JP3476857B2 - 文書処理装置 - Google Patents

文書処理装置

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JP3476857B2
JP3476857B2 JP04821393A JP4821393A JP3476857B2 JP 3476857 B2 JP3476857 B2 JP 3476857B2 JP 04821393 A JP04821393 A JP 04821393A JP 4821393 A JP4821393 A JP 4821393A JP 3476857 B2 JP3476857 B2 JP 3476857B2
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博之 小林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はワードプロセッサ(W
P),デスクトップパブリッシング(DTP),ワーク
ステーション(WS)等の文書処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通常の日本語の文字列データとは
別にして、写真等のイメージや図形,囲み記事等の文字
ブロック等からなる図版(領域)を混在させた文書を作
成することのできるワードプロセッサ,デスクトップパ
ブリッシング,ワークステーション等の文書処理装置が
多用されている。
【0003】一般に、文書中に複数の図版を組み込んだ
場合、その各図版はそれぞれ文書中で独立した存在では
なく、その内容に応じて互いに関連性を持つことがあ
る。例えば、写真を要素とするイメージ図版と、その写
真の撮影日時,撮影者等を説明する文章からなる文字ブ
ロック図版とを考えた場合、イメージ図版が主図版であ
り文字ブロック図版がイメージ図版を補足するための従
属的な図版である。
【0004】つまり、そのイメージ図版と文字ブロック
図版とは互いに主従関係にある関連する図版であり、文
書中に配置するときには互いに近接するように配置され
ることが望ましい。また、文書の美的創造性(エディト
リアルデザイン)の見地から主図版のイメージ図版より
も従属図版の文字ブロック図版は後に配置されることが
望ましい。
【0005】従来の文書処理装置では、図版を用いた文
書を作成する場合、オペレータが各図版の主従関係を考
慮しながら1つ1つの図版を文書中の適当な位置に配置
していた。
【0006】また、文書処理装置の普及と高機能化によ
って、文書作成業務は専門家の手を離れ、専門的な知識
のないオペレータによっても行なえるようになってき
た。しかし、作成された文書の読み易さや全体からうけ
る美的印象はオペレータ毎に著しい差がある。特に、文
書全体の領域及び図版と本文との関係やレイアウトの良
否によって顕著になる。そこで、初心者でも見た目の美
しい文書を作成できるような機能を備えた文書処理装置
が要望されていた。
【0007】従来、文書を構成する任意の大きさの文書
ブロックを1つの単位として、文書についての文書ブロ
ックの階層構造と、その文書ブロックの間に付加された
関係と、その文書ブロック間の関係に従って文書を提示
するための提示規則とを保持し、文書の内容をその階層
構造と文書ブロック間の関係に従ってCRTやプリンタ
等へ出力する文書レイアウト方式(例えば、特開平1−
177158号公報参照)があった。
【0008】このような文書レイアウト方式では、文書
ブロックを1つの単位として階層的に文書の内容を管理
すると共に、文書ブロックの意味関係を保持して、それ
らを利用することによって最適な文書レイアウトを自動
的に行なうことができた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
文書処理装置では、複数の図版又は領域を1グループと
して定義すること、各図版間の関係を定義することはで
きず、単独の図版単位でしか図版の配置位置の変更はで
きなかった。したがって、文書中の図版の配置換えを行
なう場合、オペレータが各図版の主従関係を考慮しなが
ら1つ1つの図版を文書中の適当な位置に配置しなけれ
ばならないので、文書作成後に文書中の任意の図版の位
置を変更したり、文書の本文に文字を追加したり、本文
中の文字を削除したりすると、図版の位置が変化してし
まうことがあった。
【0010】つまり、オペレータが文書全体を視覚的に
判断して図版の配置位置を1つ1つ手直ししなければな
らなかったので、図版の配置換えに手間がかかって文書
作成の効率を著しく低下させるという問題があった。
【0011】また、従来の文書処理装置の場合はオペレ
ータは編集対象の領域又は図版に注目さえしていればよ
かったが、従来の文書レイアウト方式のように、文書を
文書ブロックを1つの単位として階層的に管理し、その
文書ブロックの意味関係によって自動的に最適なレイア
ウトを行なう場合、オペレータが編集対象の領域又は図
版を他のものとの関係を完全に把握しないと、意図して
いる編集結果が得られないことがあるため、文書作成の
妨げになるという問題があった。
【0012】さらに、従来の文書レイアウト方式のよう
に、文書をブロックに分けて階層的に管理し、各ブロッ
ク間に対して提示のときの関係を付加して、その関係に
したがって各ブロックを配置して提示するのでは、文書
をブロックに分けたり、その各ブロック間に対する関係
を1つ1つ付加していかなければならないので、その作
業に手間がかかり、文書作成の能率が低下するという問
題もあった。
【0013】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、文書中の図版の配置作業に手間がかからないよ
うにすることを目的とする。また、文書中の図版間に定
義された主従関係等を容易に確認することができるよう
にすることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明による文書処理
装置は、上記の目的を達成するため、文字列データと、
図形,画像,文書ブロック等からなる図版データとを入
力する文書データ入力手段と、その手段によって入力さ
れる文字列データ及び図版データを記憶する文書データ
記憶手段と、その手段に記憶された任意の図版を選択す
る図版選択手段と、その手段によって選択された図版を
文書内の任意の位置に配置する図版配置手段と、その手
段によって配置された図版データを含む文書データを表
示する文書表示手段とを備え、上記図版選択手段によっ
て選択された複数の図版間の主従関係を定義する主従関
係定義手段と、その手段によって定義された主従関係の
図版に対して所定の配置規則を付加する配置規則付加手
段と、主従関係定義手段によって定義された主図版の位
置が文書中で移動されたときに、その主図版に従属する
従図版の主図版との位置関係を上記配置規則にしたがっ
て調整する従図版位置調整手段とを設け、上記配置規則
付加手段を、上記主従関係を定義された1グループ内の
図版に対して主図版の位置を基準として従図版の相対的
な位置を決定するための規則情報をグループ単位に付加
する手段にし、上記従図版位置調整手段を、上記1グル
ープ内の主図版の位置が文書中で移動されたときに、そ
のグループの規則情報に基づいて従図版の位置を算出す
る手段と、その手段によって算出された位置に従図版を
配置する手段とからなるようにしたものである。
【0015】また、文字列データと、図形,画像,文書
ブロック等からなる図版データとを入力する文書データ
入力手段と、その手段によって入力される文字列データ
及び図版データを記憶する文書データ記憶手段と、その
手段に記憶された任意の図版を選択する図版選択手段
と、その手段によって選択された図版を文書内の任意の
位置に配置する図版配置手段と、その手段によって配置
された図版データを含む文書データを表示する文書表示
手段とを備え、上記図版選択手段によって選択された複
数の図版間の主従関係を定義する主従関係定義手段と、
その手段によって定義された主従関係の図版に対して所
定の配置規則を付加する配置規則付加手段と、主従関係
定義手段によって定義された主図版の位置が文書中で移
動されたときに、その主図版に従属する従図版の主図版
との位置関係を上記配置規則にしたがって調整する従図
