JP3480004B2 - ライニング用塩化ビニル樹脂系管体の製造方法及びその製造装置 - Google Patents

ライニング用塩化ビニル樹脂系管体の製造方法及びその製造装置

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JP3480004B2
JP3480004B2 JP22244693A JP22244693A JP3480004B2 JP 3480004 B2 JP3480004 B2 JP 3480004B2 JP 22244693 A JP22244693 A JP 22244693A JP 22244693 A JP22244693 A JP 22244693A JP 3480004 B2 JP3480004 B2 JP 3480004B2
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼管の外周面を被覆す
るためのライニング用塩化ビニル樹脂系管体の内周面に
ホットメルト系接着剤層が形成されたライニング用管体
と、その製造方法及びその製造装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】上水用やガス用などの管体として、鋼管
の外面に塩化ビニル樹脂系管を被覆し、鉄の強度と塩化
ビニルの耐腐食性,耐薬品性の両方の長所を兼ね備えた
ライニング鋼管が使用されることがある。
【0003】このライニング鋼管を製造する方法として
は、鋼管の外周面に接着剤を塗布した後、この鋼管を塩
化ビニル樹脂系管内に挿入させ、塩化ビニル樹脂系管を
加熱によって収縮させて縮径させ、互いを接着させる方
法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たライニング鋼管の製造方法では、製造工程が多く、ま
た、鋼管の外周面に接着剤を塗布するなど煩雑な作業が
あるなど、容易にこのライニング鋼管を得ることができ
なかった。
【0005】そこで本発明は、上記問題点を解消するた
めに、鋼管の外周表面に塩化ビニル樹脂系管などを被覆
形成させたライニング鋼管を容易に得ることができるラ
イニング用管体の製造方法と、その製造装置を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】次に、上記の目的を達成
するための手段を、実施例に対応する図1乃至図5を参
照して説明する。
【0007】 この発明のライニング用管体Pの製造方
法は、塩化ビニル樹脂系管体Wが連続して押出成形され
るとともに、該管体Wの内周面Wbに、溶融したホット
メルト系接着剤を連続して膜状に押し出して塗布した
後、該管体Wを拡径させると同時に冷却し該管体Wを固
化させ、その後、自転を行いながら該管体の回りを公転
し、かつ同時に管体の中心方向に移動するディスクカッ
タ36により所定長さ毎に押し切り切断してライニング
用塩化ビニル樹脂系管体Pを得ることを特徴としてい
る。
【0008】 また、この発明のライニング用管体の製
造方法は、溶融した塩化ビニル樹脂系合成樹脂を金型4
内に流入させ、該金型4の環状口金11より押し出すこ
とにより連続した塩化ビニル樹脂系管体を成形させると
ともに、前記環状口金11の位置にて前記管体Wの径を
拡げると同時に、前記環状口金11の内縁に沿って設け
られた塗布口金18より溶融したホットメルト系接着剤
を前記管体Wの内周面Wbに連続して押し出して膜状に
塗布し、該内周面Wbに接着剤層Lを形成させた後、該
管体Wをさらに拡径させると同時に該管体Wを冷却し固
化させ、その後、自転を行いながら該管体の回りを公転
し、かつ同時に管体の中心方向に移動するディスクカッ
タ36により該管体Wを所定長さ毎に押し切り切断して
ライニング用塩化ビニル樹脂系管体Pを得ることとして
もよい。
【0009】 さらに、この発明のライニング用塩化ビ
ニル樹脂系管体の製造装置1は、塩化ビニル樹脂系管体
Wを連続して押出成形させるとともに、該管体Wの内周
面Wbに、溶融したホットメルト系接着剤を連続して膜
状に押し出し塗布させる成形用金型4を具備した成形部
2と、該成形部2によって押出成形された前記管体Wを
真空を働かせ拡径させるとともに、該管体Wと内周面W
bに塗布された前記ホットメルト系接着剤とを冷却して
固化させる真空冷却部20と、該真空冷却部20により
内周面Wbに接着剤層Lが形成された前記管体Wを、自
