JP3480103B2 - 光ファイバ冷却方法およびその装置 - Google Patents

光ファイバ冷却方法およびその装置

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JP3480103B2
JP3480103B2 JP06060995A JP6060995A JP3480103B2 JP 3480103 B2 JP3480103 B2 JP 3480103B2 JP 06060995 A JP06060995 A JP 06060995A JP 6060995 A JP6060995 A JP 6060995A JP 3480103 B2 JP3480103 B2 JP 3480103B2
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    • C03B37/00Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
    • C03B37/01Manufacture of glass fibres or filaments
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    • C03B37/025Manufacture of glass fibres or filaments by drawing or extruding, e.g. direct drawing of molten glass from nozzles; Cooling fins therefor from reheated softened tubes, rods, fibres or filaments, e.g. drawing fibres from preforms
    • C03B37/027Fibres composed of different sorts of glass, e.g. glass optical fibres
    • C03B37/02718Thermal treatment of the fibre during the drawing process, e.g. cooling
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
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    • C03B2205/50Cooling the drawn fibre using liquid coolant prior to coating, e.g. indirect cooling via cooling jacket

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、線引きされた光ファイ
バに樹脂を塗布するに先立ち、この光ファイバを室温程
度にまで冷却するための光ファイバ冷却方法およびその
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ファイバ用母材を加熱溶融す
る線引き炉から引き出された光ファイバは、その補強の
ために直ちに樹脂塗布装置に通され、外周を紫外線硬化
樹脂などで被覆するようにしている。この場合、線引き
炉から引き出された高温の光ファイバを50℃から室温
程度にまで冷却して樹脂塗布装置に送り込む必要があ
る。因みに、光ファイバの線引き速度が毎分150メー
トル程度以下の場合には、自然冷却によって光ファイバ
の冷却が可能であるが、それ以上の速度で光ファイバを
線引きする場合には、樹脂塗布装置に送り込まれる光フ
ァイバの温度が50℃を越えてしまい、樹脂の塗布が困
難となってしまうことから、通常、線引き炉と樹脂塗布
装置との間に、光ファイバを強制冷却するための冷却装
置が介装されている。
【0003】このような従来の光ファイバ冷却装置とし
ては、例えば米国特許第4, 514, 205号明細書や
特開平3−153541号公報などに開示されたような
ものが周知となっている。
【0004】米国特許第4, 514, 205号明細書に
記述された光ファイバ冷却装置は、中央部に光ファイバ
の通路を形成した冷却管冷却管自体を液体窒素にて冷却
したり、あるいは外部で液体窒素にて予備冷却されたヘ
