JP3482635B2 - レギュレータの調圧機構 - Google Patents
レギュレータの調圧機構Info
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Description
してボンネット内の調圧バネを加圧調整することにより
空気圧等の流体圧力を調整できるようにしたレギュレー
タの調圧機構に関する。
ルと一体回転する調整ネジを調圧バネのバネ押さえと螺
合させ、このバネ押さえを螺進させて調圧バネを加圧調
整していた。
ルの回転数と設定される圧力との関係は、図8のグラフ
に示すような直線となり、精密に調圧できるものの、所
望の圧力になるまでに回転ハンドルを何回も回転させな
ければならず、手間がかかっていた。また、回転ハンド
ルの回転数だけでは圧力の設定値が分からないため、圧
力計等のチェックが別に必要であった。
に手軽に調圧が可能であるとともに、圧力計等のチェッ
クを別途必要としない簡素で、しかもどのような流体の
調圧にも対応できる調圧機構を提供することを目的とす
る。
を回してボンネット内の調圧バネを加圧調整することに
より流体圧力を調整できるようにしたレギュレータにお
いて、マスターレギュレータ部とこれを制御するパイロ
ットレギュレータ部とで構成され、回転ハンドルと調圧
バネとがパイロットレギュレータ部に設けられていると
ともに、階段状カム部を有するバネ押さえが、これら回
転ハンドルと調圧バネとの間においてパイロットレギュ
レータ部のボンネット内に摺動自在に配置され、回転ハ
ンドルには、その回転に伴い階段状カム部と摺接してバ
ネ押さえを段階的に押動するカムフォロアが設けられい
ることを特徴とする。
1回転以上回転させなくとも、ある角度ずつ回すことに
より、段階的に調圧できる。従って、回転ハンドル自体
でダイヤル指示をして設定圧力の段階的表示ができる。
また、マスターレギュレータ部とこれを制御するパイロ
ットレギュレータ部とで構成されているので、調圧バネ
が、パイロットレギュレータ部のダイヤフラム弁にバネ
圧を与えているようなレギュレータの場合には、パイロ
ットレギュレータ部に対して本発明による調圧機構を適
用することにより、組み合わせるマスターレギュレータ
部によって、どのような流体の調圧にも対応できる。
に、バネ押さえの回転を規制しながらその摺動を案内す
るガイドを設けることにより、バネ押さえを回転を規制
しながら軸線方向に摺動させることができる。
円筒形としてその外周面に一対の凸部を突設し、ボンネ
ットの内周面には、これら凸部を摺動自在に案内する一
対のガイド溝を設ける。
ム部とカムフォロアとをそれぞれ一対ずつ設けると、回
転ハンドルによるバネ押さえの摺動を力の偏りなく行え
る。
設された脚片、回転ハンドルに軸支されたローラ、回転
ハンドルに軸支されたボールベアリングなどである。
に基づいて詳述する。
だ空気圧レギュレータの全体構造を示す。この空気圧レ
ギュレータは、下側がマスターレギュレータ部A、その
上側がこれを制御するパイロットレギュレータ部Bとな
っており、本発明による調圧機構Cは、パイロットレギ
ュレータ部Bの上側のボンネットD内に次のように組み
込まれている。
ム弁1の上側に、これにバネ圧を与える調圧バネ2が配
置され、この調圧バネ2の上端をバネ押さえ3が受けて
いる。バネ押さえ3は、図3(a)・(b)・(c)に
示すように有底円筒形で、その上周縁には、一対の階段
状カム部4a・4bが上周縁の半分ずつに分けて形成さ
れている。これら一対の階段状カム部4a・4bは、段
数及び段の高低の向きが同じであり、時計方向に向かっ
ていずれも上り階段となっている。バネ押さえ3の底部
の下面中央にはバネガイド3aが突設されている。
の凸部5a・5bが対向位置に設けられ、これら凸部5
a・5bを、ボンネットDの内周面の対向位置に設けら
れた一対の縦長のガイド溝6a・6bに摺動自在に嵌合
させることにより、バネ押さえ3は、ガイド溝6a・6
bにて回転を規制されながらそれに沿って上下に摺動で
きるようになっている。
面開口の蓋を兼ねる回転ハンドル7が装着されている。
この回転ハンドル7は、図4(a)・(b)・(c)・
(d)に示すように、円板8の上面中央に摘み部9を直
径線に沿って設け、また円板8の下面に、一対の脚片1
0a・10bを垂直に突設したもので、その突設位置は
摘み部9の真下になっている。そして、回転ハンドル7
は、その円板8の周縁部をボンネットDの内周に形成さ
れた回転ガイド溝11に嵌合させることにより、ボンネ
ットDに対して回転自在に装着され、一対の脚片10a
・10bが、カムフォロアとしてバネ押さえ3の一対の
階段状カム部4a・4bと係合する。
4bは上記のように時計方向に上り階段となっており、
