JP3480056B2 - 車両用灯具 - Google Patents
車両用灯具Info
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- JP3480056B2 JP3480056B2 JP20335994A JP20335994A JP3480056B2 JP 3480056 B2 JP3480056 B2 JP 3480056B2 JP 20335994 A JP20335994 A JP 20335994A JP 20335994 A JP20335994 A JP 20335994A JP 3480056 B2 JP3480056 B2 JP 3480056B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レンズ側方に向かう
光を遮光するようにした車両用灯具に関するものであ
る。
光を遮光するようにした車両用灯具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車には、車体後部にトランク
ルームを設けると共に、トランクルームの後壁であるリ
ヤパネルにリヤコンビネーションランプの一部を設け、
トランクリッドの後部パネルにリヤコンビネーションラ
ンプの残りを設けた構成としたものがある。図3はその
一例を示したものである。
ルームを設けると共に、トランクルームの後壁であるリ
ヤパネルにリヤコンビネーションランプの一部を設け、
トランクリッドの後部パネルにリヤコンビネーションラ
ンプの残りを設けた構成としたものがある。図3はその
一例を示したものである。
【0003】図3において、1は車体、2はトランクル
ーム(図示せず)の後壁であるリヤパネル(車体パネ
ル)、3はリヤパネル2に設けられた切欠、4は車体1
の後部のトランクルーム(図示せず)を開閉するトラン
クリッドである。このトランクリッド4は、トランクル
ームの上部を覆う上リッド4aと、上リッド4aの後縁
から下方に向けて形成されたリヤリッドパネル4bから
形成されている。
ーム(図示せず)の後壁であるリヤパネル(車体パネ
ル)、3はリヤパネル2に設けられた切欠、4は車体1
の後部のトランクルーム(図示せず)を開閉するトラン
クリッドである。このトランクリッド4は、トランクル
ームの上部を覆う上リッド4aと、上リッド4aの後縁
から下方に向けて形成されたリヤリッドパネル4bから
形成されている。
【0004】また、5は車両用灯具として車両後部の両
側にそれぞれ設けられたリヤコンビネーションランプで
ある。このリヤコンビネーションランプ5は、リヤパネ
ル3に取り付けられたターンシグナルランプ6と、リヤ
リッドパネル4b(車体パネル)に取り付けられたバッ
クアップランプ7を備えている。
側にそれぞれ設けられたリヤコンビネーションランプで
ある。このリヤコンビネーションランプ5は、リヤパネ
ル3に取り付けられたターンシグナルランプ6と、リヤ
リッドパネル4b(車体パネル)に取り付けられたバッ
クアップランプ7を備えている。
【0005】このバックアップランプ7は、図4(a)に
示した様に、ランプハウジング8と、ランプハウジング
8の開口端を閉成するレンズ9と、ランプハウジング8
とレンズ9との間の灯室10と、灯室10内に配設され
たバルブ11を有する。
示した様に、ランプハウジング8と、ランプハウジング
8の開口端を閉成するレンズ9と、ランプハウジング8
とレンズ9との間の灯室10と、灯室10内に配設され
たバルブ11を有する。
【0006】しかも、ランプハウジング8の周縁には図
4(a),(b)に示した様にフランジ8aが設けられ、フラ
ンジ8aの周縁にはレンズ取付溝8bが設けられ、フラ
ンジ8aの基部背面には環状溝8cが設けられ、フラン
ジ8aの背面には複数の間隔規制突部8dが形成されて
いる。一方、リヤリッドパネル4bにはランプ取付用の
取付孔4cが形成され、この取付孔4cの周縁部には環
状(筒状)に延びるフランジ4dが形成されている。
4(a),(b)に示した様にフランジ8aが設けられ、フラ
ンジ8aの周縁にはレンズ取付溝8bが設けられ、フラ
