JP3481910B2 - ポットリベット型コア表面実装チョークコイル - Google Patents

ポットリベット型コア表面実装チョークコイル

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JP3481910B2
JP3481910B2 JP2000340532A JP2000340532A JP3481910B2 JP 3481910 B2 JP3481910 B2 JP 3481910B2 JP 2000340532 A JP2000340532 A JP 2000340532A JP 2000340532 A JP2000340532 A JP 2000340532A JP 3481910 B2 JP3481910 B2 JP 3481910B2
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勝 菅沼
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ポットリベット
型コア表面実装チョークコイルに関し、特に、端子に対
するコイル端末部の仮止めおよび両者間の半田付け作業
を容易迅速に実施するポットリベット型コア表面実装チ
ョークコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】この発明の先行例を図2を参照して説明
する。図2は先行例の分解斜視図であり、(a)はポッ
ト型コアの斜視図、(b)はコイルの斜視図、(c)は
リベット型コアおよび端子の斜視図である。10はフェ
ライトより成るポット型コアを示す。101は角型のポ
ット型コア10の頂壁を示し、その中心部には貫通孔1
02が形成されている。103はポット型コア10の側
壁である。互いに隣接する側壁103の交差する隅部下
部は切り欠き部104が形成されている。
【0003】ポット型コア10は、フェライト微粉末を
金型に充填加圧、成型する。このフェライト微粉末より
成るポット型コア10の加圧成型体は、次いで、高温に
おいて焼成されてフェライトのポット型コア10が構成
される。3はコイルを示す。このコイル3は銅線を螺旋
状に変形加工することにより構成される。31はコイル
端末部を示す。このコイル3は、銅線を螺旋状に変形加
工した後に表面に絶縁材料被膜を施したものより成る。
コイル3はおよそ4ターン程度を捲回して形成されてい
る。そして、コイル3は、一般に、断面丸型或いは角型
電線を捲回して形成することができる。
【0004】4は端子である。この端子4は、断面コ字
型の取り付け部44、取り付け部44から一体的に延伸
形成されるコイル接続部45、コイル接続部45の上面
に突出形成される係止突起46より成る。20はフェラ
イトより成るリベット型コアを示す。このリベット型コ
ア20は角型の底板201と、底板201と一体的にそ
の中心部に立設される磁芯部204より成る。202は
底板201の対向する2辺の中間部に形成される嵌合薄
肉部であり、端子4の断面コ字型の取り付け部44が嵌
合固定される。203は端子載置面であり、端子4の板
厚に対応して、底板201の表面からこの厚さ分だけ低
く段差をつけられた領域である。
【0005】リベット型コア20も、フェライト微粉末
を金型に充填加圧し、磁芯部204と底板201を一体
に成型する。このフェライト微粉末より成るリベット型
コアの加圧成型体は、次いで、高温において焼成されて
リベット型コア20が構成される。以上の構成部材を使
用してチョークコイルを組み立てる順序を説明する。ポ
ット型コア10、コイル3、端子4、リベット型コア2
0を準備する。 リベット型コア20の端子載置面203および嵌合
薄肉部202に端子4を嵌合固定する。
【0006】 リベット型コア20の磁芯部204に
コイル3を嵌合する。 次いで、コイル3のコイル端末部31を端子4のコ
イル接続部45に半田付けする。これに際して、コイル
接続部45の上面に突出形成される係止突起46にコイ
ル端末部31をカラゲ仮止めしておく。 ポット型コア10の開口周端面とリベット型コア2
0の底板201の表面にエポキシ系合成樹脂接着剤を施
す。 ポット型コア10の貫通孔102にリベット型コア
20の磁芯部204を挿通した状態で、両者間を接合固
定する。
【0007】以上により、チョークコイルを組み立ては
終了する。なお、ポットリベット型コア表面実装チョー
クコイルの大きさはは、一例として、側壁103の高さ
は3. 8mm、切り欠き部104の高さは1mm、端子
4の金属薄板素材の厚さは0. 4mm、底板201の厚
さは1. 7mm、底板201の表面からの段差は0. 4
mm程度のものである。先の先行例は、ポット型コア1
0の頂壁101の中心部に貫通孔102が形成され、リ
ベット型コア20の底板201と一体的にその中心部に
立設される磁芯部204を貫通孔102に挿通してここ
に磁路の間隙を形成したものである。ここで、図3を参
