JP3478954B2 - 絵柄浮出し物品の製造方法 - Google Patents

絵柄浮出し物品の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小口あるいは用紙
に表示部(絵柄)をもつメモ帳等の絵柄浮出し物品の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小口等に絵柄、見出し等の印刷パ
ターンを印刷したメモ帳等の物品において、図11に示
すように、メモ帳31を、所定の大きさの多数の紙(用
紙)32を揃えて重合し、その上端縁(天糊)を接着等
の手法により容易に離脱可能となるように係止し、その
垂直下端縁(小口)34を解放状とするとともに最上面
に表紙33を設け、かつその下面に裏表紙33Aを設け
たものがある(実願昭62−173001号(実開平1
−76271号公報)のマイクロフィルム参照)。そし
て、このメモ帳31では、重合した用紙32の下端の重
合端面(小口)に広告文等の表示部35が印刷等により
印刷パターンとして表示されている。また、上部の用紙
32の一部と下部用紙32の一部の上面の下部には、同
じく広告文等の表示部35及び35Aが表示されてい
る。そして、図12に示すように、メモ帳31の下部を
円弧状に折り曲げると、重合端面の面積が大となり、重
合端面(小口)34の表示部35がやや縦長状となって
表示部35の内容を良く判読できるようになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の垂直小口をもつメモ帳等の物品では、その製
作方法が極めて複雑であって大量生産になじまず、ま
た、その小口等に印刷した表示部を判読するのにその都
度メモ帳との下部を円弧状に折り曲げる必要がある等の
問題点があった。
【0004】そこで、本発明は、このような従来の小口
に表示部をもつメモ帳等の製作方法の問題点に鑑みてな
されたもので、予め複数の用紙に同一パターンを印刷
し、その上端縁を断裁した後糊付けし、上端縁を挟持し
て反転させて折曲してからその下端縁を断裁するか、あ
るいは上端縁を糊付けせずにその下端縁を断裁し、下端
縁を揃え直してから、再度上端縁を挟持して断裁し、糊
付けする。これにより、用紙束の下端縁の斜小口あるい
は直角小口に用紙に印刷した印刷パターンが浮出るよう
にした絵柄浮出し物品の製造方法を提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の絵柄浮出し物品
の製造方法で製造される物品は、パターン印刷を施した
所定の寸法の多数の用紙を揃えて重合し、その上端部を
離脱可能に糊付けし、その下端部を解放状としたメモ帳
等の物品であって、重合端面である解放状の下端部に用
紙を上部から順次めくりあるいは取り除いても残余の用
紙の表面と重合端面に印刷パターンが浮出るようにした
ものである。
【0006】本発明の絵柄浮出し物品の製造方法は、
用紙の紙面に同一のパターンを印刷し、印刷パターンを
印刷した用紙の束の上端縁を仕上げ断裁した後、上端
縁を糊付けし、上端縁を挟持具に挟んで固定し、挟持具
を反転させて上端縁と用紙の束の下端縁とがほぼ直角と
なるように折曲して断裁機に取り付け、断裁機の断裁刃
により下端縁を紙面に直角方向に断裁する工程からな
り、これにより下端縁が斜面となって、斜面に印刷パタ
ーンが浮出るようになる。
【0007】また、本発明の絵柄浮出し物品の製造方法
は、複数の用紙の紙面に同一のパターンを印刷し、パタ
ーンを印刷した複数の用紙の束の上端縁を仕上げ断裁し
て揃え、上端縁を挟持具に挟んで固定し、挟持具を反転
させて上端縁と用紙の束の下端縁とがほぼ直角となるよ
うに折曲して断裁機に取り付け、断裁機の断裁刃により
下端縁を紙面に直角方向に断裁し、挟持具から断裁した
用紙の束を外し、下端縁が紙面に直角となるように揃え
直し、再度挟持具に用紙の束を挟持して上端縁が紙面と
直角となるように断裁し、断裁した上端縁を糊付けする
工程からなり、これにより下端縁が紙面に直交し、この
直交面に印刷パターンが浮出るようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の絵柄浮出し物品の
製造方法の実施の形態を添付した図面に基づいて説明す
る。
【0009】本発明の製造方法で製作される物品の形態
