JP3481051B2 - チャージポンプ回路、および、該チャージポンプ回路を有するpll回路並びに半導体集積回路 - Google Patents

チャージポンプ回路、および、該チャージポンプ回路を有するpll回路並びに半導体集積回路

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    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
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    • H03L7/14Details of the phase-locked loop for assuring constant frequency when supply or correction voltages fail or are interrupted
    • H03L7/143Details of the phase-locked loop for assuring constant frequency when supply or correction voltages fail or are interrupted by switching the reference signal of the phase-locked loop

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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はチャージポンプ回
路、および、該チャージポンプ回路を有するPLL回路
並びに半導体集積回路に関する。近年、例えば、ファイ
バーチャネルのトランシーバ用IC(MUX:Multiple
xer およびDEMUX:Demultiplexer を有する半導体
集積回路)のクロックリカバリ回路やクロック発生回路
(クロック逓倍回路)におけるPLL(Phase-Locked Lo
op:位相同期ループ)回路には、位相比較器の誤差信号
をVCO(Voltage Controled Oscilator:電圧制御発振
器)に伝えるための駆動回路であるチャージポンプ回路
が使用されている。そして、特に、ファイバーチャネル
IC(ファイバーチャネルのトランシーバ用集積回路)
のクロックリカバリ回路では、広範囲のVCO入力電圧
においても安定なPLL動作が可能で、且つ、データレ
ート依存の小さい高速動作に適したチャージポンプ回路
の提供が要望されている。
【0002】
【従来の技術】従来、PLLをより高速で動作させよう
とする際、系がロックしている時に位相比較器からの誤
差信号が完全に零となるような回路では不感帯が生じて
高速動作が難しいため、通常は系がロックした状態で等
しい幅のアップ信号UPおよびダウン信号DNを同時
に、或いは、多少ずれて位相比較器から出力する方式が
用いられる。ここで、アップ信号UPおよびダウン信号
DNの差が平均して零であれば、チャージポンプ回路の
出力が低域フィルタを通過したVCO制御信号は、VC
O入力からみた誤差信号は零とみなすことができる。
【0003】図20は従来のチャージポンプ回路の一例
を模式的に示す図であり、図21は図20のチャージポ
ンプ回路における課題を説明するための図である。図2
0に示されるように、従来のチャージポンプ回路(トラ
イステート出力チャージポンプ回路)は、前段の位相比
較器の出力であるアップ信号UPおよびダウン信号DN
がそれぞれゲートに供給されたトランジスタTR1およ
びTR2を備えて構成されている。チャージポンプ回路
において、後段(ローパスフィルタを介して接続され
る)のVCOの発振周波数(出力信号)を上げたい場合
にはアップ信号UPを出力し、また、VCOの発振周波
数を下げたい場合にはダウン信号DNを出力してPLL
回路の周波数をロックするのはいうまでもない。ここ
で、トランジスタTR1およびTR2は、Nタイプのエ
ンハンスメント型MESFET(ショットキー接合型電
界効果トランジスタ)として構成されている。
【0004】チャージポンプ回路の出力信号は、低域フ
ィルタ(ローパスフィルタ)2を介してVCO(電圧制
御発振器)の入力端子へ供給される。ここで、図20か
ら明らかなように、アップ信号UPが入力すると出力は
高レベルH(VDD)となり、また、ダウン信号DNが
入力すると出力は低レベルL(VSS)となり、そし
て、無信号時(アップ信号UPおよびダウン信号DNが
入力しない時)において、出力はハイインピーダンス状
態(High Z状態)Zとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、図2
0に示すような一般的なチャージポンプ回路では、該チ
ャージポンプ回路の出力振幅はほぼVDD〜VSSとな
り、ロック状態のVCO入力電圧をVCOin (VCOの
入力電圧−周波数特性で決まりサンプル間のばらつきが
ある)とすると、 アップ信号UPの振幅: Vup = VDD−VCO
in ダウン信号DNの振幅: Vdn = −(VCOin−
VSS) となり、VCOinが(VDD−VSS)/2以外では、
アップ信号の振幅Vupとダウン信号の振幅Vdnが非
対称になる。
【0006】図21に示されるように、アップ信号の振
幅Vupとダウン信号の振幅Vdnが非対称な場合は、
位相比較器からのアップ信号UPおよびダウン信号DN
の幅が等しい状態ではチャージポンプ出力の平均電圧が
VCOinと一致しないため、この状態では系はロック状
態とはならない。すなわち、系がロックできるのは、ア
ップ信号UPによる面積とダウン信号DNによる面積と
を等しくすることが必要となり、アップ信号の振幅Vu
pとダウン信号の振幅Vdnの非対称性を補うだけの位
相差(アップ信号UPおよびダウン信号DNが出力され
る時間差)が必要となり、その結果、ロック状態におい
て偏差(位相のオフセット成分)を生じることになる。
【0007】特に、ファイバーチャネルICのクロック
リカバリ回路におけるPLL回路では、データ信号の位
相とPLL回路から出力されるクロック信号の位相関係
が重要となるため、上述の偏差をいかにして小さくする
か(温度変動、サンプル間特性変動を抑える)が課題と
なっている。ところで、ファイバーチャネルICのクロ
ックリカバリ回路におけるPLL回路では、上述したロ
ック状態の偏差を生じる他の原因として、データレート
依存が考えられる。従って、データレートにより偏差が
異なるということは、クロック波形にジッターを生じさ
せ位相マージンを減少させることになるため、データレ
ート依存は極力小さくする必要がある。
【0008】図22は半導体集積回路(ファイバーチャ
ネルIC)のクロックリカバリ回路に適用される位相比
較器の一例を示す図であり、図23は図22に示す位相
比較器の出力が供給される従来のチャージポンプ回路に
おける課題を説明するための図である。図22に示され
るように、ファイバーチャネルICのクロックリカバリ
回路に適用される位相比較器3は、データ信号Din(例
えば、1Gb/s)およびクロック信号(例えば、1G
Hz)が供給されたフリップ・フロップ31,32、エ
クスクルーシブ・オアゲート33,34、および、イン
バータ35を備えて構成されている。ここで、インバー
タ35は、クロック信号CLKを反転してフリップ・フ
ロップ32に供給するためのものである。この図22に
示す位相比較器において、アップ信号UPの幅は、デー
タ信号Dinの変化点から次のクロック信号CLKの立ち
上がり時点までとして規定され、また、ダウン信号DN
の幅は、データ信号Dinの変化後のクロック信号CLK
の立ち上がり時点から次のクロック信号CLKの立ち下
がり時点までとして規定されている。
【0009】図23に示されるように、クロックサイク
ルの各周期で反転する場合、チャージポンプ出力(Vou
t)はクロック信号CLKの周波数と同じ周波数で動作し
全ての立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジがチャ
ージポンプ出力段のドライバートランジスタにより駆動
されるため、急峻な立ち上がりおよび立ち下がり波形が
得られる。
【0010】これに対して、データ変化が緩慢な場合、
例えば、図23におけるT0のタイミングでは、アップ
信号UPが低レベルLになった後、ダウン信号DNも低
レベルLとなるために、図20のチャージポンプ回路に
おけるトランジスタTR1およびTR2が共にオフとな
って、出力がハイインピーダンス状態となる。すなわ
ち、データ変化が緩慢な場合、ダウン信号DNが立ち下
がると、チャージポンプの出力がハイインピーダンスと
なるため、チャージポンプ出力(チャージポンプの出力
電圧)の立ち上りはなだらかになりダウン信号DNによ
るチャージポンプ出力の面積が大きくなる。そのため、
PLL回路において、周波数をロックするためにはアッ
プ信号UPが強くなければならないが、アップ信号が強
いということはクロック信号がデータに比べて遅れてい
る結果生じるものなので、データ変化が緩慢だとデータ
変化が頻繁な場合に比べクロックの位相が遅れることに
なる。その結果として、位相マージンの減少や、データ
レート依存によるクロック出力のジッター増大といった
好ましくない事態を生じることになる。
【0011】以上述べたように、例えば、図20に示す
ような一般的なチャージポンプ回路を用いてPLL回路
を構成した場合には、ロック状態におけるVCO制御電
圧の大小により制御系の偏差が変動し、また、ファイバ
ーチャネルICのクロックリカバリ回路においてはデー
タレート依存性により偏差が大きくなり位相の余裕が小
さくなったり、ジッターが増大するといった解決すべき
課題がある。
【0012】本発明はこのような問題点を改善すること
により、広範囲のVCO入力電圧においても安定なPL
L動作を可能とし、且つ、データレート依存の小さい高
速動作に適したチャージポンプ回路、および、該チャー
ジポンプ回路を有するPLL回路並びに半導体集積回路
の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の形態によ
れば、第1の電源手段に接続され、第1の制御信号が制
御電極に供給された第1のトランジスタと、第2の電源
手段に接続され、第2の制御信号が制御電極に供給され
