JP3483337B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3483337B2
JP3483337B2 JP06322895A JP6322895A JP3483337B2 JP 3483337 B2 JP3483337 B2 JP 3483337B2 JP 06322895 A JP06322895 A JP 06322895A JP 6322895 A JP6322895 A JP 6322895A JP 3483337 B2 JP3483337 B2 JP 3483337B2
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樹 佐藤
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聡 大浜
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セイコーインスツルメンツ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紙等の被記録媒体上に画
像出力を記録するための画像形成装置に関し、特に安価
に高画質の画像出力を得ることが可能な画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の熱転写記録方式の一種である溶融
型熱転写記録方式では、ポリエチレンテレフタレート等
のベースフィルム上にカルナバワックス、エステルワッ
クス等のバインダ材に着色剤、添加剤等を含有したイン
ク層を塗布した熱転写記録媒体を用い、溶融型熱転写記
録装置のサーマルヘッドから所望の出力印字、あるいは
画像に対応する熱転写記録媒体の所望の位置に熱エネル
ギを印加し、当該位置のインク層の粘性を変化させ、対
向する被記録媒体上に当該位置のインクを移動させるこ
とにより画像の記録が行われる。
【0003】このような従来の溶融型熱転写記録装置
は、熱転写記録媒体にサーマルヘッドから熱エネルギを
与えると言う単純なメカニズムを有し、極めて短時間で
凝縮されたメカニズムにより、比較的高品質な印字を被
記録媒体上に得る事ができる。また被記録媒体上に印字
された画像は鮮鋭度の高い高濃度な出力であると言う特
徴があり、さらに溶融型熱転写記録装置はメンテナンス
フリーと言う特徴を持っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の溶融型
熱転写記録装置では、熱転写記録媒体、記録ヘッド仕様
及び記録ヘッドまわりの機構及び組立精度等に出力印字
品質が依存していると言う傾向を持つ。出力印字を得る
ために、記録装置内のサーマルヘッドの発熱素子が出力
画像画素に応じて印加制御される。そこで熱転写記録媒
体上のインクは、被転写媒体を挟み込んだ状態で、熱転
写記録媒体背面から熱エネルギの供給を受ける事にな
る。
【0005】その熱エネルギを熱転写記録媒体の基材及
びインク層に発散することなく、印加制御された出力画
像画素領域内で有効に利用するために、着色インクの一
定濃度を維持した上で被記録媒体へのインク接着力を損
なわない範囲で、熱転写記録媒体の基材やインク層の薄
層化への改良が行われている。
【0006】しかし、熱転写記録媒体の薄層化により、
被記録媒体への高平滑性の要求がおこり、それに伴って
専用紙化、特殊仕様化がすすみ、一般的な市場要求であ
る被記録媒体の普通紙化とは逆行することになり、好ま
しくないと言う問題があった。
【0007】また、サーマルヘッドにおいても、印字品
質を向上させるために種々の改良が行われているが、高
解像度にするためにはサーマルヘッド上の発熱素子を小
さくし、さらに隣接する発熱素子間隔を短くする必要が
あり、逆にそのことがサーマルヘッドの蓄熱現象等を悪
化させ、印字品質の劣化をまねくと言う問題点があっ
た。
【0008】さらに、記録装置内の熱転写記録媒体、サ
ーマルヘッドとプラテンローラ等の主要構成要素を最適
な印字条件に調整するためには、実際に印字出力を行っ
た結果を評価し調整しなければならないと言う問題点が