リウムを上述した光ファイバの通路に供給することによ
り、光ファイバを冷却するようにしたものである。ま
た、特開平3−153541号公報に開示された光ファ
イバ冷却装置は、冷却水が供給される冷却筒の中央部に
ヘリウム等の伝熱ガスが供給される光ファイバの通路を
形成し、この通路内を光ファイバが通過する間に適当な
温度にまで冷却するようにしており、比較的低コストに
て光ファイバを冷却することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】米国特許第4, 51
4, 205号明細書に記述された従来の光ファイバ冷却
装置は、沸点が−200℃近傍にまで達する液体窒素に
て予備冷却したヘリウムによって、光ファイバを直接冷
却したり、あるいは液体窒素にて冷却された冷却管に伝
熱媒体であるヘリウムを供給して光ファイバを冷却して
いるため、冷却効率が非常に良い反面、光ファイバの線
引き速度を光ファイバの断線などの何らかの原因で変え
る必要がある場合、冷却管に形成された光ファイバの通
路内の雰囲気温度を微妙に調整することがほとんど不可
能に近く、光ファイバが過冷却となって樹脂被覆装置に
て樹脂の被覆が不可能となる場合がある。このような不
具合は、樹脂被覆装置によって樹脂を被覆した後の光フ
ァイバ素線を巻き取る巻取り装置にて光ファイバ素線が
断線した場合、光ファイバの線引き速度を急激に低下さ
せる必要があることから、特に顕著に現れる。しかも、
冷却管に形成された光ファイバの通路内が露点以下の温
度となるため、通路内の水分がこの冷却管の壁面や光フ
ァイバの表面に氷粒や水滴となって付着する結果、光フ
ァイバの強度が低下する上に経時劣化が急激に進行する
などの問題があり、実用化するためにはこれらの問題を
解決する必要がある。
【0006】一方、特開平3−153541号公報に開
示された従来の光ファイバ冷却装置では、上述したよう
な不具合は発生しないものの、ヘリウムガスを伝熱媒体
として水により光ファイバを冷却しているが、一般に冷
却水の温度は20℃前後であるため、この冷却水の温度
と光ファイバに対する冷却目標温度との温度差が極めて
少ないことが判る。この結果、冷却筒の長さが例えば
1. 5メートル程度の場合、光ファイバの線引き速度が
毎分300メートル程度までは光ファイバを50℃以下
に冷却することができるものの、光ファイバの線引き速
度がこれ以上になると光ファイバを室温程度にまで冷却
するためには、冷却筒を著しく長尺にしなければなら
ず、線引き炉から光ファイバ冷却装置を経て樹脂塗布装
置および樹脂硬化炉に至る設備が上下方向に著しく長大
化してしまう欠点があった。
【0007】
【発明の目的】本発明の目的は、冷却筒を短尺化し得る
と共に光ファイバの冷却に伴って雰囲気中の水分が付着
せず、しかも光ファイバの線引き速度の変化に応じて微
妙な温度制御が可能な光ファイバ冷却方法およびこの方
法を実現し得る光ファイバ冷却装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による第一の形態
は、光ファイバ用母材を線引きして得られた光ファイバ
に樹脂を塗布するに先立ち、循環供給される液体の冷媒
にてそれぞれ冷却される第一および第二の冷却筒の中央
部に形成された通路内にこの光ファイバを通して当該光
ファイバを冷却する光ファイバ冷却方法であって、前記
第一の冷却筒の通路の出入口周辺をこの通路の温度より
も低い露点を有する乾燥雰囲気に保持するステップと、
前記第一の冷却筒の通路内に前記光ファイバを通し、前
記第一の冷却筒を前記冷媒にて前記乾燥雰囲気における
露点よりも低温に冷却することにより、当該光ファイバ
を冷却するステップと、前記第一の冷却筒による前記光
ファイバの冷却に先立ち、前記光ファイバを前記第二の
冷却筒の前記通路内に通し、前記第二の冷却筒を前記冷
媒にて当該第二の冷却筒の周囲の露点よりも高くかつ前
記光ファイバの温度よりも低い温度に冷却することによ
り、当該光ファイバを冷却するステップとを具えたこと
を特徴とするものである。
【0009】
【0010】本発明の第一または第二の形態による光フ
ァイバ冷却方法において、前記冷媒は、−70℃から少
なくとも室温の範囲において液体であることが好まし
い。同様に、前記光ファイバを定常速度で線引きする場
合の前記冷媒の温度が0℃未満であることが望ましい。
そして、線引き速度を急激に下げる場合には、冷却筒に
