JP3478760B2 - 信号処理回路及びそれの駆動方法並びに放射線撮像システム - Google Patents

信号処理回路及びそれの駆動方法並びに放射線撮像システム

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  • Amplifiers (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号処理回路及び
それの駆動方法並びに放射線線撮像システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、信号処理回路は、フォトセンサ等
から出力される黒レベル信号及び光信号からなる信号と
黒レベル信号とを入力して、黒レベル信号及び光信号か
らなる信号から黒レベル信号を差分することによって、
黒レベル信号を除去した光信号を得ている。従来の信号
処理回路について説明する。
【0003】図6は、従来の信号処理回路の回路図であ
る。図6の信号処理回路は、センサ等の出力信号を高入
力インピーダンスで受け、低インピーダンスで出力する
バッファーアンプ41,42と、バッファーアンプ4
1,42から出力された各々の信号の引き算を行なう引
き算アンプ43と、引き算アンプ43において引き算さ
れたアナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコン
バータ(図示せず)とを備えている。
【0004】図6に示す信号処理回路の動作について説
明する。センサから出力され、黒レベル信号を含む光信
号と黒レベル信号とを、各々バッファアンプ41,42
に入力する。バッファアンプ41,42から出力された
各々の信号は、各々抵抗R3,R1を介して引き算アン
プ43に入力される。
【0005】引き算アンプ43は、センサの光信号から
黒レベル信号を引いて増幅し、所定値を加えて出力す
る。この所定値は、A/Dコンバータの電圧範囲(ダイ
ナミックレンジ:Dレンジ)を最大限活用して、分解能
を生かすために、A/Dコンバータの入力Dレンジの下
限値に等しくなるように設定されている。そして、引き
算アンプ43から出力された信号は、A/Dコンバータ
に入力され、アナログ信号からデジタル信号に変換し
て、外部に出力される。
【0006】ここで、図7は、バッファアンプ41,4
2及び引き算アンプ43の内部構成図である。図7にお
いて、51は電源端子、52は正極性入力端子、53は
負極性入力端子、54は出力端子である。図7に示すよ
うに、正極性入力端子52から、たとえば光信号を入力
して、正極性入力端子52及び負極性入力端子53をゲ
ート端子とする差動増幅器によって増幅された平行出力
が出力端子54からシングルエンドで出力される。
【0007】一方、低消費電力化という世の中に趨勢に
よって、ほとんどの電気回路機器、部品は低電源電圧化
へ移行し続けている。集積回路(IC)は、数年前まで
は5Vの電源電圧仕様のものが多かったが、今ではほと
んどが3V以下の電源電圧となっている。電源電圧の低
下は、すなわち引き算アンプ43、バッファーアンプ4
1,42等の、Dレンジが狭くなることを意味してい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術
は、低電源電圧化によってDレンジが狭くなると、信号
成分(S)は低下する。一方、Dレンジが狭くなって
も、スイッチングノイズ(N)ランダムノイズ等は入力
される光信号などに依存しないため低下しない。したが
って、Dレンジが狭くなると、S/N比が低下する傾向
にある。
【0009】そのため、S/N比を、低電源電圧下でも
維持するには、Dレンジの低下とともに、それぞれのア
ンプで発生する熱雑音などのランダムノイズを小さくす
る必要がある。ここで、信号処理回路で発生するノイズ
のうち、ランダムノイズのほとんどは、バッファーアン
プや引き算アンプで発生している。また、スイッチング
ノイズは、A/Dコンバータ等のデジタル回路で発生し
ている。
【0010】また、A/Dコンバータなどのデジタル回
路とバッファーアンプ、センサなどとは、共通の電源、
GNDラインを使用していることが多い。電源等を共通
