JP3481901B2 - 目覚まし時計 - Google Patents

目覚まし時計

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JP3481901B2 JP2000102861A JP2000102861A JP3481901B2 JP 3481901 B2 JP3481901 B2 JP 3481901B2 JP 2000102861 A JP2000102861 A JP 2000102861A JP 2000102861 A JP2000102861 A JP 2000102861A JP 3481901 B2 JP3481901 B2 JP 3481901B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、設定時刻に基づい
た時刻にアラーム音を発生する目覚まし時計に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】目覚まし時計は、ユーザがアラーム時刻
をセットした場合、現在時刻が目覚ましセット時刻にな
ると発音体を介してアラーム音を発生する。ユーザはこ
のアラーム音により目覚め、鳴り止めスイッチや一時鳴
り止め(スヌーズスイッチ)をオンしてアラーム音の発
生を停止させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の目覚
まし時計では、複数のユーザが1つの目覚まし時計を使
うとき、たとえば夫婦で共有する場合等で、起床時刻が
異なる場合には、先に起きた者が次のアラーム時刻をセ
ットし直す必要がある。また、体調や好みによってスヌ
ーズ時間も変更可能であることが望ましいが、これらを
セットし直すには手間がかかる。
【0004】このように、従来の目覚まし時計を共有す
る場合には、煩わしい操作が必要であり、アラームセッ
ト時刻を間違えたり、別の者が変わって鳴り止めスイッ
チを操作して寝過ごしたりするおそれもある。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、複数の使用で共有する場合でも
自動的に個人を判別してアラームセットと停止を行うこ
とができ、手間がかからず、セットミス等を防止できる
目覚まし時計を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、アラームセット時刻に基づいた時刻にア
ラーム音を発生する目覚まし時計であって、現時刻を計
時する計時手段と、ユーザ毎に異なる特徴情報を入力す
るための特徴情報入力手段と、上記特徴情報入力手段に
より入力された特徴情報に対応するユーザ毎に、少なく
もアラームセット時刻を設定するための設定手段と、上
記設定手段でユーザ毎に設定されたアラームセット時刻
を記憶する記憶手段と、制御信号に基づいてアラーム音
を発生する発音手段と、上記計時手段による現時刻が上
記記憶手段に記憶されたアラームセット時刻になると上
記発音手段に制御信号を出力してアラーム音を発生さ
せ、上記特徴情報入力手段からユーザの特徴情報が入力
されると、入力特徴情報が現在アラーム音を発生させて
いるアラームセット時刻を記憶させたユーザの特徴情報
であるか否かを判別し、判別の結果、当該ユーザの特徴
情報である場合に、アラーム音の発生を停止させる制御
手段とを有する。
【0007】また、本発明は、アラームセット時刻に基
づいた時刻にアラーム音を発生する目覚まし時計であっ
て、現時刻を計時する計時手段と、ユーザ毎に異なる特
徴情報を入力するための特徴情報入力手段と、上記特徴
情報入力手段により入力された特徴情報に対応するユー
ザ毎に、アラームセット時刻および一時鳴り止め情報を
設定するための設定手段と、上記設定手段でユーザ毎に
設定されたアラームセット時刻および一時鳴り止め情報
を記憶する記憶手段と、制御信号に基づいてアラーム音
を発生する発音手段と、上記計時手段による現時刻が上
記記憶手段に記憶されたアラームセット時刻になると上
記発音手段に制御信号を出力してアラーム音を発生さ
せ、上記特徴情報入力手段からユーザの特徴情報が入力
されると、入力特徴情報が現在アラーム音を発生させて
いるアラームセット時刻を記憶させたユーザの特徴情報
であるか否かを判別し、判別の結果、当該ユーザの特徴
情報である場合に、上記記憶手段に記憶されている当該
ユーザが記憶させた一時鳴り止め情報に基づいてアラー
ム音の発生を一時停止させる制御手段とを有する。
【0008】本発明によれば、まず、たとえば設定手段
により特徴情報入力手段により入力された特徴情報に対
応するユーザ毎に、アラームセット時刻および一時鳴り
止め情報が設定され、これらの設定情報は、記憶手段に
記憶される。この状態で計時手段による現時刻が記憶手
