JP5846704B2 - 冊子の作成方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は冊子の作成方法、冊子、およびプログラムに関する。
書籍等のページを折り込むことにより小口に立体的な文字や模様を作成する技術(Book Origami)が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
Richard Darell"Book Origami Typography: The Ultimate Inspiration"[online]、平成23年、[平成25年11月13日検索]、インターネット〈URL:http://www.bitrebels.com/design/book-origami-typography-the-ultimate-inspiration/〉
このような文字や模様が形成された作品を作るには作者の技量によるところが大きく、誰もが容易に作成することは難しいという問題がある。
1つの側面では、本発明は、小口に立体的な文字や模様を容易に作成させることを目的とする。
上記目的を達成するために、開示の冊子の作成方法が提供される。この方法は、冊子のページを折り曲げて小口に模様を描き出した作品を作成する冊子の作成方法であって、コンピュータが、作成対象の模様が表示された画像の行方向および列方向それぞれに所定間隔でスケールを配置し、スケールの列方向毎に模様のパーツが存在する位置を特定し、特定した位置を印刷物のページに関連づけて記憶する。
1態様では、小口に立体的な文字や模様を容易に作成させることができる。
第1の実施の形態の冊子を示す図である。 冊子のページを開いた様子を示す図である。 いくつかのページを折り込んだときの冊子を示す図である。 作品を作成する過程を説明する図である。 製作が完成した作品を説明する図である。 第1の実施の形態のコンピュータのハードウェア構成を示す図である。 第1の実施の形態のコンピュータの機能を示すブロック図である。 作成対象の画像を示す図である。 画像処理部の処理を説明する図である。 寸法の測定を説明する図である。 始点および終点を計測する具体例を説明する図である。 1つの列にパーツが複数個存在する場合の処理を説明する図である。 テーブルの具体例を示す図である。 第2の実施の形態の冊子を示す図である。 第2の実施の形態のコンピュータの機能を示すブロック図である。 第2の実施の形態のテーブルを説明する図である。 計算式を説明する図である。
以下、実施の形態の冊子を、図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態の冊子を示す図である。
本実施の形態の冊子1は、縦20cm、横14.5cmの書籍である。冊子1には、ページの上側(天)には、例えば印刷により基準印M1が付けられている。この基準印M1は、例えば冊子1の角1aから6cm〜8cm程度離れた箇所に付けられている。
また、図1には図示していないが、冊子1のページの下側(地)には、例えば印刷により基準印が付けられている。この基準印は、例えば冊子1の角1bから6cm〜8cm程度離れた箇所に付けられている。以下、この基準印を基準印M2と言う。
図2は、冊子のページを開いた様子を示す図である。
図2に示すように基準印M1、M2は、それぞれページの縁から数mm程度内側にも付けられている。これにより視認性が向上する。
冊子1の小口(前小口)側には、後述するコンピュータがページ毎に決定した位置に印M3、M4が付けられている。
この印M3、M4は、後述する元図に基づき決定したものであり、例えば印刷により付けられている。
ユーザが作品を作成する際には、冊子1の基準印M1のページ辺と接する箇所と印M3のページ辺と接する箇所をそれぞれ頂点として冊子1のページを折り込む。また、ユーザは、基準印M2のページ辺と接する箇所と印M4のページ辺と接する箇所をそれぞれ頂点として冊子1のページを折り込む。この処理をページ毎に繰り返すことにより、冊子1の小口側から見たときに冊子1に立体的な模様が形成される。
図3は、いくつかのページを折り込んだときの冊子を示す図である。
このように作成者は、ページ毎に設けられた基準印M1、M2および印M3、M4を用いて次々とページを折り込んでいく。なお、図1〜図3では、印の数が2つの場合を説明した。これに限らず、元図に応じて印の数は増減する。なお、詳細については後述する。
図4は、作品を作成する過程を説明する図である。
