JP3484089B2 - 半地下式床下収納庫 - Google Patents
半地下式床下収納庫Info
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- JP3484089B2 JP3484089B2 JP36367298A JP36367298A JP3484089B2 JP 3484089 B2 JP3484089 B2 JP 3484089B2 JP 36367298 A JP36367298 A JP 36367298A JP 36367298 A JP36367298 A JP 36367298A JP 3484089 B2 JP3484089 B2 JP 3484089B2
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- Japan
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- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気温水器や各
種物品を、住宅のデッドスペースを利用して収納する為
の、半地下式床下収納庫に関する。
種物品を、住宅のデッドスペースを利用して収納する為
の、半地下式床下収納庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の床下収納庫は、台所などの床下
に、プラスチック製の上面開放状の大形容器を取付け、
上面を床蓋で覆って、内部に食品や台所用品などを収納
するようにした構成である。また地下式のものは、本格
的な地下室形式で、住宅の建築時に一体的に建造され
る。
に、プラスチック製の上面開放状の大形容器を取付け、
上面を床蓋で覆って、内部に食品や台所用品などを収納
するようにした構成である。また地下式のものは、本格
的な地下室形式で、住宅の建築時に一体的に建造され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近時、電気温水器が一
般家庭に普及する傾向にあるが、この温水器はタンクを
備えている為、かなり大形で、かつ、相当の重量があ
る。従って、従来の床下収納庫には到底収容できない。
地下室形式のものには設置可能であるが、その為には住
宅そのものを建替えなければならず、簡単な改造工事で
作ることはできない。このように、電気温水器は普及傾
向にあるものの、その設置場所の確保の点に問題があっ
て、購入が抑制されており、特に、住宅スペースに余裕
のない都市部において、顕著である。
般家庭に普及する傾向にあるが、この温水器はタンクを
備えている為、かなり大形で、かつ、相当の重量があ
る。従って、従来の床下収納庫には到底収容できない。
地下室形式のものには設置可能であるが、その為には住
宅そのものを建替えなければならず、簡単な改造工事で
作ることはできない。このように、電気温水器は普及傾
向にあるものの、その設置場所の確保の点に問題があっ
て、購入が抑制されており、特に、住宅スペースに余裕
のない都市部において、顕著である。
【0004】本発明はこのような点に鑑み、床下という
住宅のデッドスペースを有効に利用して、電気温水器な
ども設置可能な比較的大きなスペースを有する半地下式
収納庫を提供することにある。また、本発明は建物の基
本構造に影響を与えることなく、簡単に作ることがで
き、かつ、既設住宅にも大掛かりな工事を要することな
く、建造可能な収納庫を提供することにある。更に、本
発明は、庫内からの排水と湿気除去とを簡単かつ確実に
行える半地下式床下収納庫を提供することにある。
住宅のデッドスペースを有効に利用して、電気温水器な
ども設置可能な比較的大きなスペースを有する半地下式
収納庫を提供することにある。また、本発明は建物の基
本構造に影響を与えることなく、簡単に作ることがで
き、かつ、既設住宅にも大掛かりな工事を要することな
く、建造可能な収納庫を提供することにある。更に、本
発明は、庫内からの排水と湿気除去とを簡単かつ確実に
行える半地下式床下収納庫を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の収納庫の技術的
手段は、建物の床下の地面を掘り下げ、底面と4側面と
を壁板で囲って収納庫を形成し、収納庫の上部を開放し
て通気可能構造とし、また、収納庫の底に排水口を設け
ると共に、収納庫の下方地中に排水浸透桝を設けて、排
水口と排水浸透桝とを逆流防止弁を介して連結してなる
ことにある。
手段は、建物の床下の地面を掘り下げ、底面と4側面と
を壁板で囲って収納庫を形成し、収納庫の上部を開放し
て通気可能構造とし、また、収納庫の底に排水口を設け
ると共に、収納庫の下方地中に排水浸透桝を設けて、排
水口と排水浸透桝とを逆流防止弁を介して連結してなる
ことにある。
【0006】 また、収納庫は上面開放状にして、壁板
の上端と、大引との間を、通気孔を有する継板で連結し
てもよい。更に、収納庫上面の建物床面に、開放自在な
床蓋を設けてもよい。
の上端と、大引との間を、通気孔を有する継板で連結し
