JP3393850B2 - 電球部保持体およびその製造方法 - Google Patents

電球部保持体およびその製造方法

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JP3393850B2 JP2000249964A JP2000249964A JP3393850B2 JP 3393850 B2 JP3393850 B2 JP 3393850B2 JP 2000249964 A JP2000249964 A JP 2000249964A JP 2000249964 A JP2000249964 A JP 2000249964A JP 3393850 B2 JP3393850 B2 JP 3393850B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電球部保持体およ
びその製造方法の技術分野に属し、電球部の2本の電極
線と結線させる部分を導電性樹脂により作製したものに
関する。
【0002】
【従来の技術】豆球等の電球は、図11に示すように、
ガラス製の電球部101と、この電球部101を保持す
る金属製の口金部102とを有する。前記電球部101
は、前記口金部102に接着剤113により接着固定さ
れている。前記電球部101は、真空または不活性ガス
を注入したガラス球103と、このガラス球103の内
部に配置されたフィラメント104と、このフィラメン
ト104に接続されてガラス球103の外部に引出され
た2本の電極線105,106とを有する。前記口金部
102は、略円筒状のシェル部107と、このシェル部
107の底部に配設されたガラス絶縁部108と、この
ガラス絶縁物108にて固定されたアイレット109と
を有する。前記シェル部107と前記アイレット109
は、Niメッキ黄銅やアルミニウム等の金属製で、導電
性を有するものである。前記シェル部107と前記アイ
レット109は前記ガラス絶縁物108にて絶縁されて
いる。そして、前記2本の電極線105,106のう
ち、一方の電極線105は、前記シェル部107の内壁
面に半田110により接続され、他方の電極線106
は、前記アイレット109に半田111により接続され
る。このように電球部101からの2本の電極線10
5,106がシェル部107とアイレット109に結線
されて電気的接続されているから、口金部102をソケ
ットに組み込むと前記シェル部107と前記アイレット
109とを介して前記電球部101のフィラメント10
4に電力供給を可能とする。
【0003】次に、前記電球の製造方法を説明する。前
記口金部102のシェル部107とアイレット109
は、別々に金属プレスで打ち抜いて製造する。そして、
前記シェル部107の底部側にガラス絶縁物108を注
入すると共に前記アイレット109を接着させる。この
とき、ガラス絶縁物108の中心には、電極線106を
配置させるための孔部112を形成しておく。一方、前
記電球部101は、前記口金部102とは別に製造して
用意しておく。そして、電球部101の前記口金部10
2への組み付けは、まず、電球部101を2本の電極線
105,106が前記口金部102内に収容されるよう
にして一方の電極線105を前記シェル部107の内壁
面に半田付け等により接続させる。また、他方の電極線
106は、前記ガラス絶縁部108の孔部112を通し
て口金部底部より外部に引出しておく。次いで、ガラス
球103とシェル部102の間に接着剤113を塗布
し、電球部101を口金102部に固定させる。最後
に、口金部102の底部から引出された電極線106を
アイレット109に半田付け等により接続させると、図
11に示すような電球が完成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記電球に
おける口金部102は、シェル部107とアイレット1
09が金属で形成されており、また、所望箇所にガラス
絶縁物108や接着剤113が用いられている。このよ
うに口金部102は、金属(シェル部107、アイレッ
ト109)、ガラス(ガラス絶縁物108)、樹脂(接