あった。本発明の目的は、高精細で高品質、かつ被記録
媒体を選ばない出力印字が可能な、構造が簡単でメンテ
ナンスの非常に容易な画像形成装置を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の画像形成装置の第1の構成を、特定の波長
域の光を吸収する薄膜を供給する薄膜供給手段と、前記
特定の波長域の光を照射し、前記薄膜に微細な穴を形成
する微細加工手段と、基材上に着色インク層が設けられ
たインクシートを供給するインクシート供給手段と、所
望の画像がその上に形成される被記録媒体を供給する被
記録媒体供給手段と、前記微細加工手段によって微細な
穴を形成された薄膜の一方の面に前記インクシートの着
色インク層を接触させ、前記薄膜の他方の面に前記被記
録媒体を接触させるとともに、熱および圧力を加え、前
記着色インク層のインクを前記薄膜の微細な穴を介して
前記被記録媒体に転写せしめる熱転写手段と、インクが
転写された前記被記録媒体を前記薄膜からひき剥がす分
離手段と、から構成した。
【0010】また、本発明の画像形成装置の第2の構成
として、第1の構成に、微細加工手段によって微細な穴
を形成された薄膜の一方の面に前記インクシートの着色
インク層を接触させる接触手段を新たに設けた構成とし
た。さらに、本発明の画像形成装置の第3の構成とし
て、特定の波長域の光を吸収する薄膜を供給する薄膜供
給手段と、前記特定の波長域の光を照射し、前記薄膜に
微細な穴を形成する微細加工手段と、基材上に着色イン
ク層が設けられたインクシートを供給するインクシート
供給手段と、所望の画像がその上に形成される被記録媒
体を供給する被記録媒体供給手段と、前記被記録媒体を
その周囲に固定するプラテンローラと、前記微細加工手
段によって微細な穴を形成された薄膜の一方の面に前記
インクシートの着色インク層を接触させる接触手段と、
前記プラテンローラと対向する位置に配置され、前記薄
膜の他方の面に前記被記録媒体を接触させるとともに、
熱および圧力を加え、前記着色インク層のインクを前記
薄膜の微細な穴を介して前記被記録媒体に転写せしめる
熱転写手段と、からなる構成した。
【0011】また、本発明の画像形成装置の第3の構成
において、前記インクシートは複数の色のインク層が順
次繰り返し配置されており、前記プラテンローラは前記
複数の色の転写が終了したときに前記被記録媒体の固定
を解除する構成にした。さらに、本発明の画像形成装置
の上記それぞれの構成において、前記薄膜は、特定波長
域の光に対して吸収特性を有する色素を練り込んだPE
Tフィルムで構成した。
【0012】さらにまた、本発明の画像形成装置の上記
それぞれの構成において、前記薄膜は、その厚みが1な
いし5ミクロンであるように構成した。高精細で高品
質、かつ被記録媒体を選ばない出力印字が可能な、構造
が簡単でメンテナンスの非常に容易な画像形成装置を可
能とした。
【0013】
【作用】以上述べたように、本発明の画像形成装置は、
所望の出力画像に対応する薄膜上の位置にレーザ光など
で微細な穴を形成する。そして、この薄膜の一方の面に
インクシートの着色インク層を、他方の面には被記録媒
体を接触させ、それらに熱と圧力をかけることにより、
着色インクは微細加工された薄膜の微細孔を通過して被
記録媒体上に付着・浸透する。このようにして出力画像
を得ることができるので、被記録媒体を選ばない、構造
の簡単な画像形成装置を提供できる。
【0014】
【実施例】
(実施例1)以下に、本発明の実施例を図に基づいて説
明する。図1は、本発明による画像形成装置の構成の一
例を示すブロック構成図である。
【0015】特定の波長域の光を吸収する特性を持つ薄
膜1として、本実施例では780nm近辺の光に吸収を
持つ色素を練りこんだPETフィルムを用いた。本実施
例で用いた薄膜の厚みは1μm、2μm、3μm、5μ
mの4種類である。薄膜1は、薄膜供給ロール2から供
給され、薄膜巻取ロール3で巻き取られる。
【0016】13は780nmの波長を持つレーザ光1
2を照射する微細加工手段としてのスキャナユニットで
あり、印字データ処理手段14によって制御される信号