折り込んで小口側から見ると、段々と作品の模様が表れる。なお、本実施の形態では、作成対象の作品が亀である場合を例示している。
図4に示す冊子1には、亀の左手部分2a、左足部分2b、右足部分2c、甲羅2d、および頭部2eの一部が表れている。
図5は、製作が完成した作品を説明する図である。
図5に示す冊子1には、頭部2eは完全に表れ、さらに右手部分2fが表れている。
この冊子1によれば、冊子のページを織り込むことにより小口に立体的な模様を作成する基準印M1、M2および印M3、M4が付されている。このため、作成者の技量に依存することなく、作品を作成することができる。
以下、実施の形態において、開示の冊子1の作成方法を説明する。
図6は、第1の実施の形態のコンピュータのハードウェア構成を示す図である。
コンピュータ10は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス108を介してRAM(Random Access Memory)102と複数の周辺機器が接続されている。
RAM102は、コンピュータ10の主記憶装置として使用される。RAM102には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に使用する各種データが格納される。
バス108には、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105、ドライブ装置106、および通信インタフェース107が接続されている。
ハードディスクドライブ103は、内蔵したディスクに対して、磁気的にデータの書き込みおよび読み出しを行う。ハードディスクドライブ103は、コンピュータ10の二次記憶装置として使用される。ハードディスクドライブ103には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。なお、二次記憶装置としては、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置を使用することもできる。
グラフィック処理装置104には、モニタ104aが接続されている。グラフィック処理装置104は、CPU101からの命令に従って、画像をモニタ104aの画面に表示させる。モニタ104aとしては、CRT(Cathode Ray Tube)を用いた表示装置や、液晶表示装置等が挙げられる。
入力インタフェース105には、キーボード105aとマウス105bとが接続されている。入力インタフェース105は、キーボード105aやマウス105bから送られてくる信号をCPU101に送信する。なお、マウス105bは、ポインティングデバイスの一例であり、他のポインティングデバイスを使用することもできる。他のポインティングデバイスとしては、例えばタッチパネル、タブレット、タッチパッド、トラックボール等が挙げられる。
ドライブ装置106は、例えば、光の反射によって読み取り可能なようにデータが記録された光ディスクや、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の持ち運び可能な記録媒体に記録されたデータの読み取りを行う。例えば、ドライブ装置106が光学ドライブ装置である場合、レーザ光等を利用して、光ディスク200に記録されたデータの読み取りを行う。光ディスク200には、Blu−ray(登録商標)、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)等が挙げられる。
通信インタフェース107は、ネットワーク50に接続されている。通信インタフェース107は、ネットワーク50を介して、他のコンピュータまたは通信機器との間でデータを送受信する。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。
図6に示すようなハードウェア構成のコンピュータ10内には、以下のような機能が設けられる。
図7は、第1の実施の形態のコンピュータの機能を示すブロック図である。
コンピュータ10は、記憶部11と画像処理部12とを備えている。
記憶部11は、画像記憶部11aとテーブル11bとを備えている。
画像記憶部11aには、冊子のページを織り込むことにより立体的に作成する作成対象の作品の画像ファイルが記憶される。
テーブル11bには、冊子のページ毎に、印M3、M4の位置が記憶される。
画像処理部12は、画像記憶部11aに記憶されている画像を読み出し、冊子につける印の位置を決定する処理を実行する。
