JP3484095B2 - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成方法

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JP3484095B2 JP05419699A JP5419699A JP3484095B2 JP 3484095 B2 JP3484095 B2 JP 3484095B2 JP 05419699 A JP05419699 A JP 05419699A JP 5419699 A JP5419699 A JP 5419699A JP 3484095 B2 JP3484095 B2 JP 3484095B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に係
り、特に消去可能インクや消去可能トナー等の消去可能
な画材を用いて文書,絵柄または写真などの文字や画像
の情報を印刷または複写する際に消去可能な画材を用い
て複製することをマークにより表示する画像形成装置お
よび画像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ技術の発達により、
文字情報や画像情報の各種の情報を自ら作成し、これを
紙などの情報記録媒体上に出力して作成された情報を視
認可能なものとしたり、あるいは入手した必要情報をそ
のまま複写して保存したりする情報出力技術が進歩して
きている。この情報出力技術は、具体的にはコンピュー
タ(ワードプロセッサを含む)の出力装置としてのプリ
ンタや、PPC等の複写機として広く用いられている。
【0003】一方、本発明者達は出力された情報の秘密
性を担保するためと、環境破壊が人類に及ぼす弊害を除
去するため、消去可能なインクまたはトナー等の消去可
能な画像形成材料を提案している(例えば、特願平10
−261395号)。この消去可能な画材の特徴は、そ
れ自体では無色である、例えば色素などの呈色性化合物
(L)と、この呈色性化合物(L)と分子的に結合する
顕色剤(D)と、により基本的に構成されていた従来の
インクまたはトナーに対して、所定の温度と時間または
溶剤により反応して呈色性化合物(L)よりも強く顕色
剤(D)と結合する消色剤(E)を混入させた画材を用
いることにより、いわゆる定着状態とは異なる消色状態
に印刷物または複写物(これらは必要な枚数を随時複製
することができるので、以下、両者を含めて複製物と定
義する。)を置くことにより、例えば紙等の情報記録媒
体に記録された情報を除去している。
【0004】このような消去可能な画材を用いて情報を
印刷または複写する画像形成技術は、秘密性の高い情報
を一時的に記録する必要性のある場合に有用なものであ
るばかりでなく、出力された情報が不要となったときに
紙等の媒体をリサイクルして再生紙として用いる場合に
も優れている。通常、古紙は、パルパーというミキサー
で粉砕されて紙繊維とされた後、熟成塔で薬品を加えら
れてからディスバーザを通過してから脱墨機内でさらに
薬品を加えられて色剤の除去を行ない漂白塔に供給され
て漂白剤が加えられる。漂白塔で完全に漂白されたスラ
リ状のパルプは、パルプチェストに収納され、紙漉き工
程へと供給される。
【0005】上記の古紙リサイクル工程における脱墨機
と漂白塔を用いて処理する工程は、色素の漂白がうまく
いかない場合には数サイクル繰り返して行なわれること
になり、このため投入される薬品の量が多くなるばかり
でなく、脱墨や漂白に伴って廃出される廃液の量も多く
なって利用材や資源の無駄遣いとなる。また、同一の再
生対象に対して繰り返し脱墨工程と漂白工程を行なって
いるために、エネルギの損失も甚大なものとなる。
【0006】これに対して、本発明者達が提案した消去
可能な画材を用いて情報を印刷・複写した情報記録媒体
は顕色剤が消色剤と反応してリサイクルに供せられる際
には殆どの色素が脱色された状態となる。したがって、
この消去可能な画材のみを用いて情報を出力した媒体
は、秘密を保持するためや廃品として回収するために
は、所定の温度条件や溶剤等を用いて色素を無色化した
後、倉庫や保管庫等に保管しておくだけで良い。
【0007】リサイクル工程に供されてからは、完全に
脱色された古紙はパルパーにより裁断された後、従来の
リサイクル工程と略々同一の工程を通過させることによ
り、スラリー状のパルプを得ることができる。このよう
に消去可能な画材を用いることにより、従来のリサイク
ル工程をそのまま用いても、低公害で省エネルギのリサ
イクルを行なうことができる。また、古紙の回収工程に
おける処理上の不備から消去可能なインクまたはトナー
により印刷または複写されて文字または画像が消去され
た用紙と、通常の用紙とが混在している場合であって
も、脱墨工程および漂白工程を従来のように複数サイク
ル繰り返す必要はないので、全てを消去可能なインクま
たはトナーにより印刷または複写したものに比べると、
多少の無駄は出ても在来型のインクやトナーを用いた複
製物を古紙として回収してリサイクル処理する場合に比
べて、環境へ与える効果や省エネルギ効果等は優れたも
のが期待できる。
【0008】上述した消去可能な画材を用いた画像形成
装置は、消去可能な画材を用いているにも拘わらず、在
来型の画材を用いて情報を出力するプリンタや複写機を
そのまま用いて在来型の画材と同様にして文字や画像等