そこで、まず、本発明の絵柄浮出し物品の製造方法によ
って製作される物品の形態について説明する。
【0010】図1は本発明の絵柄浮出し物品の製造方法
で製作した斜小口表示(印刷パターン)をもつメモ帳1
の斜視図を示す。このメモ帳1は所定の大きさの多数
(例えば100枚)の用紙3をその上端縁の綴じ面(天
糊)8を揃えて重合し、天糊8を接着剤等により容易に
それらが離脱できるように係止する。そして、その下端
縁を解放状として傾斜させて斜小口6とし、印刷パター
ンとしてこの斜小口6の表面にアルファベット等(例え
ばA文字)の斜小口表示7を浮出してある。さらに、メ
モ帳1の両側に左側束4と右側束5とを形成して所定の
巾をメモ帳1にもたせるとともに、用紙3の最上面に社
名等を印刷した表紙(天面)2と用紙3の最下面には幾
分厚手の台紙からなる裏表紙9とが貼付されている。こ
のような構成により、メモ帳1の用紙3をめくっても最
後まで斜小口表示(印刷パターン)7が現われるように
なっている。
【0011】図2は本発明の絵柄浮出し物品の製造方法
に関連した方法で製作した斜小口見出し(印刷パター
ン)をもつ書籍、カタログ、文書等の印刷物1Aの参考
例の斜視図を示す。ここで、図2(a)はこの印刷物1
Aの仕上り外見を示す斜視図であって、表紙(天面)を
開いた状態、また、図2(b)はその中間頁を開いた時
の斜小口見出しの状態を示す。この印刷物1Aはすでに
パターン印刷を施した所定の大きさの印刷紙3Aをその
上端縁(背糊)8Aを揃えて重合・丁合し、背糊8Aを
接着剤等により堅固に固定し、その下端縁を解放状とし
て傾斜させて斜小口6Aとし、印刷パターンとしてこの
斜小口6Aの表面にアルファベット等(例えば、Aから
Z)の斜小口見出し7Aを浮出してある。さらに、印刷
物1Aの両側に左側束4Aと右側束5Aとを形成して所
定の巾を印刷物1Aにもたせるとともに、印刷紙3Aの
最上面に所定の事項を印刷した幾分厚手の表紙(天面)
2Aと印刷紙3Aの最下面には幾分厚手の裏表紙9Aと
が貼付されている。このような構成により、印刷物1A
の頁をめくっても所定の見出し7Aが常時斜小口6Aに
現れるようになっている。
【0012】図3は本発明の絵柄浮出し物品の製造方法
で製作した直角小口表示(印刷パターン)をもつメモ帳
1Bの斜視図を示す。
【0013】このメモ帳1Bは、図1に示したメモ帳1
と同じように、所定の大きさの多数の用紙3Bをその上
端縁の綴じ面(天糊)8Bを揃えて重合し、天糊8Bを
接着剤等により容易にそれらが離脱できるように係止す
る。そして、その下端縁を解放状として紙面に垂直な直
角小口6Bとし、印刷パターンとして用紙3Bの各表面
にアルファベット等の小口表示(印刷パターン)7Bを
印刷してある。さらに、メモ帳1Bの両側に左側束4B
と右側束5Bとを形成して所定の巾をメモ帳1Bにもた
せるとともに、用紙3Bの最上面に社名等を印刷した表
紙(天面)2Bと用紙3Bの最下面には幾分厚手の台紙
からなる裏表紙9Bとが貼付されている。このような構
成により、メモ帳1Bの用紙3Bをめくっても最後まで
小口表示7Bが直角小口6Bの表面に浮出るとともに用
紙3Bの表面に現われるようになっている。
【0014】図4は本発明の絵柄浮出し物品の製造方法
で製作した直角小口表示(印刷パターン)をもつ書籍1
C(例えば辞典等)の斜視図を示す。この書籍1Cはす
でに印刷を施した所定の大きさの印刷紙(束)3Cをそ
の右端縁(背)8Cを右綴じにして右糊とし、その左端
縁を解放状として紙面に垂直な直角小口6Cとし、この
直角小口6Cの表面と紙面にわたって小口見出し(例え
ばアルファベットAからZ)を印刷してある。さらに、
書籍1Cの上端面と下端面とをそれぞれ天4Cと地5C
として構成するとともに、印刷紙(束)3Cの最上面に
所定の事項(例えば、書名、著者名、発行所名等)を印
刷・刻字した幾分厚手の表紙カバー2Cが背8Cに貼付
されている。このような構成により、書籍1Cの印刷紙
(束)3Cの所定個所を検索する際、直角小口6Cに印
刷した小口見出しが常時浮出るので、容易に所要情報の
検索ができるようになる。
【0015】図5は、図3に示した直角小口表示7B
(例えば、アルファベットA)をもつメモ帳1Bの用紙
3Bを初頁(図5(a)、中間頁(図5(b))及び後
方頁(図5(c))の順にめくった時の小口表示7Bの