により、半導体レーザ、コリメータレンズ、ポリゴンス
キャナ、fθレンズ、反射ミラー等から構成され、薄膜
1上に微細なスポットを照射し、それを走査していく。
基材上にホットメルト型の着色インク層が設けられた
インクシート4は、インクシート供給ロール5から供給
され、インクシート巻取ロール6で巻き取られる。7は
薄膜1のひとつの面にインクシート4を接触させるため
の接触手段であり、たとえばローラで構成される。片面
にインクシート4を接触させられた薄膜1は熱転写手段
8により、もうひとつの面に被記録媒体供給カセット1
1から供給された被記録媒体10を接触され、熱と圧力
を加えられる。熱転写手段8により着色インクの転写さ
れた被記録媒体10は、分離手段9により薄膜1と分離
される。
【0017】以上のような構成を持つ本発明の画像形成
装置による画像の形成について説明する。図示しない制
御手段から印字開始信号が送られると、印字データ処理
手段14はスキャナユニット13に画像信号を送る。ス
キャナユニット13は半導体レーザと回転多面鏡の組み
合わせによる走査装置を持ち、印字データ処理手段14
から送られた画像信号にしたがってレーザ光12を主走
査方向に走査する。また、この時制御手段は薄膜供給ロ
ール2と薄膜巻取ロール3も同時に制御し、薄膜1は副
走査方向に移動する。このレーザ光12の主走査と薄膜
1の副走査により、薄膜1には画像信号に対応した微細
孔が加工される。
【0018】微細孔が形成された薄膜1は、接触手段7
により、その片面にインクシート4が接触させられると
ともに、薄膜1のもう片方の面に被記録媒体10が接触
させられ、さらに、熱転写手段8によりインクシート4
と被記録媒体10の両側またはいずれか一方から熱と圧
力が加えられる。
【0019】図2は、熱転写手段8による画像転写の概
念図である。基材20上にホットメルト型の着色インク
層が設けられたインク層21からなるインクシート4と
微細孔22の形成された薄膜1と被記録媒体10は熱転
写手段8により熱と圧力が加えられ、この熱と圧力によ
りインクシート4のインク層は個相から液層への相の変
化、または粘度の低下と言う変化がおこり、薄膜1に形
成された微細孔22を通過し、被記録媒体10上に付着
・浸透する。その後、爪等の分離手段9により薄膜1と
被記録媒体10を分離することにより、薄膜1の微細孔
22を通過したインクは被記録媒体10上に画像を形成
する。
【0020】以上説明したように、本発明の画像形成装
置により、非常に簡単な構成で高精細で高品質な出力印
字を得ることができる。なお、接触手段7を省略して、
熱転写手段8でインクシート、薄膜、および被記録媒体
を同時に接触させるとともに、熱と圧力をかけるように
することもできる。もちろん、接触手段7を設けた方が
インクシート、薄膜、および被記録媒体の搬送系の安定
化がはかれ、より高品質な画像出力が得られるが、接触
手段7を省略すると画像形成装置のコスト低減ができ
る。接触手段7を設けるか否かは画像形成装置の要求仕
様による。
【0021】(実施例2)図3は、本発明による別の画
像形成装置の構成の一例を示すブロック構成図であり、
図1と同一部分に付いては同一符号を付している。特定
の波長域の光を吸収する特性を持つ薄膜1として、本実
施例では830nm近辺の光に吸収を持つ色素を練りこ
んだPETフィルムを用いた。本実施例で用いた薄膜の
厚みは1μm、2μm、3μm、5μmの4種類であ
る。薄膜1は、薄膜供給ロール2から供給され、薄膜巻
取ロール3で巻き取られる。
【0022】13は830nmの波長を持つレーザ光1
2を照射する微細加工手段としてのスキャナユニットで
あり、印字データ処理手段14によって制御される信号
により、半導体レーザ、コリメータレンズ、ポリゴンス
キャナ、fθレンズ、反射ミラー等から構成され、薄膜
1上に微細なスポットを照射し、それを走査していく。
インクシート4は、図4(a)のように基材上にイエ
ロー色のホットメルト型着色インク層が設けられた部分
41、マゼンタ色のホットメルト型着色インク層が設け
られた部分42、シアン色のホットメルト型着色インク
層が設けられた部分43が、1画面毎に順次塗り分けら
