JP3476736B2 - 管球および管球用樹脂ケースの製造方法 - Google Patents

管球および管球用樹脂ケースの製造方法

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JP3476736B2
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Shinsei Kagaku Kogyo Co Ltd
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管球および管球用
樹脂ケースの製造方法の技術分野に属し、前記管球の点
灯回路と電気的接続を行う口金のネジ部分を導電性樹脂
により形成したものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の管球として、例えば電球形蛍光ラ
ンプでは、図13に示すように、ガラス製のグローブ1
1と樹脂ケース25とからなる外囲器91内に、発光管
10と、点灯回路14を実装するプリント基板13と、
前記点灯回路14に接続されて電力供給する2本のリー
ド線15a,15bとが収容されている。
【0003】前記樹脂ケース25の一端部には、口金5
が螺合され、且つカシメ等で緩み防止されている。前記
口金5は、ネジ部分53を形成する金属シェル5cと、
前記金属シェル5cの先端部に絶縁体であるアイレット
ガラス5bを流し込んで固定したアイレット5aとが一
体化されている。この金属シェル5cとアイレット5a
が前記点灯回路14に電力供給するための電極を構成す
る。
【0004】前記アイレット5aは、主にNiメッキ黄
銅からなり、このアイレット5aの中央孔52から一方
のリード線15aを外部に引き出してアイレット5a外
面に半田付けによって接続される。なお、図示はしてい
ないが、前記リード線15aと前記アイレット5aとの
接続に、環境の観点から半田を使用しないプラズマアー
ク溶接によって接続されているものもある。
【0005】前記金属シェル5cは、Niメッキ黄銅や
アルミニウム等の金属からなり、この金属シェル5cの
後端部分から他方のリード線15bを外部に引き出して
金属シェル5c外面に半田付けによって接続される。な
お、図示はしていないが、リード線15bと金属シェル
5cの接続に、環境の観点から抵抗溶接やTIG溶接に
よって接続されているものもある。
【0006】このような従来の管球の製造方法は、次の
とおりである。まず、発光管10をホルダ12に組み付
け、シリコン接着剤等で固定する。発光管10を固定し
たホルダ12に、発光管10の取付けとは反対側にプリ
ント基板13を係合させて固定する。そして、発光管1
0及びプリント基板13を取付けたホルダ12に樹脂ケ
ース25を嵌めこむ。このホルダ12に樹脂ケース25
を嵌め込んだ個所の円弧状の隙間にシリコン接着剤等を
充填し、続いて前記接着剤を充填した円弧状の隙間にグ
ローブ11を挿入固定する。そして、高温炉内で前記円
弧状の隙間に充填したシリコン接着剤等を乾燥硬化させ
ると、ホルダ12に対して樹脂ケース25とグローブ1
1の組み付けが完了する。
【0007】次いで、口金5を樹脂ケース25の先端部
にネジ止めし、続いてカシメによって樹脂ケース25に
固定する。口金5を樹脂ケース25に組み付ける際は、
リード線15aをアイレット5aの中央孔52から導出
させておくとともに、リード線15bを金属シェル5c
の基端部から導出させておく。
【0008】その後、前記リード線15bの導出した部
分を金属シェル5cの外面に半田付けまたは抵抗溶接や
TIG溶接によって接続する。同様にアイレット5aの
中央孔52から導出した前記リード線15aをアイレッ
ト5aの外面に半田付けまたはプラズマアーク溶接によ
って接続する。このようにして図13に示す管球が完成
する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の管球
では、樹脂ケース25は単独に樹脂成形され、口金5も
専業メーカでアイレット5aと金属シェル5cをアイレ
ットガラス5bで固定して製作されている。このため、
口金5を樹脂ケース25に組み込むためには、管球の製
造時に口金5を樹脂ケース25に挿入、ねじ込み、カシ
メの各工程が必要であり、多くの加工工数が必要にな
る。また、口金5のねじ込み時に金属シェル5cのネジ
部分53を自動機械で強く掴むとネジ部分53が変形し
たり、アイレットガラス5bが割れるおそれがある。
【0010】さらに、口金5のカシメが不十分な場合は
緩んではずれ、逆にカシメが強すぎる場合は樹脂ケース
25の樹脂が割れる等の不具合を生じるおそれがあり、
カシメ強度の品質管理が難しい。
【0011】本発明は、前記問題点に鑑みてなされたも
のであり、管球の組み立てを簡素化して組み立てコスト
を低減し、且つ高品質な管球および該管球用樹脂ケース