転を行いながら該管体の回りを公転し、かつ同時に管体
の中心方向に移動するディスクカッタ36により所定の
長さ毎に押し切り切断する切断部33と、を具備すると
ともに、前記各部2,20,33が直列配置されている
ことを特徴としている。
【0010】なお、前記成形用金型4は、一側面4aに
環状口金11を有する金型であって、前記環状口金11
の内縁円11bに連続して略外縁円11a方向に拡径状
に形成されたテーパ面16を有した拡径部13が設けら
れるとともに、該拡径部13と前記内縁円11bとの境
の周面に前記外縁円11a方向に開口する塗布口金18
が設けられている構造としてもよい。
【0011】
【作用】成形部2にて、溶融した塩化ビニル樹脂系合成
樹脂は、成形用金型4の環状口金11より押し出され管
体Wに成形されると同時に、ホットメルト系接着剤が、
この成形用金型4の塗布口金18より押し出されて、前
記管体Wの内周面Wbに塗布され、この内周面Wbに接
着剤が塗布された管体Wが連続して形成される。
【0012】そして、この管体Wは、真空冷却部20に
て、その径を拡径されると同時に冷却され、内周面Wb
の接着剤とともに固化される。その後、管体Wは、切断
部33にて所定の長さ毎に切断され、ライニング用管体
Pとなる。
【0013】なお、成形部2における成形用金型4で
は、環状口金11の位置にて管状に形成される管体Wの
径を拡径部13のテーパ面16によって拡げると同時
に、この環状口金11の内縁に沿って設けられた塗布口
金18より押し出される接着剤が管体Wの内周面Wbに
塗布されるようになっている。
【0014】
【実施例】図1は本発明によるライニング用管体の製造
装置の一実施例を示す概略側面図、図2は同実施例によ
る製造装置を構成する成形部の成形用金型の側断面図、
図3は同実施例による成形用金型の一部拡大側断面図、
図4は同実施例による製造装置を構成する真空冷却部の
側断面図、図5は同実施例による製造装置を構成する切
断部の概略正面図である。
【0015】まず、本発明のライニング用管体の製造装
置1の構成について説明する。このライニング用管体P
の製造装置1は、図1に示すように、成形部2と、真空
冷却部20と、切断部33とで大略構成され、各部2,
20,33が直列に配置されている。
【0016】まず、成形部2は、押出機3と成形用金型
4とで構成されている。
【0017】押出機3は、図1に示すように、2基で構
成され、一方の押出機3Aは、2軸異方向の深溝タイプ
の押出機で、管体Wの素材となるペレット又はパウダ状
の熱可塑性樹脂成形材料、例えば塩化ビニル樹脂が供給
され、この樹脂を加熱し、軟化溶融させるとともに、後
述する成形用金型4にこの樹脂を供給するようになって
おり、また、他方の押出機3Bは、低粘度用シングルタ
イプの押出機を用い、例えば粉末状の常温ではべとつか
ないホットメルト系接着剤が供給され、この接着剤を加
熱し溶融させ、ヒートホース5などを介して上記一方の
押出機3Aと同様の成形用金型4に供給するようになっ
ている。
【0018】成形用金型4は、前記一方の押出機3Aに
連結され、略直方形状のブロック状に形成されていると
ともに、図2に示すように、中央に貫通した断面円形の
流路6が形成されている。
【0019】流路6の一方の開口である進入口7は、前
記一方の押出機3Aの押出口3Aaに接続されている。
また、この流路6内には、一方の端部8aが円錐形状に
形成された略円柱形状の中子8が複数のスパイダー9を
介して、この流路6と同心円となるように設けられ、こ
の流路6を連続した環状に形成している。
【0020】中子8の他方の端部8bは、図3に示すよ
うに、流路6の他方の開口10に表出し、この端部8b
によって、金型本体の一側面4aに環状口金11を形成
している。
【0021】また、この中子8には、図3に示すよう
に、他方の端部8bに略すり鉢状の凹部8cが形成され
ているとともに、中心を貫通し、かつ前記スパイダー9
内を貫通して形成される供給流路12が形成されてお
り、この端部8bの凹部8c中央と、金型本体の側面4
bにそれぞれ開口している。
【0022】金型本体の側面4bに開口する供給流路1
2の一方の接続口12aは、ヒートホース5の一端が接
続され、前述した他方の押出機3Bに接続されている。
【0023】また、中子8の端部8bに形成された凹部
8cには、スパイダー(図示せず)を介して略円錐台形
