JP3477792B2 - モーション制御装置 - Google Patents

モーション制御装置

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JP3477792B2
JP3477792B2 JP03486694A JP3486694A JP3477792B2 JP 3477792 B2 JP3477792 B2 JP 3477792B2 JP 03486694 A JP03486694 A JP 03486694A JP 3486694 A JP3486694 A JP 3486694A JP 3477792 B2 JP3477792 B2 JP 3477792B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーボモータの制御を
行う制御装置に関し、特に高速に動作させても残留振動
の少ない制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図20は例えば特開平2−74815号
公報に示された従来のサーボモータ制御装置を示す構成
図であり、図において、210はモータの駆動対象物の
移動距離(ストローク)及び移動時間と後述するカム曲
線テーブルの種類のデータが入力されるキーボード、2
20はキーボード210の入力を受け、この入力に応じ
たNCコマンドを出力するデータ入力部、230はデー
タ入力部220からのNCコマンドが格納される不揮発
性のメモリである。240はメモリ230からNCコマ
ンドを逐次取り出して実行するインタプリタである。2
50は複数種類のカム曲線テーブル2501〜250n
設けられ無次元化したデータを対応させたテーブルであ
る。260はカム曲線指令部であり、インタプリタ24
0から与えられたカム曲線の種類のデータからカム曲線
テーブル2501〜250nの中の1つを選択し、選択し
たカム曲線テーブルを参照しながら、インタプリタ24
0から与えられたストロークと移動時間を満足する指令
値を算出する。270はカム曲線指令部260が算出し
た指令値をもとに、モータ回転位置が指令値に一致する
ようにDDモータ280を制御する位置決めサーボ制御
装置である。
【0003】次に動作について説明する。キーボード2
10によりデータ入力部220を介してNCコマンドを
逐次取り出して実行する。モータの動作指令を行う場合
は、インタプリタ240はカム曲線指令部260に対し
てストローク、移動時間のデータを与え、カム曲線メモ
リからカム曲線テーブルの種類を選択し、サンプル時間
毎に指令値をサーボ制御装置270に与える。
【0004】また、図21は、例えば、機械設計第33
巻第3号(1989年3月号)P64〜69に示された
従来のカム曲線の生成手法の説明図である。
【0005】多くのカム曲線は、図21に示すユニバー
サルカム曲線と呼ばれるカム曲線で表現することができ
る。ユニバーサルカム曲線の加速度aは次式で表され
る。
【0006】
【数1】
【0007】ここで、amp及びammは加速度の正及び負
の最大値であるが、他のパラメータを与えることによっ
て、自動決定される。上式のaを時間tで順次積分した
ものをv,sとし、境界で連続になるようにし、t=t
0(初値)においてv=v0,s=s0,また、t=t
7(終値)においてv=v7,s=s7とおくと次式の関
係式を得る。 v7−v0=−amm(c7+c6+c5)+amp(c3+c2+c1) s7−s0=amm{−c7 2−0.5c6 2+c5 2−c6(t7−t6) −c5(t7−t4)} +amp{c3 2+0.5c2 2−c1 2+c3(t7−t3) +c2(t7−t2)+c1(t7−t0)} +v0(t7−t0) (2) ただし、 c1 = 2(t1−t0)/π, c2 = t2−t1, c3 = 2(t3−t2)/π, c4 = t4−t3, c5 = 2(t5−t4)/π, c6 = t6−t5, c7 = 2(t7−t6)/π (3) ここで、t0〜t7およびv0,v7,s0,s7の合計12
個のパラメータを与えると式(2)を解いて、amp,amm
の値が求まり、これを各区間の式に当てはめて、s,
v,a,j(=da/dt)の値を求めることができ
る。
【0008】また、図22は、例えば、特開平4−29
9715号公報に示された従来のサーボモータ制御装置
を示す構成図であり、図において、301は制御対象で
あるモータ、302はモータ301の回転量を検出し、
検出した回転量に比例したパルス数のエンコーダパルス
を出力する回転センサである。303はモータ301を
制御するための指令値を作成して出力する指令値発生部
である。指令値発生部303において、331はROM
であり、カム曲線や、カム曲線から位置指令値を算出す
るためのソフトウェアが格納されている。332はRA
Mであり、演算に必要なデータや変数が格納されてい
る。333は位置指令コントローラであり、カム曲線テ
ーブルから位置指令値を求める演算を行う。334は位
置指令コントローラ333によって求めた位置指令値を
出力する位置指令値発生回路、335はエンコーダパル
スのパルス数をカウントするカウンタである。304は
ドライバ部であり、位置フィードバック制御部を内蔵し
ていて、位置指令信号とエンコーダパルスをもとに生成
した駆動電流をモータ301に与えて回転位置をフィー
ドバック制御する。また、ドライバ部304が受けたエ
ンコーダパルスはそのままカウンタ335へ与えられ
る。与えられたエンコーダパルスはモータの実回転位置
を確認するのに用いられる。
【0009】305はカム曲線作成部であり、パソコン
などの汎用コンピュータのCAD機能を利用してカム曲
線を作成するものである。カム曲線作成部305におい
て、351は入出力部であり、作成するカム曲線の座標
空間を表示する表示部3511と、カム曲線の作成に必
要な各種データを入力するキーボード3512と、表示
画面上でカム曲線が通る点をプロットしたり、カム曲線
の作成に必要な作業を表示画面上で行うマウス3513
とからなる。352は表示画面上でプロットした点をも
とにカム曲線を作図する作図部、353は作図したカム
曲線を無次元化したカム曲線テーブルにするカム曲線テ
ーブル作成部、354は作成したカム曲線テーブルを格
納するメモリ、355はメモリ354に格納されたカム
曲線テーブルをRS232C等の通信線356で転送し
てカム曲線記憶用バッファ336に一時格納するデータ
転送部である。一時格納されたカム曲線テーブルはRA
M332のメモリ領域の一部に格納される。357はカ
ム曲線作成部305全体の制御を司るCPUである。
【0010】次に動作について説明する。表示部351