図8は、作成対象の画像を示す図である。
図8に示す画像51は、作成対象の作品を模る画像(元図)である。この画像51は、画像処理部12が記憶部11から読み出してモニタ104aに表示した画像であり、一例として亀の模様が描かれた画像である。画像51は、例えばコンピュータ10が備える画像作成用プログラムによって作成された画像でもよいし、他のコンピュータにて作成された画像でもよい。
画像51のサイズ(縦横)は、冊子のページのサイズより小さくする。
画像処理部12は、行方向および列方向それぞれ1mm毎に設定されたスケールを画像51に重ねて表示する。このとき画像処理部12は、行方向にパーツ(連続して黒く塗りつぶされた部分)の塊がいくつ存在するかを列毎に抽出する。そして、画像処理部12は、1つの列に存在するパーツの塊の数に応じて異なる色をつけモニタ104aに表示する。
図9は、画像処理部の処理を説明する図である。
例えば、行方向にパーツの塊が1つ存在する列は緑色に着色されている。図9では、緑色に着色されている列をc1と表記する。行方向にパーツの塊が2つ存在する列は赤色に着色されている。図9では、赤色に着色されている列をc2と表記する。行方向にパーツの塊が3つ存在する列は青色に着色されている。図9では、青色に着色されている列をc3と表記する。これにより、1つの列にパーツの塊がいくつ存在するかを視覚的に把握することができる。なお、本実施の形態では、図9に示す画面をモニタ104aに表示する例を説明した。しかし、これに限らず図9に示す画面をモニタ104aに表示しなくてもよい。
次に画像処理部12は、設定したスケールに基づき画像51の寸法を計測する。
図10は、寸法の測定を説明する図である。
図10に示す画像52は寸法の測定を説明する画像である。
スケールに囲まれた格子21の横に付された数値の単位はmmである。すなわち、図10に示す格子21は行方向1mm、列方向1mmである。
画像処理部12は、設定したスケールに基づき、列毎にパーツが存在する領域とパーツが存在しない領域が混在する行を特定する。そして、画像処理部12は、特定した行において、パーツが占める位置に応じてパーツの始点および終点を決定する。
例えば、図10(a)に示すようにスケールに囲まれた格子21が備える4辺のうち、2辺の全てに画像52のパーツが位置している場合には、画像処理部12は1列目の行方向の始点は1.0mmであると判断する。
図10(b)に示すように格子21が備える4辺のうち、いずれかの2辺に画像52のパーツが位置しており、位置しているパーツの辺上の長さが辺の長さの半分に満たない場合には画像処理部12は1列目の行方向の始点は1.5mmであると判断する。
図10(c)に示すように格子21が備える4辺のうち、いずれかの2辺に画像52のパーツが位置しており、位置しているパーツの辺上の長さが辺の長さの半分以上である場合には画像処理部12は1列目の行方向の始点は1.2mmであると判断する。
図10(d)に示すように格子21が備える4辺のうち、いずれかの2辺に画像52のパーツが位置しており、格子22が備える4辺のうち、位置しているパーツの辺上の長さが辺の長さの半分に満たない場合には、1列目の行方向の始点は1.7mmであると判断する。
なお、本実施の形態では、接する辺との関係において、始点位置を決定したが、これに限らず、例えば、格子に占めるパーツの面積で決定することも可能である。具体的には格子21においてパーツの占める面積が大きい程、列の始点の数値を小さくする。図10(a)に示すように格子21において画像52のパーツの占める割合が100%未満であり、格子22における画像52のパーツの占める割合が100%である場合には、画像処理部12は、格子21における画像52のパーツが占める割合に応じて1列目の行方向の始点を決定する。図10(a)では、格子21における画像52のパーツの占める割合が50%であるため、画像処理部12は、1列目の行方向の始点を0.5mmに決定する。
格子22における画像52のパーツの占める割合が100%である場合、格子21における画像52のパーツの占める割合が大きく(小さく)なればなるほど、画像処理部12は、1列目の行方向の始点を小さく(大きく)決定する。
また、図10(b)、(c)、(d)に示すように格子22における画像52のパーツの占める割合が100%未満であれば、画像処理部12は格子22(行方向に1つ下の格子)における画像52のパーツの占める割合を参照する。そして、格子22における画像52のパーツの占める割合が大きくなればなるほど、画像処理部12は、1列目の行方向の始点を小さく決定する。