着剤113)等、材質の異なる部材が混在して用いられ
るから、電球を廃棄処分する際、特に電球部101を取
り除いた口金部102の廃棄処分の際に同じ材質ごとに
分別するのが非常に面倒で手間がかかり、また、廃棄コ
ストも高くつく。
【0005】一方、前記製造方法においては、金属製の
シェル部107やアイレット109を別々に製造し、し
かも、ガラス絶縁物108にてアイレット109をシェ
ル部107に固定させる工程も別に行われており、多く
の製造工程を要する。しかも、前記シェル部107や前
記アイレット109の作製のための金属プレス加工、ガ
ラス絶縁物108によるアイレット109の固定や絶縁
を行うためのガラス成形等のように工程内容も異なって
おり、製造コストが高くつく。また、前記シェル部10
7の表面には電球の規格等を現す刻印を付ける必要があ
るが、金属プレス加工で打刻できない場合は別途にこの
刻印工程を更に行う必要があった。
【0006】本発明は、『電球部が組み付けられると共
に前記電球部からの2本の電極線が接続される口金部と
なる電球部保持体』において、廃棄処分時の分別を不要
とし廃棄し易くすることを課題とする。また、本発明
は、『電球部が組み付けられると共に前記電球部からの
2本の電極線が接続される口金部となる電球部保持体の
製造方法』において、製造工程を簡素化することを課題
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に講じた技術的手段は、次のようである。 (1)電球部保持体 『電球部が組み付けられると共に前記電球部からの2本
の電極線が接続される口金部となる電球部保持体におい
て、全体が合成樹脂からなり前記電球部を開放部に嵌め
込むための有底筒状の内筒体と、前記内筒体を内嵌させ
た導電性樹脂からなる筒状の外筒体と、前記内筒体の底
部の貫通孔に取付けられた導電性樹脂からなる鋲状のア
イレット部とを備え、前記内筒体は、側壁の一部に前記
外筒体を露出させた切欠部を有し、当該切欠部において
前記電球部の一方の電極線を保持させる電極線受入部が
形成されるように内側に突出させた隆起壁部が設けられ
ており、前記アイレット部は、前記内筒体の貫通孔に嵌
め込む差込部を有し、当該差込部において前記電球部の
他方の電極線を保持させる電極線挿入部が設けられてい
ることを特徴とする。』前記技術的手段は、次のように
作用する。
【0008】この電球部保持体を構成する前記内筒体、
前記外筒体および前記アイレット部は、いずれも樹脂に
て形成されている。そして、前記内筒体には前記切欠部
と、この切欠部にて電極線受入部が設けられているか
ら、前記電球部の一方の電極線を前記電極線受入部に保
持させると、この電極線が前記切欠部を介して前記外筒
体に接続される。また、前記アイレット部の差込部には
電極線挿入部が設けられているから、前記電球部の他方
の電極線を前記電極線挿入部に保持させると、この電極
線が前記アイレット部に接続される。なお、前記各電極
線の外筒体、アイレット部の接続に際して結線状態を確
実にするため導電性接着剤を用いても良い。
【0009】そして、前記外筒体と前記アイレット部
は、いずれも導電性樹脂製であるから、これらを介して
前記2本の電極線に外部からの電気的接続を可能とす
る。そして、前記外筒体と前記アイレット部とは、繋が
っておらず独立して形成されており、且つ、前記内筒体
によって絶縁されている。従って、本電球部保持体をソ
ケットに組み込むと前記外筒体と前記アイレットが従来
の口金部を構成する金属製シェルや金属製アイレットと
同様に正負の各電極となって電球部への電力供給を可能
とする。また、前記技術的手段において、『前記内筒体
は、接着性および絶縁性を有する熱可塑性エラストマー
樹脂により形成されている』ものでは、アニール工程を
行うことで、前記熱可塑性エラストマー樹脂によりなる
内筒体が軟化して電球部に密着して接着されるから、電
球部保持体に対する電球部の固定が一層確実に行われた
ものとなる。
【0010】(2)電球部保持体の製造方法 『電球部が組み付けられると共に前記電球部からの2本
の電極線が接続される口金部となる電球部保持体の製造