対する冷媒の供給を停止するようにしても良い
【0011】また、本発明による第二の形態は、光ファ
イバ用母材を線引きして得られた光ファイバに樹脂を塗
布するに先立ち、冷却筒に形成された通路内に前記光フ
ァイバを通し、前記冷却筒に形成された冷媒通路に液体
の冷媒を循環供給して当該光ファイバを冷却するステッ
プと、前記冷却筒の温度を制御するステップと、前記冷
却筒と、隙間を隔ててこの冷却筒を囲むケーシングとの
間の空間を前記冷却筒の温度よりも低い露点を有する乾
燥雰囲気に保持するステップとを具えたことを特徴とす
る光ファイバ冷却方法にある。
【0012】さらに、本発明による第の形態は、光フ
ァイバ用母材を加熱溶融する線引き炉と、この線引き炉
から引き出される光ファイバに樹脂を塗布するための樹
脂塗布装置との間に設けられて前記光ファイバを冷却す
るための冷却装置であって、前記光ファイバを通す通路
が形成された冷却筒と、この冷却筒に形成されて当該冷
却筒内に液体の冷媒を通す冷媒通路と、この冷媒通路の
入口側と出口側とにそれぞれ連通し、かつ当該冷媒通路
に対して前記冷媒を循環供給するための冷媒循環装置
と、前記冷却筒の温度を制御する温度調整手段と、隙間
を隔てて前記冷却筒を囲むケーシングと、このケーシン
グと前記冷却筒との間の空間を前記冷却筒よりも低い露
点を有する乾燥雰囲気に保持する手段とを具えたことを
特徴とする光ファイバ冷却装置にある。
【0013】ここで、前記冷媒は、−70℃から少なく
とも室温の範囲において液体であることが好ましく、前
記温度調整手段は、前記冷媒の温度を制御する冷媒温度
調整装置と前記冷却筒を加熱する冷却筒加熱装置とを有
するものであることが有効である。また、前記冷媒通路
の入口側および前記冷媒循環装置を接続する冷媒供給通
路と前記冷媒通路の出口側および前記冷媒循環装置を接
続する冷媒戻り通路とに連通するバイパス通路と、この
バイパス通路と前記冷媒通路とを接続する前記冷媒供給
通路および前記冷媒戻り通路の何れか一方にこの通路を
開閉する開閉弁と、前記バイパス通路を開閉する開閉弁
とをさらに具えるようにしても良い。同様に、前記温度
調整手段は、前記光ファイバの線引き速度に基づいて前
記冷却筒の温度を制御するようにしても良く、前記冷却
筒と前記樹脂塗布装置との間に位置する前記光ファイバ
の温度に基づいて前記冷却筒の温度を制御するものであ
っても良い。さらに、前記線引き炉と前記冷却筒との間
に設けられ、かつ前記光ファイバを通す通路が形成され
た第二の冷却筒と、この第二の冷却筒に形成されて当該
第二の冷却筒内に液体の冷媒を通す冷媒通路と、この冷
媒通路の入口側と出口側とにそれぞれ連通し、かつ当該
冷媒通路に対して前記冷媒循環装置からの前記冷媒より
も高温の前記冷媒を供給するための冷媒供給装置とをさ
らに具えるようにしても良い。
【0014】
【作用】本発明によると、冷媒循環装置によって冷却筒
の冷媒通路に冷媒が循環供給され、さらに温度調整手段
によって冷却筒の温度が適当な温度に調整される。線引
き炉にて加熱溶融する光ファイバ用母材から引き出され
た高温の光ファイバは、この冷却筒の通路内を通り、こ
の間に適当な温度にまで冷却されて樹脂塗布装置側へ送
り出される。冷却筒を囲むケーシング内は、冷却筒より
も低い露点を有する乾燥雰囲気に保持されており、光フ
ァイバに対して水蒸気の凝結による微小な水滴の付着が
未然に防止される。
【0015】ここで、冷媒が−70℃から少なくとも室
温の範囲において液体である場合、冷却筒の温度制御が
容易に行われ、冷媒の温度を0℃未満に設定することに
よって光ファイバと冷媒との温度差が大きくなり、効率
良く冷却が行われる。そして、温度調整手段は、光ファ
イバの線引き速度に基づいて冷却筒の温度を制御した
り、あるいは冷却筒と樹脂塗布装置との間に位置する光
ファイバの温度に基づいて冷却筒の温度を制御する。こ
の温度調整手段が冷媒温度調整装置や冷却筒加熱装置を
有する場合には、冷媒温度調整装置によって冷媒を冷却
したり、冷却筒加熱装置によって冷却筒を加熱すること
により、冷却筒は迅速に所望の温度に設定される。
【0016】また、冷媒通路の入口側および冷媒循環装
置を接続する冷媒供給通路と冷媒通路の出口側および冷
媒循環装置を接続する冷媒戻り通路とに連通するバイパ
ス通路と、このバイパス通路と冷媒通路とを接続する冷
媒供給通路および冷媒戻り通路の何れか一方にこの通路