ンジ8aの基部背面には環状溝8cが設けられ、フラン
ジ8aの背面には複数の間隔規制突部8dが形成されて
いる。一方、リヤリッドパネル4bにはランプ取付用の
取付孔4cが形成され、この取付孔4cの周縁部には環
状(筒状)に延びるフランジ4dが形成されている。
【0007】また、レンズ9は、ランプハウジング8の
開口を覆う形状のレンズ本体9aと、レンズ本体9aの
周縁部に沿って環状に延び且つフランジ4d側に延びる
脚部9bとから構成されている。
開口を覆う形状のレンズ本体9aと、レンズ本体9aの
周縁部に沿って環状に延び且つフランジ4d側に延びる
脚部9bとから構成されている。
【0008】そして、レンズ9の脚部9bはレンズ取付
溝8bにシール材13を介して気密に固着され、ランプ
ハウジング8は取付孔4cに挿通され、フランジ4dは
ホットメルトタイプのシール材14を介して環状溝8c
に気密に固着されている。また、複数の間隔規制突部8
dはリヤリッドパネル4bに当接させられて、フランジ
8aとリヤリッドパネル4bとの間に微小間隙15が形
成されている。尚、図中、16はリヤリッドパネル4b
の中央に取り付けられたナンバープレートである。
溝8bにシール材13を介して気密に固着され、ランプ
ハウジング8は取付孔4cに挿通され、フランジ4dは
ホットメルトタイプのシール材14を介して環状溝8c
に気密に固着されている。また、複数の間隔規制突部8
dはリヤリッドパネル4bに当接させられて、フランジ
8aとリヤリッドパネル4bとの間に微小間隙15が形
成されている。尚、図中、16はリヤリッドパネル4b
の中央に取り付けられたナンバープレートである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構造の車両用灯具においては、バルブ11を点灯させ
て、バルブ11からの光をレンズ9を介して外部に配光
させることで、このレンズ9の作用により設定された配
光光度が得られる。
構造の車両用灯具においては、バルブ11を点灯させ
て、バルブ11からの光をレンズ9を介して外部に配光
させることで、このレンズ9の作用により設定された配
光光度が得られる。
【0010】しかし、この際にレンズ9の側部すなわち
脚部9bから側方に出射される光は図4(a)の矢印17
で示した様に、脚部9bに設けられたレンズプリズム
(図示せず)を透過し、このレンズプリズムの作用によ
り、図3に示した様な細長く延びる複数の光の筋18が
リヤリッドリヤパネル4bに投影され、外観を損ねる虞
があった。
脚部9bから側方に出射される光は図4(a)の矢印17
で示した様に、脚部9bに設けられたレンズプリズム
(図示せず)を透過し、このレンズプリズムの作用によ
り、図3に示した様な細長く延びる複数の光の筋18が
リヤリッドリヤパネル4bに投影され、外観を損ねる虞
があった。
【0011】また、ランプハウジング8のフランジ8a
とリヤパネル2との間には微小間隙15が形成されてい
るため、雨天時にはこの微小間隙15に図4(b)中矢印
19の方向から侵入した雨水が表面張力等により保持さ
れ、トランクリッド4を開く際の慣性力等により、この
微小間隙15に保持された雨水が垂れ落ちてトランクル
ーム内に入る虞があった。
とリヤパネル2との間には微小間隙15が形成されてい
るため、雨天時にはこの微小間隙15に図4(b)中矢印
19の方向から侵入した雨水が表面張力等により保持さ
れ、トランクリッド4を開く際の慣性力等により、この
微小間隙15に保持された雨水が垂れ落ちてトランクル
ーム内に入る虞があった。
【0012】そこで、この発明の第1の目的は、この様
な細長く延びる光の筋がリヤリッドパネル等のパネルに
投影されることのない車両用灯具を提供することにあ
る。
な細長く延びる光の筋がリヤリッドパネル等のパネルに
投影されることのない車両用灯具を提供することにあ
る。
【0013】また、この発明の第2の目的は、ランプハ
ウジングが取り付けられるパネルとランプハウジングの
フランジとの間の微小間隙に雨水が保持されることのな
い車両用灯具を提供することにある。
ウジングが取り付けられるパネルとランプハウジングの
フランジとの間の微小間隙に雨水が保持されることのな