の情報の出力を行なっていた。このため、消去可能な画
材により複製された複製物と、在来型の画像を用いて複
製した複製物と、が混在する古紙を回収してリサイクル
工程に供する場合には、紙類種分け装置が用いられてい
る。
【0009】この種分け装置は、複製物を一旦加熱した
後、各々の画像濃度の変化により分別し種分けする方法
を採っていた。通常、在来型の画材を用いて複製した複
製物には濃度変化がなく、感熱紙では画像濃度が高くな
り、また、消去可能な画材では画像濃度が下がるという
特性があるため、これらの特性を利用して画像の濃度を
調べることにより種分けを行なうことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の消去可能な画材を用いて複製する従来の画像形
成装置および方法によれば、消去可能な画材を用いて複
製したものか通常の画材を用いて複製したものかの判別
が難しく、異なる種類の両画材を用いてそれぞれ複製し
た複製物が混在する場合には、それらを分類するのに多
大な労力と無駄な時間とを費やさねばならないという問
題点が生じる。
【0011】また、従来の画像形成装置によれば、これ
によって複製された複製物の種分けを行なうのに大がか
りな分類装置を用いなければならず、このような装置を
用意できない場合には分類を行なう処理業者等の肉眼に
より種分けを行なう必要がある。このため、作業効率が
悪く充分な処理能力を担保できないという問題点があっ
た。
【0012】このように消去可能な画材を用いて複製し
た複製物の判別が難しいことにより秘密性の高い書類を
消去可能な画材により複製しても、複製された情報を消
去する処理が煩雑であるため、結局は消去可能な画材が
充分に利用されない虞れもあった。
【0013】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであり、消去可能な画材により複製された複製
物に所定のマークを記録することにより、通常の画材に
よる複製物との識別を容易とし、これら異なる種類の画
材により複製された複製物を間単に判別してリサイクル
工程に供することを可能とする画像形成装置および画像
形成方法を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る画像形成装置は、文字および図形を含
む画像情報を入力する複製情報入力手段と、入力された
画像情報に基づいて複製すべき画像を形成する複製画像
形成手段と、所定の温度,時間,溶剤の何れかの作用に
よって、色素を含む呈色性化合物よりも顕色剤に対して
より強く結合する消色剤が混入された消去可能な画材
充填された容器が装着されたことを検出して該消去可能
な画材による複製であることを検出する消去可能画材検
出手段と、消去可能な画材により複製された複製物であ
ることを示すマークを記憶するマーク記憶手段と、消去
可能な画材により画像が複製される場合に前記複製画像
形成手段により形成された複製すべき画像に前記マーク
記憶手段に記憶されたマークを付加した合成画像を出力
する画像合成手段と、を備えることを特徴とする
【0015】 また、本発明に係る画像形成方法は、文
字および図形を含む画像情報を入力し、入力された画像
情報に基づいて複製すべき画像を形成し、所定の温度,
時間,溶剤の何れかの作用によって、色素を含む呈色性
化合物よりも顕色剤に対してより強く結合する消色剤が
混入された消去可能な画材が充填された容器が装着され
たことを検出して該消去可能な画材による複製であるこ
とを検出し、消去可能な画材により画像が複製される場
合に、形成された前記複製すべき画像に、予め記憶され
たマークであって消去可能な画材により複製された複製
物であることを示すマークを付加して合成画像を出力す
ることを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
および画像形成方法の好適な実施形態について添付図面
を参照しながら詳細に説明する。まず、図1を参照して
本発明の基本的な構成である第1実施形態に係る画像形
成装置について説明する。図1の画像形成装置は、コン
ピュータやワードプロセッサ等により処理した情報を出
力するプリンタや、普通紙複写機(PPC―Plain Pape
r Copia―)等の電子写真コピー機または普通紙ファク
シミリ等の上位概念としての画像形成装置に本発明を適
用したものである。
【0017】図1において、画像形成装置1は、文字お
よび図形を含む画像情報を入力する複製情報入力手段2
と、入力された画像情報に基づいて複製すべき画像を形
成する複製画像形成手段3と、複製すべき画像が消去可
能な画材による複製であることを検出する消去可能画材
検出手段4、画像の複製が消去可能な画材により行なわ
れる場合にその複製物が消去可能な画材により複製され
たものであることを表示するマークを記憶するマーク記
憶手段5と、前記消去可能画材検出手段4によって画像
の複製に使用される画材が消去可能であることが検出さ
れたときに前記マーク記憶手段5に予め記憶されたマー
クを出力するマーク出力手段6と、前記複製画像形成手
段3より出力された複製画像の所定の箇所に前記マーク
出力手段6より出力された消去可能マークを付加して出
力画像を合成する画像合成手段7と、を備えている。
【0018】第1実施形態に係る画像形成装置1は、以