を開閉する開閉弁と、バイパス通路を開閉する開閉弁と
を有する場合、バイパス通路と冷媒通路とを接続する冷
媒供給通路か、あるいは冷媒戻り通路の開閉弁を開ける
と共にパイパス通路の開閉弁を閉じることにより、冷媒
が冷却筒に供給されて冷却筒の冷却が行われる。逆に、
バイパス通路と冷媒通路とを接続する冷媒供給通路か、
あるいは冷媒戻り通路の開閉弁を閉じると共にパイパス
通路の開閉弁を開けることにより、冷媒がバイパス通路
を循環して冷却筒に供給されず、冷却筒の冷却が中断さ
れる。
【0017】さらに、線引き炉と冷却筒との間に第二の
冷却筒を設けた場合、線引き炉から引き出された光ファ
イバは、作業雰囲気中の水蒸気の凝結を伴うことなく、
第二の冷却筒によりあらかじめ冷却された後、第一の冷
却筒に送られて所定温度にまで効率良く冷却されること
となる。
【0018】
【実施例】本発明による光ファイバ冷却方法およびその
装置を光ファイバ線引き装置に応用した一実施例につい
て図1〜図5を参照しながら詳細に説明する。
【0019】本実施例の概略構造を表す図1に示すよう
に、光ファイバ用母材11が送り込まれる光ファイバ線
引き炉12の下方には、光ファイバ冷却装置13が配置
され、光ファイバ線引き炉12内にて加熱溶融する光フ
ァイバ用母材11の下端部から引き出された高温の光フ
ァイバ14が室温程度にまで冷却されるようになってい
る。さらに、この光ファイバ冷却装置13の下方には、
光ファイバ14の外周面に紫外線硬化樹脂などを少なく
とも一層以上被覆するための樹脂塗布装置15が設けら
れており、この樹脂塗布装置15を光ファイバ14が通
過する間に、当該樹脂塗布装置15内に蓄えられた樹脂
16が光ファイバ14の外周面に所定の厚みで塗布され
るようになっている。この樹脂塗布装置15の直下に
は、光ファイバ14に塗布された樹脂16を硬化させる
ための樹脂硬化装置17が設けられ、樹脂塗布装置15
から送り出される光ファイバ14がこの樹脂硬化装置1
7を通過する間に外周面に塗布された樹脂16が硬化
し、光ファイバ14に対して樹脂16が一体的に接合さ
れ、その後、図示しない巻取り装置によって巻き取られ
て行くようになっている。
【0020】本実施例における光ファイバ冷却装置13
の概略構造を表す図2およびその冷却筒の部分の断面構
造を表す図3およびそのIV−IV矢視断面構造を表す図4
に示すように、中央部に光ファイバ14の冷却通路18
が形成された金属製の冷却筒19には、冷却通路18を
囲む複数本(図示例では四本)の冷媒通路20が冷却通
路18と平行に形成されている。これら冷媒通路20の
上下両端には、冷媒循環装置21に接続する冷媒供給通
路22および冷媒戻り通路23がそれぞれ連結されてい
る。そして、この冷媒循環装置21に組み込まれた冷媒
温度調整装置24によって所定温度にまで冷却された冷
媒が、この冷媒循環装置21の図示しない冷媒循環ポン
プの作動により、冷媒供給通路22から冷媒通路20を
通って冷却筒19を所定温度に冷却した後、冷媒戻り通
路23からふたたび冷媒温度調整装置24に戻る循環経
路を構成している。
【0021】本実施例における冷媒としては、例えば−
70℃から少なくとも室温程度までの範囲で液相である
ものが望ましく、具体的にはパーフルオロポリエーテル
などを採用することができる。
【0022】前記冷媒循環装置21と冷却筒19の冷媒
通路20との間の冷媒供給通路22の途中には、この冷
媒供給通路22を開閉するための電磁開閉弁25が設け
られている。また、この電磁開閉弁25と冷媒循環装置
21との間の冷媒供給通路22と、前記冷媒戻り通路2
3との間には、これらを連通し得るバイパス通路26が
接続しており、このバイパス通路26の途中にも当該バ
イパス通路26を開閉するための電磁開閉弁27が設け
られ、これら電磁開閉弁25, 27の開閉は、それぞれ
制御装置28からの指令に基づいて制御されるようにな
っている。基本的には、冷却筒19に対する冷却を一時
的に中断する場合、制御装置28は冷媒がバイパス通路
26を流れるように、バイパス通路26の電磁開閉弁2
7を開くと共に冷媒供給通路22の電磁開閉弁25を閉
じる。逆に、冷却筒19の冷却を行う場合、制御装置2
8は冷媒がバイパス通路26を流れないように、バイパ
ス通路26の電磁開閉弁27を閉じると共に冷媒供給通
路22の電磁開閉弁25を開く。
【0023】また、前記冷却筒19の上部および下部に