た第2のトランジスタと、前記第1のトランジスタおよ
び前記第2のトランジスタの間に直列に接続された第3
のトランジスタおよび電流源と、前記第3のトランジス
タおよび前記電流源の接続ノードから取り出される信号
を低域フィルタを介して入力信号として受け取り、該入
力信号のレベルに応じた制御電圧を発生して前記第3の
トランジスタの制御電極に印加する制御電圧発生回路と
を具備し、前記第1および第2のトランジスタをエンハ
ンスメント型トランジスタで構成し、前記第3のトラン
ジスタおよび前記電流源をデプレッション型トランジス
タで構成し、前記第1,第2,第3,および,電流源を
構成するトランジスタを金属ゲート型またはシリコンゲ
ート型電界効果トランジスタにより構成し、前記第3の
トランジスタの制御電極と前記接続ノードとの間に少な
くとも1つのダイオードを設けたことを特徴とするチャ
ージポンプ回路が提供される。本発明の第2の形態によ
れば、第1の電源手段に接続され、第1の制御信号が制
御電極に供給された第1のトランジスタと、第2の電源
手段に接続され、第2の制御信号が制御電極に供給され
た第2のトランジスタと、前記第1のトランジスタおよ
び前記第2のトランジスタの間に直列に接続された第3
のトランジスタおよび電流源と、前記第3のトランジス
タおよび前記電流源の接続ノードから取り出される信号
を低域フィルタを介して入力信号として受け取り、該入
力信号のレベルに応じた制御電圧を発生して前記第3の
トランジスタの制御電極に印加する制御電圧発生回路と
を具備し、前記制御電圧発生回路を、縦続接続された2
段のレベルシフト回路と、該1段目および2段目のレベ
ルシフト回路におけるレベルシフト電圧の温度特性を独
立に設定するための異なる温度係数を有する2つのバイ
アス発生回路とを備えて構成したことを特徴とするチャ
ージポンプ回路が提供される。
【0014】本発明の第の形態によれば、基準信号と
出力信号との位相比較を行う位相比較器と、該位相比較
器からの第1および第2の制御信号を受け取り対応する
信号を出力するチャージポンプ回路と、該チャージポン
プ回路の出力信号を低域フィルタを介して受け取り該出
力信号の電圧に応じた周波数の信号を発生する電圧制御
発振器とを具備するPLL回路であって、前記チャージ
ポンプ回路は、第1の電源手段に接続され、第1の制御
信号が制御電極に供給された第1のトランジスタと、第
2の電源手段に接続され、第2の制御信号が制御電極に
供給された第2のトランジスタと、前記第1のトランジ
スタおよび前記第2のトランジスタの間に直列に接続さ
れた第3のトランジスタおよび電流源と、前記第3のト
ランジスタおよび前記電流源の接続ノードから取り出さ
れる信号を低域フィルタを介して入力信号として受け取
り、該入力信号のレベルに応じた制御電圧を発生して前
記第3のトランジスタの制御電極に印加する制御電圧発
生回路とを具備し、前記第1および第2のトランジスタ
をエンハンスメント型トランジスタで構成し、前記第3
のトランジスタおよび前記電流源をデプレッション型ト
ランジスタで構成し、前記第1,第2,第3,および,
電流源を構成するトランジスタを金属ゲート型またはシ
リコンゲート型電界効果トランジスタにより構成し、前
記第3のトランジスタの制御電極と前記接続ノードとの
間に少なくとも1つのダイオードを設けたことを特徴と
するPLL回路が提供される。本発明の第4の形態によ
れば、基準信号と出力信号との位相比較を行う位相比較
器と、該位相比較器からの第1および第2の制御信号を
受け取り対応する信号を出力するチャージポンプ回路
と、該チャージポンプ回路の出力信号を低域フィルタを
介して受け取り該出力信号の電圧に応じた周波数の信号
を発生する電圧制御発振器とを具備するPLL回路であ
って、前記チャージポンプ回路は、第1の電源手段に接
続され、前記第1の制御信号が制御電極に供給された第
1のトランジスタと、第2の電源手段に接続され、前記
第2の制御信号が制御電極に供給された第2のトランジ
スタと、前記第1のトランジスタおよび前記第2のトラ
ンジスタの間に直列に接続された第3のトランジスタお
よび電流源と、前記第3のトランジスタおよび前記電流
源の接続ノードから取り出される信号を低域フィルタ
介して入力信号として受け取り、該入力信号のレベルに
応じた制御電圧を発生して前記第3のトランジスタの制
御電極に印加する制御電圧発生回路とを具備し、前記制
御電圧発生回路を、縦続接続された2段のレベルシフト
回路と、該1段目および2段目のレベルシフト回路にお
けるレベルシフト電圧の温度特性を独立に設定するため
の異なる温度係数を有する2つのバイアス発生回路とを
備えて構成したことを特徴とするPLL回路が提供され
る。 本発明の第5の形態によれば、基準信号と出力信号
との位相比較を行う位相比較器と、該位相比較器からの
第1および第2の制御信号を受け取り対応する信号を出
力するチャージポンプ回路と、該チャージポンプ回路の
出力信号を低域フィルタを介して受け取り該出力信号の
電圧に応じた周波数の信号を発生する電圧制御発振器と
を具備するPLL回路であって、前記チャージポンプ回
路は、第1の電源手段に接続され、前記第1の制御信号
が制御電極に供給された第1のトランジスタと、第2の
電源手段に接続され、前記第2の制御信号が制御電極に
供給された第2のトランジスタと、前記第1のトランジ
スタおよび前記第2のトランジスタの間に直列に接続さ
れた第3のトランジスタおよび電流源と、前記第3のト
ランジスタおよび前記電流源の接続ノードから取り出さ
れる信号を低域フィルタを介して入力信号として受け取
り、該入力信号のレベルに応じた制御電圧を発生して前
記第3のトランジスタの制御電極に印加する制御電圧発
生回路と、前記第1のトランジスタの制御電極に供給さ
れる前記第1の制御信号を制御するクランプ回路とを具
備し、該クランプ回路は、前記制御電圧発生回路の入力
信号を受け取り、該入力信号の変動に関わらず前記第1
の制御信号の振幅をクランプし、且つ、該クランプ回路
はインバータを備え、該インバータに印加される前記第
2の電源手段の電位を前記制御電圧発生回路の入力信号
に応じて変化させるようにしたことを特徴とするPLL
回路が提供される。 本発明の第6の形態によれば、基準
信号と出力信号との位相比較を行う位相比較器と、該位
相比較器からの第1および第2の制御信号を受け取り対
応する信号を出力するチャージポンプ回路と、該チャー
ジポンプ回路の出力信号を低域フィルタを介して受け取
り該出力信号の電圧に応じた周波数の信号を発生する電
圧制御発振器とを具備するPLL回路であって、前記チ
ャージポンプ回路は、第1の 電源手段に接続され、前記
第1の制御信号が制御電極に供給された第1のトランジ
スタと、第2の電源手段に接続され、前記第2の制御信
号が制御電極に供給された第2のトランジスタと、前記
第1のトランジスタおよび前記第2のトランジスタの間
に直列に接続された第3のトランジスタおよび電流源
と、前記第3のトランジスタおよび前記電流源の接続ノ
ードから取り出される信号を低域フィルタを介して入力
信号として受け取り、該入力信号のレベルに応じた制御
電圧を発生して前記第3のトランジスタの制御電極に印
加する制御電圧発生回路と、前記第1および第2のトラ
ンジスタの前段に設けられ、前記第1および第2の制御
信号のエッジを強調する制御信号処理回路とを具備する
ことを特徴とするPLL回路が提供される。
【0015】本発明の第の形態によれば、低速の複数
ビットのパラレルデータを多重化して高速のシリアルデ
ータを出力する多重化回路と、基準クロック信号を受け
取って該多重化回路にクロック信号を供給するクロック
発生回路と、高速のシリアルデータを分離して低速の複
数ビットのパラレルデータを出力する多重分離回路と、
該高速のシリアルデータを受け取って該多重分離回路に
所定のクロック信号を供給するクロックリカバリ回路と
を具備する半導体集積回路であって、前記クロックリカ
バリ回路は、基準信号と出力信号との位相比較を行う位
相比較器と、該位相比較器からの第1および第2の制御
信号を受け取り対応する信号を出力するチャージポンプ
回路と、該チャージポンプ回路の出力信号を低域フィル
タを介して受け取り該出力信号の電圧に応じた周波数の
信号を発生する電圧制御発振器とを具備するPLL回路
であって、前記チャージポンプ回路は、第1の電源手段
に接続され、第1の制御信号が制御電極に供給された第
1のトランジスタと、第2の電源手段に接続され、第2
の制御信号が制御電極に供給された第2のトランジスタ
と、前記第1のトランジスタおよび前記第2のトランジ
スタの間に直列に接続された第3のトランジスタおよび
電流源と、前記第3のトランジスタおよび前記電流源の
接続ノードから取り出される信号を低域フィルタを介し
て入力信号として受け取り、該入力信号のレベルに応じ
た制御電圧を発生して前記第3のトランジスタの制御電
極に印加する制御電圧発生回路とを具備し、前記第1お
よび第2のトランジスタをエンハンスメント型トランジ
スタで構成し、前記第3のトランジスタおよび前記電流
源をデプレッション型トランジスタで構成し、前記第
1,第2,第3,および,電流源を構成するトランジス
タを金属ゲート型またはシリコンゲート型電界効果トラ
ンジスタにより構成し、前記第3のトランジスタの制御
電極と前記接続ノードとの間に少なくとも1つのダイオ
ードを設けたことを特徴とする半導体集積回路が提供さ
れる。本発明の第8の形態によれば、低速の複数ビット
のパラレルデータを多重化して高速のシリアルデータを
出力する多重化回路と、基準クロック信号を受け取って
該多重化回路にクロック信号を供給するクロック発生回
路と、高速のシリアルデータを分離して低速の複数ビッ
トのパラレルデータを出力する多重分離回路と 、該高速
のシリアルデータを受け取って該多重分離回路に所定の
クロック信号を供給するクロックリカバリ回路とを具備
する半導体集積回路であって、前記クロックリカバリ回
路は、基準信号と出力信号との位相比較を行う位相比較
器と、該位相比較器からの第1および第2の制御信号を
受け取り対応する信号を出力するチャージポンプ回路
と、該チャージポンプ回路の出力信号を低域フィルタを
介して受け取り該出力信号の電圧に応じた周波数の信号
を発生する電圧制御発振器とを具備するPLL回路を備
え、前記チャージポンプ回路は、第1の電源手段に接続
され、前記第1の制御信号が制御電極に供給された第1
のトランジスタと、第2の電源手段に接続され、前記第