方法であって、上部中央に突起を有し且つ側壁部にて当
該側壁部の一部を残したピン状部が形成されるように上
部に至る溝部を設けた柱状のコア型と、前記コア型の突
起を収容可能とする突起収容凸部を有し且つ前記溝部の
対応位置に前記ピン状部と当接する寸法の凸部を設けた
凹状の第1キャビティ型とを型締めして空隙を形成し、
次いで当該空隙内に溶融樹脂を流し込んで一次成形体を
成形する一次成形工程と、前記コア型と前記第1キャビ
ティ型の型開き後、前記一次成形体を保持した前記コア
型に前記口金部の外形形状に沿った凹状の第2キャビテ
ィ型を型締めして空隙を形成し、次いで当該空隙内に導
電性の溶融樹脂を流し込んで二次成形体を成形する二次
成形工程とを有することを特徴とする。』前記技術的手
段は、次のように作用する。
【0011】前記一次成形工程により、前記コア型のピ
ン状部と溝部とによる電極線受入部、前記第1キャビテ
ィ型の凸部による切欠部および前記第1キャビティ型の
突起収容凸部による貫通孔を有した一次成形体が成形さ
れる。この一次成形体は、前記電球部を嵌め込み可能と
する開放部を有した合成樹脂からなる有底筒状の内筒体
となる。
【0012】また、前記二次成形工程により、口金部の
外形形状に沿った凹状の第2キャビティ型にて前記一次
成形体に外嵌し前記切欠部にその一部を露出させた導電
性樹脂製の筒状二次成形体および前記一次成形体の貫通
孔に取付けられ且つ前記コア型の突起による電極線挿入
部を有した導電性樹脂製の鋲状二次成形体が同時に成形
される。前記筒状二次成形体が前記内筒体を内嵌した導
電性樹脂製の外筒体となり、前記鋲状二次成形体が前記
内筒体の底部に取付けられた導電性樹脂製のアイレット
部となる。よって、前記二次成形工程では、これら外筒
体とアイレット部とが同時に成形されることとなる。
【0013】そして、前記内筒体に電球部を保持させ、
前記電球部の一方の電極線を前記電極線受入部に保持し
前記切欠部を介して前記外筒体に接続させると共に、他
方の電極線を前記電極線挿入部に保持し前記アイレット
部に接続させると、これら外筒体とアイレット部が従来
の口金部を構成する金属製シェルや金属製アイレット部
と同様に正負の各電極となって電球部への電力供給を可
能とする。
【0014】また、前記技術的手段において、『前記一
次成形工程と前記二次成形工程とを二色成形法により行
う』ものでは、1回の成形サイクルで前記筒状二次成形
体(外筒体)や前記鋲状二次成形体(アイレット部)を
一体成形した前記電球部保持体を製造できるから生産効
率が更に向上するうえ、前記一次成形体(内筒体)の取
出しや二次成形用金型への装着が不要となり、成形工程
を一層簡素化できる。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明の電球部保持体に
よると、電球部の2本の電極線を接続する前記外筒体と
前記アイレットは、いずれも、導電性樹脂製であるか
ら、従来の口金部を構成する金属製シェルや金属製アイ
レットと同様に正負の各電極となって電球部への電力供
給を可能とする。そして、前記内筒体、前記外筒体およ
び前記アイレット部は、いずれも樹脂にて形成されてい
るから、口金部に相当する本電球部保持体の廃棄処分に
際して分別する必要がなく廃棄し易いものとなる。
【0016】また、本発明の電球部保持体の製造方法に
よると、従来の口金部に代わる電球部保持体が前記一次
成形工程と前記二次成形工程とからなる成形工程のみで
得られる。しかも、前記二次成形工程ではアイレット部
を一体成形するから、従来のように金属製アイレットを
固定するガラス絶縁物の形成工程が不要となる。従っ
て、口金部となる電球保持体の製造工程を大幅に簡素化
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面を参照しながら説明する。図1は、実施の形態に
よる電球部保持体を用いた豆球等の電球の一部断面図を
示す。図1に示す電球は、ガラス製の電球部1と、この
電球部1を保持する電球部保持体2とを有する。前記電
球部保持体2が従来の口金部に相当するものである。
【0018】前記電球部1は、ガラス球3と、このガラ