1の表示画面上で、マウス3513により例えば速度指
令値のカム曲線が通る点を入力する。作図部352は、
曲線モードになっている場合は、スプライン機能によ
り、プロットした点を曲線でつないで滑らかな速度指令
値のカム曲線を作成する。さらに作図部352は作成し
たカム曲線について積分と微分を行い、位置指令値と加
速度指令値のカム曲線を作る。これら3つのカム曲線は
表示画面に同時に表示され、これによってモータの制御
パターンを確認することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のモーション制御
装置及びカム曲線生成手法は以上のように構成されてい
るので、ストローク、移動時間、モータで駆動する負荷
などの動作条件を考慮して最適なカム曲線を多数のカム
曲線テーブルの中から選択するか、またはユニバーサル
カム曲線のパラメータを調整して生成する必要があり、
カム曲線の特性を熟知している人以外には、最適なカム
曲線を用いることが困難であり、また、複数のカム曲線
テーブルをメモリ上に持つためメモリを大量に必要とす
る等の問題点があった。
【0012】また、曲線を生成する際にある一定速度に
加速する、あるいはある一定速度から減速するようなカ
ム曲線や、最高速度や最低速度を制限するようなカム曲
線をを生成できないという問題点があった。
【0013】また、従来のモーション制御装置は以上の
ように構成されているので、実際にモータを駆動するサ
ーボ制御装置に対し、サンプリング時間ごとの位置指令
あるいはそれに相当する指令値のみしか出力することが
できず、サーボ制御装置において指令値に対する追従誤
差を小さくすることが困難であった。
【0014】さらに、曲線を入力する際、カム曲線の通
る点の位置指令値、速度指令値または加速度指令値のい
ずれかを入力し、入力した点をもとにスプライン機能を
用いてカム曲線を生成するが、例えば 図23(a)に示
すようなカム曲線を点A,B,C,D,Eを指定してス
プライン機能を用いて入力しようとした場合、図23
(b)のような曲線になってしまい、所望の曲線が生成で
きないという問題があった。
【0015】また、曲線を生成した後、曲線の図形のみ
を表示するため、生成したカム曲線の最高速度などの特
性を正確に把握するのが困難であり、モータを定格回転
以上のスピードで回転させてしまうおそれがある等の問
題点があった。
【0016】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、カム曲線の特性を熟知していない
人でも容易にカム曲線を用いてサーボモータを制御で
き、また、少ないメモリでも動作が可能なモーション制
御装置を得ることを目的とする。また、指令値に対する
追従誤差が小さい制御装置を得ることを目的とし、さら
に容易にモータの運動曲線を入力、確認することが可能
なモーション制御装置を得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
モーション制御装置は、サーボモータの動作時の位置、
速度及び加速度のうち少なくとも1つを時刻または同期
する駆動体の位置に対して入力する動作条件入力手段
と、この動作条件入力手段によって入力された位置、速
度及び加速度のうち少なくとも1つをもとに1個の曲線
生成パラメータを用いてカム曲線を生成するカム曲線生
成手段と、このカム曲線生成手段において生成されたカ
ム曲線を記憶するカム曲線記憶手段と、記憶されたカム
曲線からモータの指令値を生成、出力するモータ指令値
計算手段と、並びに上記指令値をサーボ制御装置に出力
するモータ指令出力手段とを備え、上記カム曲線生成手
段において1個の曲線生成パラメータを調整することに
よって多様な種類のカム曲線を生成するようにしたもの
である。
【0018】本発明の請求項2に係るモーション制御装
置は、サーボモータの動作時の位置、速度及び加速度の
うち少なくとも1つを時刻または同期する駆動体の位置
に対して入力する動作条件入力手段と、この動作条件入
力手段によって入力された位置、速度及び加速度の少な
くとも1つをもとに1個の曲線生成パラメータを用いて
カム曲線を生成する際のパラメータを計算し、これらの
パラメータから生成されるカム曲線に応じたモータ指令
値を生成するカム曲線指令生成手段と、上記カム曲線指
令生成手段で計算されたパラメータを記憶するパラメー
タ記憶手段と、並びに上記指令値をサーボ制御装置に出
力するモータ指令出力手段とを備え、上記カム曲線指令
生成手段において1個の曲線生成パラメータを調整する
ことによって多様な種類のカム曲線を生成するようにし
たものである。
【0019】また、上記カム曲線生成手段、カム曲線指
令生成手段で生成するカム曲線の曲線生成パラメータの
学習を行うカム曲線学習手段を設ける。
【0020】そして、上記学習手段においてスプライン
曲線を用いて曲線生成パラメータの推定を行う。
【0021】さらに、上記動作条件入力手段においてカ
ム曲線の最高速度または最低速度を指定できるようにし
た。
【0022】 さらにまた、上記カム曲線生成手段、カ
ム曲線指令生成手段において、加速区間あるいは減速区
間の有無を判断し、両方とも存在する場合はユニバーサ
ルカム曲線を用いてカム曲線を生成し、少なくとも一方
がない場合はカム曲線の曲線生成条件を指定することに
よりカム曲線を生成できるようにした。
【0023】本発明の請求項8、9に係るモーション制
御装置は、カム曲線の生成時に位置あるいは速度指令値
のみならず、加速度の指令値あるいは加速度指令値など
を用いて計算できる電流の指令値を生成し、サーボ制御
装置に出力するとともに、サーボ制御装置では、上記電
流指令値あるいは加速度指令値を従来の位置あるいは速
度指令値に加えてまたはそれらの代わりに入力できるよ
うにしたものである。
【0024】また、上記動作条件入力手段において、時
刻または同期する駆動体の位置に対するモータの位置と
その位置における速度を入力する。
【0025】さらに、上記動作条件入力手段に、生成し
たカム曲線の形状、最大速度、最大加速度を表示する表
示手段を設けた。
【0026】
【作用】本発明の請求項1,2に係るモーション制御装
置は、カム曲線生成手段、カム曲線指令生成手段におい
1個の曲線生成パラメータを調整することによって容
易に多様なカム曲線を生成し、複数のカム曲線テーブル
を必要としない。
【0027】また、カム曲線学習手段において曲線生成
パラメータの学習によって振動を起こさないようなカム
曲線を生成するため、高速かつ低振動で動作する。例え
ばモータの電流値を観察することによって動作終了後の
残留振動を検知し、それをもとにカム曲線を学習して指
令値を生成する。
【0028】また、スプライン曲線を用いて曲線生成パ
ラメータの推定を行うため、高速に学習する。
【0029】さらに、動作条件入力手段においてカム曲
線の最高速度または最低速度を指定でき、指定した最高
速度または最低速度の曲線を生成し、所望の速度より速
いまたは遅い動作を防ぐ。
【0030】さらにまた、上記カム曲線生成手段、カム
曲線指令生成手段において加速区間あるいは減速区間の
少なくとも一方がない場合でもカム曲線を生成できるよ
うにしたので、加速あるいは減速部分だけの曲線を生成
することにより、ある一定の速度に加速あるいは減速す
る。
【0031】また、本発明の請求項8、9に係るモーシ
ョン制御装置は、カム曲線生成手段、カム曲線指令生成
手段において、カム曲線の位置指令を生成するのと並行
して滑らかな電流指令値あるいは加速度指令値を出力す
るとともに、サーボ制御装置において電流指令値あるい
は加速度指令値をフィードフォワート゛として用いる。
【0032】また、動作条件入力手段において、位置に
おける速度を入力することにより、所望の動作を実現す
る。
【0033】さらに、上記動作条件入力手段に表示手段
を設けており、曲線の特性を文字で表示することによ
り、入力者に注意を促す。
【0034】
【実施例】以下に本発明の実施例を図について説明する 実施例1. 図1は本発明の実施例1の請求項1に係るモーション制
御装置を示す構成図である。図において、1はサーボモ
ータの動作条件を入力する動作条件入力部、2は動作条
件に応じたカム曲線を生成するカム曲線生成部、3はカ
ム曲線生成部で生成されたカム曲線を記憶しておくカム
曲線記憶部、4はモータに与える指令値を計算するモー
タ指令計算部、5はモータ指令計算部4で計算された指
令値をもとに サーボ制御装置6に位置指令や速度指令
を出力するモータ指令出力部である。6はモータに電流
を流して駆動するサーボ制御装置、7は制御対象である
モータ、8はモータの軸の回転量を調べるエンコーダ、
9はモータで駆動する負荷であり、100はモーション
制御装置全体を示す。
【0035】次に動作について説明する。図1の動作条
件入力部1ではモータ7にさせたい動作の主要な動作条
件を入力する。例えば、図2の説明図に示すような時刻
0のとき位置s0、速度v0の状態から 時刻t7のとき
位置s7、速度v7の状態に動かす場合を考えると、動作
条件入力部1は図2の波形図に示す点P1 における時刻
0、位置s0、速度v0、及び点P2 における時刻t7
位置s7、速度v7を入力する。カム曲線生成部2では動
作条件入力部で設定された条件をもとにカム曲線を次の
ようにして生成する。まず、曲線生成のパラメータとし
てtv(0≦tv≦0.5)を考える。このtv から次式
を用いて他の曲線生成のパラメータt1〜t6を求める。 t1=t2=tv(t7−t0)+t0, t3=t4=(t7−t0)/2+t0, t5=t6=t7−t2+t0 但し 0≦tv<0.125 t1=(t7−t0)/8+t0, t2=tv(t7−t0)+t0, t3=t4= (t7−t0)/2+t0, t5=t7−t2+t0, t6=7(t7−t0)/8+t0 但し 0.125≦tv<0.375 t1=(0.5−tv)(t7−t0)+t0, t2= tv(t7−t0)+t0, t3=t4=(t7−t0)/2+t0, t5=t7−t2+t0, t6=t7−t1+t0 但し 0.375≦tv≦0.5 (4) 次に求めたt1〜t6 及び動作条件入力部1で入力した
0,t7,s0,s7,v0,v7 を用いてamp,amm
ついて式(2)、(3)を解き、その値をユニバーサルカム
曲線の式(1)に代入し、カム曲線を生成する。このよう
にして生成したカム曲線は図3の波形図に示すように
vの値によって従来から機械式のカム曲線としてよく
用いられてきたいくつかの曲線を生成することができ
る。例えば tv=0のとき単弦曲線、tv=0.125の
とき変形正弦曲線、tv=0.375のとき変形台形曲
線、tv=0.5のとき等加速度曲線を表すことができ
る。また、これら以外の値のtv を使って生成すること
により、上記曲線の中間の特性を持つ曲線を生成するこ
とができる。
【0036】カム曲線記憶部3では、上記のようにして
カム曲線生成部2で生成されたカム曲線をカム曲線デー
タとして記憶する。カム曲線データは、時刻とその時刻
における位置をテーブル形式で記憶されている。モータ
指令計算部4では、時刻tをもとにカム曲線記憶部に記
憶されたカム曲線データから指令値を計算する。時刻t
のカム曲線データがカム曲線記憶部に無い場合は、時刻
tの前後のデータから直線近似などの内挿によって求め
る。モータ指令出力部5では、モータ指令計算部4で計
算した指令値から、位置指令値をサーボ制御装置に出力
する。サーボ制御装置6は受け取った位置指令値とエン
コーダ8から得たモータ軸の回転情報をもとにモータ7
に電流を流し、モータ7を駆動する。
【0037】実施例2. 図4は本発明の実施例2の請求項2に係るモーション制
御装置の構成図である。図において、1、5〜9は上記
実施例1と同一である。10は動作条件入力部1で入力
された条件をもとに時刻tにおけるモータの指令値を計
算するカム曲線指令生成部であり、11はカム曲線のパ
ラメータを記憶しておくパラメータ記憶部である。
【0038】カム曲線指令生成部10では、動作条件入
力部1に動作条件および曲線生成パラメータtvが設定
された時点で、式(2)(3)(4)からパラメータamm,a
mp,t1〜t6を計算し、それらの値と動作条件t0
0,v0,t7,s7,v7をパラメータ記憶部11に記
憶する。そして、モータの動作を開始した後は、動作時
刻tとパラメータ記憶部11に記憶されたパラメータと
動作条件から動作時刻tにおける指令値を計算し、モー
タ指令出力部5に指令値を渡す。動作条件入力部1、モ
ータ指令出力部5、サーボ制御装置6の動作は前記実施
例と同様である。
【0039】実施例3. 図5は本発明の実施例3の請求項3、4に係るモーショ
ン制御装置の構成図である。図において、1〜9は上記
実施例と同一である。12はカム曲線評価部であり、1
3はカム曲線学習部である。
【0040】カム曲線評価部12では、カム曲線生成部
10で生成した曲線に従ってモータを動作させた直後に
モータに流れる電流値の絶対値を一定時間積分してカム
曲線の評価値Ic を求める。動作後に負荷に残留振動が
残っている場合、振動を止めるようにモータに大きな電
流が流れるため、Icの値が大きくなるので、Icによっ
て残留振動の検出ができる。カム曲線学習部13では、
c の値をもとにカム曲線の曲線生成パラメータtv
学習を行う。図6のフローチャートに学習のアルゴリズ
ムを示す。まず、ステップST61では、tv=0、0.
125、0.375の3通りの曲線を生成し、それらの
曲線で実際に負荷を動かし、モータに流れる電流の絶対
値の積分値Ic を求める。ステップST62では、学習
回数nに3をセットする。
【0041】ステップST63では、実際にモータを動
かして得られた電流の積分値Icとtvの値の組(tv i,I
c i)(i=1,2,...,n)からIcが最小になると予想されるtv
n+1を推定する。 v の推定は、データ(tv i,Ic i)(i=1,
2,...,n)をもとにtv−Ic平面上でスプライン補間を行
い、スプライン曲線上のIcが最小となるtvを推定値と
することによって行う。このとき、推定したtvの値が
0.375かつステップST64においてtv=0.5
で、まだモータを動作させていない場合は推定値tv n+1
=0.5とする。ステップST64では、推定した値tv
n+1を用いて カム曲線を生成し、モータを動かしてIc
n+1を求める。ST65では、これが予め設定した許容
電流積分値Ic setより小さいかまたは試行回数n+1が
試行回数の上限Nより大きいかを判断し、これらの条件
を満たす場合、終了する。条件を満たさない場合は、試
行して得られたデータを元にt v を推定し、試行するこ
とを繰り返す。
【0042】図7の波形図を用いてtvの学習の過程を
説明する。まず、tv=0,0.125,0.375の3回
動作させることによってtvとIcのデータの組D1
2,D3が得られる。これらのデータをもとに図に示す
ようにスプライン曲線を求め、曲線上でIcが最小にな
る点D4’のtvの値を Icが最小になるtvの推定値と
する。つぎにこのtvの値を用いて動作させることによ
り、データD4(tv 4,Ic 4)が得られ、これを前回まで
の試行で得られたデータに加え、再びIcが最小となる
vを推定し、点D5’を推定値とする。以上の動作を繰
り返すことにより 動作後の残留振動の少ないtvを得る
ことができる。上記実施例3のステップST65では、
電流積分値があらかじめ設定した許容電流積分値Ic set
より小さいかまたは試行回数n+1が試行回数の上限N
より大きいかを判断し、学習を終了するか決定していた
が、推定値が数回連続して同じ値を取る場合に学習を終
了するようにしても良い。
【0043】上記実施例では、モータに流れる電流の絶
対値の積分値Ic を用いて残留振動の検出をしていた
が、電流値の2乗積分値を用いたり、モータで駆動する
負荷の軸の回転量を計測するエンコーダを付加して残留
振動を検出しても良いことは言うまでもない。
【0044】また、上記実施例3では、スプライン曲線
を用いてモータに流れる電流の絶対値の積分値の推定を
行ったが、他の曲線補間方式を用いても同様の効果が得
られる。
【0045】また、上記実施例3では、曲線補間方式を
用いてパラメータの最適化を行ったが、最急降下法など
の最適化手法を用いても良い。
【0046】また、上記実施例3では、tv=0からtv
=0.5までの範囲で学習を行ったが、0≦tv≦0.3
75など一部の範囲で学習を行っても良い。
【0047】実施例4. 図8は本発明の実施例4の請求項5に係る制御方法、カ
ム曲線生成方式を示すフローチャートである。図8にお
いて、ステップST81ではモータの動作時の制限速度
l を設定する。ステップST82では、カム曲線の他
の曲線生成のパラメータt1〜t6を設定し、次式のk,
lを求める。 k =(t1−t0)/(t3−t0)=(t7−t6)/(t7−t4) l =(t2−t0)/(t3−t0)=(t7−t5)/(t7−t4) (5) k=l=0.125のとき上記実施例1で説明したカム
曲線生成方法においてtv=0.125のときに生成され
る曲線と同じ曲線となり、k=0.125,l=0.37
5のときtv=0.375の曲線と同じ曲線になる。ステ
ップST83では生成したい曲線の最高速度vmを次式
より計算する。 vm = 2amp(t3−t2)/π+v2 (6) ここで、 v2 = amp(t2−t1)+v11 = 2amp(t1−t0)/π+v0 (7) である。ステップST84では、ステップST81で設
定したモータの動作の制限速度vlと ステップST83
で計算した曲線の最高速度vmを比較し、制限速度vl
方が曲線の最高速度vmより大きい場合、初めに設定し
た他の曲線生成のパラメータt1〜t6を用いてカム曲線
を生成し、終了する。制限速度vlより 最高速度vm
方が大きい場合、パラメータk,lの値を変えないよう
にt1〜t6の値を調整しカム曲線を生成する。t1〜t6
は次式を用いて求める。 t1 = k(t3−t0)+t02 = l(t3−t0)+t03 = (vl(t7−t0)−(s7−s0))/c4+t04 = t7−t3+t05 = t7−t2+t06 = t7−t1+t0 (8) ここで、 c4 = 2c2(c1−c3)/c13 = 4(1.0−k−l)(1.0+k−l)/π2 +(l−k)(2−k−l)/2+2l/π (9) c2 = vl−v01 = (1.0−2/π)(l−k)+2/π である。上式で求めた他の曲線生成のパラメータt1
6及びt0,t7,s0,s7,v0,v7から式(2)(3)
をamm,ampについて解き、その値をを式(1)に代入す
ることによって、図9の波形図に示すような 最高また
は最低速度がvlのカム曲線を生成することができる。
【0048】実施例5. 図10は本発明の実施例5の請求項6,7に係る制御方
法、カム曲線生成方式を示すフローチャートである。ス
テップST100では、生成したいカム曲線の条件(t
0〜t7,s0,s7,v0,v7)を設定する。ステップS
T101では、ステップST100で設定したパラメー
タの値がt3−t0=0かつt7−t4=0を満たすか否か
判定する。満たす場合はステップST102に進み、満
たさない場合はステップST103に進む。ステップS
T102では、次式に従いカム曲線を生成する。 V = (s7−s0)/(t7−t0) s(t) = V(t−t0) (10) ここで、s(t)は時刻tにおける位置指令値を表す。図
11(a)の波形図に生成されるカム曲線の速度の形状を
示す。t3−t0=0かつt7−t4=0の場合、時刻t0
からt7の間、速度Vの等速運動となる。この場合、t
=t0,t=t7において速度は不連続になる。ステップ
ST103では、ステップST100で設定したパラメ
ータの値がt3−t0=0かまたはt7−t4=0を満たす
か否か判定する。満たす場合はステップST104に進
み、満たさない場合はステップST106に進む。ステ
ップST104では、t3−t0=0の場合はamm、t7
−t4=0の場合はampを求める。以下では、t3−t0
=0の場合に パラメータt7,s0,s7,v0,v7及び
k=(t7−t6)/(t7−t4),l=(t7−t5)/
(t7−t4)を曲線生成の条件として設定し、t4
5,t6 及びammを求める場合について説明する。ま
ず、t4は次式で求められる。 t4 = t7−d1((t7−t3)−(s7−s0)/(v0−v7))/d2 (11) ここで、 d1 = (1.0−2/π)(l−k)+2/π d2 = 4k2/π2+(l−k)(l+k)/2 +4(1.0−l)(l+π/2−1.0)/π2 (12) である。次にammは次式で求められる。
【0049】
【数2】
【0050】また、t5,t6は、 t5 = t7−l(t7−t4) t6 = t7−k(t7−t4) (14) となる。ステップST105では、パラメータt0
7,s0,s7,v0,v7,ammと式(1)からカム曲線
を生成する。図11(b)の波形図にステップST105
で生成されるカム曲線の速度の形状を示す。ステップS
T106ではステップST100で設定されたパラメー
タと式(1)からカム曲線を生成する。
【0051】上記実施例では、ステップST104にお
いてt3−t0=0の場合について説明したが、t7−t4
=0の場合も同様にt1〜t3,ammを求めることができ
るのは言うまでもない。
【0052】また、上記実施例では、ステップST10
4においてt3−t0=0の場合にパラメータt7,s0
7,v0,v7 及びk=(t7−t6)/(t7−t4),
l=(t7−t5)/(t7−t4)を曲線生成の条件とし
て設定した場合について説明したが、パラメータt4
7,s0,s7,v0,v7の8つのパラメータの中から
7つを条件として設定すれば、曲線が生成可能であるこ
とはいうまでもない。例えば、t4〜t6,s0,s7,v
0,v7 を設定し、t7,ammを求めることにより、条件
を満たす曲線を生成することが可能である。
【0053】実施例6. 図12は本発明の実施例6の請求項8,9に係るモーシ
ョン制御装置とサーボ制御装置の間の伝達信号の構成を
示すブロック図である。図において、100はモーショ
ン制御装置、5はモーション制御装置の構成要素である
モータ指令出力部、6はサーボ制御装置、107はモー
ション制御装置100の出力である加速度指令値、10
8はモーション制御装置100の出力である速度指令
値、102は速度指令値108を積分し位置指令値を生
成する積分器、103は位置制御部、104は速度制御
部、105aは電流値計算部、106はモータ機械系
で、図1のモータ7、エンコーダ8、負荷9に相当し、
109は電流値計算部105aにより計算された電流フ
ィードフォワード値、110はモータ機械系106から
検出される速度信号、111はモータ機械系106から
検出される位置信号である。
【0054】動作について説明する。モータ指令出力部
5では、決定されたカム曲線をもとにサンプリング時間
ごとにモータが動く距離、すなわち速度指令値108を
生成するとともに、加速度指令値107を生成する。加
速度指令値107は、滑らかなカム曲線から直接計算す
るため、滑らかなものとなる。サーボ制御装置は、加速
度指令値107、速度指令値108をモーション制御部
から受け取る。位置制御部103では、速度指令値10
8を積分器102で積分した位置指令値と位置検出値1
11との誤差をもとにP制御を行う。速度制御部では位
置制御部103の出力と速度検出値110との誤差にフ
ィードフォワード値として速度指令値108を加えたも
のをもとにPI制御を行う。電流値計算部105aでは
決められたカム曲線どうりにモータ機械系が動作するた
めに必要な電流値をモータ機械系のモデルをもとに求め
る。モータ機械系のモデルとして、次式を用いる。 i = Ja + cv + fsgn(v) (15) 式15において、iは電流フィードフォワード値109
を示す値、aは加速度指令値107を示す値、vは速度
指令値108を示す値、Jはモータ機械系の慣性モーメ
ントに相当する値、cはモータ機械系の粘性抵抗に相当
する値、fはモータ機械系のクーロン摩擦係数に相当す
る値、sgn(・)は符号関数を示す。電流値計算部1
05aではモータ機械系のモデルのパラメータである
J,c,fはあらかじめ与えられており、式15により
電流フィードフォワード値109を計算する。最終的に
サーボ制御装置6からモータ機械系106への指令値は
速度制御部104の出力に電流フィードフォワード値1
09を加えた値となる。
【0055】電流値計算部105aで用いたモデルが正
確であれば、モータ機械系106は、電流フィードフォ
ワード値109により誤差なくカム曲線通りに動作す
る。モーション制御装置100からサーボ制御装置6へ
加速度指令値107が入力されない場合、同様の構成を
実現するためにはサーボ制御装置6内部で速度指令値1
08を微分することにより加速度指令値107の値を求
める必要があるが、サンプリング時間や計算機上の量子
化の影響のため、滑らかな加速度指令値107を得るこ
とは困難である。このため、モーション制御装置100
からサーボ制御装置6への加速度指令値107の入力を
行わずに生成した電流フィードフォワード値109は、
滑らかなものにならず、機械振動を励起するなどモータ
機械系106において負担の大きな動作を行わせるもの
となる。モーション制御装置100内部で生成する加速
度指令値107は、カム曲線の計算中に正確に得ること
ができるため、滑らかなものを実現でき、それを用いて
求められた電流フィードフォワード値109はモータ機
械系106への負担の小さなものとなる。
【0056】実施例7. 上記実施例では、電流値計算部5aで用いるモータ機械
系106のモデルとして、式15を用いたが、その他の
モデルを用いてもよい。たとえば、モータ機械系の粘性
抵抗c、クーロン摩擦係数fが無視できる場合には次式
を用いてもよい。 i = Ja (16) このモデルを用いた場合、電流値計算部105aでは速
度指令値108が不要になり、計算量が少なくなる。こ
の結果、サーボ制御装置6での計算の負担が軽減され
る。
【0057】実施例8. 図13は本発明の実施例8の請求項8,9に係るモーシ
ョン制御装置とサーボ制御装置の間の伝達信号の構成を
示すブロック図である。図において、105bはモーシ
ョン制御装置100の構成要素である電流値計算部、1
07bはモーション制御装置100内部で用いられる加
速度指令値、109bはモーション制御装置100の出
力である電流フィードフォワード値である。この実施例
では、モーション制御装置100内部の電流値計算部1
05bでモータ機械系106のモデルに基づく電流値の
計算を行い、その結果である電流フィードフォワード値
109bをモーション制御装置100からサーボ制御装
置6へ伝える構成となっている。このような構成とする
ことにより、サーボ制御装置6での計算の負担をさらに
減らしながら、決められたカム曲線どうりにモータ機械
系106を動作させることができる。なお、この実施例
ではモーション制御装置の出力を電流フィードフォワー
ド値としたが、電流値の定数倍であるトルクを基準とし
たトルクフィードフォワード値などの等価な値を用いて
もよい。
【0058】実施例9. 図14は本発明の実施例9の請求項8,9に係るモーシ
ョン制御装置とサーボ制御装置の間の伝達信号の構成を
示すブロック図である。図において、108bはサーボ
制御装置6の内部で生成された速度指令値、112はサ
ーボ制御装置6の内部で速度指令値108bを生成する
ための積分器である。
【0059】この実施例では、モーション制御装置10
0からサーボ制御装置6へ伝える指令値が加速度指令値
107のみとなっており、1種類の信号を送るだけで決
められたカム曲線どうりにモータ機械系106を動作さ
せることができる。また、2つの積分器102,112
により、サーボ制御装置6内で速度指令値108b、位
置指令値を生成するが、微分演算を行う場合と違い、サ
ンプリング時間や計算機上の量子化の影響は受けにく
い。
【0060】実施例10. 図15は本発明の実施例10の請求項10に係る制御装
置を示す構成図であり、1はモータの動作条件を入力す
るパーソナルコンピュータ、14はマウスなどの入力補
助装置、100はモータの制御を行うモーション制御装
置である。
【0061】次に動作について説明する。図16は、モ
ータの動作条件として時刻に対する位置を入力する場合
の説明図である。モータの動作条件を入力する場合、マ
ウス14を用いてモータの動作時に必ず満たさなければ
ならない主要な動作点 P1〜P8 を入力する。このと
き、各動作点や動作点間のモータの速度の指定が可能で
ある。例えば、図16において点P1,P2は速度は指定
せず、時刻と位置だけが指定されており、点P3,P4
は、時刻、位置、速度が指定されている。また、点
5,P6の間の区間Q1、点P7,P8の間の区間Q2
は、それぞれ速度vq1,vq2が指定されている。このよ
うにモータの動作条件として位置だけを入力するのでは
なく、速度も入力可能とすることにより、点P3 のよう
な極大点においてオーバーシュートを防ぐことが可能に
なる。上記のように動作条件を入力した後、動作点間は
条件を満たすように多次曲線などを用いて図16の破線
で示すような指令値を生成する。
【0062】実施例11. 図17は本発明の実施例11の請求項11に係る表示画
面を示す模式説明図である。図17はモータの動作条件
を入力するパーソナルコンピュータの表示部であり、1
5はカム曲線形状表示ウィンドウ、16はカム曲線特性
値表示ウィンドウである。確認画面上のカム曲線形状表
示ウィンドウ15は、生成したカム曲線の速度形状が示
されており、カム曲線特性値表示ウィンドウ16には、
生成したカム曲線の最高速度、最低速度、最大加速度等
のカム曲線の特性が表示される。カム曲線形状表示ウィ
ンドウ15には、表示151や152のように最高速度
や最低速度の点も表示される。このように、同一確認画
面上に生成したモータの動作曲線とその特性の値を表示
することにより、モータを定格回転数以上で回転させる
ことを防ぐことができる。また、あらかじめモータの定
格回転数などのモータの特性に関するデータやモータで
駆動する負荷の慣性モーメントなどの情報などをパーソ
ナルコンピュータに入力しておき、生成した曲線の特性
と比較し、モータが動作可能でない曲線を生成した場合
には自動的に警告メッセージを表示したり、カム曲線形
状表示ウィンドウ15に表示されたカム曲線上の問題部
分の色を変えて表示する
【0063】参考例1. 図18は本発明の参考例1に係るモーション制御装置を
示す構成図である。図において、1,4〜9は上記実施
例と同一である。17は速度が台形状である台形速度曲
線を生成する台形速度曲線生成部、18は台形速度曲線
記憶部、19は台形速度曲線評価部、20は台形速度曲
線学習部である。
【0064】次に動作について説明する。本参考例1で
も実施例1と同様に図2に示すような時刻t1のときに
位置s0,速度v0の点から時刻t7のときに位置s7,速
度v7の点に移動するモータの指令値を生成する場合を
考える。動作条件入力部1で入力された条件をもとに次
のようにして台形速度曲線を生成する。まず、曲線生成
のパラメータとしてtv(0≦tv≦0.5)を考え、t
vの値から 次式で表されるパラメータt1、t2を求め
る。 t1 = tv(t7−t0)+t02 = t7−t1+t0 (17) これらのパラメータt1、t2をもちいて図19の波形図
に示すような台形速度曲線を指令値として生成する。図
19の台形速度曲線の速度vは次式で表される。 区間I (t0≦t<t1) v = amp(t−t0)+v0 区間II (t1≦t<t2) v = amp(t1−t0)+v0 (18) 区間III (t2≦t≦t7) v = −amm(t−t2)+amp(t1−t0)+v0 ここで、amp,ammはそれぞれ加速部分、減速部分の加
速度を表し、tv≠0のとき、次式で求められる。 amp = (c24−c3)/(c2−c1) amm = (c14−c3)/(c2−c1) (19) ここで、
【0065】
【数3】
【0066】である。tv=0のとき、区間I、IIIは無
くなり、t0≦t≦t7のときの台形速度曲線の速度vは
次式で表される。 v = (s7−s0)/(t7−t0) (21) 台形速度曲線記憶部18は、上記実施例の3カム曲線記
憶部2と同様に台形速度曲線生成部17で生成した指令
値をテーブル形式で記憶する。台形速度曲線評価部1
9、台形速度曲線学習部20も上記実施例3に述べたカ
ム曲線評価部12とカム曲線学習部13と同様に曲線生
成部17で生成した曲線の評価、パラメータtvの学習
を行う。
【0067】上記参考例1では、台形速度曲線をそのま
ま指令値として用いていたが、ローパスフィルタを通し
てから指令値として与えても良い。
【0068】また、上記実施例1、参考例1では位置デ
ータをカム曲線データあるいは台形速度曲線データとし
てそれぞれカム曲線記憶部3あるいは台形速度曲線記憶
部18に記憶する場合について説明したが、速度や加速
度データあるいはそれらの組み合わせでもよく、上記実
施例と同様の効果を奏する。
【0069】また、上記実施例1〜11では時刻に対し
てカム曲線を生成し、モータを制御する場合について説
明したが、同期する駆動体(モータ、エンジン等)があ
る場合、他のモータ軸、エンジンの出力軸などを主軸と
し、その位置に対してカム曲線を生成し、モータを制御
してもよく、同様の効果を奏する。
【0070】また、上記実施例1〜11では、点P1
らP2に移動する場合について説明したが、同様の動作
を組み合わせることによって任意の運動が可能であるこ
とはいうまでもない。
【0071】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
モーション制御装置は、サーボモータの動作時の位置、
速度及び加速度の動作条件入力手段と、入力された位
置、速度及び加速度をもとに1個の曲線生成パラメータ
を用いてカム曲線を生成するカム曲線生成手段と、生成
されたカム曲線を記憶するカム曲線記憶手段と、記憶さ
れたカム曲線からモータの指令値を生成、出力するモー
タ指令値計算手段と、並びに上記指令値をサーボ制御装
置に出力するモータ指令出力手段とを備え、上記カム曲
線生成手段において1個の曲線生成パラメータを調整す
ることによって多様な種類のカム曲線を生成するように
し、少ないパラメータで多様なカム曲線を生成できるよ
うに構成したので、容易にカム曲線の選択ができるとい
う効果がある。
【0072】また、本発明の請求項2に係るモーション
制御装置は、サーボモータの動作時の位置、速度及び加
速度のうち少なくとも1つを時刻または同期する駆動体
の位置に対して入力する動作条件入力手段と、この動作
条件入力手段によって入力された位置、速度及び加速度
少なくとも1つをもとに1個の曲線生成パラメータを
用いてカム曲線を生成する際のパラメータを計算し、こ
れらのパラメータから生成されるカム曲線に応じたモー
タ指令値を生成するカム曲線指令生成手段と、上記カム
曲線指令生成手段で計算されたパラメータを記憶するパ
ラメータ記憶手段と、並びに上記指令値をサーボ制御装
置に出力するモータ指令出力手段とを備え、上記カム曲
線指令生成手段において1個の曲線生成パラメータを調
整することによって多様な種類のカム曲線を生成するよ
うにし、カム曲線のパラメータのみを記憶するように構
成したので、少ないメモリで構成することが可能であ
り、装置が安価にできるという効果がある。
【0073】また、本発明の請求項3に係るモーション
制御装置は、生成するカム曲線の曲線生成パラメータの
学習を行うカム曲線学習手段を設け、モータで負荷を駆
動した結果から学習によりモータの指令値を生成するよ
うに構成したので低剛性負荷を持つサーボ系において
も、残留振動の少ない、高速で滑らかな動作が可能とな
るという効果がある。
【0074】さらに、スプライン曲線を用いて曲線生成
パラメータの推定を行うため、高速に学習する。
【0075】また、本発明の請求項5に係るモーション
制御装置は、動作条件入力手段において生成するカム曲
線の最高速度または最低速度を指定できるように構成し
たので、過負荷によるモータや装置の破損を防止できる
という効果がある。
【0076】また、本発明の請求項6,7に係るモーシ
ョン制御装置は、カム曲線生成手段、カム曲線指令生成
手段において、カム曲線の加速区間あるいは減速区間の
少なくとも一方がない場合でも、カム曲線を生成するこ
とができるようにしたので、モータの停止時などにカム
曲線を利用することが可能となり、振動の少ない動作が
可能となるという効果がある。
【0077】また、本発明の請求項8,9に係るモーシ
ョン制御装置は、モーション制御装置、モータ指令出力
手段においてカム曲線の滑らかな電流指令値あるいは加
速度指令値を出力するとともに、サーボ制御装置におい
て上記指令値を入力できるようにし、その電流指令値あ
るいは加速度指令値をフィードフォワードとして用いる
ので、生成したカム曲線に追従遅れのないサーボ系が実
現でき、高精度な動作が可能になる。
【0078】また、本発明の請求項10に係るモーショ
ン制御装置は、動作条件の設定時にモータの位置とその
位置における速度を指定できるように構成したので、誤
差の少ない精度の高い動作が可能になるという効果があ
る。
【0079】また、本発明の請求項11に係るモーショ
ン制御装置は、生成したカム曲線の形状、最高速度、最
大加速度などの曲線の特性を表示するように構成したの
で、過負荷によるモータや装置の破損を防止できるとい
う効果がある。
【0080】そして本発明の参考例1に係るモーション
制御装置は、動作条件入力手段と、入力された位置、速
度及び加速度をもとに台形速度曲線を生成する台形速度
曲線生成手段と、生成された台形速度曲線を記憶する台
形速度曲線記憶手段と、記憶された台形速度曲線からモ
ータの指令値を生成、出力するモータ指令値計算手段
と、上記指令値をサーボ制御装置に出力するモータ指令
出力手段と、並びに上記台形速度曲線生成手段において
生成される曲線のパラメータの学習を行う台形速度曲線
学習手段とを備えるもので、モータで負荷を駆動した結
果から学習によりモータの指令値を生成するように構成
しており、低剛性負荷を持つサーボ系においても、残留
振動の少ない、高速で滑らかな動作が可能となるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による制御装置を示す構成図
である。
【図2】本発明の実施例1に係わる曲線生成方式を説明
する波形図である。
【図3】本発明の実施例1に係わる曲線生成方式を説明
する波形図である。
【図4】本発明の実施例2による制御装置を示す構成図
である。
【図5】本発明の実施例3による制御装置を示す構成図
である。
【図6】本発明の実施例3に係わる学習方式を示すフロ
ーチャートである。
【図7】本発明の実施例3に係わる学習方式を説明する
波形図である。
【図8】本発明の実施例4に係わる曲線生成方式を示す
フローチャートである。
【図9】本発明の実施例4に係わる曲線生成方式を説明
する波形図である。
【図10】本発明の実施例5に係わる曲線生成方式を示
すフローチャートである。
【図11】本発明の実施例5に係わる曲線生成方式を説
明する波形図である。
【図12】本発明の実施例6のモーション制御装置とサ
ーボ制御装置の間の伝達信号の構成を示すブロック図で
ある。
【図13】本発明の実施例8のモーション制御装置とサ
ーボ制御装置の間の伝達信号の構成を示すブロック図で
ある。
【図14】本発明の実施例9のモーション制御装置とサ
ーボ制御装置の間の伝達信号の構成を示すブロック図で
ある。
【図15】本発明の実施例10の制御装置を示す構成図
である。
【図16】本発明の実施例10に係わる動作条件入力方
式の説明図である。
【図17】本発明の実施例11に係わる表示画面の模式
説明図である。
【図18】本発明の参考例1における制御装置の構成図
である。
【図19】本発明の参考例1に係わる曲線生成方式を説
明する波形図である。
【図20】従来の制御装置の構成図である。
【図21】従来の曲線生成方式の説明図である。
【図22】従来の制御装置の構成図である。
【図23】従来の曲線生成方式の問題点を説明する波形
図である。
【符号の説明】