てもよい。更に、収納庫上面の建物床面に、開放自在な
床蓋を設けてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の収納庫の実施の形態を、
図面の実施例に基づいて説明する。図1は一般的住宅に
実施した例であり、1は地表面、2は布基礎、3は土
台、4は布基礎と土台との間の適所に介装した通気間隔
形成用の基礎パッキンである。また、5は柱、6は大
引、7は床束、8は根太、9は床板である。
図面の実施例に基づいて説明する。図1は一般的住宅に
実施した例であり、1は地表面、2は布基礎、3は土
台、4は布基礎と土台との間の適所に介装した通気間隔
形成用の基礎パッキンである。また、5は柱、6は大
引、7は床束、8は根太、9は床板である。
【0008】10は床下に半地下状態で形成した収納庫
である。収納庫10の形成位置は、布基礎2から適当な
距離だけ離し、大引6の位置などを考慮して定める。図
示例では、上面を開閉可能形式にしたので、大引6の位
置を外して設けているが、上面閉鎖形式とする場合には
大引6を考慮することなく、自由に設けることが可能で
ある。
である。収納庫10の形成位置は、布基礎2から適当な
距離だけ離し、大引6の位置などを考慮して定める。図
示例では、上面を開閉可能形式にしたので、大引6の位
置を外して設けているが、上面閉鎖形式とする場合には
大引6を考慮することなく、自由に設けることが可能で
ある。
【0009】収納庫10は、先ず地面を適当な深さに掘
り下げ、底面と4側面とを壁板11で囲って形成する。
壁板11としては、適当な大きさのパネルを継ぎ合わせ
る形式が施工上有利であり、継目は防水シール処理する
のが好ましい。収納庫10の大きさは自由である。実施
例は、平面が2m×1.5mで、高さが1mである。
り下げ、底面と4側面とを壁板11で囲って形成する。
壁板11としては、適当な大きさのパネルを継ぎ合わせ
る形式が施工上有利であり、継目は防水シール処理する
のが好ましい。収納庫10の大きさは自由である。実施
例は、平面が2m×1.5mで、高さが1mである。
【0010】収納庫10は上面開放状とし、壁板11の
上端と大引6との間に適当な間隙ができるようにして、
通気性を確保する。図示例では、通気孔を有する継板1
2を、壁板11の上端と、大引6との間に取付けてい
る。なお、壁板11の上端近くの壁面に通気孔を設けた
ものでは、壁板の上端を大引6に接触させて設けてもよ
い。要は、収納庫10に通気性を持たせ、庫内の湿気を
排除できるようにする。13は開閉自在な床蓋であり、
これを開けることによって、収納庫10の上面を開放で
きる。但し、床蓋13の使用は自由で、開放不能形式に
することも可能である。また、壁板11に通気孔を設け
たものでは、収納庫の上面に中蓋を設けるようにしても
よい。
上端と大引6との間に適当な間隙ができるようにして、
通気性を確保する。図示例では、通気孔を有する継板1
2を、壁板11の上端と、大引6との間に取付けてい
る。なお、壁板11の上端近くの壁面に通気孔を設けた
ものでは、壁板の上端を大引6に接触させて設けてもよ
い。要は、収納庫10に通気性を持たせ、庫内の湿気を
排除できるようにする。13は開閉自在な床蓋であり、
これを開けることによって、収納庫10の上面を開放で
きる。但し、床蓋13の使用は自由で、開放不能形式に
することも可能である。また、壁板11に通気孔を設け
たものでは、収納庫の上面に中蓋を設けるようにしても
よい。
【0011】収納庫10の底には、排水口14を設け
て、底に溜まる水を自動的に排除するようにする。ま
た、収納庫10の下方地中に排水浸透桝15を設け、排
水口14とパイプ連結し、かつ、中間に逆流防止弁16
を設ける。これにより、収納庫10の底に溜まった水
や、庫内に設置した電気温水器などから出た水は、浸透
桝15を通って地中に排水される。また、地下水位の高
まった時には、逆流防止弁16の働きにより、庫内への
水の流入が阻止される。
て、底に溜まる水を自動的に排除するようにする。ま
た、収納庫10の下方地中に排水浸透桝15を設け、排
水口14とパイプ連結し、かつ、中間に逆流防止弁16
を設ける。これにより、収納庫10の底に溜まった水
や、庫内に設置した電気温水器などから出た水は、浸透
桝15を通って地中に排水される。また、地下水位の高
まった時には、逆流防止弁16の働きにより、庫内への
水の流入が阻止される。
【0012】本発明は、前記の実施例に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲の記載の範囲内で自由に実施
可能である。特に、収納庫の設置位置や、大きさ、収納
庫壁面の構成、通気性の付与形式、排水方式などは自由
である。
ではなく、特許請求の範囲の記載の範囲内で自由に実施
可能である。特に、収納庫の設置位置や、大きさ、収納
庫壁面の構成、通気性の付与形式、排水方式などは自由
である。
【0013】
【発明の効果】本発明の収納庫は、床下に設けるので、
住宅のデッドスペースを有効に利用できる。また、半地