照して他の先行例を説明するに、この先行例は、そのポ
ット型コア10は頂壁101に貫通孔102は形成せ
ず、下端周縁部のみ開口している。ポット型コア10の
頂壁101の下面にリベット型コア20の中心部に立設
される磁芯部204の上端面を近接対向せしめて磁路の
間隙を形成している。この先行例の場合、コイル3はポ
ット型コア10およびリベット型コア20により形成さ
れる空所内に封止されることになり、漏洩磁束は殆ど生
じない。
【0008】ここで、端子4のコイル接続部45に対し
てコイル3のコイル端末部31を半田付けする作業を図
4を参照して更に説明する。上述した通り、先ず、コイ
ル接続部45の上面に突出形成される係止突起46にコ
イル3のコイル端末部31をカラゲ仮止めしておく。こ
のカラゲ仮止めの状態は、コイル端末部31を1対の係
止突起46の間に配置して僅かに屈曲せしめた状態のも
のである。この仮止状態はそれ程安定確実なものではな
い。即ち、コイル端末部31を1対の係止突起46の間
に配置、屈曲せしめた時既に不安定で、コイル端末部3
1が弾性により係止突起46から変位離脱することがあ
り、半田付け工程に到る間の移送、保管中に種々の理由
で離脱することもあり、半田付け工程において離脱する
恐れの大きい。そして、この端子4は、リベット型コア
20の底板201に対して取り付け部44を介して嵌合
取り付けられ、取り付け部44から一体的に延伸形成さ
れるコイル接続部45の下面も底板201の表面に接触
した状態にある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】コイル端末部31と係
止突起46との間の以上の通りの仮止状態において半田
付け工程を実施しようとすると、コイル端末部31と係
止突起46の間の接触が不完全で半田付け作業を中止し
なければならない場合がしばしば発生し、半田付け作業
を非能率化する。そして、この端子4は、その取り付け
部44およびコイル接続部45がリベット型コア20の
底板201に対して密接に接触した状態にあるところか
ら、半田付けに際して溶融半田の熱が端子4およびリベ
ット型コア20を介して伝導により容易に散逸し、半田
付け部である取り付け部44およびコイル接続部45の
温度上昇が遅延する結果、半田付け時間が増加すること
が判った。
【0010】この発明は、上述の問題を解消したポット
リベット型コア表面実装チョークコイルを提供するもの
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1:頂壁および頂
壁と一体的に構成された側壁より成るポット型コア10
を有し、底板と底板と一体にその中心部に立設される磁
芯部より成るリベット型コア20を有し、ポット型コア
10の頂壁に磁芯部の上端面を近接対向せしめて磁路の
間隙を形成し、ポット型コア10とリベット型コア20
を接合固定し、端子4を底板201に固定すると共にコ
イル3のコイル端末部31を端子4に接続したポットリ
ベット型コア表面実装チョークコイルにおいて、端子4
は断面コ字型の取り付け部44、取り付け部から一体的
に延伸形成されるコイル接続部45、コイル接続部45
と共通する平面内に延伸形成される一方の係止突起46
および基部において切り起こされた水平係止突起46’
より成り、底板201の表面には係止突起46および水
平係止突起46’の位置決めされるところに対応して凹
部205を形成したポットリベット型コア表面実装チョ
ークコイルを構成した。
【0012】そして、請求項2:請求項1に記載される
ポットリベット型コア表面実装チョークコイルにおい
て、凹部205は対角線状に形成したポットリベット型
コア表面実装チョークコイルを構成した。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図1の実
施例を参照して説明する。実施例において、従来例にお
ける部材と共通する部材には共通する参照符号を付与し
ている。この実施例において、端子4は、断面コ字型の
取り付け部44、取り付け部44から一体的に延伸形成
されるコイル接続部45、コイル接続部45と共通する
平面内に延伸形成される一方の係止突起46および基部
において切り起こされた水平係止突起46’により形成
される。係止突起46の延伸する平面と水平係止突起4
6’の間の切り起こし距離はコイル端末部31の導線の
径に匹敵する極く僅かである。そして、リベット型コア
20の底板201の図における上面である表面には、係
止突起46および水平係止突起46’の位置決めされる
ところに対応して凹部205が形成され、図においては
対角線状に形成されている。
【0014】チョークコイルを組み立てるには、先ず、
端子4の取り付け部44をリベット型コア20の嵌合薄
肉部202に嵌合固定し、コイル接続部45を端子載置
面203に載置した状態で、端子4をリベット型コア2
0に固定する。次いで、端子4のコイル接続部45に延
伸形成される係止突起46および切り起こされた水平係