上の構成により複製される文字・図形等の複製情報は、
複製情報入力手段2に入力された後、例えばディジタル
画像情報から複製画像形成手段3により複製画像に変換
されたり、例えばコピー機やファクシミリ等のような光
学式情報読み取り装置により構成された複製画像形成手
段3により光電変換されて複製画像として出力が準備さ
れる。次に、消去可能画材検出手段4により消去可能な
画材が使用されているか否かを検出する。この検出は、
例えば消去可能トナー等のような画材により印刷するよ
うに設定されているか否かを自動的に検出しても良い
し、あるいは、複写機のように複写を行なう者がこの情
報は秘密性が高いので消去可能トナーにより複写しよう
と手動により表示パネル等により設定入力しても良い。
また、ファクシミリにて送信する場合には、送信時に送
信者が着信側での印字を消去可能トナーにより行なうよ
うに指定し、この指定があった場合には例えばヘッダ情
報に印字トナーの種類を指定できるようにしておいて、
秘密性の高い文書を消去可能なトナーにより印字するよ
うにしても良い。
【0019】このようにマニュアル設定または検出によ
り消去可能画材により複製されるべきものであることが
認識されると、マーク記憶手段5に予め格納しておいた
消去可能マークが読み出されてマーク出力手段6を介し
て出力される。マーク出力手段6より出力された消去可
能を示すマークは画像合成手段7に入力されて、ここで
複製画像形成手段3より出力された複製画像と合成され
て出力画像として印字出力される。
【0020】消去可能マークは、後述するように例えば
用紙の印刷面の常に同一箇所にプリントされるようにし
ておけば、印刷物が消去すべきものか否かを容易に判別
できるばかりでなく、印刷された情報を消去せずにリサ
イクル工程に供する場合にも通常の消去不可能なトナー
により印刷された印刷物との種分けが容易になる。した
がって、例えば用紙の左下隅というように、印刷用のヘ
ッダやフッタが通常は付されない特定の位置を決めてお
いて、常時その特定位置に消去可能マークを印刷するよ
うにすれば、種分け動作を迅速に行なうことが可能とな
る。
【0021】次に図2ないし図6を参照しながら、この
発明の第2実施形態に係る画像形成装置について説明す
る。図2は、第2実施形態に係る画像形成装置としての
プリンタの構成を示すブロック図である。図2におい
て、ネットワークバス11にはパーソナルコンピュータ
12、プリンタサーバ13と共に、消去可能トナーを搭
載した第1および第2のプリンタ20,29が接続され
ている。プリンタサーバ13は、プリンタ設定部14と
プリンタ管理部15を備えている。第1のプリンタ20
は、ネットワークバス11から印刷コマンド等の各種の
コマンドを入力する入力部21と、入力された印刷コマ
ンドに基づいて印刷の設定を制御する設定制御部22
と、印字用のフォントや記号等を記憶すると共に設定制
御部22からの制御に基づいてこれらの印字情報を出力
する印字用バッファ23と、このバッファ23より出力
された印字情報に基づいて印字を制御する制御情報を生
成する印字制御部24と、制御情報に従って実際の印字
を行なう印字部25と、を備えている。
【0022】一方、プリンタ20は、消去可能トナーを
収納するカートリッジ26を備え、このトナー用のカー
トリッジ26は汎用性を有しており、通常のトナー用の
カートリッジ(図示せず)と消去可能トナー用のカート
リッジ26の両者を装着可能な装着部が設けられてい
る。この消去可能トナー用のカートリッジ26には、図
4に示すように、押圧用の突起部26aが設けられてお
り、この突起部26aを用いて消去可能トナーを検出し
ている。
【0023】具体的には、消去可能マーク設定部30が
プリンタ20内に設けられており、この設定部30は、
前記消去可能トナー用カートリッジ26に設けられた突
起部26aにより押圧されてオンとなるスイッチ31
と、このスイッチ31がオンされたときに消去可能トナ
ー用のカートリッジ26が装着されていることを検出す
る消去可能トナー検出部32と、印刷すべき文書が消去
可能トナーにより印刷された場合に用紙の所定位置に印
刷する消去可能マークを記憶しておくマーク記憶部33
と、を備えている。消去可能トナー検出部32とマーク
記憶部33の出力は前記設定制御部22に供給され、印
刷すべきコンテンツと合成されて印字部25より印字さ
れて出力される。
【0024】図2におけるプリンタサーバ13のプリン
タ管理部15は、消去可能トナー用のカートリッジ26
が第1のプリンタ20に搭載されたことを把握する。こ
の把握は、消去可能トナー検出部32からの検出出力を
用いて行なわれる。第2のプリンタ29は、在来型の消
去不可能なトナーの専用機であっても良いし、第1のプ
リンタ20と同一構成のものでも良い。何れにしても、
第2のプリンタ29からも何らかの出力が出されること
により、プリンタ管理部15は第1のプリンタ20には
消去可能トナーが搭載され、第2のプリンター29には
在来型の消去不可能なトナーが搭載されていることをま
ず把握する。
【0025】このようにネットワーク11上に複数のプ
リンタがネットワーク接続され、印刷に用いるトナーの
種類が異なる場合、図5に示すようなパーソナルコンピ
ュータの印刷指令ウィンドウ40における表示で重要な
ことは、消去可能トナー搭載の第1のプリンタ20が選
択されたときのみ、消去可能マーク付与の選択とマーク
