JP3480111B2 - 自動倉庫用スタッカクレーンの下部レールの固定装置 - Google Patents

自動倉庫用スタッカクレーンの下部レールの固定装置

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JP3480111B2
JP3480111B2 JP08423295A JP8423295A JP3480111B2 JP 3480111 B2 JP3480111 B2 JP 3480111B2 JP 08423295 A JP08423295 A JP 08423295A JP 8423295 A JP8423295 A JP 8423295A JP 3480111 B2 JP3480111 B2 JP 3480111B2
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彰彦 本谷
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  • Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動倉庫用スタッカ
クレーンに用いられる下部レールを固定する固定装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、物流コスト及び物流効率の改善を
目的とした物流拠点の集約、ユーザニーズの多様化に伴
う多品種少量生産の普及等を背景として自動倉庫が幅広
く用いられるようになった。自動倉庫においては、収納
物を倉庫ラックに入出庫するために図4に示されるよう
なスタッカクレーンが使用されている。スタッカクレー
ンの走行本体1は、直立した二本のマスト2及び3とこ
れらマストの下部及び上部をそれぞれ水平に連結する下
部フレーム4及び上部フレーム5とからなる矩形の枠構
造を有している。走行本体1の下部フレーム4には走行
装置6により駆動される図示しない走行車輪が設けられ
ており、この走行車輪が床上に配置された下部レール7
の上に乗っている。一方、上部フレーム5には下部レー
ル7の直上に配置された上部ガイドレール8に滑動自在
に係合するガイドローラ9が設けられている。走行装置
6を駆動させることにより、走行本体1は下部レール7
及び上部ガイドレール8に沿って水平方向に走行する。
また、走行本体1には、昇降装置10によりワイヤ11
を介してマスト2及び3に沿って上下動する昇降フレー
ム12が設けられている。この昇降フレーム12は、収
納物を倉庫ラックに移載するためのスライドフォーク1
3を有している。
【0003】自動倉庫の搬入部に搬入された収納物は、
走行本体1の昇降フレーム12上に載置され、走行装置
6による走行本体1の水平移動及び昇降装置10による
昇降フレーム12の上下動によって対応する倉庫ラック
の位置まで搬送され、スライドフォーク13を用いて倉
庫ラックに移載される。
【0004】以上のような構造のスタッカクレーンは大
きな重量を有しており、このスタッカクレーンと昇降フ
レーム12上の収納物の重荷重が下部レール7にかかる
ことになる。下部レール7は、図5に示されるように、
枕木14上に載置され、アンカーボルト15及びナット
16により固定されたバネ式のレールクリップ17の一
端部を介して下方に押さえつけられている。また、枕木
14上には、レールクリップ17の他端部を受けるため
のプレート18がアンカーボルト15に通されて配置さ
れており、図6に示されるように、プレート18の側部
と下部レール7の側部との間に下部レール7の水平方向
の位置を調整するための複数のシム19が挟み込まれて
いる。これらのシム19は、スタッカクレーンの走行本
体1の走行に伴う下部レール7の振動によりプレート1
8と下部レール7との間から抜け出る虞れがあるので、
U字形の抜け止め部材20により押さえられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の下部レールの固定装置では、下部レール7の
水平方向の位置決めのために複数のシム19を要するの
で、部品点数が多くなり、コスト高になるという問題点
があった。また、下部レール7を据え付ける際には、多
数のシム19を現場に運び、実際にシム19を一枚ずつ
下部レール7とプレート18との間に挿入して下部レー
ル7の位置調整を行わなければならず、工事工数が多く
なって据え付けに大きな手間と長時間を要するという問
題点もあった。
【0006】この発明はこのような問題点を解消するた
めになされたもので、部品点数が少なく且つ容易に下部
レールを据え付けることができる自動倉庫用スタッカク
レーンの下部レールの固定装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る自動倉庫
用スタッカクレーンの下部レールの固定装置は、アンカ
ーボルトに取り付けられたレールクリップにより下部レ
ールを下方に押さえつけて固定する装置において、偏心
位置に形成された貫通孔にアンカーボルトが挿入される
と共に外周部が下部レールの側部に接する調整用プレー
トを有し、この調整用プレートのアンカーボルトに対す
る回転角度を選択してアンカーボルトにナット締めする
ことにより調整用プレートの貫通孔に挿入されたアンカ
ーボルトと調整用プレートの外周部に接する下部レール
との水平方向の間隔が調整されるものである。
【0008】なお、調整用プレートは、多角形あるいは
渦巻き形の平面形状を有するように形成することができ
る。
【0009】
【作用】この発明においては、調整用プレートの貫通孔
が偏心位置に形成されているので、貫通孔をアンカーボ
ルトに嵌めた状態で調整用プレートを回転し、アンカー
ボルトに対する回転角度を選択してアンカーボルトにナ
ット締めすることにより、調整用プレートの外周部に接
する下部レールと調整用プレートの貫通孔に挿入された
アンカーボルトとの水平方向の間隔が調整可能となる。
【0010】調整用プレートとして四角形、六角形、八
角形等の多角形の平面形状を有するプレートを用いて、
多角形の一つの辺に下部レールの側部が接触するように
下部レールを固定すれば、下部レールの位置を多段階に
調整することができる。また、渦巻き形の平面形状を有
する調整用プレートを用いれば、調整用プレートの回転
角度に応じて無段階的に位置調整を行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1にこの発明の一実施例に係る自動倉庫
用スタッカクレーンの下部レールの固定装置を示す。下
部レール7は枕木14上に載置され、下部レール7の側
方には下半部が地面に埋め込まれたアンカーボルト15
が固定されている。アンカーボルト15には、平面四角
形状の調整用プレート21の貫通孔22が通され、これ
により調整用プレート21は枕木14上に位置してい
る。調整用プレート21の上には、アンカーボルト15
に通されたカラー23が配置されている。さらに、カラ
ー23の上に、ばね鋼から形成されたレールクリップ1
7が配置され、アンカーボルト15及びナット16によ
り固定されている。このレールクリップ17の一端部に
より、下部レール7のフランジ7aが下方に押さえつけ
られている。また、アンカーボルト15から見て下部レ
ール7とは反対側の枕木14上には上方に突出した支承
部材24が設けられており、レールクリップ17の他端
部がこの支承部材24に当接することによりレールクリ
ップ17の横ずれが防止されている。なお、カラー23
は、レールクリップ17に加えられたアンカーボルト1
5及びナット16の締結力を調整用プレート21に伝え
て調整用プレート21を枕木14上に押さえつけるため
のものである。
【0012】図2に示されるように、調整用プレート2
1は、正方形の平面形状を有しており、その中心から数
mmだけ偏った位置に貫通孔22が形成されている。こ
のため、調整用プレート21の外周部を形成する四辺2
1a〜21dは、それぞれ貫通孔22に通されたアンカ
ーボルト15から異なった距離に位置している。そこ
で、図2のようにアンカーボルト15から最も離れた辺
21aが下部レール7を臨むような角度に調整用プレー
ト21を向けて、この辺21aに下部レール7のフラン
ジ7aの側部を接触させ、この状態でナット16を締め
つけてレールクリップ17により下部レール7を固定す
れば、下部レール7とアンカーボルト15との間隔を最
も大きくとることができる。
【0013】一方、アンカーボルト15に対して調整用
プレート21を回転させ、アンカーボルト15に最も近
い辺21dが下部レール7を臨むような角度を選択し、
この辺21dに下部レール7のフランジ7aの側部を接
触させてナット16を締めつければ、下部レール7をア
ンカーボルト15に最も近づけて固定することができ
る。同様に、調整用プレート21の他の辺21bあるい
は21cが下部レール7を臨むような角度を選択し、ナ
ット16を締めつけることによりレールクリップ17を
介して下部レール7を固定すれば、下部レール7とアン
カーボルト15との間隔はさらに異なった値となる。
【0014】このようにして、アンカーボルト15に対
する調整用プレート21の回転角度を選択するだけで、
容易に下部レール7とアンカーボルト15との水平方向
の間隔を4段階に調整することが可能となる。このた
め、従来のように多数の調整用シムを用いることなく、
少ない工事工数で容易に下部レール7の据え付けが行わ
れる。
【0015】上記の実施例では、調整用プレート21と
して正方形の平面形状を有するプレートを用いたが、正
方形以外の四角形のプレートを用いてもよい。また、四
角形に限らず、例えば六角形、八角形等の多角形の平面
形状を有するプレートでもよい。n個の辺を有するn角
形のプレートを用いれば、最大n段階にわたってアンカ
ーボルトと下部レールとの間隔調整を行うことが可能と
なる。
【0016】さらに、図3に示されるように、渦巻き形
の平面形状を有する調整用プレート31を用いることも
できる。渦巻き形の外周部31aは貫通孔32から連続
的に異なる距離だけ離れているので、調整用プレート3
1の回転角度に応じてアンカーボルトと下部レールとの
水平方向の間隔を無段階的に調整することが可能とな
る。
【0017】また、図1及び図2の実施例では、調整用
プレート21を押さえつけるためのカラー23が調整用
プレート21から独立して別体に形成されていたが、こ
れらを一体に形成することもできる。このようにすれ
ば、さらに部品点数が削減される。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る自
動倉庫用スタッカクレーンの下部レールの固定装置は、
アンカーボルトに取り付けられたレールクリップにより
下部レールを下方に押さえつけて固定する装置におい
て、偏心位置に形成された貫通孔にアンカーボルトが挿
入されると共に外周部が下部レールの側部に接する調整
用プレートを有しているので、調整用プレートの貫通孔
をアンカーボルトに嵌めた状態で調整用プレートを回転
し、アンカーボルトに対する回転角度を選択してアンカ
ーボルトにナット締めするだけで、調整用プレートの貫
通孔に挿入されたアンカーボルトと調整用プレートの外
周部に接する下部レールとの水平方向の間隔を調整する
ことができる。このため、複数の調整用シムを使用する
必要がなく、部品点数が削減されてコストが低減される
と共に、一つの調整用プレートの回転角度を選択するだ
けで下部レールの位置調整ができるので、据え付け現場
での工事工数が大幅に削減され、据え付けの容易化がな
される。
【0019】調整用プレートとして多角形の平面形状を
有するプレートを用いれば、下部レールの位置を多段階
に調整しながら下部レールをしっかりと固定することが
でき、また、渦巻き形の平面形状を有する調整用プレー
トを用いれば、無段階的に位置調整を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る自動倉庫用スタッカ
クレーンの下部レールの固定装置を示す側面図である。
【図2】図1の実施例においてレールクリップを除いた
状態を示す平面図である。
【図3】他の実施例で用いられる調整用プレートを示す
平面図である。
【図4】自動倉庫用スタッカクレーンの構造を示す斜視
図である。
【図5】従来の下部レールの固定装置を示す側面図であ
る。
【図6】図5の固定装置においてレールクリップを除い
た状態を示す平面図である。
【符号の説明】
7 下部レール 14 枕木 15 アンカーボルト 16 ナット 17 レールクリップ 21,31 調整用プレート 22,32 貫通孔 23 カラー 24 支承部材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンカーボルトに取り付けられたレール
    クリップにより下部レールを下方に押さえつけて固定す
    る装置において、 偏心位置に形成された貫通孔にアンカーボルトが挿入さ
    れると共に外周部が下部レールの側部に接する調整用プ
    レートを有し、 この調整用プレートのアンカーボルトに対する回転角度
    を選択してアンカーボルトにナット締めすることにより
    調整用プレートの貫通孔に挿入されたアンカーボルトと
    調整用プレートの外周部に接する下部レールとの水平方
    向の間隔が調整されることを特徴とする自動倉庫用スタ
    ッカクレーンの下部レールの固定装置。
  2. 【請求項2】 前記調整用プレートは多角形の平面形状
    を有することを特徴とする請求項1に記載の固定装置。
  3. 【請求項3】 前記調整用プレートは渦巻き形の平面形
    状を有することを特徴とする請求項1に記載の固定装
    置。
JP08423295A 1995-04-10 1995-04-10 自動倉庫用スタッカクレーンの下部レールの固定装置 Expired - Lifetime JP3480111B2 (ja)

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JP4969597B2 (ja) * 2009-02-19 2012-07-04 三菱重工業株式会社 バケットホイール及びリクレーマ

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