ス球3の内部に配置されたフィラメント4と、このフィ
ラメント4に接続された2本の電極線5,6とを有す
る。前記ガラス球3は、ラグビーボール状をしており、
また、中央から一方の端部寄り部分(2本の電極線5,
6を引出した端部側)が窪んだ縮径段部7となって前記
電球部保持体2に嵌合し易い形状にしてある。また、こ
のガラス球3は、内部にアルゴン、クリプトンまたはキ
セノン等の不活性ガスや種々のハロゲンガスが封入され
るか、あるいは真空状態にある。前記フィラメント4
は、タングステン線またはニクロム線等が用いられ、碍
子8から引出された2本の導入線9,10の先端部に接
続されている。そして、前記フィラメント4は、前記ガ
ラス球3の中正位置に配置される。前記導入線9,10
は、ジュメット線またはモリブデン線等の導電率の大き
い材質のものが用いられる。前記電極線5,6は、前記
導入線9,10を延長させたものであり、前記ガラス球
3の外部にそれぞれ導出されている。そして、一方の電
極線5は前記電球部保持体2の内壁に形成された電極線
受入部11に挿入され、他方の電極線6は前記電球部保
持体2の底部13に形成された電極線挿入部12に挿入
されている。
【0019】前記電球部保持体2は、内筒体14と、前
記内筒体14に外嵌させた外筒体15と、前記内筒体1
4の底部13に取付けた鋲状のアイレット部16とを備
える。図2は、前記電球部保持体2を示した図であり、
図2(c)に示すように、内筒体14は、有底の円筒形
状をしており、上部の開放部には前記電球部1が取付け
られる(図1を参照。)。また、この内筒体14の底部
寄りの側壁の一部は、底部13より所定寸法開口させた
切欠部17が設けられている(図2(c)を参照。)。
この切欠部17により前記外筒体15が露出される。そ
して、前記切欠部17を設けた側壁部分には、前記電極
線5,6を保持させる電極線受入部11を形成するため
内側に突出させた隆起壁部18が設けられている(図2
(a)(b)を参照。)。この電極線受入部11は、上
部側が開放されており(図2(a)を参照。)、この開
放部から前記一方の電極線5が挿入されるようにしてあ
る(図1を参照。)。また、内筒体14の上部の開放周
縁部は、全周にわたって段部19が形成されている。こ
の段部19において前記ガラス球3の縮径段部7が嵌合
され、これにより、前記電球部1が前記電球部保持体2
に取付けられる。さらに、内筒体14の底部13は、中
心部に貫通孔20が設けられると共に底面部に段部21
が設けられている(図2(c)を参照。)。
【0020】前記アイレット部16は、中空棒状の差込
部22と、この差込部22を中心に形成した円板部23
と、前記差込部22と前記円板部23との境目に形成し
た段部24とを有する(図2(a)を参照。)。そし
て、前記アイレット部16は、差込部22が前記内筒体
14の貫通孔20に一致し、段部24が前記内筒体14
の底面部の段部21に一致しており、これにより、この
アイレット部16が内筒体14の底面部に取付けられて
いる。また、前記差込部22は、内部に中空の電極線挿
入部12が設けられており、この電極線挿入部12に前
記電球部1から引出された他方の電極線6が挿入される
ようにしてある(図1を参照。)。
【0021】前記外筒体15は、前記内筒体14の側壁
の外周を覆うように外嵌された円筒形状に形成されてい
る(図2(a)を参照。)。この外筒体15の上部は、
全周にわたって外方へ延びるフランジ部25が形成され
ている。このフランジ部25は、前記電球をソケットに
取付けた際の位置決めや外部電極と接触して電球部1に
電力供給を行う役目を行う。また、前記外筒体15は、
前記内筒体14の切欠部17において内筒体14の側壁
の厚み相当分の突出部26が形成されている(図2
(a)(b)を参照。)。これにより、前記突出部26
が内筒体14の切欠部17での側壁内面と面一となるよ
うに配置されることとなる。なお、前記外筒体15の外
表面は平滑面となっているが、ネジ溝を設けるようにし
ても良い。
【0022】そして、前記内筒体14は、PET、PB
Tなどの絶縁性の合成樹脂または接着性および絶縁性の
ある熱可塑性エラストマー樹脂(例えば、旭化成が製造