は、冷却筒19を加熱するための電熱ヒータ29が装着
されており、これら電熱ヒータ29に対する通電のオ
ン, オフは、制御装置28によって制御されるようにな
っている。
【0024】この制御装置28には、光ファイバ線引き
炉12と冷却筒19との間、ならびに冷却筒19と樹脂
塗布装置15との間に位置する光ファイバ14の温度を
それぞれ検出する温度計30, 31からの検出信号が入
力されるようになっており、これら温度計30, 31か
らの検出信号と、光ファイバ14の線引き速度とに基づ
き、上述した電磁開閉弁25, 27や、電熱ヒータ2
9, 冷媒循環ポンプ, 冷媒温度調整装置24の他に、後
述する伝熱ガス供給装置や乾燥装置などの作動も制御
し、図5に示すように光ファイバ14の線引き速度が高
速となるほど冷却筒19が低温となるように調整し、こ
の光ファイバ冷却装置13によって光ファイバ14が4
0〜50℃程度に冷却されるようにしている。
【0025】一方、冷却通路18の長手方向中央部に
は、この冷却通路18を挟んで対向する一対の伝熱ガス
供給通路32が当該冷却通路18に連通している。これ
ら伝熱ガス供給通路32に一端側が接続する伝熱ガス供
給通路33の他端側には、ヘリウムガスなどの熱伝達率
の良好な不活性ガスを蓄えた図示しない伝熱ガス供給装
置が連結され、この伝熱ガス供給装置から伝熱ガス供給
通路33および伝熱ガス供給通路32を介して供給され
る伝熱ガスにより、冷却通路18内がこの伝熱ガス雰囲
気に保持されるようになっている。
【0026】前記冷却筒19は、電熱ヒータ29と共に
断熱材34によって覆われ、さらに、これらはケーシン
グ35内に収納された状態となっており、このケーシン
グ35と断熱材34との間の空間36は、図示しない乾
燥装置によって冷却筒19の温度よりも低い露点を有す
る乾燥雰囲気に保持されている。
【0027】次に、1. 5メートルの長さの冷却筒19
を有する図2〜図4に示した光ファイバ冷却装置によ
り、実際の線引き作業を行った場合について説明する。
【0028】冷媒の温度を20℃に設定すると共に光フ
ァイバ14の線引き速度を毎分150メートルに設定
し、この初期状態から図5に示すように冷媒の温度を下
げつつ光ファイバ14の線引き速度を次第に上昇させ、
最終的に冷媒の温度を−70℃に保持すると共に光ファ
イバ14の線引き速度を毎分600メートルに保持する
ことにより、約40℃に安定状態で冷却された光ファイ
バ14を樹脂塗布装置15側へ送り出すことができた。
冷媒の温度を冷媒温度調整装置24にて制御することに
より、光ファイバ14の過冷却を回避することができ
た。
【0029】上述の場合、光ファイバ14の線引き速度
に基づいて冷媒の温度を制御するようにしたが、光ファ
イバ冷却装置13から送り出される光ファイバ14の温
度に基づいて冷媒の温度をフィードバック制御すること
も可能である。つまり、温度計31によって検出される
光ファイバ14の温度が40〜50℃となるように、冷
媒の温度を制御装置28を介して冷媒温度調整装置24
により制御する。この場合にも、光ファイバ14の線引
き速度が毎分600メートルの時に冷媒の温度が−70
℃となり、約50℃に冷却された光ファイバ14を安定
して樹脂塗布装置15側へ送り出すことができた。ま
た、この時の冷媒循環装置21の消費電力は30キロワ
ット程度になった。
【0030】このような光ファイバ14の高速線引き中
に、図示しない光ファイバ巻取り装置側にて何らかの原
因で光ファイバ14が断線した場合、制御装置28は電
磁開閉弁25を閉じると共に電磁開閉弁27を開き、−
70℃の冷媒が冷却筒19の冷媒通路20に流れるのを
遮断してバイパス通路26と冷媒循環装置21との間を
冷媒が循環するようにし、さらに電熱ヒータ29に通電
して冷却筒19を加熱することにより、冷却通路18の
温度を急激に上昇させた。これによって光ファイバ14
の線引速度を毎分150メートルまで急速に低下させて
も、光ファイバ14が過冷却とならず、継続的に樹脂塗
布装置15による樹脂16の塗布を安定して行うことが
できた。
【0031】なお、上述した実施例では冷却筒19を一
段だけ設けて光ファイバ14を冷却するようにしたが、
これを直列に二段設け、線引直後の光ファイバ14を最
初の冷却筒19で予備冷却した後、次の冷却筒19にて
所定温度までさらに冷却することも可能である。この場