印刷面と小口面との関連を図示したものである。この場
合、小口表示7Bは直束小口浮印7B′、中面7B″、
地面7B″′のように変化して現われるようになる。
【0016】また、図6は、図3に示した直角小口表示
をもつメモ帳1Bと同一のメモ帳1Dであるが(印刷パ
ターン7Dを除く他の構成部分2Dから9Dは図3に示
したメモ帳1Bと同一構成であるので、それらの説明を
省略する)、印刷パターン7D(例えば雪ダルマ、日の
出マーク等のパターン)を用紙3Dの表面に印刷をし、
小口Dに目隠し印刷をしたものである。この構成によ
り、頁(用紙)を上から下へめくるにつれて、印刷パタ
ーン7Dがあたかも移動するように用紙3Dの表面に浮
出るようになる。
【0017】本発明の製造方法に用いられる装置の形態 次に、図7と図8は、本発明の絵柄浮出し物品の製造方
法に用いられる断裁機の用紙クリッパー部分の斜視図と
図7に示すVIII−VIII矢視横断面図である。
【0018】図7に示したクリッパー14は、通常の印
刷製本用断裁機の送りグシ部(図示せず)に取り付けら
れ、このクリッパー14に挟んだ紙束3の断裁を行うよ
うになっている。クリッパー14は、図7に示すよう
に、断裁機の定盤13に配設されたクリッパー支持部1
2に取り付けられ、このクリッパー支持部12上に載置
された突当板11の側面に断裁刃10の背面が当接して
断裁を行う。
【0019】図9と図10に示すように、クリッパー1
4は、紙束3を挟むクリッパー部材15と板バネ17
介して止めピン18によりクリッパー部材15の上壁部
15aに取り付けられた押え板16とからなり、クリッ
パー部材15の底壁部15bと押え板16との間に印刷
物等の紙束3を板バネ17で押え板16を下方へ付勢し
て鋏み込むようになっている。
【0020】また、クリッパー部材15の上壁部15a
は、その側壁15cに垂直方向に形成した厚さ調整ネジ
用溝20に遊嵌された厚さ調整ネジ21によって端壁1
5cに垂直方向に移動自在に取り付けられ紙束3の厚さ
に応じて厚さ調整ネジ21を緩めて押え板16の位置を
調整できるようになっている。さらに、クリッパー部材
15は、クリッパー支持部12に枢軸ピン22を中心と
して回動自在となっていて、その側壁15dに形成され
た案内溝24が案内されるクリッパー支持部12に立設
された案内ピン23に案内されて回動し所定角度位置で
案内ピン23の頭部に螺着したクリッパー調整ナット2
5によって固定されるようになっている。
【0021】また、止めピン18の頭部にはクリッパー
部材15の上壁部15aに当接して取り付けペダル19
が設けられ、この取り付けペダル19を押すことにより
上壁部15aと押え板16との間に介設された板バネ1
7の付勢が僅かに解除されて押え板16が僅かに上方に
移動してクリッパー14の開口部が開くようになってい
る。
【0022】本発明の製造方法の実施の形態 まず、図1に示したような斜小口に斜小口表示をもつメ
モ帳等の物品の本発明の絵柄浮出し物品の製造方法の実
施の形態について説明する。
【0023】斜小口の場合 図1に示すような斜小口をもつメモ帳1の場合には、ま
ず、メモ帳1の仕上り後の各寸法(用紙巾:a,表紙2
の長手方向寸法:b,裏表紙9の長手方向寸法:c,メ
モ帳厚み:d)を予め決定して斜小口6の面積eを絵柄
(印刷パターン7)を斜小口面に鮮明に浮出すため算出
する。そして、この斜小口6にマッチした印刷パターン
7(例えば、アルファベットなどのA)のデザイン処理
を行う。そして、印刷パターン7を含むメモ帳1の仕上
りサンプルを作成し、各寸法及びデザインのチェックを
行った後、印刷パターン7印刷用の印刷版を作成する。
【0024】印刷パターン7の同一寸法(巾及び長手方
向寸法)をもつ用紙3毎への印刷(例えば、100枚
分)は、用紙3毎に印刷の位置づれが生じないようにし
て同一印刷パターン7を用紙3の紙面に高精度の印刷を
施す。なお、表紙2には、別のデザインの印刷(例え
ば、社名等)をする。
【0025】そして、全用紙についてパターン印刷が完
了した後、上端縁(天糊)8の仕上げ断裁を行ない、か
つ、この部分に糊付けを行ないこの部分で全用紙を固着
する。次いで、断裁機により斜小口6となる部分の斜め
断裁を行う。
【0026】この斜め断裁を行うためには、図7と図8
に示した断裁機のクリッパー(挟持具)14に印刷糊付
