JP3478550B2 - ポリスチレン系樹脂組成物 - Google Patents

ポリスチレン系樹脂組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、耐衝撃性と耐薬品性と
に優れたポリスチレン系樹脂組成物の製造方法に関す
る。 【0002】 【従来の技術】ポリスチレン系樹脂は、成形収縮が小さ
く、寸法安定性が良い為に、弱電、家電、照明、建材、
車両、家具等の各種分野で用いられてきたが、耐衝撃性
が低くもろいという欠点があるし、耐薬品性に乏しいた
めにクレージング等を発生するという欠点を有してい
る。 【0003】耐衝撃性ポリスチレンに代表されるゴム変
性スチレン系樹脂はポリスチレンと比較すれば格段に優
れた耐衝撃性を有しているが、その耐薬品性について
は、相変わらず乏しく、課題を残していた。 【0004】近年、ゴム変性スチレン系樹脂の耐衝撃性
をさらに改良する目的で、小粒子ゴム状重合体と大粒子
ゴム状重合体とを有するゴム変性スチレン系樹脂が提案
されている。(特開昭63−112346号公報、特開
平1−261444号公報、特開平1−275649号
公報) この方法によるゴム状スチレン系樹脂は、ポリスチレン
と比較すれば、格段に優れた耐衝撃強度を有している
が、耐薬品性に乏しく、特に、マーガリン等の油類と接
する用途において、クレージングを発生する等の問題点
は解決されないままであった。 【0005】このため、ポリスチレン系樹脂の耐薬品性
を改良する目的で、ポリオレフィンとブレンドする試み
がなされているが、R.Faytらの一連の研究による
と、ポリスチレン系樹脂とポリエチレンとのブレンドに
おいては、ポリエチレンの体積分率が高い場合、ポリエ
チレンが連続相、そしてポリスチレン系樹脂が分散相と
なる。しかし、逆にポリスチレン系樹脂の体積分率を増
加させても、やはりポリスチレンが連続相のままであ
り、ポリスチレン系樹脂とポリエチレンとの重量分率を
80/20にしてやっとインターロック網状構造が得ら
れる。この現象は相容化剤の添加の有無にかかわらず、
観察される。(J.Polym.Sci.Poly.L
ett.Ed.,19,79(1981)) 以上のように、ポリスチレン系樹脂とポリオレフィン系
樹脂とのブレンドにおいて、ポリスチレン系樹脂の体積
分率が80%以下であると、ポリスチレン系樹脂が連続
相になりにくく、成形加工性の劣った材料しか得られ
ず、ポリスチレン系樹脂の体積分率を80%以上にする
と、ポリスチレン系樹脂が連続相になるものの、耐衝撃
強度の劣った材料しか得られない 【0006】 【課題を解決しようとするための手段】本発明者は、上
記課題を解決するために、鋭意検討を重ねた結果、特定
の粒子径分布および粒子構造を有するゴム状重合体粒
子、及びポリオレフィン系樹脂がポリスチレン系樹脂中
に分散してなる構造を有するポリスチレン系樹脂組成物
が、本発明の目的を効果的に達成することを見いだし、
本発明を完成するに至った。 【0007】 すなわち、本発明は、スチレン又はスチ
レン誘導体と連鎖移動剤を加えた溶液にポリブタジエン
ゴムを溶解した後、脱揮装置を備えた攪拌機付多段式反
応機に連続的に送液して熱重合しながら、前記反応機よ
り重合途中の反応物を抜き取り、そのペレットをOsO
4で染色した切片を透過型電子顕微鏡で撮影して得られ
た写真を画像処理して計測することにより、重量平均粒
子径が0.8〜3.0μのサラミ構造を有するポリブタ
ジエンゴム粒子を含むゴム変性スチレン樹脂を得た後、
ゴム変性スチレン樹脂と、190℃、2.16kg荷重
でのメルトフロレート(MFR)が0.1〜3g/10
分であるポリオレフィン系樹脂と、ビニル芳香族化合物
−共役ジエン化合物ブロック共重合体の水素添加物(共
重合した共役エンジン化合物に基づくオレフィン性二重
結合の少なくとも50%以上が水素添加されている。)
を溶融混練する、ポリスチレン系樹脂の連続相中に、重
量平均粒子径が0.1〜1.0μの190℃、2.16
kg荷重でのメルトフロレート(MFR)が0.1〜3
g/10分であるポリオレフィン系樹脂粒子と、重量平
均粒子径が0.8〜3.0μのサラミ構造を有するポリ
