JP3481464B2 - 伝送システム - Google Patents

伝送システム

Info

Publication number
JP3481464B2
JP3481464B2 JP17146498A JP17146498A JP3481464B2 JP 3481464 B2 JP3481464 B2 JP 3481464B2 JP 17146498 A JP17146498 A JP 17146498A JP 17146498 A JP17146498 A JP 17146498A JP 3481464 B2 JP3481464 B2 JP 3481464B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
information
relay
circuit
state information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP17146498A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000014050A (ja
Inventor
健史 富永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP17146498A priority Critical patent/JP3481464B2/ja
Publication of JP2000014050A publication Critical patent/JP2000014050A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3481464B2 publication Critical patent/JP3481464B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のリレー盤
の間で平常、指令、異常の3状態をとる接点状態情報を
伝送する伝送システムに係り、特に、遠隔地の遮断器を
トリップ(転送遮断)させるための転送遮断信号を伝送
する場合に好適な伝送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】転送遮断信号を伝送する場合に好適な従
来の伝送システムは例えば特開昭58−81829号公
報などに開示されている。図7はこのような転送遮断信
号を伝送する従来の伝送システムの具体例を示すブロッ
ク図である。図において、1は平常、指令、異常の3状
態をとる接点状態情報を含む入力信号を出力するリレー
盤であり、2はこの入力信号が入力され、接点状態情報
に基づいてリレー盤状態情報を生成し、このリレー盤状
態情報を含む変調信号を送信する送信装置であり、3は
変調信号が入力され、上記リレー盤状態情報に基づいた
リレー盤制御情報を生成し、このリレー盤制御情報を含
む制御信号を制御信号として出力する受信装置であり、
4はこの制御信号に基づいて制御を行う他のリレー盤で
ある。
【0003】5は入力信号に含まれる接点状態情報に基
づいてリレー盤状態情報を生成するとともに、このリレ
ー盤状態情報に基づいてリレー盤判定情報を生成し、上
記リレー盤状態情報を含む状態信号を出力する入力回路
であり、6は状態信号を所定の伝送フォーマットに符号
化して符号化信号として出力する符号化回路であり、7
は符号化信号を変調して変調信号を出力する変調回路で
あり、8は上記リレー盤判定情報が一定時間(約100
ms)継続した場合に入力不良と判定する第一タイマで
あり、9は入力回路5、符号化回路6、変調回路7など
に対して電力を供給するとともに、送信側電源状態情報
を生成する送信側電源回路であり、10は符号化回路6
と変調回路7との間の符号化信号の伝送経路上に設けら
れ、通常は閉状態であるスイッチであり、11は第一タ
イマ8からのリレー盤判定情報および送信側電源状態情
報が入力され、このリレー盤判定情報の異常状態情報が
所定の時間継続的に発生したり、送信側電源回路9に異
常があった場合にはスイッチ10に対して開指令を行う
切替信号を出力する切断信号生成回路である。
【0004】12は変調信号を復調して復調信号を出力
する復調回路であり、13は復調信号を復号化して復号
化信号を出力するとともに、この復号化信号の検定を行
って検定情報を生成する復号化回路であり、14は復号
化信号に含まれたリレー盤状態情報に基づいてリレー盤
制御情報を生成し、このリレー盤制御情報を含む制御信
号を上記他のリレー盤に対して出力するとともに、上記
リレー盤状態情報に基づいて定マーク判定を行って定マ
ーク判定情報を生成する出力回路であり、15は検定情
報が一定時間(約500ms)継続した場合に検定不良
と判定して図示外の警報装置に出力する第二タイマであ
り、16は定マーク判定情報が一定時間(約100m
s)継続した場合に定マーク不良と判定して図示外の警
報装置に出力する第三タイマであり、17は復調回路1
2、復号化回路13、出力回路14などに対して電力を
供給するとともに、受信側電源状態情報を生成する受信
側電源回路であり、18はテスト信号を出力するテスト
スイッチであり、19は第二タイマ15で一定時間継続
監視して不良と判定した検定情報、第三タイマ16で一
定時間継続監視して不良と判定した定マーク判定情報、
受信側電源状態情報およびテスト信号が入力され、これ
らのうちの少なくとも1つに異常判定がある場合には、
他のリレー盤4に対してリレー制御情報に基づく制御を
停止させるためのロック信号を出力するロック信号生成
回路である。
【0005】次に動作について説明する。リレー盤1か
ら入力される全ての接点状態情報が平常状態である場合
には、送信装置2はこの接点状態情報に基づくリレー盤
状態情報を生成し、このリレー盤状態情報を含む状態信
号を符号化、変調して変調信号として出力する。受信装
置3は、この変調信号を受信し、復調、復号化してリレ
ー盤状態情報を再生し、これに基づいてリレー盤制御情
報を生成し、このリレー盤制御情報を含む制御信号を他
のリレー盤4に出力する。他のリレー盤4ではこの平常
状態に制御する信号に基づいて全ての伝送経路の遮断器
を閉じ、電力はこれらリレー盤1,4が接続された送電
経路を通って転送される。そして、いずれかの転送遮断
信号が平常状態から指令状態に変化すると、その転送遮
断信号は送信装置2および受信装置3を通ってリレー盤
1から他のリレー盤4に転送され、例えば、その転送遮
断信号が他のリレー盤4における遮断器を開くものであ
る場合には、他のリレー盤4は当該遮断器を開くトリッ
プ制御を行う。
【0006】いずれかの接点状態情報が異常状態となる
と、入力回路5はこの異常を検出して異常を示すリレー
盤判定情報を出力し、第一タイマ8により遅延された後
このリレー盤判定情報に基づいてスイッチ10が開かれ
る。受信装置3は変調信号の受信異常を検定し、第二タ
イマ15により遅延された後この検定情報に基づいてロ
ック信号が出力される。これに応じて他のリレー盤4は
制御信号に基づく制御を停止する。また、送信側電源回
路9において異常が発生した場合も、スイッチ10が開
かれ、第二タイマ15により遅延された後の検定情報に
基づいてロック信号が出力され、他のリレー盤4は制御
信号に基づく制御を停止する。更に、送信装置2と受信
装置3との間の伝送経路上において回線切断などの問題
が発生すると、第二タイマ15により遅延された後の検
定情報に基づいてロック信号が出力され、他のリレー盤
4は制御信号に基づく制御を停止する。
【0007】また、定マーク判定において異常と判定さ
れると、異常を示す定マーク判定情報が出力され、第三
タイマ16により遅延された後に受信装置3からロック
信号が出力される。従って、他のリレー盤4においては
リレー盤制御情報に基づいた制御を停止する。
【0008】更に、受信側電源回路17において異常が