い車両用灯具を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した第1の目的を達
成するため、請求項1の発明は、車体後部の下方に向か
うリヤリッドパネルの外表面に微小間隙をおいて沿わせ
るフランジがランプハウジングの開口縁部に一体に形成
され、前記ランプハウジングの開口を覆う形状のレンズ
本体と前記レンズ本体の周縁部に沿って環状に延び且つ
前記フランジ側に延びる脚部とからなるレンズが設けら
れ、前記脚部が前記フランジに取り付けられ、前記ラン
プハウジングとレンズとの間に形成される灯室にバルブ
が配設され、前記フランジの周縁には二重のレンズ取付
溝が隣接して形成され、前記二重のレンズ取付溝には前
記レンズの脚部及び前記レンズと前記ランプハウジング
との間に配設されたインナーレンズの脚部がそれぞれ気
密に固着されていると共に、前記脚部の内面に沿い且つ
前記レンズ本体側に膨出して遮光壁となる膨出突部が前
記フランジの側部に一体に形成された車両用灯具であっ
て、前記リヤリッドパネルに当接させられて前記フラン
ジとリヤリッドパネルとの間の間隔を一定に保持させる
複数の間隔規制突部が前記膨出突部よりランプハウジン
グの中心側に位置させて前記フランジに一体に形成され
ていると共に、前記フランジは前記複数の間隔規制突部
間に位置させたボルトで前記リヤリッドパネルに固定さ
れている車両用灯具としたことを特徴とする。
成するため、請求項1の発明は、車体後部の下方に向か
うリヤリッドパネルの外表面に微小間隙をおいて沿わせ
るフランジがランプハウジングの開口縁部に一体に形成
され、前記ランプハウジングの開口を覆う形状のレンズ
本体と前記レンズ本体の周縁部に沿って環状に延び且つ
前記フランジ側に延びる脚部とからなるレンズが設けら
れ、前記脚部が前記フランジに取り付けられ、前記ラン
プハウジングとレンズとの間に形成される灯室にバルブ
が配設され、前記フランジの周縁には二重のレンズ取付
溝が隣接して形成され、前記二重のレンズ取付溝には前
記レンズの脚部及び前記レンズと前記ランプハウジング
との間に配設されたインナーレンズの脚部がそれぞれ気
密に固着されていると共に、前記脚部の内面に沿い且つ
前記レンズ本体側に膨出して遮光壁となる膨出突部が前
記フランジの側部に一体に形成された車両用灯具であっ
て、前記リヤリッドパネルに当接させられて前記フラン
ジとリヤリッドパネルとの間の間隔を一定に保持させる
複数の間隔規制突部が前記膨出突部よりランプハウジン
グの中心側に位置させて前記フランジに一体に形成され
ていると共に、前記フランジは前記複数の間隔規制突部
間に位置させたボルトで前記リヤリッドパネルに固定さ
れている車両用灯具としたことを特徴とする。
【0015】また、上述した第2の目的を達成するため
に、請求項2の発明は、膨出突部が上下に向けて形成さ
れることにより、前記膨出突部内に形成され且つフラン
ジ背面に開口させられた案内溝が上下に向けて延設さ
れ、前記案内溝のフランジ背面側への開口幅が前記フラ
ンジと前記リヤリッドパネルとの間の微小間隙よりも充
分に大きく形成されていることを特徴とする。
に、請求項2の発明は、膨出突部が上下に向けて形成さ
れることにより、前記膨出突部内に形成され且つフラン
ジ背面に開口させられた案内溝が上下に向けて延設さ
れ、前記案内溝のフランジ背面側への開口幅が前記フラ
ンジと前記リヤリッドパネルとの間の微小間隙よりも充
分に大きく形成されていることを特徴とする。
【0016】
【0017】
【作用】この発明によれば、ランプハウジングのフラン
ジの側部に設けた遮光壁はバルブからの光が側方に洩れ
るのを阻止することになる。
ジの側部に設けた遮光壁はバルブからの光が側方に洩れ
るのを阻止することになる。
【0018】また、遮光壁である膨出突部が上下に向け
て延びており、この膨出突部のフランジ背面側への開口
幅がフランジと車体パネルとの間の微小間隙よりも充分
に大きく形成されてる場合には、このフランジと車体パ
ネルとの間に雨水が侵入しても、膨出突部内に形成され
る上下に延びる案内溝の作用により、雨水はフランジと
車体パネルとの間に保持されることなく常時排水され