して用いると、デジタル回路とバッファーアンプとは、
その電源ライン等が共通インピーダンスを持つことにな
る。そのため、デジタル回路で生じるスイッチングノイ
ズが引き算アンプ等のアナログ回路の出力にも表れるこ
とになる。
【0011】さらに、アナログ信号を引き算すると、黒
レベル信号側のバッファアンプ−引き算アンプ間の抵抗
R1と一定の電圧値を出力する電圧源−引き算アンプ間
の抵抗R2との比であるR1/R2が、光信号側のバッ
ファアンプ−引き算アンプ間の抵抗R3と引き算アンプ
の入出力端子間に接続されている抵抗R4との比である
R3/R4と等しくないと、引き算アンプの出力信号に
おける、光信号、黒レベル信号の同相電圧除去比の悪化
が生じる。
【0012】そこで、本発明は、低電源電圧下で、上記
同相電圧除去比信号処理回路のS/N比を向上させるこ
とを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、第1の信号と第2の信号との差分出力を
行う第1の差分手段と、前記第1の差分手段の一方の出
力信号を一方の入力端子に入力し増幅する第1の増幅手
段と、前記第1の差分手段の他方の出力信号を一方の入
力端子に入力し増幅する第2の増幅手段と、前記第1の
増幅手段からのアナログ信号をデジタル信号に変換する
第1の変換手段と、前記第2の増幅手段からのアナログ
信号をデジタル信号に変換する第2の変換手段と、前記
第1及び第2の変換手段からの信号の差分出力を行う第
2の差分手段とを有し、前記第1の増幅手段のもう一方
の入力端子に前記第1の変換手段のダイナミックレンジ
の下限値が、前記第2の増幅手段のもう一方の入力端子
に前記第2の変換手段のダイナミックレンジの上限値が
それぞれ入力され、前記第1の増幅手段は、前記第1の
変換手段のダイナミックレンジの下限値を基準とした信
号を出力し、前記第2の増幅手段は、前記第2の変換手
段のダイナミックレンジの上限値を基準とした信号を出
力することを特徴とする
【0014】また、本発明は、第1の信号と第2の信号
との差分出力を行う第1の差分手段の一方の出力信号を
第1の増幅手段の一方の入力端子に入力して増幅し、前
記第1の差分手段の他方の出力信号を第2の増幅手段の
一方の入力端子に入力して増幅し、前記第1の増幅手段
からのアナログ信号を第1の変換手段でデジタル信号に
変換し、前記第2の増幅手段からのアナログ信号を第2
の変換手段でデジタル信号に変換し、前記第1及び第2
の変換手段からの信号を第2の差分手段で差分出力を行
う信号処理回路の駆動方法であって、前記第1の増幅手
段のもう一方の入力端子に前記第1の変換手段のダイナ
ミックレンジの下限値を、前記第2の増幅手段のもう一
方の入力端子に前記第2の変換手段のダイナミックレン
ジの上限値をそれぞれ入力し、前記第1の増幅手段は、
前記第1の変換手段のダイナミックレンジの下限値を基
準とした信号を出力し、前記第2の増幅手段は、前記第
2の変換手段のダイナミックレンジの上限値を基準とし
た信号を出力することを特徴とする
【0015】さらに、本発明の放射線撮像システムは、
入力された放射線を光に変換する蛍光体を備える光電変
換装置と、前記光電変換装置からの信号を処理する上記
信号処理回路と、前記信号処理回路からの信号を記録す
るための記録手段と、前記信号処理回路からの信号を表
示するための表示手段と、前記信号処理回路からの信号
を伝送するための伝送処理手段と、前記放射線を発生さ
せるための放射線源とを具備する。
【0016】すなわち、本発明は、ランダムノイズの発
生源を減らすことにより、ランダムノイズ等を低減し、
デジタル回路等で発生するスイッチングノイズの影響を
小さくする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。
【0018】(実施形態1)図1は、本実施形態の信号
処理回路の回路図である。図1において、1は電源端
子、2はGND端子、3,4は電圧入力端子、5,6は
A/Dコンバータである。電圧入力端子3に入力する電
圧は、A/Dコンバータ5,6の入力Dレンジの上限値
tHと等しくしている。電圧入力端子4に入力する電圧
は、A/Dコンバータ5,6の入力Dレンジの下限値V