発生したり、テストスイッチ18が操作されると、受信
装置3からロック信号が出力され、他のリレー盤4にお
いてはリレー盤制御情報に基づいた制御を停止する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の伝送システムは
以上のように構成されているので、他のリレー盤4が異
常な接点状態情報に対応する制御信号を指令を含んだ制
御情報と誤認して取り扱ってしまうなどの課題があっ
た。
【0010】具体的に説明する。送信装置2では、例え
ば、リレー盤判定情報に基づいて符号化回路6と変調回
路7との間に設けたスイッチ10を開き、これによる変
化を受信装置3において判別させているので、スイッチ
10を開く前に上記異常な接点状態情報を含んだ変調信
号が送信装置2から出力されてしまい、受信装置3で
は、その受信信号の異常を検出するまでロック信号を出
力しないので、上記異常な接点状態情報に応じたリレー
盤制御情報が他のリレー盤4に出力されてしまう。従っ
て、上記ロック信号が入力されるまでの間、この他のリ
レー盤4は上記異常な接点状態情報に応じたリレー盤制
御情報を、指令を含んだ制御情報と誤認して取り扱って
しまう。
【0011】受信装置3では、検定情報および定マーク
判定情報はタイマ15,16を介してロック信号生成回
路19に入力されているので、異常を検出してからロッ
ク信号が出力されるまでの期間が長く、上記異常な接点
状態情報に応じたリレー盤制御情報の出力タイミングに
比べてロック信号の出力タイミングは遅くなる。従っ
て、上記ロック信号が入力されるまでの間、この他のリ
レー盤4は上記異常な接点状態情報に応じたリレー盤制
御情報を、指令を含んだ制御情報と誤認して取り扱って
しまう。
【0012】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、他のリレー盤が異常な接点状態情
報に対応する制御信号を、指令を含んだ制御情報と誤認
して取り扱わないようにすることができる伝送システム
を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る伝送シス
テムは、平常、指令、異常の3状態をとる接点状態情報
を含む入力信号がリレー盤から入力され、この接点状態
情報に基づいてリレー盤状態情報を生成し、このリレー
盤状態情報を含む変調信号を送信する送信装置と、上記
変調信号が入力され、上記リレー盤状態情報に基づいた
リレー盤制御情報を生成し、このリレー盤制御情報を含
む制御信号を上記リレー盤とは異なる他のリレー盤に対
して出力する受信装置とを備えた伝送システムにおい
て、上記受信装置が、上記変調信号を復調して復調信号
を出力する復調回路と、上記復調信号を復号化して復号
化信号を出力するとともに、この復号化信号の検定を行
って検定情報を生成する復号化回路と、上記復号化信号
に含まれたリレー盤状態情報に基づいてリレー盤制御情
報を生成し、このリレー盤制御情報を含む制御信号を上
記他のリレー盤に対して出力するとともに、上記リレー
盤状態情報に基づいて定マーク判定を行って定マーク判
定情報を生成する出力回路と、上記検定情報および定マ
ーク判定情報が入力され、これらのうちの少なくとも一
方に異常判定がある場合には、上記他のリレー盤に対し
てリレー制御情報に基づく制御を停止させるためのロッ
ク信号を出力するロック信号生成回路と、上記復調回
路、上記復号化回路、上記出力回路、上記ロック信号生
成回路に対して電力を供給する受信側電源回路とを備え
たものである。
【0014】この発明に係る伝送システムは、復号化回
路が、検定情報が異常である場合には、復調信号に基づ
く復号化信号の代わりに平常の接点状態情報に対応する
復号化信号を出力するものである。
【0015】この発明に係る伝送システムは、平常、指
令、異常の3状態をとる接点状態情報を含む入力信号が
リレー盤から入力され、この接点状態情報に基づいてリ
レー盤状態情報を生成し、このリレー盤状態情報を含む
変調信号を送信する送信装置と、上記変調信号が入力さ
れ、上記リレー盤状態情報に基づいたリレー盤制御情報
を生成し、このリレー盤制御情報を含む制御信号を上記
リレー盤とは異なる他のリレー盤に対して出力する受信
装置とを備えた伝送システムにおいて、上記送信装置
が、上記接点状態情報に基づいてリレー盤状態情報を生
成するとともに、このリレー盤状態情報に基づいてリレ
ー盤判定情報を生成し、上記リレー盤状態情報およびリ
レー盤判定情報を含む状態信号を出力する入力回路と、
上記状態信号を符号化して符号化信号を出力する符号化
回路と、上記符号化信号を変調して変調信号を出力する
変調回路と、上記入力回路、上記符号化回路、上記変調
回路に対して電力を供給する送信側電源回路とを備え、
上記受信装置が、リレー盤状態情報およびリレー盤判定
情報に基づいて判定を行い、異常であると判定した場合
には他のリレー装置におけるリレー盤制御情報に基づく
制御を停止させるものである。
【0016】この発明に係る伝送システムは、入力回路
が、リレー盤状態情報が異常である場合には、接点状態
情報に対応する状態信号の代わりに平常の接点状態情報
に対応する状態信号を出力し、上記異常状態が所定の時
間継続的に発生したり、送信側電源回路に異常があった
場合には、符号化回路と変調回路との間に設けたスイッ
チを開く切断信号生成回路を設けたものである。
【0017】この発明に係る伝送システムは、入力回路
が、リレー盤状態情報が異常である場合には、接点状態
情報に対応する状態信号の代わりに平常の接点状態情報
に対応する状態信号を出力し、符号化回路が、上記異常
状態が所定の時間継続的に発生したり、送信側電源回路
に異常があった場合には、状態信号に基づく符号化信号
の代わりに上記リレー盤状態情報が異常である場合に対
応する符号化信号を出力するものである。
【0018】この発明に係る伝送システムは、符号化回
路が、リレー盤状態情報の異常状態が所定の時間継続的
に発生したり、送信側電源回路に異常があった場合に
は、状態信号に基づく符号化信号の代わりに上記リレー
盤状態情報が異常である場合に対応する符号化信号を出
力するものである。
【0019】この発明に係る伝送システムは、復号化回
路が、受信側電源回路に異常があった場合には、復調信
号に基づく復号化信号の代わりに平常の接点状態情報に
対応する復号化信号を出力し、出力回路が、定マーク判
定が異常である場合には、リレー盤状態情報に基づく制
御信号の代わりに平常の接点状態情報に対応する制御信
号を出力するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による転
送遮断信号を伝送する伝送システムの構成を示すブロッ
ク図である。図において、1は平常、指令、異常の3状
態をとる接点状態情報を含むn組の転送遮断信号が入力
され、この接点状態情報に基づいて図示外の伝送経路の
遮断器を開閉するとともに、このn組の転送遮断信号を
出力するリレー盤であり、2はこのリレー盤1から出力
されたn組の転送遮断信号(以下、入力信号ともよぶ)
が入力され、この接点状態情報に基づいてリレー盤状態
情報を生成し、このリレー盤状態情報を含む変調信号を
送信する送信装置であり、3は変調信号が入力され、上
記リレー盤状態情報に基づいたリレー盤制御情報を生成
し、このリレー盤制御情報を含むn組の制御信号を出力
する受信装置であり、4はこのn組の制御信号に基づい
て図示外の伝送経路の遮断器を開閉する他のリレー盤で
ある。
【0021】なお、この実施の形態1では接点状態情報
は図示外の伝送路の各母線電圧に応じて動作する一対の
接点の情報で構成され、例えば#i(i=1,・・・,
n)が開、#i−が閉であるときが上記図示外の遮断器
を閉じる平常状態、#iが閉、#i−が開であるときが
上記図示外の遮断器を開く指令状態、#iが開、#i−
も開あるいは#iが閉、#i−も閉であるときが転送遮