状の拡径部13が同心円状に設けられており、供給流路
12を連続した環状に形成させている。
【0024】この拡径部13は、図3に示すように、そ
の外周面が、中途に段部14が形成されたテーパ面で構
成され、先端側テーパ面15が中子8の凹部8cの内周
面と対向し、段部14は中子8の端面8dに対向されて
おり、基端側テーパ面16が金型本体の一側面4aより
突出するとともに、前記環状口金11の外縁円11a方
向に拡径状に形成されている。
【0025】そして、この拡径部13の、段部14とテ
ーパ面16とがなす角部17は、前記環状口金11の内
縁円11bと対向するとともにこの内縁円11bと同径
に形成され、この角部17と内縁円11bとで形成され
る間隙が環状口金11の外縁円11a方向に開口する塗
布口金18を形成している。
【0026】すなわち、図3に示すように、環状口金1
1と塗布口金18とが、環状口金11の内縁円11bを
境に隣接して形成されるようになっているとともに、拡
径部13のテーパ面16が環状口金11を内縁円11b
側からやや覆うように設定され、この環状口金11によ
る進出方向を拡径方向にやや屈曲させるようになってい
る。なお、この拡径部13のテーパ面16における最外
径は、前記環状口金11の内縁円11bの外径より1m
m大径に形成されている。
【0027】次に、真空冷却部20は、図1に示すよう
に成形部2に隣接して配設され、図4に示すように、開
放水槽部21と真空水槽部25とで構成されている。開
放水槽部21は、前記成形用金型4の口金11を有する
一側面4aに対向して配設され、この一側面4aに対向
する側面に形成された開口である進入口22より、この
金型4によって成形される管体Wが進入するようになっ
ている。この開放水槽部21内には、移動する管体Wを
支持するガイドパイプ23が進入口22に連続して設け
られているとともに、冷却水を放水する放水口24が設
けられ、押し出された管体Wを約80℃に冷却する。
【0028】真空水槽部25は、開放水槽部21に連続
して配設され、両側に開口部26,27が設けられた略
密閉された槽で、一方の開口部26は、開放水槽部21
の出口を兼ねた進入口となっている。進入口26には、
シールゴム28が設けられているとともに、周側面に脱
気孔が多数穿設された筒状成形型29が、槽内方向に延
出するように連続して設けられており、この筒状成形型
29内を管体Wが移送される間に拡径され、熱収縮性が
付与される。
【0029】この筒状成形型29の内径は、前記成形用
金型4により成形される管体Wの直径より1.2〜1.
5倍の大径に設定されている。真空水槽部25は、真空
ポンプ(図示せず)に接続され、槽25内の気圧を40
〜50cmHgに維持するように設定されている。
【0030】また、この真空水槽部25内には、前記開
放水槽部21と同様の放水口30が配設され、この真空
水槽部25内を移動する管体Wに対して、冷却水が放水
されるようになっている。真空水槽部25の出口となる
他方の開口部27には、周縁に進入口26と同様のシー
ルゴム28が設けられ、放水によって管体Wの外周面W
aに付着した水滴などが排除されるようになっている。
【0031】次に、印刷機31は、図1に示すように、
真空冷却部20の真空水槽部25の出口27側に配置さ
れ、この真空水槽部25から搬送される管体Wを支持す
るとともに、この管体Wの外周表面Waに、管体Wの規
格番号やパイプサイズ,製造年月日などを印刷する装置
である。
【0032】引取機32は、印刷機31に隣接し、前述
した成形部2で押出成形された後、真空冷却部20にて
冷却固化する管体Wを、キャタピラやロール,ベルトな
どで挟持し、これを回転させることで、管体Wを常に一
定速度で引き取り、次工程へ搬送させる装置である。す
なわち、この引取機32にて管体Wは成形部2の押出成
形とともに連続して成形され、同時に一定の速度で搬送
されるようになっている。なお、この引取機32の引取
速度によって管体Wの肉厚が決定される。
【0033】次に、切断部33は、図1に示すように、
引取機32に隣接して配置されている。この切断部33
は、架台34と、この架台34上をスライド移動するカ
ッター機構部35で構成されている。
【0034】カッター機構部35は、複数の円形回転歯
(ディスクカッタ)36を使用するディスクカッタ機構
で構成され、本実施例では、図5に示すように、3枚の
