JP3483323B2 - 綴じ合わせ紙工品 - Google Patents

綴じ合わせ紙工品

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JP3483323B2
JP3483323B2 JP30255594A JP30255594A JP3483323B2 JP 3483323 B2 JP3483323 B2 JP 3483323B2 JP 30255594 A JP30255594 A JP 30255594A JP 30255594 A JP30255594 A JP 30255594A JP 3483323 B2 JP3483323 B2 JP 3483323B2
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sheets
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稔彦 吉田
文 井上
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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  • Sheet Holders (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷インキをシール剤
として複数枚のシートを綴じ合わせてなる綴じ合わせ紙
工品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数枚のシートを合本状態で綴じ
合わせた紙工品として、印刷したインキをシール剤に利
用したもの、すなわち一辺に沿った熱圧着部にインキを
印刷したシートを複数枚束ね、これを加熱加圧してイン
キにより互いに接着することで綴じ合わせたものが知ら
れている。例えば、このような綴じ合わせ紙工品の代表
的なものであるカレンダーは、複数枚の印刷シートを丁
合して揃えた状態で供給し、切取り用ミシン孔、吊下げ
用フック孔等の孔開け加工を施した後、加熱加圧工程に
より綴じ合わせ部分をクランク状或いは扁平状にプレス
加工して作製されている(例えば、実開平4−7747
8号公報、実開平4−77479号公報等参照)。ま
た、熱圧着後にミシン孔、フック孔を開けることも行わ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した綴じ合わせ紙
工品であるカレンダーは、印刷及び丁合を終えて積み重
ねられた大束のシートを別工程に搬送し、ここで一部毎
に分けてから、孔開け加工と熱圧着を行うことで作製さ
れる。この場合、表紙には剥離OPニスを全面に印刷す
るとともに、その他のシートにはシール剤となるインキ
を熱圧着部に印刷しておき、セット分けする前の束の天
側を接着剤(以下、背糊という)で仮接着し、搬送時に
ばらけるのを防止するようにしている。この背糊は表紙
の部分で剥離OPニスによりはじかれて浸透しないの
で、束を一部毎に分けることができる。しかしながら、
各シートの熱圧着部ではインキを全面ベタで印刷してい
るため、背糊のシート間への浸透性が悪く、せっかく背
糊を塗布しても仮接着の役目を十分に果たさずにばらけ
ることがあり、シートの束を手際よく一部毎にセット分
けすることができない場合があった。これはインキ(オ
フセットインキ)が油性があるのに対し、背糊が水性で
あるために、シートの間に背糊が浸透しないことに起因
している。そこで、各シートにおける天側の一部にイン
キを印刷しないようにして背糊の浸透性を良くすること
が考えられるが、これでは熱圧着後に天側先端に剥がれ
を起こすことになる。
【0004】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、丁合後の束から一部毎にセット分け
する際の作業性を向上させることができ、しかも熱圧着
部の圧着性が保持できる綴じ合わせ紙工品を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、シートの一辺に沿う熱圧着部に印刷した
インキをシール剤とし、加熱加圧により表紙と複数枚の
前記シートを一辺で綴じ合わせてなる綴じ合わせ紙工品
において、前記熱圧着部のうちの端縁側に沿った先端領
域におけるインキの印刷状態を一部を抜いた半印刷状態
にしたことを特徴としており、前記半印刷状態を平網に
することが好ましいものである。
【0006】上記の半印刷状態としては、平網の他に、
万線、砂目、グラデーション、三角形等の各種パターン
などのスクリーン、またはFMスクリーニングを用いて
もよい。要は、インキのある部分とない部分が微細に形
成されていさえすれば任意のパターンでよいものであ
る。
【0007】
【作用】上記の構成からなる本発明の綴じ合わせ紙工品
はその製造時において、丁合した表紙及びシートの束に
塗布した背糊が各シートにおける熱圧着部の先端領域に
浸透し、各シート間の仮接着をしっかりしたものにす
る。しかも、先端領域にはベタではないにしてもインキ
があるので、熱圧着した時の圧着性が保たれる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0009】図1は本発明に係る綴じ合わせ紙工品の一
実施例としてのカレンダーを示す斜視図である。図示の
カレンダー1は、表紙2と所定枚数(例えば12枚)の
シート3がその天側の綴じ合わせ部分4で互いに接着さ
れたもので、この綴じ合わせ部分4は断面クランク状に
加工されている。また、綴じ合わせ部分4の中央には吊
下げ用のフック孔5が設けられ、さらに綴じ合わせ部分
4の下側には1列のミシン孔6が設けられており、この
ミシン孔6を境にして表紙2と各シート3の下側が切取
り可能になっている。
【0010】上記のカレンダー1は、絵柄等を印刷した
上から剥離OPニスを全面印刷した表紙2と、図2に示
す如く天側の熱圧着部7にシール剤となるインキを印刷
した12枚のシート3とから構成されている。なお、剥