の製造方法を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に講じた本発明の技術的手段は、次のようである。 (1項) まず、本発明の管球における技術的手段は、『発光管
と、この発光管を点灯させるための点灯回路と、この点
灯回路を収容する樹脂ケースと、この樹脂ケースの外部
に取り付けられ前記点灯回路の電極となる口金とを具備
する管球において、前記口金のネジ部分であるシェル
は、導電性樹脂製とし、前記導電性樹脂製シェルの一部
を前記樹脂ケース内部に突出させた端子接続部とし、前
記導電性樹脂製シェルと前記点灯回路とが電気的に導通
するように前記端子接続部を前記点灯回路に接続させる
構成としたことを特徴とする。』このものでは、前記導
電性樹脂製シェルが従来の金属シェルと同様に点灯回路
に電力供給する電極を構成する。また、一般に導電性樹
脂は金属よりも硬度が低いから、管球の使用時における
前記導電性樹脂製シェルとソケットの雌ネジ部分との螺
合密着度が向上する。そして、点灯回路を前記導電性樹
脂製シェルの端子接続部に接続するように樹脂ケース
組み付けることで、前記導電性樹脂製シェルと前記点灯
回路とを電気的に導通させることができ、これによって
従来のようなリード線の半田付けが不要となるので、シ
ェル部の半田はずれによる接続不良が生じることもな
い。
【0013】(2項) 前記技術的手段において、『前記端子接続部は、前記点
灯回路におけるプリント基板の電極端子と接続させる構
成としたことを特徴とする。』このものでは、前記端子
接続部と前記電極端子とを接続させるので、これによっ
て前記導電性樹脂製シェルと前記点灯回路との電気的接
続を確実に行うことができる。
【0014】(3項)また、本発明の管球における他の技術的手段は、発光
管と、この発光管を点灯させるための点灯回路と、この
点灯回路を収容する樹脂ケースと、この樹脂ケースの外
部に取り付けられ前記点灯回路の電極となる口金とを具
備する管球において、前記口金のネジ部分であるシェル
は、導電性樹脂製とし、前記導電性樹脂製シェルに埋め
込まれた金属端子の一部を前記樹脂ケース内部に露出さ
せ、前記導電性樹脂製シェルと前記点灯回路とが電気的
に導通するように前記金属端子の一部を前記点灯回路に
接続させる構成としたことを特徴とする。』このもので
も、点灯回路を前記導電性樹脂製シェルに埋め込んだ金
属端子の一部に接続するように樹脂ケースに組み付ける
ことで、前記導電性樹脂製シェルと前記点灯回路とを電
気的に導通させるから、これらの電気的接続を確実に行
える。
【0015】
【0016】(4項) 前記技術的手段において、『前記導電性樹脂製シェル
は、前記樹脂ケースと一体成形された複合部品であるこ
とを特徴とする。』このものでは、従来のような管球の
組み立て時に口金を樹脂ケースに挿入、ねじ込み、カシ
メの工程が不要となるから、組み込み作業によるネジ部
分の変形不良や、口金のカシメが不十分で緩んではずれ
る不具合も生じることはない。
【0017】(5項) 前記技術的手段において、『前記導電性樹脂製シェルと
前記口金の先端部を構成するアイレットとは、前記樹脂
ケースと一体成形された複合部品であることを特徴とす
る。』このものでは、樹脂ケースの樹脂部分を従来の口
金のアイレットガラス絶縁体部分まで延長した構造と
し、これによってアイレットガラスを廃止できるので、
従来のようなガラス割れの不具合が生じることはない。
【0018】(6項) 前記技術的手段において、『前記口金の先端部を構成す
る金属製のアイレットは、前記樹脂ケース先端部に設け
た貫通孔に嵌合させる構成』としてもよい。この場合
は、樹脂ケースへのアイレットの組み付け工数が必要と
なるが、その他の点では前記同様の作用を奏する。
【0019】(7項) 次に、本発明の管球用樹脂ケースの製造方法における技
術的手段は、『管球の発光管を点灯させるための点灯回
路を収容すると共に前記点灯回路の電極となる口金を外
部に取り付けた管球用樹脂ケースの製造方法であって、
前記樹脂ケースの外部形状に沿い且つ前記口金のネジ部
分であるシェルの配置部分に突起を設けた第1キャビテ
ィ型と、前記樹脂ケースの内部形状に沿い且つ前記突起
を挿入可能な凹部を設けたコア型とで型締めして、前記
樹脂ケース形状に沿った筒状の空隙を形成し、この筒状
の空隙中に溶融樹脂を射出して前記突起による電極取出
し孔を設けた一次成形品を形成する一次工程と、次いで
型開き後、前記一次成形品を保持した前記コア型に、ネ
ジ筒形成面を設けた第2キャビティ型を嵌め込み、前記
シェル配置部分の外周面に前記電極取出し孔を含めたネ
ジ筒形状の空隙を形成し、このネジ筒形状の空隙中に溶
融状の導電性樹脂を射出して該導電性樹脂の一部を前記
電極取出し孔を通して樹脂ケース内部に突出させた端子
接続部を設けたシェルを一体成形する二次工程とを具備
することを特徴とする。』このものでは、前記一次工程
と前記二次工程とによってシェルを一体化した樹脂ケー
スが得られるので、従来のような口金の樹脂ケースへの
組み込み工程が不要となる。また、点灯回路を前記導電
性樹脂製シェルの端子接続部に接続するように樹脂ケー
スに組み付けることで、前記導電性樹脂製シェルと前記
点灯回路とが電気的に導通するので、点灯回路の組み付
けが容易なものとなる。
【0020】(8項) また、本発明の管球用樹脂ケースの製造方法における他
の技術的手段は、『管球の発光管を点灯させるための点
灯回路を収容すると共に前記点灯回路の電極となる口金
を外部に配置させた管球用樹脂ケースの製造方法であっ
て、前記樹脂ケースの外部形状に沿い且つ前記口金のネ
ジ部分であるシェルの配置部分に突起を設けた第1キャ
ビティ型と、前記樹脂ケースの内部形状に沿い且つ前記
突起を挿入可能な凹部を設けたコア型とで型締めして、
前記樹脂ケース形状に沿った筒状の空隙を形成し、この
筒状の空隙中に溶融樹脂を射出して前記突起による電極
取出し孔を設けた一次成形品を形成する一次工程と、次
いで型開き後、金属端子を前記一次成形品の電極取出し
孔に挿通させると共に前記コア型の凹部内に挿入固定す
る端子挿入工程と、その後、前記一次成形品を保持した
前記コア型に、ネジ筒形成面を設けた第2キャビティ型
を嵌め込み、前記シェル配置部分の外周面に前記金属端
子の一部を含めたネジ筒形状の空隙を形成し、このネジ
筒形状の空隙中に溶融状の導電性樹脂を射出して前記金
属端子の一部を前記電極取出し孔を通して樹脂ケース内
部に突出させたシェルを一体成形する二次工程とを具備
することを特徴とする。』このものによっても、前記同
様に口金の樹脂ケースへの組み込み工程が不要となる。
また、点灯回路を前記導電性樹脂製シェルから突出させ
た金属端子に接続するように樹脂ケースに組み付けるこ
とで、前記導電性樹脂製シェルと前記点灯回路とが電気
的に導通するので、点灯回路の組み付けが容易なものと
なる。
【0021】(9項) 前記技術的手段において、『前記一次工程では、さら
に、前記一次成形品の先端部に、前記口金の先端部を構
成するアイレットを嵌め込み可能とする貫通孔を設ける
と共に、前記貫通孔の周囲に前記アイレットの抜け防止
のための窪み部を設けるようにしたことを特徴とす
る。』このものによると、アイレットの取り付け部も従
来のようにアイレットガラスによって形成する必要がな
く、その分の工数を低減できる。
【0022】(10項) なお、前記技術的手段において、『前記一次工程と前記
二次工程とを二色成形法により行う』ようにしてもよ
い。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明は、口金のアイレ
ットと導電性樹脂製シェルを樹脂ケースと一体成形する
ことにより、口金が樹脂ケースから緩んで外れる不具合
を生じるおそれがない。更に、管球の製造時に従来の樹
脂ケースに口金を挿入、カシメ固定する工数が不要とな
り組み立て工数の大幅な削減が図れるため管球の組み立
てコストを低減でき、且つカシメによるシェルのネジ変
形やアイレットガラス割れといった不具合を生じること
もないため高品質の管球を作製できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。 (管球)本発明の実施の形態である定格電力13Wの電
球形蛍光ランプは、全長120mm、最大外径60mm
であり、図1に示すように、グローブ11と樹脂ケース
20とからなる外囲器92内に、蛍光管10と、この蛍
光管10の点灯回路14とを収容している。蛍光管10
と点灯回路14とはプリント基板13に取り付けられて
おり、これら蛍光管10と点灯回路14の外囲器92内
への組み付けは、前記プリント基板13をホルダ12に
保持させこのホルダ12を外囲器92の樹脂ケース20
内に保持させることにより行っている。前記グローブ1
1は、透光性を有するガラス製または樹脂製である。
【0025】前記蛍光管10は、外径が11mmの3本
のU字管がブリッジ接合されて1つの放電路を形成して
いる。この蛍光管10は、その一端部の電極端子側がプ
リント基板13に取り付けられる。この蛍光管10は、
前記グローブ11内に収容される。
【0026】前記点灯回路14は、プリント基板13に
おける前記蛍光管10とは反対側に実装される。この点
灯回路14は、前記樹脂ケース20内に収容される。こ
の点灯回路14からはリード線15aと、電極端子40
とが導出されており、このリード線15aと電極端子4
0とによって点灯回路14に電力供給がなされる。
【0027】前記樹脂ケース20は、前記ホルダ12を
保持する椀状部20aと、この椀状部20aに連続形成
された筒部20bと、この筒部20bに連続形成された
先端部20cとで構成され、例えば、ポリエチレンテレ
フタレート(PET)やポリブチレンテレフタレート
(PBT)などの樹脂成形品からなる。
【0028】この樹脂ケース20の筒部20bの外周に
は点灯回路14に電力供給するための一方の電極を構成
する導電性樹脂製シェル30が形成される。この導電性
樹脂製シェル30は、ネジ部分31を有したネジ筒状に
形成されており、前記樹脂ケース20と一体的に成形さ
れる。前記導電性樹脂シェル30を構成する導電性樹脂
は、PBT、PPSまたはPBTとASの重合物などの
高分子材料に、カーボンブラック、金属繊維、炭素繊
維、金属フレーク、金属化ガラスビーズ、金属化ガラス
繊維、有機ポリマー等の導電性材料を配合し、導電性を
付与した複合導電材料が用いられる。
【0029】そして、樹脂ケース20の前記筒部20b
と前記椀状部20aとの境目には電極取出し孔20dが
設けられており、この電極取出し孔20dから前記導電
性樹脂製シェル30の一部の導電性樹脂を延設させて樹
脂ケース20内部に露出した端子接続部30aを構成し
ている。この端子接続部30aは、前記プリント基板1
3から導出した電極端子40に接続されて前記導電性樹
脂製シェル30と点灯回路14とを電気的に接続する。
【0030】プリント基板13に取り付けられた前記電
極端子40は、図1に示すようにクリップ状に形成され
ており、前記導電性樹脂製シェル30から延設した端子
接続部30aをクリップ式に挟み込むようにしている。
これにより、図13に示す従来の管球のようにリード線
15bを樹脂ケース25外部に引き出したり、この引き
出したリード線15bを半田付けするなどの工数が不要
となるので、点灯回路14の樹脂ケース20への組み付
けが容易なものとなる。また、従来の如く外囲器91の
外部で半田付けしたものでは半田付け不良や経時使用等
による半田はずれ等を起こし点灯回路14とシェル5c
との接続不良を生じさせるおそれがあったが、本例によ
れば樹脂ケース20内で端子接続部30aと電極端子4
0とを接触させる構成とするので、これら不具合が生じ
ない。なお、端子接続部30aと電極端子40との電気
接続は、単に接触させるだけでもよいが、例えば、導電
性接着剤で接着させてもよい。
【0031】また、前記樹脂ケース20の先端部20c
には点灯回路14に電力供給するための他方の電極を構
成するアイレット50が取り付けられている。このアイ
レット50は、主にNiメッキ黄銅等の金属製からな
り、円錐状に形成されており、樹脂ケース20の射出成
形時に一体的に成形される。この金属製円錐状のアイレ
ット50は、中心に樹脂ケース先端部20cに設けた貫
通孔と対応する中央孔52が設けられている。また、こ
のアイレット50は、中心と外周に下向きの凸状係合部
51が形成されており、この凸状係合部51が樹脂ケー
ス20の先端部20cに埋設されている。そして、プリ
ント基板13から導出されたリード線15aが樹脂ケー
ス先端部20cの貫通孔と前記アイレット50の中央孔
52を通して外部に引き出されアイレット50の外部表
面に半田付けされ、これによってアイレット50が点灯
回路14と電気的に接続される。なお、アイレット50
とリード線15aとの接続は、半田付け以外に、プラズ
マアーク溶接(図示なし)で接続することもできる。
【0032】(管球の組み立て方)次に、前記実施の形
態による管球の組み立て方法を簡単に説明する。予めグ
ローブ11と、樹脂ケース20と、蛍光管10及び点灯
回路14を具備したプリント基板13と、ホルダ12と
を用意する。
【0033】まず、ホルダ12に蛍光管10と点灯回路
14を取り付けた後のプリント基板13を保持させ、こ
れを樹脂ケース20内に組み付ける。このホルダ12の
組み付ける際に、クリップ式の電極端子40が樹脂ケー
ス20内部に突出させた端子接続部30aを挟み込むよ
うにする。また、リード線15aは、樹脂ケース先端部
20cの貫通孔及びアイレット50の中央孔52を通し
て外部に導出しておく。次いで、この樹脂ケース20に
グローブ11を嵌め込む。その後、樹脂ケース先端部2
0cから導出させた前記リード線15aをアイレット5
0の外面に半田付けまたはプラズマアーク溶接によって
接続する。このようにして図1に示す管球が完成する。
【0034】このように、前記実施の形態の管球による
と、図13に示す従来の樹脂ケース25に口金5を挿
入、カシメ固定、リード線15bの半田付け等の工数が
不要となり、組み立て性の大幅な改善が図れ、組み立て
工数の削減と、カシメによるシェルのネジ変形やアイレ
ットガラス割れといった不具合を生じることもないた
め、品質の大幅な向上を図ることができる。
【0035】(管球の変形例)なお、前記導電性樹脂製
シェル30との電気的接続のための電極端子の形態とし
ては、図1に示すクリップ式のものの他に、図2に示す
ような板バネ式の電極端子41を構成し、この板バネ式
の電極端子41を前記端子接続部30aに圧接させて電
気接続させるものでもよい。この板バネ式電極端子41
と端子接続部30aとの電気接続も単に接触させるだけ
でもよいが、例えば、導電性接着剤で接着させてもよ
い。また、図3に示すように、導電性樹脂性シェル33
には前記のような端子接続部30aを形成せずに樹脂ケ
ース21の筒部21bの外面に溝を形成し、この筒部2
1bと導電性樹脂製シェル33との間に隙間21eを設
けておき、そして、プリント基板13から導出させたバ
ネ性を持つ電極端子42を樹脂ケース21の電極取り出
し孔21dを通して前記隙間21eに配置し、この電極
端子42を導電性樹脂製シェル33に接触させて電気接
続するようにしてもよい。このバネ性を持たせた電極端
子42と導電性樹脂製シェル33との電気接続において
も単に接触させるだけでなく、例えば、導電性接着剤で
接着させてもよい。
【0036】また、導電性樹脂製シェル30と点灯回路
14との電気的接続としては、図4に示すように、別部
材の金属端子43の一端部を導電性樹脂製シェル32に
埋設し、その他端部を樹脂ケース22の内部に露出させ
ておき、この露出させた金属端子43部分をプリント基
板13から導出させたクリップ式の電極端子44(図6
中の電極端子45も同様である。)で挟み込んで導電性
樹脂製シェル32とプリント基板13とを電気接続する
ようにしてもよい。
【0037】また、アイレット50を樹脂ケース先端部
20cに一体成形することなく、図5に示すように、押
しピン形状のアイレット54とし、樹脂ケース23と導
電性樹脂シェル32だけを一体成形し、樹脂ケース先端
部23cの貫通孔からリード線15aを外部に導出さ
せ、このリード線15aをアイレット先端部54aの孔
に挿入、圧着後、このアイレット54を樹脂ケース先端
部23cに配置し、アイレット先端部54aを樹脂ケー
ス先端部23cの貫通孔に嵌合させると共にこの貫通孔
の周囲に形成した窪み部にアイレット54の外周部を係
合させる構成としてもよい。なお、前記アイレット54
の材質としては、前述のアイレット50の如く黄銅製の
他に銅製のものでもよい。また、図6に示すように、断
面コ字状のアイレット55を予めプリント基板16に取
り付け、点灯回路14と電気的に接続させておき、点灯
回路14の組み付けの際にアイレット55を樹脂ケース
24の内部から先端部24cに垂直に挿入固定する構成
としてもよい。この場合はリード線なしでアイレット5
5と点灯回路14とを電気接続するので、リード線の半
田付け工数が不要となり、管球の組み付けの簡素化が一
層図れる。なお、前記アイレット55の材質としては、
黄銅や銅の金属に限らず板金成形できる金属であれば何
でもよい。
【0038】(樹脂ケースの製造方法)次に、前記構造
の樹脂ケース20の製造方法を図7〜図11を参照しな
がら説明する。本例では、二色成形法により前記樹脂ケ
ース20を製造する方法を説明する。なお、二色成形法
とは一次成形品と二次成形品とに対応したキャビティ
(空隙)を有する一面の金型に2本のスクリューで可塑
化した2種類の溶融樹脂材料を各々のキャビティに射出
して成形品を得る方法である。
【0039】まず、図7に示すように、コア型6とキャ
ビティ型7とを型締めする。前記コア型6は、樹脂ケー
ス20の本体となる一次成形品側のコア型6aと、樹脂
ケース20となる二次成形品側のコア型6bとを有し、
これらコア型6a,6bは同形である。また、前記キャ
ビティ型7は、前記一次成形品側の第1キャビティ型7
aと、二次成形品側の第2キャビティ型7bとを有す
る。これらによって、一次成形品側の空隙8aと、二次
成形品側の空隙8bとが形成される。
【0040】また、前記一次成形品側の第1キャビティ
型7aには、一次成形品200(導電性樹脂製シェル3
0が未成形の樹脂ケース20:図8を参照)に前記電極
取出し孔20dおよび端子接続部30aを成形するため
の突起75が設けられている。そして、前記コア型6
a,6bには前記突起75を挿入可能とする凹部76が
形成されている。また、前記キャビティ型7には、前記
各空隙8a,8bに通じるノズル71a、71bがそれ
ぞれ形成されている。これらノズル71a、71bは、
2つシリンダを備えた射出機(図示せず)の各シリンダ
にそれぞれ接続されている。そして、図7に示すよう
に、一次工程として、図示しない射出機からノズル71
aを通じて一次成形品200を形成するため、空隙8a
に前記溶融樹脂材料R1を射出充填する。なお、図7で
は、第1回目の成形サイクルを示すので、二次成形品側
のノズル71bからは溶融樹脂材料を射出しない。前記
空隙8aに充填された溶融樹脂材料R1が冷却し硬化す
ると、椀状部20aと筒部20bと先端部20cとを有
し、前記椀状部20aと前記筒部20bとの境目に電極
取出し孔20dが設けられた一次成形品200が作製さ
れる(図8参照)。
【0041】次に、図8に示すように、二次工程とし
て、まず型開きする。このとき、コア型6aに形成され
た前記一次成形品200は突き出さずにそのままコア型
6a上に保持しておく。この状態でコア型6を180度
回転させる。
【0042】すると、図9に示すように、一次成形品2
00を保持したコア型6aが他方の第2キャビティ型7
bと対応する位置に配置される。この第2キャビティ型
7bは、金型面の一部がネジ溝形状に形成されたネジ筒
形成面7cを有する。
【0043】そして、図10に示すように、型締めする
と前記一次成形品200を保持したコア型6aに前記第
2キャビティ型7bが嵌め込まれる。これにより、第2
キャビティ型7bのネジ筒形成面7cによって前記一次
成形品200の筒部20bの外周面に前記電極取出し孔
20dを含めたネジ筒形状の空隙8cが形成される。ま
た同時に他方のコア型6bには第1キャビティ型7aが
嵌め込まれ、一次成形品200に対応する空隙8aが形
成される。そして、図示しない射出機からもう一方のノ
ズル71bを通して導電性樹脂の溶融樹脂材料R2を射
出し、空隙8cに前記溶融樹脂材料R2を充填する。す
ると、前記電極取出し孔20dにも導電性樹脂で埋め込
まれる。そして、この充填された前記溶融樹脂材料R2
が冷却し硬化すると、筒部20bの外周に導電性樹脂製
シェル30が一体成形される。この導電性樹脂製シェル
30は、外周にネジ部分53を有すると共に、一次成形
品200の内側にその一部が露出した端子接続部30a
を有するものとなる(図11参照)。また、他方のコア
型6bと第1キャビティ型7aとで形成された空隙8a
にはノズル71aから溶融樹脂材料R1を射出し、一次
成形品200を製作する。
【0044】そして、図11に示すように、型開き後、
コア型6bに形成された一次成形品200はそのまま保
持し、コア型6aに形成された二次成形品201を突き
出して取り出す。
【0045】以上の工程により図12に示す樹脂ケース
20が得られる。この後、再びコア型6を180度回転
させ、図7〜図11に示した前記同様の射出成形を繰り
返し行うことで逐次樹脂ケース20が得られる。
【0046】なお、キャビティ型7に、事前にアイレッ
ト50を挿入できる溝を作り、この溝にアイレット50
をセットして成形すると、得られた二次成形品201は
図1に示すようなアイレット50を一体成形した樹脂ケ
ース20となる。
【0047】このようにして製造された樹脂ケース20
によると、前記導電性樹脂製シェル30は、全体が導電
性樹脂により形成されているから、金属製の口金と同様
に電球の電気的接続を行え、また、この導電性樹脂製シ
ェル30の外周にネジ部分31を有するから、従来と同
様にソケットにネジ止めすることができる。また、一次
成形品200に電極取出し孔20dを設け、この電極取
出し孔20dから一次成形品200内側に導電性樹脂を
露出させ、これを端子接続部30aとするから、前記端
子接続部30aを通じて点灯回路14の電極端子40と
容易に電極接続させることができ、これによって前記導
電性樹脂シェル30は従来の金属製シェル5cと同様の
機能を果たすことができる。
【0048】以上のように、前記二次工程の際、前記一
次成形品200を保持したコア型6aに二次成形品20
1側の第2キャビティ型7bを嵌め込むようにしたか
ら、前記一次成形品200の取出しや金型への装着が不
要となり、二次工程が簡素化できる。また、前記第2キ
ャビティ型7bによってネジ筒型状の空隙8cを形成
し、この空隙8cに導電性樹脂の溶融樹脂材料R2を射
出成形すると、従来の金属シェル5cに相当するものを
導電性樹脂により形成できる。これにより、従来の口金
5が不要となるから、従来の口金5を樹脂ケース25へ
の取り付け工程も不要となる。また、前記一次成形工程
と前記二次成形工程とを二色成形法により行うことによ
り、1回の成形サイクルで導電性樹脂製シェル30を一
体成形した前記樹脂ケース20を製造することができる
から生産効率が更に向上する。
【0049】なお、前記実施の形態では、二色成形法に
より一次工程と二次工程を行っているが、各工程を別々
に行うインサート成形により行ってもよい。また、本発
明の方法は、前記実施の形態に如く、樹脂ケース20と
しては椀状部20aと筒部20bと先端部20cとを有
する形状のものに限らず、椀状部20a形状でない寸胴
な筒状のものにも適用できる。さらに、端子接続部30
aは、導電性樹脂シェル30を構成する導電性樹脂とつ
ながって形成されれば、樹脂ケース20の内部のどの場
所に成形してもよい。
【0050】(他の製造方法)なお、前記製造方法(図
7〜図11)は、導電性樹脂製シェル30における端子
接続部30aが樹脂ケース20の内部まで挿入して成形
され、直接点灯回路14からの電極端子40と接続され
る構造の場合について述べたが、図4のような導電性樹
脂製シェル33に金属端子43を埋め込む場合について
述べる。大筋の成形方法は前記と全く同じであるが、異
なる点は、前記一次工程の後、型開き後、金属端子43
を前記一次成形品200の電極取出し孔20dに挿通さ
せて前記コア型の凹部76内に挿入固定する端子挿入工
程を行う。そして、前記同様に二次工程を行うことによ
り、金属端子43を挿入した樹脂ケース22を成形する
ことができる。これによって、図4に示される樹脂ケー
ス22が得られる。
【0051】また、図3に示す樹脂ケース21を製造す
る場合は、前記第1キャビティ型7aの突起75やコア
型6a,6bの凹部76を設けたものではなく、コア型
6a,6bに前記樹脂ケース21の筒部21bにおける
隙間21eに対応した突起を設けたものを使用して、前
述した一次工程、二次工程を行えばよい。
【0052】なお、前記実施の形態では電球形蛍光ラン
プの場合について説明したが、これに限らず一般の白熱
電球や反射形電球、高圧放電ランプ等の口金を用いてい
る管球すべてにおいて前記と同様に使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の一実施形態である電球形蛍光ランプの一
部切欠正面図である。
【図2】発明の一実施形態である電球形蛍光ランプの一
部切欠正面図である。
【図3】発明の一実施形態である電球形蛍光ランプの一
部切欠正面図である。
【図4】発明の一実施形態である電球形蛍光ランプの一
部切欠正面図である。
【図5】発明の一実施形態である電球形蛍光ランプの一
部切欠正面図である。
【図6】発明の一実施形態である電球形蛍光ランプの一
部切欠正面図である。
【図7】最初の樹脂成形一次工程において型締め後の状
態を示す断面図である。
【図8】最初の樹脂成形一次工程において型開き状態を
示す断面図である。
【図9】コア型を180度回転させたときの状態を示す
断面図である。
【図10】二次工程において型締め後の状態を示す断面
図である。
【図11】二次工程において型開き状態を示す断面図で
ある。
【図12】完成した樹脂ケースを示す断面図である。
【図13】従来の電球形蛍光ランプの断面図である。
【符号の説明】
5 従来の口金 5a アイレット 5b アイレットガラス 5c 金属シェル 6,6a,6b コア型 7 キャビティ型 7a 第1キャビティ型(一次成形品) 7b 第2キャビティ型(二次成形品) 7c 第2キャビティ型のネジ形成面 8a 空隙(一次成形品) 8b 空隙(二次成形品) 10 発光管 11 グローブ 12 ホルダ 13,16 プリント基板 14 点灯回路 15a リード線(アイレット側) 15b リード線(シェル側) 20,21,22,23,24,25 樹脂ケース 20a 樹脂ケースの椀状部 20b,21b 樹脂ケースの筒部 20c,23c,24c 樹脂ケース先端部 20d,21d 電極取出し孔 21e 隙間 30,32,33 導電性樹脂製シェル 30a 端子接続部 31 ネジ部分 40,41,42,44,45 電極端子 43 金属端子 50 アイレット 51 凸状係合部 52 中央孔 53 ネジ部分 54 押しピン形のアイレット 54a アイレット先端部 55 断面コ字形のアイレット 71a,71b ノズル 75 突起(キャビティ型) 76 凹部(コア型) 91,92 外囲器 200 一次成形品 201 二次成形品 R1 溶融樹脂(一次成形品) R2 溶融樹脂(導電性樹脂)
フロントページの続き (72)発明者 柴田 武徳 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工 業株式会社内 (72)発明者 広川 晴之 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工 業株式会社内 (72)発明者 宮田 庸生 滋賀県大津市蓮池町6番12号 新生化学 工業株式会社内 (72)発明者 有川 知孝 滋賀県大津市蓮池町6番12号 新生化学 工業株式会社内 (72)発明者 川瀬 正人 滋賀県大津市蓮池町6番12号 新生化学 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−47568(JP,A) 特開 昭64−89140(JP,A) 特開2002−63872(JP,A) 実開 平2−119342(JP,U) 実開 昭56−96566(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 5/50 H01K 1/46 B29C 45/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光管と、この発光管を点灯させるため
    の点灯回路と、この点灯回路を収容する樹脂ケースと、
    この樹脂ケースの外部に取り付けられ前記点灯回路の電
    極となる口金とを具備する管球において、 前記口金のネジ部分であるシェルは、導電性樹脂製と
    前記導電性樹脂製シェルの一部を前記樹脂ケース内部に
    突出させた端子接続部とし、前 記導電性樹脂製シェルと
    前記点灯回路とが電気的に導通するように前記端子接続
    部を前記点灯回路に接続させる構成としたことを特徴と
    する管球。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の管球において、 前記端子接続部は、前記点灯回路のプリント基板から導
    出した電極端子と接続させる構成としたことを特徴とす
    る管球。
  3. 【請求項3】 発光管と、この発光管を点灯させるため
    の点灯回路と、この点灯回路を収容する樹脂ケースと、
    この樹脂ケースの外部に取り付けられ前記点灯回路の電
    極となる口金とを具備する管球において、前記口金のネジ部分であるシェルは、導電性樹脂製と
    し、 前記導電性樹脂製シェルに埋め込まれた金属端子の一部
    を前記樹脂ケース内部に露出させ、前記導電性樹脂製シ
    ェルと前記点灯回路とが電気的に導通するように前記金
    属端子の一部を前記点灯回路に接続させる構成としたこ
    とを特徴とする管球。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の管
    球において、 前記導電性樹脂製シェルは、前記樹脂ケースと一体成形
    された複合部品であることを特徴とする管球。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれかに記載の管
    球において、 前記導電性樹脂製シェルと前記口金の先端部を構成する
    アイレットとは、前記樹脂ケースと一体成形された複合
    部品であることを特徴とする管球。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれかに記載の管
    球において、 前記口金の先端部を構成する金属製のアイレットは、前
    記樹脂ケース先端部に設けた貫通孔に嵌合させる構成と
    したことを特徴とする管球。
  7. 【請求項7】 管球の発光管を点灯させるための点灯回
    路を収容すると共に前記点灯回路の電極となる口金を外
    部に取り付けた管球用樹脂ケースの製造方法であって、 前記樹脂ケースの外部形状に沿い且つ前記口金のネジ部
    分であるシェルの配置部分に突起を設けた第1キャビテ
    ィ型と、前記樹脂ケースの内部形状に沿い且つ前記突起
    を挿入可能な凹部を設けたコア型とで型締めして、前記
    樹脂ケース形状に沿った筒状の空隙を形成し、この筒状
    の空隙中に溶融樹脂を射出して前記突起による電極取出
    し孔を設けた一次成形品を形成する一次工程と、 次いで型開き後、前記一次成形品を保持した前記コア型
    に、ネジ筒形成面を設けた第2キャビティ型を嵌め込
    み、前記シェル配置部分の外周面に前記電極取出し孔を
    含めたネジ筒形状の空隙を形成し、このネジ筒形状の空
    隙中に溶融状の導電性樹脂を射出して該導電性樹脂の一
    部を前記電極取出し孔を通して樹脂ケース内部に突出さ
    せた端子接続部を設けたシェルを一体成形する二次工程
    とを具備することを特徴とする管球用樹脂ケースの製造
    方法。
  8. 【請求項8】 管球の発光管を点灯させるための点灯回
    路を収容すると共に前記点灯回路の電極となる口金を外
    部に配置させた管球用樹脂ケースの製造方法であって、 前記樹脂ケースの外部形状に沿い且つ前記口金のネジ部
    分であるシェルの配置部分に突起を設けた第1キャビテ
    ィ型と、前記樹脂ケースの内部形状に沿い且つ前記突起
    を挿入可能な凹部を設けたコア型とで型締めして、前記
    樹脂ケース形状に沿った筒状の空隙を形成し、この筒状
    の空隙中に溶融樹脂を射出して前記突起による電極取出
    し孔を設けた一次成形品を形成する一次工程と、 次いで型開き後、金属端子を前記一次成形品の電極取出
    し孔に挿通させると共に前記コア型の凹部内に挿入固定
    する端子挿入工程と、その後、前記一次成形品を保持し
    た前記コア型に、ネジ筒形成面を設けた第2キャビティ
    型を嵌め込み、前記シェル配置部分の外周面に前記金属
    端子の一部を含めたネジ筒形状の空隙を形成し、このネ
    ジ筒形状の空隙中に溶融状の導電性樹脂を射出して前記
    金属端子の一部を前記電極取出し孔を通して樹脂ケース
    内部に突出させたシェルを一体成形する二次工程とを具
    備することを特徴とする管球用樹脂ケースの製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項7または8に記載の管球用樹脂ケ
    ースの製造方法において、 前記一次工程では、さらに、前記一次成形品の先端部
    に、前記口金の先端部を構成するアイレットを嵌め込み
    可能とする貫通孔を設けると共に、前記貫通孔の周囲に
    前記アイレットの抜け防止のための窪み部を設けるよう
    にしたことを特徴とする管球用樹脂ケースの製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項7ないし9のいずれかに記載の
    管球用樹脂ケースの製造方法において、 前記一次工程と前記二次工程とを二色成形法により行う
    ことを特徴とする管球用樹脂ケースの製造方法。
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