ディスクカッタ36が120°間隔の等間隔に配置さ
れ、各ディスクカッタ36の中心に管体Wが位置するよ
うになっている。
【0035】各ディスクカッタ36は、各々同方向に回
転するように制御されるとともに、管体Wの外周を同方
向に回転移動し、同時に管体Wの中心方向に移動し、こ
の管体Wを押し切り切断するようになっている。また、
このカッター機構部35は、スライド機構(図示せず)
が配設され、管体Wの搬送移動に対応して架台34上を
スライド移動するようになっている。
【0036】そして、この切断部33の後方には、切断
され、製品となったライニング用管体Pを収納するスタ
ッカー台車37が配置されている。
【0037】次に、上記のように構成された製造装置1
によるライニング用管体Pの製造方法について説明す
る。まず、成形部2の一方の押出機3Aによって、管体
Wの素材となるペレット又はパウダ状の塩化ビニル樹脂
が加熱され、軟化溶融されるとともに、他方の押出機3
Bによって、ホットメルト系接着剤が加熱溶融される。
塩化ビニル樹脂は、成形用金型4の流路6に供給され、
環状口金11方向に押し出され、また、ホットメルト系
接着剤は、ヒートホース5を介して成形用金型4の供給
流路12へ供給され塗布口金18方向に押し出される。
【0038】そして、塩化ビニル樹脂は環状口金11か
ら押し出される際に、連続した中空円形状の管体Wに成
形されるとともに、この環状口金11の位置にて、拡径
部13のテーパ面16により、環状口金11による成形
径より1mm拡径されて押し出され、同時に、環状口金
11に隣接する塗布口金18より押し出されるホットメ
ルト系接着剤が、環状口金11により成形される前記管
体Wの内周面Wbに塗布されるように接着剤層Lを形成
させる。
【0039】すなわち、環状口金11の位置にて塩化ビ
ニル樹脂が管体Wに成形されるとともに拡径部13にて
1mm拡径されるが、同時に、塩化ビニル樹脂の管体W
の内側からホットメルト系接着剤がこの管体Wを強制的
に押し拡げるように押し出される。これにより、ホット
メルト系接着剤は、塩化ビニル樹脂の管体Wの内周面W
bに加圧状態で塗布され、接着剤層Lが形成された中空
円形状の管体Wが連続して成形される。
【0040】成形用金型4にて成形された直後の管体W
は、表面の温度が約150℃となっており固化していな
いが、真空冷却部20の開放水槽部21内に進入して冷
却水を浴びることで、管体Wの表面温度は約80℃に冷
却し、やや固化した状態で真空水槽部25内へ搬送され
る。
【0041】真空水槽部25内では、真空ポンプが作動
しており、固化していない管体Wは筒状成形型29内を
移動しながら、この型29内でその径を1.2〜1.5
倍に拡径される。この拡径で管体Wは径方向に収縮しよ
うとする歪みを有しており、さらに冷却水が浴びせら
れ、表面温度を低下させて完全に固化させる。
【0042】固化した管体Wは、真空水槽部25の出口
となる他方の開口部27より搬出される。
【0043】次に、管体Wは印刷機31へ搬送され、そ
の外周表面Waに、規格番号やパイプサイズ,製造年月
日などが印刷される。そして、この管体Wは、引取機3
2によって常に一定の速度で連続して引き取られ、次工
程の切断部33へ搬送される。
【0044】切断部33では、連続して搬送される管体
Wが所定長さ搬送された時点でカッター機構部35が作
動する。
【0045】カッター機構部35は、切断位置となった
管体Wに対し、各ディスクカッタ36が、各々同方向に
回転するとともに、管体Wの外周を回転し、同時に管体
Wの中心方向に移動して、管体Wを切断する。すなわ
ち、このディスクカッタ36は自転を行いながら管体W
の回りを公転し、かつ同時に管体Wの中心方向に移動す
ることで管体Wを押し切り切断するようになっている。
【0046】なお、この切断部33では、管体Wが連続
して搬送されるので、カッター機構部35がこの管体W
の搬送移動に対応して架台34上をスライド移動し、切
断が行われる。
【0047】そして、所定の長さに切断された管体Wは
ライニング用管体Pとなり、スタッカー台車37に収納
される。
【0048】さて、上記のように構成されたライニング
用管体Pを鋼管にライニングするには、このライニング
用管体P内に鋼管を挿入し、90〜130℃の熱を加え
ることで、強制的に拡径形成されたライニング用管体P
が、径方向に20〜30%収縮し、同時にこの加熱温度