断信号自体に異常がある異常状態に対応づけられてい
る。これにより、リレーなどの1部品の故障で誤った転
送遮断制御を行わないようにすることができる。
【0022】送信装置2において、5はn組の入力信号
が入力され、この入力信号に含まれる接点状態情報に基
づいてリレー盤状態情報を生成するとともに、このリレ
ー盤状態情報に基づいてリレー盤判定情報を生成し、上
記リレー盤状態情報を含む状態信号を出力する入力回路
であり、6は状態信号を所定の伝送フォーマットに符号
化して符号化信号として出力する符号化回路であり、7
は符号化信号を変調して変調信号を出力する変調回路で
あり、8は上記リレー盤判定情報が一定時間(約100
ms)継続した場合に入力不良と判定する第一タイマで
あり、9は入力回路5、符号化回路6、変調回路7など
に対して電力を供給するとともに、送信側電源状態情報
を生成する送信側電源回路であり、10は符号化回路6
と変調回路7との間の符号化信号の伝送経路上に設けら
れ、通常は閉状態であるスイッチであり、11は第一タ
イマ8からのリレー盤判定情報および送信側電源状態情
報が入力され、このリレー盤判定情報の異常状態情報が
所定の時間継続的に発生したり、送信側電源回路9に異
常があった場合にはスイッチ10に対して開指令を行う
切替信号を出力する切断信号生成回路である。
【0023】入力回路5において、5aはn組の入力信
号が入力され、この入力信号に含まれる接点状態情報に
基づいてリレー盤状態情報を出力する絶縁用フォトカプ
ラユニットであり、5bはこの入力信号に含まれる接点
状態情報に基づいてリレー盤判定情報を生成する入力判
定回路であり、5cはリレー盤判定情報が異常を示す場
合に(#i接点「開」且つ#i−接点「開」となる接点
状態情報や#i接点「閉」且つ#i−接点「閉」となる
接点状態情報が少なくとも1つ存在する場合に)、上記
絶縁用フォトカプラユニット5aのリレー盤状態情報の
代わりに、平常の接点状態情報に対応するリレー盤状態
情報を含んだ状態信号を出力させる平常データテーブル
である。なお、上記平常の接点状態情報に対応するリレ
ー盤状態情報は、全ての接点状態情報が#i接点「0」
且つ#i−接点「1」となるパターンである。なお、状
態信号は例えば「1(電圧有り+12V)/0(電圧無
し0V)」の論理回路レベル信号を用いればよい。
【0024】図2はこの発明の実施の形態1による符号
化信号の伝送フォーマットを示す説明図である。図にお
いて、20は伝送フォーマットの先頭を示す同期ワー
ド、21は上記n組の接点状態情報が収納されるデータ
ワード、22はこの伝送フォーマットの誤り訂正符号な
どが含まれる検定ワード、21(1),・・・,21
(n)はそれぞれ各接点状態情報の#iに対応する状態
情報が格納される第一データビット、21(1−),・
・・,21(n−)はそれぞれ各接点状態情報の#i−
に対応する状態情報が格納される第二データビットであ
る。なお、この伝送フォーマットによりリレー状態情報
を伝送する符号化信号は、例えば論理「1」に対して−
8Vの電圧レベルを、論理「0」に対して+8Vの電圧
レベルを出力すればよい。なお、この実施の形態1で
は、異常時には平常の接点状態情報が入力回路5から出
力されるので、上記各第一データビット21(i)と第
二データビット21(i−)とには、平常状態には
「0,1」、指令状態では「1,0」、異常状態では
「0,0」あるいは「1,1」がセットされる。
【0025】変調回路7は、符号化信号をFS変調して
変調信号として受信装置3へ伝送する。そして、この変
調信号としては例えば、変調速度1200B(ボー)、
伝送速度1200bit/s、符号化信号の−8V電圧
に対して1300Hz、+8V電圧に対して2100H
zの信号を出力すればよい。
【0026】そして、このような送信装置は、通常状態
では、リレー盤1から入力される各接点状態情報(平常
状態あるいは指令状態の接点状態情報)に基づいて入力
回路5においてリレー盤状態情報が生成され、符号化回
路6においてこのリレー盤状態情報を含む状態信号が所
定の伝送フォーマットに符号化され、変調回路7におい
てこの伝送フォーマットの符号化信号が変調され、この
変調信号を送信する。
【0027】他方、いずれか1つの接点状態情報が異常
状態を示すように変化したら入力回路5は全ての接点状
態情報を平常状態情報でマスクし、このマスクした平常
状態情報に基づく変調信号を出力する。なお、この異常
状態が約100ms以上継続して発生した場合には、第
一タイマ8から異常を示すリレー盤判定情報が出力さ
れ、切断信号生成回路11から切替信号が出力され、ス
イッチ10が開き、変調信号の送信が停止される。
【0028】また、送信側電源回路9に異常が発生した
場合には、送信側電源回路9から異常を示す送信側電源
状態情報が出力され、切断信号生成回路11から切替信
号が出力され、スイッチ10が開き、変調信号の送信が
停止される。
【0029】受信装置3において、12は上記変調信号
を復調して復調信号を出力する復調回路であり、13は
復調信号を復号化して復号化信号を出力するとともに、
この復号化信号の検定を行って検定情報を生成する復号
化回路であり、14は復号化信号に含まれたリレー盤状
態情報に基づいてリレー盤制御情報を生成し、このリレ
ー盤制御情報を含む制御信号を上記他のリレー盤4に対
して出力するとともに、上記リレー盤状態情報に基づい
て定マーク判定を行って定マーク判定情報を生成する出
力回路であり、15は検定情報が一定時間(約500m
s)継続にて検定不良と判定して図示外の警報装置に出
力する第二タイマであり、16は定マーク判定情報が一
定時間(約100ms)継続にて定マーク不良と判定し
て図示外の警報装置に出力する第三タイマであり、17
は復調回路12、復号化回路13、出力回路14などに
対して電力を供給するとともに、受信側電源状態情報を
生成する受信側電源回路であり、18はテスト信号を出
力するテストスイッチであり、19は検定情報、定マー
ク判定情報、受信側電源状態情報およびテスト信号が入
力され、これらのうちの少なくとも1つに異常判定があ
る場合には、他のリレー盤4に対してリレー制御情報に
基づく制御を停止させるためのロック信号を出力するロ
ック信号生成回路である。
【0030】復号化回路13において、13aは復号化
信号の検定を行って検定情報を生成する検定回路であ
り、13bはこの検定情報が異常を示す場合に、復調信
号に基づく復号化信号の代わりに平常の接点状態情報に
対応するリレー盤状態情報を含んだ復号化信号を出力さ
せる平常データテーブルである。
【0031】出力回路14において、14aはリレー盤
状態情報に基づいて定マーク判定を行って定マーク判定
情報を生成する定マーク判定回路である。また、このリ
レー盤制御情報は、例えばリレー盤状態情報の対応する
i組目の接点状態情報が「0,1」である場合には#i
を開、#i−を閉、「1,0」である場合には#iを
閉、#i−を開、「0,0」あるいは「1,1」である
場合には#iを開、#i−を閉となる。
【0032】そして、このような受信装置3は、変調信
号を受信すると、復調回路12においてこの変調信号を
復調し、復号化回路13においてこの復調信号を複合化
し、出力回路14において各接点状態情報を再生すると
ともに、このn組の接点状態情報に基づいてリレー盤制
御情報を生成し、このリレー盤制御情報を含む制御信号
を他のリレー盤4に出力する。
【0033】他方、変調信号が受信されない場合には、
検定回路13aから異常を示す検定情報が出力され、復
号化回路13が復号化信号の全ての接点状態情報を平常
状態情報でマスクし、このマスクした平常状態情報に基
づく変調信号を出力する。また、これとともに、検定情
報に基づいてロック信号生成回路19から他のリレー盤
4にロック信号が出力される。
【0034】また、変調信号に基づいて再生された接点