2の制御信号が制御電極に供給された第2のトランジス
タと、前記第1のトランジスタおよび前記第2のトラン
ジスタの間に直列に接続された第3のトランジスタおよ
び電流源と、前記第3のトランジスタおよび前記電流源
の接続ノードから取り出される信号を低域フィルタを介
して入力信号として受け取り、該入力信号のレベルに応
じた制御電圧を発生して前記第3のトランジスタの制御
電極に印加する制御電圧発生回路とを具備し、前記第1
および第2のトランジスタをエンハンスメント型トラン
ジスタで構成し、前記第3のトランジスタおよび前記電
流源をデプレッション型トランジスタで構成し、前記第
1,第2,第3,および,電流源を構成するトランジス
タを金属ゲート型またはシリコンゲート型電界効果トラ
ンジスタにより構成し、前記第3のトランジスタの制御
電極と前記接続ノードとの間に少なくとも1つのダイオ
ードを設けたことを特徴とする半導体集積回路が提供さ
れる。 本発明の第9の形態によれば、低速の複数ビット
のパラレルデータを多重化して高速のシリアルデータを
出力する多重化回路と、基準クロック信号を受け取って
該多重化回路にクロック信号を供給するクロック発生回
路と、高速のシリアルデータを分離して低速の複数ビッ
トのパラレルデータを出力する多重分離回路と、該高速
のシリアルデータを受け取って該多重分離回路に所定の
クロック信号を供給するクロックリカバリ回路とを具備
する半導体集積回路であって、前記クロックリカバリ回
路は、基準信号と出力信号との位相比較を行う位相比較
器と、該位相比較器からの第1および第2の制御信号を
受け取り対応する信号を出力するチャージポンプ回路
と、該チャージポンプ回路の出力信号を低域フィルタを
介し て受け取り該出力信号の電圧に応じた周波数の信号
を発生する電圧制御発振器とを具備するPLL回路を備
え、前記チャージポンプ回路は、第1の電源手段に接続
され、前記第1の制御信号が制御電極に供給された第1
のトランジスタと、第2の電源手段に接続され、前記第
2の制御信号が制御電極に供給された第2のトランジス
タと、前記第1のトランジスタおよび前記第2のトラン
ジスタの間に直列に接続された第3のトランジスタおよ
び電流源と、前記第3のトランジスタおよび前記電流源
の接続ノードから取り出される信号を低域フィルタを介
して入力信号として受け取り、該入力信号のレベルに応
じた制御電圧を発生して前記第3のトランジスタの制御
電極に印加する制御電圧発生回路とを具備し、前記制御
電圧発生回路を、縦続接続された2段のレベルシフト回
路と、該1段目および2段目のレベルシフト回路におけ
るレベルシフト電圧の温度特性を独立に設定するための
異なる温度係数を有する2つのバイアス発生回路とを備
えて構成したことを特徴とする半導体集積回路が提供さ
れる。 本発明の第10の形態によれば、低速の複数ビッ
トのパラレルデータを多重化して高速のシリアルデータ
を出力する多重化回路と、基準クロック信号を受け取っ
て該多重化回路にクロック信号を供給するクロック発生
回路と、高速のシリアルデータを分離して低速の複数ビ
ットのパラレルデータを出力する多重分離回路と、該高
速のシリアルデータを受け取って該多重分離回路に所定
のクロック信号を供給するクロックリカバリ回路とを具
備する半導体集積回路であって、前記クロックリカバリ
回路は、基準信号と出力信号との位相比較を行う位相比
較器と、該位相比較器からの第1および第2の制御信号
を受け取り対応する信号を出力するチャージポンプ回路
と、該チャージポンプ回路の出力信号を低域フィルタを
介して受け取り該出力信号の電圧に応じた周波数の信号
を発生する電圧制御発振器とを具備するPLL回路を備
え、前記チャージポンプ回路は、第1の電源手段に接続
され、前記第1の制御信号が制御電極に供給された第1
のトランジスタと、第2の電源手段に接続され、前記第
2の制御信号が制御電極に供給された第2のトランジス
タと、前記第1のトランジスタおよび前記第2のトラン
ジスタの間に直列に接続された第3のトランジスタおよ
び電流源と、前記第3のトランジスタおよび前記電流源
の接続ノードから取り出される信号を低域フィルタを介
して入 力信号として受け取り、該入力信号のレベルに応
じた制御電圧を発生して前記第3のトランジスタの制御
電極に印加する制御電圧発生回路と、前記第1のトラン
ジスタの制御電極に供給される前記第1の制御信号を制
御するクランプ回路とを具備し、該クランプ回路は、前
記制御電圧発生回路の入力信号を受け取り、該入力信号
の変動に関わらず前記第1の制御信号の振幅をクランプ
し、且つ、該クランプ回路はインバータを備え、該イン
バータに印加される前記第2の電源手段の電位を前記制
御電圧発生回路の入力信号に応じて変化させるようにし
たことを特徴とする半導体集積回路が提供される。 本発
明の第11の形態によれば、低速の複数ビットのパラレ
ルデータを多重化して高速のシリアルデータを出力する
多重化回路と、基準クロック信号を受け取って該多重化
回路にクロック信号を供給するクロック発生回路と、高
速のシリアルデータを分離して低速の複数ビットのパラ
レルデータを出力する多重分離回路と、該高速のシリア
ルデータを受け取って該多重分離回路に所定のクロック
信号を供給するクロックリカバリ回路とを具備する半導
体集積回路であって、前記クロックリカバリ回路は、基
準信号と出力信号との位相比較を行う位相比較器と、該
位相比較器からの第1および第2の制御信号を受け取り
対応する信号を出力するチャージポンプ回路と、該チャ
ージポンプ回路の出力信号を低域フィルタを介して受け
取り該出力信号の電圧に応じた周波数の信号を発生する
電圧制御発振器とを具備するPLL回路を備え、前記チ
ャージポンプ回路は、第1の電源手段に接続され、前記
第1の制御信号が制御電極に供給された第1のトランジ
スタと、第2の電源手段に接続され、前記第2の制御信
号が制御電極に供給された第2のトランジスタと、前記
第1のトランジスタおよび前記第2のトランジスタの間
に直列に接続された第3のトランジスタおよび電流源
と、前記第3のトランジスタおよび前記電流源の接続ノ
ードから取り出される信号を低域フィルタを介して入力
信号として受け取り、該入力信号のレベルに応じた制御
電圧を発生して前記第3のトランジスタの制御電極に印
加する制御電圧発生回路と、前記第1および第2のトラ
ンジスタの前段に設けられ、前記第1および第2の制御
信号のエッジを強調する制御信号処理回路とを具備する
ことを特徴とする半導体集積回路が提供される。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明のチャージポンプ回路によ
れば、第1のトランジスタと第2のトランジスタとの間
に第3のトランジスタおよび電流源が直列に接続され、
制御電圧発生回路は、該第3のトランジスタおよび電流
源の接続ノードから取り出される信号を低域フィルタを
介して入力信号として受け取り、該入力信号のレベルに
応じた制御電圧を発生して第3のトランジスタの制御電
極に印加するようになっている。
【0017】これによって、チャージポンプ回路の出力
振幅を広い電圧範囲で対称とすることができ、トランジ
スタの閾値電圧(Vth)やダイオード特性の変動による
特性変動を小さくすることができる。本発明のPLL回
路は、上述した構成を有するチャージポンプ回路を備え
たPLL回路であり、基準信号と出力信号との位相比較
を行う位相比較器と、位相比較器からの第1および第2
の制御信号(アップ信号およびダウン信号)を受け取り
対応する信号を出力する上記チャージポンプ回路と、該
チャージポンプ回路の出力信号を低域フィルタを介して
受け取り該出力信号の電圧に応じた周波数の信号を発生
する電圧制御発振器とを備えている。
【0018】本発明の半導体集積回路は、上記PLL回
路をファイバーチャネルのトランシーバ用集積回路(フ
ァイバーチャネルIC)におけるクロックリカバリ回路
に適用したものであり、ファイバーチャネルICは、低
速の複数ビットのパラレルデータを多重化して高速のシ
リアルデータを出力する多重化回路と、基準クロック信
号を受け取って該多重化回路にクロック信号を供給する
クロック発生回路と、高速のシリアルデータを分離して
低速の複数ビットのパラレルデータを出力する多重分離
回路と、該高速のシリアルデータを受け取って該多重分
離回路に所定のクロック信号を供給するクロックリカバ
リ回路とを備えている。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係るチャージ
ポンプ回路、および、該チャージポンプ回路を有するP
LL回路並びに半導体集積回路の実施例を説明する。図
1は本発明に係るチャージポンプ回路の第1実施例を模
式的に示す図である。
【0020】図20に示す従来のチャージポンプ回路と
の比較から明らかなように、本第1実施例では、従来の
チャージポンプ回路の出力駆動トランジスタTR1およ
びTR4の間にトランジスタTR2および電流源(トラ
ンジスタ)TR3を挿入し、トランジスタTR2のゲー
トに制御電圧発生回路1の出力を供給するようになって
いる。ここで、トランジスタTR1およびTR4は、N
タイプのエンハンスメント型MESFET(ショットキ
ー接合型電界効果トランジスタ)として構成され、ま
た、トランジスタTR2およびTR3は、Nタイプのデ
プレッション型MESFETとして構成されている。ま
た、制御電圧発生回路1は、トランジスタTR2と電流
源TR3との接続ノードN0から取り出される信号を低
域フィルタ2を介して受け取る(VCOin)ようになっ
ている。
【0021】すなわち、制御電圧発生回路1は、VCO
の入力電圧VCOin(VCO入力)をモニターし、該V
CO入力の高低に応じた制御電圧を発生するもので、高
入力インピーダンスで且つ低出力インピーダンスとして
構成する必要がある。ここで、チャージポンプ回路の出
力電圧のアップ信号の振幅(Vup)は制御電圧により
制限されるため、従来例(図20参照)のように電源電
圧でフルスイングせずに、VCO入力と制御電圧が同じ
ように変化してVCO入力の高低にかかわらずVup
(アップ信号UPの振幅)が一定となるように動作す
る。
【0022】また、チャージポンプ出力電圧のダウン信
号の振幅(Vdn)はトランジスタTR2のショットキ
ーゲートダイオードのクランプ電圧で制限されるため、
これも制御電圧で決まりVCO入力の高低にかかわらず
Vdnが一定となるように動作する。なお、トランジス