販売の商品名「タフテック」(スチレン系樹脂))等が
使用される。一方、前記アイレット部16と前記外筒体
15は、導電性樹脂が使用される。この導電性樹脂とし
ては、PBT、PPS、またはPBTとASの重合物な
どの高分子材料に、カーボンブラック、金属繊維、炭素
繊維、金属フレーク、金属化ガラスビーズ、金属化ガラ
ス繊維、導電性ポリマー等の導電性材料を配合し、導電
性を付与したものが挙げられる。
【0023】次に、前記電球の組み立てについて説明す
る。図3は、前記電球部1と前記電球部保持体2との組
み付け方を説明するための分解図である。前記電球部1
と前記電球部保持体2は、別々に製造したものを予め用
意しておく。そして、電球部1を2本の電極線5,6が
前記電球部保持体2内に収容されるようにガラス球3を
内筒体14の開放周縁部に嵌め込んで固定させる。すな
わち、前記ガラス球3の縮径段部7と前記内筒体14の
段部19とを嵌合させる。このとき、2本の電極線5,
6のうち、一方の電極線5を内筒体14の電極線受入部
11に挿入し、他方の電極線6をアイレット部16の電
極線挿入部12に挿入する。以上で電球の組み立てが完
了し、図1に示す電球が得られる。
【0024】この例では、前記電極線5,6の先端部に
複数の爪部27が斜め上向きに設けられており、この電
極線5,6を一旦電極線受入部11や電極線挿入部12
に挿入すると前記爪部27が側壁に引っ掛かって抜脱防
止される。しかも、ガラス球3の内筒体14の周縁部で
の嵌合に加えて、これら電極線5,6が電極線受入部1
1や電極線挿入部12に固定される結果、電球部保持体
2に対する電球部1の固定が一層確実に行われることと
なる。また、この爪部27を介し、電極線受入部11に
挿入した電極線5は外筒体15の突出部26と接触状態
となり、電極線挿入部12に挿入した電極線6はアイレ
ット部16と接触状態となる。前記外筒体15と前記ア
イレット部16は、いずれも導電性樹脂製であるから、
これらを介して前記2本の電極線5,6に外部からの電
気的接続を可能とする。そして、前記外筒体15と前記
アイレット部16とは、繋がっておらず独立して形成さ
れており、且つ、前記内筒体14によって絶縁されてい
る。従って、本電球部保持体2をソケットに組み込むと
前記外筒体15と前記アイレット部16が従来の口金部
を構成する金属製シェルや金属製アイレットと同様に正
負の各電極となって電球部1への電力供給を可能とす
る。そして、前記内筒体14、前記外筒体15および前
記アイレット部16は、いずれも樹脂にて形成されてい
るから、口金部に相当する本電球部保持体2の廃棄処分
に際しては分別する必要がなく廃棄し易いものとなる。
【0025】なお、図4、図5は、前記2本の電極線
5,6における他の例を示し、図4に示すものは、先端
部を折り曲げた折曲部28とするものであり、図5に示
すものは、先端部をアーチ状に加工したアーチ部29と
するものである。これらの場合も、前記折曲部28、前
記アーチ部29の弾性付勢力により電極線5,6の抜脱
防止と電球部1の保持を行うことができる。また、図3
においては電極線5,6の先端部に複数の爪部27を設
けたものを示すが、直線状の先端部をダイスやニッパ等
にて押し潰して爪部を設ける等しても良く、その他に抜
脱防止可能な形状であればどのようなものでも良い。
【0026】また、図3〜図5に示した前記電球の組み
立て時において電球部1の電球部保持体2に対する固定
をより一層強固にするため、内筒体14の開放周縁部に
おける段部19やガラス球3の縮径段部7に接着剤を塗
布して内筒体14とガラス球3とを接着させるようにし
ても良い。また、電極線5,6の固定をより一層確実に
するため、電極線受入部11や電極線挿入部12に導電
性接着剤を塗布して各電極線5,6を電極線受入部11
や電極線挿入部12に接着固定するようにしても良い。
【0027】さらに、電球部1から引出される2本の電
極線5,6は、図3〜図5に示したものでなく単なる直
線状のものであっても良い。ただし、電極線5,6の外
筒体15、アイレット部16との電気的接続および固定
を行うため、電極線受入部11や電極線挿入部12に導
