JP2006082161A - 積層シート体の端部加工方法並びにその装置、並びにこの端部加工方法により製造された積層シート体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 メモ帳等に用いる積層シート体Sの端部を加工するに当たり、加工時における姿勢設定等に合理的な工夫をし、より効率的な生産を可能とした積層シート体の端部加工手法を開発することを技術課題としたものである。
【解決手段】 本発明の端部加工方法は、積層シート体Sの自由端E1の加工方法であって、この方法はワーク準備工程と、積層シート体Sの自由端E1を非拘束状態とするクランプ工程と、積層シート体Sの自由端E1を加工姿勢設定アーム31によりなで倒してずらし、この状態で自由端E1を刃受け台5に接触固定する加工姿勢設定工程と、この積層シート体Sの自由端E1を切り揃える断裁工程とを具え、前記断裁工程完了後に、加工姿勢設定工程によりなで倒された固定を解除することにより積層シート体Sの自由端E1側に仕上げ傾斜面Fを出現させることを特徴として成るものである。
【選択図】図1
【解決手段】 本発明の端部加工方法は、積層シート体Sの自由端E1の加工方法であって、この方法はワーク準備工程と、積層シート体Sの自由端E1を非拘束状態とするクランプ工程と、積層シート体Sの自由端E1を加工姿勢設定アーム31によりなで倒してずらし、この状態で自由端E1を刃受け台5に接触固定する加工姿勢設定工程と、この積層シート体Sの自由端E1を切り揃える断裁工程とを具え、前記断裁工程完了後に、加工姿勢設定工程によりなで倒された固定を解除することにより積層シート体Sの自由端E1側に仕上げ傾斜面Fを出現させることを特徴として成るものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば枚葉毎に切離自在としたメモ帳に適用することが好ましい、積層シート体の端部の斜めカット加工方法、並びにその装置、並びにこの方法によって得られた積層シート体に係るものである。
従来から、販促用媒体としてメモ帳等が用いられているが、この種の販促用品としての指標力を発揮するために種々の工夫がされている。
その一例として積層させたメモ用紙の束であるメモ帳の一端を枚葉毎にめくり剥がし自在に綴じ合わせ、一方その対向する自由端を斜めカットした形状とし、且つその自由端には、各シート単体を使い剥がしていっても常に一定の図柄が出現しているようにしたものが知られている。
このものは、実開昭60−24569号公報「メモ装置」として開示されているほか、特開平9−11662号公報「綴じ紙製品と綴じ込み用紙製品、及びそれらの製造方法」の技術により、その製造手法も開示されている(特許文献1、特許文献2)。
ところで、この種の販促用品としてのメモ帳は、その商品の性質上短期間のイベントで配布されたり、季節性のある販促期間に合わせての注文が多く、且つその印刷デザイン等も注文毎に異なるケースが多い。いわば短期間に多品種加工の注文に素早く対応することができ、且つ低コストで提供することが常に求められている商品である。
またこのような市場の要求のほか、一方で製造現場からの要請としては、製造作業中の多くを占める準備設定の行いやすさや、準備作業の一環である試し加工時の作動確認のしやすさや、加工作業時の作業員の安全確保などの種々の要請が存在する。
実開昭60−24569号公報
特開平9−11662号公報
その一例として積層させたメモ用紙の束であるメモ帳の一端を枚葉毎にめくり剥がし自在に綴じ合わせ、一方その対向する自由端を斜めカットした形状とし、且つその自由端には、各シート単体を使い剥がしていっても常に一定の図柄が出現しているようにしたものが知られている。
このものは、実開昭60−24569号公報「メモ装置」として開示されているほか、特開平9−11662号公報「綴じ紙製品と綴じ込み用紙製品、及びそれらの製造方法」の技術により、その製造手法も開示されている(特許文献1、特許文献2)。
ところで、この種の販促用品としてのメモ帳は、その商品の性質上短期間のイベントで配布されたり、季節性のある販促期間に合わせての注文が多く、且つその印刷デザイン等も注文毎に異なるケースが多い。いわば短期間に多品種加工の注文に素早く対応することができ、且つ低コストで提供することが常に求められている商品である。
またこのような市場の要求のほか、一方で製造現場からの要請としては、製造作業中の多くを占める準備設定の行いやすさや、準備作業の一環である試し加工時の作動確認のしやすさや、加工作業時の作業員の安全確保などの種々の要請が存在する。
本発明は、このような種々の背景ないしは条件を考慮してなされたものであり、加工対象物の加工時における姿勢設定等に合理的な工夫をし、より効率的な生産を可能とした積層シート体の端部加工方法、並びに積層シート体の端部加工装置、並びにこの端部加工方法により製造された積層シート体を開発することを技術課題としたものである。
請求項1記載の積層シート体の端部加工方法は、シート単体を複数枚積層させてなる積層シート体の自由端に仕上げ傾斜面を形成する方法であって、この方法は同一形状のシート単体を積層させるワーク準備工程と、ワーク準備工程を経て供給される積層シート体をクランプ系装置に受け入れ、その自由端が非拘束状態となるように拘束端を保持するクランプ工程と、この保持された積層シート体の自由端を加工姿勢設定アームによりなで倒して、シート単体毎の自由端をずらし、この状態の自由端を刃受け台に接触させ固定する加工姿勢設定工程と、この加工姿勢保持された積層シート体の自由端を前記刃受け台に接近する断裁刃によって切り揃える断裁工程とを具え、前記断裁工程完了後に、加工姿勢設定工程によりなで倒された状態を解除することにより、積層シート体の自由端側に仕上げ傾斜面を出現させることを特徴として成るものである。
この発明によれば、積層シート体を加工姿勢に設定するにあたり、自由端側をなで倒すような作業により加工姿勢に設定するものであり、比較的シンプルな構成のもとに合理的な生産手法が得られる。
この発明によれば、積層シート体を加工姿勢に設定するにあたり、自由端側をなで倒すような作業により加工姿勢に設定するものであり、比較的シンプルな構成のもとに合理的な生産手法が得られる。
請求項2記載の積層シート体の端部加工方法は、前記請求項1記載の要件に加え、前記クランプ工程における積層シート体を保持する位置と、断裁工程における断裁位置との相対間隔を変更することにより、加工対象の積層シート体の寸法に対応した加工ができるようにしたことを特徴として成るものである。
この発明によれば、加工される積層シート体の形状等が変わった場合であっても、これに対応して加工ができる。