状態情報に異常がある場合には、定マーク判定回路14
aから定マーク判定情報が出力され、これに基づいてロ
ック信号生成回路19から他のリレー盤4にロック信号
が出力される。
【0035】次に、受信側電源回路17に異常が発生し
た場合には、受信側電源回路17から異常を示す受信側
電源状態情報が出力され、これに基づいてロック信号生
成回路19から他のリレー盤4にロック信号が出力され
る。
【0036】更に、テストスイッチ18からテスト信号
が出力された場合には、これに基づいてロック信号生成
回路19から他のリレー盤4にロック信号が出力され
る。
【0037】次に動作について説明する。リレー盤1か
ら入力される全ての接点状態情報が平常状態である場合
には、送信装置2はこの接点状態情報に基づくリレー盤
状態情報を生成し、このリレー盤状態情報を含む状態信
号を符号化、変調して変調信号として出力する。受信装
置3は、この変調信号を受信し、復調、復号化してリレ
ー盤状態情報を再生し、これに基づいてリレー盤制御情
報を生成し、このリレー盤制御情報を含む制御信号を他
のリレー盤4に出力する。他のリレー盤4ではこの平常
状態に制御する信号に基づいて全ての伝送経路の遮断器
を閉じ、送電電力はこれらリレー盤1,4が接続された
送電経路を通って転送される。そして、いずれかの転送
遮断信号が平常状態から指令状態に変化すると、その転
送遮断信号は送信装置2および受信装置3を通ってリレ
ー盤1から他のリレー盤4に転送され、例えば、その転
送遮断信号が他のリレー盤4における遮断器を開くもの
である場合には、他のリレー盤4は当該遮断器を開くト
リップ制御を行う。
【0038】次に、例えばリレー盤1の接点に使用して
いるリレーの故障などに起因していずれかの接点情報が
異常状態となると、入力判定回路5bはこの異常を検出
して異常を示すリレー盤判定情報を出力し、送信装置2
からはこの接点状態情報に応じた変調信号の代わりに平
常データテーブル5cから出力される平常の接点状態情
報に対応する変調信号を出力する。そして、受信装置3
は当該平常の接点状態情報を再生し、他のリレー盤4に
おいては平常状態における制御を行う。
【0039】ひきつづき約10ms程度の間接点状態情
報が異常状態のままであると、第一タイマ8から異常状
態を示すリレー盤判定情報が出力され、スイッチ10が
開かれ、変調信号の送信が停止される。そして、受信装
置3では、検定回路13aから異常を示す検定情報が出
力され、平常データテーブル13bから平常の接点状態
情報が出力され、復号化回路13からは平常の接点状態
情報に対応する復号化信号が出力され、これに応じたリ
レー盤制御情報を出力する。これとともに、受信装置3
からは上記異常を示す検定情報に基づいてロック信号が
出力される。従って、他のリレー盤4においてはリレー
盤制御情報に基づいた制御を停止する。
【0040】送信側電源回路9において異常が発生する
と、この送信側電源回路9から送信側電源状態情報が出
力され、スイッチ10が開かれ、送信装置2からの変調
信号の送信が停止される。そして、受信装置3は検定情
報が異常を示し、ロック信号を出力する。従って、他の
リレー盤4においてはリレー盤制御情報に基づいた制御
を停止する。
【0041】送信装置2と受信装置3との間の伝送経路
上において回線切断などの問題が発生すると、受信装置
3は検定情報が異常を示し、ロック信号を出力する。従
って、他のリレー盤4においてはリレー盤制御情報に基
づいた制御を停止する。
【0042】受信側電源回路17において異常が発生す
ると、この受信側電源回路17から受信側電源状態情報
が出力され、受信装置3からロック信号が出力される。
従って、他のリレー盤4においてはリレー盤制御情報に
基づいた制御を停止する。
【0043】定マーク判定回路14aにおいて異常と判
定されると、異常を示す定マーク判定情報が出力され、
受信装置3からロック信号が出力される。従って、他の
リレー盤4においてはリレー盤制御情報に基づいた制御
を停止する。
【0044】テストスイッチ18が操作されて、テスト
信号が出力されると、受信装置3からロック信号が出力
され、他のリレー盤4においてはリレー盤制御情報に基
づいた制御を停止する。
【0045】従って、この伝送システムでは、通常は各
接点状態情報を伝送することによりリレー盤制御情報に
基づいてトリップ制御を行うとともに、リレー盤1(送
信側)の出力異常、自身の故障、回線異常、点検時には
他のリレー盤4においてリレー盤制御情報に基づく制御
を停止することができる。また、リレー盤1(送信側)
の出力異常、送信装置2の故障、回線異常時には正常な
リレー盤状態情報に基づいてリレー盤制御情報を生成す
るようにしているので、このような異常時にはロック信
号による停止制御がなされるまでの間において他のリレ
ー盤4において誤ったトリップ制御を行わないようにす
ることができる。
【0046】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、検定情報および定マーク判定情報はロック信号生成
回路19に直接入力されているので、従来のように第一
タイマ8や第二タイマ15によりロック信号の出力タイ
ミングが遅れてしまうことはなく、その分、他のリレー
盤4が異常な接点状態情報に対応する制御信号を、指令
を含んだ制御情報と誤認して取り扱わないようにするこ
とができる効果がある。
【0047】この実施の形態1によれば、復号化回路1
3が、検定情報が異常である場合には、復調信号に基づ
く復号化信号の代わりに平常の接点状態情報に対応する
復号化信号を出力するので、検定情報に異常がある場合
には、異常な接点状態情報に対応する制御信号が他のリ
レー盤4に対して出力されないようにすることができ
る。従って、制御信号とロック信号との間に伝播遅延差
などがあって、ロック信号により停止される前に他のリ
レー盤4が制御信号を誤認して取り扱ってしまうような
期間が生じたとしても、その期間において異常な指令が
他のリレー盤4に入力されてしまうことはなく、他のリ
レー盤が異常な接点状態情報に対応する制御信号を、指
令を含んだ制御情報と誤認して取り扱わないようにする
ことができる効果がある。
【0048】この実施の形態1によれば、入力回路5
が、リレー盤状態情報が異常である場合には、接点状態
情報に対応する状態信号の代わりに平常の接点状態情報
に対応する状態信号を出力し、上記異常状態が所定の時
間継続的に発生したり、送信側電源回路に異常があった
場合には、符号化回路6と変調回路7との間に設けたス
イッチ10を開く切断信号生成回路11を設けたので、
リレー盤1に異常がある場合には、異常な接点状態情報
に対応する変調信号が受信装置3に対して出力されない
ようにすることができる。従って、リレー盤状態情報と
リレー盤判定情報との間などにおいて伝播遅延差などが
あって、スイッチ10を開く前に変調回路7から異常な
接点状態情報に対応する変調信号が出力されてしまう期
間が生じたとしても、その期間において異常な指令が受
信装置3に受信されてしまうことはなく、ひいては他の
リレー盤4が異常な接点状態情報に対応する制御信号を
指令を含んだ制御情報と誤認して取り扱わないようにす
ることができる。また、このような二重化により信頼性
を向上させることができる効果がある。
【0049】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2による転送遮断信号を伝送する伝送システムの構成
を示すブロック図である。図に示すように、5dはn組
の接点状態情報が入力されるとともに、n組目の接点情
報は通常は#nが「閉」、#n−が「開」であり、リレ
ー盤判定情報に基づく判定情報が異常である場合にこの
n組目の接点情報が#nが「開」、#n−が「閉」に変
化する絶縁用フォトカプラユニットであり、このリレー
盤判定情報は2ビットの情報として伝送フォーマットに