版位置調整手段とを設け、上記配置規則付加手段を、上
記主従関係を定義された1グループ内の図版に対して主
図版の位置を基準として従図版の相対的な位置を決定す
るための規則情報を文書の書式データに付加する手段に
し、上記従図版位置調整手段を、上記1グループ内の主
図版の位置が文書中で移動されたときに、その文書の書
式データに付加された前記規則情報に基づいて従図版の
位置を算出する手段と、その手段によって算出された位
置に従図版を配置する手段とからなるようにしてもよ
い。
【0016】さらに、上記文書表示手段によって表示さ
れる文書内の任意の図版を指示する手段と、その手段に
よって指示された図版に対して上記主従関係を定義され
た他の図版が存在する場合にはその図版と主従の関係を
明示する手段を設けるとよい。あるいは、上記文書表示
手段によって表示される文書内の任意の図版を指示する
手段と、その手段によって指示された図版が上記主従関
係を定義されたグループに属する場合にはそのグループ
を構成する図版の存在を明示する手段を設けるとよい。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】この発明による文書処理装置は、文字列デ
ータと、図形,画像,文書ブロック等からなる図版デー
タとを入力し、その入力される文字列データ及び図版デ
ータを記憶して、その記憶された任意の図版を選択し、
その選択された図版を文書内の任意の位置に配置し、そ
の配置された図版データを含む文書データを表示すると
共に、選択された複数の図版間の主従関係を定義し、そ
の定義された主従関係の図版に対して所定の配置規則を
付加し、定義された主図版の位置が文書中で移動された
ときに、その主図版に従属する従図版の主図版との位置
関係を配置規則にしたがって調整し、主従関係を定義さ
れた1グループ内の図版に対して主図版の位置を基準と
して従図版の相対的な位置を決定するための規則情報を
グループ単位に付加し、1グループ内の主図版の位置が
文書中で移動されたときに、そのグループの規則情報に
基づいて従図版の位置を算出して、その算出された位置
に従図版を配置するので、1グループ内の主図版の位置
が変化したときにはそのグループ内の従図版の位置を主
図版との所定の相対位置関係を保つように自動的に変更
することができる。
【0022】あるいは、上述のような文書処理装置にお
いて、主従関係を定義された1グループ内の図版に対し
て主図版の位置を基準として従図版の相対的な位置を決
定するための規則情報を文書の書式データに付加し、1
グループ内の主図版の位置が文書中で移動されたとき
に、その文書の書式データに付加された規則情報に基づ
いて従図版の位置を算出して、その算出された位置に従
図版を配置するようにすれば、文書の各グループの主図
版の位置が変化したときにはその各グループ内の従図版
の位置を各主図版との所定の相対位置関係を保つように
それぞれ自動的に変更することができる。
【0023】また、上述のような文書処理装置におい
て、表示される文書内の任意の図版を指示し、その指示
された図版に対して主従関係を定義された他の図版が存
在する場合にはその図版と主従の関係を明示するように
すれば、文書中の図版の主従関係を明示することができ
る。あるいは、上述のような文書処理装置において、表
示される文書内の任意の図版を指示し、その指示された
図版が主従関係を定義されたグループに属する場合には
そのグループを構成する図版の存在を明示するようにす
れば、文書中の同一グループの図版を明示することがで
きる。
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【実施例】以下この発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図1はこの発明の一実施例である文書処
理装置の構成を示すブロック図である。この文書処理装
置は、キー入力部1,マウス入力部2,操作部3,制御
部4,図版管理情報設定部5,図版編集制御部6,処理
決定部7,処理部8,編集中文書データ記憶部9,表示
部13,文書データ記憶部14,及び画像入力部15か
らなる。
【0028】その編集中文書データ記憶部9は図版管理
情報記憶部10,図版データ記憶部11,及び文書書式
データ記憶部12の各記憶部を備えている。これらの各
部はCPU,ROM,及びRAM等からなるマイクロコ
ンピュータによって実現される。
【0029】そして、この文書処理装置では、文書中の
複数の関連する図版を1グループとして主図版(親図
版)と従属図版(子図版)の関係で管理し、(イ)文書
中で主図版の位置が変化したときにはその従図版を主図
版との相対位置関係を保つように自動的に配置変更を行
なう。
【0030】また、(ロ)従図版の配置位置を主図版を
基準にして決定するための規則をデータとしてグループ
単位に付加し、そのグループ内の主図版の位置が変化し
たときには、その規則にしたがって従図版の位置を決定
して再配置する。
【0031】さらに、(ハ)従図版の配置位置を主図版
を基準にして決定するための規則をデータとして文書の
書式情報に付加し、文書中の各グループ内の主図版の位
置の変化したときには、その規則にしたがってそれぞれ
の従図版の位置を決定して再配置し、文書全体として統
一のとれた配置換えを行なう。
【0032】次に上記各部について説明する。キー入力
部1は各種の入力キーを備えた入力装置であり、文書作
成,文書登録,文書検索,図版入力,図版の主従関係の
指定,主従関係の図版の配置規則の設定等にかかわる操
作者からの各種の操作情報を入力する。マウス入力部2
は表示部13の画面上における位置情報を入力する装置
であり、キー入力部1と同様な操作者からの各種の操作
情報を入力する。
【0033】また、操作部3はキー入力部1及びマウス
入力部2によって入力された各種の操作情報や画像入力
部15によって入力された画像等を制御部4へ送出した
り、文書データ記憶部14に対するデータ書き込み読み
出しの制御処理を行ない、操作者とこの装置とのインタ
フェースを実現する。制御部4はこの装置全体の制御処
理を行なう。
【0034】さらに、図版管理情報設定部5は操作者に
よって入力された操作情報によって、図版の主従関係を
含むリンク情報や主従関係の図版の配置規則等のデータ
を編集中文書データ記憶部9の図版管理情報記憶部10
に記憶させる処理を行なう。図版編集制御部6は図版に
対する各種の編集を受け付け、図版に対する指示通りに
編集中文書データ記憶部9の図版管理情報記憶部10,
図版データ記憶部11,文書書式データ記憶部12のデ
ータを変更する。
【0035】また、処理決定部7は図版編集制御部6に
よる図版管理情報の変更に応じて図版の配置位置調整等
の処理を含む次の処理を決定する。処理部8は処理決定
部7によって決定された処理によって図版の配置位置を
調整する処理等を実行する。
【0036】さらに、編集中文書データ記憶部9は現在
編集中の文書データを記憶し、その文書データには図版
管理情報,図版データを含む。その図版管理情報記憶部
10は図版の位置や大きさと図版同士のリンク情報を含
む図版管理情報を記憶する。図版データ記憶部11は図
版データの内容を表わす独自のデータを記憶する。文書
書式データ記憶部12は編集中の文書の書式データを記
憶する。
【0037】さらにまた、表示部13はCRT,LCD
等のディスプレイ装置であり、文書,図版,及び各種の
メッセージを表示する。文書データ記憶部14はハード
ディスク装置,光ディスク装置,フロッピディスク装置
等のメモリであり、文書データ,図版データ,図版管理
情報データ等を読み出し可能に記憶する。画像入力部1
5はイメージスキャナ等の画像読み取り装置であり、原
稿等に記載された情報を光学的に読み取って入力する。
【0038】すなわち、キー入力部1,マウス入力部
2,及び画像入力部15は文字列データと、図形,画
像,文書ブロック等からなる図版データとを入力する文
書データ入力手段に相当し、編集中文書データ記憶部9
及び文書データ記憶部14はその入力される文字列デー
タ及び図版データを記憶する文書データ記憶手段に相当
する。
【0039】また、キー入力部1及びマウス入力部はそ
の記憶された任意の図版を選択する図版選択手段に相当
し、図版管理情報設定部5及び図版編集制御部6はその