止突起46’にコイル3のコイル端末部31を仮止めす
る。この仮止めにおいて、コイル端末部31は、係止突
起46と水平係止突起46’の間の極く僅かの垂直方向
の間隙に挿通され、係止突起46と水平係止突起46’
双方の弾性により保持される。係止突起46と水平係止
突起46’は、コイル端末部31を保持した状態で、対
角線状に形成された凹部205の上方に位置しており、
この凹部205によりリベット型コア20の底板201
から離隔して接触していない。
【0015】ここで、コイル3のコイル端末部31を端
子4のコイル接続部45の係止突起46と水平係止突起
46’に半田付けする。
【0016】
【発明の効果】以上の通りであって、この発明によれ
ば、半田付けに際して、コイル端末部31は、係止突起
46と水平係止突起46’の間の極く僅かの間隙に挿通
されて両者の弾性により積極的に保持、仮止めされてい
るので、コイル端末部31と係止突起46および水平係
止突起46’の間の接触が不完全な状態にあることは殆
どなく、接触の適否を顧慮する必要なしに半田付け作業
に移行することができる。コイル端末部31の係止突起
46と水平係止突起46’に対する仮止め自体も、従来
例の如くコイル端末部31を1対の係止突起46の間に
配置して屈曲せしめる作業は必要なく、コイル端末部3
1を延伸した状態で係止突起46および水平係止突起4
6’の間の隙間に僅かの弾性に抗して単純に圧し込むこ
とにより容易に達成される。コイル端末部31を係止突
起46に屈曲カラゲる作業は端子4が極く小さい上に構
成金属薄板素材の厚さは極く小さいところからそれ程容
易な作業ではないのである。
【0017】そして、この端子4の係止突起46と水平
係止突起46’は、コイル端末部31を保持した状態
で、対角線状に形成された凹部205の上方に位置して
おり、凹部205によりリベット型コア20の底板20
1から離隔して接触していないので、半田付けに際して
溶融半田の熱が端子4およびリベット型コア20を介し
て伝導により散逸する割合が減少し、半田付けされると
ころであるコイル端末部31と係止突起46および水平
係止突起46’の温度上昇は急速となる結果、半田付け
時間が短縮され、作業効率が向上する。凹部205は、
対角線状に形成する方が、係止突起46および水平係止
突起46’の位置決めされるところに対応するところの
みに形成する場合と比較して加工は容易であり、熱伝導
を抑圧する効果も向上する。
【0018】結局、ポットリベット型コア表面実装チョ
ークコイルにおいて、端子に対するコイル端末部の仮止
めおよび両者間の半田付け作業を容易迅速に実施するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を説明する図。
【図2】先行例を説明する図。
【図3】他の先行例を説明する図。
【図4】従来例を説明する図。
【符号の説明】
10 ポット型コア 101 頂壁 102 貫通孔 103 側壁 104 切り欠き部 20 リベット型コア 201 底板 202 嵌合薄肉部 203 端子載置面 204 磁芯部 205 凹部 3 コイル 31 コイル端末部 4 端子 44 取り付け部 45 コイル接続部 46 係止突起 46’水平係止突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01F 15/10 E (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 17/00 - 38/42

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頂壁および頂壁と一体的に構成された側
    壁より成るポット型コアを有し、底板と底板と一体にそ
    の中心部に立設される磁芯部より成るリベット型コアを
    有し、ポット型コアの頂壁に磁芯部の上端面を近接対向
    せしめて磁路の間隙を形成し、ポット型コアとリベット
    型コアとを接合固定し、端子を底板に固定すると共にコ
    イルのコイル端末部を端子に接続したポットリベット型
    コア表面実装チョークコイルにおいて、 端子は断面コ字型の取り付け部、取り付け部から一体的
    に延伸形成されるコイル接続部、コイル接続部と共通す
    る平面内に延伸形成される一方の係止突起および基部に
    おいて切り起こされた水平係止突起より成り、 底板の表面には係止突起および水平係止突起の位置決め
    されるところに対応して凹部を形成したことを特徴とす
    るポットリベット型コア表面実装チョークコイル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されるポットリベット型
    コア表面実装チョークコイルにおいて、 凹部は対角線状に形成したことを特徴とするポットリベ
    ット型コア表面実装チョークコイル。
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