重畳される。13cは復調信号に含まれるn組の接点状
態情報に基づいて異常判定を行う検定回路である。ま
た、他のリレー盤4もロック信号が入力された場合、お
よびn組目のリレー盤制御情報入力が平常を示している
場合には、他のリレー盤4においてはリレー盤制御情報
に基づくトリップ制御を停止する。
【0050】なお、この実施の形態2では、入力回路5
は、リレー盤判定情報が(接点状態情報が平常状態ある
いは指令状態に対応する)正常を示している場合には、
判定情報用の2ビット(n番目の接点状態情報)を接点
状態情報の指令状態と同一のビット状態に設定し、リレ
ー盤判定情報が(接点状態情報が異常状態に対応する)
異常を示している場合には、判定情報用の2ビットを接
点状態情報の平常指令状態と同一のビット状態に設定す
る。また、検定回路13cでは、この判定情報用の2ビ
ットおよび(n−1)組の接点状態情報の全てが平常状
態である場合には異常と判定し、異常を示す検定情報を
出力する。これ以外の構成は実施の形態1と同様なので
同一の符号を付して説明を省略する。
【0051】次に動作について説明する。正常状態で
は、判定情報用の2ビットおよび(n−1)組の接点状
態情報のうち、少なくとも判定情報用の2ビットが指令
状態となり、これらの情報を含んだ変調信号が送信装置
2から出力される。検定回路13cでは、これら全てが
平常状態ではないので、正常と判定し、正常を示す検定
情報を出力する。従って、ロック信号は出力されること
なく、他のリレー盤4においてはリレー盤制御情報に基
づいてトリップ制御などが行われる。
【0052】いずれかの接点情報が異常状態となると、
入力判定回路5bはこの異常を検出して異常を示すリレ
ー盤判定情報を出力し、上記判定情報用の2ビットは平
常状態となり、平常データテーブル5cから出力される
平常の接点状態情報に対応してリレー盤状態情報も平常
状態となる。そして、検定回路13cでは、n組の全て
が平常状態であるので異常と判定し、異常を示す検定情
報を出力する。従って、ロック信号は出力され、他のリ
レー盤4においてはリレー盤制御情報に基づくトリップ
制御が停止される。なお、ひきつづいて約10ms程度
の間リレー盤接点状態情報が異常状態のままであると、
実施の形態1と同様に、第一タイマ8から異常状態を示
すリレー盤判定情報が出力されて変調信号の送信も停止
される。これ以外の動作は実施の形態1と同様であり説
明を省略する。
【0053】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、送信装置2がリレー盤状態情報およびリレー盤状態
情報を含む変調信号を送信し、受信装置3がリレー盤状
態情報およびリレー盤判定情報に基づいて判定を行い、
異常であると判定した場合には他のリレー装置4におけ
るリレー盤制御情報に基づく制御を停止させるので、接
点状態情報が異常となった時には、その情報を含むリレ
ー盤判定情報をリレー盤状態情報と同一のタイミングで
送信し、他のリレー装置4におけるリレー盤制御情報に
基づく制御を停止させることができる。従って、実施の
形態1のようにリレー盤判定情報に基づいて符号化回路
6と変調回路7との間に設けたスイッチ10を開き、こ
れによる変化を受信装置3において判別させる場合に比
べて、スイッチ10を開くまでの時間遅れが生ずること
なく、格段に早くロック信号を出力することができるの
で、その分、他のリレー盤4が異常な接点状態情報に対
応する制御信号を、指令を含んだ制御情報と誤認して取
り扱わないようにすることができる効果がある。
【0054】実施の形態3.図4はこの発明の実施の形
態3による転送遮断信号を伝送する伝送システムの構成
を示すブロック図である。図において、6aは第一タイ
マ8からのリレー盤判定情報および送信側電源状態情報
が入力され、このリレー盤判定情報の異常状態情報が所
定の時間継続的に発生したり、送信側電源回路9に異常
があった場合には異常処理信号を出力する異常判定回路
であり、6bは異常処理信号が入力されると、状態信号
に基づく符号化信号の代わりに上記リレー盤状態情報の
全てが異常である場合(例えば全てのビットが0である
場合)に対応する符号化信号を出力する異常データテー
ブルである。これ以外の構成は実施の形態2と同様なの
で同一の符号を付して説明を省略する。
【0055】次に動作について説明する。リレー盤判定
情報が約10ms程度の間異常状態のままであると、第
一タイマ8から異常状態を示すリレー盤判定情報が出力
され、異常判定回路6aから異常処理信号が出力され、
符号化回路6からはリレー盤状態情報の全てが異常であ
る場合に対応する符号化信号が出力される。受信装置3
では、定マーク判定回路14aにおいてこのリレー盤状
態情報の異常が判別されて異常を示す定マーク判定情報
が出力され、ロック信号生成回路19からロック信号が
出力される。従って、他のリレー盤4においてはリレー
盤制御情報に基づいた制御を停止する。これ以外の動作
は実施の形態2と同様であり説明を省略する。
【0056】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、入力回路5が、リレー盤状態情報が異常である場合
には、接点状態情報に対応する状態信号の代わりに平常
の接点状態情報に対応する状態信号を出力し、符号化回
路6が、上記異常状態が所定の時間継続的に発生した
り、送信側電源回路9に異常があった場合には、状態信
号に基づく符号化信号の代わりに上記リレー盤状態情報
が異常である場合に対応する符号化信号を出力するの
で、受信装置3においてリレー盤状態情報およびリレー
盤判定情報に基づいて判定を行い、異常状態が所定の時
間継続的に発生したり、送信側電源回路9に異常があっ
た場合には、異常であると判定することができる。従っ
て、異常状態が所定の時間継続的に発生したり、送信側
電源回路9に異常があった場合においても、他のリレー
盤4におけるリレー盤制御情報に基づく制御を停止させ
ることができ、他のリレー盤4が異常な接点状態情報に
対応する制御信号を、指令を含んだ制御情報と誤認して
取り扱わないようにすることができる。また、従来のよ
うにスイッチ10により機械的に異常状態を受信装置3
に伝播させる場合に比べて、一定のタイミングで確実に
停止させることができるので、動作信頼性も向上する効
果がある。
【0057】実施の形態4.図5はこの発明の実施の形
態4による転送遮断信号を伝送する伝送システムの構成
を示すブロック図である。図に示すように、13dは復
調信号に含まれる(n−1)組の接点状態情報およびリ
レー盤判定情報の2ビットのうちに1つも指令状態が含
まれていない場合には異常と判定し、異常を示す検定情
報を出力する検定回路である。これ以外の構成は実施の
形態3と同様なので同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0058】次に動作について説明する。正常状態で
は、判定情報用の2ビットおよび(n−1)組の接点状
態情報のうち、少なくとも判定情報用の2ビットが指令
状態となり、これらの情報を含んだ変調信号が送信装置
2から出力される。検定回路13dでは、少なくとも1
つの指令情報が含まれているので、正常と判定し、正常
を示す検定情報を出力する。従って、ロック信号は出力
されることなく、他のリレー盤4においてはリレー盤制
御情報に基づいてトリップ制御などが行われる。
【0059】いずれかの接点情報が異常状態となると、
入力判定回路5bはこの異常を検出して異常を示すリレ
ー盤判定情報を出力し、上記判定情報用の2ビットは平
常状態となる。そして、検定回路13dでは、n組のう
ちに少なくとも1つの指令情報が含まれていない場合に
は異常と判断し、異常を示す検定情報を出力する。従っ
て、ロック信号は出力され、他のリレー盤4においては
リレー盤制御情報に基づくトリップ制御が停止される。