この発明によれば、加工される積層シート体の形状等が変わった場合であっても、これに対応して加工ができる。
請求項3記載の積層シート体の端部加工方法は、前記請求項1または2記載の要件に加え、前記加工姿勢設定工程における積層シート体の端部のなで倒し角を変更することにより、仕上傾斜角を変更するようにしたことを特徴として成るものである。
この発明によれば、視覚的な変化を出現させるための端部の仕上傾斜角を極めて容易に変更し得る。
この発明によれば、視覚的な変化を出現させるための端部の仕上傾斜角を極めて容易に変更し得る。
請求項4記載の積層シート体の端部加工方法は、前記請求項1、2または3記載の要件に加え、前記クランプ工程における積層シート体の保持については、自由端を上方に向けてなされ、且つ加工姿勢設定に当っては上端を装置奥側前方になで倒し、その後の断裁は奥方で上方から降下する断裁刃によりなされることを特徴として成るものである。
この発明によれば、クランプ装置に対し積層シート体を直立姿勢で上方からセットすることができるために、作業者は、取り付ける作業や取り出す作業を容易に行うことができる。また危険を伴うことが多い断裁刃の作動が、作業者から離れた位置で行われることができる。
この発明によれば、クランプ装置に対し積層シート体を直立姿勢で上方からセットすることができるために、作業者は、取り付ける作業や取り出す作業を容易に行うことができる。また危険を伴うことが多い断裁刃の作動が、作業者から離れた位置で行われることができる。
請求項5記載の積層シート体の端部加工装置は、シート単体を複数枚積層させてなる積層シート体の自由端に仕上げ傾斜面を形成するための装置であって、この装置は積層シート体の自由端が非拘束状態になるよう、その拘束端を保持するクランプ装置と、クランプ装置に保持された積層シート体の自由端をなで倒す加工姿勢設定アームと、この加工姿勢設定アームと協動してなで倒された積層シート体の自由端を保持する刃受け台と、この刃受け台に接近離反し、加工姿勢に保持された積層シート体の自由端を切り落とす断裁刃とを具えていることを特徴として成るものである。
この発明によれば、もっとも確認を必要とし、且つ作業工程からいえば危険が多い断裁刃の作動が、作業者から離れた位置としながらも容易にその作動を目視し確認することができる。
この発明によれば、もっとも確認を必要とし、且つ作業工程からいえば危険が多い断裁刃の作動が、作業者から離れた位置としながらも容易にその作動を目視し確認することができる。
請求項6記載の積層シート体の端部加工装置は、前記請求項5記載の要件に加え、前記クランプ装置と断裁刃との間隔を調整自在とし、加工対象の積層シート体の寸法に対応して加工できるようにしたことを特徴として成るものである。
この発明によれば、加工される積層シート体の形状等が変わった場合であっても、これに対応して加工ができる。
この発明によれば、加工される積層シート体の形状等が変わった場合であっても、これに対応して加工ができる。
請求項7記載の積層シート体の端部加工装置は、前記請求項5または6記載の要件に加え、前記クランプ装置による積層シート体の保持姿勢を斜倒自在とし、積層シート体のなで倒し角を変更することにより仕上傾斜角を変更することができるようにしたことを特徴として成るものである。
この発明によれば、加工される積層シート体の形状等が変わった場合であっても、これに対応して加工ができる。
この発明によれば、加工される積層シート体の形状等が変わった場合であっても、これに対応して加工ができる。
請求項8記載の積層シート体の端部加工装置の前記クランプ装置については、前記請求項5、6または7記載の要件に加え、前記積層シート体の自由端を上方に向けて保持するようにし、また加工姿勢設定アームは手前から奥方に移動して積層シート体の自由端側をなで倒し、且つ前記断裁刃も上方から降下するように構成されていることを特徴として成るものである。
この発明によれば、クランプ装置に対し積層シート体を直立姿勢で上方からセットすることができるために、作業者は、取り付ける作業や取り出す作業を容易に行うことができる。また危険を伴うことが多い断裁刃の作動が、作業者から離れた位置で行われることができる。
この発明によれば、クランプ装置に対し積層シート体を直立姿勢で上方からセットすることができるために、作業者は、取り付ける作業や取り出す作業を容易に行うことができる。また危険を伴うことが多い断裁刃の作動が、作業者から離れた位置で行われることができる。
請求項9記載の積層シート体の端部加工装置の前記クランプ装置と、前記請求項5、6、7または8記載の要件に加え、加工姿勢設定アームとについては、一基の断裁刃あたり複数組設けられ、これらが断裁刃が設けられている加工ゾーンに交互に移動して加工を受けることを特徴として成るものである。
この発明によれば、断裁加工の際中に加工後の積層シート体の取り出し作業と、未加工の積層シート体の供給作業とを並行して行うことができ、より合理的な生産が可能である。
この発明によれば、断裁加工の際中に加工後の積層シート体の取り出し作業と、未加工の積層シート体の供給作業とを並行して行うことができ、より合理的な生産が可能である。
請求項10記載の積層シート体は、前記請求項1から4記載の加工方法によって、自由端に仕上げ傾斜面が加工されてなることを特徴として成るものである。
この発明によれば、高能率で積層シート体が加工されることにより結果的に低コストで多品種少ロットの生産要求にも応え得るものである。
この発明によれば、高能率で積層シート体が加工されることにより結果的に低コストで多品種少ロットの生産要求にも応え得るものである。
本発明によれば、加工工程がシンプルであるため生産効率が向上し、結果として低コストで端部加工を施した積層シート体を市場に提供することができる。また、従来の加工装置よりも加工寸法や形状の設定変更が容易に行え、柔軟に種々の加工要求に対応することができる。
本発明を実施するための最良の形態は、以下述べる実施例をその一つとするものであると共に、この技術思想に基づく種々の改良した実施例も含まれるものである。
以下本発明を図示の実施例に基づいて具体的に説明する。この説明にあたっては、まず積層シート体Sについて説明し、次いでこの端部加工装置1の具体的な構成について説明し、更にその加工工程を説明する中で、実質的に本発明の加工方法を説明する。
まず、積層シート体Sについて説明する。なお以後の説明中、特に未加工状態の積層シート体Sを区別する必要がある場合は、積層シート体S0と表す。
この積層シート体Sは、図9に示すように多数のシート単体S1を積層させて構成させたものであり、互いのシート単体S1は、拘束端E0において例えば接着剤により切り離し自在に接着固定される。