によってライニング用管体Pの内周面(Wb)に形成さ
れたホットメルト系接着剤層Lが溶融活性化して、鋼管
の外周表面に接着され、ライニング鋼管となる。
【0049】従ってこのように構成されたライニング用
管体Pによれば、加熱により収縮する特性の塩化ビニル
樹脂などの材質より形成されているとともに、径方向に
収縮しようとする歪みをもった状態で拡径成形され、か
つ収縮時の加熱によって内周面の接着剤層Lが溶融活性
化する構成とされているので、鋼管の外周表面にライニ
ングする際には、このライニング用管体P内に鋼管を挿
入させ、加熱処理することで、このライニング用管体P
は径方向に収縮するとともに、鋼管の外周表面に塩化ビ
ニル樹脂よりなる管体が接着されることとなり、容易に
ライニング鋼管を得ることができる。これにより、鋼管
の外周表面に接着剤を塗布する工程は省略されることと
なり、また、均一な接着剤層を有していることから、鋼
管に対して確実に接着される。
【0050】また、上記のようなライニング用管体Pの
製造方法によれば、管体Wを押出成形するとともに、そ
の内周面Wbにホットメルト系接着剤を連続して押し出
し、膜状に塗布する構成としたことにより、管体Wの製
造と接着剤層Lの形成を同時に行うことができるので、
容易にライニング用管体Pを得ることができ、また、こ
の接着剤層Lの厚さを均一に形成させることができる。
【0051】さらに、管体Wの内周面Wbに接着剤を塗
布した直後に、この管体Wを拡径させて冷却し、この管
体Wを固化させてライニング用管体Pとさせることによ
り、管体がその径方向に収縮しようとする歪みを有した
状態となるので、鋼管の外周表面にこのライニング用管
体Pをライニングする際に、加熱させることで容易に被
覆させることが可能となる。
【0052】また、合成樹脂よりなる管体Wの内周面W
bにホットメルト系接着剤を塗布する工程を、管体Wを
環状口金11にて押出成形させると同時にこの管体Wの
径を強制的に拡げ、環状口金11の内縁に沿って設けた
塗布口金18より接着剤を管体Wの内周面Wbに膜状に
塗布させるように押し出して成形する方法としたので、
内周面Wbに接着剤層Lが確実に形成された管体Wを一
工程で得ることが可能となり、また、管体Wの径を拡げ
ると同時に接着剤を塗布する方法、すなわち、加圧状態
で塗布することとなるため、低粘度のホットメルト系接
着剤が垂れ落ちることがなく、確実に内周面Wbに塗布
され、均一な接着剤層Lを形成させることができる。
【0053】また、このライニング用管体Pの製造装置
によれば、管体Wを連続して押出成形させるとともに、
この管体Wの内周面Wbに溶融したホットメルト系接着
剤を連続して膜状に押し出し塗布させる成形用金型4を
具備した成形部2と、この成形部2によって押出成形さ
れた管体Wを真空を働かせ拡径させるとともに、管体W
と内周面Wbに塗布されたホットメルト系接着剤とを冷
却して固化させる真空冷却部20と、この真空冷却部2
0により内周面Wbに接着剤層Lが形成された管体Wを
所定の長さ毎に押し切り切断する切断部33と、を具備
し、かつ前記各部2,20,33を直列配置させた構成
としたので、内周面Wbに均一な厚さの接着剤層Lが確
実に形成された管体Wを一連の工程で得ることが可能と
なり、品質が偏らず良好なライニング用管体Pを得るこ
とが可能となる。
【0054】また、前記成形部2を構成する成形用金型
4が、一側面4aの環状口金11の内縁円11bに連続
して略外縁円11a方向に拡径状に形成されたテーパ面
16を有した拡径部13が設けられるとともに、この拡
径部13のテーパ面16と前記内縁円11bとの境の周
面に前記外縁円11a方向に開口する塗布口金18が設
けられる構成としたので、環状口金11により成形され
る管体Wが、拡径部13のテーパ面16により強制的に
拡径され、同時に管体Wの内周面Wbに、この管体Wが
成形されると同時に接着剤を押し出し塗布する構造とな
り、粘度の異なる塩化ビニル樹脂などの合成樹脂と接着
剤とを層状に成形することが可能となる。すなわち、接
着剤が低粘度であっても、成形時に垂れ落ちることなく
確実に管体Wの内周面Wbに塗布されるので、管体Wの
成形と同時に、この管体Wの内周面Wbに均一な厚さの
接着剤層Lが形成される。そして、ライニング用管体P
を得る工程がこの金型による成形で一括して得ることが
可能となるので、従来のように接着剤を塗布する工程を
省くことが可能となる。