設定のクリックが可能となることである。つまり、消去
が不可能な在来型のトナーを搭載した第2のプリンタ2
9を選択した場合には、ウィンドウ40の最下欄の消去
可能マークを付与するか否かの領域はハーフトーン表示
となりこの領域への選択入力ができなくなるように構成
されている。
【0026】図2において、消去可能マーク設定部30
は着脱自在に構成されており、通常のプリンタ29であ
っても消去可能なトナー搭載機能を有するプリンタ20
へと容易に改良・変更することが可能である。この場
合、ほとんどのトナー型プリンタは、現在、カートリッ
ジタイプのものが採用されているので、カートリッジ取
り付け部分に簡単な構成のスイッチ31を含む消去可能
マーク設定部30をアッセンブリ部品として作成してお
き、通常の部品と交換して取り付けるようにすれば良
い。
【0027】プリンタ20の所定の位置には、表示パネ
ル27が設けられており、この表示パネル27は前記消
去可能トナー検出部32からの検出結果をプリンタの使
用者に視認させると共に、この表示パネル27をタッチ
パネルにより構成することによりマニュアル操作によっ
て使用者が任意に消去可能マークを所定位置に付加でき
るようにしても良い。また、マーク記憶部33について
も、プリンタの操作盤等に設けたマーク外部入力部28
を介して自由なデザインのマークを作成して入力するこ
ともできるように構成されている。ただし、なるべくな
らばこの消去可能マークは、統一的なデザインを採用す
るようにした方が良い。統一的なマークを付しておけ
ば、例えば異なるリサイクル業者間であっても容易にそ
の複製物が消去可能画材により複製されたものであるこ
とが分かり、リサイクル工程において、他の一般的な複
製物と種分けして処理すれば、脱墨工程や漂白工程を1
〜2回のサイクル行なうだけで済み、リサイクル処理の
迅速化を図れる。
【0028】この第2実施形態に係る画像形成装置は、
図3に示すように、複数のパーソナルコンピュータ1
2,16がネットワークバス11を介して接続され、か
つ複数のプリンタ20,29も複数設けられているネッ
トワークシステムに適用されても良い。この際、第1の
プリンタ20のみ消去可能トナーが用いられて第2のプ
リンタ29は通常のトナーが装填されていても良い。
【0029】本発明に用いられる消去可能トナーは、上
述したように、例えば色素である呈色性化合物と発色剤
である顕色剤とが結合した儘の状態で、例えば摂氏17
0度から190度くらいの(図示されない)転写ローラ
の温度により、用紙面に定着される。仮に、転写ローラ
の表面温度が200度以上で用紙が一定時間にわたりロ
ーラ表面に絡まったりして停滞すると消色剤との反応条
件を満たしてしまい、色が消えてしまう虞れもある。そ
こで、本発明に係る画像形成装置の場合、装置稼働中の
温度管理は重要な制御要素である。図4は、このような
観点より、プリンタ20内での温度管理の様子を示して
いる。
【0030】図4において、消去可能トナー用カートリ
ッジ26は、転写ローラ34に対向して設けられてお
り、カートリッジ26の下側には突起部26aと係合す
るスイッチ31と検出部32が設けられている。転写ロ
ーラ34と補助ローラ35との間で印刷された用紙は定
着ローラ36aおよび36b間を通過して用紙受け37
により受け止められている。したがって、定着ローラ3
6aおよび36bの温度管理を行なうため、温度検出部
38と熱コントローラ39とが設けられており、温度検
出部38がローラ36aの温度を検出すると共に、検出
部32は現在使用されているトナーは消去可能なもので
あるという検出結果を熱コントローラ39に出力してい
るので、熱コントローラ39は消去可能トナーに特有の
温度条件を精度良く制御している。
【0031】上述した第2実施形態に係る画像形成装置
は、コンピュータ12により作成された文書データ等を
消去可能トナーが充填されたプリンタ20により出力す
ることにより印字することができるが、その具体的な動
作について図5および図6を参照しながら説明する。図
5は、コンピュータにおける印刷指令ウィンドウ40を
示しており、この印刷指令ウィンドウ40は、プリンタ
情報表示部41と、その説明欄としての「消去可能トナ
ー」表示部42と、印刷範囲表示部43と、印刷部数表
示部44と、を備えている。この全体のレイアウトは通
常のプリンタのそれとさほど違っていないがプリンタの
説明として「消去可能トナー」表示部42が設けられて
いる点が若干異なっている。このウィンドウ40の最下
欄には、印刷に際して消去可能マークを付与するか否か
の選択欄45が設けられており、この欄45の「あり」
にチェックを付して「マーク設定」のアイコンをクリッ
クすることにより、図6に示されるような、消去可能マ
ーク付きの印刷物が出力されてくる。
【0032】図6において、用紙46の上部には例えば
「株式会社B社」等のヘッダが印刷されるヘッダ部47
が設けられ、用紙46の下部には例えば頁番号や文書番
号等のフッタ情報が印刷されるフッタ部48が設けられ
ている。上述したように、消去可能インクを使用した印
刷物であることを示す「消去可能マーク」は、なるべく
用紙の所定箇所に印刷されていた方が好ましいので、フ
ッタ部48のさらに下側にマーク欄49を設けるように
している。以上のようにして、消去可能インクにより印
刷された印刷物であることを一目で確認できるようなマ