下式であるので、比較的大形の収納庫を得ることがで
き、電気温水器のような大形の機器の収容も可能であ
り、庫内は半地下式である為、温度的に安定し、温水器
の設置に好適である。また、収納庫は通気性を有するの
で、庫内の湿気を排除できる。更に、庫底には排水口が
あるので、庫底に溜まった水や、温水器などから出た水
を自動的に排除できる。その上、排水口が逆流防止弁を
介して排水浸透桝に繋がっているので、排水性が良く、
その上、地下水位上昇時に地下水が庫内に流入するのを
防止できる。
住宅のデッドスペースを有効に利用できる。また、半地
下式であるので、比較的大形の収納庫を得ることがで
き、電気温水器のような大形の機器の収容も可能であ
り、庫内は半地下式である為、温度的に安定し、温水器
の設置に好適である。また、収納庫は通気性を有するの
で、庫内の湿気を排除できる。更に、庫底には排水口が
あるので、庫底に溜まった水や、温水器などから出た水
を自動的に排除できる。その上、排水口が逆流防止弁を
介して排水浸透桝に繋がっているので、排水性が良く、
その上、地下水位上昇時に地下水が庫内に流入するのを
防止できる。
【0014】 請求項2のものでは、収納庫は上面開放
状にして、壁板の上端と、大引との間を、通気孔を有す
る継板で連結しているので、簡単な構造で、収納庫に通
気性を持たせることができ、庫内の湿気を排除できる。
状にして、壁板の上端と、大引との間を、通気孔を有す
る継板で連結しているので、簡単な構造で、収納庫に通
気性を持たせることができ、庫内の湿気を排除できる。
【0015】請求項3のものは、床面に開閉自在な蓋が
設けられているので、収納庫への物品の出入れや、庫内
の点検に都合がよい。
設けられているので、収納庫への物品の出入れや、庫内
の点検に都合がよい。
【図1】本発明の収納庫の設置状態の断面図。
【図2】収納庫の平面図。
10 収納庫
11 壁板
12 継板
13 床蓋
14 排水口
15 排水浸透桝
16 逆流防止弁
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
E04F 19/08 103
E02D 29/00
Claims (3)
- 【請求項1】 建物の床下の地面を掘り下げ、底面と4
側面とを壁板で囲って収納庫を形成し、収納庫の上部を
開放して通気可能構造とし、また、収納庫の底に排水口
を設けると共に、収納庫の下方地中に排水浸透桝を設け
て、排水口と排水浸透桝とを逆流防止弁を介して連結し
てなる半地下式床下収納庫。 - 【請求項2】 収納庫は上面開放状にして、壁板の上端
と、大引との間を、通気孔を有する継板で連結してなる
請求項1記載の半地下式床下収納庫。 - 【請求項3】 収納庫上面の建物床面に、開閉自在な床
蓋を設けた請求項1記載の半地下式床下収納庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36367298A JP3484089B2 (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | 半地下式床下収納庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36367298A JP3484089B2 (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | 半地下式床下収納庫 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000186419A JP2000186419A (ja) | 2000-07-04 |
JP3484089B2 true JP3484089B2 (ja) | 2004-01-06 |
JP2000186419A5 JP2000186419A5 (ja) | 2004-07-29 |
Family
ID=18479900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36367298A Expired - Fee Related JP3484089B2 (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | 半地下式床下収納庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3484089B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5863161B2 (ja) * | 2011-05-16 | 2016-02-16 | 種市 薫 | 床下収納庫 |
-
1998
- 1998-12-22 JP JP36367298A patent/JP3484089B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000186419A (ja) | 2000-07-04 |
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