段に記憶されているアラームセット時刻になると、制御
手段により発音手段に対して制御信号が出力されてアラ
ーム音が発生される。このアラーム音により目覚めたユ
ーザは、特徴情報入力手段から特徴情報を入力する。こ
の特徴情報は制御手段に入力される。制御手段では、特
徴情報入力手段からユーザの特徴情報が入力されると、
入力特徴情報が現在アラーム音を発生させているアラー
ムセット時刻を記憶させたユーザの特徴情報であるか否
かが判別される。判別の結果、当該ユーザの特徴情報で
ある場合には、記憶手段に記憶されている当該ユーザが
記憶させた一時鳴り止め情報に基づいてアラーム音の発
生が一時停止される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の目覚まし時計の一実施の
形態について、図面に基づいて詳細に説明する。図1
は、本発明に係る目覚まし時計の一実施形態を示す回路
図である。
【0010】目覚まし時計10は、図1に示すように、
特徴情報入力部11、設定手段としての設定入力部1
2、記憶手段としてのメモリ13、計時手段としての時
計カウンタ14、発振回路15、表示装置16、アラー
ムセット用レジスタ群17、スヌーズ(一時鳴り止め)
情報用レジスタ群18、制御手段としてのコントローラ
19、比較器20、および発音部21を有している。
【0011】特徴情報入力部11は、複数ユーザ毎の特
徴情報、たとえば指紋情報を入力可能で、入力した特徴
情報をコントローラ19に供給する。特徴情報入力部1
1は、たとえば図1に示すように、タッチ検出回路11
1、照明装置112、撮像装置113、および画像処理
装置114により構成される。この特徴情報入力部11
では、タッチ検出回路111に形成されたタッチパネル
にユーザが指を置くと、これを検出しこれに応じて自動
的に照明装置112をオンさせて撮像装置113による
指紋情報を取り込む。そして、画像処理装置114にお
いて、撮像装置113による指紋情報から特徴抽出等の
所定の画像処理が行ってコントローラ19に特徴情報と
して入力させる。
【0012】設定入力部12は、特徴情報入力部11に
より入力された特徴情報(指紋情報)に対応するユーザ
毎に、アラームセット時刻およびスヌーズ情報を設定す
るための入力キーやスイッチ等により構成されている。
これらのアラームセット時刻およびスヌーズ情報は複数
形態を一ユーザに対して入力することが可能である。た
とえばスヌーズ情報としては、その回数や再度アラーム
音を発生させる間隔、あるいは各回路のアラーム音の音
量等に関する情報が設定される。また、アラームセット
時刻およびスヌーズ情報を設定した後、設定情報毎に登
録して番号を付し、設定した登録番号によりアラーム時
の指示等を行うように構成することも可能である。
【0013】メモリ13は、設定手段でユーザ毎に設定
されたアラームセット時刻およびスヌーズ情報をコント
ローラ19の制御に基づいて記憶する。
【0014】時計カウンタ14は、発振回路15による
システムクロックに基づいて現時刻を計時し、表示装置
16、コントローラ19、および比較器20に供給す
る。
【0015】発振回路15は、所定周波数のシステムク
ロックを生成して、時計カウンタ14、およびコントロ
ーラ19に供給する。
【0016】表示装置16は、時計カウンタ14により
供給された現時刻を表示する。
【0017】アラームセット用レジスタ群17は、設定
入力部12で設定され、メモリ13に記憶されているア
ラームセット時刻がセットされるレジスタをたとえばn
個有し、コントローラ19によりアラームセット時刻が
セットされ、コントローラ19により制御信号CTLを
アクティブで入力すると、レジスタにセットされたアラ
ームセット時刻を比較器20に供給する。
【0018】スヌーズ情報用レジスタ群18は、設定入
力部12で設定され、メモリ13に記憶されているスヌ
ーズ情報(一時鳴り止め情報)がセットされるレジスタ
をたとえばn個有し、コントローラ19によりスヌーズ
情報がセットされ、コントローラ19により制御信号C
TLをアクティブで入力すると、レジスタにセットされ
たスヌーズ情報を発音部21に出力する。
【0019】コントローラ19は、時計カウンタ14に
よる現時刻がメモリ13に記憶されたアラームセット時
刻よりたとえば数分前になるとアラームセット用レジス
タ群17および発音部21に制御信号CTLを出力して
アラームセット時刻にアラーム音の発生を行わせ、特徴
情報入力部11からユーザの特徴情報である指紋情報が
入力されると、入力特徴情報が現在アラーム音を発生さ
せているアラームセット時刻を記憶させたユーザの特徴
情報であるか否かを判別し、判別の結果、当該ユーザの
特徴情報である場合に、メモリ13に記憶されている当