そして、この拘束端E0に対し対向する他端を自由端E1とするものであり、この自由端E1側に仕上げ傾斜面Fが形成される。なおこの仕上げ傾斜面Fは後述する加工方法で明らかになるが、未加工時の状態の積層シート体S0においては、このシート単体S1は、図9(a)に示すように同一形状のシート体であり、その後このものの自由端E1の一部がマージン部Mとして斜めに断裁され、結果的に仕上げ傾斜面Fを得るものである。
そして、この仕上げ傾斜面F及び自由端E1側寄りには、商品性を向上させるための絵柄Dが構成されるものであり、例えば宣伝広告用の自社製品のイラストや自社の名称を表した文字およびこれらの組み合わせ等を絵柄Dとするものである。
この絵柄Dは、加工前の段階でシート単体S1にすべて共通的に印刷されるものであり、この自由端E1側の先に述べたマージン部Mが一部削除された場合であっても、その絵柄Dは傾斜面でも一部出現し傾斜絵柄出現部D1を構成すると共に、それに連続して最上面にあるシート単体S1については平面絵柄残留部D2が形成され、これらは常に連続した絵柄Dを表すものである。
この積層シート体Sは、図9に示すように多数のシート単体S1を積層させて構成させたものであり、互いのシート単体S1は、拘束端E0において例えば接着剤により切り離し自在に接着固定される。
そして、この拘束端E0に対し対向する他端を自由端E1とするものであり、この自由端E1側に仕上げ傾斜面Fが形成される。なおこの仕上げ傾斜面Fは後述する加工方法で明らかになるが、未加工時の状態の積層シート体S0においては、このシート単体S1は、図9(a)に示すように同一形状のシート体であり、その後このものの自由端E1の一部がマージン部Mとして斜めに断裁され、結果的に仕上げ傾斜面Fを得るものである。
そして、この仕上げ傾斜面F及び自由端E1側寄りには、商品性を向上させるための絵柄Dが構成されるものであり、例えば宣伝広告用の自社製品のイラストや自社の名称を表した文字およびこれらの組み合わせ等を絵柄Dとするものである。
この絵柄Dは、加工前の段階でシート単体S1にすべて共通的に印刷されるものであり、この自由端E1側の先に述べたマージン部Mが一部削除された場合であっても、その絵柄Dは傾斜面でも一部出現し傾斜絵柄出現部D1を構成すると共に、それに連続して最上面にあるシート単体S1については平面絵柄残留部D2が形成され、これらは常に連続した絵柄Dを表すものである。
なお、積層シート体Sにおけるシート単体S1は、メモ帳であることに因み薄い紙であるから、例えば最下面に板紙状のやや「こし」のある台紙S2を配置することが好ましい。このようなメモ帳としての積層シート体Sを使用するにあたっては、適宜なメモを書き付けた最上部のシート単体S1を、メモ帳から必要に応じて取りはがしながら使用する。このように、複数のシート単体S1がめくりはがされていたとしても、残った状態のシート単体S1の束としての積層シート体Sは、仕上げ傾斜面Fの傾斜に従い順次絵柄Dにおける平面絵柄残留部D2が増えるものの、そこから連続して傾斜絵柄出現部D1に至っており、常に一定の完成した絵柄Dが表現されているものである。
次に、本発明に係る積層シート体Sの端部加工装置1について、以下図1に従って説明する。
このものは、適宜のフレーム10に対し、積層シート体Sを保持するクランプ系装置2と仕上げ傾斜面Fを形成するための断裁系装置4とを備える。まずフレーム10は、適宜のアングル鋼材等を組み合わせた角枠状のものであり、上面をフレームテーブル11とする。この実施例では、一例として前記フレームテーブル11の手前をクランプ系装置支持部12とし、その後方奥側にスポール状に立ち上がるように断裁系装置支持部14を設け、更にこの断裁系装置支持部14手前に張り出すように加工姿勢設定装置支持部13を設ける。そして前記クランプ系装置支持部12には、装置の幅方向に充分に延びた一例として二条のスライドレール15を設ける。
このスライドレール15の被支持部材としてクランプ系装置2が設けられるものであって、スライドレール15上にはベーステーブル20が支持される。
このものは、適宜のフレーム10に対し、積層シート体Sを保持するクランプ系装置2と仕上げ傾斜面Fを形成するための断裁系装置4とを備える。まずフレーム10は、適宜のアングル鋼材等を組み合わせた角枠状のものであり、上面をフレームテーブル11とする。この実施例では、一例として前記フレームテーブル11の手前をクランプ系装置支持部12とし、その後方奥側にスポール状に立ち上がるように断裁系装置支持部14を設け、更にこの断裁系装置支持部14手前に張り出すように加工姿勢設定装置支持部13を設ける。そして前記クランプ系装置支持部12には、装置の幅方向に充分に延びた一例として二条のスライドレール15を設ける。
このスライドレール15の被支持部材としてクランプ系装置2が設けられるものであって、スライドレール15上にはベーステーブル20が支持される。
このベーステーブル20は、その装置幅方向に、一例として一対のクランプテーブル21を併設する。その各クランプテーブル21はスライドレール15と直行する方向に移動調整自在となるようにアリ溝状構造等によりベーステーブル20に支持されている。
なおこのベーステーブル20は、積層シート体Sの端部加工する都度装置全体を幅方向に往復摺動させるのに対し、クランプテーブル21は位置調整により後述する断裁系装置4との相対距離を変更して、積層シート体Sの寸法変更があった場合に備えた調整を可能としている。またベーステーブル20の両側に設けられた符号21Aは、前後調整ボルトであり、そのねじ込み加減によってクランプテーブル21の位置設定を行う。
なおこのベーステーブル20は、積層シート体Sの端部加工する都度装置全体を幅方向に往復摺動させるのに対し、クランプテーブル21は位置調整により後述する断裁系装置4との相対距離を変更して、積層シート体Sの寸法変更があった場合に備えた調整を可能としている。またベーステーブル20の両側に設けられた符号21Aは、前後調整ボルトであり、そのねじ込み加減によってクランプテーブル21の位置設定を行う。
このようなクランプテーブル21に対し、クランプ装置22が搭載されるものであって、このクランプ装置22の主要部材である挟持ブロック23は、一例として上面部が解放された側面視コの字状のクランプ部材である。そして挟持ブロック23における一例として基盤部23Aをクランプテーブル21に対し傾斜ピボット24により接続し、挟持ブロック23を斜倒自在に構成する。更に挟持ブロック23は、前記基盤部23Aに対しその奥側に固定ブロック23Bを立ち上げるように設けると共に、手前側に可動ブロック23Cを設ける。なおこの可動ブロック23Cは、適宜のアクチュエータ等を適用したシフタ23Dに押し込まれて挟持ブロック23の収納部23Eにセットされた積層シート体Sを保持するものである。