例えば図10(c)では、格子22における画像52のパーツの占める割合が90%であるため、画像処理部12は、1列目の行方向の始点は、1.1mmに決定する。図10(d)では、格子22における画像52のパーツの占める割合が70%であるため、画像処理部12は、1列目の行方向の始点は、1.3mmに決定する。
図11は、始点および終点を計測する具体例を説明する図である。
図11において斜線部は作成対象の作品を模る画像51が配置されている箇所である。画像51の1列目のパーツが存在する始点位置は、98.5mm、終点位置は100.5mmになる。
次に、1つの列にパーツが複数個存在する場合の画像処理部12の処理を説明する。
図12は、1つの列にパーツが複数個存在する場合の処理を説明する図である。
図12(a)は、画像処理部12の処理を説明する図を示している。図12(a)の斜線部で示す画像53は、7列目から11列目までは1つの列に1つのパーツが存在している。12列から21列までは1つの列に2つのパーツが存在している。22列から29列までは1つの列に3つのパーツが存在している。
1列目から6列目には、各列にパーツが存在していない。7列目から11列目には各列の基準位置P0から8mm〜12mmの間に1つのパーツが存在している。このため、画像処理部12は、冊子の7ページ目から11ページ目の基準位置P0から8mm離れた箇所に印M3を付け、基準位置P0から12mm離れた箇所に印M4を付けることをテーブル11bに記憶する。
ここで、13列目から21列目には各列の基準位置P0から8mm〜12mmの間に1つのパーツが存在し、16mm〜20mmの間に1つのパーツが存在している。このため、これら2つのパーツの始点位置および終点位置は、それぞれ8mm、12mm、および16mm、20mmとなる。仮に1つのページにこれらの印をつけたとしても、実際に折り込むことができるのはいずれか一方である。
このため、画像処理部12は、それぞれのパーツの印を、ページを1ページおきに飛ばして付ける。例えば、画像処理部12は、冊子の12ページには基準位置P0から16mm離れた箇所に印M3を付け、基準位置P0から20mm離れた箇所に印M4を付けることをテーブル11bに記憶する。また、画像処理部12は、冊子の13ページ目には基準位置P0から8mm離れた箇所に印M3を付け、基準位置P0から12mm離れた箇所に印M4を付けることをテーブル11bに記憶する。また、画像処理部12は、14ページ目には基準位置P0から16mm離れた箇所に印M3を付け、基準位置P0から20mm離れた箇所に印M4を付けることをテーブル11bに記憶する。このようにして、画像処理部12は、13列目から21列目までのパーツの配置パターンをテーブル11bに記憶する。
さらに、22列から29列までは1つの列に3つのパーツが存在している。それぞれの
始点位置および終点位置は、それぞれ1mm、5mm、8mm、12mm、および16mm、20mmとなる。
この場合、画像処理部12は、それぞれパーツの印を、ページを2ページおきに飛ばして付ける。また、21列目のパーツの印が冊子の30ページに付けられている。このため、画像処理部12は、21列目の印の位置を考慮して、22列目のパーツの印の位置が、21列目のパーツの印の位置に重ならないように、かつ、隣接するパーツの印が付けられるように、22列目の印を31ページ目に付ける。これにより作品がより美しく仕上がる。
具体的には、画像処理部12は、冊子の31ページには基準位置P0から8mm離れた箇所に印M3を付け、基準位置P0から12mm離れた箇所に印M4を付けることをテーブル11bに記憶する。また、画像処理部12は、冊子の32ページ目には基準位置P0から1mm離れた箇所に印M3を付け、基準位置P0から5mm離れた箇所に印M4を付けることをテーブル11bに記憶する。また、画像処理部12は、33ページ目には基準位置P0から16mm離れた箇所に印M3を付け、基準位置P0から20mm離れた箇所に印M4を付けることをテーブル11bに記憶する。このように、画像処理部12は、直前の列のパーツを関連づけたページの次のページには、直前の列のパーツに連なるパーツとは異なるパーツの位置を関連づけて記憶する。
図12(b)は、画像処理部12の処理結果に基づき決定された冊子への印を付ける位置を示している。図12(b)の数字は冊子のページ数を表している。点線は、基準位置を示している。斜線で囲まれた部位の上端部および下端部がそれぞれ印M3、M4を付ける位置になる。
