JPH08288801A - 低ジッタ広周波数域電圧制御発振器 - Google Patents
低ジッタ広周波数域電圧制御発振器Info
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- JPH08288801A JPH08288801A JP8078245A JP7824596A JPH08288801A JP H08288801 A JPH08288801 A JP H08288801A JP 8078245 A JP8078245 A JP 8078245A JP 7824596 A JP7824596 A JP 7824596A JP H08288801 A JPH08288801 A JP H08288801A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K3/00—Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
- H03K3/02—Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
- H03K3/353—Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of field-effect transistors with internal or external positive feedback
- H03K3/354—Astable circuits
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K3/00—Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
- H03K3/01—Details
- H03K3/013—Modifications of generator to prevent operation by noise or interference
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K3/00—Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
- H03K3/02—Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
- H03K3/027—Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use of logic circuits, with internal or external positive feedback
- H03K3/03—Astable circuits
- H03K3/0315—Ring oscillators
Landscapes
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 供給レ−ルと制御電圧ラインとから来る高周
波ノイズ等の妨害を防ぐ能力を著しく改善し、出力周波
数の短期不安定性を減少させ、高ヒステリシスを達成す
ることができる電圧制御リング発振器。 【構成】 電圧制御リング発振器の各スタ−ブド・イン
バ−タは、その発振器に関連した出力転送ゲ−トを有し
ている。この転送ゲ−トを構成する1対の相補形スイッ
チは、周波数制御電圧(Vc)と、供給電圧と制御電圧
(Vdd−Vc)間の電圧差とによって、各々、スタ−
ブド・インバ−タ段の相当する電流源と共に共通に制御
される。その発振器によって生成された周波数は、その
制御電圧(Vc)に対し直線的に比例し、また供給電圧
(Vdd)の平方根に対して反比例しており、高耐ノイ
ズ性と改善された周波数安定性を得ている。
波ノイズ等の妨害を防ぐ能力を著しく改善し、出力周波
数の短期不安定性を減少させ、高ヒステリシスを達成す
ることができる電圧制御リング発振器。 【構成】 電圧制御リング発振器の各スタ−ブド・イン
バ−タは、その発振器に関連した出力転送ゲ−トを有し
ている。この転送ゲ−トを構成する1対の相補形スイッ
チは、周波数制御電圧(Vc)と、供給電圧と制御電圧
(Vdd−Vc)間の電圧差とによって、各々、スタ−
ブド・インバ−タ段の相当する電流源と共に共通に制御
される。その発振器によって生成された周波数は、その
制御電圧(Vc)に対し直線的に比例し、また供給電圧
(Vdd)の平方根に対して反比例しており、高耐ノイ
ズ性と改善された周波数安定性を得ている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広周波数域と高耐ノイ
ズ性を有する電圧制御リング発振器(VCO)に関し、
特にフェ−ズ・ロック・ル−プ制御システムを実現する
のに適した電圧制御リング発振器に関する。
ズ性を有する電圧制御リング発振器(VCO)に関し、
特にフェ−ズ・ロック・ル−プ制御システムを実現する
のに適した電圧制御リング発振器に関する。
【0002】
【従来の技術】フェ−ズ・ロック・ル−プ(PLLs)
システムは、しばしば、VLSI(超大規模積回路)デ
バイス、典型例として特定用途(ASICs(専用集積
回路))マイクロプロッセッサ等の中に集積される。フ
ェ−ズ・ロック・ル−プは、しばしば、通常1−4MH
zの周波数を有する入力クロック信号から出発し、10
−200MHz以上で変化する方形波周波数を発生する
ことができる周波数合成器として使用される。フェ−ズ
・ロック・ル−プは、また、デジタル・デ−タ等を回復
するために、方形成形または再成形クロック信号のため
に使用される。用途のタイプに関係なく、フェ−ズ・ロ
ック・ル−プは、その出力周波数(出力ジッタ)の短期
不安定性を出来るだけ低くしなければならない。言葉を
変えれば、それらは短期不安定性の原因、即ち、高周波
ノイズに対して高い耐性を持たなくてはならない。
システムは、しばしば、VLSI(超大規模積回路)デ
バイス、典型例として特定用途(ASICs(専用集積
回路))マイクロプロッセッサ等の中に集積される。フ
ェ−ズ・ロック・ル−プは、しばしば、通常1−4MH
zの周波数を有する入力クロック信号から出発し、10
−200MHz以上で変化する方形波周波数を発生する
ことができる周波数合成器として使用される。フェ−ズ
・ロック・ル−プは、また、デジタル・デ−タ等を回復
するために、方形成形または再成形クロック信号のため
に使用される。用途のタイプに関係なく、フェ−ズ・ロ
ック・ル−プは、その出力周波数(出力ジッタ)の短期
不安定性を出来るだけ低くしなければならない。言葉を
変えれば、それらは短期不安定性の原因、即ち、高周波
ノイズに対して高い耐性を持たなくてはならない。
【0003】VSLIに使用した場合、ジッタが目立つ
ことは大変有害である。何故なら、フェ−ズ・ロック・
ル−プ・システムによって形成された出力方形波は、あ
る程度の不確実な立ち上がりまたは立ち下がり先端を有
しているからであり、もしそれをシステム・クロック信
号として使用するなら、システムに悪影響を与えること
になる。何故なら、デ−タの正確な取扱のための時間目
盛りマ−ジンとデ−タ保留時間とが減少するからであ
る。フェ−ズ・ロック・ル−プ・システムは、比較的騒
がしい”環境”で働かせなくてはならないにもかかわら
ず、非常にしばしば、出力信号のスイッチング先端の最
大不安定性を確実に約0.5ns以下にしなくてはいけ
ない。
ことは大変有害である。何故なら、フェ−ズ・ロック・
ル−プ・システムによって形成された出力方形波は、あ
る程度の不確実な立ち上がりまたは立ち下がり先端を有
しているからであり、もしそれをシステム・クロック信
号として使用するなら、システムに悪影響を与えること
になる。何故なら、デ−タの正確な取扱のための時間目
盛りマ−ジンとデ−タ保留時間とが減少するからであ
る。フェ−ズ・ロック・ル−プ・システムは、比較的騒
がしい”環境”で働かせなくてはならないにもかかわら
ず、非常にしばしば、出力信号のスイッチング先端の最
大不安定性を確実に約0.5ns以下にしなくてはいけ
ない。
【0004】VLSI・CMOS技術によって実現され
た電圧制御リング発振器(VCO)における短期不安定
性は、第1に、集積回路内で発生された高周波ノイズに
よって引き起こされ、そして供給レ−ルと共に電圧制御
リング発振器によって発生された出力周波数の制御電圧
Vcラインとを介してフェ−ズ・ロック・ル−プの電圧
制御リング発振器に注入される。電圧制御リング発振器
を使用したフェ−ズ・ロック・ル−プに基づいた周波数
合成器のブロック図を図1に示す。フェ−ズ・ロック・
ル−プの動作がある程度適応フィルタのものと似てお
り、従って、入力クロック信号の長期不安定性が効果的
に濾過されるにもかかわらず、供給レ−ルと制御電圧ラ
インとから来るノイズによって引き起こされる短期不安
定性はなおも解決すべき問題として残っており、VLS
I・デバイスにおいて特にそうである。
た電圧制御リング発振器(VCO)における短期不安定
性は、第1に、集積回路内で発生された高周波ノイズに
よって引き起こされ、そして供給レ−ルと共に電圧制御
リング発振器によって発生された出力周波数の制御電圧
Vcラインとを介してフェ−ズ・ロック・ル−プの電圧
制御リング発振器に注入される。電圧制御リング発振器
を使用したフェ−ズ・ロック・ル−プに基づいた周波数
合成器のブロック図を図1に示す。フェ−ズ・ロック・
ル−プの動作がある程度適応フィルタのものと似てお
り、従って、入力クロック信号の長期不安定性が効果的
に濾過されるにもかかわらず、供給レ−ルと制御電圧ラ
インとから来るノイズによって引き起こされる短期不安
定性はなおも解決すべき問題として残っており、VLS
I・デバイスにおいて特にそうである。
【0005】図1のフェ−ズ・ロック・ル−プを構成す
る回路ブロックにおいて、位相・周波数比較器(PFD
(位相・周波数検知器))1とロ−パスフィルタ2とは
本来短期不安定性に対して耐性があり、一方、分周器
(1/N)3は電圧制御発振器(VCO)4の出力に通
常存在する高周波ノイズと比較して無視できるジッタを
発生する。従って、フェ−ズ・ロック・ル−プにおける
ジッタの制御を再実施することによって高周波ノイズに
対する高耐性を有する電圧制御発振器を提供することが
できると言える。実際には、VLSI用途のほとんどの
場合、フェ−ズ・ロック・ル−プを実現するために使用
される電圧制御発振器(VCO)は電圧制御リング発振
器から成る。リング発振器は、比較的簡単でほんの少し
負担となる方法で高利得と大きな安定性を提供する。
る回路ブロックにおいて、位相・周波数比較器(PFD
(位相・周波数検知器))1とロ−パスフィルタ2とは
本来短期不安定性に対して耐性があり、一方、分周器
(1/N)3は電圧制御発振器(VCO)4の出力に通
常存在する高周波ノイズと比較して無視できるジッタを
発生する。従って、フェ−ズ・ロック・ル−プにおける
ジッタの制御を再実施することによって高周波ノイズに
対する高耐性を有する電圧制御発振器を提供することが
できると言える。実際には、VLSI用途のほとんどの
場合、フェ−ズ・ロック・ル−プを実現するために使用
される電圧制御発振器(VCO)は電圧制御リング発振
器から成る。リング発振器は、比較的簡単でほんの少し
負担となる方法で高利得と大きな安定性を提供する。
【0006】電圧制御発振器の典型的な構成を図2に示
す。電圧制御発振器は、直列に結合された複数(奇数)
のインバ−タ(遅延)段12aによって実現され、その
各段12aは、通常トランジスタM1,M2,M3およ
びM4から構成されたいわゆるスタ−ブド・インバ−タ
から成る。各スタ−ブド・インバ−タは、しばしば、短
期周波数不安定性の部分的フィルタリングを行うシュミ
ット・トリガ回路S1に続く。図2を参照して、スタ−
ブド・インバ−タにおいて、トランジスタM1とM4
は、電圧/電流制御コンバ−タ11によって生成された
出力信号によって制御されて電流源として作用し、一
方、トランジツタM2とM3は、ソ−スおよびシンク電
流をイネ−ブリングすることによって実質的にデジタル
・スイッチとして働く。従って、トランジスタM2、M
3とシュミット・トリガ回路S1の入力とのノ−ドn1
は交互にチャ−ジ(充電)およびディスチャ−ジ(放
電)され、よって、そのトリガしきい値(2つのスイッ
チング方向の)が交差している時、インバ−タ段と協働
するシュミット・トリガ回路S1をスイッチングさせ
る。信号は電圧制御発振器のNインバ−タ段12nを通
って方形波出力信号F_OUTが出力される。入力電圧
信号スイッチングに対するヒステリシスのために、リン
グ発振器の各インバ−タ段の出力でシュミット・トリガ
回路を使用すると,そのインバ−タ段のスイッチング点
の不安定性を減らす傾向にある。
す。電圧制御発振器は、直列に結合された複数(奇数)
のインバ−タ(遅延)段12aによって実現され、その
各段12aは、通常トランジスタM1,M2,M3およ
びM4から構成されたいわゆるスタ−ブド・インバ−タ
から成る。各スタ−ブド・インバ−タは、しばしば、短
期周波数不安定性の部分的フィルタリングを行うシュミ
ット・トリガ回路S1に続く。図2を参照して、スタ−
ブド・インバ−タにおいて、トランジスタM1とM4
は、電圧/電流制御コンバ−タ11によって生成された
出力信号によって制御されて電流源として作用し、一
方、トランジツタM2とM3は、ソ−スおよびシンク電
流をイネ−ブリングすることによって実質的にデジタル
・スイッチとして働く。従って、トランジスタM2、M
3とシュミット・トリガ回路S1の入力とのノ−ドn1
は交互にチャ−ジ(充電)およびディスチャ−ジ(放
電)され、よって、そのトリガしきい値(2つのスイッ
チング方向の)が交差している時、インバ−タ段と協働
するシュミット・トリガ回路S1をスイッチングさせ
る。信号は電圧制御発振器のNインバ−タ段12nを通
って方形波出力信号F_OUTが出力される。入力電圧
信号スイッチングに対するヒステリシスのために、リン
グ発振器の各インバ−タ段の出力でシュミット・トリガ
回路を使用すると,そのインバ−タ段のスイッチング点
の不安定性を減らす傾向にある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、制御電圧Vc
ラインと供給レ−ル(VddおよびGND)とを介して
入力されたノイズは、実際には、リング発振器を構成す
る種々のインバ−タ(遅延)段のスイッチングしきい値
を変調し、その結果、出力信号のスイッチング先端のジ
ッタを生じさせる。さらに、従来の電圧制御発振器にお
いて、出力周波数は供給電圧と共に直線的に変わり、P
SRは本来的に貧しい。さらにまた、電圧制御発振器に
よって生成された周波数は供給電圧と共に増加し、そし
て、もし効果的でなければ、これがフェ−ズ・ロック・
ル−プの転送機能(および、従って、その安定性)を作
動電圧に強く依存させ、しかし高価な電圧調整回路が実
現される。リング発振器の各インバ−タ段の出力にシュ
ミット・トリガ回路を使用するにもかかわらず、効果的
に除去されるノイズの量は比較的ひかえめである。5V
で動く回路では、10%/VのPSRは従来のシステム
では普通である。
ラインと供給レ−ル(VddおよびGND)とを介して
入力されたノイズは、実際には、リング発振器を構成す
る種々のインバ−タ(遅延)段のスイッチングしきい値
を変調し、その結果、出力信号のスイッチング先端のジ
ッタを生じさせる。さらに、従来の電圧制御発振器にお
いて、出力周波数は供給電圧と共に直線的に変わり、P
SRは本来的に貧しい。さらにまた、電圧制御発振器に
よって生成された周波数は供給電圧と共に増加し、そし
て、もし効果的でなければ、これがフェ−ズ・ロック・
ル−プの転送機能(および、従って、その安定性)を作
動電圧に強く依存させ、しかし高価な電圧調整回路が実
現される。リング発振器の各インバ−タ段の出力にシュ
ミット・トリガ回路を使用するにもかかわらず、効果的
に除去されるノイズの量は比較的ひかえめである。5V
で動く回路では、10%/VのPSRは従来のシステム
では普通である。
【0008】相対真正安定性と、高利得と、比較的控え
めでほんの少し負担となる回路の複雑性を有する健固さ
とを備えた電圧制御リング発振器に基づく電圧制御発振
器であって、電圧変動を与えないように著しく減少させ
た感度と高周波ノイズを確実に拒絶するように高ヒステ
リシスの各インバ−タ段とを有する電圧制御発振器の必
要性と有用性が求められている。また、回路はCMOS
技術にて容易に集積可能であることが望ましい。
めでほんの少し負担となる回路の複雑性を有する健固さ
とを備えた電圧制御リング発振器に基づく電圧制御発振
器であって、電圧変動を与えないように著しく減少させ
た感度と高周波ノイズを確実に拒絶するように高ヒステ
リシスの各インバ−タ段とを有する電圧制御発振器の必
要性と有用性が求められている。また、回路はCMOS
技術にて容易に集積可能であることが望ましい。
【0009】
【発明の目的】本発明は、かかる従来技術の問題点を解
決し、特に供給レ−ルと制御電圧ラインとから来る高周
波ノイズ等の妨害を防ぐ能力を著しく改善し、出力周波
数の短期不安定性を減少させ、高ヒステリシスを達成す
ることができる電圧制御発振器を提供することを目的と
する。また、本発明は、電圧制御発振器において、供給
レ−ルと制御電圧ラインとから来る高周波ノイズ等の妨
害を防ぐ能力を著しく改善し、出力周波数の短期不安定
性を減少させる方法を提供することを目的とする。
決し、特に供給レ−ルと制御電圧ラインとから来る高周
波ノイズ等の妨害を防ぐ能力を著しく改善し、出力周波
数の短期不安定性を減少させ、高ヒステリシスを達成す
ることができる電圧制御発振器を提供することを目的と
する。また、本発明は、電圧制御発振器において、供給
レ−ルと制御電圧ラインとから来る高周波ノイズ等の妨
害を防ぐ能力を著しく改善し、出力周波数の短期不安定
性を減少させる方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】基本的には、発振器が生
成した出力周波数をその制御電圧に対し直線的に比例す
ると共に供給電圧の平方根に対して反比例するようにす
ることである。これは、リング発振器の各インバ−タ
(遅延)段の出力に従来のシュミット・トリガ回路の代
わりに1対の並列相補的スイッチから成る転送ゲ−トを
使用することによって実現される。即ち、直列に結合さ
れた複数のインバ−タ段の各インバ−タ段の出力と次の
インバ−タ段の入力との間に1対の並列相補スイッチか
ら成る転送ゲ−トを挿入し、また、その転送ゲ−トを構
成する1対のスイッチの1つをインバ−タ段を構成する
スタ−ブド・インバ−タの相当する電流源と共に制御電
圧Vcによって共通に制御すると共に、該1対のスイッ
チの他の1つを他の電流源と共に供給電圧Vddと制御
電圧Vcとの差電圧Vdd−Vcによって制御する。
成した出力周波数をその制御電圧に対し直線的に比例す
ると共に供給電圧の平方根に対して反比例するようにす
ることである。これは、リング発振器の各インバ−タ
(遅延)段の出力に従来のシュミット・トリガ回路の代
わりに1対の並列相補的スイッチから成る転送ゲ−トを
使用することによって実現される。即ち、直列に結合さ
れた複数のインバ−タ段の各インバ−タ段の出力と次の
インバ−タ段の入力との間に1対の並列相補スイッチか
ら成る転送ゲ−トを挿入し、また、その転送ゲ−トを構
成する1対のスイッチの1つをインバ−タ段を構成する
スタ−ブド・インバ−タの相当する電流源と共に制御電
圧Vcによって共通に制御すると共に、該1対のスイッ
チの他の1つを他の電流源と共に供給電圧Vddと制御
電圧Vcとの差電圧Vdd−Vcによって制御する。
【0011】本発明のそのような実施態様から得られる
さらなる利点は、供給電圧の80−90%に達する高ヒ
ステリシスがリング発振器の各インバ−タ段に特別に生
成され、その結果、さらに高周波ノイズ防御能力を高め
ることができたことである。従来の構成とは異なり、本
発明の電圧制御発振器では、直列結合インバ−タ群の第
1スタ−ブド・インバ−タを起動するための従来必要と
した電圧/電流コンバ−タを必要としないことである。
本発明によれば、第1インバ−タ段は、実際には、制御
電圧信号によって直接起動される簡単な単位利得電圧シ
フト段であり、一方、これに続くその他の全インバ−タ
(遅延)段(偶数の)は、通例、各々転送ゲ−トに結合
されたスタ−ブド・インバ−タである。
さらなる利点は、供給電圧の80−90%に達する高ヒ
ステリシスがリング発振器の各インバ−タ段に特別に生
成され、その結果、さらに高周波ノイズ防御能力を高め
ることができたことである。従来の構成とは異なり、本
発明の電圧制御発振器では、直列結合インバ−タ群の第
1スタ−ブド・インバ−タを起動するための従来必要と
した電圧/電流コンバ−タを必要としないことである。
本発明によれば、第1インバ−タ段は、実際には、制御
電圧信号によって直接起動される簡単な単位利得電圧シ
フト段であり、一方、これに続くその他の全インバ−タ
(遅延)段(偶数の)は、通例、各々転送ゲ−トに結合
されたスタ−ブド・インバ−タである。
【0012】
【実施例】以下、本発明の1実施態様を図3乃至図5に
基づいて説明する。図3は本発明による電圧制御リング
発振器(VCO)の1実施態様を示す。図3において、
制御電圧信号Vcに応答する制御回路は、基本的には、
1対の相補的トランジスタMVN,MVPによって形成
された単位利得電圧シフタの形をした第1インバ−タ段
21から成る。この単位利得電圧シフト段21は供給電
圧Vddと制御電圧Vcとの間の電圧差を出力する。
基づいて説明する。図3は本発明による電圧制御リング
発振器(VCO)の1実施態様を示す。図3において、
制御電圧信号Vcに応答する制御回路は、基本的には、
1対の相補的トランジスタMVN,MVPによって形成
された単位利得電圧シフタの形をした第1インバ−タ段
21から成る。この単位利得電圧シフト段21は供給電
圧Vddと制御電圧Vcとの間の電圧差を出力する。
【0013】発振器は、さらに、いわゆるスタ−ブド・
インバ−タ型の直列に結合された複数の遅延インバ−タ
段22a−22n(偶数の)と、1つの出力ドライバ2
3と、リング発振器のフィ−ド・バック・ラインと機能
的に結合された1つの制御論理回路(リセット/テスト
・バイパス論理)24とを備えている。制御論理ブロッ
ク24は、集積回路で試験をおこなうためのリセット、
停止、バイパス機能を実行するためのリング型の電圧制
御発振器に通常使用されている従来の制御ブロックと同
様のものである。単位利得電圧シフト段21は、好まし
くは、単位電圧利得を確保するために同一相互コンダク
タンスを持つように設計された1対の相補的トランジス
タMVN,MVPによって構成されている。リング発振
器を形成する直列結合遅延インバ−タ段22a−22n
が、それらのnチャンネル・セクションでは制御電圧V
cによって、またそれらのpチャンネル・セクションで
は供給電圧Vddと制御電圧Vcとの間の電圧差(Vd
d−Vc)によって直接制御されるように、単位利得電
圧シフト段21は制御電圧Vcをシフトする。
インバ−タ型の直列に結合された複数の遅延インバ−タ
段22a−22n(偶数の)と、1つの出力ドライバ2
3と、リング発振器のフィ−ド・バック・ラインと機能
的に結合された1つの制御論理回路(リセット/テスト
・バイパス論理)24とを備えている。制御論理ブロッ
ク24は、集積回路で試験をおこなうためのリセット、
停止、バイパス機能を実行するためのリング型の電圧制
御発振器に通常使用されている従来の制御ブロックと同
様のものである。単位利得電圧シフト段21は、好まし
くは、単位電圧利得を確保するために同一相互コンダク
タンスを持つように設計された1対の相補的トランジス
タMVN,MVPによって構成されている。リング発振
器を形成する直列結合遅延インバ−タ段22a−22n
が、それらのnチャンネル・セクションでは制御電圧V
cによって、またそれらのpチャンネル・セクションで
は供給電圧Vddと制御電圧Vcとの間の電圧差(Vd
d−Vc)によって直接制御されるように、単位利得電
圧シフト段21は制御電圧Vcをシフトする。
【0014】機能的に並列に結合された1対の相補的ト
ランジスタから成る出力転送ゲ−トは、単位利得電圧シ
フタで代表される第1インバ−タ段に続く各スタ−ブド
・インバ−タ遅延段の出力に連結されている。スタ−ブ
ド・インバ−タ段の数は、発振器の反応ル−プ中の全イ
ンバ−タ数が奇数になるように、偶数に設定されてい
る。各出力転送ゲ−トを構成する相補的トランジスタ
は、その出力転送ゲ−トの入力に連結されたスタ−ブド
・インバ−タ段の相当する電流源と共に、nチャンネル
では制御電圧Vcによって、またpチャンネルでは供給
電圧Vddと制御電圧Vcとの電圧差Vdd−Vcによ
って共通に起動される。図3を参照して、上述の本発明
の回路の動作の説明を以下に述べる。説明は、制御電圧
シフト段を構成する単位利得インバ−タ段に続く第1ス
タ−ブド・インバ−タ段22aについて述べる。第1ス
タ−ブド・インバ−タ段の負荷は、次に続くスタ−ブド
・インバ−タ段22nの1対のトランジスタMjN,M
jPである。
ランジスタから成る出力転送ゲ−トは、単位利得電圧シ
フタで代表される第1インバ−タ段に続く各スタ−ブド
・インバ−タ遅延段の出力に連結されている。スタ−ブ
ド・インバ−タ段の数は、発振器の反応ル−プ中の全イ
ンバ−タ数が奇数になるように、偶数に設定されてい
る。各出力転送ゲ−トを構成する相補的トランジスタ
は、その出力転送ゲ−トの入力に連結されたスタ−ブド
・インバ−タ段の相当する電流源と共に、nチャンネル
では制御電圧Vcによって、またpチャンネルでは供給
電圧Vddと制御電圧Vcとの電圧差Vdd−Vcによ
って共通に起動される。図3を参照して、上述の本発明
の回路の動作の説明を以下に述べる。説明は、制御電圧
シフト段を構成する単位利得インバ−タ段に続く第1ス
タ−ブド・インバ−タ段22aについて述べる。第1ス
タ−ブド・インバ−タ段の負荷は、次に続くスタ−ブド
・インバ−タ段22nの1対のトランジスタMjN,M
jPである。
【0015】上記のように、インバ−タ制御電圧シフト
段(単位電圧利得を有する)を構成するトランジスタM
VN,MVPは、同一相互コンダクタンスを持つように
設計されている。即ち: gmMVN =gmmvp この相互コンダクタンスの一致は,プロセス拡大による
電気的パラメ−タと動作温度との変動の範囲で証明され
得る。従って、最初の近似では、トランジスタMSN、
MSPの両方は同一|VGS|をもってバイアスされ
る。実際には、MSNは制御電圧Vcによってバイアス
され、一方、MSPは差電圧Vdd−Vcによってバイ
アスされる。両方とも接地電位を基準にしている。制御
電圧Vcの変動の許容範囲は次のように設定される。 0.25<Vc/Vdd<0.66
段(単位電圧利得を有する)を構成するトランジスタM
VN,MVPは、同一相互コンダクタンスを持つように
設計されている。即ち: gmMVN =gmmvp この相互コンダクタンスの一致は,プロセス拡大による
電気的パラメ−タと動作温度との変動の範囲で証明され
得る。従って、最初の近似では、トランジスタMSN、
MSPの両方は同一|VGS|をもってバイアスされ
る。実際には、MSNは制御電圧Vcによってバイアス
され、一方、MSPは差電圧Vdd−Vcによってバイ
アスされる。両方とも接地電位を基準にしている。制御
電圧Vcの変動の許容範囲は次のように設定される。 0.25<Vc/Vdd<0.66
【0016】ノ−ドAがVddにチャ−ジされていると
仮定すると、ノ−ドBもVddにチャ−ジされ、トラン
ジスタM1PはONになり、一方、トランジスタM1N
はOFFになる。この条件では、MTNはOFFにな
り、MTPはONになる。リング発振器の反応ノ−ドが
スイッチされる時、M1Nは導通し、MSNはノ−ドA
を定電流で放電し始める。ノ−ドBでの電圧はノ−ドA
の電圧を追尾する。次の条件の時、 V(A)=V(B)=Vdd−Vc+|VTP|=V1 トランジスタMTPもOFFになり、その結果、ノ−ド
Bは実質的にノ−ドAから離され、電圧V1にクランプ
される。トランジスタMSNは線状電圧傾斜路を通って
ノ−ドAを放電し続ける。
仮定すると、ノ−ドBもVddにチャ−ジされ、トラン
ジスタM1PはONになり、一方、トランジスタM1N
はOFFになる。この条件では、MTNはOFFにな
り、MTPはONになる。リング発振器の反応ノ−ドが
スイッチされる時、M1Nは導通し、MSNはノ−ドA
を定電流で放電し始める。ノ−ドBでの電圧はノ−ドA
の電圧を追尾する。次の条件の時、 V(A)=V(B)=Vdd−Vc+|VTP|=V1 トランジスタMTPもOFFになり、その結果、ノ−ド
Bは実質的にノ−ドAから離され、電圧V1にクランプ
される。トランジスタMSNは線状電圧傾斜路を通って
ノ−ドAを放電し続ける。
【0017】次の条件の時、 V(A)=Vc−VTN=V2 MTNはONになり、配電はそれ自身のノ−ドAとBに
なされ、電圧V(B)は電圧V(A)に引き下げられ、
遂に両ノ−ドAとBは同一電位になると想定される。こ
れは次に続くインバ−タ段のスイッチングしきい値より
はるかに低い。従って、次のインバ−タ段(MjTとM
jN...)はスイッチされ、よって電圧制御発振器の
遅延インバ−タ段鎖を通って信号を伝える。第1スタ−
ブド・インバ−タ段での信号の電圧変動は、次に続くイ
ンバ−タ段スイッチ以前に、従って、Vdd−V2に等
しくなる。
なされ、電圧V(B)は電圧V(A)に引き下げられ、
遂に両ノ−ドAとBは同一電位になると想定される。こ
れは次に続くインバ−タ段のスイッチングしきい値より
はるかに低い。従って、次のインバ−タ段(MjTとM
jN...)はスイッチされ、よって電圧制御発振器の
遅延インバ−タ段鎖を通って信号を伝える。第1スタ−
ブド・インバ−タ段での信号の電圧変動は、次に続くイ
ンバ−タ段スイッチ以前に、従って、Vdd−V2に等
しくなる。
【0018】同様の推論によって、接地電位から始まる
ノ−ドAが電圧Vddに達する時、クランプ電圧V1が
次の式で与えられることを以下に示す。 V(A)=V(B)=Vc−VTN=V1 この時、配電は次の時に行われ、 V(A)=Vdd−Vc+|VTP|=V2 電圧変動はV2に等しくなる。結論として、発振器の第
1スタ−ブド・インバ−タ段の出力信号変動は、次のイ
ンバ−タ段スイッチ以前に、どちらかの方向(ノ−ドV
(A)での電圧の上昇または下降)へ、次の推定を考慮
して、 VTN=|VTP|=VT 次の式で与えられる。 ΔV=Vdd−Vc+VT
ノ−ドAが電圧Vddに達する時、クランプ電圧V1が
次の式で与えられることを以下に示す。 V(A)=V(B)=Vc−VTN=V1 この時、配電は次の時に行われ、 V(A)=Vdd−Vc+|VTP|=V2 電圧変動はV2に等しくなる。結論として、発振器の第
1スタ−ブド・インバ−タ段の出力信号変動は、次のイ
ンバ−タ段スイッチ以前に、どちらかの方向(ノ−ドV
(A)での電圧の上昇または下降)へ、次の推定を考慮
して、 VTN=|VTP|=VT 次の式で与えられる。 ΔV=Vdd−Vc+VT
【0019】電圧制御リング発振器の反応ル−プを形成
するN+1インバ−タ段を通って信号伝達の遅延は次の
式で与えられ、 TVCO =(N+1)CloadΔV/l0 ここでl0 は、MSNとMSPを介しての充電/放電で
あり、即ち: l0 =β(Vc−VT )2 ,ここでβ=βMSN =βMSP MSNとMSPが同一利得を持つように設計されている
ことを考慮すると、電圧制御リング発振器の出力周波数
は次の式で与えられ、 fVCO =1/2TVCO =const.xCload -1x (Vc−VT )2 /(Vdd−Vc−VT ) ここでCloadは、本質的にトランジスタM1N,M1
P,MTN,MTPのドレイン接合キャパシタンスであ
る。トランジスタMjN,MjPのゲ−トキャパシタン
スは効果的にノ−ドAから分離され、従って、それらは
Cloadに貢献しない。
するN+1インバ−タ段を通って信号伝達の遅延は次の
式で与えられ、 TVCO =(N+1)CloadΔV/l0 ここでl0 は、MSNとMSPを介しての充電/放電で
あり、即ち: l0 =β(Vc−VT )2 ,ここでβ=βMSN =βMSP MSNとMSPが同一利得を持つように設計されている
ことを考慮すると、電圧制御リング発振器の出力周波数
は次の式で与えられ、 fVCO =1/2TVCO =const.xCload -1x (Vc−VT )2 /(Vdd−Vc−VT ) ここでCloadは、本質的にトランジスタM1N,M1
P,MTN,MTPのドレイン接合キャパシタンスであ
る。トランジスタMjN,MjPのゲ−トキャパシタン
スは効果的にノ−ドAから分離され、従って、それらは
Cloadに貢献しない。
【0020】階段接合フィ−ルを仮定することによっ
て、次の式が書ける。 Cdrain =const.x(1−V/φ)-0.5 ここでφは製造工程に依存した定数である。最初の近似
では、Cloadは上に示したドレイン・キャパシタンスに
対応しており、ΔV以上の平均値を取る。即ち: Cload=const.x((1+ΔV/φ)0.5 −1)/Vdd 従って、 fVCO =const.x〔Vdd /((1+ΔV/φ) 0.5 -1)]x(Vc−VT )2 /ΔV ΔVパラメ−タの定義を考慮して、最後の式は次のよう
に単純化される。 fVCO = const. xVc/Vdd0.5 前述のシステムによれば、電圧制御発振器によって生成
された出力周波数は制御電圧Vcの線状関数であり、一
方それは、供給電圧の逆平方根関数によればVddと共
に変動する。
て、次の式が書ける。 Cdrain =const.x(1−V/φ)-0.5 ここでφは製造工程に依存した定数である。最初の近似
では、Cloadは上に示したドレイン・キャパシタンスに
対応しており、ΔV以上の平均値を取る。即ち: Cload=const.x((1+ΔV/φ)0.5 −1)/Vdd 従って、 fVCO =const.x〔Vdd /((1+ΔV/φ) 0.5 -1)]x(Vc−VT )2 /ΔV ΔVパラメ−タの定義を考慮して、最後の式は次のよう
に単純化される。 fVCO = const. xVc/Vdd0.5 前述のシステムによれば、電圧制御発振器によって生成
された出力周波数は制御電圧Vcの線状関数であり、一
方それは、供給電圧の逆平方根関数によればVddと共
に変動する。
【0021】
【発明の効果】得られた利点は明らかである。 高PSR:Vddの10%の変動に対し、電圧制御発振
器によって生成された周波数のちょうどほぼ3%の変動
が対応する。 大ヒステリシス:例えば、Vdd=5V,Vc=2V,
VT =1Vとすると、CMOSデバイスで達する最大Δ
V変位は4V位である。そのような大きな電圧変動は、
発振器(ジッタ変調)によって生成された出力周波数の
短期不安定性変調を最小にする傾向がある。
器によって生成された周波数のちょうどほぼ3%の変動
が対応する。 大ヒステリシス:例えば、Vdd=5V,Vc=2V,
VT =1Vとすると、CMOSデバイスで達する最大Δ
V変位は4V位である。そのような大きな電圧変動は、
発振器(ジッタ変調)によって生成された出力周波数の
短期不安定性変調を最小にする傾向がある。
【0022】周波数と供給電圧との間の逆の関係:この
条件はル−プの安定化に役に立つ。実際、電圧制御リン
グ発振器の利得のVddへの依存性によって、低Vdd
値において位相・周波数検知器(PFD)の減少した利
得が補償される。このことは、フェ−ズ・ロック・ル−
プの帯域幅が2つの利得の積に依存していることを考慮
することによって著しく有利である。5Vの公称供給電
圧で機能する図3の電圧制御リング発振器の動作パラメ
−タを図4aと図4bに内部電圧の図として示し、ま
た、供給電圧が、各々、4.5V,5.0Vおよび5.
5Vの時の発振器の転送特性を図5に示した。
条件はル−プの安定化に役に立つ。実際、電圧制御リン
グ発振器の利得のVddへの依存性によって、低Vdd
値において位相・周波数検知器(PFD)の減少した利
得が補償される。このことは、フェ−ズ・ロック・ル−
プの帯域幅が2つの利得の積に依存していることを考慮
することによって著しく有利である。5Vの公称供給電
圧で機能する図3の電圧制御リング発振器の動作パラメ
−タを図4aと図4bに内部電圧の図として示し、ま
た、供給電圧が、各々、4.5V,5.0Vおよび5.
5Vの時の発振器の転送特性を図5に示した。
【図1】従来の電圧制御発振器を使用したPLL(フェ
ーズ・ロック・ループ)回路のブロック図。
ーズ・ロック・ループ)回路のブロック図。
【図2】従来のリング型電圧制御発振器の構成を示す回
路図。
路図。
【図3】本発明による電圧制御リング発振器の回路図。
【図4】図4a及び図4bともに本発明の電圧制御リン
グ発振器のシミュレ−ション動作における内部電圧を示
すグラフ図。
グ発振器のシミュレ−ション動作における内部電圧を示
すグラフ図。
【図5】本発明の電圧制御リング発振器の異なる供給電
圧を使用したシミュレ−ション動作における特性曲線を
示すグラフ図。
圧を使用したシミュレ−ション動作における特性曲線を
示すグラフ図。
Vc・・・制御電圧信号 MVN、MVP・・・相補
的トランジスタ 21・・・第1インバ−タ段 Vdd
・・・供給電圧 Vc・・・制御電圧 22a、22n
・・・遅延インバ−タ段 23・・・出力ドライバ 2
4・・・制御論理回路
的トランジスタ 21・・・第1インバ−タ段 Vdd
・・・供給電圧 Vc・・・制御電圧 22a、22n
・・・遅延インバ−タ段 23・・・出力ドライバ 2
4・・・制御論理回路
Claims (6)
- 【請求項1】 直列に結合され正のフィ−ドバック・ル
−プを形成する複数の遅延インバ−タ段から成り、各遅
延インバ−タ段が、共通に駆動される1対の相補スイッ
チと、各々が該1対の相補スイッチの1つと供給電圧ノ
−ドおよび回路の接地ノ−ドの1つとの間に結合された
1対の相補的電流源と、制御電圧に応答する制御手段と
から成る電圧制御発振器であって、前記直列に結合され
た複数の遅延インバ−タ段の各遅延インバ−タ段の出力
と次に続く遅延インバ−タ段の入力との間に結合された
並列に結合された1対の相補スイッチから成る転送ゲ−
トを備え、各転送ゲ−トの前記1対の相補スイッチの各
々が、該転送ゲ−トの入力に結合された遅延インバ−タ
段の相当する前記相補的電流源と共に共通に制御される
ことと、前記転送ゲ−トの前記1対の相補スイッチの1
つと前記1対の相補的電流源の1つが前記制御電圧によ
って制御されると共に前記転送ゲ−トの前記1対の相補
スイッチの他の1つと前記1対の相補的電流源の他の1
つが前記供給電圧と前記制御電圧との電圧差によって制
御されることとを特徴とする電圧制御発振器。 - 【請求項2】 前記請求項1記載の電圧制御発振器にお
いて、前記転送ゲ−トの前記1対の相補スイッチと前記
1対の相補的電流源とが集積CMOS構造によって形成
されたことを特徴とするCMOS技術によって製造され
た電圧制御発振器。 - 【請求項3】 前記請求項2記載の電圧制御発振器にお
いて、前記制御電圧と前記供給電圧との比が0.25−
0.66であることを特徴とする電圧制御発振器。 - 【請求項4】 前記請求項1記載の電圧制御発振器にお
いて、前記制御手段が、前記供給電圧ノ−ドおよび前記
接地ノ−ドとの間に直列に結合された1対の相補的トラ
ンジスタから成る単位利得インバ−タ電圧シフト段から
成り、該1対の相補的トランジスタのnチャンネル・ト
ランジスタはそのゲ−トを介して制御電圧によって起動
され、一方、前記1対の相補的トランジスタのダイオ−
ド型pチャンネル・トランジスタは前記nチャンネル・
トランジスタのドレインに共通に結合されたゲ−トとソ
−スを有し、該結合点ノ−ドが前記供給電圧と前記制御
電圧との前記差電圧でバイアスされることを特徴とする
電圧制御発振器。 - 【請求項5】 前記請求項4記載の電圧制御発振器にお
いて、前記制御手段を構成する前記1対の相補的トラン
ジスタが同一相互コンダクタンスを有することを特徴と
する電圧制御発振器。 - 【請求項6】 供給レ−ルと制御電圧ラインとから来る
ノイズによる電圧制御リング発振器によって生成された
出力周波数の短期不安定性を減少させる方法であって、
該電圧制御発振器によって生成された前記出力周波数を
その制御電圧に対し直線的に比例させると共に供給電圧
の平方根に対して反比例させることを特徴とする出力周
波数の短期不安定性を減少させる方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
IT95830081.6 | 1995-03-07 | ||
EP95830081A EP0731560B1 (en) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | Wide frequency range VCO with low jitter |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08288801A true JPH08288801A (ja) | 1996-11-01 |
Family
ID=8221867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8078245A Pending JPH08288801A (ja) | 1995-03-07 | 1996-03-06 | 低ジッタ広周波数域電圧制御発振器 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5666088A (ja) |
EP (1) | EP0731560B1 (ja) |
JP (1) | JPH08288801A (ja) |
DE (1) | DE69530911D1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8604885B2 (en) | 2011-07-12 | 2013-12-10 | Kunihiko Kouyama | Differential ring oscillator-type voltage control oscillator |
CN107204756A (zh) * | 2016-03-18 | 2017-09-26 | 精工半导体有限公司 | 振荡电路、升压电路及半导体装置 |
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---|---|---|---|---|
KR0172758B1 (ko) * | 1995-12-29 | 1999-03-30 | 김주용 | 주파수의 주기조절이 가능한 주파수발생기 |
FR2750268B1 (fr) | 1996-06-19 | 1998-07-31 | Bull Sa | Procede pour obtenir un signal a frequence variable et cellule a retard variable adaptee a la mise en oeuvre de ce procede |
US6385442B1 (en) * | 1998-03-04 | 2002-05-07 | Symbol Technologies, Inc. | Multiphase receiver and oscillator |
US6373342B1 (en) * | 2000-07-20 | 2002-04-16 | Texas Instruments Incorporated | Jitter reduction circuit |
JP2002111449A (ja) | 2000-09-29 | 2002-04-12 | Mitsubishi Electric Corp | 電圧制御発振回路およびそれを備える位相同期ループ回路 |
US6650162B2 (en) * | 2000-11-23 | 2003-11-18 | Stmicroelectronics Ltd. | Digital clock generator circuit with built-in frequency and duty cycle control |
JP2004096237A (ja) * | 2002-08-29 | 2004-03-25 | Nec Electronics Corp | 発振回路及び半導体集積回路 |
JP4623546B2 (ja) * | 2003-05-30 | 2011-02-02 | 株式会社リコー | 電圧制御発振器、pll回路、パルス変調信号生成回路、半導体レーザ変調装置及び画像形成装置 |
US7057427B2 (en) * | 2004-07-15 | 2006-06-06 | Freescale Semiconductor, Inc | Power on reset circuit |
US8686799B2 (en) * | 2007-12-31 | 2014-04-01 | Texas Instruments Incorporated | Low noise wide range voltage-controlled oscillator with transistor feedback |
US9397637B2 (en) | 2014-03-06 | 2016-07-19 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Voltage controlled oscillator, semiconductor device, and electronic device |
US9973176B2 (en) * | 2014-12-27 | 2018-05-15 | Intel Corporation | Circuits for digital and analog controlled oscillators |
US11349456B2 (en) * | 2017-07-21 | 2022-05-31 | Texas Instruments Incorporated | Ultra-low energy per cycle oscillator topology |
CN113326944B (zh) * | 2021-01-27 | 2022-03-25 | 腾讯科技(深圳)有限公司 | 一种量子电路及量子处理器 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2531742B2 (ja) * | 1988-05-17 | 1996-09-04 | 株式会社東芝 | 電圧制御発振回路 |
US5285483A (en) * | 1992-04-07 | 1994-02-08 | Seiko Epson Corporation | Phase synchronization circuit |
-
1995
- 1995-03-07 EP EP95830081A patent/EP0731560B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-03-07 DE DE69530911T patent/DE69530911D1/de not_active Expired - Lifetime
-
1996
- 1996-03-06 JP JP8078245A patent/JPH08288801A/ja active Pending
- 1996-03-06 US US08/611,290 patent/US5666088A/en not_active Expired - Lifetime
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CN107204756A (zh) * | 2016-03-18 | 2017-09-26 | 精工半导体有限公司 | 振荡电路、升压电路及半导体装置 |
CN107204756B (zh) * | 2016-03-18 | 2021-08-24 | 艾普凌科有限公司 | 振荡电路、升压电路及半导体装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0731560B1 (en) | 2003-05-28 |
US5666088A (en) | 1997-09-09 |
EP0731560A1 (en) | 1996-09-11 |
DE69530911D1 (de) | 2003-07-03 |
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