選択された図版を文書内の任意の位置に配置する図版配
置手段に相当し、表示部13はその配置された図版デー
タを含む文書データを表示する文書表示手段に相当す
る。
【0040】さらに、図版管理情報設定部5は選択され
た複数の図版間の主従関係を定義する主従関係定義手段
と、その定義された主従関係の図版に対して所定の配置
規則を付加する配置規則付加手段の各手段に相当し、図
版編集制御部6,処理決定部7,及び処理部8は、その
定義された主図版の位置が文書中で移動されたときに、
その主図版に従属する従図版の主図版との位置関係を配
置規則にしたがって調整し、移動対象図版が主図版では
ないときには移動対象図版の他の図版を移動しないよう
する従図版位置調整手段に相当する。
【0041】また、図版管理情報設定部5は、主従関係
を定義された1グループ内の図版に対して主図版の位置
を基準として従図版の相対的な位置を決定するための規
則情報をグループ単位に付加する手段に相当し、図版編
集制御部6,処理決定部7,及び処理部8は、1グルー
プ内の主図版の位置が文書中で移動されたときに、その
グループの規則情報に基づいて従図版の位置を算出する
手段と、その算出された位置に従図版を配置する手段の
各手段に相当する。
【0042】さらに、図版管理情報設定部5は、主従関
係を定義された1グループ内の図版に対して、主図版の
位置を基準として従図版の相対的な位置を決定するため
の規則情報を文書の書式データに付加する手段に相当す
る。
【0043】さらにまた、図版編集制御部6,処理決定
部7,及び処理部8は、1グループ内の主図版の位置が
文書中で移動されたときに、その文書の書式データに付
加された規則情報に基づいて従図版の位置を算出する手
段と、その算出された位置に従図版を配置する手段の各
手段に相当する。
【0044】図2は図1に示した図版管理情報記憶部1
0の各データテーブルのフォーマットの一例を示す図で
ある。この図版管理情報データテーブル20は、属性デ
ータ格納エリア21,図版位置X座標値格納エリア2
2,図版位置Y座標値格納エリア23の各データ格納エ
リアを備えている。
【0045】さらに、図版幅格納エリア24,図版高さ
格納エリア25,図版データポインタ格納エリア26,
図版データ大きさ格納エリア27,前方図版リンクポイ
ンタ格納エリア28,後方図版リンクポインタ格納エリ
ア29,子図版配置規則情報格納エリア30,及び補助
データ格納エリア31の各データ格納エリアも備えてい
る。
【0046】そのエリア21〜27には図版内容に左右
されない図版の位置や大きさ等の共通なデータを格納
し、図版データポインタ格納エリア26と図版データ大
きさ格納エリア27の各データによってこの図版管理情
報データテーブル20の図版管理データと図版データ格
納エリア32の実データとがリンクされている。
【0047】また、そのエリア28〜31に格納される
データによって図版間のリンクを構成し、エリア28,
29に格納されるデータによって双方向リンクポインタ
を構成している。
【0048】次に、上記の各データ格納エリアについて
それぞれ説明する。属性データ格納エリア21には図版
の属性データを格納し、図版位置X座標値格納エリア2
2と図版位置Y座標値格納エリア23には、それぞれ図
版の位置を示すX,Y座標値を格納する。
【0049】その図版幅格納エリア24には図版の幅を
格納し、図版高さ格納エリア25には図版の高さを格納
し、図版データポインタ格納エリア26には図版データ
格納エリア32へのポインタを格納し、図版データ大き
さ格納エリア27には図版データの大きさを格納する。
【0050】また、前方図版リンクポインタ格納エリア
28には、前方のリンクポインタを格納し、後方図版リ
ンクポインタ格納エリア29には、後方のリンクポイン
タを格納する。すなわち、このエリア28,29に格納
されたリンクポインタによって図版の親子関係(主従関
係)が定義される。
【0051】さらにまた、子図版配置規則情報格納エリ
ア30には、親図版(主図版)の位置を基準として子図
版(従図版)の相対的な位置を決定するための規則情報
を格納し、補助データ格納エリア31にはその他の補助
データを格納する。なお、このデータテーブルは各図版
毎に作成される。
【0052】次に、1つの親図版に2つの子図版をリン
クさせた場合の図版管理データの対応関係について説明
する。図3はその説明図である。親図版(主図版)の管
理情報データテーブル20Aの前方図版リンクポインタ
格納エリア28Aには、この図版が親図版であることを
示すためにヌル(NULL)データを前へのリンクポイ
ンタとして格納し、後方図版リンクポインタ格納エリア
29Aには、子図版(従図版)の管理情報データテー
ブル20Bの先頭アドレスを格納する。
【0053】また、子図版の管理情報データテーブル
20Bの前方図版リンクポインタ格納エリア28Bに
は、親図版の管理情報データテーブル20Aの先頭アド
レスを格納し、後方図版リンクポインタ格納エリア29
Bには、子図版(従図版)の管理情報データテーブル
20Cの先頭アドレスを格納する。
【0054】さらに、子図版の管理情報データテーブ
ル20Cの前方図版リンクポインタ格納エリア28Cに
は、子図版の管理情報データテーブル20Bの先頭ア
ドレスを格納し、後方図版リンクポインタ格納エリア2
9Cには、他にリンクさせる子図版がないことを示すた
めにヌル(NULL)データを後へのリンクポインタと
して格納する。
【0055】このようにして、前方と後方の双方向リン
クポインタによって図版を鎖状に連結し、1つの親図版
(主図版)に対して2つの子図版(従図版)をリンクさ
せて親子関係(主従関係)を定義づける。
【0056】次に、この文書処理装置における図版の主
従関係の定義づけの処理と主従関係の図版の配置調整処
理について説明する。まず、キー入力部1,マウス入力
部2,画像入力部15によって文字列データと、図形,
画像,文書ブロック等からなる図版データとを入力し、
操作部3を介して制御部4へ送る。
【0057】すると、制御部4及び図版編集制御部6に
よってその文字列データと図版データとを編集中文書デ
ータ記憶部9へ記憶して、キー入力部1又はマウス入力
部2によってその記憶された任意の図版を選択すると、
制御部4及び図版編集制御部6によってその選択された
図版を文書内の任意の位置に配置し、表示部13によっ
てその配置された図版データを含む文書データを表示す
る。
【0058】さらに、制御部4及び図版管理情報設定部
5によってキー入力部1又はマウス入力部2の指示によ
って選択された複数の図版間の主従関係を定義し、その
定義された主従関係の図版に対して所定の配置規則を付
加する。
【0059】そして、キー入力部1又はマウス入力部2
の指示に応じて制御部4及び図版編集制御部6によって
その定義された主図版の位置が文書中で移動されたとき
に、制御部4,処理決定部7,及び処理部8によってそ
の主図版に従属する従図版の主図版との位置関係を配置
規則にしたがって調整し、表示部13に表示する。
【0060】また、キー入力部1又はマウス入力部2の
指示に応じて制御部4及び図版管理情報設定部5によっ
て主従関係を定義された1グループ内の図版に対して主
図版の位置を基準として従図版の相対的な位置を決定す
るための規則情報をグループ単位に付加する。
【0061】そして、キー入力部1又はマウス入力部2
の指示に応じて制御部4及び図版編集制御部6によって
1グループ内の主図版の位置が文書中で移動されたとき
に、図版編集制御部6によってそのグループの規則情報
に基づいて従図版の位置を算出し、制御部4,処理決定
部7,及び処理部8によってその算出された位置に従図
版を配置し、表示部13に表示する。
【0062】さらにまた、キー入力部1又はマウス入力
部2の指示に応じて制御部4及び図版管理情報設定部5
によって主従関係を定義された1グループ内の図版に対
して主図版の位置を基準として従図版の相対的な位置を
決定するための規則情報を文書の書式データに付加す
る。
【0063】そして、キー入力部1又はマウス入力部2
の指示に応じて制御部4及び図版編集制御部6によって
1グループ内の主図版の位置が文書中で移動されたとき
に、図版編集制御部6によって文書の書式データに付加
された規則情報に基づいて従図版の位置を算出し、制御
部4,処理決定部7,及び処理部8によってその算出さ