る。
て延びており、この膨出突部のフランジ背面側への開口
幅がフランジと車体パネルとの間の微小間隙よりも充分
に大きく形成されてる場合には、このフランジと車体パ
ネルとの間に雨水が侵入しても、膨出突部内に形成され
る上下に延びる案内溝の作用により、雨水はフランジと
車体パネルとの間に保持されることなく常時排水され
る。
【0019】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0020】図2において、1は車体、2はトランクル
ーム(図示せず)の後壁であるリヤパネル(車体パネ
ル)、3はリヤパネル2に設けられた切欠、4は車体1
の後部のトランクルーム(図示せず)を開閉するトラン
クリッドである。このトランクリッド4は、トランクル
ームの上部を覆う上リッド4aと、上リッド4aの後縁
から下方に向けて形成されたリヤリッドパネル4bから
形成されている。
ーム(図示せず)の後壁であるリヤパネル(車体パネ
ル)、3はリヤパネル2に設けられた切欠、4は車体1
の後部のトランクルーム(図示せず)を開閉するトラン
クリッドである。このトランクリッド4は、トランクル
ームの上部を覆う上リッド4aと、上リッド4aの後縁
から下方に向けて形成されたリヤリッドパネル4bから
形成されている。
【0021】また、5は車両用灯具として車両後部の両
側にそれぞれ設けられたリヤコンビネーションランプで
ある。このリヤコンビネーションランプ5は、リヤパネ
ル3に取り付けられたターンシグナルランプ6と、リヤ
リッドパネル4b(車体パネル)に取り付けられたバッ
クアップランプ7を備えている。
側にそれぞれ設けられたリヤコンビネーションランプで
ある。このリヤコンビネーションランプ5は、リヤパネ
ル3に取り付けられたターンシグナルランプ6と、リヤ
リッドパネル4b(車体パネル)に取り付けられたバッ
クアップランプ7を備えている。
【0022】このバックアップランプ7は、図1(a)に
示した様に、不透明な樹脂で成形されたランプハウジン
グ8と、ランプハウジング8の開口端を閉成するレンズ
9と、レンズ9とランプハウジング8との間に配設され
たインナーレンズ22と、ランプハウジング8とインナ
ーレンズ22との間の灯室10と、灯室10内に配設さ
れたバルブ11とを有する。
示した様に、不透明な樹脂で成形されたランプハウジン
グ8と、ランプハウジング8の開口端を閉成するレンズ
9と、レンズ9とランプハウジング8との間に配設され
たインナーレンズ22と、ランプハウジング8とインナ
ーレンズ22との間の灯室10と、灯室10内に配設さ
れたバルブ11とを有する。
【0023】しかも、ランプハウジング8の周縁には図
1(a),(b)に示した様にフランジ8aが設けられ、フラ
ンジ8aの周縁にはレンズ取付溝8b,8b´が隣接し
て二重に設けられ、フランジ8aの基部背面には環状溝
8cが設けられ、フランジ8aの背面の一側部には複数
の2つの間隔規制突部8d,8dが形成され、フランジ
8aの背面の他側部には一つの間隔規制突部8dが形成
されている。
1(a),(b)に示した様にフランジ8aが設けられ、フラ
ンジ8aの周縁にはレンズ取付溝8b,8b´が隣接し
て二重に設けられ、フランジ8aの基部背面には環状溝
8cが設けられ、フランジ8aの背面の一側部には複数
の2つの間隔規制突部8d,8dが形成され、フランジ
8aの背面の他側部には一つの間隔規制突部8dが形成
されている。
【0024】このフランジ8aの一側部は図1(c)に示
した様に間隔規制突部8d,8d間に位置させたボルト
Bでリヤリッドパネル4bに固定され、フランジ8aの
他側部は間隔規制突部8dの上下にに位置させたボルト
B´,B´でリヤリッドパネル4bに固定されている。
一方、リヤリッドパネル4bにはランプ取付用の取付孔
4cが形成され、この取付孔4cの周縁部には環状(筒
状)に延びるフランジ4dが形成されている。
した様に間隔規制突部8d,8d間に位置させたボルト
Bでリヤリッドパネル4bに固定され、フランジ8aの
他側部は間隔規制突部8dの上下にに位置させたボルト
B´,B´でリヤリッドパネル4bに固定されている。