タTR3は、トランジスタTR2と同種類のトランジス
タ(例えば、同じサイズのNタイプのデプレッション型
MESFET)を使用することにより、チャージポンプ
回路をIC化した場合、トランジスタTR2とトランジ
スタTR3の閾値電圧(Vth)を同一とすることで、閾
値電圧の大小によりアップ側の振幅が変化しても、ショ
ットキーダイオードを流れる電流も同様に変化させてク
ランプ電圧を変えるようになっている。すなわち、本第
1 実施例では、トランジスタTR2の閾値電圧Vthの変
動により振幅が変動しても、アップ/ダウンの対称性を
変化させずに閾値電圧の変動に強い回路を構成すること
が可能となる。
【0023】図2および図3は図1のチャージポンプ回
路の動作を説明するための図であり、図2はアップ信号
UPを印加した時の動作を示し、また、図3はダウン信
号DNを印加した時の動作を示している。ここで、VC
Oの入力電圧VCOinは、チャージポンプ回路がハイイ
ンピーダンス時には該チャージポンプ回路の出力電圧V
out の直流レベルと一致する。
【0024】まず、図2に示されるように、アップ信号
UPが入力されるとトランジスタTR1がオンとなり高
電位の電源線VDDから出力端子へ充電電流iupが流
れ、チャージポンプ回路の出力電圧Vout は、VCO
(電圧制御発振器)の入力電圧VCOinに対して抵抗に
生ずる電圧分だけ上昇する。ここで、出力電圧Vout の
上昇は、トランジスタTR2のゲートバイアスが、 Vcont−Vout =Vth (Vth<0) となるわずか手前で抑えられる(抵抗がある程度大きい
場合)ため、 Vout ≒Vcont−Vth となる。ここで、VcontはトランジスタTR2の制御電
圧(ゲート電圧)である。
【0025】次に、図3に示されるように、ダウン信号
DNが入力された場合は、トランジスタTRがオン状
態となり出力端子から放電電流idnが流れ、チャージポ
ンプ回路の出力電圧Vout は、VCOの入力電圧VCO
inに対し抵抗に生ずる電圧分だけ降下する。ここで、出
力電圧Vout の降下は、トランジスタTR2のショット
キーゲートのI−V特性と定電流トランジスタTR3の
電流との交点をVclamp とすると、 Vout ≒Vcont−Vclamp となるところで抑えられる。ここで、 Vcont=VCOin+Vls Vls=(Vth+Vclamp )/2 を満たすよう制御電圧発生回路のレベルシフト量Vlsを
設定すると、アップ信号入力時の出力ハイレベルVoutu
p は、 Voutup =VCOin+(Vclamp −Vth)/2 また、ダウン信号入力時の出力ロ−レベルVoutdn は、 Voutdn =VCOin−(Vclamp −Vth)/2 となって、チャージポンプ出力がハイインピーダンス時
に最終的に落ち着く電圧であるVCOinを中心に±(V
clamp −Vth)/2の振幅でチャージポンプ動作が行わ
れる。このように、本実施例によればVCOinがVDD
/2以外でも振幅の対称性を維持することができ動作範
囲を広くすることが可能となる。
【0026】なお、チャージポンプ回路に対してアップ
信号UPおよびダウン信号DNを供給する位相比較器と
しては、例えば、図22に示す位相比較器3を使用する
ことができる。図4は本発明に係るチャージポンプ回路
の第2実施例を模式的に示す図であり、制御電圧発生回
路の一例を示すものである。図4において、参照符号T
R11〜TR14はNタイプのデプレッション型MES
FET、D11,D12はダイオード、そして、11お
よび12はバイアス発生回路を示している。
【0027】図1〜図3を参照して説明した第1実施例
は、VCO入力に関わらずチャージポンプ振幅を中心
(VCO入力)に対し一定にすることを目的としている
が、ダウン信号の振幅は制御電圧や、トランジタの閾値
電圧Vthで制限されるだけでなくダイオードのクランプ
電圧にも左右されるため、クランプ電圧のばらつきや温
度変動によりクランプ電圧が変動し、ダウン信号の振幅
のみ小さくなる。
【0028】これに対する対策として図4に示すよう
に、ダイオードの特性によりレベルシフト量をコントロ
ールすることでトランジスタTR2のゲートのダイオー
ドクランプ電圧の変動によるダウン信号の振幅変動を抑
えることが可能となる。すなわち、制御電圧発生回路1
は、2段のレベルシフト回路LS1,LS2として構成
され、それぞれ独立なバイアス発生回路11および12
を備えている。1段目のレベルシフト回路LS1用のバ
イアス発生回路11の温度係数と2段目のレベルシフト
回路LS2用のバイアス発生回路12の温度係数とは異
なるようになっている。
【0029】ここで、バイアス発生回路の温度係数が負
の場合は、レベルシフト回路の温度依存性は小さくなり
レベル設定に適している。一方、バイアス調整回路の温
度係数が正の場合は温度依存性が大きくトランジスタT
R2のクランプ電圧と同じ温度特性をもたせるようにす
る。このように、制御電圧発生回路1を2段のレベルシ
フト回路として構成し、2つの独立なバイアス発生回路
11および12により各レベルシフト回路のバイアス電
圧(トランジスタTR12およびTR14のゲート電
圧)を制御することによって、レベル設定と温度変動を
独立に調整することが可能となる。
【0030】前述した振幅が対称となる条件:Vls=
(Vth+Vclamp )/2において、トランジスタの閾値
電圧Vthが変動すると、トランジスタTR3の電流も変
動し、Vclamp はトランジスタTR2のショットキーゲ
ートのI−V特性と定電流トランジスタTR3の電流の
交点なのでクランプ電圧Vclamp も変動する。その結
果、閾値電圧Vthが変動しても(Vth+Vclamp )/2
の変動は抑えられるので、レベルシフト量Vlsは一定で
あっても、Vls=(Vth+Vclamp )/2が成り立つ。
しかしながら、クランプ電圧Vclamp は、閾値電圧Vth
とは無関係に変動するので、レベルシフト量Vlsが固定
だと、Vls=(Vth+Vclamp )/2は成り立たない。
よって、レベルシフト量Vlsは、一定ではなくダイオー
ドの順方向と同じ変動係数を持つように設定する必要が
ある。
【0031】図5は図4のチャージポンプ回路の動作を
説明するための図であり、具体的に、制御電圧にダイオ
ードの温度特性を持たせたチャージポンプ回路の動作説
明図である。図5に示されるように、例えば、温度上昇
等の理由により、クランプ電圧Vclamp が小さくなった
とすると、同様に、ダイオードD11のクランプ電圧V
diode も小さくなる。その結果、トランジスタTR12
のゲート電圧が大きくなり、流れる電流が増えるのでト
ランジスタTR11のゲート電圧も大きくならなければ
ならず、制御電圧Vcontが下がる。よって、クランプ電
圧Vclamp が小さくなっても、レベルシフト量Vlsが負
側に変動するため、振幅の対称性は保持されることにな
る。
【0032】ここで、レベルシフト回路を2段構成とす
る理由は、トランジスタTR2のダイオード特性に合わ
せてレベルシフト量が変化するためにはトランジスタT
R11およびTR12のトランジスタサイズが同程度で
ないと効果が小さいためレベルシフト量の設定が自由に
できないが、2段構成にすると、レベルシフト量の設定
をする段ではトランジスタサイズを自由にでき、ダイオ
ード特性をもたせる段ではトランジスタTR11および
TR12のトランジスタサイズを同程度にすることで完
全に調整することが可能となる。また、レベルシフト回
路を2段構成とすることで、トランジスタTR2にクラ
ンプ電流が流れる場合の制御電圧発生回路1における入
力インピーダンスの低下を防止することができる。
【0033】上述したように、本発明の第1および第2
実施例によれば、動作可能なVCO入力電圧の範囲を広
くすることができるが、さらに広い範囲で動作させよう
とするとトランジスタTR2およびTR3のドレイン電
圧の違いによる非対称性が問題となってくる。次に示す
本発明の第3実施例では、上記トランジスタTR2およ
びTR3のドレイン電圧の違いによる非対称性を克服す
るために、制御電圧発生回路1にゲインを持たせること
により、ドレイン電圧の違いをゲート電圧により補正す
るように構成している。
【0034】図6は本発明に係るチャージポンプ回路の
第3実施例を模式的に示す図である。同図において、参
照符号13は増幅器(正相増幅器)、R11およびR1
2は抵抗を示している。図6に示されるように、本第3
実施例において、制御電圧発生回路1は、増幅器13
と、抵抗R11およびR12を備えて構成されている。
ここで、増幅器13の一方の入力には、VCOの入力電
圧(VCOin)が供給され、また、他方の入力には、抵
抗R11およびR12により分圧された増幅器13の出
力が反転してフィードバックされるようになっている。
【0035】本第3実施例において、制御電圧発生回路
1は増幅器13を備え、該制御電圧発生回路1自体がゲ
インを有し、ドレイン電圧の違いをゲート電圧により補
正するようになっている。図7は図6のチャージポンプ
回路の動作を説明するための図である。同図において、
参照符号D13は、トランジスタTR2のゲート−ソー
ス間に等価的に存在するダイオード(ショットキーゲー
トダイオード)を示している。
【0036】まず、VCOの入力電圧(VCOin)がV
DD/2より大きく外れると、トランジスタTR2およ
びTR3が飽和動作しなくなり、該トランジスタTR2
およびTR3の電流はドレイン電圧の非対称性による影
響を受けて、チャージポンプ動作に支障を来す。この問
題を解決するには、制御電圧発生回路1のゲインを1よ
りもやや大きくすればよく、図6および図7に示すよう
に、増幅器(正相増幅器)13に負帰還をかけた回路を
制御電圧発生回路1の内に入れることで実現することが
できる。
【0037】ここで、図7に示されるように、増幅器1
3のループには正帰還と負帰還のループが存在するが、
正帰還のループはチャージポンプがハイインピーダンス
時に働かないようにしないと、ハイインピーダンス時の
直流レベルに悪影響がでるため、チャージポンプがハイ
インピーダンス時にトランジスタTR2のショットキー
ゲートダイオードはオフ状態となっている必要がある。
このため、 Vo −Vi<Vf を満たす必要がある。ここで、電圧Vo はトランジスタ
TR2のゲートに供給される制御電圧Vcontに対応し、
また、電圧ViはVCO(電圧制御発振器)の入力電圧