なお、ひきつづいて約10ms程度の間リレー盤判定情
報が異常状態のままであると、異常判定回路6aから異
常処理信号が出力され、符号化回路6からはリレー盤状
態情報の全てが異常である場合に対応する符号化信号が
出力される。これ以外の動作は実施の形態3と同様であ
り説明を省略する。
【0060】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、符号化回路6が、リレー盤状態情報の異常状態が所
定の時間継続的に発生したり、送信側電源回路9に異常
があった場合には、状態信号に基づく符号化信号の代わ
りに上記リレー盤状態情報が異常である場合に対応する
符号化信号を出力するので、異常状態が所定の時間継続
的に発生したり、送信側電源回路9に異常があった場合
には、他のリレー盤4が異常な接点状態情報に対応する
制御信号を、指令を含んだ制御情報と誤認して取り扱わ
ないようにすることができ、しかも、送信装置側にて平
常の接点状態情報に対応する信号を発生する必要が無い
ので、送信装置2の簡素化、低コスト化を図ることがで
きる効果がある。
【0061】実施の形態5.図6はこの発明の実施の形
態5による転送遮断信号を伝送する伝送システムの構成
を示すブロック図である。図において、13eは検定情
報および受信側電源状態情報が入力され、これらのうち
の少なくとも一方が異常を示した場合に、復調信号に基
づく復号化信号の代わりに平常の接点状態情報に対応す
るリレー盤状態情報を含んだ復号化信号を復号化回路1
3に出力させる第一平常データテーブルであり、14b
は定マーク判定情報が入力され、この定マーク判定情報
が異常を示す場合に、復調回路12から入力されるリレ
ー盤状態情報に基づくリレー盤制御情報の代わりに平常
のリレー盤状態情報に基づくリレー盤制御情報を含んだ
制御信号を出力回路14に出力させる第二平常データテ
ーブルであり、23は出力回路14から他のリレー盤4
までの間においてn番目の制御信号の信号経路に並列接
続されたテストスイッチである。これ以外の構成は実施
の形態4と同様なので同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0062】次に動作について説明する。受信側電源回
路17において異常が発生すると、この受信側電源回路
17から受信側電源状態情報が出力され、第一平常デー
タテーブル13eは平常の接点状態情報に対応するリレ
ー盤状態情報を含んだ復号化信号を出力させる。従っ
て、平常のリレー盤制御情報に基づいた制御と同等の制
御が行われる。
【0063】定マーク判定回路14aにおいて異常と判
定されると、異常を示す定マーク判定情報が生成され、
平常のリレー盤状態情報に基づくリレー盤制御情報を含
んだ制御信号を出力回路14に出力させる。従って、他
のリレー盤4においては平常のリレー盤制御情報に基づ
いた制御と同等の制御が行われる。
【0064】テストスイッチ23が操作されると、n組
目の制御信号が平常状態に対応するものとなり、他のリ
レー盤4においてはリレー盤制御情報に基づくトリップ
制御を停止する。これ以外の動作は実施の形態4と同様
であり説明を省略する。
【0065】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、復号化回路13が、受信側電源回路17に異常があ
った場合には、復調信号に基づく復号化信号の代わりに
平常の接点状態情報に対応する復号化信号を出力し、出
力回路14が、定マーク判定が異常である場合には、リ
レー盤状態情報に基づく制御信号の代わりに平常の接点
状態情報に対応する制御信号を出力するので、ロック信
号を使用することなく、他のリレー装置4において異常
な接点状態情報に対応する制御信号を指令を含んだ制御
情報と誤認して取り扱わないようにすることができ、し
かも、受信装置3にてロック信号を発生する必要が無い
ので、受信装置3の簡素化、低コスト化を図ることがで
きる効果がある。
【0066】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、平
常、指令、異常の3状態をとる接点状態情報を含む入力
信号がリレー盤から入力され、この接点状態情報に基づ
いてリレー盤状態情報を生成し、このリレー盤状態情報
を含む変調信号を送信する送信装置と、上記変調信号が
入力され、上記リレー盤状態情報に基づいたリレー盤制
御情報を生成し、このリレー盤制御情報を含む制御信号
を上記リレー盤とは異なる他のリレー盤に対して出力す
る受信装置とを備えた伝送システムにおいて、上記受信
装置が、上記変調信号を復調して復調信号を出力する復
調回路と、上記復調信号を復号化して復号化信号を出力
するとともに、この復号化信号の検定を行って検定情報
を生成する復号化回路と、上記復号化信号に含まれたリ
レー盤状態情報に基づいてリレー盤制御情報を生成し、
このリレー盤制御情報を含む制御信号を上記他のリレー
盤に対して出力するとともに、上記リレー盤状態情報に
基づいて定マーク判定を行って定マーク判定情報を生成
する出力回路と、上記検定情報および定マーク判定情報
が入力され、これらのうちの少なくとも一方に異常判定
がある場合には、上記他のリレー盤に対してリレー制御
情報に基づく制御を停止させるためのロック信号を出力
するロック信号生成回路と、上記復調回路、上記復号化
回路、上記出力回路、上記ロック信号生成回路に対して
電力を供給する受信側電源回路とを備えているので、検
定情報および定マーク判定情報はロック信号生成回路に
直接入力される。従って、従来のようにタイマによりロ
ック信号の出力タイミングが遅れてしまうことはなく、
その分、他のリレー盤が異常な接点状態情報に対応する
制御信号を、指令を含んだ制御情報と誤認して取り扱わ
ないようにすることができる効果がある。
【0067】この発明によれば、復号化回路が、検定情
報が異常である場合には、復調信号に基づく復号化信号
の代わりに平常の接点状態情報に対応する復号化信号を
出力するので、検定情報に異常がある場合には、異常な
接点状態情報に対応する制御信号が他のリレー盤に対し
て出力されないようにすることができる。従って、制御
信号とロック信号との間に伝播遅延差などがあって、ロ
ック信号により停止される前に他のリレー盤が制御信号
を誤認して取り扱ってしまうような期間が生じたとして
も、その期間において異常な指令が他のリレー盤に入力
されてしまうことはなく、他のリレー盤が異常な接点状
態情報に対応する制御信号を、指令を含んだ制御情報と
誤認して取り扱わないようにすることができる効果があ
る。
【0068】この発明によれば、平常、指令、異常の3
状態をとる接点状態情報を含む入力信号がリレー盤から
入力され、この接点状態情報に基づいてリレー盤状態情
報を生成し、このリレー盤状態情報を含む変調信号を送
信する送信装置と、上記変調信号が入力され、上記リレ
ー盤状態情報に基づいたリレー盤制御情報を生成し、こ
のリレー盤制御情報を含む制御信号を上記リレー盤とは
異なる他のリレー盤に対して出力する受信装置とを備え
た伝送システムにおいて、上記送信装置が、上記接点状
態情報に基づいてリレー盤状態情報を生成するととも
に、このリレー盤状態情報に基づいてリレー盤判定情報
を生成し、上記リレー盤状態情報およびリレー盤判定情
報を含む状態信号を出力する入力回路と、上記状態信号
を符号化して符号化信号を出力する符号化回路と、上記
符号化信号を変調して変調信号を出力する変調回路と、
上記入力回路、上記符号化回路、上記変調回路に対して
電力を供給する送信側電源回路とを備え、上記受信装置
が、リレー盤状態情報およびリレー盤判定情報に基づい
て判定を行い、異常であると判定した場合には他のリレ
ー装置におけるリレー盤制御情報に基づく制御を停止さ
せるので、接点状態情報が異常となった時には、その情
報を含むリレー盤判定情報をリレー盤状態情報と同一の