tLと等しくしている。
【0019】また、7はデジタルの引き算器、8,9は
出力端子、10は電圧Viを出力する差動入力電圧源で
あり、フォトセンサからの信号を入力する場合は、黒レ
ベルを基準にした光信号と黒レベル信号の差を出力する
もので、M1,M2,M8,M12は、NMOSトラン
ジスタ、M3〜M7,M9,M10,M11,M13,
M14は、PMOSトランジスタであり、M3及びM6
と、M4及びM5と、M9及びM10と、M13及びM
14とでカレントミラー回路を形成している。
【0020】さらに、I1〜I6は、バイアス電流源で
ある。バイアス電源I1,I2は、電流Iを出力する電
流源である。バイアス電源I4,I5は、電流(2×
I)を出力する電流源である。バイアス電源I3,I6
は、電流Iを出力する電流源である。
【0021】つづいて、図1の信号処理回路の動作につ
いて説明する。NMOSトランジスタM1,M2のゲー
ト端子には、差動入力電圧源10の電圧Viが印加され
る。すなわち、フォトセンサの場合には、M1のゲート
(制御電極)端子に黒レベルを基準にした光信号、M2
のゲートには黒レベル信号が印加される。M1,M2の
ドレイン端子には、バイアス電流源I1,I2の電流I
以外に、NMOSトランジスタM1,M2の両ソース
(第1の主電極)端子間に接続された抵抗R1によって
電圧−電流変換され、Vi/R1なる信号電流が流れ
る。
【0022】M1,M2のドレイン(第2の主電極)端
子に流れるそれぞれの電流は、カレントミラーにより、
各々M6,M5にも流れることになる。そのため、NM
OSトランジスタM8,M12のそれぞれのソース端子
にもM5のドレイン電流、M6のドレイン電流が供給さ
れる。
【0023】また、NMOSトランジスタM8,M12
のソース端子には、それぞれ電流値2Iの電流源I4,
I5が接続されているので、結局、NMOSトランジス
タM8のソース端子には、[2I−(I+Vi/R
1)]=[I−Vi/R1]の電流が印加されることに
なる。
【0024】PMOSトランジスタM9,M10は、カ
レントミラーを形成しており、NMOSトランジスタM
8のドレイン端子には、PMOSトランジスタM10の
ドレイン端子から抵抗R2を通して負帰還がかけられて
いるため、負帰還作用によって、NMOSトランジスタ
M8のソース端子に印加された電流[I−Vi/R1]
の電流のうち、定電流源I3の電流Iが除かれた電流
[−Vi/R1]が抵抗R2を通してPMOSトランジ
スタM10のドレイン端子から供給されることになる。
【0025】PMOSトランジスタM7のゲート端子に
は、電圧VtHが印加されており、この電圧はほぼ等しく
NMOSトランジスタM8のソース端子にも表れること
になり、また抵抗R2に流れる電流がVi/R1である
ため、出力端子9の出力電圧は電流の方向を考慮して、
[VtH−(R2/R1)Vi]となる。
【0026】同様に、PMOSトランジスタM13,M
14は、カレントミラーを形成しており、NMOSトラ
ンジスタM12のドレイン端子には、PMOSトランジ
スタM12のドレイン端子から抵抗R3を通して負帰還
がかけられているため、負帰還作用によって、NMOS
トランジスタM12のソース端子に印加された電流[I
+Vi/R1]のうち、定電流源I5の電流Iが除かれ
た電流[2I−(I−Vi/R1)]=[I+Vi/R
1]が、抵抗R3を通じてPMOSトランジスタM14
のドレイン端子から供給されることになる。
【0027】PMOSトランジスタM11のゲート端子
には、電圧VtLが印加されており、この電圧はほぼ等し
くNMOSトランジスタM12のソース端子にも表れる
ことになり、また抵抗R3に流れる電流がVi/R1で
あるため、出力端子8の出力電圧は、[VtL+(R2/
R1)Vi]となる。
【0028】図2は、出力端子9の出力電圧を示す図で
ある。図2に示すように、出力端子9の出力電圧は、傾
き[−R2/R1]の1次関数であらわすことができ
る。差動入力電圧Viが0の場合には、出力端子9の出
力電圧はVtHに等しくなり、Viが大きくなるに従い、
傾き[−R2/R1]で小さくなる。
【0029】考えられる差動入力電圧Viのフルスケー
ルにおいて、その最大値をとったときに、A/Dコンバ