またバネ押さえ3は、調圧バネ2を圧縮しながら下降可
能であるため、回転ハンドル7を時計方向に回すと、一
対の脚片10a・10bは、一対の階段状カム部4a・
4bの上の段へと係合位置を変えていく。そのときの上
段への移行がスムーズに行えるように、一対の脚片10
a・10bの下端面には、一方側にテーパー面10c・
10dが形成されているとともに、一対の階段状カム部
4a・4bの段と段の間もテーパー面となっている。
標となる三角印が表示され、円板8の上面には時計方向
への矢印が表示されている。また、ボンネットDの上面
開口の周縁には、図2に示すように、設定される圧力値
を示す数字が表示されている。
んで回転ハンドル7を時計方向へ回転させると(半回転
以内の角度)、一対の脚片10a・10bの下端部が、
バネ押さえ3の一対の階段状カム部4a・4bに対して
上の段へと係合位置を変えるので、バネ押さえ3は段階
的に下方へ押動される。これによりダイヤフラム弁1に
作用する調圧バネ2のバネ力が段階的に強くなり、マス
ターレギュレータ部Aにて設定される空気圧が段階的に
大きくなる。図7に、回転ハンドル7の回転角度と設定
される圧力との関係を示す。
させると、一対の脚片10a・10bの下端部が、バネ
押さえ3の一対の階段状カム部4a・4bに対して下の
段へと係合位置を変えるので、バネ押さえ3は調圧バネ
2により段階的に上方へ押動される。これによりダイヤ
フラム弁1に作用する調圧バネ2のバネ力が段階的に弱
くなり、マスターレギュレータ部Aにて設定される空気
圧が段階的に小さくなる。
(d)は、一対の階段状カム部4a・4bと係合させる
回転ハンドル7側のカムフォロアの他の例をそれぞれ示
し、上記の例よりも、階段状カム部4a・4bとの係合
摩擦を軽減したものである。
に1本の軸受脚12を垂直に突設し、この軸受脚12の
下端部に水平に貫通支持したピン13の両端部に一対の
ローラ14a・14bを回転自在に軸支したものであ
る。
12a・12bを垂直に突設し、これら両軸受脚12a
・12bに1本の軸15を水平に貫通支持し、この軸1
5の両端部に一対のボールベアリング16a・16bを
回転自在に軸支したものである。
バネのバネ押さえに階段状カム部を形成し、これに回転
ハンドルに設けたカムフォロアを係合させ、回転ハンド
ルの回転角度に応じた分だけバネ押さえを段階的に押動
して調圧バネのバネ力を調整するため、回転ハンドルを
1回転以上回転させなくとも、ある角度ずつ回すことに
より、迅速に段階的な調圧ができる。また、パイロット
レギュレータ部に対して本発明による調圧機構を適用す
ることにより、組み合わせるマスターレギュレータ部に
よって、どのような流体の調圧にも対応できる。
の回転を規制しながらその摺動を案内するガイドをボン
ネット内に設けたので、バネ押さえは軸線方向には摺動
しても回転はしないため、回転ハンドルを回しても調圧
バネには捻りが加わらない。
を円筒形としてその外周面に一対の凸部を突設し、ボン
ネットの内周面には、これら凸部を摺動自在に案内する
一対のガイド溝を設けたので、バネ押さえの摺動が安定
する。
を円筒形とし、階段状カム部とカムフォロアとをそれぞ
れ一対ずつ設けたので、回転ハンドルによるバネ押さえ
の摺動を力の偏りなく行える。
ルがダイヤル指示を兼ねているので、圧力計等のチェッ
カが不要になる。
側の階段状カム部と係合する回転ハンドル側のカムフォ
ロアが、回転ハンドルに突設された脚片であるので、単
純な構造にできる。
アが回転ハンドルに軸支されたローラであるので、階段
状カム部との係合摩擦を軽減してバネ押さえの押動をス
ムーズに行える。
アが回転ハンドルに軸支されたボールベアリングである
ので、階段状カム部との係合摩擦を軽減してバネ押さえ
の押動をスムーズに行える。
ュレータの全体構造を示す断面図である。
図、(b)は平面図、(c)は正面図である。
は斜視図、(b)は側面図、(c)は正面図、(d)は
底面図である。
の例を示し、(a)は斜視図、(b)は側面図、(c)
は正面図、(d)は底面図である。
ンドルの他の例を示し、(a)は斜視図、(b)は側面
図、(c)は正面図、(d)は底面図である。
定される圧力との関係を示すグラフである。
れる圧力との関係を示すグラフである。
Claims (8)
- 【請求項1】回転ハンドルを回してボンネット内の調圧
バネを加圧調整することにより流体圧力を調整できるよ
うにしたレギュレータにおいて、マスターレギュレータ
部とこれを制御するパイロットレギュレータ部とで構成
され、前記回転ハンドルと前記調圧バネとが前記パイロ
ットレギュレータ部に設けられているとともに、階段状
カム部を有するバネ押さえが、これら回転ハンドルと調
圧バネとの間においてパイロットレギュレータ部のボン