れて巻き取られているか、あるいは図4(b)のように
基材上にイエロー色のホットメルト型着色インク層が設
けられた部分41、マゼンタ色のホットメルト型着色イ
ンク層が設けられた部分42、シアン色のホットメルト
型着色インク層が設けられた部分43、黒色のホットメ
ルト型着色インク層が設けられた部分44が、1画面毎
に順次塗り分けられて巻き取られており、そのインクシ
ート4はインクシート供給ロール5から供給され、イン
クシート巻取ロール6で巻き取られる。
【0023】7は薄膜1のひとつの面にインクシート4
を接触させるために、たとえばローラで構成された接触
手段であり、薄膜1の片面にインクシート4を接触させ
る。31はプラテンローラであり、被記録媒体10をチ
ャッキングするための働きと、熱転写手段8と対向位置
に位置し、片方の面にインクシート4、もう片方の面に
被記録媒体10を接触させられた薄膜1に熱と圧力を加
える働きと、薄膜1から被記録媒体10を分離する分離
手段としての働きを有する。
【0024】以上のような構成を持つ本発明の画像形成
装置による画像の形成について説明する。図示しない制
御手段から印字開始信号が送られると、印字データ処理
手段14はスキャナユニット13にブルー色成分の画像
信号を送る。スキャナユニット13は半導体レーザと回
転多面鏡の組み合わせによる走査装置を持ち、印字デー
タ処理手段14から送られた画像信号にしたがってレー
ザ光12を主走査方向に走査する。またこの時、制御手
段は薄膜供給ロール2と薄膜巻取ロール3も同時に制御
し、薄膜1は副走査方向に移動する。このレーザ光12
の主走査と薄膜1の副走査により、薄膜1にはブルー色
成分の画像信号に対応した微細孔が加工される。
【0025】インクシート4には図4(a)の形のもの
を用い、インクシート供給ロール2とインクシート巻取
ロール3は図示しない制御手段からの信号により、ブル
ー色成分の画像信号に対応した微細孔が形成された薄膜
1に、インクシート4のイエロー色の着色インク部分を
供給し、供給されたインクシート4は接触手段7により
薄膜1の片方の面に接触させられる。
【0026】被記録媒体供給カセット11から供給され
た被記録媒体10は、被記録媒体供給ローラ33により
1枚づつ取り出され、巻付ローラ34によりプラテンロ
ーラ31に巻き付けられ、チャック32によってプラテ
ンローラ表面に一辺を固定される。
【0027】片方の面にインクシート4の接触した薄膜
1は、熱転写手段8とプラテンローラ31の間で、もう
片方の面に被記録媒体10が接触させられ、熱と圧力が
加わり、薄膜1の微細孔を通過したインクにより被記録
媒体10上にイエロー色の画像を形成する。
【0028】画像の形成された被記録媒体10は、1辺
がプラテンローラ31に固定されているため、プラテン
ローラ31の回転が分離手段となり薄膜1から分離され
る。次に、印字データ処理手段14はスキャナユニット
13にグリーン色成分の画像信号を送り、レーザ光12
により、薄膜1にはグリーン色成分の画像信号に対応し
た微細孔が加工される。
【0029】インクシート供給ロール2とインクシート
巻取ロール3は、図示しない制御手段からの信号によ
り、グリーン色成分の画像信号に対応した微細孔が形成
された薄膜1に、インクシート4のマゼンタ色の着色イ
ンク部分を供給し、供給されたインクシート4は接触手
段7により薄膜1の片方の面に接触させられる。
【0030】片方の面にインクシート4の接触した薄膜
1は、そのもう片方の面に、熱転写手段8とプラテンロ
ーラ31の間で、イエロー色の画像が形成された後再度
回転してきた被記録媒体10が接触させられ、熱と圧力
が加わり、薄膜1の微細孔を通過したインクにより被記
録媒体10上にマゼンタ色の画像を形成する。
【0031】画像の形成された被記録媒体10は、1辺
がプラテンローラ31に固定されているため、プラテン
ローラ31の回転が分離手段となり薄膜1から分離され
る。さらに、印字データ処理手段14はスキャナユニッ
ト13にレッド色成分の画像信号を送り、レーザ光12
により、薄膜1にはレッド色成分の画像信号に対応した
微細孔が加工される。