ータ5,6の入力レンジの下限値VtLに等しくなるよう
に傾き[−R2/R1]を決定することで、A/Dコン
バータ5でデジタル変換される際に最大の分解能が得ら
れる。
【0030】図3は、出力端子8の出力電圧を示す図で
ある。図3に示すように、出力端子8の出力電圧は、傾
き[R3/R1]の1次関数であらわすことができる。
差動入力電圧Viが0の場合には、出力端子9の出力電
圧はVtLに等しくなり、Viが大きくなるに従い、傾き
[R3/R1]で大きくなる。
【0031】考えられる差動入力電圧Viのフルスケー
ルにおいて、その最大値をとったときに、A/Dコンバ
ータ5,6の入力レンジの上限値VtHに等しくなるよう
に傾き[R3/R1]を決定することで、A/Dコンバ
ータ6でデジタル変換される際に最大の分解能が得られ
る。したがって、抵抗R2とR3は同じ値にすると最も
効率が良いことになる。
【0032】出力端子8,9の電圧は、それぞれA/D
コンバータ5,6のアナログ入力端子に入力され、それ
ぞれデジタル変換された後、デジタル引き算器7に入力
される。デジタル引き算器7は、A/Dコンバータ6か
ら出力される信号から、A/Dコンバータ6から出力さ
れる信号を引き算する。
【0033】したがって、引き算器7のデジタル出力
は、アナログ電圧の[VtL+(R3/R1)Vi]−
[VtH+(R2/R1)Vi]に応じたものになり、こ
れは、=[{(R2+R3)/R1}Vi−(VtH−V
tL)]……(1)となる。
【0034】R2=R3の場合には、式(1)は、[2
(R2/R1)Vi−(VtH−VtL)]となり、信号成
分としてはA/Dコンバータ5,6の単体のデジタル出
力の2倍のフルスケールが得られる。また、式(1)か
らわかるように、この出力には差動入力電圧Viの同相
電圧に基本的には依存していないので、電源やGNDの
電位変動に起因する同相電圧変動による影響が小さい。
【0035】すなわち、デジタル回路等で発生するスイ
ッチングノイズが増幅回路とデジタル回路とで電源ライ
ンに共通インピーダンスを有した場合、増幅回路の電源
にもそれが表れ、従って増幅回路の出力にもある程度表
れることになる。
【0036】しかし、増幅回路の出力に表れるデジタル
回路からもれ込んできたスイッチングノイズは、差動入
力電圧源にとっては同相ノイズとなるので、図1におけ
るM1、M2を入力する差動増幅回路の同相信号除去能
力によって減衰するため、2つのA/Dコンバータ5、
6の入力電圧に重畳したスイッチングノイズは、ほとん
どの場合同相であるため、デジタル引き算器7で引き算
されることでさらにスイッチングノイズの影響は小さく
なる。
【0037】さらに、引き算アンプ7の出力でシングル
エンドした後のGNDノイズの影響の可能性も、2つの
A/Dコンバータ5,6のデジタル値の出力信号を引き
算することにより、ほとんどなくすことができる。な
お、本実施形態では、MOS型トランジスタを例に説明
したが、バイポーラ型トランジスタを用いて信号処理回
路を構成してもよい。
【0038】また、本実施形態では、2つの抵抗の比の
相対精度に、出力電圧が依存しないため、非常に高い同
相信号除去比(CMRR)が得られるという利点があ
る。さらに、図1に示す信号増幅回路は、増幅素子数を
少なくすることができ、信号処理回路の生産コストを低
減することができる。
【0039】(実施形態2)図4(a)、図4(b)
は、実施形態1において説明した信号処理回路を搭載し
たX線撮像装置の模式的構成図及び模式的断面図であ
る。まず、X線撮像装置の構成について説明する。光電
変換素子とトランジスタは、a−Siセンサ基板601
1内に複数個形成されている。そして、シフトレジスタ
SR1と検出用集積回路ICが実装されたフレキシブル
回路基板6010が接続されている。
【0040】フレキシブル回路基板6010の逆側は、
回路基板PCB1、PCB2に接続されている。前記a
−Siセンサ基板6011の複数枚が、基台6012の
上に接着されている。また、大型の光電変換装置を構成
する基台6012の下には、処理回路6018内のメモ
リ6014をX線から保護するため鉛板6013が実装
されている。
【0041】a−Siセンサ基板6011上には、X線