タイミングで送信することができる。また、受信装置は
このリレー盤状態情報およびリレー盤判定情報に基づい
て判定を行い、異常であると判定した場合には他のリレ
ー装置におけるリレー盤制御情報に基づく制御を停止さ
せることができる。従って、従来のようにリレー盤判定
情報に基づいて符号化回路と変調回路との間に設けたス
イッチを開き、これによる変化を受信装置において判別
させる場合に比べて、スイッチを開くまでの時間が遅れ
ることはなく、その分、他のリレー盤が異常な接点状態
情報に対応する制御信号を指令を含んだ制御情報と誤認
して取り扱わないようにすることができる。また、先の
受信装置との組み合わせにおいては従来に比べて、リレ
ー盤に異常が発生してから他のリレー盤を停止するまで
の期間を格段に短縮することができる効果がある。
【0069】この発明によれば、入力回路が、リレー盤
状態情報が異常である場合には、接点状態情報に対応す
る状態信号の代わりに平常の接点状態情報に対応する状
態信号を出力し、上記異常状態が所定の時間継続的に発
生したり、送信側電源回路に異常があった場合には、符
号化回路と変調回路との間に設けたスイッチを開く切断
信号生成回路を設けたので、リレー盤に異常がある場合
には、異常な接点状態情報に対応する変調信号が受信装
置に対して出力されないようにすることができる。従っ
て、リレー盤状態情報とリレー盤判定情報との間などに
おいて伝播遅延差などがあって、スイッチを開く前に変
調回路から異常な接点状態情報に対応する変調信号が出
力されてしまう期間が生じたとしても、その期間におい
て異常な指令が受信装置に受信されてしまうことはな
く、ひいては他のリレー盤が異常な接点状態情報に対応
する制御信号を、指令を含んだ制御情報と誤認して取り
扱わないようにすることができる効果がある。
【0070】この発明によれば、入力回路が、リレー盤
状態情報が異常である場合には、接点状態情報に対応す
る状態信号の代わりに平常の接点状態情報に対応する状
態信号を出力し、符号化回路が、上記異常状態が所定の
時間継続的に発生したり、送信側電源回路に異常があっ
た場合には、状態信号に基づく符号化信号の代わりに上
記リレー盤状態情報が異常である場合に対応する符号化
信号を出力するので、受信装置においてリレー盤状態情
報およびリレー盤判定情報に基づいて判定を行い、異常
状態が所定の時間継続的に発生したり、送信側電源回路
に異常があった場合には、異常であると判定することが
できる。従って、異常状態が所定の時間継続的に発生し
たり、送信側電源回路に異常があった場合においても、
他のリレー装置におけるリレー盤制御情報に基づく制御
を停止させることができ、他のリレー盤が異常な接点状
態情報に対応する制御信号を指令を含んだ制御情報と誤
認して取り扱わないようにすることができる。また、従
来のようにスイッチにより機械的に異常状態を受信装置
に伝播させる場合に比べて、動作信頼性も向上する効果
がある。
【0071】この発明によれば、符号化回路が、リレー
盤状態情報の異常状態が所定の時間継続的に発生した
り、送信側電源回路に異常があった場合には、状態信号
に基づく符号化信号の代わりに上記リレー盤状態情報が
異常である場合に対応する符号化信号を出力するので、
異常状態が所定の時間継続的に発生したり、送信側電源
回路に異常があった場合には、他のリレー盤が異常な接
点状態情報に対応する制御信号を指令を含んだ制御情報
と誤認して取り扱わないようにすることができ、しか
も、送信装置側にて平常の接点状態情報に対応する信号
を発生する必要が無いので、送信装置の簡素化、低コス
ト化を図ることができる効果がある。
【0072】この発明によれば、復号化回路が、受信側
電源回路に異常があった場合には、復調信号に基づく復
号化信号の代わりに平常の接点状態情報に対応する復号
化信号を出力し、出力回路が、定マーク判定が異常であ
る場合には、リレー盤状態情報に基づく制御信号の代わ
りに平常の接点状態情報に対応する制御信号を出力する
ので、ロック信号を使用することなく、他のリレー装置
において異常な接点状態情報に対応する制御信号を、指
令を含んだ制御情報と誤認して取り扱わないようにする
ことができ、しかも、受信装置にてロック信号を発生す
る必要が無いので、受信装置の簡素化、低コスト化を図
ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による転送遮断信号
を伝送する伝送システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態1による符号化信号の
伝送フォーマットを示す説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による転送遮断信号
を伝送する伝送システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図4】 この発明の実施の形態3による転送遮断信号
を伝送する伝送システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態4による転送遮断信号
を伝送する伝送システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図6】 この発明の実施の形態5による転送遮断信号
を伝送する伝送システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図7】 従来の転送遮断信号を伝送する伝送システム
の具体例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 リレー盤、2 送信装置、3 受信装置、4 他の
リレー盤、5 入力回路、6 符号化回路、7 変調回
路、9 送信側電源回路、10 スイッチ、11 切断
信号生成回路、12 復調回路、13 復号化回路、1
4 出力回路、17 受信側電源回路、18 テストス
イッチ、19 ロック信号生成回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 13/00 311 H04Q 9/00 311 B60M 3/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平常、指令、異常の3状態をとる接点状
    態情報を含む入力信号がリレー盤から入力され、この接
    点状態情報に基づいてリレー盤状態情報を生成し、この
    リレー盤状態情報を含む変調信号を送信する送信装置
    と、上記変調信号が入力され、上記リレー盤状態情報に
    基づいたリレー盤制御情報を生成し、このリレー盤制御
    情報を含む制御信号を上記リレー盤とは異なる他のリレ
    ー盤に対して出力する受信装置とを備えた伝送システム
    において、 上記受信装置が、 上記変調信号を復調して復調信号を出力する復調回路
    と、 上記復調信号を復号化して復号化信号を出力するととも
    に、この復号化信号の検定を行って検定情報を生成する
    復号化回路と、 上記復号化信号に含まれたリレー盤状態情報に基づいて
    リレー盤制御情報を生成し、このリレー盤制御情報を含
    む制御信号を上記他のリレー盤に対して出力するととも
    に、上記リレー盤状態情報に基づいて定マーク判定を行
    って定マーク判定情報を生成する出力回路と、 上記検定情報および定マーク判定情報が入力され、これ
    らのうちの少なくとも一方に異常判定がある場合には、
    上記他のリレー盤に対してリレー制御情報に基づく制御
    を停止させるためのロック信号を出力するロック信号生
    成回路と、 上記復調回路、上記復号化回路、上記出力回路、上記ロ
    ック信号生成回路に対して電力を供給する受信側電源回
    路とを備えたことを特徴とする伝送システム。