1 動作条件入力部 2 カム曲線生成部 3 カム曲線記憶部 4 モータ指令計算部 5 モータ指令出力部 6 サーボ制御装置 10 カム曲線指令生成部 11 パラメータ記憶部 12 カム曲線評価部 13 カム曲線学習部 14 動作条件入力補助装置 15 カム曲線形状表示画面 16 カム曲線特性値表示画面 17 台形速度曲線生成部 18 台形速度曲線記憶部 19 台形速度曲線評価部 20 台形速度曲線学習部 100 モーション制御装置 105,105a,105b 電流値計算部 107,107b 加速度指令値 108,108b 速度指令値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G05D 3/12 G05D 3/12 306P H02P 5/00 H02P 5/00 Q (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/06,19/18 - 19/46 G05B 3/10 - 3/20 B23Q 15/00 - 15/28 H02P 5/00,7/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーボモータの動作時の位置、速度及び
    加速度のうち少なくとも1つを時刻または同期する駆動
    体の位置に対して入力する動作条件入力手段と、この動
    作条件入力手段によって入力された位置、速度及び加速
    度の少なくとも1つをもとに1個の曲線生成パラメータ
    を用いてカム曲線を生成するカム曲線生成手段と、この
    カム曲線生成手段において生成されたカム曲線を記憶す
    るカム曲線記憶手段と、記憶されたカム曲線からモータ
    の指令値を生成、出力するモータ指令値計算手段と、並
    びに上記指令値をサーボ制御装置に出力するモータ指令
    出力手段とを備え、上記カム曲線生成手段において1個
    曲線生成パラメータを調整することによって多様な種
    類のカム曲線を生成するようにしたモーション制御装
    置。
  2. 【請求項2】 サーボモータの動作時の位置、速度及び
    加速度のうち少なくとも1つを時刻または同期する駆動
    体の位置に対して入力する動作条件入力手段と、この動
    作条件入力手段によって入力された位置、速度及び加速
    度の少なくとも1つをもとに1個の曲線生成パラメータ
    を用いてカム曲線を生成する際のパラメータを計算し、
    これらのパラメータから生成されるカム曲線に応じたモ
    ータ指令値を生成するカム曲線指令生成手段と、上記カ
    ム曲線指令生成手段で計算されたパラメータを記憶する
    パラメータ記憶手段と、並びに上記指令値をサーボ制御
    装置に出力するモータ指令出力手段とを備え、上記カム
    曲線指令生成手段において1個の曲線生成パラメータを
    調整することによって多様な種類のカム曲線を生成する
    ようにしたモーション制御装置。
  3. 【請求項3】 生成するカム曲線の曲線生成パラメータ
    の学習を行うカム曲線学習手段を備えている請求項1ま
    たは2記載のモーション制御装置。
  4. 【請求項4】 カム曲線学習手段においてスプライン曲
    線を用いて曲線生成パラメータの推定を行う請求項3記
    載のモーション制御装置。
  5. 【請求項5】 動作条件入力手段においてカム曲線の最
    高速度または最低速度を指定できるようにした請求項1
    または2記載のモーション制御装置。
  6. 【請求項6】 カム曲線生成手段において、加速区間あ
    るいは減速区間の有無を判断し、両方とも存在する場合
    はユニバーサルカム曲線を用いてカム曲線を生成し、少
    なくとも一方がない場合はカム曲線の曲線生成条件を指
    定することによりカム曲線を生成することを特徴とした
    請求項1記載のモーション制御装置。
  7. 【請求項7】 カム曲線指令生成手段において、加速区
    間あるいは減速区間の有無を判断し、両方とも存在する
    場合はユニバーサルカム曲線を用いてカム曲線を生成
    し、少なくとも一方がない場合はカム曲線の曲線生成条
    件を指定することによりカム曲線を生成することを特徴
    とした請求項2記載のモーション制御装置。
  8. 【請求項8】 サーボモータの動作時の位置、速度及び
    加速度のうち少なくとも1つを時刻または同期する駆動
    体の位置に対して入力する動作条件入力手段と、この動
    作条件入力手段によって入力された位置、速度及び加速
    度の少なくとも1つをもとにカム曲線を生成するカム曲
    線生成手段と、このカム曲線生成手段において生成され
    たカム曲線を記憶するカム曲線記憶手段と、記憶された
    カム曲線からモータの指令値を生成、出力するモータ指
    令値計算手段と、並びに前記モータ指令値計算手段にお
    いて生成、出力された指令値をサーボ制御装置に出力す
    るモータ指令出力手段とを備え、上記モータ指令出力手
    段において、上記サーボ制御装置への出力として少なく
    ともモータの電流指令値あるいは加速度指令値またはト
    ルクフィードフォワード値を生成し、上記サーボ制御装
    置において上記モータの電流指令値あるいは加速度指令
    値またはトルクフィードフォワード値を入力できるよう
    にしたモーション制御装置。
  9. 【請求項9】 サーボモータの動作時の位置、速度及び
    加速度のうち少なくとも1つを時刻または同期する駆動
    体の位置に対して入力する動作条件入力手段と、この動
    作条件入力手段によって入力された位置、速度及び加速
    度の少なくとも1つをもとにカム曲線を生成する際のパ
    ラメータを計算し、これらのパラメータから生成される
    カム曲線に応じたモータ指令値を生成するカム曲線指令
    生成手段と、並びに前記モータ指令値計算手段において
    生成、出力された指令値をサーボ制御装置に出力するモ
    ータ指令出力手段とを備え、上記モータ指令出力手段に
    おいて、上記サーボ制御装置への出力として少なくとも
    モータの電流指令値あるいは加速度指令値またはトルク
    フィードフォワード値を生成し、上記サーボ制御装置に
    おいて上記モータの電流指令値あるいは加速度指令値ま
    たはトルクフィードフォワード値を入力できるようにし
    たモーション制御装置。
  10. 【請求項10】 動作条件入力手段において、時刻また
    は同期する駆動体の位置に対するモータの位置とその位
    置における速度を入力するようにした請求項8または9
    記載のモーション制御装置。
  11. 【請求項11】 動作条件入力手段は、生成したカム曲
    線の形状、最大速度、最大加速度を表示する表示手段を
    有する請求項8、9または10の何れかに記載のモーシ
    ョン制御装置。
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