ブタジエンゴム粒子が分散してなる、分散相の総量が3
〜50重量%の範囲であることを特徴とするポリスチレ
ン系樹脂組成物の製造方法である。 【0008】本発明の樹脂組成物の連続相を形成するポ
リスチレン系樹脂とは、スチレン及びスチレン誘導体、
例えばO−メチルスチレン、P−メチルスチレン、m−
メチルスチレン、2、4−ジメチルスチレン、エチルス
チレン、p−ter−ブチルスチレン等の核アルキル置
換スチレン、α−メチルスチレン等のα−アルキル置換
スチレン、O−クロルスチレン、m−クロルスチレン、
p−ブロモスチレン、2、4−ジブロモスチレン等の核
ハロゲンゲン化スチレン、ビニルナフタレンなどの単独
または共重合体であり、又スチレンと共重合体しうる単
量体、例えばアクロニトリル、メタクリロニトリル等の
シアン化ビニル化合物、(メタ)アクリル酸メチルなど
の(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリル酸な
どの共重合体などである。 【0009】つぎに本発明の分散相の一つを形成するゴ
ム状重合体は、ポリブタジエンゴム、スチレン−ブタジ
エン(ブロック・ランダム)共重合体ゴム、ポリイソプ
レンゴム、天然ゴム、スチレン−イソプレン(ブロック
・ランダム)共重合体ゴム、ブチルゴム、ブタジエン−
アクリロニトリル共重合ゴム、エチレン−プロピレン系
共重合体ゴムであり好ましくはポリブタジエンゴムであ
りシス含有量の高いハイシスポリブタジエンやシス含有
量の低いローシスポリブタジエンが使用できる。 ゴム
状重合体をポリスチレン系樹脂中に分散させるために
は、前記ゴム状共重合体を前記スチレン系モノマーに溶
解して塊状重合、塊状懸濁重合、または溶液重合を行
い、ゴム状重合体を析出、粒子化することにより製造す
る。この際の攪拌数、または剪断速度を制御することに
より、ゴム状重合体の分散粒子径を規制できる。 【0010】ゴム状重合体の分散粒子径としては、重量
平均粒子径が0.8〜3.0μで、サラミ構造をしてい
ることが必要である。ゴム状重合体の分散粒子径が、こ
の範囲内にある時に、後述するポリオレフィン分散粒子
と混在した条件下で、衝撃に対してクレーズの生長がス
ムーズに起こるので、耐衝撃強度が著しく高くなる。
0.8μ以下よりも小さいときは、ポリオレフィン粒子
と混在させた場合でも、上のような効果は得られず、最
終的に得られる樹脂組成物の衝撃強度は劣ったものとな
る。また、3.0μを越える場合には、最終的に得られ
る樹脂組成物の光沢が劣ったものとなる。 【0011】本発明の組成物の分散相を形成するポリオ
レフィン系樹脂は、通常の成形材料として用いられる数
平均分子量が30,000以上のポリオレフィンであ
り、例えば高密度ポリエチレン、分岐状低密度ポリエチ
レン、直鎖状低密度ポリエチレン、密度0.90未満の
超低密度ポリエチレン、、アイソタクチックポリプロピ
レンや、エチレン、プロピレン、他のα−オレフィン、
不飽和カルボン酸またはその誘導体の中から選ばれる2
種以上の化合物の共重合体、例えば、エチレン/ブテン
−1共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合
体、(メタ)アクリル酸エステル共重合体、ピロピレン
/エチレン(ランダム・ブロック)共重合体、プロピレ
ン/1−ヘキセン共重合体、プロピレン/4−メチル−
1−ベンテン共重合体、およびポリ(4−メチル−1ペ
ンテン)、ポリブテン−1等を挙げることができる、こ
れらの1種のみならず2種以上を併用することができ
る。これらのポリオレフィンのうち、ポリエチレンが好
ましく、分岐状低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレンが好ましい。 【0012】本発明に用いられるポリオレフィンは、そ
の流れ性の指針であるメルトフローレート(MFR)
が、190℃、荷重2.16kgで0.1〜3g/10
分のものである必要があり、好ましくは0.1〜1g/
10分である。 【0013】本発明の組成物は以下の特徴をもつもので
ある。 【0014】連続相:ポリスチレン系樹脂 分散相:MFR(190℃、2.16kg荷重)が0.
1〜3g/10分であるポリオレフィンが重量平均粒子
径が0.1〜1.0μに分散し、及び重量平均粒子径が
0.8〜3.0μのサラミ構造を有するゴム状重合体粒
子が分散している構造をもつことを特徴とする。 【0015】このような特殊なモルフォロジーを示すこ
とにより、この組成物は前述の優れた効果を達成する。 【0016】ポリオレフィンをポリスチレン系樹脂連続
相に0.1〜1.0μで分散させるためには、ポリオレ
フィンのMFRが0.1〜3g/10分である必要があ
る。特に好ましくは0.1〜1g/10分である。この
範囲にあることによりポリスチレン系樹脂の体積分率が
80%以下でもポリオレフィンが分散相となる。MFR
が0.1g/10分以下では相溶性や、加工性が悪くな
る。またMFRが3g/10分以上では分散相の逆転が
起こらず好ましくない。 【0017】又ポリオレフィンの分散粒子の大きさを調
節する目的でビニル芳香族化合物−共役ジエン化合物ブ
ロック共重合体の水素添加物(共重合した共役エンジン
化合物に基づくオレフィン性二重結合の少なくとも50
%以上、好ましくは80%以上が水素添加されてい
る。)を使用することは有用である。 【0018】このビニル芳香族化合物−共役ジエン化合
物ブロック共重合体を構成するビニル芳香族化合物とし
ては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニル
トルエン、P−ter−ブチルスチレン、ジフェニルス
チレン等のうちから1種は2種以上が選択でき、中でも
スチレンが好ましい。又、共役ジエン化合物部として
は、例えば、ブタジエン、イソプレン、1,3−ペンタ
ジエン、2−3−ジメチル−1,3ブタジエン等のうち
から1種または2種以上が選ばれ、中でもブタジエン、
イソプレンおよびこれらの組合せが好ましい。 【0019】なお、ポリスチレン系樹脂中に分散相を形
成するポリオレフィンおよびゴム状重合体の分散状態
は、通常、電子顕微鏡写真で容易に確認することができ
る。本発明の組成物中の分散相の総量は3〜50重量%
の範囲に制御することにより本発明の効果が最大のなる
がこの範囲に限定されるわけではない。 【0020】本発明の組成物の製造方法としては、前記
構成成分を押出機などを利用して溶融混練することによ
り製造することができる。 【0021】本発明では、上記成分のほかに、本発明の
特徴および効果を損なわない範囲で必要に応じて他の付
加的成分、例えば、酸化防止剤、耐候性改良剤、ポリオ
レフィン用造核剤、スリップ剤、無機または有機の充填
剤や補強材(ガラス繊維、カーボン繊維、ウイスカー、
マイカ、タルク、炭酸カルシウム、チタン酸カリウム、
ワラストナイト等)難燃剤、可塑剤、各種着色剤、帯電
防止剤、離型剤等を添加してもかまわない。 【0022】 【発明の効果】本発明の製造方法により得られた樹脂組
成物はポリスチレン系樹脂の連続相中に大粒子径のゴム
状重合体と、小粒子径のポリオレフィン系樹脂が分散し
た構造をとるため衝撃強度、及び耐薬品性が大幅に改良
される。 【0023】 【実施例】本発明を実施例によって、さらに詳細に説明
するが、これらの実施例によって限定されるものではな
い。 【0024】(参考例)ポリブタジエン(日本ゼオン社
製、BR1220SG)10重量部を、スチレン90重
量部および少量の連鎖移動剤を加えた溶液に溶解し、脱
揮装置を備えた攪拌機付多段式反応機に連続的に送液し
て熱重合することにより、ゴム含量12重量%のゴム変
性スチレン樹脂(A−1)を得た。 【0025】このゴム変性スチレン樹脂のペレットをオ
スミウム酸(OsO 4 )で染色した切片を透過型電子顕
微鏡で写真撮影して得られた写真を画像処理した。 【0026】ゴム粒子はサラミ構造であり、重量平均粒
子径は1.9μであった。 【0027】 【実施例1】参考例で得られたゴム変性スチレン樹脂
(A−1)を58.3重量部と、低密度ポリエチレン
(日石化学製、レクスロンF12S)90重量%エチレ
ン−プロピレンラバー(日本合成ゴム製、EP07P
(プロピレン含量27wt%))10重量%混合したM
FR0.4g/10分のポリエチレン混合物31.7重
量部と水添スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体
(シェル化学製、クレートンG1652(スチレン含量
29wt%))を10重量部を30mm二軸押出機で、
220℃で溶融混練しペレットを得た。 【0028】このペレットをルテニウム酸、オスミウム
酸で二段染色した切片を透過型電子顕微鏡で写真撮影し
たところ、連続相はポリスチレン樹脂であり、分散相
は、重量平均粒子径が1.9μのサラミ構造をしたポリ
ブタジエンと重量平均粒子径0.5μのポリエチレンで
あった。 【0029】ここで得たペレットを230℃に設定した
スクリューインライン型射出成形機で試験片を射出成形