けした用紙3の束の上端縁8を挟みこむ。そこで、予め
用紙束の厚さに合せて図10に示す調整ネジ21を弛め
て位置を調整した押え板16とクリッパー部材15の底
壁15bとの間にペダル19を下方に押しつけることに
より板バネ17に抗して押え板16を僅かに上昇させ
る。これにより、用紙束がクリッパー部材15の間に挟
持されるようになる。そして、この状態でクリッパー1
4を図7の位置から図8の位置にクリッパー部材15の
開口部が下方に向くように反転させ、断裁機のクリッパ
ー支持部12と定盤13の間に用紙束を挟持し、これに
より用紙束の上端縁と下端縁(小口)とが折曲して調整
ナットの係止位置を調整して予め設計した斜角度とな
る。そして、断裁機の断裁刃10を降下させて下端縁を
紙面に直角に断裁する。これにより用紙3の束を元に戻
すと斜小口が形成されるようになる。この際、用紙束の
仕上り厚さは、調整ネジ21により、また、斜小口の斜
め角度の調整は、クリッパー調整ナット25により行う
ようになっている。
【0027】このような斜め断裁によって、図1に示す
ような斜小口表示(印刷パターン7)が斜小口面に浮出
るようになる。また、各用紙3の紙面には順次印刷パタ
ーン7の一部が変化して現われる(最上部の用紙の紙面
には、印刷パターンのほんの一部、また、最下部の用紙
の紙面には、ほとんど全部の印刷パターンが現われるよ
うになる。)。
【0028】なお、図2の参考例のように印刷パターン
7Aのパターンが分割されている場合(例えば、小口見
出しA,B,C,…)にも印刷パターンの印刷方法が異
なるだけであって、斜め断裁の仕方は図1のメモ帳の場
合と同様である。
【0029】直角小口の場合 図3に示すような直角(垂直)小口をもつメモ帳1Bの
場合には、メモ帳1Bの仕上り後の各寸法(用紙巾:a
1 、用紙の長手方向寸法:b1 、メモ帳厚み:c1
)を予め決定して直角小口6Bの面積d1 を絵柄
(印刷パターン7B)を直角小口面に鮮明に出すために
算出する。そして、直角小口6Bにマッチした印刷パタ
ーン7B(例えば、アルファベット小文字7A)のデザ
イン処理を行う。そして、印刷パターン7Bを含むメモ
帳1Bの仕上りサンプルを作成し、各寸法及びデザイン
のチェックを行った後、印刷パターン7Bの印刷用の印
刷版を作成する。
【0030】印刷パターン7Bの同一寸法をもつ用紙3
B毎への印刷は、用紙3B毎に印刷の位置づれが生じな
いようにして同一印刷パターン7Bを用紙3Bの紙面に
高精度の印刷を施す。なお、表紙3Bには、別のデザイ
ンの印刷をする。
【0031】そして、全用紙についてパターン印刷が完
了した後、上端縁8Bの仕上げ断裁を行い、この部分に
糊付けをせずに、図7から図10に示したクリッパー1
4に用紙束を挟んでから折曲し断裁を行う。その後、ク
リッパー14から外して直角小口(下端縁)6Bの面が
直角になるように用紙3Bを揃え直し、斜めとなった上
端縁8Bが紙面と直角になるように断裁してから、この
上端縁8Bを糊付けして、固定する。
【0032】このような直角断裁によって、図3に示す
ような直角小口表示7Bが直角小口に浮出るようにな
る。また、図1のものと同様に、各用紙3Bの紙面には
印刷パターン7Bが順次変化して現われるようになる。
【0033】
【発明の効果】本発明の絵柄浮出しの製造方法によれ
ば、極めて簡単な用紙束のクリッパー部材を用いること
により、迅速かつ容易に斜め小口表示あるいは直角表示
(印刷パターン)が浮出たメモ帳等の印刷物を製作する
ことができるようになる。
【0034】また、変化に富む印刷パターンをメモ帳等
の紙面あるいは小口面に表示できるので、自社商品の宣
伝・広告機能が倍増するとともに、用紙を順次めくるこ
とにより、印刷パターンが動画的に変化するので、極め
て魅力あるメモ帳等の印刷物が得られるようになる。
【0035】さらに、小口面に見出しを印刷パターンと
して表示することにより辞典等の書籍の索引として活用
できるようになる、等種々の効果を奏するようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の絵柄浮出し物品の製造方法で製作した
斜小口表示(印刷パターン)をもつメモ帳の斜視図。
【図2】本発明の絵柄浮出し物品の製造方法の参考例を
示すものであって斜小口表示(印刷パターン)をもつ書
