。長尺体は、第１の細幅部２を人の拇指と人
差し指の間の股に配置し、第１の接着部５と第２の接着
部６とを接合させて手首で固定し、かつ、第２の細幅部
３を拇指と人差し指の間の股に配置し、第３の接着部７
と第４の接着部８とは接合させて手首で固定する。細幅
部２、３は、指関節プロテクタを手に装着する際の位置
決めマークとしても用いられる。 【０００８】第１乃至第４の接着部は、例えば、図２及
び図３に示すようにマジックテープ（登録商標）で構成
されており、第１の接着部５と第２の接着部６とが接合
され、第３の接着部７と第４の接着部８とが接合され
る。細幅部は、例えば、図４に示す第１の細幅部２のよ
うにその部分を折り返すことによって形成している。図
５は、本発明の右手の指関節プロテクタの変形例であ
る。これは、第１の端部１に近い部分に環を作りこの部
分を縫い付けて環の大きさを固定している。この環に栂
指を通して巻回を容易にしている。 【０００９】図６は、指関節プロテクタを装着した状態
を説明する左手の平面図である。第１の細幅部２を拇指
と人差し指の股に掛け、第１の端部１側を手の甲側から
手首の手のひら側へ巻き付け前記第１の端部附近を左手
の小指で押さえ、第２の端部４側を手のひらから手首の
手の甲側へ密着させながら巻く。その際、両辺を交差さ
せその交差部が拇指の第１関節に当たるようにする。次
に、第１の接着部５と第２の接着部６を接合し、前記第
１の端部１を指先方向に折り返す。さらに、第２の端部
４側を手首に密着させながら巻き、第２の細幅部３を手
の甲側からひら側に向けて拇指と人差し指の股に掛け
る。さらに、第２の端部４側を手首に巻き、最後に第３
の接着部７と第２の端部にある第４の接着部８とを接合
する。 【００１０】 【発明の効果】本発明プロテクタの、拇指と人差し指の
股から手首にかけての部分の張力により、拇指（特に基
節骨と第１中手骨を繋ぐ関節）の左右の動揺を抑えるこ
とで力の集中化を生じ、過重圧による負担を軽減させ、
間接の痛み・損傷を防いで指圧治療を容易にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の指関節プロテクタの平面図。
【図２】図１の部分拡大平面図。
【図３】図１の部分拡大平面図。
【図４】図１の部分拡大平面図及びＡ−Ａ′線に沿う部
分の断面図。 【図５】本発明の他の実施例の斜視図。 【図６】本発明のプロテクタを用いて関節を保護する状
態を示す平面図。 【符号の説明】 １ 第１の端部 ２ 第１の細幅部 ３ 第２の細幅部 ４ 第２の端部 ５ 第１の接着部 ６ 第２の接着部 ７ 第３の接着部 ８ 第４の接着部
分の断面図。 【図５】本発明の他の実施例の斜視図。 【図６】本発明のプロテクタを用いて関節を保護する状
態を示す平面図。 【符号の説明】 １ 第１の端部 ２ 第１の細幅部 ３ 第２の細幅部 ４ 第２の端部 ５ 第１の接着部 ６ 第２の接着部 ７ 第３の接着部 ８ 第４の接着部
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 拇指の関節を保護する長尺体であり、第
１及び第２の面と第１及び第２の端部とを有し、前記第
１の端部近傍の前記第２の面に形成された第１の接着部
と、前記第１の接着部及び前記第１の端部から離れて前
記第１の面に形成された第２の接着部と、前記第２の接
着部から離隔し前記第２の端部に近接して前記第２の面
に形成された第３の接着部と、前記第２の端部において
前記第１の面に形成された第４の接着部と、前記第１の
接着部と前記第２の接着部との間に設けられた第１の細
幅部と、前記第２の接着部と前記第３の接着部との間に
設けられた第２の細幅部とを備え、前記第１の細幅部を
拇指と人差し指の間の股に配置し、前記第１の接着部と
前記第２の接着部とを接合させて手首で固定し、かつ、
前記第２の細幅部を前記拇指と人差し指の間の股に配置
し、前記第３の接着部と前記第４の接着部とは接合させ
て手首で固定することを特徴とする指関節プロテクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15926796A JP3484646B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 指関節プロテクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15926796A JP3484646B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 指関節プロテクタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09313526A JPH09313526A (ja) | 1997-12-09 |
| JP3484646B2 true JP3484646B2 (ja) | 2004-01-06 |
Family
ID=15690046
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15926796A Expired - Fee Related JP3484646B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 指関節プロテクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3484646B2 (ja) |
-
1996
- 1996-05-31 JP JP15926796A patent/JP3484646B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09313526A (ja) | 1997-12-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |