JP3484531B2 - 画像出力制御装置、監視用システム、画像出力制御方法および記憶媒体 - Google Patents

画像出力制御装置、監視用システム、画像出力制御方法および記憶媒体

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JP3484531B2
JP3484531B2 JP11429697A JP11429697A JP3484531B2 JP 3484531 B2 JP3484531 B2 JP 3484531B2 JP 11429697 A JP11429697 A JP 11429697A JP 11429697 A JP11429697 A JP 11429697A JP 3484531 B2 JP3484531 B2 JP 3484531B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像出力制御装
置、監視用システム、画像出力制御方法および記憶媒体
に係り、特に、撮像装置により被監視域の画像を取り込
み、該画像を画像表示装置上に表示することにより人の
出入りや行動等を監視する監視用システムにおいて、画
像の時間的変化に応じて表示態様を変化させ、注目すべ
き画像について注意を喚起した表示とすることにより、
より少ない労力で容易に監視を行い得る画像出力制御装
置、監視用システム、画像出力制御方法および記憶媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ等の撮像装置を用いて人の出入り
や行動を監視する監視用システムにおいては、通常、撮
像装置を複数台設置して、監視用スペースにそれぞれの
撮像装置に対応したモニタ等の画像表示装置を複数台設
置して、該画像表示装置の表示を注視することにより監
視を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
監視用システムにあっては、監視員は複数台の画像表示
装置を同時に注視しなければならないので、見落としな
く監視することは困難であるという問題点があった。
【0004】また、1台の画像表示装置上に、複数台の
撮像装置から取り込んだ画像を切り替えて表示する方法
もあるが、このような構成とした場合にも、見落としが
発生するという問題点があった。
【0005】この発明は、このような従来の問題点に着
目してなされたもので、その目的とするところは、撮像
装置により被監視域の画像を取り込み、該画像を画像表
示装置上に表示することにより人の出入りや行動等を監
視する監視用システムにおいて、画像の時間的変化に応
じて表示態様を変化させ、注目すべき画像について注意
を喚起した表示とすることにより、より少ない労力で容
易に監視を行い得る画像出力制御装置、監視用システ
ム、画像出力制御方法および記憶媒体を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本出願の請求項1に記載
の発明は、複数の撮像装置からの画像フレームの時系列
信号を受けて、各撮像装置毎に画像の時間的変化の大き
さを示す変化度情報を生成する変化度情報生成手段と、
前記変化度情報生成手段によって生成された変化度情報
を基に、各撮像装置毎に画像表示についての優先順位を
決定する表示順位決定手段と、表示優先順位の高い撮像
装置からの画像を、表示優先順位の低い撮像装置からの
画像よりも強調して表示する表示制御手段とを具備する
ことを特徴とする画像出力制御装置にある。
【0007】ここで、「強調して表示」とは、他の画像
よりも大きな表示面積を用いて表示することや、他の画
像よりも高輝度に表示することや、目立つ色で表示する
ことや、ブリンキングさせて表示することや、他の画像
よりも目立つ位置(例えば、中央付近)に表示すること
などが、これに相当する。また、優先順位の低いものに
割り込んで表示することなどもこの概念に含まれる。
【0008】 この出願の請求項2に記載の発明は、前
期変化度情報を時間微分し、所定時間の微分値を加算し
た値を優先順位情報として生成する微分手段を更に具備
し、前記表示順位決定手段は、前記優先順位情報に基づ
いて、各撮像装置毎に画像表示についての優先順位を決
定することを特徴とする請求項1に記載の画像出力制御
装にある。
【0009】この出願の請求項3に記載の発明は、前記
表示制御手段は、表示すべき画像について、画像フレー
ム中の時間的な変化度の大きな領域を抽出し、該抽出さ
れた領域の画像を他の部分の画像よりも強調して表示す
ることを特徴とする請求項1または2に記載の画像出力
制御装置にある。
【0010】この出願の請求項4に記載の発明は、撮像
装置からの画像フレームの時系列信号を受けて、画像の
時間的変化の大きさを示す変化度情報を生成する変化度
情報生成手段と、前記変化度情報生成手段によって生成
された変化度情報を時間微分する微分手段と、前記微分
手段の出力する変化度情報の時間微分値が所定のしきい
値を越える場合に、前記撮像装置からの画像を記録また
は出力するための制御信号を生成する制御信号生成手段
とを具備することを特徴とする画像出力制御装置にあ
る。
【0011】この出願の請求項5に記載の発明は、画像
フレーム中の時間的な変化度の大きな領域を抽出する領
域抽出手段と、前記領域抽出手段により抽出された領域
の画像を他の部分の画像よりも強調して表示する表示制
御手段とを具備することを特徴とする画像出力制御装置
にある。
【0012】また、この出願の請求項6に記載の発明
は、請求項1、2、3、4または5に記載の画像出力制
御装置と、撮像装置と、画像表示装置とを具備すること
を特徴とする監視用システムにある。
【0013】また、この出願の請求項7に記載の発明
は、複数の撮像装置からの画像フレームの時系列信号を
受けて、各撮像装置毎に画像の時間的変化の大きさを示
す変化度情報を生成する変化度情報生成ステップと、前
記変化度情報生成ステップによって生成された変化度情
報を基に、各撮像装置毎に画像表示についての優先順位
を決定する表示順位決定ステップと、表示優先順位の高
い撮像装置からの画像を、表示優先順位の低い撮像装置
からの画像よりも強調して表示する表示制御ステップと
を具備することを特徴とする画像出力制御方法にある。
【0014】 この出願の請求項8に記載の発明は、前
期変化度情報を時間微分し、所定時間の微分値を加算し
た値を優先順位情報として生成する微分ステップを更に
具備し、表示順位決定ステップでは、前記優先順位情報
に基づいて、各撮像装置毎に画像表示についての優先順
位を決定することを特徴とする請求項7に記載の画像出
力制御方法にある。
【0015】この出願の請求項9に記載の発明は、前記
表示制御ステップは、表示すべき画像について、画像フ
レーム中の時間的な変化度の大きな領域を抽出し、該抽
出された領域の画像を他の部分の画像よりも強調して表
示することを特徴とする請求項7または8に記載の画像
出力制御方法にある。
【0016】この出願の請求項10に記載の発明は、撮
像装置からの画像フレームの時系列信号を受けて、画像
の時間的変化の大きさを示す変化度情報を生成する変化
度情報生成ステップと、前記変化度情報生成ステップに
よって生成された変化度情報を時間微分する微分ステッ
プと、前記微分ステップの出力する変化度情報の時間微
分値が所定のしきい値を越える場合に、前記撮像装置か
らの画像を記録または出力する出力ステップとを具備す
ることを特徴とする画像出力制御方法にある。
【0017】この出願の請求項11に記載の発明は、画
像フレーム中の時間的な変化度の大きな領域を抽出する
領域抽出ステップと、前記領域抽出手段により抽出され
た領域の画像を他の部分の画像よりも強調して表示する
表示制御ステップとを具備することを特徴とする画像出
力制御方法にある。
【0018】また、この出願の請求項12に記載の発明
は、前記請求項7〜請求項11のいずれかに記載の画像
出力制御方法をコンピュータにて実行させるためのコン
ピュータプログラムを記録した記録媒体にある。
【0019】そして、この請求項1、請求項6、請求項
7または請求項12に記載の発明によれば、各撮像装置
毎の画像の時間的変化の大きさを示す変化度情報を基
に、各撮像装置毎に画像表示についての優先順位を決定
し、表示優先順位の高い撮像装置からの画像を、表示優
先順位の低い撮像装置からの画像よりも強調して表示す
ることとし、例えば、画像上の変化があって、監視対象
として強調表示すべき画像を強調し、逆に監視対象とし
て表示する必要性の低い画像は目立たないようにするこ
とによって、監視員による見落としを無くすことがで
き、また、画像表示全体を注視することによる監視の負
担を軽減することができ、より少ない労力で容易に監視
を行うことが可能となる。
【0020】また、請求項2、請求項6、または請求項
8に記載の発明によれば、変化度情報として、同一撮像
装置からの連続する画像フレームにおける各画素毎の明
度差分の総和の時間微分値を用いるので、例えば、一定
速度で回転するプロペラのような画像のように監視する
重要度の低い画像の表示の優先順位が大きくならないよ
うにでき、監視の負担が軽減される。
【0021】また、請求項3、請求項6、または請求項
9に記載の発明によれば、表示すべき画像について、画
像フレーム中の時間的な変化度の大きな領域を抽出し、
該抽出された領域の画像を他の部分の画像よりも強調し
て表示するので、監視対象として強調表示すべき部分画
像を強調し、逆に監視対象として表示する必要性の低い
部分画像は目立たないようにすることによって、監視員
による見落としを無くすことができ、また、画像表示全
体を注視することによる監視の負担を軽減することがで
き、より少ない労力で容易に監視を行うことが可能とな
る。
【0022】また、請求項4、請求項6、または請求項
10に記載の発明によれば、撮像画像の時間的変化の大
きさを示す変化度情報を時間微分して、該変化度情報の
時間微分値が所定のしきい値を越える場合に、撮像画像
を記録または出力するので、一定速度で動く対象物には
反応せず、加速度をもって動くものや、形状が変化する
ものの記録や表示出力などを自動的に行うことができる
ので、監視対象を絞ることが可能となる。
【0023】また、請求項5、請求項6、または請求項
11に記載の発明によれば、画像フレーム中の時間的な
変化度の大きな領域を抽出し、該抽出領域の画像を他の
部分の画像よりも強調して表示することとし、例えば、
加速度をもって動くものや、形状が変化するものを強調
表示するので、監視対象を絞ることによって監視員によ
る見落としを無くすことができ、また、画像表示全体を
注視することによる監視の負担を軽減することができ、
より少ない労力で容易に監視を行うことが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を添付図面を参照しながら詳細に説明する。先ず、最初
に、本発明に係る画像出力制御装置、監視用システム、
画像出力制御方法および記憶媒体の第1の実施形態を図
1に示す。同図に示されるように、この監視用システム
は、N台の撮像装置101−1〜101−Nと、M台の
画像表示装置106−1〜106−Mと、画像出力制御
装置とを具備している。
【0025】また、図1において、画像出力制御装置
は、N台の撮像装置101−1〜101−Nにそれぞれ
対応する変化度情報生成手段102−1〜102−Nお
よび微分手段103−1〜103−Nと、表示順位決定
手段104と、表示制御手段105とを備えて構成され
ている。
【0026】N台の撮像装置101−1〜101−N
は、例えばCCDカメラ等であって、被監視域にそれぞ
れ設置されて、人の出入りや行動を撮像する。また、M
台の画像表示装置106−1〜106−Mは、例えばC
RT等のディスプレイであって、監視員が常駐するよう
な監視用スペースに設置され、監視員は該画像表示装置
の表示画像を注視することにより監視を行う。
【0027】また、画像出力制御装置において、変化度
情報生成手段102−1〜102−Nは、N台の撮像装
置101−1〜101−Nからの画像フレームの時系列
信号を受けて、各撮像装置毎に画像の時間的変化の大き
さを示す変化度情報MD1〜MDNを生成する。
【0028】また、微分手段103−1〜103−Nで
は、変化度情報生成手段102−1〜102−Nにより
生成された変化度情報MD1〜MDNをそれぞれ微分す
ることによって、同一撮像装置からの連続する画像フレ
ームにおける各画素毎の明度差分の総和の時間微分値を
求め、さらに該時間微分値の所定時間あたりの総和をと
ることによって、優先順位情報MDD1〜MDDNを得
る。
【0029】また、表示順位決定手段104は、微分手
段103−1〜103−Nにより求められた優先順位情
報MDD1〜MDDNに基づいて、各撮像装置毎に画像
表示についての優先順位を決定する。
【0030】さらに、表示制御手段105は、表示優先
順位の高い撮像装置からの画像を、表示優先順位の低い
撮像装置からの画像よりも強調して表示する。ここで、
本実施形態における「強調して表示」とは、他の画像よ
りも大きな表示面積を用いて表示することや、他の画像
よりも高輝度に表示することや、他の画像よりも目立つ
位置(例えば、中央付近)に表示することなどが、これ
に相当し、また、優先順位の低いものに割り込んで表示
することなどをも含む。
【0031】画像出力制御装置における変化度情報生成
手段102−jおよび微分手段103−jの具体的な構
成例を図2に示す。ここに、パラメータjはj=1〜N
であり、変化度情報生成手段102−1〜102−Nお
よび微分手段103−1〜103−Nが、それぞれ図2
に示す構成を備える。また、変化度情報生成手段102
−jによって生成される変化度情報MDj、並びに、微
分手段103−jによって求められる変化度情報の時間
微分値の総和、すなわち優先順位情報MDDjについ
て、概念的に説明する説明図を図3に示す。
【0032】図2において、変化度情報生成手段102
−jは、AD変換器221、第1フレームメモリ22
2、第2フレームメモリ223、同期回路224、アド
レス発生回路225、減算器226、絶対値演算器22
7および加算器228を備えた構成である。また、微分
手段103−jは、第1レジスタ231、第2レジスタ
232、減算器233、絶対値演算器234および加算
器235を備えた構成である。
【0033】まず、変化度情報生成手段102−jにお
いては、撮像装置101−jからの映像信号CDjを取
り込んで、AD変換器221によりディジタルデータに
変換した後、第1フレームメモリ222または第2フレ
ームメモリ223にビデオフレームとして一時的に保存
する。
【0034】ここでは、図3(a)に示すように、撮像
装置101−jによって、1秒間に30ビデオフレーム
が撮像されるものとし、例えば、第1フレームメモリ2
22には奇数番目のビデオフレーム(1/30,3/3
0,…)が、第2フレームメモリ223には偶数番目の
ビデオフレーム(2/30,4/30,…)が、それぞ
れAD変換器221によりディジタルデータに変換され
た後、交互に格納されていく(図3(b)参照)。尚、
この格納動作は、同期回路224によって同期制御さ
れ、第1フレームメモリ222および第2フレームメモ
リ223のアドレス制御は、アドレス発生回路225に
よって行われる。
【0035】次に、減算器226、絶対値演算器227
および加算器228によって、連続する画像フレーム間
の動きの量ai(i=1〜30)が求められる(図3
(c)参照)。ここで、画像フレーム間の動きの量ai
は、画素(ピクセル)毎の差分を1フレーム分について
合計したものである。
【0036】すなわち、i番目のビデオフレームのディ
ジタルデータを格納している第1フレームメモリ222
のm番地のデータをDi〔m〕、i+1番目のビデオフ
レームのディジタルデータを格納している第2フレーム
メモリ223のm番地のデータをDi+1〔m〕とする
と、i番目のビデオフレームからi+1番目のビデオフ
レームの動きの量aiは、次式で求められることとな
る。 ai=Σ|Di+1〔m〕−Di〔m〕|
【0037】つまり、減算器226では、第1フレーム
メモリ222および第2フレームメモリ223に格納さ
れている連続する画像フレームにおける各画素毎の明度
差を算出し、絶対値演算器227では、該明度差の絶対
値をとり、さらに加算器228では、明度差の絶対値を
順次足し込んでいき、1フレーム分足し合わせた結果と
して動きの量aiを得る。この動きの量aiは変化度情
報MDjとして微分手段103−jに供給される。
【0038】次に、微分手段103−jでは、例えば、
第1レジスタ231には奇数番目のビデオフレーム(1
/30,3/30,…)の動きの量が、第2レジスタ2
32には偶数番目のビデオフレーム(2/30,4/3
0,…)の動きの量が、それぞれ交互に格納されてい
く。
【0039】そして、減算器233および絶対値演算器
234により動きの量a1〜a30の時間微分値である
動きの変化量b1〜b30を求め(図3(d)参照)、
さらに加算器235により、動きの変化量b1〜b30
の総和である優先度cを得る。
【0040】すなわち、i番目からi+1番目の動きの
変化量biは、i番目のビデオフレームの動きの量ai
およびi+1番目のビデオフレームの動きの量a(i+
1)から、次式で求められる。 bi=|a(i+1)−ai|
【0041】また、ここでは1秒間に30フレームを撮
像する撮像装置101−jを想定しているので、1秒毎
に優先順位を変更するとして、優先度cは次式で求めら
れる。 c=Σbi (i=1〜30)
【0042】つまり、減算器233では、第1レジスタ
231に格納されているi番目のビデオフレームの動き
の量aiと、第2レジスタ232に格納されているi+
1番目のビデオフレームの動きの量a(i+1)との差
を算出し、絶対値演算器234では、該動きの量の差の
絶対値をとって動きの変化量biを求め、さらに加算器
235では、動きの変化量biを順次足し込んでいき、
1秒間分(ビデオフレーム1/30からビデオフレーム
30/30までを)足し合わせた結果として優先度cを
得る。この優先度cは優先順位情報MDDjとして優先
順位決定手段104に供給される。
【0043】尚、優先度cが大きいほど優先順位は高く
設定される。また、優先順位が速いサイクルで変わる
と、M台の画像表示装置106−1〜106−Mにおけ
る表示画像の切り替えが頻繁に行われることになって、
見にくくなるので、実際には、数秒程度の一定時間毎に
優先度cを求めるのが望ましい。
【0044】さらに、以上説明した動きの量ai(変化
度情報MDj)、動きの変化量bi(変化度情報の時間
微分値)および優先度c(優先順位情報MDDj)につ
いて、具体例を使用して説明する。
【0045】図4は、撮像装置101−jによって1秒
間に10ビデオフレームが撮像される場合のビデオフレ
ーム1/10,2/10,…,10/10を、それぞれ
図4(a),図4(b),…,図4(j)に示したもの
である。また、図5には、図4のビデオフレームに対応
した動きの量aiおよび動きの変化量biを示す。
【0046】この具体例では、最初のビデオフレーム1
/10から2/10へは動きが無く、動きの量a1,a
2および動きの変化量b1,b2は何れも”0”であ
る。次に、ビデオフレーム3/10に移ると、戸が開い
て人が出現するので、動きの量a3=7、動きの変化量
b3=7となる。尚、ここで示す数値は量を表す相対的
な数値である。次に、ビデオフレーム4/10では、人
が動き始めると共に、戸に対して閉める方向に力を加え
るので、動きの量a4=5.5、動きの変化量b4=
1.5となる。
【0047】同様に、ビデオフレーム5/10では、人
が歩き始めると共に、戸が閉まる方向に動くので、動き
の量a5=7、動きの変化量b5=1.5となり、ビデ
オフレーム6/10では、人が歩いて過ぎ去ると共に、
戸が閉まる方向に動くので、動きの量a6=2、動きの
変化量b6=5となり、ビデオフレーム7/10では、
さらに戸が閉まる方向に動くので、動きの量a7=1、
動きの変化量b7=1となり、ビデオフレーム8/10
では、戸が完全に閉まるので、動きの量a8=0、動き
の変化量b8=1となる。さらに、ビデオフレーム9/
10および10/10では動きが無くなるので、動きの
量a9,a10および動きの変化量b9,b10は何れ
も”0”となる。
【0048】以上のようにして得られた動きの変化量b
1〜b10を足し合わせることにより、優先度c=17
が求められ、表示順位決定手段104に供給されること
となる。つまり、優先度cは、一定時間の映像に動きの
ない撮像装置と、動きがある映像装置を判別する情報と
して使用され、動きのない撮像装置が最も優先度が低
く、動きの多い撮像装置ほど優先度が高くなる。また、
動きのないところから動きが発生する場合が相対的に高
い優先度になる。
【0049】次に、表示順位決定手段104では、微分
手段103−1〜103−Nから供給される優先順位情
報MDD1〜MDDNに基づいて、各撮像装置毎に画像
表示についての優先順位を決定する。つまり、動きのな
い映像の撮像装置は監視する必要がないとして最も低い
優先順位で、また、動きの多い映像の撮像装置は注目す
べきとして高い優先順位が与えられる。この決定された
優先順位は表示制御信号PR1として表示制御手段10
5に供給される。
【0050】さらに、表示制御手段105では、N台の
撮像装置101−1〜101−Nにより撮像した画像に
ついて、表示優先順位の高い撮像装置からの画像を、表
示優先順位の低い撮像装置からの画像よりも強調して表
示されるように、M台の画像表示装置106−1〜10
6−Mを制御する。
【0051】尚、表示順位決定手段104において、微
分手段103−1〜103−Nから供給される優先順位
情報MDD1〜MDDNについて、所定のしきい値未満
の場合には優先順位を与えず、対応する撮像画像を表示
出力しないように、表示制御手段105に通知するよう
にすることも可能である。この場合、一定速度で動く対
象物には反応せず、加速度をもって動くものや、形状が
変化するもののみを表示出力するので、監視員の監視対
象を絞ることが可能となる。
【0052】以下では、M台の画像表示装置106−1
〜106−M上における種々の強調表示の手法につい
て、図6から図9の説明図を参照して詳細に説明する。
【0053】まず、図6は、優先順位の高い画像を、他
の画像よりも目立つ位置、すなわち中央付近に表示する
ことによって強調表示するものである。図6では、M=
10として、10台のM台の画像表示装置106−1〜
106−10を備えた構成である。
【0054】表示画面上の括弧内は優先順位を示してお
り、表示制御手段105は、優先順位の高い撮像装置か
らの画像を中央付近に、優先順位が下がるに従って周辺
にそれぞれ配置されるように選択制御するものである。
これにより、監視員は中央付近の画像を特に注視して監
視していれば、見落とし無く監視することが可能とな
り、より少ない労力で監視を行うことができる。
【0055】また、図7は、優先順位の高い画像を、他
の画像よりも高輝度に表示することによって強調表示す
るものである。図6と同様に、10台のM台の画像表示
装置106−1〜106−10を備えた構成であって、
表示画面上の括弧内は優先順位を示している。
【0056】図7において、ハッチングを付した画面で
識別されているように、表示制御手段105は、優先順
位の低い(優先順位7から10の)撮像装置からの画像
については、該画像表示装置(106−1,106−
3,106−7,106−10)上の画像を消去する
か、或いは、より低輝度の表示となるように制御するも
のである。尚、優先順位による輝度の切り替えは、高輝
度および低輝度の2段階だけでなく、さらに細かく輝度
の段階を設定できるようにすることも可能である。この
ように、監視すべき画像表示装置の数を削減、或いは、
注目すべき画像表示装置の数を削減することにより、監
視員はより少ない労力で監視を行うことができる。
【0057】次に、画像表示装置が1台である場合、或
いは、画像表示装置の台数Mが撮像装置の台数Nより少
ない場合には、1台の画像表示装置の画面上に、複数の
撮像装置からの撮像画像を時分割で表示する手法が採ら
れる。この場合、表示制御手段105は、該画像表示装
置に割り当てられた撮像装置の優先順位について比較
し、優先順位が高い撮像装置の画像の表示時間を相対的
に長くし、優先順位が低いものは短くなるように、表示
タイミングを制御する。尚、あるしきい値より優先順位
が低くなった時には、表示をやめるように制御してもよ
い。
【0058】図8は、1台の画像表示装置に、A,B,
C,D,Eの5台の撮像装置が割り当てられた場合の、
該画像表示装置における表示画面上にどの撮像装置から
の画像が表示されるかを示すタイムチャートである。こ
の場合、撮像装置A,B,C,D,Eの順に、優先順位
は5,4,3,2,1とだんだん高くなっており、優先
順位が高くなるにつれて、画像の表示時間が少しずつ長
くなるように制御されている。尚、1周期の時間は、割
り当てられる撮像装置の台数や監視のし易さ等によっ
て、任意に設定すればよい。
【0059】また、ある撮像装置の重要度が急に高くな
った場合は、表示の順番待ち中でも割り込んで表示する
ように制御する。この場合、本来、次に表示されるべき
撮像装置の画像は、割込み表示された画像装置の画像の
後にずらされて表示されることとなる。図9は、このよ
うな優先順位の変動に伴う表示タイミング制御を説明す
るタイムチャートである。
【0060】図9(a)は、1台の画像表示装置に、
A,B,C,D,E,Fの6台の撮像装置が割り当てら
れた場合の、該画像表示装置における表示画面上にどの
撮像装置からの画像が表示されるかを示すタイムチャー
トであり、優先順位の高い撮像装置の画像がより長い表
示時間となっている。
【0061】撮像装置Aの表示中に、撮像装置Eの優先
順位が2から1へと急に高くなったとする。この場合、
撮像装置Eの画像は、撮像装置Aの画像の表示の後に割
込み表示されることとなり、図9(b)に示すようなタ
イムチャートで表示タイミングの制御が行われることと
なる。
【0062】この場合、図9(b)に示すように、撮像
装置Eの画像の表示時間が長くなった分だけ一時的に周
期が長くなってしまう。このような可変長周期の表示タ
イミング制御が許されない場合には、その周期または次
の周期において、図9(c)に示すように、例えば、よ
り優先順位の低い撮像装置の画像の表示時間をより短く
して調整する。
【0063】或いは、図9(d)に示すように、割り込
み表示のあった次の周期において優先順位の低い撮像装
置Aの画像の表示をやめるか、または、割込み表示のあ
ったその周期において後で表示されるべき優先順位の低
い撮像装置の画像の表示をやめるようにして調整するこ
とも可能である。通常は、優先順位の変化は次の周期に
反映されるので、一定の周期におさまるよう撮像装置の
配分を決める。
【0064】さらに、他の強調表示としては、例えば、
予め、優先順位に応じた複数種の画面の大きさを持つ画
像表示装置を複数台備えておき、優先順位の高い撮像装
置の画像をより大きな画面を持つ画像表示装置に表示す
るように制御する手法なども考えられる。
【0065】このように、図1に示された第1の実施形
態によれば、各撮像装置101−1〜101−N毎の画
像の時間的変化の大きさを示す変化度情報として、同一
撮像装置からの連続する画像フレームにおける各画素毎
の明度差分の総和の時間微分値を用い、表示順位決定手
段104により、該時間微分値の一定時間の総和を基
に、各撮像装置毎に画像表示についての優先順位を決定
し、表示制御手段105により、表示優先順位の高い撮
像装置からの画像を、表示優先順位の低い撮像装置から
の画像よりも強調して表示することとし、例えば、画像
上の変化があって、監視対象として強調表示すべき画像
を強調し、逆に監視対象として表示する必要性の低い画
像は目立たないようにするので、監視員による見落とし
を無くすことができ、また、画像表示全体を注視するこ
とによる監視の負担を軽減することができ、より少ない
労力で容易に監視を行うことが可能となる。
【0066】また加えて、変化度情報として、同一撮像
装置からの連続する画像フレームにおける各画素毎の明
度差分の総和の時間微分値を用いるので、例えば、一定
速度で回転するプロペラのような画像のように監視する
重要度の低い画像の表示の優先順位が大きくならないよ
うにでき、監視の負担が軽減される。
【0067】さらに、撮像画像の時間的変化の大きさを
示す変化度情報を時間微分して、該変化度情報の時間微
分値の一定時間の総和が所定のしきい値を越える場合
に、撮像画像を出力するようにすることにより、一定速
度で動く対象物には反応せず、加速度をもって動くもの
や、形状が変化するものの記録や表示出力などを自動的
に行うことができるので、監視対象を絞ることが可能と
なる。
【0068】尚、本実施形態の監視システムの変形例と
して、複数の撮像装置の画像の内、優先順位が十分に低
い撮像装置の画像の表示をやめ、優先順位が高い撮像装
置の映像を拡大して、複数の画像表示装置に分割して表
示することが考えられる。
【0069】また、記憶手段を付加したシステム構成と
し、優先順位が付加された撮像装置の画像を、優先順位
の高い順に、また一定値以上の優先度(数値)を持つも
ののみを記憶手段に録画して、記録を残すようにするこ
とも考えられる。また、表示されない撮像装置の画像を
保険のため記憶手段に録画しておくようにしてもよい。
【0070】さらに、画像表示装置にランプや音声合成
・出力装置を付加した構成とし、優先順位の高い撮像装
置の画像を表示する画像表示装置のランプを点灯させた
り、音声合成・出力装置によって音声によるメッセージ
を出力すことにより、監視員に対して注意を喚起するよ
うにすることも考えられる。
【0071】次に、本発明に係る画像出力制御装置、監
視用システム、画像出力制御方法および記憶媒体の第2
の実施形態を図10に示す。尚、同図において、図1に
示される装置と同一構成部分については、同符号を付す
ことにより説明は省略する。
【0072】図10に示されるように、本実施形態の監
視用システムは、N台の撮像装置101−1〜101−
Nと、1台の画像表示装置506と、画像出力制御装置
とを具備している。
【0073】また、同図において、画像出力制御装置
は、N台の撮像装置101−1〜101−Nにそれぞれ
対応する変化度情報生成手段102−1〜102−Nお
よび微分手段103−1〜103−Nと、表示順位決定
手段504と、表示制御手段505とを備えて構成され
ている。
【0074】変化度情報生成手段102−1〜102−
Nおよび微分手段103−1〜103−Nの具体的な構
成は、第1の実施形態と同様に、図2に示される構成で
ある。すなわち、変化度情報生成手段102−j(j=
1〜N)により変化度情報MDj(動きの量ai)が算
出され、また微分手段103−jにより優先順位情報M
DDj(動きの変化量biの総和である優先度c)が算
出されて、優先順位決定手段504に供給される。
【0075】また、表示順位決定手段504では、微分
手段103−1〜103−Nから供給される優先順位情
報MDD1〜MDDNに基づいて、各撮像装置毎に画像
表示についての優先順位を決定する。つまり、動きのな
い映像の撮像装置は監視する必要がないとして最も低い
優先順位で、また、動きの多い映像の撮像装置は注目す
べきとして高い優先順位が与えられる。この決定された
優先順位は表示制御信号PR2として表示制御手段50
5に供給される。
【0076】さらに、表示制御手段505では、N台の
撮像装置101−1〜101−Nにより撮像した画像に
ついて、表示優先順位の高い撮像装置からの画像を、表
示優先順位の低い撮像装置からの画像よりも強調して表
示されるように、画像表示装置506を制御する。
【0077】本実施形態における「強調して表示」と
は、他の画像よりも大きな表示面積を用いて表示するこ
と、および、他の画像よりも目立つ位置に表示すること
が、これに相当する。また逆に、「強調しない表示」と
しては、表示しないことも含まれる。
【0078】具体的には、図11に示される画像表示装
置506の画面レイアウトのように、画面を面積の異な
る複数個の領域に分割し、撮像装置の画像の表示優先順
位に従って、領域を割り当てていく。
【0079】図11(a)では、画面が6個の領域11
01〜1106に分割され、領域1101〜1106に
対して優先順位1〜6が順に割り当てられており、画面
の左上が最も高い優先順位の画像が表示される領域で、
画面の右下が最も優先順位の低い画像が表示される領域
となるような画面レイアウトである。
【0080】また、図11(b)では、画面が6個の領
域1111〜1116に分割され、領域1111〜11
16に対して優先順位1〜6が順に割り当てられてお
り、画面の上方が最も高い優先順位の画像が表示される
領域で、画面の下方が最も優先順位の低い画像が表示さ
れる領域となるような画面レイアウトである。
【0081】図10において、表示制御手段505は、
制御部511、選択回路512、拡大回路513、画像
合成回路514および画像メモリ515を備えて構成さ
れている。
【0082】制御部511は、優先順位の情報を含む表
示制御信号PR2に基づいて、選択回路512への選択
制御信号CS、拡大回路513への拡大制御信号CL、
画像合成回路514への画像合成制御信号CSYを生成
する。
【0083】選択回路512では、選択制御信号CSに
基づき、撮像装置101−1〜101−Nの撮像画像に
対して、予め設定されている画像表示装置506上の画
面レイアウトの領域を割り当てる。すなわち、上述のよ
うに、優先順位の高い撮像装置の画像がより表示面積の
大きい領域に、優先順位の低いものがより表示面積の小
さい領域に割り当てられる。尚、撮像装置の台数Nが画
面レイアウトの領域個数よりも大きい場合には、優先順
位の低い撮像装置の画像から順に除外されて、該除外さ
れた画像は画像表示装置506上には表示されない。
【0084】次に、拡大回路513では、拡大制御信号
CLに基づいて、撮像装置の画像を割り当てられた領域
の大きさに拡大または縮小する。さらに、画像合成回路
514では、画像合成制御信号CSYに基づいて、拡大
・縮小処理された画像を、予め設定された画面レイアウ
ト通りに合成して、画像メモリ515上に書き込む。
尚、画像メモリ515の内容は、制御部511の表示タ
イミング制御で画像表示装置506上に表示される。
【0085】以上のように、図10に示された第2の実
施形態によれば、各撮像装置101−1〜101−N毎
の画像の時間的変化の大きさを示す変化度情報として、
同一撮像装置からの連続する画像フレームにおける各画
素毎の明度差分の総和の時間微分値を用い、表示順位決
定手段504により、該時間微分値の一定時間の総和を
基に、各撮像装置毎に画像表示についての優先順位を決
定し、表示制御手段505により、表示優先順位の高い
撮像装置からの画像を、表示優先順位の低い撮像装置か
らの画像よりも強調して(より大きい面積の画像表示領
域に)表示することとし、例えば、画像上の変化があっ
て、監視対象として強調表示すべき画像を強調し、逆に
監視対象として表示する必要性の低い画像は目立たない
ようにするので、監視員による見落としを無くすことが
でき、また、画像表示全体を注視することによる監視の
負担を軽減することができ、より少ない労力で容易に監
視を行うことが可能となる。
【0086】尚、図10に示した実施形態では、画像表
示装置506を1台の構成としたが、複数台(M台;M
<N)の画像表示装置と、画像表示装置に個々に対応し
た複数台の表示制御手段を備えた構成に容易に変形可能
である。この場合、各画像表示装置上で画面分割された
表示となる。尚、各撮像装置101−1〜101−N
は、予め画像表示装置に割り当てられ(1台の撮像装置
を複数の画像表示装置に割り当ててもよい)、各表示制
御手段は、該割り当てに応じた撮像装置からの画像(デ
ィジタルデータ)を入力し、選択・拡大・合成を行う構
成となる。
【0087】次に、本発明に係る画像出力制御装置、監
視用システム、画像出力制御方法および記憶媒体の第3
の実施形態を図12に示す。尚、同図において、図1に
示される装置と同一構成部分については、同符号を付す
ことにより説明は省略する。
【0088】図12に示されるように、本実施形態の監
視用システムは、N台の撮像装置101−1〜101−
Nと、M台の画像表示装置1206−k(k=1〜M)
と、画像出力制御装置とを具備している。
【0089】また、同図において、画像出力制御装置
は、N台の撮像装置101−1〜101−Nにそれぞれ
対応する変化度情報生成手段102−1〜102−Nお
よび微分手段103−1〜103−Nと、表示順位決定
手段1204と、表示制御手段1205とを備えて構成
されている。
【0090】変化度情報生成手段102−1〜102−
Nおよび微分手段103−1〜103−Nの具体的な構
成は、第1の実施形態と同様に、図2に示される構成で
ある。すなわち、変化度情報生成手段102−j(j=
1〜N)により変化度情報MDj(動きの量ai)が算
出され、また微分手段103−jにより優先順位情報M
DDj(動きの変化量biの総和である優先度c)が算
出されて、優先順位決定手段1204に供給される。
尚、本実施形態においては、微分手段103−1〜10
3−Nの優先順位情報MDD1〜MDDNは、表示制御
手段1205にも供給される。
【0091】また、表示順位決定手段1204では、微
分手段103−1〜103−Nから供給される優先順位
情報MDD1〜MDDNに基づいて、各撮像装置毎に画
像表示についての優先順位を決定する。つまり、動きの
ない映像の撮像装置は監視する必要がないとして最も低
い優先順位で、また、動きの多い映像の撮像装置は注目
すべきとして高い優先順位が与えられる。この決定され
た優先順位は表示制御信号PR3として表示制御手段1
205に供給される。
【0092】さらに、表示制御手段1205では、N台
の撮像装置101−1〜101−Nにより撮像した画像
について、表示優先順位の高い撮像装置からの画像を、
表示優先順位の低い撮像装置からの画像よりも強調して
表示されるように、画像表示装置1206−k(k=1
〜M)を制御する。
【0093】本実施形態における「強調して表示」と
は、第1の実施形態と同様に、他の画像よりも大きな表
示面積を用いて表示することや、他の画像よりも高輝度
に表示することや、他の画像よりも目立つ位置(例え
ば、中央付近)に表示することなどが、これに相当す
る。また、本実施形態では、1つの画像フレーム中の時
間的な変化度の大きなフォーカス領域を抽出し、該フォ
ーカス領域の画像を他の部分の画像よりも強調して表示
するが、フォーカス領域の強調表示としては、他の画像
よりも大きな表示面積を用いて表示すること、および、
他の画像よりも目立つ位置に表示することが、これに相
当し、また逆に、非強調表示として、表示しないことも
含まれる。
【0094】フォーカス領域の強調表示の具体例を、図
13の説明図を参照して説明する。撮像装置からの取り
込み画像が、図13(a)に示すような動画であったと
する。すなわち、人間P1,P2およびP3が存在し
て、人間P1およびP3は右方向に移動しているが、人
間P2は立ち止まったままという映像である。
【0095】この場合、画像フレーム中の時間的な変化
度の大きい領域であるフォーカス領域は、人間P1およ
びP3を中心とした部分画像となり、該フォーカス領域
を拡大して、画像表示装置1206−k上の2つの画面
分割領域1301および1302に、それぞれ表示す
る。尚、図13(b)の例では、画面分割領域1301
および1302は同じ大きさであるが、これらフォーカ
ス領域間にも表示優先順位を付加することができ、フォ
ーカス領域の表示優先順位に従った面積の画面分割領域
に、表示の大きさを相対的に変えて表示することも可能
である。また、フォーカス領域以外の部分画像や全体画
像を、別のより面積の小さい画面分割領域に表示するこ
とも考えられる。
【0096】図12において、表示制御手段1205
は、制御部1211、選択回路1212、フォーカス領
域抽出手段1214−k、バッファ1213−k、画像
合成回路1215−kおよび画像メモリ1216−kを
備えて構成されている。
【0097】制御部1211は、優先順位の情報を含む
表示制御信号PR3に基づいて、選択回路1212への
選択制御信号CS、画像メモリ1216−kへの表示タ
イミング制御信号を生成する。
【0098】選択回路1212では、選択制御信号CS
に基づき、N台の撮像装置101−1〜101−Nによ
り撮像した画像について、表示優先順位の高い撮像装置
からの画像を、表示優先順位の低い撮像装置からの画像
よりも強調して表示されるように、M台の画像表示装置
106−1〜106−Mを割り当てる。
【0099】ここで、撮像装置101−lにより撮像し
た画像(ディジタルデータGDl)が、画像表示装置1
206−kに割り当てられたとすれば、ディジタルデー
タGDlがバッファ1213−kに一時的に格納され
る。一方、微分手段103−lから供給される優先順位
情報MDDlは、フォーカス領域抽出手段1214−k
に供給される。
【0100】フォーカス領域抽出手段1214−kで
は、次のようにしてフォーカス領域を抽出する。まず抽
出処理の前提として、図14に示すように、1フレーム
画像を細かく分割して扱う。例えば、縦100×横10
0の10,000の領域に分割する。
【0101】次に、各分割領域の重要度(変化の大きさ
の変動量)を算出する。具体的には、変化度情報生成手
段102−jおよび微分手段103−jにより算出され
る動きの変化量を1フレーム画面単位で求めるのではな
く、分割領域単位で求めることに相当する。従って、実
際には、領域分割と分割領域の重要度の算出の処理は、
フォーカス領域抽出手段1214−kで求めるのではな
く、変化度情報生成手段102−jおよび微分手段10
3−jにおいて行うようにし、重要度算出結果を優先順
位情報MDDlに含めてフォーカス領域抽出手段121
4−kに供給するよう構成した方が、回路構成上効率的
である。
【0102】次に、図14に示すような各分割領域の重
要度の分布から、重要度の高い領域(図14では、重要
度”5”以上を高い領域としている)の集中している部
分を囲む四角形領域を作り、この四角形領域をフォーカ
ス領域とする。また、フォーカス領域内の全体の重要度
は、該フォーカス領域に含まれる分割領域の重要度の総
和として算出する。
【0103】尚、フォーカス領域の抽出方法について
は、上記方法に限らず、例えば、特開平4−18034
8号公報の「画像の抽出方法」を利用して行ってもよ
い。
【0104】次に、画像合成回路1215−kでは、フ
ォーカス領域抽出手段1214−kによって得られたフ
ォーカス領域とそのフォーカス領域の重要度に基づい
て、画像表示装置1206−k上に表示すべき表示画面
のレイアウト構成、すなわち各フォーカス領域の面積配
分、配置等を決定し、該画面レイアウトに沿うようにフ
ォーカス領域の画像を拡大または縮小し、画面レイアウ
ト通りに合成して、画像メモリ1216−k上に書き込
む。
【0105】さらに、画像メモリ1216−kの内容
は、制御部1211からの表示タイミング制御信号に基
づいて、画像表示装置1206−k上に表示される。
【0106】本実施形態におけるフォーカス領域の強調
表示処理を、図15のフローチャートを参照して説明す
る。尚、図15では、フォーカス領域抽出における領域
分割と分割領域の重要度の算出の処理を、変化度情報生
成手段102−jおよび微分手段103−jにおいて行
うことを想定している。
【0107】まず、ステップ1501では、撮像装置1
01−j(j=1〜N)から変化度情報生成手段に対し
て撮像信号が画像データとして取り込まれる。次に、ス
テップ1502では、画像を所定の分割領域に分割す
る。次に、ステップ1503では、各分割領域毎の重要
度を算出する。
【0108】また、ステップ1504では、変化度情報
生成手段102−jおよび微分手段103−jにより、
全体画像(1フレーム画像)の優先順位情報(優先度
c)を求め、表示優先順位決定手段1204により、そ
の撮像装置の画像の優先順位を決定する。この時、ステ
ップ1505では、優先順位情報(優先度c)について
所定のしきい値と比較して、一定以上の変化の無い撮像
装置の画像については表示しないようにする。
【0109】次に、ステップ1506では、撮像装置1
01−jの画像について、表示優先順位に応じた強調表
示がなされるように、画像表示装置106−k(k=1
〜M)を選択して割り当てる。
【0110】次に、ステップ1507では、フォーカス
領域抽出手段1214−kにより、上記方法でフォーカ
ス領域を抽出する。また、ステップ1508では、抽出
したフォーカス領域内の全体の重要度を算出する。これ
らステップ1507および1508の処理は、1画面に
ついて全てのフォーカス領域が抽出されるまで繰り返さ
れる(ステップ1509)。
【0111】次に、ステップ1510では、画像合成回
路1215−kにより、抽出されたフォーカス領域とそ
のフォーカス領域の重要度に基づき、表示画面上の各フ
ォーカス領域の面積配分、配置等を決定し、画像メモリ
1216−k上に合成する。そして最後に、ステップ1
511で、画像メモリ1216−kの内容を画像表示装
置1206−k上に表示する。
【0112】以上のように、図12に示された第3の実
施形態によれば、表示すべき画像について、画像フレー
ム中の時間的な変化度の大きな領域をフォーカス領域と
して抽出し、該フォーカス領域の画像を他の部分の画像
よりも強調して表示するので、監視対象として強調表示
すべき部分画像を強調し、逆に監視対象として表示する
必要性の低い部分画像は目立たないようにすることによ
って、監視員による見落としを無くすことができ、ま
た、画像表示全体を注視することによる監視の負担を軽
減することができ、より少ない労力で容易に監視を行う
ことが可能となる。
【0113】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、撮像装置により被監視域の画像を取り込み、
該画像を画像表示装置上に表示することにより人の出入
りや行動等を監視する監視用システムにおいて、画像の
時間的変化に応じて表示態様を変化させ、注目すべき画
像について注意を喚起した表示とすることにより、監視
員による見落としを無くすことができ、また、画像表示
全体を注視することによる監視の負担を軽減することが
でき、より少ない労力で容易に監視を行い得る画像出力
制御装置、監視用システム、画像出力制御方法および記
憶媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る画像出力制御装
置を含む監視用システムの構成図である。
【図2】実施形態の画像出力制御装置における変化度情
報生成手段および微分手段の構成図である。
【図3】実施形態の画像出力制御装置における変化度情
報、並びに、変化度情報の時間微分値の総和(優先順位
情報)について概念的に説明する説明図である。
【図4】撮像装置によって1秒間に10ビデオフレーム
が撮像される場合のビデオフレームを例示する説明図で
ある。
【図5】図4のビデオフレームに対応した動きの量およ
び動きの変化量を例示する説明図である。
【図6】画像表示装置上における強調表示の方法(優先
順位の高い画像を中央付近に表示)を説明する説明図で
ある。
【図7】画像表示装置上における強調表示の方法(優先
順位の高い画像を高輝度表示)を説明する説明図であ
る。
【図8】1台の画像表示装置に5台の撮像装置が割り当
てられた場合、表示画面上にどの撮像装置からの画像が
表示されるかを説明するタイムチャートである。
【図9】優先順位の変動に伴う表示タイミング制御を説
明するタイムチャートである。
【図10】本発明の第2の実施形態に係る画像出力制御
装置を含む監視用システムの構成図である。