該ユーザが記憶させたスヌーズ情報に基づい制御信号C
TLをスヌーズ情報用レジスタ群18、および発音部2
1に出力してアラーム音の発生を一時停止させる。
【0020】比較器20は、現時刻とアラームセット用
レジスタ群17のn個のレジスタに設定されたアラーム
セット時刻とを比較し、一致するとアラーム音の発生を
指示する信号S20を発音部20に出力する。
【0021】発音部21は、アラーム制御回路211、
およびスピーカ等からなる発音体212により構成され
ている。アラーム制御回路211は、比較器20による
信号S20を受けると、あらかじめ設定されているメロ
ディ等を発音体212に所望の音量で発音させる。ま
た、アラーム制御回路211は、コントローラ19によ
る制御信号CTL、およびスヌーズ情報用レジスタ群1
8に設定されたスヌーズ情報を受けて、その情報に基づ
いて一時鳴り止め制御を行う。
【0022】次に、上記構成による動作を、図2のフロ
ーチャートに関連付けて説明する。
【0023】まず、設定入力部12により特徴情報入力
部11の画像処理装置114からコントローラ19に入
力された特徴情報に対応するユーザ毎に、アラームセッ
ト時刻およびスヌーズ情報(一時鳴り止め情報)が設定
される(ST1)。これらの設定情報はコントローラ1
9に入力され、コントローラ19によりメモリ13の所
定のアドレスに記憶される(ST2)。また、たとえば
目覚ましモードになるとコントローラ19により、メモ
リ13に記憶されたアラームセット時刻がアラームセッ
ト用レジスタ群17にセットされ、スヌーズ情報がスヌ
ーズ情報用レジスタ群18にセットされる(ST3)。
【0024】この状態で、コントローラ19において、
時計カウンタ14により供給された現時刻がメモリ13
にメモリ13に記憶されているアラームセット時刻の数
分前になると、コントローラ19によりアラームセット
用レジスタ群17および発音部21に対して制御信号C
TLがアクティブで出力される。制御信号CTLがアク
ティブで入力されたアラームセット用レジスタ群17か
らは、セットされているアラームセット時刻が比較器2
0に出力される。そして、比較器20において、現時刻
とアラームセット用レジスタ群17のn個のレジスタに
設定されたアラームセット時刻とが比較され、一致する
とアラーム音の発生を指示する信号S20が発音部21
のアラーム制御回路20に出力される(ST4)。これ
により、発音体212により所定のアラーム音が発生さ
れる(ST5)。
【0025】このアラーム音により目覚めたユーザは、
特徴情報入力部11から特徴情報を入力する。具待的に
は、所定の指をタッチセンサに置く。これにより、自動
的に指紋が読み取られ、特徴情報としてコントローラ1
9に供給される(ST6)。コントローラ19では、特
徴情報入力部11からユーザの特徴情報が入力される
と、入力特徴情報が現在アラーム音を発生させているア
ラームセット時刻を記憶させた登録されているユーザの
特徴情報であるか否かが判別される(ST7)。当該ユ
ーザの特徴情報である場合に、メモリ13に記憶されて
いる当該ユーザが記憶させたスヌーズ情報に基づいて制
御信号CTLがスヌーズ情報用レジスタ群18、および
発音部21に出力される。これにより、スヌーズ情報用
レジスタ群18にセットされている情報がアラーム制御
回路211に供給される。アラーム制御回路211で
は、供給されたスヌーズ情報に基づいてアラーム音の発
生が一時停止される(ST8)。
【0026】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、ユーザ毎に異なる特徴情報(指紋情報)を入力する
ための特徴情報入力部11と、特徴情報入力部11によ
り入力された特徴情報に対応するユーザ毎に、アラーム
セット時刻およびスヌーズ情報を設定するための設定入
力部12と、ユーザ毎に設定されたアラームセット時刻
およびスヌーズ情報を記憶するメモリ13と、制御信号
に基づいてアラーム音を発生する発音部21と、現時刻
がメモリ13に記憶されたアラームセット時刻よりたと
えば数分前になるとアラームセット用レジスタ群17お
よび発音部21に制御信号CTLを出力してアラームセ
ット時刻にアラーム音の発生を行わせ、特徴情報入力部
11からユーザの特徴情報である指紋情報が入力される
と、入力特徴情報が現在アラーム音を発生させているア
ラームセット時刻を記憶させたユーザの特徴情報である
か否かを判別し、判別の結果、当該ユーザの特徴情報で
ある場合に、メモリ13に記憶されている当該ユーザが
記憶させたスヌーズ情報に基づいて制御信号CTLをス
ヌーズ情報用レジスタ群18、および発音部21に出力
してアラーム音の発生を一時停止させるコントローラ1
9を設けたので、ユーザは、指を置くだけで通常自分が