一方、リヤリッドパネル4bにはランプ取付用の取付孔
4cが形成され、この取付孔4cの周縁部には環状(筒
状)に延びるフランジ4dが形成されている。
【0025】また、レンズ9は、ランプハウジング8の
開口を覆う形状のレンズ本体9aと、レンズ本体9aの
周縁部に沿って環状に延び且つフランジ4d側に延びる
脚部9bとから構成されている。インナーレンズ22
は、レンズ9に沿うインナーレンズ本体22aと、イン
ナーレンズ本体22aの周縁部に沿って環状に延び且つ
フランジ4d側に延びる脚部22bとから構成されてい
る。
開口を覆う形状のレンズ本体9aと、レンズ本体9aの
周縁部に沿って環状に延び且つフランジ4d側に延びる
脚部9bとから構成されている。インナーレンズ22
は、レンズ9に沿うインナーレンズ本体22aと、イン
ナーレンズ本体22aの周縁部に沿って環状に延び且つ
フランジ4d側に延びる脚部22bとから構成されてい
る。
【0026】そして、レンズ9,22の脚部9b,22
bはレンズ取付溝8b,8b´にシール材13,13´
を介してそれぞれ気密に固着され、ランプハウジング8
は取付孔4cに挿通され、フランジ4dはホットメルト
タイプのシール材14を介して環状溝8cに気密に固着
されている。また、複数の間隔規制突部8dはリヤリッ
ドパネル4bに当接させられて、フランジ8aとリヤリ
ッドパネル4bとの間に微小間隙15が形成されてい
る。尚、図2中、16はリヤリッドパネル4bの中央に
取り付けられたナンバープレートである。
bはレンズ取付溝8b,8b´にシール材13,13´
を介してそれぞれ気密に固着され、ランプハウジング8
は取付孔4cに挿通され、フランジ4dはホットメルト
タイプのシール材14を介して環状溝8cに気密に固着
されている。また、複数の間隔規制突部8dはリヤリッ
ドパネル4bに当接させられて、フランジ8aとリヤリ
ッドパネル4bとの間に微小間隙15が形成されてい
る。尚、図2中、16はリヤリッドパネル4bの中央に
取り付けられたナンバープレートである。
【0027】フランジ4dの側部には、脚部9bの内面
に沿ってレンズ本体9a側に延びる膨出突部20が遮光
壁として一体に形成されている。しかも、この膨出突部
20は上下に向けて延設され、この膨出突部20内には
フランジ4dに向けて開放する排水溝21(縦溝)が雨
水案内溝として形成され、この排水溝21のフランジ4
d背面側への開口幅W1が微小間隙15の幅W2よりも
充分に大きく形成されている。尚、膨出突部20は、イ
ンナーレンズ22の脚部22bに対応する部分を脚部2
2bに沿う形状に形成することにより、脚部9bに沿わ
せている。
に沿ってレンズ本体9a側に延びる膨出突部20が遮光
壁として一体に形成されている。しかも、この膨出突部
20は上下に向けて延設され、この膨出突部20内には
フランジ4dに向けて開放する排水溝21(縦溝)が雨
水案内溝として形成され、この排水溝21のフランジ4
d背面側への開口幅W1が微小間隙15の幅W2よりも
充分に大きく形成されている。尚、膨出突部20は、イ
ンナーレンズ22の脚部22bに対応する部分を脚部2
2bに沿う形状に形成することにより、脚部9bに沿わ
せている。
【0028】尚、上述した間隔規制突部8d,8dは膨
出突部20よりランプハウジング8の中心側に位置させ
て、フランジ4dに一体に形成されているので、フラン
ジ8aの一側部を間隔規制突部8d,8d間に位置させ
たボルトBでリヤリッドパネル4bに締め付け固定して
も、膨出突部20の部分には無理な締め付け力が作用せ
ず、しかも、フランジ8aとリヤリッドパネル4bとの
間隔は間隔規制突部8d,8dにより常時一定に保たれ
て、シール材14に必要以上の締め付け力を与えること
がなく、シール材14によるシール部に締め付け力によ
る隙間が生じたりするのを未然に防止できる。
出突部20よりランプハウジング8の中心側に位置させ
て、フランジ4dに一体に形成されているので、フラン
ジ8aの一側部を間隔規制突部8d,8d間に位置させ
たボルトBでリヤリッドパネル4bに締め付け固定して
も、膨出突部20の部分には無理な締め付け力が作用せ
ず、しかも、フランジ8aとリヤリッドパネル4bとの