を可視光に変換するための蛍光体6030、たとえば、
CsIが塗布または貼り付けられている。光電変換装置
を用いてX線を検出する。本実施形態では図4(b)に
示されるように全体をカーボンファイバー製のケース6
020に収納している。
【0042】図5は、本実施形態のX線診断システムを
示す図である。X線チューブ6050で発生したX線6
060は患者あるいは被験者6061の胸部6062を
透過し、蛍光体を上部に実装した光電変換装置6040
に入射する。この入射したX線には患者6061の体内
部の情報が含まれている。X線の入射に対応して蛍光体
は発光し、これを光電変換して電気的情報を得る。
【0043】この情報は、実施形態1で説明したような
信号処理回路によって信号処理され、デジタルに変換さ
れイメージプロセッサ6070により画像処理され、制
御室のディスプレイ6080で観察できる。
【0044】また、この情報は電話回線6090等の伝
送手段により遠隔地へ転送でき、別の場所のドクタール
ームなどディスプレイ6081に表示もしくは光ディス
ク等の保存手段に保存することができ、遠隔地の医師が
診断することも可能である。またフィルムプロセッサ6
100によりフィルム6110に記録することもでき
る。
【0045】なお、本実施形態では、光電変換装置を、
X線診断システムへ適用する場合について説明したが、
X線以外のα線、β線、γ線等の放射線を用いた非破壊
検査装置などの放射線撮像システムにも適用することが
できる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、第1の
信号と第2の信号との差信号を、各々変換手段のダイナ
ミックレンジの上限値及び下限値を第1の増幅回路、第
2の増幅回路に印可することにより、その上限値、下限
値をそれぞれの基準電位として増幅して、増幅された差
信号をアナログ信号からデジタル信号に変換手段によっ
て各々変換し、変更後の各々の出力信号の差をさらにと
る。
【0047】したがって、ランダムノイズの発生源を減
らすことにより、ランダムノイズ等を低減することがで
き、またスイッチングノイズの影響を非常に小さくする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の信号処理回路の回路図であ
る.
【図2】図1の出力端子9の出力電圧を示す図である。
【図3】図1の出力端子8の出力電圧を示す図である。
【図4】本発明の実施形態2のX線撮像装置の模式的構
成図及び模式的断面図である。
【図5】図4のX線撮像装置を用いたX線診断システム
を示す図である。
【図6】従来技術の信号処理回路の回路図である。
【図7】図6のバッファアンプ及び引き算アンプの回路
図である。
【符号の説明】
1 電源端子 2 GND端子 3,4 電圧入力端子 5,6 A/Dコンバータ 7 引き算器 8,9 出力端子 10 差動入力電圧源 41,42 バッファアンプ

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の信号と第2の信号との差分出力を
    行う第1の差分手段と、前記第1の差分手段の一方の出
    力信号を一方の入力端子に入力し増幅する第1の増幅手
    段と、前記第1の差分手段の他方の出力信号を一方の入
    力端子に入力し増幅する第2の増幅手段と、前記第1の
    増幅手段からのアナログ信号をデジタル信号に変換する
    第1の変換手段と、前記第2の増幅手段からのアナログ
    信号をデジタル信号に変換する第2の変換手段と、前記
    第1及び第2の変換手段からの信号の差分出力を行う第
    2の差分手段とを有し、前記第1の増幅手段のもう一方の入力端子に前記第1の
    変換手段のダイナミックレンジの下限値が、前記第2の
    増幅手段のもう一方の入力端子に前記第2の変換手段の
    ダイナミックレンジの上限値がそれぞれ入力され、 前記第1の増幅手段は、前記第1の変換手段のダイナミ
    ックレンジの下限値を基準とした信号を出力し、前記第
    2の増幅手段は、前記第2の変換手段のダイナミックレ
    ンジの上限値を基準とした信号を出力することを特徴と