籍の斜視図であって、図2(a)は書籍の天面(表紙)
のみを開いた図、また図2(b)は書籍の中間頁を開い
た図。
【図3】本発明の絵柄浮出し物品の製造方法で製作した
直角小口表示(印刷パターン)をもつメモ帳の斜視図。
【図4】本発明の絵柄浮出し物品の製造方法で製作した
直角小口表示(印刷パターン)をもつ書籍の斜視図。
【図5】図3に示した直角小口表示(印刷パターン)を
もつメモ帳の斜視図であって初頁を開いた斜視図(図5
(a)、中間頁を開いた斜視図(図5(b)及び後方頁
を開いた斜視図(図5(c))を示す。
【図6】本発明の絵柄浮出し物品の製造方法で製作した
直角小口をもつメモ帳の斜視図であって用紙面に絵柄
(印刷パターン)を印刷したものである。図6(a)は
天面(表紙)をめくった図、図6(b)は中間頁をめく
った図、及び図6(c)は後方頁をめくった図を示す。
【図7】本発明の絵柄浮出し物品の製造方法に用いられ
る断裁機の用紙クリッパー部分の斜視図。
【図8】図7に示したクリッパー部分のVIII−VIII線矢
視横断面図。
【図9】図7に示したクリッパー部分のA矢視方向から
見た正面図。
【図10】図7に示したクリッパー部分の左側面図。
【図11】従来の直角小口表示をもつメモ帳の斜視図。
【図12】図11に示したメモ帳の下部を円弧状に折り
曲げた状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 絵柄浮出し物品 2 天面(表紙) 3 用紙 4 左側束 5 右側束 6 小口 7 小口表示 8 天糊、背 10 断裁刃 11 突当板 12 クリッパー支持部 13 定盤 14 クリッパー 15 クリッパー部材 16 押え板 17 板バネ 18 止めピン 19 取り付けペダル 20 厚さ調整ネジ用溝 21 厚さ調整ネジ 22 枢軸ピン 23 案内ピン 24 案内溝 25 クリッパー調整ナット。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−11662(JP,A) 特開 平3−61094(JP,A) 実開 昭63−156774(JP,U) 実開 平1−76271(JP,U) 実公 昭61−16139(JP,Y2) 鈴木 敏夫,「基本・本づくり」,第 2版第1刷、印刷学会出版部,昭和44年 12月,P.534−535 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B42D 15/00 301 B42D 5/00 - 5/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙の紙面に同一のパターンを印刷し、 前記印刷パターンを印刷した用紙の束の上端縁を仕上
    げ断裁した後該上端縁を糊付けし、 前記上端縁を挟持具に挟んで固定してから、該挟持具を
    反転させて前記上端縁と用紙の束の下端縁とが所定角度
    となるように折曲して断裁機に取り付け、 該断裁機の断裁刃により前記下端縁を紙面に対して直角
    方向に断裁し、 これにより断裁した用紙を折曲状態から開放したときに
    前記下端縁が斜面となって、該斜面に前記印刷パターン
    が鮮明に浮出るようにした、 絵柄浮出し物品の製造方法。
  2. 【請求項2】複数の用紙の紙面に同一のパターンを印刷
    し、 前記パターンを印刷した複数の用紙の束の上端縁を仕上
    げ断裁して揃え、 前記上端縁を挟持具に挟んで固定してから、該挟持具を
    反転させて前記上端縁と用紙の束の下端縁とが所定角度
    となるように折曲して断裁機に取り付け、 該断裁機の断裁刃により前記下端縁を紙面に対して直角
    方向に断裁し、 前記挟持具から断裁した用紙の束を外し、前記下端縁が
    紙面に直角となるように揃え直し、 再度前記挟持具に用紙の束を挟持して前記上端縁が紙面
    と直角となるように断裁し、 断裁した前記上端縁を糊付けする、 これにより前記下端縁が紙面に直交し、前記直交面に前
    記印刷パターンが鮮明に浮出るようにした、 絵柄浮出し物品の製造方法。
  3. 【請求項3】前記下端縁に目隠し印刷をする、請求項1
    または2の絵柄浮出し物品の製造方法。
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