した。 【0030】この試験片をもちいてアイゾット衝撃強度
(ASTM D256)、引張強度(ASTM D63
8)、曲げ弾性率(ASTM D790)を測定した。 【0031】また、直径2mmのストランド状の試験片
に、1000psiの荷重をかけた状態でストランドの
表面にマーガリンを塗布し、破断までの時間を測定し
た。 【0032】結果を表1に示す。 【0033】 【実施例2】参考例で得られたゴム変性スチレン樹脂
(A−1)を58.3重量部とMFR4.0g/10分
のポリプロピレン(日石化学製 日石ポリプロJ130
G)31.7重量部と、水添スチレン−イソプレン共重
合体(クラレ社製セプトン2002)10部を30mm
二軸押出機で240℃で溶融混練しペレットを得た。 【0034】このペレットをルテニウム酸、オスミウム
酸で二段染色した切片を透過型電子顕微鏡で写真撮影し
たところ、連続相はポリスチレン樹脂であり、分散相は
重量平均粒子径が1.9μのサラミ構造をしたポリブタ
ジエンと重量平均粒子径が0.8μのポリエチレン樹脂
であった。 【0035】ここで得たペレットを実施例1と同様にし
て物性を測定し結果を表1に示した。 【0036】 【実施例3】参考例で得られたゴム変性スチレン樹脂
(A−1)を38.3重量部とMFR7.5g/10分
の一般成形用ポリスチレン(旭化成製スタイロン66
6)20重量部及び低密度ポリエチレン(日石化学製レ
クスロンF12S)90重量%とエチレン−プロピレン
ラバー(日本合成ゴム製EP07P)10重量%を混合
したMFR0.4g/10分のポリエチレン混合物3
1.7重量部と水添スチレン−ブタジエン−スチレン共
重合体(シエル化学製クレイトンG1652)10重量
部を30mm二軸抽出機で220℃で溶融混合してペレ
ットを得た。 【0037】このペレットをルテニウム酸、オスミウム
酸で二段染色した切片を透過型電子顕微鏡で写真撮影し
たところ、連続相はポリスチレン樹脂であり、分散相は
重量平均粒子径が1.9μのサラミ構造をしたポリブタ
ジエンと重量平均粒子径が0.9μのポリエチレン樹脂
であった。 【0038】ここで得られたペレットを実施例1と同様
にして物性を測定し結果を表1に示した。 【0039】 【比較例1】参考例で得られたゴム変性スチレン樹脂
(A−1)の物性を測定し、表1に示した。 【0040】 【比較例2】参考例で得られたゴム変性スチレン樹脂
(A−1)を65重量部とMFR22.0のポリエチレ
ン(日石化学製レクスロンJ61)35重量部を30m
m二軸抽出機で220℃で溶融混合してペレットを得
た。 【0041】このペレットをルテニウム酸、オスミウム
酸で二段染色した切片を透過型電子顕微鏡で写真撮影し
たところ、連続相はポリエチレン樹脂であり、分散相は
重量平均粒子径が1.9μのサラミ構造をしたポリブタ
ジエンと重量平均粒子径が3.1μのポリスチレン樹脂
であった。ここで得られたペレットを実施例1と同様に
して物性を測定し結果を表1に示した。 【0042】 【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 51/04 C08L 23/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】スチレン又はスチレン誘導体と連鎖移動剤
    を加えた溶液にポリブタジエンゴムを溶解した後、脱揮
    装置を備えた攪拌機付多段式反応機に連続的に送液して
    熱重合しながら、前記反応機より重合途中の反応物を抜
    き取り、そのペレットをOsO4で染色した切片を透過
    型電子顕微鏡で撮影して得られた写真を画像処理して計
    測することにより、重量平均粒子径が0.8〜3.0μ
    のサラミ構造を有するポリブタジエンゴム粒子を含むゴ
    ム変性スチレン樹脂を得た後、ゴム変性スチレン樹脂と、190℃、2.16kg荷重
    でのメルトフロレート(MFR )が0.1〜3g/10
    分であるポリオレフィン系樹脂と、ビニル芳香族化合物
    −共役ジエン化合物ブロック共重合体の水素添加物(共
    重合した共役エンジン化合物に基づくオレフィン性二重
    結合の少なくとも50%以上が水素添加されている。)
    を溶融混練する、 ポリスチレン系樹脂の連続相中に、重量平均粒子径が
    0.1〜1.0μの190℃、2.16kg荷重でのメ
    ルトフロレート(MFR)が0.1〜3g/10分であ
    るポリオレフィン系樹脂粒子と、重量平均粒子径が0.
    8〜3.0μのサラミ構造を有するポリブタジエンゴム
    粒子が分散してなる、分散相の総量が3〜50重量%の
    範囲であることを特徴とするポリスチレン系樹脂組成物
    の製造方法
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