なおクランプ装置22には、図8に示すような傾斜角調整ボルト24Aが設けられることが好ましい、このものは前記挟持ブロック23の例えば基盤部23Aから適宜突出寸法を変更できるように構成したものであり、この締め込みを調整することにより挟持ブロック23の保持する角度を調節し得るものである。
因みに図1に示す実施例においては、後述するロータリアクチュエータ24Bに設けられた揺動角度を調整設定するストッパブロック(図示を省略する)が、実質的にこの傾斜角調整ボルト24Aの役割を担う。
更に本実施例においては、挟持ブロック23の回動態様は、積層シート体Sを手作業でセットする場合、その作業が容易に行えるように、手前側に傾斜できるようにすると共に、その後、挟持ブロック23は断裁に備えた角度に復帰されるような構造をとっている。
因みに図1に示す実施例においては、後述するロータリアクチュエータ24Bに設けられた揺動角度を調整設定するストッパブロック(図示を省略する)が、実質的にこの傾斜角調整ボルト24Aの役割を担う。
更に本実施例においては、挟持ブロック23の回動態様は、積層シート体Sを手作業でセットする場合、その作業が容易に行えるように、手前側に傾斜できるようにすると共に、その後、挟持ブロック23は断裁に備えた角度に復帰されるような構造をとっている。
次に、加工姿勢設定装置3について説明する。
このものは、積層シート体Sをなで倒すようにして端部加工を行わせるための姿勢を設定するための装置であって、前記加工姿勢設定装置支持部13は実質的には昇降ロッド30Aをシフトするスライドアクチュエータの形態を採っている。
この昇降ロッド30Aは、その下端に中継ブラケット30Bを設け、この中継ブラケット30Bに対し、加工姿勢設定アーム31をシフトさせるためのアクチュエータ33を支持させるものである。この加工姿勢設定アーム31は、その先端にこれと直交し、水平配置された接触作用部32を取り付けてなるものである。
因みにこのような構成をとるのは、アクチュエータ33を含めた加工姿勢設定アーム31を本来作用位置から充分に上方に退去させ、その奥側に存在する後述する断裁系装置4の保守等を行いやすくするためのものであり、基本的には加工姿勢設定アーム31ないしは接触作用部32は、作用位置で幾分の上下方向ないしは前後方向の位置調整できる機構をとっていればよいものである。
なおこの加工姿勢設定装置3は、積層シート体Sを屈曲させた状態になで倒すように作用すればよく、後述するような種々の機構を用いた構成もとり得るものである。
このものは、積層シート体Sをなで倒すようにして端部加工を行わせるための姿勢を設定するための装置であって、前記加工姿勢設定装置支持部13は実質的には昇降ロッド30Aをシフトするスライドアクチュエータの形態を採っている。
この昇降ロッド30Aは、その下端に中継ブラケット30Bを設け、この中継ブラケット30Bに対し、加工姿勢設定アーム31をシフトさせるためのアクチュエータ33を支持させるものである。この加工姿勢設定アーム31は、その先端にこれと直交し、水平配置された接触作用部32を取り付けてなるものである。
因みにこのような構成をとるのは、アクチュエータ33を含めた加工姿勢設定アーム31を本来作用位置から充分に上方に退去させ、その奥側に存在する後述する断裁系装置4の保守等を行いやすくするためのものであり、基本的には加工姿勢設定アーム31ないしは接触作用部32は、作用位置で幾分の上下方向ないしは前後方向の位置調整できる機構をとっていればよいものである。
なおこの加工姿勢設定装置3は、積層シート体Sを屈曲させた状態になで倒すように作用すればよく、後述するような種々の機構を用いた構成もとり得るものである。
次に、断裁系装置4について説明する。
まず符号40は断裁刃昇降フレームであり、このものは、一例としてほぼ矩形の板状部材である。この断裁刃昇降フレーム40は、その裏面側に位置する前記断裁系装置支持部14のポスト部に取り付けられた二条のスライドレール41に対して、摺動自在に取り付けられるものであって、その手前側の面には、前記断裁系装置支持部14の張出部に垂直に取り付けられたシフトシリンダ42下端の摺動子42Aが連結固定されている。このシフトシリンダ42の作動により断裁刃昇降フレーム40全体が上下に移動するよう駆動される。またこの断裁刃昇降フレーム40の摺動子42Aの直下部位には、刃物ホルダ44が設けられ、このものに対して断裁刃45が固定される。
まず符号40は断裁刃昇降フレームであり、このものは、一例としてほぼ矩形の板状部材である。この断裁刃昇降フレーム40は、その裏面側に位置する前記断裁系装置支持部14のポスト部に取り付けられた二条のスライドレール41に対して、摺動自在に取り付けられるものであって、その手前側の面には、前記断裁系装置支持部14の張出部に垂直に取り付けられたシフトシリンダ42下端の摺動子42Aが連結固定されている。このシフトシリンダ42の作動により断裁刃昇降フレーム40全体が上下に移動するよう駆動される。またこの断裁刃昇降フレーム40の摺動子42Aの直下部位には、刃物ホルダ44が設けられ、このものに対して断裁刃45が固定される。
更に、この断裁刃45に対応して前記クランプ系装置2におけるベーステーブル20上には、刃受け台5を具える。このものは、一例としてベーステーブル20の奥方寄りに、前後に設置位置を調整可能にする構造により固定されており、それぞれのクランプ装置22ごとに取り付けられている。
もちろん、この刃受け台5は、断裁刃45の作用部に対応して設けられていればよく、例えば前記断裁系装置支持部14のポスト部から張り出すように一つの刃受け台5を設けるようにすることも可能である。なお、この刃受け台5の上部には樹脂製等の交換パッドを設けておくことも好ましい。
もちろん、この刃受け台5は、断裁刃45の作用部に対応して設けられていればよく、例えば前記断裁系装置支持部14のポスト部から張り出すように一つの刃受け台5を設けるようにすることも可能である。なお、この刃受け台5の上部には樹脂製等の交換パッドを設けておくことも好ましい。
本発明の端部加工装置1は、以上述べたような具体的な構成を具えるものであって、次のように作動し積層シート体Sの端部加工を行う。
(1)ワーク準備工程
この工程は、加工対象となる未加工の積層シート体S0を準備するための工程であって、実際には、この積層シート体Sは、適宜の印刷手法により原紙表面に多数同一の絵柄Dを印刷し、その後にこれを矩形状に分断して枚葉状態とし、これを図9に示すように適宜の枚数例えば数十枚から百数十枚程度重ね、その拘束端E0を形成するように糊付け等を行ったものである。