ークを用紙46の所定欄に付すことができる。
【0033】上述した第2実施形態に係る画像形成装置
においては、消去可能なトナーが選択された場合には、
トナーの定着温度を消色温度よりも常に低くするように
温度制御を行なう必要がある。このようなプリンタの温
度管理は、消去可能トナーが選択される、プリンタサー
バが温度制御を指示し、プリンタの表示パネルに例えば
「温度管理OK」等の表示がなされる。その後、印刷ル
ーチンがスタートしてプリンタの定着部における定着温
度が消去可能トナーの消色温度よりも常に低くなるよう
に制御されながら、印字が行なわれる。
【0034】なお、上述した第2実施形態に係る画像形
成装置によれば、画像形成装置をコンピュータネットワ
ークシステム等で用いられるプリンタに適用すると共
に、図2に示すように、プリンタ20側にマーク外部入
力部28とマーク記憶部33とを設けるものとして説明
したが、本発明はこれに限定されず、図7に示す第3実
施形態に係る画像形成装置のように、プリンタサーバ1
3側にマーク記憶部17を設け、プリンタ20側にはス
イッチ31および消去可能トナー検出部32よりなる消
去可能トナー設定部30Aのみを設けるようにしても良
い。
【0035】次に、図8乃至図11を参照しながらこの
発明の第4実施形態に係る画像形成装置としての複写機
について説明する。消去可能な画材を適用する対象は、
コンピュータシステム等に用いられるプリンタに限られ
ず、普通紙を用いる複写機であっても良い。図8は、複
写機の外観を示す斜視図であり、同図において、複写機
50は本体51の上面に設けられたガラス板よりなる原
稿載置台2と、この載置台52に原稿を載置して複写を
行なう際に外光の侵入を防止する遮光用カバー53と、
種々の大きさの複写用の用紙をそれぞれ担持する用紙カ
ートリッジ54とを備えている。
【0036】第4実施形態に係る画像形成装置としての
複写機は、このような大型のPPCである。原稿載置題
52が設けられている本体51の上面の手前側には、操
作部55が設けられており、この操作部55に隣接して
消去可能マークを複写された用紙に入れ込むか否かの選
択部56と、選択結果を表示する表示パネル57とが設
けられている。この表示パネル57は、消去可能マーク
を付加するか否かについて選択に際してのみ用いるので
はなく、通常のコピー機のように各種の選択行為、例え
ば用紙サイズ、拡大縮小率、複写枚数等の選択について
の指令入力を表示することにも用いることができる。
【0037】第4実施形態に係る複写機の内部の構成に
ついて、図9を参照して説明する。図9において、原稿
載置台52上には複写すべき原稿58が載置される。載
置台52の直下側には光学系の原稿読取り機構60が設
けられている。この原稿読取り機構60は、照明ランプ
61と、複数の反射ミラー62と、を備え、最後の反射
ミラー62より供給された光は、ディジタル画像処理部
63により光電変換されてディジタル信号処理されて光
電変換部64に供給される。光電変換部64ではディジ
タル信号を再度光出力に変換してミラー62Aに出射し
て、大径の感光体ドラム65の感光面に照射している。
感光ドラム65の周囲には第1の帯電器66aと、消去
可能トナー用の現像器67と、通常トナー用の現像器6
8と、転写帯電器66bと、分離帯電器66cとが設け
られている。なお、符号69は、複写が終了した感光体
ドラム65に付着残留するトナーやゴミ等を除去するク
リーナである。
【0038】この第4実施形態に係る複写機において
も、消去可能トナーを用いているため温度管理を正確に
行なうことが望ましい。そのため、図4に示した第2実
施形態のプリンタで用いたような温度管理機構が設けら
れている。すなわち、定着用ローラ36aおよび36b
には温度検出器38が取り付けられ、この温度検出器3
8により検出された温度は、熱コントローラ39を介し
て開始信号発生部70に供給されている。開始信号発生
部は各種の制御信号を生成して複写機50内の各部に制
御信号を供給しているもので、例えば光学系の原稿読取
り機構60や、感光体ドラム65現像器67,68にも
開始信号を供給する。また、定着ローラ36aおよび3
6bの出側に設けられた例えばファン等の冷却器71に
も開始信号が供給される。
【0039】一方、原稿載置台52に隣接して設けられ
た表示パネル57からは、例えばタッチパネル等により
消去可能マークを用紙の所定位置に入れ込むべきか否か
を入力することができる。パネル57より入力されたマ
ークを複写すべきか否かの指令は制御部72に入力さ
れ、マーク記憶部73に出力されて所定のマークをディ
ジタル画像処理部63に出力し、ディジタル画像処理部
63は消去可能トナーにより複写するように指示がなさ
れたときには、用紙の左下隅に所定のマークを出力する
と共に、切替部74にも消去可能トナー用の現像器67
を選択するように切り換える。これにより、消去可能ト
ナーにより消去可能マークを入れ込んだ複写を行なうこ
とができる。
【0040】図10は、第4実施形態に係る複写機にお
ける前記トナーの切替動作について纏めたブロック図で
ある。図10において、表示パネル57から入力された
選択指令は制御部72に入力され、切替部74は初めと
して複写機50内の各部に制御信号が出力される。切替
部74は画材収納部77に収納されている消去可能トナ
ー78に切り替える切替スイッチ75aと、画材収納部