VCOinに対応している。これから、増幅器13の利得
Gainは、 Gain<1+Vf/Vi が導かれる。そして、この条件を満たす範囲では、 Gain=1+R11/R12 が成り立ち、抵抗R11およびR12でゲインを決める
ことができる。
【0038】このようにして制御電圧発生回路1に電圧
ゲイン(Gain)を持たせることでトランジスタTR
2およびTR3のドレイン電圧非対称性を補償し、広範
囲の動作を行わせることができる。図8は本発明に係る
チャージポンプ回路の第4実施例を模式的に示す図であ
る。すなわち、データレート依存性は周波数が高い程大
きいため、チャージポンプ回路を高速化する必要がある
が、本第4実施例は、チャージポンプ回路の動作を高速
化するための1つの手法である。
【0039】トランジスタTR1の入力電圧の低レベル
電圧(Vol)から閾値電圧Vthまでの振幅は、トランジ
スタTR4の入力電圧の振幅に比べ大きく、高速化の妨
げとなっている。また、閾値電圧VthはVCOの入力電
圧(VCOin)により変わってくるため、該VCOの入
力電圧と低レベル電圧Volが同じように動いてくれれば
レベルのマージンを確保しつつ小振幅化することが可能
となる。
【0040】そこで、本第4実施例では、図8に示され
るように、トランジスタTR1のゲートに供給されるア
ップ信号UPをクランプ回路4を介して与えるようにし
ている。このクランプ回路4は、Nタイプのデプレッシ
ョン型MESFETであるTR41,ダイオードD4
1,Nタイプのデプレッション型MESFETであるT
R42,および,インバータ41を備えて構成されてい
る。トランジスタTR41,ダイオードD41,およ
び,トランジスタTR42は、高電位電源線VDDと低
電位電源線VSSとの間にトーテンポール接続されてい
る。そして、インバータ41に印加される低電位電源V
SSのレベルをVCOの入力電圧(制御電圧発生回路1
の入力信号)VCOinに応じて変化させてトランジスタ
TR1のゲートに供給して、一定の振幅を確保するよう
になっている。ここで、アップ信号UPとしては、例え
ば、図1のアップ信号を反転したレベルの信号/UPを
使用する必要がある。
【0041】図9は図8のチャージポンプ回路の動作を
説明するための図である。まず、トランジスタTR1を
オン・オフさせるために必要なノードNbの電圧はノー
ドNcの電位により上下し、また、ノードNcの電位は
制御電圧VcontおよびVCOの入力電圧(VCOin)に
より上下する。しかしながら、VCO入力電圧VCOin
が変動するとノードNaの電位もVCO入力と同様に変
動するため、インバータ41の低レベル出力電圧Volも
同様に変動する。その結果、電圧Volからトランジスタ
TR1がオンする電圧(Vthtr1)までのノードNbの振
幅は常に一定となるので小振幅が可能となり、チャージ
ポンプ回路の動作を高速化することができる。
【0042】図10は本発明に係るチャージポンプ回路
の第5実施例を模式的に示す図であり、図11は図10
のチャージポンプ回路の動作を説明するための図であ
る。すなわち、本第5実施例は、チャージポンプ回路の
動作を高速化するための他の手法である。図10におい
て、参照符号5はアップ/ダウン信号処理回路(制御信
号処理回路)、51,53は遅延回路、52,54はチ
ョッパー回路、TR51,TR52はNタイプのエンハ
ンスメント型MESFET、そして、C5は容量(キャ
パシタ)を示している。
【0043】図11に示されるように、本第5実施例で
は、チョッパー回路52はアップ信号UPの立ち下がり
のエッジでパルスを発生し、そのパルスを用いて出力の
立ち下がりを速くし、アップ/ダウンの切り替わりを高
速化している。これがないと、アップ/ダウンの切り替
わり時は、アップ信号UPとダウン信号DNがオーバー
ラップするためチャージポンプ出力の立ち下がり波形が
なまってしまい高速化の障害となる。
【0044】チョッパー回路54はダウン信号DNの立
ち下がりのエッジでパルスを発生し、そのパルスを用い
て出力の立ち上がりを速くしている。これによって、チ
ャージポンプがハイインピーダンス状態に移行する際に
も立ち上がりを速くすることができ、データレートによ
る違いを抑えることができるようになっている。すなわ
ち、チョッパー回路52および54はアップ信号UPお
よびダウン信号DNの切り替わり時にパルスを発生して
トランジスタTR51およびTR52を駆動し、これに
よりチャージポンプ回路の出力波形のエッジを強調する
ようになっている。ここで、遅延回路51および53
は、例えば、それぞれ縦続接続された2つのインバータ
により構成され、チョッパー回路52,54を介して供
給されるアップ信号およびダウン信号とのタイミングを
調整するようになっている。
【0045】このように、本第5実施例によれば、位相
比較器3とチャージポンプ回路との間に図10に示すよ
うなアップ/ダウン信号処理回路5を設けることによっ
て、チャージポンプ回路の動作を高速化することが可能
となる。ところで、PLLがロックする過程においてチ
ョッパー回路52が追従できないような細いパルスがア
ップ信号UPとして入力された場合(クロックの位相が
進んだ状態)にはチョッパー回路52が働かないため、
チャージポンプ回路はアップ信号UPを強める方向にず
れ、位相比較器出力はアップ信号UPが弱いため系とし
て安定状態となるおそれがある。その結果、偏差の小さ
いノーマルなロック状態とクロックの位相が進んだ準安
定なロック状態が存在する可能性がある。このような問
題を防ぐためチョパー回路52でポジティブパルスの幅
を広げるようにしたのが、次に示す第6実施例である。
【0046】図12は本発明に係るチャージポンプ回路
の第6実施例を示す図であり、遅延回路51およびチョ
パー回路52の構成を示す回路図である。本第6実施例
は、上述した第5実施例におけるチョッパー回路52を
特に高速化して、チャージポンプ回路の動作をより一層
高速化せんとするものである。図12に示されるよう
に、本第6実施例において、遅延回路51は縦続接続さ
れた2つのインバータ511および512により構成さ
れ、インバータ512は外部からの制御信号SSにより
その出力が制御されるようになっている。また、チョッ
パー回路52は、縦続接続された3段のインバータ52
1〜523およびNORゲート524を備えて構成さ
れ、該チョッパー回路52の出力はトランジスタTR5
1のゲートに供給されている。
【0047】図13は図12のチャージポンプ回路の動
作を説明するための図である。図12および図13に示
されるように、チョッパー回路52において、インバー
タ521およびインバータ523は出力の立ち下がり時
の遅延時間が立ち上がり時の遅延時間より小さく、逆
に、インバータ522は立ち上がり時の遅延時間が立ち
下がり時の遅延時間より小さい。そのため、インバータ
521からインバータ523へパルスが伝達されると、
インバータ523の出力では入力パルスに比べパルス幅
が広くなる。さらに、立ち下がりエッジによる変化が完
全に終わってから立ち上がりの変化が起こるため、チョ
ッパーパルス幅調整用の容量によりパルス幅制御が可能
となる。これに対して、インバータ523の立ち下がり
が不完全である場合は、いかに容量を大きくしてもチョ
ッパーパルス幅を大きくできない。
【0048】このように、本第6実施例によれば、偶数
段の回路(インバータ)の立ち上がりの遅延時間を速く
し、奇数段の立ち上がりの遅延時間を遅くすることでチ
ョパーパルスを広くしてチャージポンプのアップ/ダウ
ン切り替わりを確実に行うように構成することにより、
細いパルスがアップ信号UPに入力された場合の準安定
的なロック状態を回避して高速での安定動作を可能とす
ることができる。
【0049】このように、本発明の第4実施例〜第6実
施例によれば、チャージポンプ出力波形のデータレート
依存性を抑え、高速動作可能なクロックリカバリ回路を
実現することができる。そして、上記各実施例によれ
ば、チャージポンプ回路の出力振幅を広い電圧範囲で対
称とすることができ、トランジスタの閾値電圧(Vth)
やダイオード特性の変動による特性変動を小さくするこ
とができ、クロックリカバリ回路のデータレート依存性
削減や狭帯域VCO使用のPLL回路における性能の向
上に寄与することが可能となる。
【0050】図14は本発明に係るチャージポンプ回路
の第7実施例を模式的に示す図である。前述した第1実
施例〜第6実施例では、トランジスタとしてNタイプの
MESFETを使用した場合を説明して来たが、本発明
はMESFETだけでなく、例えば、図14に示すよう
に、MOSFETを使用してチャージポンプ回路を構成
することもできる。
【0051】図14に示されるように、トランジスタと
してMOSFET(金属ゲート型電界効果トランジス
タ:シリコンゲート型電界効果トランジスタを含む)を
使用した場合には、トランジスタTR2のゲート・ソー
ス間にダイオードDDを挿入することにより、MESF
ET(ショットキー接合型電界効果トランジスタ)を使
用した場合と同様の効果を得ることが可能となる。ここ
で、ダイオードDDの段数は少なくとも1つ以上の適切
な数に設定することにより、MESFETを使用した場
合よりもチャージポンプ回路の出力信号の振幅を選択す
る自由度を大きくすることができる。また、MOSFE
Tを使用した場合には、入力インピーダンスも高いた
め、制御電圧発生回路(1)のレベルシフト回路も1段
で構成することが可能となる。
【0052】なお、本発明の適用は、MESFETおよ
びMOSFETに限定されず、他のトランジスタ(例え
ば、HEMT)を使用することもできる。さらに、各ト
ランジスタの導電型およびアップ信号UP並びにダウン
信号DNの極性等は、様々に変形して使用することがで
きるのはいうまでもない。図15は本発明に係るチャー
ジポンプ回路を適用した半導体集積回路(ファイバーチ
ャネルIC)を概略的に示すブロック図である。同図に
おいて、参照符号61は多重化回路(MUX),62は
クロック発生回路,63はクロックリカバリ回路,そし
て,64は多重分離回路(DEMUX)を示している。
【0053】図15に示されるように、ファイバーチャ
ネルIC(ファイバーチャネルのトランシーバ用集積回
路)は、多重化回路61,クロック発生回路62,クロ
ックリカバリ回路63,および,多重分離回路64を備
えている。多重化回路61は、低速(例えば、100M