れた位置に従図版を配置し、表示部13に表示する。
【0064】次に、図版配置位置の調整処理について詳
述する。図4はこの文書処理装置における図版配置位置
の調整処理を示すフローチャートである。まず、図版移
動信号を検知すると、その図版の移動量を算出し、その
移動対象の図版の図版管理情報データテーブルから図版
管理情報を抽出し、その図版管理情報の位置情報を図版
の移動量に基づく位置情報に書き換える。
【0065】その次に、文書中の移動された図版が親図
版(主図版)であるか否かを判断し、親図版でなければ
この処理を終了するが、親図版ならその図版管理情報デ
ータテーブルの後方図版リンクポインタ格納エリアに格
納されているデータに基づいて、子図版(従図版)であ
る後方リンク図版の図版管理情報を抽出し、その図版管
理情報の位置情報を親図版の移動量に基づいて親図版と
の相対位置を保つ位置情報に書き換える。
【0066】その次に、後方リンクポインタがヌル(N
ULL)であるか否かを判断し、ヌルでなければ、後方
リンク図版の図版管理情報抽出処理に戻って次の子図版
の配置位置の調整を行ない、全ての子図版の配置位置の
調整が終わるまでこの処理を繰り返す。そして、後方リ
ンクポインタがヌルになればこの処理を終了する。
【0067】このようにして、文書中で親図版が移動さ
れたときには、その子図版を予め定めた所定の配置規則
に基づく位置関係を保ちながら自動的に移動させる。こ
の場合の配置規則では親図版の移動方向及び移動量で子
図版を移動させるようにしている。
【0068】さらに、この図版配置位置の調整処理につ
いて詳述する。まず、キー入力部1又はマウス入力部2
によって文書中の複数の図版を選択指定し、親子関係付
けのトリガ信号を入力すると、図版管理情報設定部5に
よって図版管理情報記憶部10に選択指定された図版に
対して親子関係を定義するためのデータを書き込む。
【0069】その後、キー入力部1又はマウス入力部2
によって文書中の移動対象の図版を選択し、その移動先
の位置を指定すると、これらの移動対象の図版及び移動
先の位置を示すデータが図版編集制御部6に送られ、図
版編集制御部6によって図版管理情報記憶部10に記憶
されている移動対象の図版の図版管理情報データテーブ
ルの図版位置X,Y座標値を移動先の座標値に書き換え
る。
【0070】その次に、図版編集制御部6によって移動
対象図版の図版管理情報データテーブルの前方図版リン
クポインタを調べて、このリンクポインタがヌル(NU
LL)であればこの図版が親図版であると認識し、この
図版の図版管理情報データテーブルの後方図版リンクポ
インタを調べて、子図版の図版管理情報データテーブル
を参照する。
【0071】その参照した子図版の図版管理情報データ
テーブルの図版位置X,Y座標値を親図版の移動前・後
の座標変異量を加えた値に書き換え、この子図版の図版
管理情報データテーブルの後方図版リンクポインタを調
べて、さらに、次の子図版の図版管理情報データテーブ
ルを参照する。
【0072】その参照した次の子図版の図版管理情報デ
ータテーブルの図版位置X,Y座標値を親図版の移動前
・後の座標変異量を加えた値に書き換え、この子図版の
図版管理情報データテーブルの後方図版リンクポインタ
を調べて、さらに、その次の子図版の図版管理情報デー
タテーブルを参照する。こうして、全ての子図版の図版
位置X,Y座標値を書き換えたら、その書き換えたデー
タを基にして表示部13に図版の配置位置を調整した編
集中の文書データを表示する。
【0073】また、移動対象図版が親図版ではない場
合、図版編集制御部6によって移動対象の図版にリンク
している他の図版の図版位置X,Y座標値は書き換え
ず、移動対象図版の図版位置X,Y座標値のデータのみ
を書き換えて、その図版の配置位置を調整した編集中の
文書データを表示部13に表示する。
【0074】これは、子図版の移動に伴って親図版又は
その他の子図版が移動してしまうと文書編集上は好まし
くないため、あくまでも親図版の移動にしたがって子図
版も移動するような仕様を満足させるためである。
【0075】さらに、オペレータによって直接図版が移
動されたときのみならず、文字の挿入又は削除によって
文書中の文字数が増減して図版の配置位置が変化した場
合、その移動した図版が親図版ならその子図版も親図版
との相対位置関係を保って自動的に再配置される。
【0076】次に、図版の配置位置を所定の配置規則に
よって調整する場合の処理について説明する。まず、
ー入力部1又はマウス入力部2によって文書中の複数の
図版を選択指定し、親子関係付けのトリガ信号を入力す
ると、図版管理情報設定部5によって図版管理情報記憶
部10に選択指定された図版に対して親子関係を定義す
るためのデータを書き込む。
【0077】さらに、キー入力部1又はマウス入力部2
によって、この各図版を再配置する際の配置規則が入力
されると、図版管理情報設定部5によって図版管理情報
記憶部10に記憶される。
【0078】その後、キー入力部1又はマウス入力部2
によって文書中の移動対象の図版を選択し、その移動先
の位置を指定すると、これらの移動対象の図版及び移動
先の位置を示すデータが図版編集制御部6に送られ、図
版編集制御部6によって図版管理情報記憶部10に記憶
されている移動対象の図版の図版管理情報データテーブ
ルの図版位置X,Y座標値を移動先の座標値に書き換え
る。
【0079】また、図版編集制御部6によって移動対象
図版の図版管理情報データテーブルの前方図版リンクポ
インタを調べて、このリンクポインタがヌル(NUL
L)であればこの図版が親図版であると認識し、この図
版の配置規則を抽出し、図版管理情報データテーブルの
後方図版リンクポインタを調べて、子図版の図版管理情
報データテーブルを参照する。
【0080】さらに、その子図版の配置位置を配置規則
に基づいて算出し、その子図版の図版管理情報データテ
ーブルの図版位置X,Y座標値を算出された位置データ
に書き換え、この子図版の図版管理情報データテーブル
の後方図版リンクポインタを調べる。
【0081】以後同様にして、次の子図版の配置位置を
配置規則に基づいて算出し、図版管理情報データテーブ
ルの図版位置X,Y座標値を書き換える。そして、全て
の子図版の図版位置X,Y座標値を書き換えたら、その
書き換えたデータを基にして表示部13に図版の配置位
置を調整した編集中の文書データを表示する。
【0082】次に、図版の配置位置を所定の配置規則に
よって調整する処理について詳述する。上述のように文
書中の親図版を移動するとその子図版も親図版との相対
位置関係を保つように同じ移動量だけ移動させて再配置
されるが、子図版の移動先に配置するだけの余白がない
場合、親図版に対する新たな配置位置を決定しなければ
ならない。
【0083】このように、親図版の移動に伴って子図版
を移動したときに配置する余白がない場合は、所定の配
置規則に従って親図版に対する新たな配置位置を算出す
る。そのために、予め所定の配置規則を親図版の図版管
理情報内に子図版配置規則情報を格納する。
【0084】つまり、この場合の配置規則は、文書中の
ある図版を移動してその図版と主従関係にある図版を自
動的に調整して配置したとき、その移動先に配置するこ
とができない場合、主図版に対して相対位置を保ちなが
ら配置可能な箇所を決定するための規則であり、主図版
に対して複数箇所を設定可能であり、その設定された各
箇所に対して決定の際の優先順位をも付けることができ
る。
【0085】図5は親図版に対する子図版の配置規則の
一例を示す説明図である。この親図版40に規則的に隣
接する子図版41〜48の配置位置が規則的に隣接する
ように配置されており、この配置は親図版に対して子図
版を相対的に配置する候補位置を優先順にしたがって配
列したものである。
【0086】その子図版41,42は共に親図版40の
右側にあってそれぞれその上辺,下辺を親図版40の上
辺,下辺と揃える位置に配置されており、子図版43,
44は共に親図版40の下側にあってそれぞれその右
辺,左辺を親図版40の右辺,左辺と揃える位置に配置
されている。
【0087】また、子図版45,46は共に親図版40
の左側にあってそれぞれその下辺,上辺を親図版40の
下辺,上辺と揃える位置に配置されており、子図版4
7,48は共に親図版40の上側にあってそれぞれその