【0055】さらに、管体Wを切断する際に、鋸刃の切
断機で切断する場合、切断面が加熱するため、塗布した
接着剤が溶融し刃に付着する恐れがあるが、本発明の装
置1による切断機33によれば、複数のディスクカッタ
36による押し切り切断なので接着剤が溶融せず、切断
面付近の接着剤が変形することがないので、品質が良好
なライニング用管体Pが得られる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるライニ
ング用管体では、加熱により収縮する特性の塩化ビニル
樹脂系の合成樹脂材料より形成されている管体の内周面
に予め接着剤層が形成されているので、鋼管の外周表面
にライニングする際には、このライニング用管体内に鋼
管を挿入させ、加熱処理することで、このライニング用
管体は径方向に収縮するとともに、鋼管の外周表面に管
体が接着剤によって接着されることとなり、容易にライ
ニング鋼管を得ることができるという効果がある。
【0057】また、このライニング用管体は内周面に予
め接着剤が層状に形成されていることから、ライニング
鋼管を得る際に、鋼管の外周表面に接着剤を塗布する煩
雑な作業が省略できるとともに、このライニング用管体
はその内周面に均一な接着剤層を有していることから、
鋼管に対して容易にかつ確実に接着できるという効果が
ある。
【0058】また、本発明によるライニング用管体の製
造方法では、管体を連続して押出成形するとともに、こ
の管体の内周面にホットメルト系接着剤を連続して押し
出し、膜状に塗布して接着剤層を形成させる方法であ
り、管体とこの管体の内周面の接着剤層を同時に形成し
てライニング用管体を得るので、製造工程が簡略化され
るという効果がある。
【0059】さらに、管体の成形と同時に接着剤の塗布
を行い得られる管体を、拡径させると同時に冷却して固
化させ、ライニング用管体とする製造方法では、管体が
その径方向に収縮しようとする歪みを有した状態で成形
されるので、鋼管の外周表面へのライニングの際、加熱
処理のみで容易にこの鋼管を被覆および接着させること
ができるという効果がある。
【0060】また、金型の環状口金より押し出すことで
連続した管体を成形させる際に、この環状口金の位置に
て管体の径を拡げると同時に、この環状口金の内縁に沿
って設けられた塗布口金より溶融した接着剤を連続して
押し出し、管体の内周面にこの接着剤を膜状に塗布させ
る製造方法によれば、内周面に接着剤層が確実に形成さ
れた管体を一工程で得ることが可能となるとともに、接
着剤が塗布される際に、加圧状態で塗布することとなる
ため、低粘度のホットメルト系接着剤が垂れ落ちること
がなく、管体の内周面に均一な接着剤層が形成されると
いう効果がある。
【0061】また、本発明によるライニング用管体の製
造装置によれば、管体を連続して押出成形させるととも
に、この管体の内周面に溶融したホットメルト系接着剤
を連続して膜状に押し出し塗布させる成形用金型を具備
した成形部と、この成形部によって押出成形された管体
を真空を働かせ拡径させるとともに、管体と内周面に塗
布されたホットメルト系接着剤とを冷却して固化させる
真空冷却部と、この真空冷却部により内周面に接着剤層
が形成された管体を所定の長さ毎に押し切り切断する切
断部と、を具備しているので、内周面に均一な厚さの接
着剤層が確実に形成され、加熱によって容易に縮径し接
着が可能なライニング用管体を得ることができるととも
に、前記各部を直列に配置させた構成としたので、ライ
ニング用管体の製造を一連の工程で得ることが可能とな
り、品質が偏らず良好なライニング用管体を得ることが
できるという効果がある。
【0062】さらに、前記製造装置の成形部を構成する
成形用金型を、一側面の環状口金の内縁円に連続して略
外縁円方向に拡径状に形成されたテーパ面を有した拡径
部が設けられるとともに、この拡径部と前記内縁円との
境の周面に前記外縁円方向に開口する塗布口金が設けら
れる構成とすれば、環状口金により成形される管体は、
拡径部のテーパ面により強制的に拡径され、同時に管体
の内周面に、この管体が成形されると同時に接着剤を押
し出し塗布することとなり、粘度の異なる塩化ビニル樹
脂などの合成樹脂と接着剤とを層状に成形させることが
できるという効果がある。すなわち、粘度の低い接着剤
を合成樹脂とともに層状に成形する際に、接着剤が垂れ
落ちることなく確実に塗布され接着剤層となって成形さ