図3のような未加工の積層シート体S0が準備された後、端部加工装置1によってその端部に仕上げ傾斜面Fが形成される。
(1)ワーク準備工程
この工程は、加工対象となる未加工の積層シート体S0を準備するための工程であって、実際には、この積層シート体Sは、適宜の印刷手法により原紙表面に多数同一の絵柄Dを印刷し、その後にこれを矩形状に分断して枚葉状態とし、これを図9に示すように適宜の枚数例えば数十枚から百数十枚程度重ね、その拘束端E0を形成するように糊付け等を行ったものである。
図3のような未加工の積層シート体S0が準備された後、端部加工装置1によってその端部に仕上げ傾斜面Fが形成される。
(2)装置準備工程
装置準備工程は、図1のように一例としてクランプテーブル21を左方向に寄った状態を始発状態として説明する。
このとき被加工対象である積層シート体Sの加工要求スペックに応じて、必要があれば各クランプ装置22の挟持ブロック23のなで倒し角を傾斜角調整ボルト24A(本実施例ではロータリアクチュエータ24Bのストッパブロックの位置調整)より設定変更する。
なお、先に述べたようになで倒し角θは適宜選択できるものであり、このなで倒し角θは図4に示すに小さいほど仕上傾斜角αは直角に近くなるように形成されるものである。
また、積層シート体Sの自由端E1の長さに応じてクランプ装置22と断裁刃45との相対寸法を設定するために、適宜前後調整ボルト21Aによって各クランプテーブル21を前後方向に移動して最適な位置に設定する。この際、断裁刃45の作用部下方の位置に刃受け台5の受け面がくるように、その位置を調整する。
なおこの実施例においては、ベーステーブル20に対してクランプ装置22は、一対設けられているが、左右のクランプ装置22において同じ仕様の積層シート体Sの加工をすることも可能であるが、左右それぞれ異なったものを供給して加工するような形態もとり得る。
一方この装置準備工程においては、断裁系装置4における断裁刃45は充分上死点に達して退去している状態であり、また加工姿勢設定装置3については、その接触作用部32を手前前方側に収縮させた状態であり、クランプ装置22の挟持ブロック23は充分に開き側に退去した状態になっている。
なお作動開始にあたっての適宜の作動電圧、油圧系統、空圧系統が所定の値に達していることはいうまでもない。
装置準備工程は、図1のように一例としてクランプテーブル21を左方向に寄った状態を始発状態として説明する。
このとき被加工対象である積層シート体Sの加工要求スペックに応じて、必要があれば各クランプ装置22の挟持ブロック23のなで倒し角を傾斜角調整ボルト24A(本実施例ではロータリアクチュエータ24Bのストッパブロックの位置調整)より設定変更する。
なお、先に述べたようになで倒し角θは適宜選択できるものであり、このなで倒し角θは図4に示すに小さいほど仕上傾斜角αは直角に近くなるように形成されるものである。
また、積層シート体Sの自由端E1の長さに応じてクランプ装置22と断裁刃45との相対寸法を設定するために、適宜前後調整ボルト21Aによって各クランプテーブル21を前後方向に移動して最適な位置に設定する。この際、断裁刃45の作用部下方の位置に刃受け台5の受け面がくるように、その位置を調整する。
なおこの実施例においては、ベーステーブル20に対してクランプ装置22は、一対設けられているが、左右のクランプ装置22において同じ仕様の積層シート体Sの加工をすることも可能であるが、左右それぞれ異なったものを供給して加工するような形態もとり得る。
一方この装置準備工程においては、断裁系装置4における断裁刃45は充分上死点に達して退去している状態であり、また加工姿勢設定装置3については、その接触作用部32を手前前方側に収縮させた状態であり、クランプ装置22の挟持ブロック23は充分に開き側に退去した状態になっている。
なお作動開始にあたっての適宜の作動電圧、油圧系統、空圧系統が所定の値に達していることはいうまでもない。
(3)クランプ工程
このような状態で、加工を開始するにはそれぞれの挟持ブロック23に対して未加工の積層シート体S0を、例えば作業員の手作業により挿入する。
本実施例においては、このとき挟持ブロック23は、積層シート体Sをその収納部23Eに挿入しやすいように、ロータリアクチュエータ24Bにより装置手前側方向に幾分か傾斜させられる。
当然ながら、この挿入方向はこの実施例にあっては自由端E1を上方に位置させ拘束端E0を下方に位置させた状態で、挟持ブロック23の固定ブロック23Bと可動ブロック23Cとの間に嵌め込む。
この作業が完了した後に、図示を省略するが挟持ブロック23の基盤部23Aの下端部に設けられたリミットスイッチ等が積層シート体Sの装填を確認し、自動的にシフタ23Dが作動して、可動ブロック23C側を固定ブロック23Bに押付け、その間に積層シート体S0を保持するものである。
もちろんこの作業は、2つのクランプ装置22のそれぞれに行ってもよいが、断裁系装置4の断裁刃45に対応した加工ゾーンZ1にあるクランプ装置22は、作業性が悪いため次の加工に具えて空き状態としてもよい。
このように、加工ゾーンZ1にあるクランプ装置22が空き状態にあるときには、既に設定した図1の左側のクランプ装置22側における積層シート体Sを端部加工に備えて加工ゾーンZ1に移動させる。
即ち、ベーステーブル20をそのシフトシリンダ20Aを操作して全体を右側に寄せクランプ装置22にセットされた積層シート体Sを加工ゾーンZ1に移動させるものである。なおこのようなベーステーブル20の移動にともない右側のクランプテーブル21は、装置右側に移動するから、その部位において右側クランプ装置22に対して未加工の積層シート体S0のセットが行いやすくなるから、左側の積層シート体Sが加工している間にセットすることが好ましい。
このような状態で、加工を開始するにはそれぞれの挟持ブロック23に対して未加工の積層シート体S0を、例えば作業員の手作業により挿入する。
本実施例においては、このとき挟持ブロック23は、積層シート体Sをその収納部23Eに挿入しやすいように、ロータリアクチュエータ24Bにより装置手前側方向に幾分か傾斜させられる。
当然ながら、この挿入方向はこの実施例にあっては自由端E1を上方に位置させ拘束端E0を下方に位置させた状態で、挟持ブロック23の固定ブロック23Bと可動ブロック23Cとの間に嵌め込む。
この作業が完了した後に、図示を省略するが挟持ブロック23の基盤部23Aの下端部に設けられたリミットスイッチ等が積層シート体Sの装填を確認し、自動的にシフタ23Dが作動して、可動ブロック23C側を固定ブロック23Bに押付け、その間に積層シート体S0を保持するものである。