ネット内に摺動自在に配置され、回転ハンドルには、そ
の回転に伴い前記階段状カム部と摺接してバネ押さえを
段階的に押動するカムフォロアが設けられいることを特
徴とするレギュレータの調圧機構。 - 【請求項2】パイロットレギュレータ部のボンネット内
に、バネ押さえの回転を規制しながらその摺動を案内す
るガイドが設けられていることを特徴とする請求項1記
載のレギュレータの調圧機構。 - 【請求項3】バネ押さえが円筒形でその外周面に一対の
凸部が突設され、ボンネットの内周面には、これら凸部
を摺動自在に案内する一対のガイド溝が設けられている
ことを特徴とする請求項2記載のレギュレータの調圧機
構。 - 【請求項4】階段状カム部とカムフォロアとをそれぞれ
一対ずつ設けたことを特徴とする請求項3記載のレギュ
レータの調圧機構。 - 【請求項5】回転ハンドルがダイヤル指示を兼ねている
ことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のレギュ
レータの調圧機構。 - 【請求項6】カムフォロアが回転ハンドルに突設された
脚片である請求項1、2、3、4又は5記載のレギュレ
ータの調圧機構。 - 【請求項7】カムフォロアが回転ハンドルに軸支された
ローラである請求項1、2、3、4又は5記載のレギュ
レータの調圧機構。 - 【請求項8】カムフォロアが回転ハンドルに軸支された
ボールベアリングである請求項1、2、3、4又は5記
載のレギュレータの調圧機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26986998A JP3482635B2 (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | レギュレータの調圧機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP26986998A JP3482635B2 (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | レギュレータの調圧機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000099161A JP2000099161A (ja) | 2000-04-07 |
JP3482635B2 true JP3482635B2 (ja) | 2003-12-22 |
Family
ID=17478354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP26986998A Expired - Fee Related JP3482635B2 (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | レギュレータの調圧機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3482635B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103925399A (zh) * | 2014-05-07 | 2014-07-16 | 西安交通大学 | 一种伺服电机直驱端面凸轮的膜片式气动比例减压阀 |
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WO2006112021A1 (ja) * | 2005-04-15 | 2006-10-26 | Kenji Yoshida | ドットパターンを用いた情報入出力方法 |
JP5412668B2 (ja) * | 2009-02-09 | 2014-02-12 | ランズバーグ・インダストリー株式会社 | 調整部材を備えたスプレー装置 |
ES2458391B1 (es) * | 2012-10-30 | 2015-02-10 | Coprecitec, S.L. | Regulador de presión de gas |
CN111853308B (zh) * | 2020-07-02 | 2022-02-18 | 中国舰船研究设计中心 | 一种带压力反馈控制的吹除阀 |
-
1998
- 1998-09-24 JP JP26986998A patent/JP3482635B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN103925399A (zh) * | 2014-05-07 | 2014-07-16 | 西安交通大学 | 一种伺服电机直驱端面凸轮的膜片式气动比例减压阀 |
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