左辺,右辺を親図版40の左辺,右辺と揃える位置に配
置されている。
【0088】つまり、親図版40の右側上段,右側下
段,下側右,下側左,左側下段,左側上段,上側左,上
側右にそれぞれ子図版41,42,43,44,45,
46,47,48が配置されている。そして、親図版4
0が移動されたときには、子図版41〜48の順番で配
置可能な箇所を決定し、その決定された箇所の配置位置
を算出して、その算出された配置位置に子図版を再配置
する。
【0089】例えば、親図版40の図版管理情報内に子
図版配置規則情報として子図版42,43,45,47
の順で優先順位をつけて登録した場合、親図版40が移
動したときには、この子図版配置規則情報を抽出してそ
の子図版配置箇所の優先順位にしたがって配置可能な箇
所を判別し、配置可能な箇所の配置位置を算出する。
【0090】この配置規則の優先順位については、エデ
ィトリアルデザインの見地から子図版は親図版よりも後
に位置させると共に、図版の辺を揃えるようにすること
が望ましいから、横書き文書の場合は子図版42,43
のいずれかを、縦書き文書の場合は子図版43,45の
いずれかを初期値として格納しておけば、親図版の移動
の際にはその初期値から順に子図版の配置位置を算出す
ることができるので、デザイン的に不慣れな操作者でも
最適な子図版配置位置を得ることができる。
【0091】図6は子図版配置位置を算出する際の処理
を示すフローチャートである。まず、親図版の図版管理
情報から第1候補の子図版配置規則情報を抽出し、その
配置箇所に子図版が配置可能か否かを判断し、配置可能
ならその第1候補の箇所の配置位置を算出してこの処理
を終了する。
【0092】また、第1候補の箇所に配置不可能なら次
の候補を示す子図版配置規則情報があるか否かを判断
し、なければこの処理を終了するが、あれば次の子図版
配置規則情報を抽出して、その配置箇所に子図版が配置
可能か否かを判断し、配置可能ならその箇所の配置位置
を算出する。このようにして、親図版に対して配置可能
な箇所を探し出してその箇所の配置位置を算出したらこ
の処理を終了する。
【0093】上述した実施例では図版の親子(主従)関
係はその親子関係を定義づけた図版間で有効になり、文
書内に複数のグループ内の図版に対してそれぞれ規則情
報を付加することができる。
【0094】また、文書内の全てのグループ内の図版に
対して同じ規則情報に基づく図版の再配置を行なわせた
い場合、文書に唯一存在する文書書式情報内に上記の子
図版配置規則情報を格納する。そして、文書内の各グル
ープ内の親図版が移動されたときには文書書式情報内の
子図版配置規則情報を基にして子図版の配置位置の算出
を行なうようにすればよい。
【0095】この場合は、まず、キー入力部1又はマウ
ス入力部2によって文書中の各グループ内の移動対象の
図版を選択し、その移動先の位置を指定すると、これら
の移動対象の各図版及び移動先の位置を示すデータが図
版編集制御部6に送られ、図版編集制御部6によって図
版管理情報記憶部10に記憶されている移動対象の各図
版の図版管理情報データテーブルの図版位置X,Y座標
値を移動先の座標値に書き換える。
【0096】その次に、図版編集制御部6によって移動
対象の各図版の図版管理情報データテーブルの前方図版
リンクポインタを調べて、このリンクポインタがヌル
(NULL)であればこの図版が親図版であると認識
し、この文書の文書書式情報内から図版の配置規則を抽
出し、図版管理情報データテーブルの後方図版リンクポ
インタを調べて、各子図版の図版管理情報データテーブ
ルを参照する。
【0097】その各子図版の配置位置を配置規則に基づ
いてそれぞれ算出し、その各子図版の図版管理情報デー
タテーブルの図版位置X,Y座標値を算出された位置デ
ータに書き換え、その書き換えたデータを基にして表示
部13に各図版の配置位置を調整した編集中の文書デー
タを表示する。
【0098】こうして、文書内の全てのグループ内の図
版に対して同じ配置規則にしたがって再配置させたい場
合、文書書式情報内にその配置規則を格納して、文書内
の各グループの親図版が移動されたときにその配置規則
を参照して子図版の配置位置を算出するようにすれば、
文書内の各グループ毎に同じ配置規則を登録するような
面倒な作業を回避することができる。
【0099】次に、図版再配置の表示例について説明す
る。図7は1グループの図版を有する文書の表示例を示
す図、図8及び図9はそれぞれ図7に示した文書の図版
再配置結果を示す図である。
【0100】図7に示すように、画面50には1グルー
プの主従関係を定義された図版51と図版52を有する
文書が表示されており、その図版51が主図版であり図
版52が従図版である。その図版51を文書中の下方に
移動させると、図8に示したように、図版52も図版5
1と相対位置を保ったまま下方へ移動して再配置されて
表示される。
【0101】また、図版51を文書中の右下方に移動さ
せると、このグループに予め設定されている従図版の規
則情報を基にして、例えば、図9に示したように、移動
後の図版51の下側右の位置に図版52が再配置されて
表示される。
【0102】さらに、図10は複数のグループの図版を
有する文書の表示例を示す図、図11は図10に示した
文書の図版再配置結果を示す図である。図10に示すよ
うに、画面50には2グループの図版を有する文書が表
示されており、各グループにはそれぞれ主従関係を定義
された図版53及び図版54と、図版55及び図版56
がある。
【0103】例えば、その図版53と図版55をそれぞ
れ文書中の右側に移動させると、図11に示したよう
に、移動後の図版53と図版55のそれぞれの下側右の
位置に、それぞれ図版54と図版56が移動して再配置
されて表示される。
【0104】こうして、上述の文書処理装置では次に述
べる機能を実現することができる。 (1)文書中の親図版の位置が変化した場合、その親図
版と親子関係を定義されている子図版を親図版との相対
位置関係を保つように自動的に配置変更することができ
る。つまり、図版間の位置関係を崩さず編集を行なえ
る。
【0105】(2)親図版を基準にして子図版の配置位
置を決定するための規則情報を図版のグループ単位に付
加し、文書中のあるグループの親図版の位置が変化した
場合には、そのグループの規則情報に基づいて子図版の
位置を算出して配置換えすることができる。したがっ
て、親図版に対して子図版を最適な位置に配置すること
ができる。
【0106】(3)親図版を基準にして子図版の配置位
置を決定するための規則情報を文書の書式情報に付加
し、文書中の全グループの親図版の位置が変化した場合
には、その規則情報に基づいて各親図版の子図版の位置
を算出して配置換えすることができる。したがって、文
書全体として図版の再配置のための規則情報を統一する
ことができる。そして、文書中の各図版を統一のとれた
位置関係で配置することができる。
【0107】次に、この発明の他の実施例について説明
する。図12はその実施例における文書処理装置の構成
を示すブロック図であり、図1と共通する部分には同一
符号を付している。
【0108】この文書処理装置は、キー入力部1,マウ
ス入力部2,入力解析部60,操作部3,編集制御部6
1,管理情報設定部62,管理情報検索部63,処理部
64,マーク表示部65,表示部13,表示制御部6
6,データ格納部67,管理情報格納部68,及びマー
クデータ格納部69からなり、これらの各部はCPU,
ROM,及びRAM等からなるマイクロコンピュータに
よって実現される。
【0109】そして、この実施例の文書処理装置では、
操作者の必要に応じて、文書中の図版又は領域の主従関
係やグループ属性やグループ化の要因等を明示すること
ができる。
【0110】次に、上記各部についてそれぞれ説明す
る。キー入力部1は各種の入力キーを備えたキーボード
であり、文書の図版又は領域の主従関係,グループ化,
グループ化の要因指定や、図版等の主従関係,グループ
属性,又はグループ化のときの要因等を表示させるため
の指示等の各種の操作情報を入力する。マウス入力部2
は表示部13の画面上における位置情報を入力する装置
であり、キー入力部1と同様に操作者からの各種の操作
情報を入力する。
【0111】また、入力解析部60はキー入力部1又は
マウス入力部2から入力された信号を解析して操作部3
へ送る。操作部3は入力解析部60によって解析された
各種の操作情報を編集制御部61へ送出する。編集制御
部61はこの装置全体の制御と共に、キー入力部1又は
マウス入力部2によって指示された図版又は領域の各種
情報を管理情報検索部63へ送ったり、文書や図版,領
域等の編集作業全体をも制御する。
【0112】さらに、管理情報設定部62はキー入力部
1又はマウス入力部2によって入力された操作情報によ
って、図版や領域の主従関係,グループ属性,グループ
化要因等の管理情報や、図版や領域の配置規則等のデー
タを管理情報格納部68に記憶させる処理を行なう。
【0113】管理情報検索部63は編集制御部61から
受け取った図版又は領域の情報を基にして管理情報格納
部68から該当する管理情報を検索し、その検索された
管理情報をマーク表示部65へ出力する。マーク表示部
65は管理情報検索部63から受け取った管理情報を基
にしてマークデータ格納部69から適切なマークを読み
出し、編集制御部61を介して表示制御部66へ送る。
【0114】表示制御部66は編集制御部61から受け
取った文書データ,図版又は領域データ,マークデータ
を表示部13に表示させる。処理部64は図版又は領域
等に対する各種の編集を受け付け、その図版等に対する
各種の処理を実行し、処理後のデータを編集制御部61
を介してデータ格納部67に格納する。また、管理情報
の変更に応じて図版等の配置位置調整等の処理を含む次
の処理を決定し、図版等の配置位置を調整する処理等を
実行する。
【0115】管理情報格納部68は図版や領域の主従関
係のリンク情報やグループ属性やグループ要因の大小関
係、位置関係等の管理情報を記憶し、データ格納部67
は文字列データや図版又は領域のデータの内容を表わす
独自のデータを記憶する。
【0116】すなわち、キー入力部1又はマウス入力部
2は表示部13によって表示される文書内の任意の図版
を指示する手段に相当する。マーク表示部65は指示さ
れた図版に対して主従関係を定義された他の図版が存在
する場合にはその図版と主従の関係を明示する手段に相
当する
【0117】さらに、指示された図版が主従関係を定義
されたグループに属する場合にはそのグループを構成す
る図版の存在を明示する手段と、指示された図版が主従
関係を定義されたグループに属する場合にはそのグルー
プを構成する図版の存在とそのグループ化の要因とを明
示する手段にも相当する。
【0118】次に、この文書処理装置における図版の主
従関係の定義づけの処理と主従関係の図版の配置調整処
理について説明する。まず、キー入力部1又はマウス入
力部2によって文字列データと、図形,画像,文書ブロ
ック等からなる図版データ又は領域データとを入力して
入力解析部60,操作部3を介して編集制御部61へ送
る。
【0119】すると、編集制御部61によってその文字
列データ,図版データ,又は領域データとをデータ格納
部67に格納して、キー入力部1又はマウス入力部2に
よってその格納された任意の図版又は領域を選択する
と、編集制御部61によってその選択された図版を文書
内の任意の位置に配置し、表示部13によってその配置
された図版データ又は領域データを含む文書データを表
示する。
【0120】さらに、編集制御部61及び管理情報設定
部62によってキー入力部1又はマウス入力部2の指示
によって選択された複数の図版又は領域間の主従関係,
グループ属性,グループ要因等を定義し、その定義され
た主従関係等の管理情報を管理情報格納部68に格納す
ると共に、図版又は領域に対して所定の配置規則を付加
する。
【0121】そして、キー入力部1又はマウス入力部2
の指示に応じて処理部64によってその定義された主図
版又は主領域の位置が文書中で移動されたときに、その
主図版に従属する従図版の主図版との位置関係又は主領
域に従属する従領域の主領域との位置関係を配置規則に
したがって調整し、表示部13に表示する。
【0122】また、キー入力部1又はマウス入力部2の
指示に応じて編集制御部61及び管理情報設定部62に
よって主従関係を定義された1グループ内の図版又は領
域に対して主図版(又は主領域)の位置を基準として従
図版(又は従領域)の相対的な位置を決定するための規
則情報をグループ単位に付加する。
【0123】そして、キー入力部1又はマウス入力部2
の指示に応じて編集制御部61及び処理部64によって
1グループ内の主図版(又は主領域)の位置が文書中で
移動されたときに、そのグループの規則情報に基づいて
従図版(又は従領域)の位置を算出し、その算出された
位置に従図版(又は従領域)を配置し、表示部13に表
示する。
【0124】さらにまた、キー入力部1又はマウス入力
部2の指示に応じて編集制御部61及び管理情報設定部
62によって主従関係を定義された1グループ内の図版
(又は領域)に対して主図版(又は従領域)の位置を基
準として従図版(又は従領域)の相対的な位置を決定す
るための規則情報を文書の書式データに付加する。
【0125】そして、キー入力部1又はマウス入力部2
の指示に応じて編集制御部61及び処理部64によって
1グループ内の主図版(主領域)の位置が文書中で移動
されたときに、文書の書式データに付加された規則情報
に基づいて従図版(従領域)の位置を算出し、その算出
された位置に従図版(従領域)を配置し、表示部13に
表示する。
【0126】また、表示部13によって表示された文書
内の任意の図版又は領域がキー入力部1又はマウス入力
部2によって指示されると、マーク表示部65によって
その指示された図版又は領域に対して主従関係を定義さ
れた他の図版又は領域が存在する場合にはその図版又は
領域と主従の関係を明示するマークを表示部13に表示
する。
【0127】さらにまた、表示部13によって表示され
た文書内の任意の図版又は領域がキー入力部1又はマウ
ス入力部2によって指示されると、マーク表示部65に
よってその指示された図版又は領域が主従関係を定義さ
れたグループに属する場合にはそのグループを構成する
図版又は領域の存在を明示するマークを表示部13に表
示する。
【0128】そしてまた、表示部13によって表示され
た文書内の任意の図版又は領域がキー入力部1又はマウ
ス入力部2によって指示されると、マーク表示部65に
よってその指示された図版又は領域が主従関係を定義さ
れたグループに属する場合にはそのグループを構成する
図版の存在とそのグループ化の要因とを明示するマーク
を表示する。
【0129】次に、図版又は領域の主従関係,グループ
属性,及びグループ要因を明示する処理について詳述す
る。キー入力部1又はマウス入力部2によって表示部1
3に表示されている文書中の任意の図版又は領域が指示
されると、入力解析部60によってその指示信号を解析
して操作部3を介して編集制御部61へ送る。
【0130】編集制御部61はその指示信号により指示
された図版又は領域の情報を管理情報検索部63へ送
り、管理情報検索部63はその情報を基にして管理情報
格納部68から該当する図版又は領域の管理情報を検索
してマーク表示部65へ送る。マーク表示部65は管理
情報検索部63から受け取った管理情報を基にしてマー
クデータ格納部69から図版又は領域の主従関係を示す
適切なマークを読み出して編集制御部61へ送る。
【0131】そして、編集制御部61はマーク表示部6
5から受け取ったマークを表示制御部66へ送り、表示
制御部66はその主従関係を示すマークを表示部13の
該当する図版又は領域内に表示する。
【0132】また、管理情報検索部63は編集制御部6
1から受け取った情報を基にして管理情報格納部68か
ら同一グループに属する図版又は領域を検索してマーク
表示部65へ送る。マーク表示部65は管理情報検索部
63から受け取った管理情報を基にしてマークデータ格
納部69から同一グループを示すグループ属性のマーク
を読み出して編集制御部61へ送る。
【0133】そして、編集制御部61はマーク表示部6
5から受け取ったマークを表示制御部66へ送り、表示
制御部66はそのグループ属性のマークを表示部13の
同一グループの図版又は領域内に表示する。
【0134】さらにまた、管理情報検索部63は編集制
御部61から受け取った情報を基にして管理情報格納部
68からグループ要因の大小関係や位置関係等の情報を
検索してマーク表示部65へ送る。マーク表示部65は
管理情報検索部63から受け取った情報を基にしてマー
クデータ格納部69からグループ要因の大小関係や位置
関係等を示すマークを読み出して編集制御部61へ送
る。
【0135】そして、編集制御部61はマーク表示部6
5から受け取ったマークを表示制御部66へ送り、表示
制御部66はそのグループ要因のマークを表示部13の
該当する図版又は領域内に表示する。
【0136】図13は図版の主従関係,グループ属性,
及びグループ要因を明示するマークの一例を示す図であ
る。この図版70内の親マーク71は主図版を明示し、
子マーク72は従図版を明示する。また、Gマーク73
は同一グループの図版に対するグループ属性を明示す
る。さらに、位置マーク74はグループ要因の位置関係
を明示し、大小マーク75は大小関係を明示する。
【0137】つまり、指示された図版が主図版ならば親
マーク71を、従図版ならば子マーク72を表示する。
また、指示された図版を含む同一グループの図版にはG
マーク73を表示する。さらに、指示された図版のグル
ープ要因が位置関係ならば位置マーク74を、大小関係
ならば大小マーク75を表示する。
【0138】次に、図版の主従関係,グループ属性,グ
ループ要因を明示するときの表示例について説明する。
図14は表示部13の画面に表示された図版を有する文
書の一例を示す図、図15は図14の図版の主従関係を
明示したときの表示例を示す図、図16は図14の図版
のグループ属性を明示したときの表示例を示す図、図1
7は図14の図版の主従関係とグループ要因とを明示し
たときの表示例を示す図である。
【0139】図14に示すように、文書80は文字列デ
ータと共に、5個の図版81〜85を有する。そして、
その図版81,82には主従関係が定義されており、図
版83,84は同一グループに定義されているものとす
る。
【0140】図14の図版81を指示すると、図15に
示すように、図版81内に主図版を示す親マーク71が
表示され、図版82には図版81の従図版であることを
示す子マーク72が表示される。また、図版82を指示
した場合も図版81,82にそれぞれ親マーク71,子
マーク72が表示される。したがって、図版81,82
に主従関係が定義されていることを一目で確認すること
ができる。
【0141】あるいは、図14の図版83又は図版84
のいずれかを指示すると、図16に示すように、図版8
3,84に共に同一グループであることを示すグループ
属性のGマーク73が表示される。したがって、図版8
3,84が共に同一グループに定義されていることを一
目で確認することができる。
【0142】さらに、図14に示した図版81,82に
グループ要因が位置関係である場合、その図版81又は
図版82のいずれかを指示すると、図17に示すよう
に、図版81に親マーク71が、図版82に子マーク7
2がそれぞれ表示されると共に、このグループの属する
関係が位置関係であることを示す位置マーク74がそれ
ぞれ表示される。
【0143】したがって、図版81,82に主従関係が
定義されていることの他に、この図版81,82のグル
ープ要因が位置関係であることを一目で確認することが
できる。また、図版85にはいずれの関係も定義されて
いないのでどのマークも表示されることはない。
【0144】なお、上述の実施例では図版の主従関係,
グループ属性,及びグループ要因等を明示するためにマ
ークを用いるようにしたが、例えば、表示色を変えたり
してその他の方法を用いて図版の表示態様を異ならせる
ようにしてもよい。
【0145】次に、この実施例の文書処理装置の効果に
ついて列挙する。 (1)文書中の任意の図版又は領域を指示すると、その
指示された図版又は領域を含む親子関係(主従関係)に
ある図版又は領域がマーキングされるので、オペレータ
は編集対象の図版に施した編集によってレイアウト上の
影響を受ける図版を容易に把握することができる。
【0146】また、オペレータが容易に文書中の図版又
は領域の主従関係を確認することができるので、文書の
編集結果を予測することができる。したがって、文書編
集の際の図版又は領域の無駄な移動作業や文書編集の際
の作業負担を低減させることができるようになって文書
作成の効率が向上する。
【0147】(2)文書中の任意の図版又は領域を指示
すると、その指示された図版又は領域を含む同一グルー
プに属する図版にマーキングされるので、オペレータは
編集作業中に特別な機能を起動させることなく文書中の
図版又は領域からなるグループ構成を確認することがで
きるようになり、編集作業を中断することなく図版のグ
ループを知ることができ、文書作成の効率が向上する。
【0148】(3)文書中の任意の図版又は領域を指示
すると、その指示された図版又は領域の属するグループ
の位置関係や大小関係等の属性がマーキングされるの
で、オペレータはこれから行なおうとする編集作業によ
って文書中のどの図版又は領域がレイアウト上の影響を
受けるのか否かを容易に確認することができ、文書作成
の際のレイアウト作業の負担を軽減させることができ
る。
【0149】(4)オペレータは編集作業中に必要に応
じて随時図版や領域の主従関係,グループ属性,グルー
プ要因等の情報を素早く得ることができるので、文書作
成の際にレイアウトを注意しながらの精神的負担が軽減
される。また、オペレータは編集作業中に簡単な指示操
作のみで文書中の図版又は領域間の関係を示す情報を得
ることができるので、操作性も向上する。
【0150】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る文書処理装置によれば、文書中の任意の図版に対して
予め主従関係を定義し、その主図版の位置が文書中で移
動されたときに、その主図版に従属する従図版の主図版
との位置関係を配置規則にしたがって調整し、主図版の
位置を基準とする従図版の相対的な位置を決定するため
の規則情報をグループ単位に付加し、そのグループ内の
主図版の位置が文書中で移動されたときに、そのグルー
プの規則情報に基づいて算出された位置に従図版を配置
するので、1グループ内の主図版の移動に伴って従図版
を主図版との所定の相対位置関係を保つように自動的に
再配置することができる。
【0151】あるいは、主図版の位置を基準とする従図
版の相対的な位置を決定するための規則情報を文書の書
式データに付加し、1グループ内の主図版の位置が文書
中で移動されたときに、その文書の書式データに付加さ
れた規則情報に基づいて算出された位置に従図版を配置
するようにすれば、文書の各グループ内の主図版の移動
に伴って従図版を主図版との所定の相対位置関係を保つ
ように自動的に再配置することができる。
【0152】また、文書内の任意に指示された図版に対
して主従関係を定義された他の図版が存在する場合に
は、その図版と主従の関係を明示するようにすれば、文
書中の図版の主従関係を明示することができる。あるい
は、分所内の任意に指示された図版が主従関係を定義さ
れたグループに属する場合には、そのグループを構成す
る図版の存在を明示するようにすれば、文書中の同一グ
ループの図版を明示することができる。
【0153】
【0154】
【0155】したがって、文書中の図版の配置作業に手
間がかからないし、文書中の図版間に定義された主従関
係等を容易に確認することができるので、オペレータが
各図版の主従関係を考慮しながら1つ1つの図版を文書
中の適当な位置に配置しなくても済み、また、図版入力
後に再配置するときに他の図版の移動を行なわなくても
よいので、文書作成の効率を向上させることができる。
【0156】また、文書編集中に随時文書中の任意の図
版に対する主従関係等のある図版を確認することができ
るので、文書中の任意の図版を移動してレイアウトが変
更されるようなときにも影響をうける図版を事前に知る
ことができ、文書編集作業を能率良く行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である文書処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1の図版管理情報記憶部10の各データテー
ブルのフォーマットの一例を示す図である。
【図3】1つの親図版に2つの子図版をリンクさせた場
合の図版管理データの対応関係を示す説明図である。
【図4】この文書処理装置における図版配置位置の調整
処理を示すフローチャートである。
【図5】この文書処理装置における親図版に対する子図
版の配置規則の一例を示す説明図である。
【図6】この文書処理装置における子図版配置位置を算
出する際の処理を示すフローチャートである。
【図7】この文書処理装置における1グループの図版を
有する文書の表示例を示す図である。
【図8】図7に示した文書の図版再配置結果を示す図で
ある。
【図9】さらに図7に示した文書の図版再配置結果を示
す図である。
【図10】この文書処理装置における複数のグループの
図版を有する文書の表示例を示す図である。
【図11】図10の文書の図版再配置結果を示す図であ
る。
【図12】この発明の他の実施例における文書処理装置
の構成を示すブロック図である。
【図13】図版の主従関係,グループ属性,及びグルー
プ要因を明示するマークの一例を示す図である。
【図14】この文書処理装置の表示部13の画面に表示
された図版を有する文書の一例を示す図である。
【図15】図14の図版の主従関係を明示したときの表
示例を示す図である。
【図16】図14の図版のグループ属性を明示したとき
の表示例を示す図である。
【図17】図14の図版の主従関係とグループ要因とを
明示したときの表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 キー入力部 2 マウス入力部 3 操作部 4 制御部 5 図版管理情報設定部 6 図版編集制御
部 7 処理決定部 8,64 処理部 9 編集中文書データ記憶部 10 図版管理情
報記憶部 11 図版データ記憶部 12 文書書式デ
ータ記憶部 13 表示部 14 文書データ
記憶部 15 画像入力部 20 図版管理情
報データテーブル 20A 親図版(主図版)の管理情報データテーブル 20B 子図版の管理情報データテーブル 20C 子図版の管理情報データテーブル 21 属性データ格納エリア 22 図版位置X
座標値格納エリア 23 図版位置Y座標値格納エリア 24 図版幅格納エリア 25 図版高さ格
納エリア 26 図版データポインタ格納エリア 27 図版データ大きさ格納エリア 28,28A,28B,28C 前方図版リンクポイン
タ格納エリア 29,29A,29B,29C 後方図版リンクポイン
タ格納エリア 30 子図版配置規則情報格納エリア 31 補助データ格納エリア 40 親図版 41〜48 子図版 50 画面 51〜56,70,81〜85 図版 60 入力解析部 61 編集制御部 62 管理情報設定部 63 管理情報検
索部 65 マーク表示部 66 表示制御部 67 データ格納部 68 管理情報格
納部 69 マークデータ格納部 71 親マーク 72 子マーク 73 Gマーク 74 位置マーク 75 大小マーク 80 文書
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−176778(JP,A) 北大パソコン研究会「花子 基本ワザ 全集」株式会社サイエンテック,1987, PP.79−81 「EWS−UXソフトウェア 四季 利用の手引き〈文書編集編〉」日本電気 株式会社,1993年2月,PP.247−249

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字列データと、図形,画像,文書ブロ
    ック等からなる図版データとを入力する文書データ入力
    手段と、該手段によって入力される文字列データ及び図
    版データを記憶する文書データ記憶手段と、該手段に記
    憶された任意の図版を選択する図版選択手段と、該手段
    によって選択された図版を文書内の任意の位置に配置す
    る図版配置手段と、該手段によって配置された図版デー
    タを含む文書データを表示する文書表示手段とを備えた
    文書処理装置において、 前記図版選択手段によって選択された複数の図版間の主
    従関係を定義する主従関係定義手段と、該手段によって
    定義された主従関係の図版に対して所定の配置規則を付
    加する配置規則付加手段と、前記主従関係定義手段によ
    って定義された主図版の位置が文書中で移動されたとき
    には該主図版に従属する従図版の該主図版との位置関係
    を前記配置規則にしたがって調整し、移動対象図版が主
    図版ではないときには移動対象図版の他の図版を移動し
    ないようにする従図版位置調整手段とを設け、 前記配置規則付加手段が、前記主従関係を定義された1
    グループ内の図版に対して主図版の位置を基準として従
    図版の相対的な位置を決定するための規則情報をグルー
    プ単位に付加する手段であり、 前記従図版位置調整手段が、前記1グループ内の主図版
    の位置が文書中で移動されたときに、該グループの前記
    規則情報に基づいて従図版の位置を算出する手段と、該
    手段によって算出された位置に従図版を配置する手段と
    からなることを特徴とする文書処理装置。
  2. 【請求項2】 文字列データと、図形,画像,文書ブロ
    ック等からなる図版データとを入力する文書データ入力
    手段と、該手段によって入力される文字列データ及び図
    版データを記憶する文書データ記憶手段と、該手段に記
    憶された任意の図版を選択する図版選択手段と、該手段
    によって選択された図版を文書内の任意の位置に配置す
    る図版配置手段と、該手段によって配置された図版デー
    タを含む文書データを表示する文書表示手段とを備えた
    文書処理装置において、 前記図版選択手段によって選択された複数の図版間の主
    従関係を定義する主従関係定義手段と、該手段によって
    定義された主従関係の図版に対して所定の配置規則を付
    加する配置規則付加手段と、前記主従関係定義手段によ
    って定義された主図版の位置が文書中で移動されたとき
    には該主図版に従属する従図版の該主図版との位置関係
    を前記配置規則にしたがって調整し、移動対象図版が主
    図版ではないときには移動対象図版の他の図版を移動し
    ないようにする従図版位置調整手段とを設け、 前記配置規則付加手段が、前記主従関係を定義された1
    グループ内の図版に対して主図版の位置を基準として従
    図版の相対的な位置を決定するための規則情報を文書の
    書式データに付加する手段であり、 前記従図版位置調整手段が、前記1グループ内の主図版
    の位置が文書中で移動されたときに、該文書の書式デー
    タに付加された前記規則情報に基づいて従図版の位置を
    算出する手段と、該手段によって算出された位置に従図
    版を配置する手段とからなることを特徴とする文書処理
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の文書処理装置にお
    いて、前記文書表示手段によって表示される文書内の任
    意の図版を指示する手段と、該手段によって指示された
    図版に対して前記主従関係を定義された他の図版が存在
    する場合には該図版と主従の関係を明示する手段とを設
    けたことを特徴とする文書処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の文書処理装置にお
    いて、前記表示手段によって表示される文書内の任意の
    図版を指示する手段と、該手段によって指示された図版
    が前記主従関係を定義されたグループに属する場合には
    そのグループを構成する図版の存在を明示する手段とを
    設けたことを特徴とする文書処理装置。
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Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
「EWS−UXソフトウェア 四季 利用の手引き〈文書編集編〉」日本電気株式会社,1993年2月,PP.247−249
北大パソコン研究会「花子 基本ワザ全集」株式会社サイエンテック,1987,PP.79−81

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