電性接着剤を塗布する必要がある。一方、前記内筒体1
4を形成する樹脂として、接着性および絶縁性のある熱
可塑性エラストマー樹脂(例えば、旭化成が製造販売の
商品名「タフテック」(スチレン系樹脂))を用いた場
合は、前記電球の組み立てが完了した後、アニール炉内
で所定時間加熱処理するアニール工程を行うことで、前
記内筒体14が軟化してガラス球3に密着して接着され
る。従って、この場合は、電球部保持体2に対する電球
部1の固定が一層確実に行われる。
【0028】次に、前記電球部保持体の製造方法を説明
する。図6〜図10は、前記電球部保持体2の製造工程
を示す断面図である。本例では、二色成形法により前記
電球部保持体2を製造する方法を説明する。なお、二色
成形法とは一次成形体と二次成形体とに対応した空隙を
有する一面の金型に2本のスクリューで可塑化した2種
類の溶融樹脂材料を各々の空隙内に射出して成形体を得
る方法である。
【0029】まず、図6に示すように、コア型61とキ
ャビティ型62とを型締めする。前記コア型61は、電
球部保持体2の前記内筒体となる一次成形体側のコア型
63と、電球部保持体2の前記外筒体15となる二次成
形体側のコア型64とを有し、これらコア型63,64
は同形である。また、前記キャビティ型62は、前記一
次成形体側の第1キャビティ型65と、前記二次成形体
側の第2キャビティ型66とを有する。これらコア型6
1とキャビティ型62によって、一次成形体側の空隙6
7と、二次成形体側の空隙68とが形成される。
【0030】前記コア型61は、土台69の上部に前記
内筒体14の内部形状をかたどった円柱状のコア部70
が形成されている。このコア部70は、上部中央に突起
71を有し且つ側壁部にて当該側壁部の一部を残したピ
ン状部72が形成されるように上部に至る溝部73が設
けられている。
【0031】前記第1キャビティ型65は、前記内筒体
14の外部形状をかたどった円形凹状部74が形成され
ている。この第1キャビティ型65の円形凹状部74
は、前記コア部70の突起71を収容可能とする突起収
容凸部75を底部中央に有し且つ前記溝部73の対応位
置に前記ピン状部72と当接する寸法の凸部76が設け
られている。また、第2キャビティ型66は、前記電球
部保持体2の外部形状をかたどった円形凹状部77が形
成されている。なお、この円形凹状部77の内面には電
球の規格表示用の刻印形成部を形成しておいても良い。
これにより、電球部保持体2の製造と同時に規格上必要
な刻印が形成され、刻印工程が不要となる。
【0032】よって、型締めすると、前記コア型63と
前記第1キャビティ型65によって一次成形体側の空隙
67が形成され、他方の前記コア型64と前記第2キャ
ビティ型66によって二次成形体側の空隙68が形成さ
れる。また、第1、第2キャビティ型65,66には、
前記各空隙67,68に通じる溶融樹脂供給のノズル7
8,79がそれぞれ形成されている。第2キャビティ型
66に形成されたノズル79は、さらに中心部と周縁部
とに分岐された樹脂通路80,81が形成されている。
前記各ノズル78,79は、2つシリンダを備えた射出
機(図示せず)の各シリンダにそれぞれ接続されてい
る。
【0033】そして、図6に示すように、一次成形工程
として、図示しない射出機からノズル78を通じて一次
成形体側の空隙67内に溶融樹脂材料Rを射出充填す
る。この溶融樹脂材料Rは、絶縁性樹脂である。なお、
図6では、第1回目の成形サイクルを示すので、二次成
形体側のノズル79からは溶融樹脂材料R2を射出しな
い。
【0034】前記空隙67に充填された溶融樹脂材料R
が冷却し硬化すると、前記コア型63のピン状部72と
溝部73とによる電極線受入部11、前記第1キャビテ
ィ型65の凸部76による切欠部17および前記第1キ
ャビティ型65の突起収容凸部75による貫通孔20を
有した一次成形体82が成形される(図7を参照。)。
この一次成形体82は、前記電球部1を嵌め込み可能と
する開放部を有した有底筒状の内筒体14となる。
【0035】次に、二次成形工程に移る。まず、図7に
示すように、型開きする。このとき、コア型63に形成