図13は、テーブルの具体例を示す図である。
テーブル11bには、列番号、上行、下行、ページの欄が設けられている。横方向に並べられた数値が互いに関連づけられている。
列番号の欄には、スケールの列の番号が設定されている。
上行の欄には、印M3を付ける位置(基準位置からの相対位置)が設定される。単位は(mm)である。
下行の欄には、印M4を付ける位置(基準位置からの相対位置)が設定される。単位は(mm)である。
ページの欄には、冊子のページ数が設定される。
このテーブル11bに記載された情報に基づき、例えば印刷機等で冊子に印を付けていくことにより、折り込むことで小口に立体的な文字や模様を作成できる印が付された冊子1を作成することができる。
以上述べたように、コンピュータ10によれば、折り込むことで小口に立体的な文字や模様を作成できる印が付された冊子を作るためのテーブル11bを容易に作成することができる。
<第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態の冊子および冊子の作成方法について説明する。
以下、第2の実施の形態の冊子および冊子の作成方法について、前述した第1の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図14は、第2の実施の形態の冊子を示す図である。
図14に示す第2の実施の形態の冊子3は、折り込み位置を示す目印の付け方が冊子1と異なっている。冊子3には、折り込み位置を示すポイントP1、P2が設けられている。
このポイントP1は、第1の実施の形態の冊子1に設けられた基準印M1のページ辺と接する箇所と印M3のページ辺と接する箇所をそれぞれ頂点として冊子1のページを折り込んだときにページの頂点が位置する箇所と同じ箇所に設けられている。
また、ポイントP2は、冊子1に設けられた基準印M2のページ辺と接する箇所と印M4のページ辺と接する箇所をそれぞれ頂点として冊子1のページを折り込んだときにページの頂点が位置する箇所と同じ箇所に設けられている。なお、ポイントP1、P2の設置方法については後述する。
ユーザが作品を作成する際には、冊子3の各ページの頂点3aをポイントP1に一致するように折り込み、頂点3bをポイントP2に一致するように折り込む。これにより、冊子1と同じように、小口に立体的な模様を作成することができる。
次に、第2の実施の形態の冊子3の作成方法を説明する。
図15は、第2の実施の形態のコンピュータの機能を示すブロック図である。
コンピュータ10aは、記憶部11と画像処理部12aとを備えている。
記憶部11は、画像記憶部11aとテーブル11cとを備えている。
図16は、第2の実施の形態のテーブルを説明する図である。
テーブル11cには、テーブル11bの各欄に加え、さらにポイントA、およびポイントBの欄が設けられている。
ポイントAの欄には、上行に設定されている数値(mm)と、頂点3aから基準印M1までの距離(mm)を用いて以下の計算式により算出された座標が設定される。このポイントAの欄に設けられた座標が、ポイントP1の座標となる。
ポイントBの欄には、下行に設定されている数値(mm)と、頂点3bから基準印M2までの距離(mm)を用いて以下の計算式により算出された座標が設定される。このポイントBの欄に設けられた座標が、ポイントP2の座標となる。なお、基準印M1、M2は、冊子3には印刷されない。
図17は、計算式を説明する図である。
上行に設定されている基準位置P1から基準印M1までの数値(mm)をy1、頂点3aから基準位置P0までの距離(mm)をy2とすると、a=y1+y2にて求めることができる。
また、頂点3aから基準印M1までの距離をxとすると、θは、式(1)
θ=2arctan(x/a)・・・(1)
にて求めることができる。
また、頂点3cを基準(0,0)としたときのポイントP1の座標(u,v)は、式(2)、(3)
u=a・cos(2arctan(x/a))=a・cosθ・・・(2)
v=a・sin(2arctan(x/a))=a・sinθ・・・(3)
で求めることができる。
ところで、座標uは、頂点3cを基準とした位置であるから、頂点3aを基準にしたときのポイントP1のx座標u1は、式(4)
u1=u−a・・・(4)
で求めることができる。
なお、本実施の形態ではポイントP1の座標の計算方法を説明したが、ポイントP2の座標も下行に設定されている数値(mm)と、頂点3bから基準印M2までの距離を用いることにより、ポイントP1と同様の方法で求めることができる。
第2の実施の形態の画像処理部12aは、前述した計算式(1)〜(4)を用いてテーブル11cのポイントAの欄、およびポイントBの欄にそれぞれ座標を設定する。
このテーブル11cに記載された情報に基づき、例えば印刷機等で冊子にポイントP1、P2を付けていくことにより、折り込むことで小口に立体的な文字や模様を作成できる印が付された冊子3を作成することができる。
第2の実施の形態の冊子3によれば、第1の実施の形態の冊子と同様の効果が得られる。
そして、第2の実施の形態の冊子によれば、さらに、頂点から点に向かってページを折り込んでいけばよいので、第1の実施の形態の冊子に比べ、作品をより簡単に作成することができる。
以上、本発明の冊子の作成方法、冊子、およびプログラムを、図示の実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物や工程が付加されていてもよい。
また、本発明は、前述した各実施の形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、コンピュータ10が有する機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記憶装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等が挙げられる。磁気記憶装置には、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ等が挙げられる。光ディスクには、DVD、DVD−RAM、CD−ROM/RW等が挙げられる。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)等が挙げられる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、ネットワークを介して接続されたサーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
また、上記の処理機能の少なくとも一部を、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)等の電子回路で実現することもできる。
1、3 冊子
2a 左手部分
2b 左足部分
2c 右足部分
2d 甲羅
2e 頭部
2f 右手部分
3a、3b、3c 頂点
10 コンピュータ
11 記憶部
11a 画像記憶部
11b、11c テーブル
12、12a 画像処理部
51、52、53 画像
M1、M2 基準印
M3、M4 印
P0 基準位置
P1 ポイント

Claims (5)

  1. 冊子のページを折り曲げて小口に模様を描き出した作品を作成する冊子の作成方法において、
    コンピュータが、
    作成対象の模様が表示された画像の行方向および列方向それぞれに所定間隔でスケールを配置し、
    前記スケールの列方向毎に前記模様のパーツが存在する位置を特定し、
    特定した位置を冊子のページに関連づけて記憶し、
    前記コンピュータが記憶した位置を、冊子のページ毎に印刷により記録する、
    ことを特徴とする冊子の作成方法。
  2. 前記コンピュータが冊子の小口側に設定した基準位置に基づき、記憶した位置を、冊子のページ毎に印刷により記録する請求項1に記載の冊子の作成方法。
  3. パーツが2つ以上存在する列は、パーツの数に応じて順番に印刷物のページに関連づけて記憶する請求項1に記載の冊子の作成方法。
  4. 直前の列とは存在するパーツの数が異なる列の場合、直前の列のパーツを関連づけたページの次のページには、直前の列のパーツに連なるパーツとは異なるパーツの位置を関連づけて記憶する請求項1ないし3のいずれかに記載の冊子の作成方法。
  5. 冊子のページを折り曲げて小口に模様を描き出した作品を作成する際に用いるコンピュータのプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    作成対象の模様が表示された画像の行方向および列方向それぞれに所定間隔でスケールを配置し、
    前記スケールの列方向毎に前記模様のパーツが存在する位置を特定し、
    特定した位置を冊子のページに関連づけて記憶する、
    処理を実行させることを特徴とするプログラム。
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