もちろんこの作業は、2つのクランプ装置22のそれぞれに行ってもよいが、断裁系装置4の断裁刃45に対応した加工ゾーンZ1にあるクランプ装置22は、作業性が悪いため次の加工に具えて空き状態としてもよい。
このように、加工ゾーンZ1にあるクランプ装置22が空き状態にあるときには、既に設定した図1の左側のクランプ装置22側における積層シート体Sを端部加工に備えて加工ゾーンZ1に移動させる。
即ち、ベーステーブル20をそのシフトシリンダ20Aを操作して全体を右側に寄せクランプ装置22にセットされた積層シート体Sを加工ゾーンZ1に移動させるものである。なおこのようなベーステーブル20の移動にともない右側のクランプテーブル21は、装置右側に移動するから、その部位において右側クランプ装置22に対して未加工の積層シート体S0のセットが行いやすくなるから、左側の積層シート体Sが加工している間にセットすることが好ましい。
(4)加工姿勢設定工程
このように挟持ブロック23に保持された未加工の積層シート体S0は、加工姿勢設定アーム31の接触作用部32により加工姿勢に設定される。即ちアクチュエータ33の作用により加工姿勢設定アーム31が突き出すように伸長して、先端の接触作用部32が手前側から積層シート体S0をなで倒すようにしながらその自由端E1側を刃受け台5まで倒し、刃受け台5と加工姿勢設定アーム31との間に自由端E1を挟み込む。
このとき積層シート体Sを側面から見るとその自由端E1は、なで倒された屈曲半径の相違に因み、刃受け台5側が張り出し、上方はそれより退いたようにずれ込んだ斜面を形成したような状態となっている。
このように挟持ブロック23に保持された未加工の積層シート体S0は、加工姿勢設定アーム31の接触作用部32により加工姿勢に設定される。即ちアクチュエータ33の作用により加工姿勢設定アーム31が突き出すように伸長して、先端の接触作用部32が手前側から積層シート体S0をなで倒すようにしながらその自由端E1側を刃受け台5まで倒し、刃受け台5と加工姿勢設定アーム31との間に自由端E1を挟み込む。
このとき積層シート体Sを側面から見るとその自由端E1は、なで倒された屈曲半径の相違に因み、刃受け台5側が張り出し、上方はそれより退いたようにずれ込んだ斜面を形成したような状態となっている。
(5)断裁工程
このような加工姿勢設定がされて保持された未加工の積層シート体S0は、適宜のプログラムよるシフトシリンダ42の伸長により断裁刃45が下方に降下し自由端E1の一部を切り取る。なおこの切り取られた部位をマージン部Mとするものである。
また、このようなマージン部Mを適宜処理するために、補機類(切断片排除装置)46としてノズルN等を設け、このものから圧搾空気等を噴き出し、刃受け台5から切り落とされたマージン部Mを吹き飛ばし回収するような形態を採っている。
このような加工姿勢設定がされて保持された未加工の積層シート体S0は、適宜のプログラムよるシフトシリンダ42の伸長により断裁刃45が下方に降下し自由端E1の一部を切り取る。なおこの切り取られた部位をマージン部Mとするものである。
また、このようなマージン部Mを適宜処理するために、補機類(切断片排除装置)46としてノズルN等を設け、このものから圧搾空気等を噴き出し、刃受け台5から切り落とされたマージン部Mを吹き飛ばし回収するような形態を採っている。
(6)取り出し工程
このような断裁工程が完了した後には、断裁刃45は直ちに上方に戻り、一方加工姿勢設定アーム31も再度始発状態になるように収縮し戻り、これらの作動によって積層シート体Sは、その拘束状態から解放されてクランプ工程のように直立した状態に復帰する。
この断裁工程によりマージン部Mを除去された結果積層シート体Sは、手前側の台紙S2またシート単体S1の自由端E1の高さ寸法が高く、奥側の高さ寸法が低くなるような傾斜形状とした仕上げ傾斜面Fをもった製品として加工がされたものである。
この取り出し工程では、クランプテーブル21をスライドさせて加工ゾーンZ1に次の積層シート体Sを臨ませて加工する一方、その間に例えば自動もしくは手動で取り出しを行い、次いでそこに次の未加工の積層シート体S0をセットするのである。
以下、順次ベーステーブル20を左右に間欠移動させながら加工ゾーンZ1において端部の断裁加工を行ってゆくものである。
このような断裁工程が完了した後には、断裁刃45は直ちに上方に戻り、一方加工姿勢設定アーム31も再度始発状態になるように収縮し戻り、これらの作動によって積層シート体Sは、その拘束状態から解放されてクランプ工程のように直立した状態に復帰する。
この断裁工程によりマージン部Mを除去された結果積層シート体Sは、手前側の台紙S2またシート単体S1の自由端E1の高さ寸法が高く、奥側の高さ寸法が低くなるような傾斜形状とした仕上げ傾斜面Fをもった製品として加工がされたものである。
この取り出し工程では、クランプテーブル21をスライドさせて加工ゾーンZ1に次の積層シート体Sを臨ませて加工する一方、その間に例えば自動もしくは手動で取り出しを行い、次いでそこに次の未加工の積層シート体S0をセットするのである。
以下、順次ベーステーブル20を左右に間欠移動させながら加工ゾーンZ1において端部の断裁加工を行ってゆくものである。
〔他の実施の形態〕
本発明は以上述べたような機構を、基本的且つ最良の形態とするものであるが、適宜他の形態に変形し得るものである。
〔クランプ系装置の改変〕
クランプ系装置にあっては、要は、積層シート体Sのなで倒し角θの設定の為のクランプ装置の始発角度(積層シート体Sを保持する角度)の設定、積層シート体Sの長さ寸法に応じた長さ寸法の調節ができればよく、これらについては既に公知のもの或いは将来開発されるであろう適宜の機構を適用することが可能である。
例えば本実施例では、傾斜ピボット24を挟持ブロック23の基盤部23Aの中心部に設けて、設定された傾斜角と、取り出し等に適した角度とを繰り返すようにロータリアクチュエータ24Bが自動的に駆動するものであるが、より装置の簡素化と装置自体の低コスト化を図るべく、単に基盤23Aに傾斜角調整ボルト24Aを螺合させ、その締め込み加減により基盤部23Aとクランプテーブル21との間隔を固定し、挟持ブロック23を一定の傾斜角で固定させるものも可能である(図8参照)。
なお傾斜ピボット24は、図2に示す実施例のように基盤部23Aの中心に設けるほか、図8に示すように偏在するような位置に設けてもよい。
本発明は以上述べたような機構を、基本的且つ最良の形態とするものであるが、適宜他の形態に変形し得るものである。
〔クランプ系装置の改変〕