77に収容された通常トナー79に切り替える切替スイ
ッチ75bとを有している。また、切替部74は、消去
可能トナー78が選択されたことを検出する検出部76
aと、通常トナーが選択されたことを検出する検出部7
6bとを有している。その他の構成は、上述した図面の
対応説明箇所の説明と重複するので同一部材には同一符
号を付して説明を省略する。
【0041】また、図11はこの第4実施形態に係る複
写機を概念的に表した内部構成図である。この図11に
おいても、同一構成要素には同一符号を引用して重複説
明を省略する。本発明の第4実施形態は、基本的には複
写機として感光体ドラム65と消去可能トナー78と、
通常トナー79と、冷却器71が設けられ、消去可能ト
ナーの定着温度と、消去時における消色剤と顕色剤との
反応温度の2つの温度の管理を行なうようにしている。
【0042】なお、上述した第4実施形態に係る複写機
は、消去可能トナーと通常トナーの2種類のトナーを有
し、かつ、ディジタル画像処理部によりマークを複写す
べき画像の所定位置に入れ込んで複写するようにしてい
たが、本発明はこれに限定されず、図12に示す第5実
施形態のように、消去可能トナー用の現像器67のみを
搭載し、ディジタル変換処理を行なうことなくレンズ8
0を用いてアナログ画像を複写する小型のコピー機に適
用してもよい。
【0043】図12において、は光学系情報読取り機構
60で読み取られた情報は、レンズ80を通過してミラ
ー62Aで反射して感光体ドラム65の表面に供給され
て複写すべき画像が形成される。一方、表示パネル57
の設定部57aより入力された消去可能トナーを使用し
ていることを表示するためのマークは、表示部57bに
表示されると共に、マーク記憶部73に出力されて所定
のマークが光電変換部82に信号として出力され、光電
変換部82でそのマークの光に変換されて用紙の最も下
のフッタのさらに下側を狙って照射される。これによ
り、ミラー62Aで反射されて感光体ドラム65上に形
成された画像の下側に光電変換部82から照射されたマ
ークの絵が入れ込まれて、上記第4実施形態の複写機と
同様の複写物が形成される。
【0044】なお、上述した第1ないし第5実施形態に
係る画像形成装置は、コンピュータシステムにおけるプ
リンタと複写機を例にして説明したが、本発明はこれに
限定されず、消去可能トナーやインク等の消去可能な画
材を用いて印刷または複写等を行なう複製手段であれ
ば、他の装置にも適用することができる。例えば、図1
3に示す第6実施形態に係る画像形成装置は、ファクシ
ミリ装置に本発明を適用した例である。
【0045】図13において、第6実施形態に係る画像
形成装置としてのファクシミリ装置100は、送信すべ
き画像を読み込む光電変換部101と、光電変換されて
信号化された画像を信号処理して送信すると共に、同一
の構成を有する専用ファクシミリ装置より送信されてき
た消去可能トナーにより消去可能マークを付加してプリ
ントするように指示された送信文書を変換処理する送受
制御部110と、マークの付加がなされて出力された文
書を用紙に印字する記録変換部130と、を備えてい
る。
【0046】前記光電変換部101は、シェージング補
正のためにステッピングモータ102により駆動される
ローラにより紙送りされながら原稿より情報を読み込む
ための、照明ランプ103と、格子104と、CCD1
05と、自動的にゲイン制御を行なうAGC回路106
と、このゲインが制御された信号を2値化する量子化部
107とを備えている。
【0047】次に、送受制御部110は、まず送信制御
部として、量子化部107からの出力を頁単位で記憶す
るページメモリ111と、この頁単位の情報を符号化す
る符号器112と、バッファ記憶部113と、変調器1
14とを備えている。本発明に係るマーク入力部115
は、ファクシミリ装置の上面の操作しやすい場所に設け
られており、マーク入力部115より入力されたマーク
はマーク制御情報として送信される信号のヘッダ部等に
ページ毎に書き込まれる。このようにして形成された送
信信号は入出力制御部120を介して、公衆電話網等に
より相手方に送信される。
【0048】送受制御部110の受信制御側は、復調器
121と、バッファ記憶部122と、復号器123と、
頁メモリ124と、を備え、復号の際に信号のヘッダ部
分に消去可能マークを付すように指示が為されていた場
合には、マーク付加指示部125に指令が出されて、マ
ーク記憶部126よりマークが出力される。送信されて
きて用紙に出力される送信情報が消去可能画材により出
力されている旨をマークにより表記することになる。
【0049】記録変換部130は、上述した第2実施形
態のプリンタや第4実施形態のコピー機と同様の構成を
有している。まずページメモリ124とより出力される
頁単位の画像情報にはマークを付加する旨の指示が為さ
れていた場合には各頁毎に所定箇所に消去可能トナーに
より印字されている旨のマークが付される。符号135
の現像器は消去可能トナー専用であり、このファクシミ
リ装置は消去可能トナーのみ用いる実施形態を示してい
る。符号132は、記録用の光源であり、光源132よ
り出射された情報の光は感光体ドラム133に照射さ
れ、帯電器134により感光体ドラム133が帯電して
現像器135により消去可能トナーが付着され、用紙に
転写される。転写は転写帯電器137と分離帯電器13