b/s)の10ビット・パラレルデータを多重化して、
高速(例えば、1Gb/s)のシリアルデータを出力す
るものである。この多重化回路61には、クロック発生
回路62の出力である100MHz のクロック信号が供
給されている。
【0054】また、多重分離回路64は、高速(1Gb
/s)のシリアルデータを分離して、低速(100Mb
/s)の10ビット・パラレルデータを出力するように
なっている。この多重分離回路64には、クロックリカ
バリ回路63の出力である1GHz のクロック信号が供
給されている。ここで、クロックリカバリ回路63は、
例えば、入力される1Gb/sのシリアルデータを受け
取り、該データの周期から1GHz のクロック信号を生
成するようになっている。
【0055】本発明に係るチャージポンプ回路は、例え
ば、このファイバーチャネルICのクロックリカバリ回
路63に設けられたPLL回路に適用されるものであ
る。図16は図15の半導体集積回路におけるクロック
発生回路62の一例を示すブロック回路図である。図1
6に示されるように、クロック発生回路62は、位相比
較器622,チャージポンプ回路623,低域フィルタ
(ループフィルタ)624,および,VCO(電圧制御
発振器)625を有するPLL回路を備えている。図1
6において、参照符号621は基準クロックの波形を整
形するバッファを示し、また、626はVCO625の
出力信号を整形して所定のクロック信号(例えば、1G
Hz)を出力するクロックバッファを示している。なお、
クロック発生回路62は、位相比較器622において、
100MHz の基準クロックと、1GHz のクロック出
力をクロックディバイダ627で生成した1/10の1
00MHz の信号とを比較してPLL動作を行うように
なっている。
【0056】図17は図15の半導体集積回路における
クロックリカバリ回路63の一例を示すブロック回路図
である。図17に示されるように、クロックリカバリ回
路63は、位相比較器632,チャージポンプ回路63
3,低域フィルタ(ループフィルタ)634,および,
VCO(電圧制御発振器)635を有するPLL回路を
備えている。ここで、低域フィルタ634は、抵抗R6
1〜R63と共にチップ内に設けた容量C61と、外付
け端子ETを介してチップの外部に設けた容量(大容量
のキャパシタ)C62を備えている。
【0057】図17において、参照符号630はデータ
入力(1Gb/sのシリアルデータ)およびMUX61
の出力(1Gb/sのシリアルデータ)を選択信号SS
1により選択するセレクタを示し、631は該セレクタ
630の信号を整形して相補の信号を位相比較器632
へ供給するバッファを示し、そして、636はVCO6
35の出力信号を整形して所定のクロック信号(例え
ば、1GHz)を出力するクロックバッファを示してい
る。また、参照符号637はクロックディバイダを示
し、該クロックディバイダ637により1GHz のクロ
ック出力を1/10に分周して100MHz の信号を位
相比較器638へ供給するようになっている。
【0058】ここで、位相比較器632は、バッファ6
31の出力(相補出力信号)とクロックバッファ636
の出力(クロック出力:1GHz)との位相比較を行い、
アップ信号UPおよびダウン信号DNをセレクタ639
aおよび639bへ供給するようになっている。また、
位相比較器638は、クロック発生回路62に供給され
るのと同じ基準クロック(100MHz)とクロックディ
バイダ637の出力信号との位相比較を行い、アップ信
号UPおよびダウン信号DNをセレクタ639aおよび
639bへ供給するようになっている。そして、セレク
タ639aおよび639bは、選択信号SS2に応じて
位相比較器632または638の出力(アップ信号UP
およびダウン信号DN)を選択してチャージポンプ回路
633へ供給するようになっている。ここで、セレクタ
639aおよび639bにより、例えば、位相比較器6
38の出力は電源投入時やデータ入力が所定時間途切れ
た後等に選択され、その後、位相比較器632の出力が
選択されるようになっている。
【0059】図18は本発明に係るチャージポンプ回路
の具体的な構成の一例を示す回路図であり、図1の回路
に対して、図4,図8,図10,および,図12の構成
を適用したものである。ここで、インバータ等の論理ゲ
ート回路は、E/D構成のDCFL(Direct Coupled F
ET Logic)回路を使用している。図18に示されるよう
に、この回路例では、制御電圧発生回路1を2段のレベ
ルシフト回路LS1,LS2により構成している。1段
目のレベルシフト回路LS1用のバイアス発生回路11
は、DCFL回路の閾値電圧(Vth)を利用して負の温
度係数を持たせ、レベルシフト回路LS1としての温度
特性をキャンセルするように構成されている。具体的
に、トランジスタ(TR111およびTR112)のサ
イズ比を制御することによりレベルの設定を行うように
なっている。
【0060】また、2段目のレベルシフト回路LS2用
のバイアス発生回路12は、DCFL回路の出力ローレ
ベルを利用することで正の温度係数を持つように構成さ
れている。ここでは、トランジスタ(TR121〜TR
123)のサイズ比を大きく変えることができないた
め、バイアス発生回路12の強さと、ダイオード(D1
2)のサイズを最適化することで所望の温度係数を得る
ようになっている。
【0061】なお、図18に示す回路は、図8に示すク
ランプ回路4、および、図10並びに図12に示すアッ
プ/ダウン信号処理回路5の構成も含んでおり、これら
の回路の動作は前述した通りであるので、ここではその
説明を省略する。図19は本発明に係るチャージポンプ
回路の具体的な構成の他の例を示す回路図であり、上述
した図18の回路に対して図6の構成をさらに適用した
ものである。
【0062】上述した図18の回路との比較から明らか
なように、図19に示す回路例では、1段目のレベルシ
フト回路LS1と2段目のレベルシフト回路LS2との
間に、増幅器(正相増幅器13)を挿入し、ゲインを持
たせるように構成されている。ここで、増幅器13は、
トランジスタTR131〜TR135により構成され、
該増幅器13の一方の入力には、1段目のレベルシフト
回路LS1の出力が供給され、また、他方の入力には、
抵抗R11およびR12により分圧された増幅器13の
出力が反転してフィードバックされるようになってい
る。なお、増幅器13の動作に関しても、図6を参照し
て説明したのと同様であるため、ここではその説明を省
略する。
【0063】このように、具体的な回路構成としては、
前述した図1〜図14に示す各実施例を様々に組み合わ
せることができる。
【0064】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明のチャー
ジポンプ回路、および、該チャージポンプ回路を有する
PLL回路並びに半導体集積回路によれば、広範囲のV
CO入力電圧においても安定なPLL動作が可能とな
り、また、データレート依存の小さい高速動作に適した
回路を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチャージポンプ回路の第1実施例
を模式的に示す図である。
【図2】図1のチャージポンプ回路の動作を説明するた
めの図(その1)である。
【図3】図1のチャージポンプ回路の動作を説明するた
めの図(その2)である。
【図4】本発明に係るチャージポンプ回路の第2実施例
を模式的に示す図である。
【図5】図4のチャージポンプ回路の動作を説明するた
めの図である。
【図6】本発明に係るチャージポンプ回路の第3実施例
を模式的に示す図である。
【図7】図6のチャージポンプ回路の動作を説明するた
めの図である。
【図8】本発明に係るチャージポンプ回路の第4実施例
を模式的に示す図である。
【図9】図8のチャージポンプ回路の動作を説明するた
めの図である。
【図10】本発明に係るチャージポンプ回路の第5実施
例を模式的に示す図である。
【図11】図10のチャージポンプ回路の動作を説明す
るための図である。
【図12】本発明に係るチャージポンプ回路の第6実施
例を示す図である。
【図13】図12のチャージポンプ回路の動作を説明す
るための図である。
【図14】本発明に係るチャージポンプ回路の第7実施
例を模式的に示す図である。
【図15】本発明に係るチャージポンプ回路を適用した
半導体集積回路を概略的に示すブロック図である。
【図16】図15の半導体集積回路におけるクロック発
生回路の一例を示すブロック回路図である。
【図17】図15の半導体集積回路におけるクロックリ
カバリ回路の一例を示すブロック回路図である。
【図18】本発明に係るチャージポンプ回路の具体的な
構成の一例を示す回路図である。
【図19】本発明に係るチャージポンプ回路の具体的な
構成の他の例を示す回路図である。
【図20】従来のチャージポンプ回路の一例を模式的に
示す図である。
【図21】図20のチャージポンプ回路における課題を
説明するための図である。
【図22】半導体集積回路のクロックリカバリ回路に適
用される位相比較器の一例を示す図である。
【図23】図22に示す位相比較器の出力が供給される
従来のチャージポンプ回路における課題を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1…制御電圧発生回路 2…低域フィルタ(ローパスフィルタ) 3…位相比較器 4…クランプ回路 5…制御信号処理回路(アップ/ダウン信号処理回路) 6…半導体集積回路(ファイバーチャネルIC) 11,12…バイアス発生回路 13…増幅器(正相増幅器) 51,53…遅延回路 52,54…チョッパー回路 61…多重化回路(MUX) 62…クロック発生回路 63…クロックリカバリ回路 64…多重分離回路(DEMUX) iup…チャージポンプ出力充電電流 idn…チャージポンプ出力放電電流 LS1,LS2…レベルシフト回路 R11,R12…抵抗 TR1…第1のトランジスタ TR2…第3のトランジスタ TR3…電流源 TR4…第2のトランジスタ Vclamp …ダイオード順方向電圧(TR2のショットキ
ーゲートにTR3の定電流を流した時のダイオード順方
向電圧) VCOin…VCOの入力電圧 Vf …ダイオード順方向電圧(電流が流れはじめるダイ
オード順方向電圧) Vcont…制御電圧(TR2のゲート電圧) Vls…制御電圧発生回路のレベルシフト電圧(Vcont−