クランプ系装置にあっては、要は、積層シート体Sのなで倒し角θの設定の為のクランプ装置の始発角度(積層シート体Sを保持する角度)の設定、積層シート体Sの長さ寸法に応じた長さ寸法の調節ができればよく、これらについては既に公知のもの或いは将来開発されるであろう適宜の機構を適用することが可能である。
例えば本実施例では、傾斜ピボット24を挟持ブロック23の基盤部23Aの中心部に設けて、設定された傾斜角と、取り出し等に適した角度とを繰り返すようにロータリアクチュエータ24Bが自動的に駆動するものであるが、より装置の簡素化と装置自体の低コスト化を図るべく、単に基盤23Aに傾斜角調整ボルト24Aを螺合させ、その締め込み加減により基盤部23Aとクランプテーブル21との間隔を固定し、挟持ブロック23を一定の傾斜角で固定させるものも可能である(図8参照)。
なお傾斜ピボット24は、図2に示す実施例のように基盤部23Aの中心に設けるほか、図8に示すように偏在するような位置に設けてもよい。
〔加工姿勢設定装置の改変〕
本実施例の加工姿勢設定装置3は、手前側上方に奥方に向かって幾分か下向きに取り付けられたスライド式のアクチュエータ33を用いて加工姿勢設定を行っているが、この他にも例えば図5のようにモータシリンダ、電磁ソレノイドなどを用いたロータリアクチュエータ33Aを作動させ、クランプテーブル21に倒伏自在に取り付けられた門型状の加工姿勢設定アーム31を用いることもできる。そしてこの場合には、図5(a)に示すように加工姿勢手前下方から起き上がるようにして積層シート体Sの自由端E1のなで倒しを行うことも可能であり、更には図5(b)に示すように上方から降り下がるように回動する手法によって積層シート体Sの自由端E1をなで倒してもよい。
また、接触作用部32も単なる杆状部材で実用が可能であるが、更に積層シート体Sの、より円滑な接触を図るために、この部分に適宜回転自在なコロを適用してもよい。更には、加工姿勢設定アーム31に対する積層シート体Sの自由端部の押付作用に寄与するように、接触作用部32にゴムローラ、或いは部分的に下方に押し付け作用を有するばね等の弾性部材を用いることも、もとより差し支えない。
なお加工姿勢設定工程において、この積層シート体Sの自由端E1を加工姿勢設定アーム31側に押し付け固定するにあたって、より積極的にその姿勢を保持するためには例えば前記断裁刃45に沿うように別途クランプ部材を設け、断裁刃45の降下に伴いクランプ部が積層シート体Sを押さえその後、断裁刃45が作用する形態もとり得るものである。
本実施例の加工姿勢設定装置3は、手前側上方に奥方に向かって幾分か下向きに取り付けられたスライド式のアクチュエータ33を用いて加工姿勢設定を行っているが、この他にも例えば図5のようにモータシリンダ、電磁ソレノイドなどを用いたロータリアクチュエータ33Aを作動させ、クランプテーブル21に倒伏自在に取り付けられた門型状の加工姿勢設定アーム31を用いることもできる。そしてこの場合には、図5(a)に示すように加工姿勢手前下方から起き上がるようにして積層シート体Sの自由端E1のなで倒しを行うことも可能であり、更には図5(b)に示すように上方から降り下がるように回動する手法によって積層シート体Sの自由端E1をなで倒してもよい。
また、接触作用部32も単なる杆状部材で実用が可能であるが、更に積層シート体Sの、より円滑な接触を図るために、この部分に適宜回転自在なコロを適用してもよい。更には、加工姿勢設定アーム31に対する積層シート体Sの自由端部の押付作用に寄与するように、接触作用部32にゴムローラ、或いは部分的に下方に押し付け作用を有するばね等の弾性部材を用いることも、もとより差し支えない。
なお加工姿勢設定工程において、この積層シート体Sの自由端E1を加工姿勢設定アーム31側に押し付け固定するにあたって、より積極的にその姿勢を保持するためには例えば前記断裁刃45に沿うように別途クランプ部材を設け、断裁刃45の降下に伴いクランプ部が積層シート体Sを押さえその後、断裁刃45が作用する形態もとり得るものである。
〔加工ゾーンへの積層シート体の供給・取り出し手法の改変〕
更に、補機類として被加工物の積層シート体Sの自動の供給・取出し装置を設けてもよい。図6と図7に骨格的に示すものは、マニピュレータ等を用いて未加工の積層シート体S0の供給と、加工後の積層シート体Sの取り出しを自動で行う装置である。
また装置全体のレイアウトとして、一例として一基の断裁系装置4に対して、二基のクランプ系装置2を具え、且つ左右にトラバースし移動するような装置を図示して説明してきたが、例えばこの移動を図6に骨格的に示すように、長円軌道状のエンドレスタイプとし、その軌道上にクランプ系装置2を具えたパレット状部材を具えさせて、一方でその軌道上の何カ所に加工ゾーンZ1を設けて加工を行うことができるものである。
この他にも、例えば図7に骨格的に示すようにターンテーブルTを用いたものが可能であって、ターンテーブルT上の所定の位置に加工ゾーンZ1を設け、その周縁部に供給ゾーンZ0と搬出ゾーンZ2とを設けるものも可能である。
また更に、既に述べた実施の形態では、積層シート体Sの拘束端E0と自由端E1と垂直方向に配置して加工をするような形態であったが、図8に示すようにいわゆる横寝かし状態で加工を行うことも可能である。
また既に述べてきた実施例は、加工ゾーンZ1へ断裁刃45と平行する方向から、積層シート体Sを供給・搬出する形態のものであったが、断裁刃45に対面する方向から積層シート体Sを移動させ、断裁刃45への接近を図って加工することも、もとより差し支えない。
更に、補機類として被加工物の積層シート体Sの自動の供給・取出し装置を設けてもよい。図6と図7に骨格的に示すものは、マニピュレータ等を用いて未加工の積層シート体S0の供給と、加工後の積層シート体Sの取り出しを自動で行う装置である。
また装置全体のレイアウトとして、一例として一基の断裁系装置4に対して、二基のクランプ系装置2を具え、且つ左右にトラバースし移動するような装置を図示して説明してきたが、例えばこの移動を図6に骨格的に示すように、長円軌道状のエンドレスタイプとし、その軌道上にクランプ系装置2を具えたパレット状部材を具えさせて、一方でその軌道上の何カ所に加工ゾーンZ1を設けて加工を行うことができるものである。
この他にも、例えば図7に骨格的に示すようにターンテーブルTを用いたものが可能であって、ターンテーブルT上の所定の位置に加工ゾーンZ1を設け、その周縁部に供給ゾーンZ0と搬出ゾーンZ2とを設けるものも可能である。
また更に、既に述べた実施の形態では、積層シート体Sの拘束端E0と自由端E1と垂直方向に配置して加工をするような形態であったが、図8に示すようにいわゆる横寝かし状態で加工を行うことも可能である。