合、最初の冷却筒19による予備冷却は、周囲の露点よ
りも高温に冷却することが有効であり、最初の冷却筒1
9の長さを1.5メートルに設定すると共に20℃に設
定した冷媒を供給し、上述した実施例と同様に毎分60
0メートルで光ファイバ14を線引したところ、その出
口における光ファイバ14の温度は150℃程度であ
り、二段目の冷却筒19にてこれを40〜50℃に冷却
するためには、この二段目の冷却筒19の長さを約30
センチメートルに設定すると共に冷媒の温度を−70℃
に設定すれば良いことが判った。また、この場合におけ
る最初の冷却筒19の冷媒循環装置の消費電力は1キロ
ワット程度であり、二段目の冷却筒19の冷媒循環装置
の消費電力は6キロワット程度、すなわち全体で7キロ
ワットの消費電力で済み、先の実施例よりも大幅に消費
電力を削減してエネルギ変換効率を改善できることが判
った。
【0032】
【発明の効果】本発明によると、−70℃から少なくと
も室温の範囲内で相転移のない冷媒を用い、この冷媒を
冷却筒内に供給するようにしたので、冷媒の温度と光フ
ァイバの目標冷却温度との温度差を大きくすることがで
き、光ファイバの冷却効率を高めることができると共に
冷却筒の長さを短くすることが可能である。
【0033】また、冷媒が室温でも相転移がないので、
光ファイバの線引き速度や冷却後の光ファイバの温度に
基づいて微妙な温度調整を行うことが可能である。
【0034】さらに、冷媒の循環経路にバイパス通路を
設けると共に冷却筒加熱装置を組み込むことにより、光
ファイバが断線した時などのように、光ファイバの線引
き速度を急速に低下させる必要が生じた場合でも、光フ
ァイバの過冷却を未然に防止して適正な温度に制御する
ことが可能である。
【0035】しかも、内部を乾燥雰囲気に保持したケー
シング内に冷却筒を組み込むようにしたので、冷却筒の
光ファイバの通路内の結露による悪影響、すなわち、光
ファイバの強度低下などを引き起こすような不具合は発
生しない。
【0036】なお、第一の冷却筒と第二の冷却筒とを設
けた場合には、冷却筒を一つだけ設けた場合よりも消費
電力を大幅に削減してエネルギ変換効率を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を光ファイバ線引き装置に応用した一実
施例における概略構造を表す概念図である。
【図2】図1に示した実施例における光ファイバ冷却装
置のブロック図である。
【図3】図1に示した実施例における冷却筒の部分の断
面図である。
【図4】図3中のIV−IV矢視断面図である。
【図5】光ファイバの線引き速度と冷媒に対する設定温
度との関係を表すグラフである。
【符号の説明】
11 光ファイバ用母材 12 光ファイバ線引き炉 13 光ファイバ冷却装置 14 光ファイバ 15 樹脂塗布装置 16 樹脂 17 樹脂硬化装置 18 冷却通路 19 冷却筒 20 冷媒通路 21 冷媒循環装置 22 冷媒供給通路 23 冷媒戻り通路 24 冷媒温度調整装置 25 電磁開閉弁 26 バイパス通路 27 電磁開閉弁 28 制御装置 29 電熱ヒータ 30, 31 温度計 32 伝熱ガス供給通路 33 伝熱ガス供給通路 34 断熱材 35 ケーシング 36 空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−187546(JP,A) 特開 平6−107439(JP,A) 特開 平6−298548(JP,A) 特開 平2−51441(JP,A) 実開 平5−96032(JP,U) 特公 昭59−7655(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C03B 37/00 - 37/16 C03C 25/02 F25D 9/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ用母材を線引きして得られた
    光ファイバに樹脂を塗布するに先立ち、循環供給される
    液体の冷媒にてそれぞれ冷却される第一および第二の冷
    却筒の中央部に形成された通路内にこの光ファイバを通
    して当該光ファイバを冷却する光ファイバ冷却方法であ
    って、 前記第一の冷却筒の通路の出入口周辺をこの通路の温度
    よりも低い露点を有する乾燥雰囲気に保持するステップ
    と、 前記第一の冷却筒の通路内に前記光ファイバを通し、前