  2. 【請求項2】 復号化回路は、検定情報が異常である場
    合には、復調信号に基づく復号化信号の代わりに平常の
    接点状態情報に対応する復号化信号を出力することを特
    徴とする請求項1記載の伝送システム。
  3. 【請求項3】 平常、指令、異常の3状態をとる接点状
    態情報を含む入力信号がリレー盤から入力され、この接
    点状態情報に基づいてリレー盤状態情報を生成し、この
    リレー盤状態情報を含む変調信号を送信する送信装置
    と、上記変調信号が入力され、上記リレー盤状態情報に
    基づいたリレー盤制御情報を生成し、このリレー盤制御
    情報を含む制御信号を上記リレー盤とは異なる他のリレ
    ー盤に対して出力する受信装置とを備えた伝送システム
    において、 上記送信装置が、 上記接点状態情報に基づいてリレー盤状態情報を生成す
    るとともに、このリレー盤状態情報に基づいてリレー盤
    判定情報を生成し、上記リレー盤状態情報およびリレー
    盤判定情報を含む状態信号を出力する入力回路と、 上記状態信号を符号化して符号化信号を出力する符号化
    回路と、 上記符号化信号を変調して変調信号を出力する変調回路
    と、 上記入力回路、上記符号化回路、上記変調回路に対して
    電力を供給する送信側電源回路とを備え、 上記受信装置が、 リレー盤状態情報およびリレー盤判定情報に基づいて判
    定を行い、異常であると判定した場合には他のリレー装
    置におけるリレー盤制御情報に基づく制御を停止させる
    ことを特徴とする伝送システム。
  4. 【請求項4】 入力回路は、リレー盤状態情報が異常で
    ある場合には、接点状態情報に対応する状態信号の代わ
    りに平常の接点状態情報に対応する状態信号を出力し、
    上記異常状態が所定の時間継続的に発生したり、送信側
    電源回路に異常があった場合には、符号化回路と変調回
    路との間に設けたスイッチを開く切断信号生成回路を設
    けたことを特徴とする請求項3記載の伝送システム。
  5. 【請求項5】 入力回路は、リレー盤状態情報が異常で
    ある場合には、接点状態情報に対応する状態信号の代わ
    りに平常の接点状態情報に対応する状態信号を出力し、
    符号化回路は、上記異常状態が所定の時間継続的に発生
    したり、送信側電源回路に異常があった場合には、状態
    信号に基づく符号化信号の代わりに上記リレー盤状態情
    報が異常である場合に対応する符号化信号を出力するこ
    とを特徴とする請求項3記載の伝送システム。
  6. 【請求項6】 符号化回路は、リレー盤状態情報の異常
    状態が所定の時間継続的に発生したり、送信側電源回路
    に異常があった場合には、状態信号に基づく符号化信号
    の代わりに上記リレー盤状態情報が異常である場合に対
    応する符号化信号を出力することを特徴とする請求項3
    記載の伝送システム。
  7. 【請求項7】 復号化回路は、受信側電源回路に異常が
    あった場合には、復調信号に基づく復号化信号の代わり
    に平常の接点状態情報に対応する復号化信号を出力し、
    出力回路は、定マーク判定が異常である場合には、リレ
    ー盤状態情報に基づく制御信号の代わりに平常の接点状
    態情報に対応する制御信号を出力することを特徴とする
    請求項1記載の伝送システム。
JP17146498A 1998-06-18 1998-06-18 伝送システム Expired - Fee Related JP3481464B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17146498A JP3481464B2 (ja) 1998-06-18 1998-06-18 伝送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17146498A JP3481464B2 (ja) 1998-06-18 1998-06-18 伝送システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000014050A JP2000014050A (ja) 2000-01-14
JP3481464B2 true JP3481464B2 (ja) 2003-12-22

Family

ID=15923602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17146498A Expired - Fee Related JP3481464B2 (ja) 1998-06-18 1998-06-18 伝送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3481464B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000014050A (ja) 2000-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4159470A (en) Data communications systems employing redundant series transmission loops
KR100741522B1 (ko) 철도신호용 페일세이프 절체장치
US6487695B1 (en) Method for providing fail-safe secure data transmission between a numerical control system and a spatially separate unit
CA2008947A1 (en) Method for the transmission of data or commands and device for carrying out said method
JP3481464B2 (ja) 伝送システム
KR20020043237A (ko) 자동화 시스템에서 모듈로의 부정 접근을 막기 위한시스템 및 방법
US4488003A (en) Data communication system
JP2005065424A (ja) 保護継電装置の自動監視回路
CN109213129B (zh) 一种结合硬接点开入的控制信息防误处理方法及装置
JP2003134696A (ja) 監視制御方法
KR200411113Y1 (ko) 철도신호용 페일세이프 절체장치
JP3971828B2 (ja) 回線障害対策装置
RU2199187C2 (ru) Средство управления кольцевым соединением для кольцевых соединений обслуживания
SU1177837A1 (ru) Устройство телеуправления и телесигнализации
JPS62135234A (ja) 配電線操作装置
JPH11168527A (ja) 伝送線路障害検出システム
KR0176401B1 (ko) 루프백 테스트시 데이타수신회로
JP4126222B2 (ja) スイッチ回路
JP2002019611A (ja) 列車運行管理システムおよび連動装置
JP2859086B2 (ja) パス監視装置
JP2512864B2 (ja) Lanシステムに接続可能な端末機の異常診断処理装置
JPH09327068A (ja) 基地局リセット方式
JPH031732A (ja) 障害監視方式
JPS63221797A (ja) 遠方監視制御方式
JP2000134184A (ja) 擬似キャリア伝送システム

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees