JPH08288801A - 低ジッタ広周波数域電圧制御発振器 - Google Patents

低ジッタ広周波数域電圧制御発振器

Info

Publication number
JPH08288801A
JPH08288801A JP8078245A JP7824596A JPH08288801A JP H08288801 A JPH08288801 A JP H08288801A JP 8078245 A JP8078245 A JP 8078245A JP 7824596 A JP7824596 A JP 7824596A JP H08288801 A JPH08288801 A JP H08288801A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
pair
complementary
controlled oscillator
oscillator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8078245A
Other languages
English (en)
Inventor
Luigi Penza
ルイジ・ペンザ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SGS THOMSON MICROELECTRONICS
STMicroelectronics SRL
Original Assignee
SGS THOMSON MICROELECTRONICS
SGS Thomson Microelectronics SRL
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SGS THOMSON MICROELECTRONICS, SGS Thomson Microelectronics SRL filed Critical SGS THOMSON MICROELECTRONICS
Publication of JPH08288801A publication Critical patent/JPH08288801A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/353Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of field-effect transistors with internal or external positive feedback
    • H03K3/354Astable circuits
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/01Details
    • H03K3/013Modifications of generator to prevent operation by noise or interference
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/027Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use of logic circuits, with internal or external positive feedback
    • H03K3/03Astable circuits
    • H03K3/0315Ring oscillators

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 供給レ−ルと制御電圧ラインとから来る高周
波ノイズ等の妨害を防ぐ能力を著しく改善し、出力周波
数の短期不安定性を減少させ、高ヒステリシスを達成す
ることができる電圧制御リング発振器。 【構成】 電圧制御リング発振器の各スタ−ブド・イン
バ−タは、その発振器に関連した出力転送ゲ−トを有し
ている。この転送ゲ−トを構成する1対の相補形スイッ
チは、周波数制御電圧(Vc)と、供給電圧と制御電圧
(Vdd−Vc)間の電圧差とによって、各々、スタ−
ブド・インバ−タ段の相当する電流源と共に共通に制御
される。その発振器によって生成された周波数は、その
制御電圧(Vc)に対し直線的に比例し、また供給電圧
(Vdd)の平方根に対して反比例しており、高耐ノイ
ズ性と改善された周波数安定性を得ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広周波数域と高耐ノイ
ズ性を有する電圧制御リング発振器(VCO)に関し、
特にフェ−ズ・ロック・ル−プ制御システムを実現する
のに適した電圧制御リング発振器に関する。
【0002】
【従来の技術】フェ−ズ・ロック・ル−プ(PLLs)
システムは、しばしば、VLSI(超大規模積回路)デ
バイス、典型例として特定用途(ASICs(専用集積
回路))マイクロプロッセッサ等の中に集積される。フ
ェ−ズ・ロック・ル−プは、しばしば、通常1−4MH
zの周波数を有する入力クロック信号から出発し、10
−200MHz以上で変化する方形波周波数を発生する
ことができる周波数合成器として使用される。フェ−ズ
・ロック・ル−プは、また、デジタル・デ−タ等を回復
するために、方形成形または再成形クロック信号のため
に使用される。用途のタイプに関係なく、フェ−ズ・ロ
ック・ル−プは、その出力周波数(出力ジッタ)の短期
不安定性を出来るだけ低くしなければならない。言葉を
変えれば、それらは短期不安定性の原因、即ち、高周波
ノイズに対して高い耐性を持たなくてはならない。
【0003】VSLIに使用した場合、ジッタが目立つ
ことは大変有害である。何故なら、フェ−ズ・ロック・
ル−プ・システムによって形成された出力方形波は、あ
る程度の不確実な立ち上がりまたは立ち下がり先端を有
しているからであり、もしそれをシステム・クロック信
号として使用するなら、システムに悪影響を与えること
になる。何故なら、デ−タの正確な取扱のための時間目
盛りマ−ジンとデ−タ保留時間とが減少するからであ
る。フェ−ズ・ロック・ル−プ・システムは、比較的騒
がしい”環境”で働かせなくてはならないにもかかわら
ず、非常にしばしば、出力信号のスイッチング先端の最
大不安定性を確実に約0.5ns以下にしなくてはいけ
ない。
【0004】VLSI・CMOS技術によって実現され
た電圧制御リング発振器(VCO)における短期不安定
性は、第1に、集積回路内で発生された高周波ノイズに
よって引き起こされ、そして供給レ−ルと共に電圧制御
リング発振器によって発生された出力周波数の制御電圧
Vcラインとを介してフェ−ズ・ロック・ル−プの電圧
制御リング発振器に注入される。電圧制御リング発振器
を使用したフェ−ズ・ロック・ル−プに基づいた周波数
合成器のブロック図を図1に示す。フェ−ズ・ロック・
ル−プの動作がある程度適応フィルタのものと似てお
り、従って、入力クロック信号の長期不安定性が効果的
に濾過されるにもかかわらず、供給レ−ルと制御電圧ラ
インとから来るノイズによって引き起こされる短期不安
定性はなおも解決すべき問題として残っており、VLS
I・デバイスにおいて特にそうである。
【0005】図1のフェ−ズ・ロック・ル−プを構成す
る回路ブロックにおいて、位相・周波数比較器(PFD
(位相・周波数検知器))1とロ−パスフィルタ2とは
本来短期不安定性に対して耐性があり、一方、分周器
(1/N)3は電圧制御発振器(VCO)4の出力に通
常存在する高周波ノイズと比較して無視できるジッタを
発生する。従って、フェ−ズ・ロック・ル−プにおける
ジッタの制御を再実施することによって高周波ノイズに
対する高耐性を有する電圧制御発振器を提供することが
できると言える。実際には、VLSI用途のほとんどの
場合、フェ−ズ・ロック・ル−プを実現するために使用
される電圧制御発振器(VCO)は電圧制御リング発振
器から成る。リング発振器は、比較的簡単でほんの少し
負担となる方法で高利得と大きな安定性を提供する。
【0006】電圧制御発振器の典型的な構成を図2に示
す。電圧制御発振器は、直列に結合された複数(奇数)
のインバ−タ(遅延)段12aによって実現され、その
各段12aは、通常トランジスタM1,M2,M3およ
びM4から構成されたいわゆるスタ−ブド・インバ−タ
から成る。各スタ−ブド・インバ−タは、しばしば、短
期周波数不安定性の部分的フィルタリングを行うシュミ
ット・トリガ回路S1に続く。図2を参照して、スタ−
ブド・インバ−タにおいて、トランジスタM1とM4
は、電圧/電流制御コンバ−タ11によって生成された
出力信号によって制御されて電流源として作用し、一
方、トランジツタM2とM3は、ソ−スおよびシンク電
流をイネ−ブリングすることによって実質的にデジタル
・スイッチとして働く。従って、トランジスタM2、M
3とシュミット・トリガ回路S1の入力とのノ−ドn1
は交互にチャ−ジ(充電)およびディスチャ−ジ(放
電)され、よって、そのトリガしきい値(2つのスイッ
チング方向の)が交差している時、インバ−タ段と協働
するシュミット・トリガ回路S1をスイッチングさせ
る。信号は電圧制御発振器のNインバ−タ段12nを通
って方形波出力信号F_OUTが出力される。入力電圧
信号スイッチングに対するヒステリシスのために、リン
グ発振器の各インバ−タ段の出力でシュミット・トリガ
回路を使用すると,そのインバ−タ段のスイッチング点
の不安定性を減らす傾向にある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、制御電圧Vc
ラインと供給レ−ル(VddおよびGND)とを介して
入力されたノイズは、実際には、リング発振器を構成す
る種々のインバ−タ(遅延)段のスイッチングしきい値
を変調し、その結果、出力信号のスイッチング先端のジ
ッタを生じさせる。さらに、従来の電圧制御発振器にお
いて、出力周波数は供給電圧と共に直線的に変わり、P
SRは本来的に貧しい。さらにまた、電圧制御発振器に
よって生成された周波数は供給電圧と共に増加し、そし
て、もし効果的でなければ、これがフェ−ズ・ロック・
ル−プの転送機能(および、従って、その安定性)を作
動電圧に強く依存させ、しかし高価な電圧調整回路が実
現される。リング発振器の各インバ−タ段の出力にシュ
ミット・トリガ回路を使用するにもかかわらず、効果的
に除去されるノイズの量は比較的ひかえめである。5V
で動く回路では、10%/VのPSRは従来のシステム
では普通である。
【0008】相対真正安定性と、高利得と、比較的控え
めでほんの少し負担となる回路の複雑性を有する健固さ
とを備えた電圧制御リング発振器に基づく電圧制御発振
器であって、電圧変動を与えないように著しく減少させ
た感度と高周波ノイズを確実に拒絶するように高ヒステ
リシスの各インバ−タ段とを有する電圧制御発振器の必
要性と有用性が求められている。また、回路はCMOS
技術にて容易に集積可能であることが望ましい。
【0009】
【発明の目的】本発明は、かかる従来技術の問題点を解
決し、特に供給レ−ルと制御電圧ラインとから来る高周
波ノイズ等の妨害を防ぐ能力を著しく改善し、出力周波
数の短期不安定性を減少させ、高ヒステリシスを達成す
ることができる電圧制御発振器を提供することを目的と
する。また、本発明は、電圧制御発振器において、供給
レ−ルと制御電圧ラインとから来る高周波ノイズ等の妨
害を防ぐ能力を著しく改善し、出力周波数の短期不安定
性を減少させる方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】基本的には、発振器が生
成した出力周波数をその制御電圧に対し直線的に比例す
ると共に供給電圧の平方根に対して反比例するようにす
ることである。これは、リング発振器の各インバ−タ
(遅延)段の出力に従来のシュミット・トリガ回路の代
わりに1対の並列相補的スイッチから成る転送ゲ−トを
使用することによって実現される。即ち、直列に結合さ
れた複数のインバ−タ段の各インバ−タ段の出力と次の
インバ−タ段の入力との間に1対の並列相補スイッチか
ら成る転送ゲ−トを挿入し、また、その転送ゲ−トを構
成する1対のスイッチの1つをインバ−タ段を構成する
スタ−ブド・インバ−タの相当する電流源と共に制御電
圧Vcによって共通に制御すると共に、該1対のスイッ
チの他の1つを他の電流源と共に供給電圧Vddと制御
電圧Vcとの差電圧Vdd−Vcによって制御する。
【0011】本発明のそのような実施態様から得られる
さらなる利点は、供給電圧の80−90%に達する高ヒ
ステリシスがリング発振器の各インバ−タ段に特別に生
成され、その結果、さらに高周波ノイズ防御能力を高め
ることができたことである。従来の構成とは異なり、本
発明の電圧制御発振器では、直列結合インバ−タ群の第
1スタ−ブド・インバ−タを起動するための従来必要と
した電圧/電流コンバ−タを必要としないことである。
本発明によれば、第1インバ−タ段は、実際には、制御
電圧信号によって直接起動される簡単な単位利得電圧シ
フト段であり、一方、これに続くその他の全インバ−タ
(遅延)段(偶数の)は、通例、各々転送ゲ−トに結合
されたスタ−ブド・インバ−タである。
【0012】
【実施例】以下、本発明の1実施態様を図3乃至図5に
基づいて説明する。図3は本発明による電圧制御リング
発振器(VCO)の1実施態様を示す。図3において、
制御電圧信号Vcに応答する制御回路は、基本的には、
1対の相補的トランジスタMVN,MVPによって形成
された単位利得電圧シフタの形をした第1インバ−タ段
21から成る。この単位利得電圧シフト段21は供給電
圧Vddと制御電圧Vcとの間の電圧差を出力する。
【0013】発振器は、さらに、いわゆるスタ−ブド・
インバ−タ型の直列に結合された複数の遅延インバ−タ
段22a−22n(偶数の)と、1つの出力ドライバ2
3と、リング発振器のフィ−ド・バック・ラインと機能
的に結合された1つの制御論理回路(リセット/テスト
・バイパス論理)24とを備えている。制御論理ブロッ
ク24は、集積回路で試験をおこなうためのリセット、
停止、バイパス機能を実行するためのリング型の電圧制
御発振器に通常使用されている従来の制御ブロックと同
様のものである。単位利得電圧シフト段21は、好まし
くは、単位電圧利得を確保するために同一相互コンダク
タンスを持つように設計された1対の相補的トランジス
タMVN,MVPによって構成されている。リング発振
器を形成する直列結合遅延インバ−タ段22a−22n
が、それらのnチャンネル・セクションでは制御電圧V
cによって、またそれらのpチャンネル・セクションで
は供給電圧Vddと制御電圧Vcとの間の電圧差(Vd
d−Vc)によって直接制御されるように、単位利得電
圧シフト段21は制御電圧Vcをシフトする。
【0014】機能的に並列に結合された1対の相補的ト
ランジスタから成る出力転送ゲ−トは、単位利得電圧シ
フタで代表される第1インバ−タ段に続く各スタ−ブド
・インバ−タ遅延段の出力に連結されている。スタ−ブ
ド・インバ−タ段の数は、発振器の反応ル−プ中の全イ
ンバ−タ数が奇数になるように、偶数に設定されてい
る。各出力転送ゲ−トを構成する相補的トランジスタ
は、その出力転送ゲ−トの入力に連結されたスタ−ブド
・インバ−タ段の相当する電流源と共に、nチャンネル
では制御電圧Vcによって、またpチャンネルでは供給
電圧Vddと制御電圧Vcとの電圧差Vdd−Vcによ
って共通に起動される。図3を参照して、上述の本発明
の回路の動作の説明を以下に述べる。説明は、制御電圧
シフト段を構成する単位利得インバ−タ段に続く第1ス
タ−ブド・インバ−タ段22aについて述べる。第1ス
タ−ブド・インバ−タ段の負荷は、次に続くスタ−ブド
・インバ−タ段22nの1対のトランジスタMjN,M
jPである。
【0015】上記のように、インバ−タ制御電圧シフト
段(単位電圧利得を有する)を構成するトランジスタM
VN,MVPは、同一相互コンダクタンスを持つように
設計されている。即ち: gmMVN =gmmvp この相互コンダクタンスの一致は,プロセス拡大による
電気的パラメ−タと動作温度との変動の範囲で証明され
得る。従って、最初の近似では、トランジスタMSN、
MSPの両方は同一|VGS|をもってバイアスされ
る。実際には、MSNは制御電圧Vcによってバイアス
され、一方、MSPは差電圧Vdd−Vcによってバイ
アスされる。両方とも接地電位を基準にしている。制御
電圧Vcの変動の許容範囲は次のように設定される。 0.25<Vc/Vdd<0.66
【0016】ノ−ドAがVddにチャ−ジされていると
仮定すると、ノ−ドBもVddにチャ−ジされ、トラン
ジスタM1PはONになり、一方、トランジスタM1N
はOFFになる。この条件では、MTNはOFFにな
り、MTPはONになる。リング発振器の反応ノ−ドが
スイッチされる時、M1Nは導通し、MSNはノ−ドA
を定電流で放電し始める。ノ−ドBでの電圧はノ−ドA
の電圧を追尾する。次の条件の時、 V(A)=V(B)=Vdd−Vc+|VTP|=V1 トランジスタMTPもOFFになり、その結果、ノ−ド
Bは実質的にノ−ドAから離され、電圧V1にクランプ
される。トランジスタMSNは線状電圧傾斜路を通って
ノ−ドAを放電し続ける。
【0017】次の条件の時、 V(A)=Vc−VTN=V2 MTNはONになり、配電はそれ自身のノ−ドAとBに
なされ、電圧V(B)は電圧V(A)に引き下げられ、
遂に両ノ−ドAとBは同一電位になると想定される。こ
れは次に続くインバ−タ段のスイッチングしきい値より
はるかに低い。従って、次のインバ−タ段(MjTとM
jN...)はスイッチされ、よって電圧制御発振器の
遅延インバ−タ段鎖を通って信号を伝える。第1スタ−
ブド・インバ−タ段での信号の電圧変動は、次に続くイ
ンバ−タ段スイッチ以前に、従って、Vdd−V2に等
しくなる。
【0018】同様の推論によって、接地電位から始まる
ノ−ドAが電圧Vddに達する時、クランプ電圧V1が
次の式で与えられることを以下に示す。 V(A)=V(B)=Vc−VTN=V1 この時、配電は次の時に行われ、 V(A)=Vdd−Vc+|VTP|=V2 電圧変動はV2に等しくなる。結論として、発振器の第
1スタ−ブド・インバ−タ段の出力信号変動は、次のイ
ンバ−タ段スイッチ以前に、どちらかの方向(ノ−ドV
(A)での電圧の上昇または下降)へ、次の推定を考慮
して、 VTN=|VTP|=VT 次の式で与えられる。 ΔV=Vdd−Vc+VT
【0019】電圧制御リング発振器の反応ル−プを形成
するN+1インバ−タ段を通って信号伝達の遅延は次の
式で与えられ、 TVCO =(N+1)CloadΔV/l0 ここでl0 は、MSNとMSPを介しての充電/放電で
あり、即ち: l0 =β(Vc−VT 2 ,ここでβ=βMSN =βMSP MSNとMSPが同一利得を持つように設計されている
ことを考慮すると、電圧制御リング発振器の出力周波数
は次の式で与えられ、 fVCO =1/2TVCO =const.xCload -1x (Vc−VT 2 /(Vdd−Vc−VT ) ここでCloadは、本質的にトランジスタM1N,M1
P,MTN,MTPのドレイン接合キャパシタンスであ
る。トランジスタMjN,MjPのゲ−トキャパシタン
スは効果的にノ−ドAから分離され、従って、それらは
loadに貢献しない。
【0020】階段接合フィ−ルを仮定することによっ
て、次の式が書ける。 Cdrain =const.x(1−V/φ)-0.5 ここでφは製造工程に依存した定数である。最初の近似
では、Cloadは上に示したドレイン・キャパシタンスに
対応しており、ΔV以上の平均値を取る。即ち: Cload=const.x((1+ΔV/φ)0.5 −1)/Vdd 従って、 fVCO =const.x〔Vdd /((1+ΔV/φ) 0.5 -1)]x(Vc−VT 2 /ΔV ΔVパラメ−タの定義を考慮して、最後の式は次のよう
に単純化される。 fVCO = const. xVc/Vdd0.5 前述のシステムによれば、電圧制御発振器によって生成
された出力周波数は制御電圧Vcの線状関数であり、一
方それは、供給電圧の逆平方根関数によればVddと共
に変動する。
【0021】
【発明の効果】得られた利点は明らかである。 高PSR:Vddの10%の変動に対し、電圧制御発振
器によって生成された周波数のちょうどほぼ3%の変動
が対応する。 大ヒステリシス:例えば、Vdd=5V,Vc=2V,
T =1Vとすると、CMOSデバイスで達する最大Δ
V変位は4V位である。そのような大きな電圧変動は、
発振器(ジッタ変調)によって生成された出力周波数の
短期不安定性変調を最小にする傾向がある。
【0022】周波数と供給電圧との間の逆の関係:この
条件はル−プの安定化に役に立つ。実際、電圧制御リン
グ発振器の利得のVddへの依存性によって、低Vdd
値において位相・周波数検知器(PFD)の減少した利
得が補償される。このことは、フェ−ズ・ロック・ル−
プの帯域幅が2つの利得の積に依存していることを考慮
することによって著しく有利である。5Vの公称供給電
圧で機能する図3の電圧制御リング発振器の動作パラメ
−タを図4aと図4bに内部電圧の図として示し、ま
た、供給電圧が、各々、4.5V,5.0Vおよび5.
5Vの時の発振器の転送特性を図5に示した。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の電圧制御発振器を使用したPLL(フェ
ーズ・ロック・ループ)回路のブロック図。
【図2】従来のリング型電圧制御発振器の構成を示す回
路図。
【図3】本発明による電圧制御リング発振器の回路図。
【図4】図4a及び図4bともに本発明の電圧制御リン
グ発振器のシミュレ−ション動作における内部電圧を示
すグラフ図。
【図5】本発明の電圧制御リング発振器の異なる供給電
圧を使用したシミュレ−ション動作における特性曲線を
示すグラフ図。
【符号の説明】
Vc・・・制御電圧信号 MVN、MVP・・・相補
的トランジスタ 21・・・第1インバ−タ段 Vdd
・・・供給電圧 Vc・・・制御電圧 22a、22n
・・・遅延インバ−タ段 23・・・出力ドライバ 2
4・・・制御論理回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列に結合され正のフィ−ドバック・ル
    −プを形成する複数の遅延インバ−タ段から成り、各遅
    延インバ−タ段が、共通に駆動される1対の相補スイッ
    チと、各々が該1対の相補スイッチの1つと供給電圧ノ
    −ドおよび回路の接地ノ−ドの1つとの間に結合された
    1対の相補的電流源と、制御電圧に応答する制御手段と
    から成る電圧制御発振器であって、前記直列に結合され
    た複数の遅延インバ−タ段の各遅延インバ−タ段の出力
    と次に続く遅延インバ−タ段の入力との間に結合された
    並列に結合された1対の相補スイッチから成る転送ゲ−
    トを備え、各転送ゲ−トの前記1対の相補スイッチの各
    々が、該転送ゲ−トの入力に結合された遅延インバ−タ
    段の相当する前記相補的電流源と共に共通に制御される
    ことと、前記転送ゲ−トの前記1対の相補スイッチの1
    つと前記1対の相補的電流源の1つが前記制御電圧によ
    って制御されると共に前記転送ゲ−トの前記1対の相補
    スイッチの他の1つと前記1対の相補的電流源の他の1
    つが前記供給電圧と前記制御電圧との電圧差によって制
    御されることとを特徴とする電圧制御発振器。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の電圧制御発振器にお
    いて、前記転送ゲ−トの前記1対の相補スイッチと前記
    1対の相補的電流源とが集積CMOS構造によって形成
    されたことを特徴とするCMOS技術によって製造され
    た電圧制御発振器。
  3. 【請求項3】 前記請求項2記載の電圧制御発振器にお
    いて、前記制御電圧と前記供給電圧との比が0.25−
    0.66であることを特徴とする電圧制御発振器。
  4. 【請求項4】 前記請求項1記載の電圧制御発振器にお
    いて、前記制御手段が、前記供給電圧ノ−ドおよび前記
    接地ノ−ドとの間に直列に結合された1対の相補的トラ
    ンジスタから成る単位利得インバ−タ電圧シフト段から
    成り、該1対の相補的トランジスタのnチャンネル・ト
    ランジスタはそのゲ−トを介して制御電圧によって起動
    され、一方、前記1対の相補的トランジスタのダイオ−
    ド型pチャンネル・トランジスタは前記nチャンネル・
    トランジスタのドレインに共通に結合されたゲ−トとソ
    −スを有し、該結合点ノ−ドが前記供給電圧と前記制御
    電圧との前記差電圧でバイアスされることを特徴とする
    電圧制御発振器。
  5. 【請求項5】 前記請求項4記載の電圧制御発振器にお
    いて、前記制御手段を構成する前記1対の相補的トラン
    ジスタが同一相互コンダクタンスを有することを特徴と
    する電圧制御発振器。
  6. 【請求項6】 供給レ−ルと制御電圧ラインとから来る
    ノイズによる電圧制御リング発振器によって生成された
    出力周波数の短期不安定性を減少させる方法であって、
    該電圧制御発振器によって生成された前記出力周波数を
    その制御電圧に対し直線的に比例させると共に供給電圧
    の平方根に対して反比例させることを特徴とする出力周
    波数の短期不安定性を減少させる方法。
JP8078245A 1995-03-07 1996-03-06 低ジッタ広周波数域電圧制御発振器 Pending JPH08288801A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IT95830081.6 1995-03-07
EP95830081A EP0731560B1 (en) 1995-03-07 1995-03-07 Wide frequency range VCO with low jitter