    記第一の冷却筒を前記冷媒にて前記乾燥雰囲気における
    露点よりも低温に冷却することにより、当該光ファイバ
    を冷却するステップと、 前記第一の冷却筒による前記光ファイバの冷却に先立
    ち、前記光ファイバを前記第二の冷却筒の前記通路内に
    通し、前記第二の冷却筒を前記冷媒にて当該第二の冷却
    筒の周囲の露点よりも高くかつ前記光ファイバの温度よ
    りも低い温度に冷却することにより、当該光ファイバを
    冷却するステップとを具えたことを特徴とする光ファイ
    バ冷却方法。
  2. 【請求項2】 光ファイバ用母材を線引きして得られた
    光ファイバに樹脂を塗布するに先立ち、 却筒に形成された通路内に前記光ファイバを通し、前
    記冷却筒に形成された冷媒通路に液体の冷媒を循環供給
    して当該光ファイバを冷却するステップと、 前記冷却筒の温度を制御するステップと、 前記冷却筒と、隙間を隔ててこの冷却筒を囲むケーシン
    グとの間の空間を前記冷却筒の温度よりも低い露点を有
    する乾燥雰囲気に保持するステップと を具えたことを特
    徴とする光ファイバ冷却方法。
  3. 【請求項3】 光ファイバ用母材を加熱溶融する線引き
    炉と、この線引き炉から引き出される光ファイバに樹脂
    を塗布するための樹脂塗布装置との間に設けられて前記
    光ファイバを冷却するための冷却装置であって、 前記光ファイバを通す通路が形成された冷却筒と、 この冷却筒に形成されて当該冷却筒内に液体の冷媒を通
    す冷媒通路と、 この冷媒通路の入口側と出口側とにそれぞれ連通し、か
    つ当該冷媒通路に対して前記冷媒を循環供給するための
    冷媒循環装置と、 前記冷却筒の温度を制御する温度調整手段と、 隙間を隔てて前記冷却筒を囲むケーシングと、 このケーシングと前記冷却筒との間の空間を前記冷却筒
    よりも低い露点を有する乾燥雰囲気に保持する手段とを
    具えたことを特徴とする光ファイバ冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記冷媒は、−70℃から少なくとも室
    温の範囲において液体であることを特徴とする請求項3
    に記載の光ファイバ冷却装置。
  5. 【請求項5】 前記温度調整手段は、前記冷媒の温度を
    制御する冷媒温度調整装置と、前記冷却筒を加熱する冷
    却筒加熱装置とを有するものであることを特徴とする請
    求項3または請求項4に記載の光ファイバ冷却装置。
  6. 【請求項6】 前記冷媒通路の入口側および前記冷媒循
    環装置を接続する冷媒供給通路と前記冷媒通路の出口側
    および前記冷媒循環装置を接続する冷媒戻り通路とに連
    通するバイパス通路と、 このバイパス通路と前記冷媒通路とを接続する前記冷媒
    供給通路および前記冷媒戻り通路の何れか一方にこの通
    路を開閉する開閉弁と、 前記バイパス通路を開閉する開閉弁とをさらに具えたこ
    とを特徴とする請求項3から請求項5の何れかに記載の
    光ファイバ冷却装置。
  7. 【請求項7】 前記温度調整手段は、前記光ファイバの
    線引き速度に基づいて前記冷却筒の温度を制御するもの
    であることを特徴とする請求項3から請求項6の何れか
    に記載の光ファイバ冷却装置。
  8. 【請求項8】 前記温度調整手段は、前記冷却筒と前記
    樹脂塗布装置との間に位置する前記光ファイバの温度に
    基づいて前記冷却筒の温度を制御するものであることを
    特徴とする請求項3から請求項6の何れかに記載の光フ
    ァイバ冷却装置。
  9. 【請求項9】 前記線引き炉と前記冷却筒との間に設け
    られ、かつ前記光ファイバを通す通路が形成された第二
    の冷却筒と、 この第二の冷却筒に形成されて当該第二の冷却筒内に液
    体の冷媒を通す冷媒通路と、 この冷媒通路の入口側と出口側とにそれぞれ連通し、か
    つ当該冷媒通路に対して前記冷媒循環装置からの前記冷
    媒よりも高温の冷媒を供給するための冷媒供給装置とを
    さらに具えたことを特徴とする請求項3から請求項8の
    何れかに記載の光ファイバ冷却装置。
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