また既に述べてきた実施例は、加工ゾーンZ1へ断裁刃45と平行する方向から、積層シート体Sを供給・搬出する形態のものであったが、断裁刃45に対面する方向から積層シート体Sを移動させ、断裁刃45への接近を図って加工することも、もとより差し支えない。
1 端部加工装置
10 フレーム
11 フレームテーブル
12 クランプ系装置支持部
13 加工姿勢設定装置支持部
14 断裁系装置支持部
15 スライドレール
2 クランプ系装置
20 ベーステーブル
20A シフトシリンダ
21 クランプテーブル
21A 前後調整ボルト
22 クランプ装置
23 挟持ブロック
23A 基盤部
23B 固定ブロック
23C 可動ブロック
23D シフタ
23E 収納部
24 傾斜ピボット
24A 傾斜角調整ボルト
24B ロータリアクチュエータ
3 加工姿勢設定装置
30A 昇降ロッド
30B 中継ブラケット
31 加工姿勢設定アーム
32 接触作用部
33 アクチュエータ
33A ロータリアクチュエータ
4 断裁系装置
40 断裁刃昇降フレーム
41 スライドレール
42 シフトシリンダ
42A 摺動子
44 刃物ホルダ
45 断裁刃
46 補機類(切断片排除装置)
5 刃受け台
D 絵柄
D1 傾斜絵柄出現部
D2 平面絵柄残留部
E0 拘束端
E1 自由端
F 仕上げ傾斜面
M マージン部
S 積層シート体
S0 積層シート体(未加工状態)
S1 シート単体
S2 台紙
Z0 供給ゾーン
Z1 加工ゾーン
Z2 搬出ゾーン
α 仕上傾斜角
θ なで倒し角
10 フレーム
11 フレームテーブル
12 クランプ系装置支持部
13 加工姿勢設定装置支持部
14 断裁系装置支持部
15 スライドレール
2 クランプ系装置
20 ベーステーブル
20A シフトシリンダ
21 クランプテーブル
21A 前後調整ボルト
22 クランプ装置
23 挟持ブロック
23A 基盤部
23B 固定ブロック
23C 可動ブロック
23D シフタ
23E 収納部
24 傾斜ピボット
24A 傾斜角調整ボルト
24B ロータリアクチュエータ
3 加工姿勢設定装置
30A 昇降ロッド
30B 中継ブラケット
31 加工姿勢設定アーム
32 接触作用部
33 アクチュエータ
33A ロータリアクチュエータ
4 断裁系装置
40 断裁刃昇降フレーム
41 スライドレール
42 シフトシリンダ
42A 摺動子
44 刃物ホルダ
45 断裁刃
46 補機類(切断片排除装置)
5 刃受け台
D 絵柄
D1 傾斜絵柄出現部
D2 平面絵柄残留部
E0 拘束端
E1 自由端
F 仕上げ傾斜面
M マージン部
S 積層シート体
S0 積層シート体(未加工状態)
S1 シート単体
S2 台紙
Z0 供給ゾーン
Z1 加工ゾーン
Z2 搬出ゾーン
α 仕上傾斜角
θ なで倒し角
Claims (10)
- シート単体を複数枚積層させてなる積層シート体の自由端に仕上げ傾斜面を形成する方法であって、この方法は同一形状のシート単体を積層させるワーク準備工程と、ワーク準備工程を経て供給される積層シート体をクランプ系装置に受け入れ、その自由端が非拘束状態となるように拘束端を保持するクランプ工程と、この保持された積層シート体の自由端を加工姿勢設定アームによりなで倒して、シート単体毎の自由端をずらし、この状態の自由端を刃受け台に接触させ固定する加工姿勢設定工程と、この加工姿勢保持された積層シート体の自由端を前記刃受け台に接近する断裁刃によって切り揃える断裁工程とを具え、前記断裁工程完了後に、加工姿勢設定工程によりなで倒された状態を解除することにより、積層シート体の自由端側に仕上げ傾斜面を出現させることを特徴とする積層シート体の端部加工方法。
- 前記クランプ工程における積層シート体を保持する位置と、断裁工程における断裁位置との相対間隔を変更することにより、加工対象の積層シート体の寸法に対応した加工ができるようにしたことを特徴とする請求項1記載の積層シート体の端部加工方法。
- 前記加工姿勢設定工程における積層シート体の端部のなで倒し角を変更することにより、仕上傾斜角を変更するようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の積層シート体の端部加工方法。
- 前記クランプ工程における積層シート体の保持は、自由端を上方に向けてなされ、且つ加工姿勢設定にあたっては上端を装置奥側前方になで倒し、その後の断裁は奥方で上方から降下する断裁刃によりなされることを特徴とする請求項1、2または3記載の積層シート体の端部加工方法。
- シート単体を複数枚積層させてなる積層シート体の自由端に仕上げ傾斜面を形成するための装置であって、この装置は、積層シート体の自由端が非拘束状態になるよう、その拘束端を保持するクランプ装置と、クランプ装置に保持された積層シート体の自由端をなで倒す加工姿勢設定アームと、この加工姿勢設定アームと協動してなで倒された積層シート体の自由端を保持する刃受け台と、この刃受け台に接近離反し、加工姿勢に保持された積層シート体の自由端を切り落とす断裁刃とを具えていることを特徴とする積層シート体の端部加工装置。
- 前記クランプ装置と断裁刃との間隔を調整自在とし、加工対象の積層シート体の寸法に対応して加工できるようにしたことを特徴とする前記請求項5記載の積層シート体の端部加工装置。
- 前記クランプ装置による積層シート体の保持姿勢を斜倒自在とし、積層シート体のなで倒し角を変更することにより仕上傾斜角を変更することができるようにしたことを特徴とする前記請求項5または6記載の積層シート体の端部加工装置。
- 前記クランプ装置は、積層シート体の自由端を上方に向けて保持するようにし、また前記加工姿勢設定アームは手前から奥方に移動して積層シート体の自由端側をなで倒し、且つ前記断裁刃も上方から降下するように構成されていることを特徴とする前記請求項5、6または7記載の積層シート体の端部加工装置。
- 前記クランプ装置と加工姿勢設定アームとは、一基の断裁刃あたり複数組設けられ、これらが断裁刃が設けられている加工ゾーンに交互に移動して加工を受けることを特徴とする前記請求項5、6、7または8記載の積層シート体の端部加工装置。
- 前記請求項1から4記載の加工方法によって、自由端に仕上げ傾斜面が加工されてなる積層シート体。
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- 2004-09-15 JP JP2004267710A patent/JP2006082161A/ja active Pending
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