離OPニスは前記の如く表紙2の全面に印刷してもよい
し、天側から2mm程度の幅でのみ印刷するようにして
もよい。或いは、12枚のシート3の最終頁の裏面全面
又はその一部に印刷するようにしてもよい。そして、熱
圧着部7におけるインキの印刷状態は、端縁側に沿った
先端領域7aでは平網(網50%、175線/inc
h)で形成された半印刷状態になるように、その他の領
域はベタになるようにしてある。なお、先端領域7aは
端縁から2mm程度の幅にするとよい。上記の剥離OP
ニスとしては「ザ・インクテック社製、DG剥離OPニ
ス」、「ザ・インクテック社製、DG剥離セミマットO
Pニス」等、またインキとしては「東洋インキ製、熱圧
着用SMX「黄」」、「ザ・インクテック製、エコロマ
ジックカレンダー用熱圧着黄インキ」等を使用すること
ができる。ここで、熱圧着部7のインキは、シート3に
絵柄を印刷する時に、黄インキと同時に印刷するとよ
い。勿論、絵柄とは別に印刷しても構わない。また、熱
圧着部7のインキとしては本来透明が好ましいが、透明
だと印刷の有無及びインキ量が確認できないため、黄イ
ンキを使用することが多い。勿論、透明インキを使用し
ても構わない。
【0011】上記のカレンダー1を製造する手順は次の
ようである。まず、上記のように印刷を終えた表紙2及
びシート3をカレンダーの形態に丁合して順次積み重ね
た大束を形成する。そして、この大束を仕上がり寸法で
断裁した後、天側に背糊を塗布して搬送時に外れないよ
うに仮接着する。背糊としては例えば「ザ・インクテッ
ク製、E−57カレンダー用糊」を使用するとよい。こ
のように背糊を塗布すると、背糊が各シート3における
熱圧着部7の先端領域7aではインキが半印刷状態にな
っているので、インキが印刷されていない部分に背糊が
浸透して各シート3同士はしっかりと仮接着される。ま
た、表紙2の表面の剥離OPニスが背糊をはじくので表
紙2とその上のシート3はそれ程しっかりとは接着され
ない。
【0012】背糊で仮接着された表紙2とシート3の大
束は次の工程に搬送され、そこで一部毎にセット分けさ
れるが、上記したように各シート3同士がしっかりと仮
接着され、表紙2とその上のシート3の間ではそれ程し
っかりと接着されていないので、表紙2のところを境に
して手際よく一部ずつを確実にばらすことができる。次
いで、フック孔5とミシン孔6の孔開け加工を施された
後、綴じ合わせ部分4を加熱しながら、雄型と雌型によ
り断面クランク状にプレス加工が施される。そしてこの
熱圧により表紙2と各印刷シート3は熱圧着部7に印刷
されたインキによって互いに接着する。この場合、熱圧
着部7は先端領域7aの部分も含めてしっかりと接着さ
れる。
【0013】なお、上記実施例では、熱圧着時に綴じ合
わせ部分を断面クランク状に加工したが、湾曲状の突条
を形成するように加工してもよい。また、単に平面状に
プレス加工して平らな形態にしてもよいが、この場合は
カレンダーとして強度的に劣るものとなる。
【0014】また、上記実施例では、綴じ合わせ紙工品
がカレンダーである場合について説明したが、本発明は
ノート、雑誌、伝票、ビジネスフォーム類の貼綴等、そ
の他の綴じ合わせ紙工品についても適用できるものであ
る。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、シート
の一辺に沿う熱圧着部に印刷したインキをシール剤と
し、加熱加圧により表紙と複数枚の前記シートを一辺で
綴じ合わせてなる綴じ合わせ紙工品において、前記熱圧
着部のうちの端縁側に沿った先端領域におけるインキの
印刷状態を一部を抜いた半印刷状態にしたので、その製
造時において、丁合した表紙及びシートの束に塗布した
背糊が熱圧着部の先端領域に浸透し、各シート間の仮接
着をしっかりしたものにすることから、次工程で束をセ
ット分けする作業を手際よく行うことができ、生産性を
向上させることができる。しかも、熱圧着部の先端領域
にはベタではないにしてもインキがあるので、熱圧着し
た時の圧着性が保たれ、熱圧着後において天側先端に剥
がれを起こすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る綴じ合わせ紙工品の一実施例とし
てのカレンダーを示す斜視図である。
【図2】シートの熱圧着部におけるインキの印刷状態を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 カレンダー(綴じ合わせ紙工品) 2 表紙 3 シート 4 綴じ合わせ部分 5 フック孔 6 ミシン孔 7 熱圧着部 7a 先端領域
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−143859(JP,A) 特開 平6−143866(JP,A) 特開 平6−171277(JP,A) 実開 平4−77479(JP,U) 実開 平4−109178(JP,U) 実開 平4−77478(JP,U) 実開 平6−63355(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B42D 1/00 - 15/00 B42C 9/00 - 11/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートの一辺に沿う熱圧着部に印刷した
    インキをシール剤とし、加熱加圧により表紙と複数枚の
    前記シートを一辺で綴じ合わせてなる綴じ合わせ紙工品
    において、前記熱圧着部のうちの端縁側に沿った先端領
    域におけるインキの印刷状態を一部を抜いた半印刷状態
    にしたことを特徴とする綴じ合わせ紙工品。
  2. 【請求項2】 前記半印刷状態を平網にしたことを特徴
    とする請求項1記載の綴じ合わせ紙工品。
JP30255594A 1994-12-07 1994-12-07 綴じ合わせ紙工品 Expired - Fee Related JP3483323B2 (ja)

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