された前記一次成形体82は突き出さずにそのままコア
型63のコア部70上に保持しておく。この状態でコア
型61を180度回転させる。すると、図8に示すよう
に、一次成形体82を保持したコア型63が他方の第2
キャビティ型66の対応位置に配置される。
【0036】そして、図9に示すように、型締めする。
すると前記一次成形体82を保持したコア型63のコア
部70に前記第2キャビティ型66が嵌め込まれる。こ
れにより、第2キャビティ型66の円形凹状部77によ
って前記一次成形体82の側壁の外周面に前記外筒体1
5をかたどった空隙681が形成され、また、第2キャ
ビティ型66の底部によって前記一次成形体82の底面
部に前記アイレット部をかたどった空隙682が形成さ
れる。これら空隙681,682は、繋がっておらず独
立した状態にあるが、前述のようにノズル79から分岐
された樹脂通路80,81がそれぞれの空隙681,6
82に導入されている。
【0037】そして、図示しない射出機から前記ノズル
79を通して溶融樹脂材料R2を射出し、前記各樹脂通
路80,81より各空隙681,682に前記溶融樹脂
材料R2が充填される。この溶融樹脂材料R2は、導電
性樹脂である。
【0038】そして、この充填された前記溶融樹脂材料
R2が冷却し硬化すると、前記一次成形体82の側壁に
外嵌し前記切欠部17にその一部を露出させた筒状二次
成形体体83および前記一次成形体82の貫通孔20に
取付けられ且つ前記コア型63の突起71による電極線
挿入部12を有した鋲状二次成形体84が同時に成形さ
れる(図10を参照。)。この筒状二次成形体83が前
記内筒体14を内嵌した導電性樹脂製の外筒体15とな
り、また、鋲状二次成形体84が前記内筒体14の底部
13に取付けられた導電性樹脂製のアイレット部16と
なる。よって、前記二次成形工程では、これら外筒体1
5とアイレット部16とが同時に成形されることとな
る。
【0039】また、他方のコア型64と第1キャビティ
型65とによって形成された空隙67にはノズル78か
ら溶融樹脂材料Rを射出し、前記一次成形工程が行わ
れ、一次成形体82が成形される。そして、図10に示
すように、型開き後、他方のコア型64に形成された一
次成形体82はそのまま保持し、コア型63に形成され
た成形体85を突き出して取り出す。この成形体85が
図2(a)(b)に示す電球部保持体2である。
【0040】以上の工程により電球部保持体2の製造が
完了する。なお、この後、再びコア型61を180度回
転させ、図6〜図10に示した前記同様の射出成形を繰
り返し行うことで逐次電球部保持体2が得られる。以上
のように、前記製造方法によると、従来の口金部102
に代わる電球部保持体2が前記一次成形工程と前記二次
成形工程とからなる成形工程のみで得られる。しかも、
前記二次成形工程ではアイレット部16を一体成形する
から、従来のように金属製アイレット109を固定する
ガラス絶縁物108の形成工程が不要となる。従って、
口金部102となる電球保持体2の製造工程を大幅に簡
素化できる。
【0041】また、前記一次成形工程と前記二次成形工
程とを二色成形法により行うことにより、1回の成形サ
イクルで外筒体15やアイレット部16を一体成形した
前記電球部保持体2を製造できるから生産効率が更に向
上するうえ、前記一次成形体82の取出しや二次成形用
金型への装着が不要となり、成形工程を一層簡素化でき
る。
【0042】さらに、電球部保持体2の表面には規格で
定められた刻印(電球の規格を示す等)を付す必要があ
るが、前記第2キャビティ型66に刻印部を形成するこ
とで、前記二次成形工程内で刻印ができ、別に刻印工程
を行うこともなくなる。なお、前記製造方法では、二色
成形法により一次工程と二次工程を行っているが、各工
程を別々に行う射出成形によっても良い。
【0043】また、前記製造方法においては、電球部保
持体2が円筒体形状のものに限らず、四角形等の多角形
状体のものにも応じてコア型61、キャビティ型62を
形成して製造する場合にも適用できる。さらに、前記第
2キャビティ型66の円形凹状部77にネジ溝を形成し
たものを用いて、前記外筒体15の外表面にネジ溝を設