間隔は間隔規制突部8d,8dにより常時一定に保たれ
て、シール材14に必要以上の締め付け力を与えること
がなく、シール材14によるシール部に締め付け力によ
る隙間が生じたりするのを未然に防止できる。
【0029】この様な構成の車両用灯具の作用を説明す
る。
る。
【0030】この様な構成によれば、ランプハウジング
8のフランジ8aの側部に設けた遮光壁としての膨出突
部20はバルブ11からの光が側方に洩れるのを阻止す
ることになる。
8のフランジ8aの側部に設けた遮光壁としての膨出突
部20はバルブ11からの光が側方に洩れるのを阻止す
ることになる。
【0031】また、遮光壁である膨出突部20が上下に
向けて延びており、この膨出突部20のフランジ8a背
面側への開口幅がフランジ8aと車体パネルであるリヤ
リッドパネル4bとの間の微小間隙よりも充分に大きく
形成されているので、このフランジ8aとリヤリッドパ
ネル4bとの間に雨水が侵入しても、膨出突部20内に
形成される上下に延びる案内溝21の作用により、雨水
はフランジ8aとリヤリッドパネル4bとの間に保持さ
れることなく常時排水される。
向けて延びており、この膨出突部20のフランジ8a背
面側への開口幅がフランジ8aと車体パネルであるリヤ
リッドパネル4bとの間の微小間隙よりも充分に大きく
形成されているので、このフランジ8aとリヤリッドパ
ネル4bとの間に雨水が侵入しても、膨出突部20内に
形成される上下に延びる案内溝21の作用により、雨水
はフランジ8aとリヤリッドパネル4bとの間に保持さ
れることなく常時排水される。
【0032】
【0033】
【効果】以上説明したように、請求項1の発明の車両用
灯具では、車体後部の下方に向かうリヤリッドパネルの
外表面に微小間隙をおいて沿わせるフランジがランプハ
ウジングの開口縁部に一体に形成され、前記ランプハウ
ジングの開口を覆う形状のレンズ本体と前記レンズ本体
の周縁部に沿って環状に延び且つ前記フランジ側に延び
る脚部とからなるレンズが設けられ、前記脚部が前記フ
ランジに取り付けられ、前記ランプハウジングとレンズ
との間に形成される灯室にバルブが配設されている。し
かも、請求項1の発明の車両用灯具は、前記フランジの
周縁には二重のレンズ取付溝が隣接して形成され、前記
二重のレンズ取付溝には前記レンズの脚部及び前記レン
ズと前記ランプハウジングとの間に配設されたインナー
レンズの脚部がそれぞれ気密に固着されていると共に、
前記脚部の内面に沿い且つ前記レンズ本体側に膨出して
遮光壁となる膨出突部が前記フランジの側部に一体に形
成されている構成としたので、細長く延びる光の筋がリ
ヤリッドパネル等のパネルに投影されるのを遮光壁によ
り確実に防止して、光の筋により外観が損なわれるのを
未然に防止できる。また、フランジをレンズ本体側に膨
出させることにより前記フランジに一体に形成した膨出
突部を遮光壁としたので、フランジ部の強度を向上させ
ることができる。その上、請求項1の発明の車両用灯具
は、前記リヤリッドパネルに当接させられて前記フラン
ジとリヤリッドパネルとの間の間隔を一定に保持させる
複数の間隔規制突部が前記膨出突部よりランプハウジン
グの中心側に位置させて前記フランジに一体に形成され
ていると共に、前記フランジは前記複数の間隔規制突部
間に位置させたボルトで前記リヤリッドパネルに固定さ
れている構成としたので、ランプハウジングのフランジ
が車体パネルに対して倒れることなく略平行に保持され
る。しかも、複数の間隔規制突部は膨出突部よりランプ
ハウジングの中心側に位置させて、フランジに一体に形
成されているので、フランジの一側部を複数の間隔規制
突部間に位置させたボルトでリヤリッドパネルに締め付
け固定しても、膨出突部の部分には無理な締め付け力が
作用せず、しかも、フランジとリヤリッドパネルとの間
隔は複数の間隔規制突部により常時一定に保たれて、シ
ール材 に必要以上の締め付け力を与えることがなく、シ
ール材によるシール部に締め付け力による隙間が生じた
りするのを未然に防止できる。
灯具では、車体後部の下方に向かうリヤリッドパネルの
外表面に微小間隙をおいて沿わせるフランジがランプハ