れるので、管体の成形と同時にこの管体の内周面に均一
な厚さの接着剤層を形成させることができるという効果
がある。
【0063】 また、本発明の装置による切断機によれ
ば、自転を行いながら該管体の回りを公転し、かつ同時
に管体の中心方向に移動するディスクカッタによる押し
切り切断で管体を切断するので管体に塗布された接着剤
が溶融せず、この切断面付近の接着剤が変形することが
ないので、品質が良好なライニング用管体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるライニング用管体の製造装置の一
実施例を示す概略側面図
【図2】同実施例による製造装置を構成する成形部の成
形用金型の側断面図
【図3】同実施例による成形用金型の一部拡大側断面図
【図4】同実施例による製造装置を構成する真空冷却部
の側断面図
【図5】同実施例による製造装置を構成する切断部の概
略正面図
【符号の説明】
1…製造装置 2…成形部 4…成形用金型 4a…一側面 11…環状口金 11a…外縁円 11b…内縁円 13…拡径部 16…テーパ面 18…塗布口金 20…真空冷却部 33…切断部 L…接着剤層 P…ライニング用管体 W…管体 Wb…内周面
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29L 9:00 B29L 9:00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニル樹脂系管体が連続して押出成
    形されるとともに、該管体の内周面に、溶融したホット
    メルト系接着剤を連続して膜状に押し出して塗布した
    後、該管体を拡径させると同時に冷却し該管体を固化さ
    せ、その後、自転を行いながら該管体の回りを公転し、
    かつ同時に管体の中心方向に移動するディスクカッタに
    より所定長さ毎に押し切り切断してライニング用管体を
    得ることを特徴とするライニング用塩化ビニル樹脂系
    体の製造方法。
  2. 【請求項2】 溶融した塩化ビニル樹脂系合成樹脂を金
    型内に流入させ、該金型の環状口金より押し出すことに
    より連続した塩化ビニル樹脂系管体を成形させるととも
    に、前記環状口金の位置にて前記管体の径を拡げると同
    時に、前記環状口金の内縁に沿って設けられた塗布口金
    より溶融したホットメルト系接着剤を前記管体の内周面
    に連続して押し出して膜状に塗布し、該内周面に接着剤
    層を形成させた後、該管体をさらに拡径させると同時に
    該管体を冷却し固化させ、その後、自転を行いながら
    管体の回りを公転し、かつ同時に管体の中心方向に移動
    するディスクカッタにより管体を所定長さ毎に押し切り
    切断してライニング用管体を得ることを特徴とするライ
    ニング用塩化ビニル樹脂系管体の製造方法。
  3. 【請求項3】 塩化ビニル樹脂系管体を連続して押出成
    形させるとともに、該管体の内周面に、溶融したホット
    メルト系接着剤を連続して膜状に押し出し塗布させる成
    形用金型を具備した成形部と、 該成形部によって押出成形された前記管体を真空を働か
    せ拡径させるとともに、該管体と内周面に塗布された前
    記ホットメルト系接着剤とを冷却して固化させる真空冷
    却部と、 該真空冷却部により内周面に接着剤層が形成された前記
    管体を、自転を行いながら該管体の回りを公転し、かつ
    同時に管体の中心方向に移動するディスクカッタにより
    所定の長さ毎に押し切り切断する切断部と、 を具備するとともに、前記各部が直列配置されているこ
    とを特徴とするライニング用塩化ビニル樹脂系管体の製
    造装置。
  4. 【請求項4】 前記成形用金型は、一側面に環状口金を
    有する金型であって、前記環状口金の内縁円に連続して
    略外縁円方向に拡径状に形成されたテーパ面を有した拡
    径部が設けられるとともに、該拡径部のテーパ面と前記
    内縁円との境の周面に前記外縁円方向に開口する塗布口
    金が設けられていることを特徴とする請求項記載のラ
    イニング用塩化ビニル樹脂系管体の製造装置。
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