【0032】インクシート供給ロール2とインクシート
巻取ロール3は、図示しない制御手段からの信号によ
り、レッド色成分の画像信号に対応した微細孔が形成さ
れた薄膜1に、インクシート4のシアン色の着色インク
部分を供給し、供給されたインクシート4は接触手段7
により薄膜1の片方の面に接触させられる。
【0033】片方の面にインクシート4の接触した薄膜
1は、そのもう片方の面に、熱転写手段8とプラテンロ
ーラ31の間で、イエロー色とマゼンタ色の画像が形成
された後再度回転してきた被記録媒体10が接触させら
れ、熱と圧力が加わり、薄膜1の微細孔を通過したイン
クにより被記録媒体10上にシアン色の画像を形成す
る。
【0034】画像の形成された被記録媒体10は、1辺
がプラテンローラ31に固定されているため、プラテン
ローラ31の回転が分離手段となり薄膜1から分離され
る。イエロー色、マゼンタ色、シアン色の画像が順次重
ね合わせられ、カラー画像の形成された被記録媒体10
は、プラテンローラ31の逆回転により排出ローラ35
によってプラテンローラから分離され、チャック32が
解除され画像出力となる。
【0035】本実施例では、図4(a)の形のインクシ
ート4を使用した例について説明したが、図4(b)の
形のインクシート4においても、墨版信号によるプロセ
スが追加されるだけで、まったく同様の方法でカラー画
像出力が得られるのは言うまでもない。
【0036】また、本実施例では各色の処理順として、
ブルー色、グリーン色、レッド色の順番で説明したが、
他の順番でも同様のカラー画像出力が得られる事は、言
うまでもない。以上説明したように、本発明の画像形成
装置により、非常に簡単な構成で高精細で高品質なカラ
ー出力印字を得ることができる。
【0037】なお、実施例1および2で用いた薄膜は、
1μm、2μm、3μm、5μmのいずれの場合でも、
良好な出力画像を得ることができた。
【0038】
【発明の効果】特定の波長域の光を吸収する薄膜に、前
記特定の波長域の光を照射し、前記薄膜に微細な穴を加
工する微細加工手段と、基材上にホットメルト型の着色
インク層が設けられたインクシートを前記微細加工され
た薄膜のひとつの面に接触させ、被記録媒体を前記微細
加工された薄膜のもうひとつの面に接触させ、熱と圧力
を加える熱転写手段と、前記被記録媒体を前記薄膜から
ひき剥がす分離手段を有する事を特徴とすることによ
り、高精細で高品質な、被記録媒体を選ばない印字出力
を可能とする、構造の簡単な画像形成装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成装置の構成の一例を示す
ブロック構成図である。
【図2】本発明の画像形成装置における熱転写手段によ
る画像転写の概念図である。
【図3】本発明による別の画像形成装置の構成の一例を
示すブロック構成図である。
【図4】本発明の画像形成装置に使用するインクシート
の一例を説明する図である。
【符号の説明】
1 薄膜 2 薄膜供給ロール 3 薄膜巻取ロール 4 インクシート 5 インクシート供給ロール 6 インクシート巻取ロール 7 接触手段 8 熱転写手段 9 分離手段 10 被記録媒体 11 被記録媒体供給カセット 12 レーザ光 13 スキャナユニット 14 印字データ処理手段 20 基材 21 インク層 22 微細孔 31 プラテンローラ 32 チャック 33 被記録媒体供給ローラ 34 巻付ローラ 35 排出ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B41M 5/26 Z (56)参考文献 特開 昭63−37962(JP,A) 特開 昭63−35385(JP,A) 特開 昭62−234988(JP,A) 特開 昭54−60011(JP,A) 特開 平6−297668(JP,A) 特開 平2−179764(JP,A) 実開 昭63−106642(JP,U) 実開 平1−68848(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/325 B41J 17/30 B41L 13/02 B41M 5/26