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08288801A true JPH08288801A (ja) 1996-11-01

Family

ID=8221867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8078245A Pending JPH08288801A (ja) 1995-03-07 1996-03-06 低ジッタ広周波数域電圧制御発振器

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5666088A (ja)
EP (1) EP0731560B1 (ja)
JP (1) JPH08288801A (ja)
DE (1) DE69530911D1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8604885B2 (en) 2011-07-12 2013-12-10 Kunihiko Kouyama Differential ring oscillator-type voltage control oscillator
CN107204756A (zh) * 2016-03-18 2017-09-26 精工半导体有限公司 振荡电路、升压电路及半导体装置

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR0172758B1 (ko) * 1995-12-29 1999-03-30 김주용 주파수의 주기조절이 가능한 주파수발생기
FR2750268B1 (fr) 1996-06-19 1998-07-31 Bull Sa Procede pour obtenir un signal a frequence variable et cellule a retard variable adaptee a la mise en oeuvre de ce procede
US6385442B1 (en) * 1998-03-04 2002-05-07 Symbol Technologies, Inc. Multiphase receiver and oscillator
US6373342B1 (en) * 2000-07-20 2002-04-16 Texas Instruments Incorporated Jitter reduction circuit
JP2002111449A (ja) 2000-09-29 2002-04-12 Mitsubishi Electric Corp 電圧制御発振回路およびそれを備える位相同期ループ回路
US6650162B2 (en) * 2000-11-23 2003-11-18 Stmicroelectronics Ltd. Digital clock generator circuit with built-in frequency and duty cycle control
JP2004096237A (ja) * 2002-08-29 2004-03-25 Nec Electronics Corp 発振回路及び半導体集積回路
JP4623546B2 (ja) * 2003-05-30 2011-02-02 株式会社リコー 電圧制御発振器、pll回路、パルス変調信号生成回路、半導体レーザ変調装置及び画像形成装置
US7057427B2 (en) * 2004-07-15 2006-06-06 Freescale Semiconductor, Inc Power on reset circuit
US8686799B2 (en) * 2007-12-31 2014-04-01 Texas Instruments Incorporated Low noise wide range voltage-controlled oscillator with transistor feedback
US9397637B2 (en) 2014-03-06 2016-07-19 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Voltage controlled oscillator, semiconductor device, and electronic device
US9973176B2 (en) * 2014-12-27 2018-05-15 Intel Corporation Circuits for digital and analog controlled oscillators
US11349456B2 (en) * 2017-07-21 2022-05-31 Texas Instruments Incorporated Ultra-low energy per cycle oscillator topology
CN113326944B (zh) * 2021-01-27 2022-03-25 腾讯科技(深圳)有限公司 一种量子电路及量子处理器

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2531742B2 (ja) * 1988-05-17 1996-09-04 株式会社東芝 電圧制御発振回路
US5285483A (en) * 1992-04-07 1994-02-08 Seiko Epson Corporation Phase synchronization circuit

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8604885B2 (en) 2011-07-12 2013-12-10 Kunihiko Kouyama Differential ring oscillator-type voltage control oscillator
CN107204756A (zh) * 2016-03-18 2017-09-26 精工半导体有限公司 振荡电路、升压电路及半导体装置
CN107204756B (zh) * 2016-03-18 2021-08-24 艾普凌科有限公司 振荡电路、升压电路及半导体装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP0731560B1 (en) 2003-05-28
US5666088A (en) 1997-09-09
EP0731560A1 (en) 1996-09-11
DE69530911D1 (de) 2003-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5808498A (en) At frequency phase shifting circuit for use in a quadrature clock generator
US5426384A (en) Voltage controlled oscillator (VCO) with symmetrical output and logic gate for use in same
US6278332B1 (en) Charge pump for low-voltage, low-jitter phase locked loops
US6172571B1 (en) Method for reducing static phase offset in a PLL
KR100325188B1 (ko) 지터를 억제할 수 있는 디지털 위상 동기 루프
US6564359B2 (en) Clock control circuit and method
US6346843B2 (en) Clock signal generating circuit using variable delay circuit
US6784707B2 (en) Delay locked loop clock generator
US5300898A (en) High speed current/voltage controlled ring oscillator circuit
US6643790B1 (en) Duty cycle correction circuit with frequency-dependent bias generator
US6377129B1 (en) Programmable relaxation oscillator
JPH08288801A (ja) 低ジッタ広周波数域電圧制御発振器
US7355486B2 (en) Current controlled oscillation device and method having wide frequency range
US6384652B1 (en) Clock duty cycle correction circuit
KR19990062437A (ko) 클럭 지연 회로와 이를 이용한 발진 회로 및 위상 동기 회로
US6873214B2 (en) Use of configurable capacitors to tune a self biased phase locked loop
US7705640B2 (en) Common-mode feedback method using a current starved replica biasing
JPH1013221A (ja) チャージポンプ回路、および、該チャージポンプ回路を有するpll回路並びに半導体集積回路
KR20080007796A (ko) 다 위상 신호 발생기 및 그 방법
US5028888A (en) Multistage current-controlled oscillator
JP2008135835A (ja) Pll回路
US6526111B1 (en) Method and apparatus for phase locked loop having reduced jitter and/or frequency biasing
US7952410B2 (en) Semiconductor device and voltage-controlled oscillation circuit
US6621314B2 (en) Delay locked loop
US8786334B2 (en) Lock detection circuit and phase-locked loop circuit including the same