【図11】第2の実施形態における画像表示装置の画面
レイアウトの説明図である。
【図12】本発明の第3の実施形態に係る画像出力制御
装置を含む監視用システムの構成図である。
【図13】フォーカス領域の強調表示を例示する説明図
である。
【図14】フォーカス領域の抽出処理を説明する説明図
である。
【図15】第3の実施形態におけるフォーカス領域の強
調表示処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
101−1〜101−N 撮像装置 102−1〜102−N 変化情報生成手段 103−1〜103−N 微分手段 104,504,1204 表示順位決定手段 105,505,1205 表示制御手段 106−1〜106−M,506,1206−k 画
像表示装置 CD1〜CDN 撮像信号 MD1〜MDN,MDj 変化度情報 MDD1〜MDDN,MDDj 優先順位情報 GD1〜GDN,GDj ディジタルデータ PR1,PR2,PR3 表示制御信号 DD1〜DDM 表示画像信号 221 AD変換器 222 第1フレームメモリ 223 第2フレームメモリ 224 同期回路 225 アドレス発生回路 226,233 減算器 227,234 絶対値演算器 228,235 加算器 231 第1レジスタ 232 第2レジスタ ai 動きの量 bi 動きの変化量 c 優先度 511,1211 制御部 512,1212 選択回路 513 拡大回路 514,1215−k 画像合成回路 515,1216−k 画像メモリ 1101〜1106,1111〜1116 画面分割
領域 1213−k バッファ 1214−k フォーカス領域抽出手段 1301,1302 画面分割領域 1401 フォーカス領域

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の撮像装置からの画像フレームの時
    系列信号を受けて、各撮像装置毎に画像の時間的変化の
    大きさを示す変化度情報を生成する変化度情報生成手段
    と、 前記変化度情報生成手段によって生成された変化度情報
    を基に、各撮像装置毎に画像表示についての優先順位を
    決定する表示順位決定手段と、 表示優先順位の高い撮像装置からの画像を、表示優先順
    位の低い撮像装置からの画像よりも強調して表示する表
    示制御手段と、
  2. 【請求項2】 前期変化度情報を時間微分し、所定時間
    の微分値を加算した値を優先順位情報として生成する微
    分手段を更に具備し、 前記表示順位決定手段は、前記優先順位情報に基づい
    て、各撮像装置毎に画像表示についての優先順位を決定
    する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像出力制御
    装置。
  3. 【請求項3】 前記表示制御手段は、表示すべき画像に
    ついて、画像フレーム中の時間的な変化度の大きな領域
    を抽出し、該抽出された領域の画像を他の部分の画像よ
    りも強調して表示すること、を特徴とする請求項1また
    は2に記載の画像出力制御装置。
  4. 【請求項4】 撮像装置からの画像フレームの時系列信
    号を受けて、画像の時間的変化の大きさを示す変化度情
    報を生成する変化度情報生成手段と、 前記変化度情報生成手段によって生成された変化度情報
    を時間微分する微分手段と、 前記微分手段の出力する変化度情報の時間微分値が所定
    のしきい値を越える場合に、前記撮像装置からの画像を
    記録または出力するための制御信号を生成する制御信号
    生成手段と、 を具備すること、を特徴とする画像出力制御装置。
  5. 【請求項5】 画像フレーム中の時間的な変化度の大き
    な領域を抽出する領域抽出手段と、 前記領域抽出手段により抽出された領域の画像を他の部
    分の画像よりも強調して表示する表示制御手段と、 を具備すること、を特徴とする画像出力制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4または5に記載の
    画像出力制御装置と、 撮像装置と、画像表示装置と、 を具備すること、を特徴とする監視用システム。
  7. 【請求項7】 複数の撮像装置からの画像フレームの時
    系列信号を受けて、各撮像装置毎に画像の時間的変化の
    大きさを示す変化度情報を生成する変化度情報生成ステ
    ップと、 前記変化度情報生成ステップによって生成された変化度
    情報を基に、各撮像装置毎に画像表示についての優先順
    位を決定する表示順位決定ステップと、 表示優先順位の高い撮像装置からの画像を、表示優先順
    位の低い撮像装置からの画像よりも強調して表示する表
    示制御ステップと、 を具備すること、を特徴とする画像出力制御方法。
  8. 【請求項8】 前期変化度情報を時間微分し、所定時間
    の微分値を加算した値を優先順位情報として生成する微
    分ステップを更に具備し、 表示順位決定ステップでは、前記優先順位情報に基づい
    て、各撮像装置毎に画像表示についての優先順位を決定
    する、ことを特徴とする請求項7に記載の画像出力制御
    方法。
  9. 【請求項9】 前記表示制御ステップは、表示すべき画
    像について、画像フレーム中の時間的な変化度の大きな
    領域を抽出し、該抽出された領域の画像を他の部分の画
    像よりも強調して表示すること、を特徴とする請求項7
    または8に記載の画像出力制御方法。
  10. 【請求項10】 撮像装置からの画像フレームの時系列
    信号を受けて、画像の時間的変化の大きさを示す変化度
    情報を生成する変化度情報生成ステップと、 前記変化度情報生成ステップによって生成された変化度
    情報を時間微分する微分ステップと、 前記微分ステップの出力する変化度情報の時間微分値が
    所定のしきい値を越える場合に、前記撮像装置からの画
    像を記録または出力する出力ステップと、 を具備すること、を特徴とする画像出力制御方法。
  11. 【請求項11】 画像フレーム中の時間的な変化度の大
    きな領域を抽出する領域抽出ステップと、 前記領域抽出手段により抽出された領域の画像を他の部
    分の画像よりも強調して表示する表示制御ステップと、 を具備すること、を特徴とする画像出力制御方法。
  12. 【請求項12】 前記請求項7〜請求項11のいずれか
    に記載の画像出力制御方法をコンピュータにて実行させ
    るためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体。
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