Vcoin) Vout …チャージポンプ出力電圧 Voutup …チャージポンプ出力電圧のハイレベル Voutdn …チャージポンプ出力電圧のローレベル Vth…トランジスタまたは論理回路の閾値電圧 Vup…チャージポンプ出力電圧のアップ信号の振幅 Vdn…チャージポンプ出力電圧のダウン信号の振幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03L 7/06 - 7/14

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電源手段に接続され、第1の制御
    号が制御電極に供給された第1のトランジスタと、 第2の電源手段に接続され、第2の制御信号が制御電極
    に供給された第2のトランジスタと、 前記第1のトランジスタおよび前記第2のトランジスタ
    の間に直列に接続された第3のトランジスタおよび電流
    源と、 前記第3のトランジスタおよび前記電流源の接続ノー
    ら取り出される信号を低域フィルタを介して入力信
    して受け取り、該入力信号のレベルに応じた制御電圧
    を発生して前記第3のトランジスタの制御電極に印加す
    る制御電圧発生回路とを具備し、前記第1および第2の
    トランジスタをエンハンスメント型トランジスタで構成
    し、前記第3のトランジスタおよび前記電流源をデプレ
    ッション型トランジスタで構成し、前記第1,第2,第
    3,および,電流源を構成するトランジスタを金属ゲー
    ト型またはシリコンゲート型電界効果トランジスタによ
    り構成し、前記第3のトランジスタの制御電極と前記接
    続ノードとの間に少なくとも1つのダイオードを設けた
    ことを特徴とするチャージポンプ回路。
  2. 【請求項2】 第1の電源手段に接続され、第1の制御
    信号が制御電極に供給された第1のトランジスタと、 第2の電源手段に接続され、第2の制御信号が制御電極
    に供給された第2のトランジスタと、 前記第1のトランジスタおよび前記第2のトランジスタ
    の間に直列に接続された第3のトランジスタおよび電流
    源と、 前記第3のトランジスタおよび前記電流源の接続ノード
    から取り出される信号を低域フィルタを介して入力信号
    として受け取り、該入力信号のレベルに応じた制御電圧
    を発生して前記第3のトランジスタの制御電極に印加す
    る制御電圧発生回路とを具備し、前記制御電圧発生回路
    を、縦続接続された2段のレベルシフト回路と、該1段
    目および2段目のレベルシフト回路におけるレベルシフ
    ト電圧の温度特性を独立に設定するための異なる温度係
    数を有する2つのバイアス発生回路とを備えて構成した
    ことを特徴とするチャージポンプ回路。
  3. 【請求項3】 基準信号と出力信号との位相比較を行う
    位相比較器と、該位相比較器からの第1および第2の制
    御信号を受け取り対応する信号を出力するチャージポン
    プ回路と、該チャージポンプ回路の出力信号を低域フィ
    ルタを介して受け取り該出力信号の電圧に応じた周波数
    の信号を発生する電圧制御発振器とを具備するPLL回
    路であって、 前記チャージポンプ回路は、 第1の電源手段に接続され、前記第1の制御信号が制御
    電極に供給された第1のトランジスタと、 第2の電源手段に接続され、前記第2の制御信号が制御
    電極に供給された第2のトランジスタと、 前記第1のトランジスタおよび前記第2のトランジスタ
    の間に直列に接続された第3のトランジスタおよび電流
    源と、 前記第3のトランジスタおよび前記電流源の接続ノード
    から取り出される信号を低域フィルタを介して入力信号
    として受け取り、該入力信号のレベルに応じた制御電圧
    を発生して前記第3のトランジスタの制御電極に印加す
    る制御電圧発生回路とを具備し、前記第1および第2の
    トランジスタをエンハンスメント型トランジスタで構成
    し、前記第3のトランジスタおよび前記電流源をデプレ
    ッション型トランジスタで構成し、前記第1,第2,第
    3,および,電流源を構成するトランジスタを金属ゲー
    ト型またはシリコンゲート型電界効果トランジスタによ
    り構成し、前記第3のトランジスタの制御電極と前記接
    続ノードとの間に少なくとも1つのダイオードを設けた
    ことを特徴とするPLL回路。
  4. 【請求項4】 基準信号と出力信号との位相比較を行う
    位相比較器と、該位相比較器からの第1および第2の制
    御信号を受け取り対応する信号を出力するチャージポン
    プ回路と、該チャージポンプ回路の出力信号を低域フィ
    ルタを介して受け取り該出力信号の電圧に応じた周波数
    の信号を発生する電圧制御発振器とを具備するPLL回
    路であって、 前記チャージポンプ回路は、 第1の電源手段に接続され、前記第1の制御信号が制御
    電極に供給された第1のトランジスタと、 第2の電源手段に接続され、前記第2の制御信号が制御
    電極に供給された第2のトランジスタと、 前記第1のトランジスタおよび前記第2のトランジスタ
    の間に直列に接続された第3のトランジスタおよび電流
    源と、 前記第3のトランジスタおよび前記電流源の接続ノード
    から取り出される信号を低域フィルタを介して入力信号
    として受け取り、該入力信号のレベルに応じた制御電圧
    を発生して前記第3のトランジスタの制御電極に印加す
    る制御電圧発生回路とを具備し、前記制御電圧発生回路
    を、縦続接続された2段のレベルシフト回路と、該1段
    目および2段目のレベルシフト回路におけるレベルシフ
    ト電圧の温度特性を独立に設定するための異なる温度係
    数を有する2つのバイアス発生回路とを備えて構成した
    ことを特徴とするPLL回路。
  5. 【請求項5】 基準信号と出力信号との位相比較を行う
    位相比較器と、該位相比較器からの第1および第2の制
    御信号を受け取り対応する信号を出力するチャージポン
    プ回路と、該チャージポンプ回路の出力信号を低域フィ
    ルタを介して受け取り該出力信号の電圧に応じた周波数
    の信号を発生する電圧制御発振器とを具備するPLL回
    路であって、 前記チャージポンプ回路は、 第1の電源手段に接続され、前記第1の制御信号が制御
    電極に供給された第1のトランジスタと、 第2の電源手段に接続され、前記第2の制御信号が制御
    電極に供給された第2のトランジスタと、 前記第1のトランジスタおよび前記第2のトランジスタ
    の間に直列に接続された第3のトランジスタおよび電流
    源と、 前記第3のトランジスタおよび前記電流源の接続ノード
    から取り出される信号を低域フィルタを介して入力信号
    として受け取り、該入力信号のレベルに応じた制御電圧
    を発生して前記第3のトランジスタの制御電極に印加す
    る制御電圧発生回路と、 前記第1のトランジスタの制御電極に供給される前記第
    1の制御信号を制御するクランプ回路とを具備し、該ク
    ランプ回路は、前記制御電圧発生回路の入力信 号を受け
    取り、該入力信号の変動に関わらず前記第1の制御信号
    の振幅をクランプし、且つ、該クランプ回路はインバー
    タを備え、該インバータに印加される前記第2の電源手
    段の電位を前記制御電圧発生回路の入力信号に応じて変
    化させるようにしたことを特徴とするPLL回路。
  6. 【請求項6】 基準信号と出力信号との位相比較を行う
    位相比較器と、該位相比較器からの第1および第2の制
    御信号を受け取り対応する信号を出力するチャージポン
    プ回路と、該チャージポンプ回路の出力信号を低域フィ
    ルタを介して受け取り該出力信号の電圧に応じた周波数
    の信号を発生する電圧制御発振器とを具備するPLL回
    路であって、 前記チャージポンプ回路は、 第1の電源手段に接続され、前記第1の制御信号が制御
    電極に供給された第1のトランジスタと、 第2の電源手段に接続され、前記第2の制御信号が制御
    電極に供給された第2のトランジスタと、 前記第1のトランジスタおよび前記第2のトランジスタ
    の間に直列に接続された第3のトランジスタおよび電流
    源と、 前記第3のトランジスタおよび前記電流源の接続ノード
    から取り出される信号を低域フィルタを介して入力信号
    として受け取り、該入力信号のレベルに応じた制御電圧
    を発生して前記第3のトランジスタの制御電極に印加す
    る制御電圧発生回路と、 前記第1および第2のトランジスタの前段に設けられ、
    前記第1および第2の制御信号のエッジを強調する制御
    信号処理回路とを具備することを特徴とするPLL回
    路。
  7. 【請求項7】 前記制御信号処理回路は、前記第1の制
    御信号に対して、所定の遅延を与えて前記第1のトラン
    ジスタの制御電極に供給する第1の遅延回路と、入力す
    る該第1の制御信号波形の後ろ側のエッジで細いパルス
    を発生させ当該パルスを用いて該第1の制御信号の出力
    変化時のエッジを強調する第1のチョッパー回路および
    該第1のチョッパー回路の出力により制御される第4の
    トランジスタとを備え、且つ、前記第2の制御信号に対
    して、所定の遅延を与えて前記 第2のトランジスタの制
    御電極に供給する第2の遅延回路と、入力する該第2の
    制御信号波形の後ろ側のエッジで細いパルスを発生させ
    当該パルスを用いて該第2の制御信号の出力変化時のエ
    ッジを強調する第2のチョッパー回路および該第2のチ
    ョッパー回路の出力により制御される第5のトランジス
    タとを備えたことを特徴とする請求項6のPLL回路。
  8. 【請求項8】 前記第1および第2のチョッパー回路
    は、それぞれ奇数段のインバータおよび2入力ノアゲー
    トを備え、該ノアゲートの一方の入力に対して該奇数段
    のインバータを介して前記第1および第2の制御信号を
    供給すると共に,該ノアゲートの他方の入力に対して該