8とにより行なわれ、光電変換部101と同様にステッ
ピングモータ139によりシェージング補正がなされて
いる。
【0050】以上の第6実施形態に係る画像形成装置の
ように、本発明はファクシミリ装置にも適用することが
できる。なお、上記の説明においては、記録変換部13
0の現像器135は消去可能トナーのみを搭載している
ものとして説明したが、複写機の実施形態と同様に、消
去可能トナーと通常tなーの2種類のトナーを積み込む
ように構成して、選択して画像情報を出力できるように
しても良い。このようにトナーの選択が可能となれば、
マーク入力部に相手先で消去可能トナーにより出力する
べきか通常のトナーにより出力するべきかの選択まで指
示することも可能となる。
【0051】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る画像形成装置によれば、消去可能画材を用いて画像の
複製を行なう際に、その複製物が消去可能画材により複
製されたものであることを示す消去可能マークを複製物
の所定箇所に記録するようにしたので、リサイクル工程
における種分け作業が迅速に行なえるようになるという
効果を奏する。
【0052】また、消去可能画材を用いて複製された複
製物を見分けるのに、大がかりな識別装置を用いなくと
も良くなるので、リサイクル工程におけるランニングコ
ストを下げることができると共に、種分けの容易性を確
保したことから消去可能画材の使用率を高めることもで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本概念としての第1実施形態に係る
画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る画像形成装置とし
てのプリンタの構成を示すブロック図である。
【図3】第2実施形態のプリンタをコンピュータネット
ワークシステムとの関係で示す斜視図である。
【図4】第2実施形態のプリンタの内部を特に温度制御
機構との関係で示す概略図である。
【図5】第2実施形態に係るプリンタの印刷指令ウィン
ドウを示す平面図である。
【図6】第2実施形態に係るプリンタにより出力された
印刷物を示す平面図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る画像形成装置とし
てのプリンタの構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第4実施形態に係る画像形成装置とし
ての複写機の外観を示す斜視図である。
【図9】第4実施形態に係る複写機の構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】第4実施形態に係る複写機のトナーの切替動
作を示すブロック図である。
【図11】第4実施形態に係る複写機を概念的に表した
内部構成図である。
【図12】本発明の第5実施形態に係る画像形成装置と
しての複写機を示すブロック図である。
【図13】本発明の第6実施形態に係る画像形成装置と
してのファクシミリ装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 複製画像入力手段 3 複製画像形成手段 4 消去可能画材認識手段 5 マーク記憶手段 6 マーク入力手段 7 画像合成手段 27 表示パネル 28 マーク外部入力部 31 スイッチ 32 消去可能トナー検出部 33 マーク記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−239630(JP,A) 特開 平7−276740(JP,A) 特開 平6−301315(JP,A) 特開 平10−268705(JP,A) 特開 平7−64744(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 29/40 B41J 21/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字および図形を含む画像情報を入力する
    複製情報入力手段と、 入力された画像情報に基づいて複製すべき画像を形成す
    る複製画像形成手段と、所定の温度,時間,溶剤の何れかの作用によって、色素
    を含む呈色性化合物よりも顕色剤に対してより強く結合
    する消色剤が混入された 消去可能な画材が充填された容
    器が装着されたことを検出して該消去可能な画材による
    複製であることを検出する消去可能画材検出手段と、 消去可能な画材により複製された複製物であることを示
    すマークを記憶するマーク記憶手段と、 消去可能な画材により画像が複製される場合に前記複製
    画像形成手段により形成された複製すべき画像に前記マ
    ーク記憶手段に記憶されたマークを付加した合成画像を
    出力する画像合成手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】文字および図形を含む画像情報を入力し、
    入力された画像情報に基づいて複製すべき画像を形成
    し、所定の温度,時間,溶剤の何れかの作用によって、
    色素を含む呈色性化合物よりも顕色剤に対してより強く
    結合する消色剤が混入された消去可能な画材が充填され
    た容器が装着されたことを検出して該消去可能な画材