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の波長域の光を吸収する薄膜を供給
    する薄膜供給手段と、印字データに基づき前記薄膜に 前記特定の波長域の光を
    照射し、前記薄膜に微細な穴を形成する微細加工手段
    と、 基材上に着色インク層が設けられたインクシートを供給
    するインクシート供給手段と、 所望の画像がその上に形成される被記録媒体を供給する
    被記録媒体供給手段と、 前記微細加工手段によって微細な穴を形成された薄膜の
    一方の面に前記インクシートの着色インク層を接触さ
    せ、前記薄膜の他方の面に前記被記録媒体を接触させる
    とともに、熱および圧力を加え、前記着色インク層のイ
    ンクを前記薄膜の微細な穴を介して前記被記録媒体に転
    写せしめる熱転写手段と、 インクが転写された前記被記録媒体を前記薄膜からひき
    剥がす分離手段と、 から構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 特定の波長域の光を吸収する薄膜を供給
    する薄膜供給手段と、印字データに基づき前記薄膜に 前記特定の波長域の光を
    照射し、前記薄膜に微細な穴を形成する微細加工手段
    と、 基材上に着色インク層が設けられたインクシートを供給
    するインクシート供給手段と、 所望の画像がその上に形成される被記録媒体を供給する
    被記録媒体供給手段と、 前記微細加工手段によって微細な穴を形成された薄膜の
    一方の面に前記インクシートの着色インク層を接触させ
    る接触手段と、 前記薄膜の他方の面に前記被記録媒体を接触させるとと
    もに、熱および圧力を加え、前記着色インク層のインク
    を前記薄膜の微細な穴を介して前記被記録媒体に転写せ
    しめる熱転写手段と、 インクが転写された前記被記録媒体を前記薄膜からひき
    剥がす分離手段と、 から構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 特定の波長域の光を吸収する薄膜を供給
    する薄膜供給手段と、印字データに基づき前記薄膜に 前記特定の波長域の光を
    照射し、前記薄膜に微細な穴を形成する微細加工手段
    と、 基材上に着色インク層が設けられたインクシートを供給
    するインクシート供給手段と、 所望の画像がその上に形成される被記録媒体を供給する
    被記録媒体供給手段と、 前記被記録媒体をその周囲に固定するプラテンローラ
    と、 前記微細加工手段によって微細な穴を形成された薄膜の
    一方の面に前記インクシートの着色インク層を接触させ
    る接触手段と、 前記プラテンローラと対向する位置に配置され、前記薄
    膜の他方の面に前記被記録媒体を接触させるとともに、
    熱および圧力を加え、前記着色インク層のインクを前記
    薄膜の微細な穴を介して前記被記録媒体に転写せしめる
    熱転写手段と、から構成されていることを特徴とする画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の画像形成装置であっ
    て、前記インクシートは複数の色のインク層が順次繰り
    返し配置されており、前記プラテンローラは前記複数の
    色の転写が終了したときに前記被記録媒体の固定を解除
    することを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記薄膜は、特定波長域の光に対して吸
    収特性を有する色素を練り込んだPETフィルムである
    ことを特徴とする、請求項1からのいずれかに記載の
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記薄膜は、その厚みが1ないし5ミク
    ロンであることを特徴とする、請求項1からのいずれ
    に記載の画像形成装置。
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