ウジングの開口縁部に一体に形成され、前記ランプハウ
ジングの開口を覆う形状のレンズ本体と前記レンズ本体
の周縁部に沿って環状に延び且つ前記フランジ側に延び
る脚部とからなるレンズが設けられ、前記脚部が前記フ
ランジに取り付けられ、前記ランプハウジングとレンズ
との間に形成される灯室にバルブが配設されている。し
かも、請求項1の発明の車両用灯具は、前記フランジの
周縁には二重のレンズ取付溝が隣接して形成され、前記
二重のレンズ取付溝には前記レンズの脚部及び前記レン
ズと前記ランプハウジングとの間に配設されたインナー
レンズの脚部がそれぞれ気密に固着されていると共に、
前記脚部の内面に沿い且つ前記レンズ本体側に膨出して
遮光壁となる膨出突部が前記フランジの側部に一体に形
成されている構成としたので、細長く延びる光の筋がリ
ヤリッドパネル等のパネルに投影されるのを遮光壁によ
り確実に防止して、光の筋により外観が損なわれるのを
未然に防止できる。また、フランジをレンズ本体側に膨
出させることにより前記フランジに一体に形成した膨出
突部を遮光壁としたので、フランジ部の強度を向上させ
ることができる。その上、請求項1の発明の車両用灯具
は、前記リヤリッドパネルに当接させられて前記フラン
ジとリヤリッドパネルとの間の間隔を一定に保持させる
複数の間隔規制突部が前記膨出突部よりランプハウジン
グの中心側に位置させて前記フランジに一体に形成され
ていると共に、前記フランジは前記複数の間隔規制突部
間に位置させたボルトで前記リヤリッドパネルに固定さ
れている構成としたので、ランプハウジングのフランジ
が車体パネルに対して倒れることなく略平行に保持され
る。しかも、複数の間隔規制突部は膨出突部よりランプ
ハウジングの中心側に位置させて、フランジに一体に形
成されているので、フランジの一側部を複数の間隔規制
突部間に位置させたボルトでリヤリッドパネルに締め付
け固定しても、膨出突部の部分には無理な締め付け力が
作用せず、しかも、フランジとリヤリッドパネルとの間
隔は複数の間隔規制突部により常時一定に保たれて、シ
ール材 に必要以上の締め付け力を与えることがなく、シ
ール材によるシール部に締め付け力による隙間が生じた
りするのを未然に防止できる。
【0034】
【0035】更に、請求項2の発明は、膨出突部が上下
に向けて形成されることにより、前記膨出突部内に形成
され且つフランジ背面に開口させられた案内溝が上下に
向けて延設され、前記案内溝のフランジ背面側への開口
幅が前記フランジと前記リヤリッドパネルとの間の微小
間隙よりも充分に大きく形成されている構成としたの
で、この膨出突部内に形成される幅広の案内溝の作用に
より、ランプハウジングが取り付けられる前記リヤリッ
ドパネルとランプハウジングのフランジとの間に侵入し
ようとする雨水が案内溝を介して排水されることにな
り、ランプハウジングが取り付けられる前記リヤリッド
パネルとランプハウジングのフランジとの間の微小間隙
に雨水が保持されるのを未然に防止できる。
に向けて形成されることにより、前記膨出突部内に形成
され且つフランジ背面に開口させられた案内溝が上下に
向けて延設され、前記案内溝のフランジ背面側への開口
幅が前記フランジと前記リヤリッドパネルとの間の微小
間隙よりも充分に大きく形成されている構成としたの
で、この膨出突部内に形成される幅広の案内溝の作用に
より、ランプハウジングが取り付けられる前記リヤリッ
ドパネルとランプハウジングのフランジとの間に侵入し
ようとする雨水が案内溝を介して排水されることにな
り、ランプハウジングが取り付けられる前記リヤリッド
パネルとランプハウジングのフランジとの間の微小間隙
に雨水が保持されるのを未然に防止できる。
【0036】
【図1】(a)は図2に示したこの発明に係る車両用灯具
を有する車両のA−A線に沿う断面図、(b)は(a)の要部
拡大図、(c)は図2の要部拡大図である。
を有する車両のA−A線に沿う断面図、(b)は(a)の要部
拡大図、(c)は図2の要部拡大図である。
【図2】図1に示した車両用灯具を備える車両の斜視図
である。
である。
【図3】従来の車両用灯具を備える車両の部分斜視図で
ある。
ある。