使用するアラーム時刻およびスヌーズ情報(一時鳴り止
め情報)をセットできる。また、複数の使用で共有する
場合でも自動的に個人を判別してアラームセットと停止
を行うことができ、手間がかからず、セットミス等を防
止できる利点がある。
【0027】また、一人のユーザでも登録する指を変え
れば複数の設定が可能であり、たとえば休日と平日との
使い分け等が容易となる利点がある。
【0028】なお、本実施形態では、特徴情報を指紋と
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、たと
えば暗証番号等、種々の態様が可能であることはいうま
でもない。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の使用で共有する場合でも自動的に個人を判別して
アラームセットと停止を行うことができ、手間がかから
ず、セットミス等を防止できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る目覚まし時計の一実施形態を示す
ブロック構成図である。
【図2】本発明に係る目覚まし時計の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【符号の説明】
10…目覚まし時計 11…特徴情報入力部 111…タッチ検出回路 112…照明装置 113…撮像装置 114…画像処理装置 12…設定入力部 13…メモリ 14…時計カウンタ 15…発振回路 16…表示装置 17…アラームセット用レジスタ群 18…スヌーズ(一時鳴り止め)情報用レジスタ群 19…コントローラ 20…比較器 21…発音部 211…アラーム制御回路 212…発音体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G04G 13/02 G04C 21/00 G04G 1/00 315

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アラームセット時刻に基づいた時刻にア
    ラーム音を発生する目覚まし時計であって、 現時刻を計時する計時手段と、 ユーザ毎に異なる特徴情報を入力するための特徴情報入
    力手段と、 上記特徴情報入力手段により入力された特徴情報に対応
    するユーザ毎に、少なくもアラームセット時刻を設定す
    るための設定手段と、 上記設定手段でユーザ毎に設定されたアラームセット時
    刻を記憶する記憶手段と、 制御信号に基づいてアラーム音を発生する発音手段と、 上記計時手段による現時刻が上記記憶手段に記憶された
    アラームセット時刻になると上記発音手段に上記制御信
    号を出力してアラーム音を発生させ、上記特徴情報入力
    手段からユーザの特徴情報が入力されると、入力特徴情
    報が現在アラーム音を発生させているアラームセット時
    刻を記憶させたユーザの特徴情報であるか否かを判別
    し、判別の結果、当該ユーザの特徴情報である場合に、
    アラーム音の発生を停止させる制御手段とを有する目覚
    まし時計。
  2. 【請求項2】 アラームセット時刻に基づいた時刻にア
    ラーム音を発生する目覚まし時計であって、 現時刻を計時する計時手段と、 ユーザ毎に異なる特徴情報を入力するための特徴情報入
    力手段と、 上記特徴情報入力手段により入力された特徴情報に対応
    するユーザ毎に、アラームセット時刻および一時鳴り止
    め情報を設定するための設定手段と、 上記設定手段でユーザ毎に設定されたアラームセット時
    刻および一時鳴り止め情報を記憶する記憶手段と、 制御信号に基づいてアラーム音を発生する発音手段と、 上記計時手段による現時刻が上記記憶手段に記憶された
    アラームセット時刻になると上記発音手段に上記制御信
    号を出力してアラーム音を発生させ、上記特徴情報入力
    手段からユーザの特徴情報が入力されると、入力特徴情
    報が現在アラーム音を発生させているアラームセット時
    刻を記憶させたユーザの特徴情報であるか否かを判別
    し、判別の結果、当該ユーザの特徴情報である場合に、
    上記記憶手段に記憶されている当該ユーザが記憶させた
    一時鳴り止め情報に基づいてアラーム音の発生を一時停
    止させる制御手段とを有する目覚まし時計。
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JP3028311U (ja) 1996-02-23 1996-09-03 篤史 本村 記憶装置付き体温計

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