    第1および第2の制御信号を直接供給するようにしたこ
    とを特徴とする請求項7のPLL回路。
  9. 【請求項9】 低速の複数ビットのパラレルデータを多
    重化して高速のシリアルデータを出力する多重化回路
    と、基準クロック信号を受け取って該多重化回路にクロ
    ック信号を供給するクロック発生回路と、高速のシリア
    ルデータを分離して低速の複数ビットのパラレルデータ
    を出力する多重分離回路と、該高速のシリアルデータを
    受け取って該多重分離回路に所定のクロック信号を供給
    するクロックリカバリ回路とを具備する半導体集積回路
    であって、 前記クロックリカバリ回路は、基準信号と出力信号との
    位相比較を行う位相比較器と、該位相比較器からの第1
    および第2の制御信号を受け取り対応する信号を出力す
    るチャージポンプ回路と、該チャージポンプ回路の出力
    信号を低域フィルタを介して受け取り該出力信号の電圧
    に応じた周波数の信号を発生する電圧制御発振器とを具
    備するPLL回路を備え、 前記チャージポンプ回路は、 第1の電源手段に接続され、前記第1の制御信号が制御
    電極に供給された第1のトランジスタと、 第2の電源手段に接続され、前記第2の制御信号が制御
    電極に供給された第2のトランジスタと、 前記第1のトランジスタおよび前記第2のトランジスタ
    の間に直列に接続された第3のトランジスタおよび電流
    源と、 前記第3のトランジスタおよび前記電流源の接続ノード
    から取り出される信号 を低域フィルタを介して入力信号
    として受け取り、該入力信号のレベルに応じた制御電圧
    を発生して前記第3のトランジスタの制御電極に印加す
    る制御電圧発生回路とを具備し、前記第1および第2の
    トランジスタをエンハンスメント型トランジスタで構成
    し、前記第3のトランジスタおよび前記電流源をデプレ
    ッション型トランジスタで構成し、前記第1,第2,第
    3,および,電流源を構成するトランジスタを金属ゲー
    ト型またはシリコンゲート型電界効果トランジスタによ
    り構成し、前記第3のトランジスタの制御電極と前記接
    続ノードとの間に少なくとも1つのダイオードを設けた
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  10. 【請求項10】 低速の複数ビットのパラレルデータを
    多重化して高速のシリアルデータを出力する多重化回路
    と、基準クロック信号を受け取って該多重化回路にクロ
    ック信号を供給するクロック発生回路と、高速のシリア
    ルデータを分離して低速の複数ビットのパラレルデータ
    を出力する多重分離回路と、該高速のシリアルデータを
    受け取って該多重分離回路に所定のクロック信号を供給
    するクロックリカバリ回路とを具備する半導体集積回路
    であって、 前記クロックリカバリ回路は、基準信号と出力信号との
    位相比較を行う位相比較器と、該位相比較器からの第1
    および第2の制御信号を受け取り対応する信号を出力す
    るチャージポンプ回路と、該チャージポンプ回路の出力
    信号を低域フィルタを介して受け取り該出力信号の電圧
    に応じた周波数の信号を発生する電圧制御発振器とを具
    備するPLL回路を備え、 前記チャージポンプ回路は、 第1の電源手段に接続され、前記第1の制御信号が制御
    電極に供給された第1のトランジスタと、 第2の電源手段に接続され、前記第2の制御信号が制御
    電極に供給された第2のトランジスタと、 前記第1のトランジスタおよび前記第2のトランジスタ
    の間に直列に接続された第3のトランジスタおよび電流
    源と、 前記第3のトランジスタおよび前記電流源の接続ノード
    から取り出される信号を低域フィルタを介して入力信号
    として受け取り、該入力信号のレベルに応じた制御電圧
    を発生して前記第3のトランジスタの制御電極に印加す
    る制御電圧発生 回路とを具備し、前記制御電圧発生回路
    を、縦続接続された2段のレベルシフト回路と、該1段
    目および2段目のレベルシフト回路におけるレベルシフ
    ト電圧の温度特性を独立に設定するための異なる温度係
    数を有する2つのバイアス発生回路とを備えて構成した
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  11. 【請求項11】 低速の複数ビットのパラレルデータを
    多重化して高速のシリアルデータを出力する多重化回路
    と、基準クロック信号を受け取って該多重化回路にクロ
    ック信号を供給するクロック発生回路と、高速のシリア
    ルデータを分離して低速の複数ビットのパラレルデータ
    を出力する多重分離回路と、該高速のシリアルデータを
    受け取って該多重分離回路に所定のクロック信号を供給
    するクロックリカバリ回路とを具備する半導体集積回路
    であって、 前記クロックリカバリ回路は、基準信号と出力信号との
    位相比較を行う位相比較器と、該位相比較器からの第1
    および第2の制御信号を受け取り対応する信号を出力す
    るチャージポンプ回路と、該チャージポンプ回路の出力
    信号を低域フィルタを介して受け取り該出力信号の電圧
    に応じた周波数の信号を発生する電圧制御発振器とを具
    備するPLL回路を備え、 前記チャージポンプ回路は、 第1の電源手段に接続され、前記第1の制御信号が制御
    電極に供給された第1のトランジスタと、 第2の電源手段に接続され、前記第2の制御信号が制御
    電極に供給された第2のトランジスタと、 前記第1のトランジスタおよび前記第2のトランジスタ
    の間に直列に接続された第3のトランジスタおよび電流
    源と、 前記第3のトランジスタおよび前記電流源の接続ノード
    から取り出される信号を低域フィルタを介して入力信号
    として受け取り、該入力信号のレベルに応じた制御電圧
    を発生して前記第3のトランジスタの制御電極に印加す
    る制御電圧発生回路と、 前記第1のトランジスタの制御電極に供給される前記第
    1の制御信号を制御するクランプ回路とを具備し、該ク
    ランプ回路は、前記制御電圧発生回路の入力信号を受け
    取り、該入力信号の変動に関わらず前記第1の制御信号
    の振幅をクラン プし、且つ、該クランプ回路はインバー
    タを備え、該インバータに印加される前記第2の電源手
    段の電位を前記制御電圧発生回路の入力信号に応じて変
    化させるようにしたことを特徴とする半導体集積回路。
  12. 【請求項12】 低速の複数ビットのパラレルデータを
    多重化して高速のシリアルデータを出力する多重化回路
    と、基準クロック信号を受け取って該多重化回路にクロ
    ック信号を供給するクロック発生回路と、高速のシリア
    ルデータを分離して低速の複数ビットのパラレルデータ
    を出力する多重分離回路と、該高速のシリアルデータを
    受け取って該多重分離回路に所定のクロック信号を供給
    するクロックリカバリ回路とを具備する半導体集積回路
    であって、 前記クロックリカバリ回路は、基準信号と出力信号との
    位相比較を行う位相比較器と、該位相比較器からの第1
    および第2の制御信号を受け取り対応する信号を出力す
    るチャージポンプ回路と、該チャージポンプ回路の出力
    信号を低域フィルタを介して受け取り該出力信号の電圧
    に応じた周波数の信号を発生する電圧制御発振器とを具
    備するPLL回路を備え、 前記チャージポンプ回路は、 第1の電源手段に接続され、前記第1の制御信号が制御
    電極に供給された第1のトランジスタと、 第2の電源手段に接続され、前記第2の制御信号が制御
    電極に供給された第2のトランジスタと、 前記第1のトランジスタおよび前記第2のトランジスタ
    の間に直列に接続された第3のトランジスタおよび電流
    源と、 前記第3のトランジスタおよび前記電流源の接続ノード
    から取り出される信号を低域フィルタを介して入力信号
    として受け取り、該入力信号のレベルに応じた制御電圧
    を発生して前記第3のトランジスタの制御電極に印加す
    る制御電圧発生回路と、 前記第1および第2のトランジスタの前段に設けられ、
    前記第1および第2の制御信号のエッジを強調する制御
    信号処理回路とを具備することを特徴とする半導体集積
    回路。
  13. 【請求項13】 前記制御信号処理回路は、前記第1の
    制御信号に対して、 所定の遅延を与えて前記第1のトラ
    ンジスタの制御電極に供給する第1の遅延回路と、入力
    する該第1の制御信号波形の後ろ側のエッジで細いパル
    スを発生させ当該パルスを用いて該第1の制御信号の出
    力変化時のエッジを強調する第1のチョッパー回路およ
    び該第1のチョッパー回路の出力により制御される第4
    のトランジスタとを備え、且つ、前記第2の制御信号に
    対して、所定の遅延を与えて前記第2のトランジスタの
    制御電極に供給する第2の遅延回路と、入力する該第2
    の制御信号波形の後ろ側のエッジで細いパルスを発生さ
    せ当該パルスを用いて該第2の制御信号の出力変化時の
    エッジを強調する第2のチョッパー回路および該第2の
    チョッパー回路の出力により制御される第5のトランジ
    スタとを備えたことを特徴とする請求項12の半導体集
    積回路。
  14. 【請求項14】 前記第1および第2のチョッパー回路
    は、それぞれ奇数段のインバータおよび2入力ノアゲー
    トを備え、該ノアゲートの一方の入力に対して該奇数段
    のインバータを介して前記第1および第2の制御信号を
    供給すると共に,該ノアゲートの他方の入力に対して該
    第1および第2の制御信号を直接供給するようにしたこ
    とを特徴とする請求項13の半導体集積回路。
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