【図4】(a)は図4のB−B線に沿う断面図、(b)は(a)
の要部拡大図である。
の要部拡大図である。
1…車体
4…トランクリッド
4b…リヤリッドパネル(車体パネル)
7…バックアップランプ(車両用灯具)
8…ランプハウジング
8a…フランジ8b…レンズ取付溝 8b′…レンズ取付溝
8d…間隔規制突部
9…レンズ
9a…レンズ本体
9b…脚部
10…灯室
11…バルブ
20…膨出突部(遮光壁)
21…排水溝(雨水案内溝)22…インナーレンズ
Claims (2)
- 【請求項1】車体後部の下方に向かうリヤリッドパネル
の外表面に微小間隙をおいて沿わせるフランジがランプ
ハウジングの開口縁部に一体に形成され、前記ランプハ
ウジングの開口を覆う形状のレンズ本体と前記レンズ本
体の周縁部に沿って環状に延び且つ前記フランジ側に延
びる脚部とからなるレンズが設けられ、前記脚部が前記
フランジに取り付けられ、前記ランプハウジングとレン
ズとの間に形成される灯室にバルブが配設され、前記フ
ランジの周縁には二重のレンズ取付溝が隣接して形成さ
れ、前記二重のレンズ取付溝には前記レンズの脚部及び
前記レンズと前記ランプハウジングとの間に配設された
インナーレンズの脚部がそれぞれ気密に固着されている
と共に、前記脚部の内面に沿い且つ前記レンズ本体側に
膨出して遮光壁となる膨出突部が前記フランジの側部に
一体に形成された車両用灯具であって、前記リヤリッド
パネルに当接させられて前記フランジとリヤリッドパネ
ルとの間の間隔を一定に保持させる複数の間隔規制突部
が前記膨出突部よりランプハウジングの中心側に位置さ
せて前記フランジに一体に形成されていると共に、前記
フランジは前記複数の間隔規制突部間に位置させたボル
トで前記リヤリッドパネルに固定されていることを特徴
とする車両用灯具。 - 【請求項2】膨出突部が上下に向けて形成されることに
より、前記膨出突部内に形成され且つフランジ背面に開
口させられた案内溝が上下に向けて延設され、前記案内
溝のフランジ背面側への開口幅が前記フランジとリヤリ
ッドパネルとの間の微小間隙よりも充分に大きく形成さ
れていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20335994A JP3480056B2 (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 車両用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20335994A JP3480056B2 (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 車両用灯具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0864015A JPH0864015A (ja) | 1996-03-08 |
JP3480056B2 true JP3480056B2 (ja) | 2003-12-15 |
Family
ID=16472731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20335994A Expired - Fee Related JP3480056B2 (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 車両用灯具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3480056B2 (ja) |
-
1994
- 1994-08-29 JP JP20335994A patent/JP3480056B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0864015A (ja) | 1996-03-08 |
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Legal Events
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