    する信号処理回路。
  2. 【請求項2】 前記第1の増幅手段は、前記第1の信号
    一方の入力端子から入力し、前記下限値に対応する前
    記電圧をもう一方の入力端子から入力する電流帰還増幅
    回路であり、 前記第2の増幅手段は、前記第2の信号を一方の入力端
    から入力し、前記上限値に対応する前記電圧をもう一
    方の入力端子から入力する電流帰還増幅回路であること
    を特徴とする請求項1に記載の信号処理回路。
  3. 【請求項3】 前記第1の差分手段は、一対のトランジ
    スタから構成され、前記一対のトランジスタは、それぞ
    れの制御電極端子に前記第1の信号及び前記第2の信号
    が印加され、それぞれの第1の主電極端子は抵抗を介し
    て接続され、かつ、バイアス源が接続され、一方のトラ
    ンジスタの第2の主電極端子がカレントミラー回路を介
    して前記第1の増幅手段に、他方のトランジスタの第2
    の主電極端子がカレントミラー回路を介して前記第2の
    増幅手段にそれぞれ接続されていることを特徴とする請
    求項1に記載の信号処理回路。
  4. 【請求項4】 前記第1の信号は、黒レベル信号と光信
    号とからなる信号であり、前記第2の信号は、前記黒レ
    ベル信号であることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か1項に記載の信号処理回路。
  5. 【請求項5】 第1の信号と第2の信号との差分出力
    行う第1の差分手段の一方の出力信号を第1の増幅手段
    の一方の入力端子に入力して増幅し、前記第1の差分手
    段の他方の出力信号を第2の増幅手段の一方の入力端子
    に入力して増幅し、前記第1の増幅手段からのアナログ
    信号を第1の変換手段でデジタル信号に変換し、前記第
    2の増幅手段からのアナログ信号を第2の変換手段でデ
    ジタル信号に変換し、前記第1及び第2の変換手段から
    の信号を第2の差分手段で差分出力を行う信号処理回路
    の駆動方法であって、前記第1の増幅手段のもう一方の入力端子に前記第1の
    変換手段のダイナミックレンジの下限値を、前記第2の
    増幅手段のもう一方の入力端子に前記第2の変換手段の
    ダイナミックレンジの上限値をそれぞれ入力し、 前記第1の増幅手段は、前記第1の変換手段のダイナミ
    ックレンジの下限値を基準とした信号を出力し、前記第
    2の増幅手段は、前記第2の変換手段のダイナミックレ
    ンジの上限値を基準とした信号を出力することを特徴と
    する信号処理回路の駆動方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の増幅手段は、前記第1の信号
    一方の入力端子から入力し、前記下限値に対応する前
    記電圧をもう一方の入力端子から入力する電流帰還増幅
    回路であり、 前記第2の増幅手段は、前記第2の信号を一方の入力端
    から入力し、前記上限値に対応する前記電圧をもう一
    方の入力端子から入力する電流帰還増幅回路であること
    を特徴とする請求項5に記載の信号処理回路の駆動方
    法。
  7. 【請求項7】 前記第1の信号は、黒レベル信号と光信
    号とからなる信号であり、前記第2の信号は、前記黒レ
    ベル信号であることを特徴とする請求項5又は6に記載
    の信号処理回路の駆動方法。
  8. 【請求項8】 入力された放射線を光に変換する蛍光体
    を備える光電変換装置と、 前記光電変換装置からの信号を処理する請求項1〜4の
    いずれか1項に記載の信号処理回路と、 前記信号処理回路からの信号を記録するための記録手段
    と、 前記信号処理回路からの信号を表示するための表示手段
    と、 前記信号処理回路からの信号を伝送するための伝送処理
    手段と、 前記放射線を発生させるための放射線源とを具備するこ
    とを特徴とする放射線撮像システム。
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