    よる複製であることを検出し、消去可能な画材により画
    像が複製される場合に、形成された前記複製すべき画像
    に、予め記憶されたマークであって消去可能な画材によ
    り複製された複製物であることを示すマークを付加して
    合成画像を出力することを特徴とする画像形成方法。
  3. 【請求項3】文字および図形を含む画像情報を入力する
    複製情報入力手段と、 入力された画像情報に基づいて複製すべき画像を形成す
    る複製画像形成手段と、 前記複製画像形成手段により形成された複製すべき画像
    を媒体上に所定温度で定着させるための定着手段と、所定の温度,時間,溶剤の何れかの作用によって、色素
    を含む呈色性化合物よりも顕色剤に対してより強く結合
    する消色剤が混入された 消去可能な画材が充填された容
    器が装着されたことを検出して該消去可能な画材による
    複製であることを指定する複製画材指定手段と、 前記複製画材指定手段により複製に用いる画材として前
    記消去可能な画材が指定されたときに、前記定着手段の
    温度を前記消去可能な画材が消色され得る温度以下に設
    定するように制御する温度制御手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】消去可能な画材により複製された複製物で
    あることを示すマークを記憶するマーク記憶手段と、所定の温度,時間,溶剤の何れかの作用によって、色素
    を含む呈色性化合物よりも顕色剤に対してより強く結合
    する消色剤が混入された 前記消去可能な画材により画像
    が複製される場合に、前記複製画像形成手段により形成
    された複製すべき画像に前記マーク記憶手段に記憶され
    たマークを付加した合成画像を出力する画像合成手段
    と、 をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】文字および図形を含む画像情報を入力し、
    入力された画像情報に基づいて複製すべき画像を形成
    し、形成された複製すべき画像を媒体上に印字して定着
    する際に複製に用いる画材として所定の温度,時間,溶
    剤の何れかの作用によって、色素を含む呈色性化合物よ
    りも顕色剤に対してより強く結合する消色剤が混入され
    消去可能な画材が充填された容器の装着により該消去
    可能な画材が指定されていたとき、その定着に必要な温
    度を消去可能な画材が消色され得る温度以下に設定され
    るように制御することを特徴とする画像形成方法。
  6. 【請求項6】所定の温度,時間,溶剤の何れかの作用に
    よって、色素を含む呈色性化合物よりも顕色剤に対して
    より強く結合する消色剤が混入された消去可能な画材を
    搭載した第1のプリンタと、前記消去可能な画材以外の
    画材を搭載した第2のプリンタと、前記第1および第2
    のプリンタが接続されるネットワークと、このネットワ
    ークに接続されるコンピュータと、前記ネットワークに
    接続され前記コンピュータ、前記第1および第2のプリ
    ンタを管理するサーバと、を備え、 前記第1のプリンタは、消去可能な画材により画像が印
    刷される際にその複製物が消去可能な画材が充填された
    容器が装着されたことを検出して該消去可能な画材によ
    る複製であることを示すマークを印字する機能を有し、 前記サーバは、前記コンピュータから前記第1のプリン
    タに対する印刷指令があったときに前記マークを前記複
    製物に印字することを設定可能にすることを特徴とする
    画像形成装置。
  7. 【請求項7】所定の温度,時間,溶剤の何れかの作用に
    よって、色素を含む呈色性化合物よりも顕色剤に対して
    より強く結合する消色剤が混入された消去可能な画材を
    搭載した第1のプリンタと、前記消去可能な画材以外の
    画材を搭載した第2のプリンタと、前記第1および第2
    のプリンタが接続されるネットワークと、このネットワ
    ークに接続されるコンピュータと、前記ネットワークに
    接続され前記コンピュータ、前記第1および第2のプリ
    ンタを管理するサーバと、を備える画像形成装置におけ
    る画像形成方法であって、 前記第1のプリンタに文字および図形を含む画像情報を
    入力し、入力された画像情報に基づいて複製すべき画像
    を形成し、消去可能な画材による印刷であることを検出
    し、消去可能な画材により画像が印刷される場合に形成
    された前記複製すべき画像に、予め記憶されたマークで
    あって前記消去可能な画材が充填された容器の装着の検
    出に基づいて該消去可能な画材による複製であることを
    示すマークを付加して合成画像を出力し、前記サーバに
    より前記コンピュータから前記第1のプリンタに対する
    印刷指令があったときに前記マークを前記複製物に印刷
    することを設定可能とし、前記第1のプリンタが選択さ
    れたときのみ消去可能を示すマークを前記印刷物に印刷
    することを特徴とする画像形成方法。
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