けるようにしても良い。ただし、この場合、成形品の取
り出しのために第2キャビティ型66が左右に割れるよ
うに形成させる必要がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態による電球部保持体を用いた豆球等
の電球を示した一部断面図である。
【図2】前記電球部保持体を示した図であり、同図
(a)は断面図であり、同図(b)は平面図であり、同
図(c)は内筒体部分を詳細に示した斜視図である。
【図3】電球部と電球部保持体との組み付け方を説明す
るための分解図である。
【図4】前記電球部の2本の電極線における他の例を示
した分解図である。
【図5】前記電球部の2本の電極線における他の例を示
した分解図である。
【図6】最初の一次成形工程において型締め後の状態を
示した断面図である。
【図7】最初の一次成形工程において型開き状態を示し
た断面図である。
【図8】コア型を180度回転させたときの状態を示し
た断面図である。
【図9】二次成形工程において型締め後の状態を示した
断面図である。
【図10】二次成形工程において型開き状態を示した断
面図である。
【図11】従来の豆球等の電球を示した一部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 電球部 2 電球部保持体 5,6 電極線 11 電極線受入部 12 電極線挿入部 14 内筒体 15 外筒体 16 アイレット部 17 切欠部 18 隆起壁部 20 貫通孔 22 差込部 63,64 コア型 65 第1キャビティ型 66 第2キャビティ型 67 空隙(一次成形体) 68 空隙(二次成形体) 71 突起 72 ピン状部 73 溝部 75 突起収容凸部 76 凸部 82 一次成形体 681 空隙(外筒体) 682 空隙(アイレット部) R 溶融樹脂(絶縁性樹脂) R2 溶融樹脂(導電性樹脂)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01K 1/46 H01K 3/00 H01J 5/50 H01J 9/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電球部が組み付けられると共に前記電球
    部からの2本の電極線が接続される口金部となる電球部
    保持体において、 全体が合成樹脂からなり前記電球部を開放部に嵌め込む
    ための有底筒状の内筒体と、 前記内筒体を内嵌させた導電性樹脂からなる筒状の外筒
    体と、 前記内筒体の底部の貫通孔に取付けられた導電性樹脂か
    らなる鋲状のアイレット部とを備え、 前記内筒体は、側壁の一部に前記外筒体を露出させた切
    欠部を有し、当該切欠部において前記電球部の一方の電
    極線を保持させる電極線受入部が形成されるように内側
    に突出させた隆起壁部が設けられており、 前記アイレット部は、前記内筒体の貫通孔に嵌め込む差
    込部を有し、当該差込部において前記電球部の他方の電
    極線を保持させる電極線挿入部が設けられていることを
    特徴とする電球部保持体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電球部保持体におい
    て、 前記内筒体は、接着性および絶縁性を有する熱可塑性エ
    ラストマー樹脂により形成されていることを特徴とする
    電球部保持体。
  3. 【請求項3】 電球部が組み付けられると共に前記電球
    部からの2本の電極線が接続される口金部となる電球部
    保持体の製造方法であって、 上部中央に突起を有し且つ側壁部にて当該側壁部の一部
    を残したピン状部が形成されるように上部に至る溝部を
    設けた柱状のコア型と、前記コア型の突起を収容可能と
    する突起収容凸部を有し且つ前記溝部の対応位置に前記
    ピン状部と当接する寸法の凸部を設けた凹状の第1キャ
    ビティ型とを型締めして空隙を形成し、次いで当該空隙
    内に溶融樹脂を流し込んで一次成形体を成形する一次成
    形工程と、 前記コア型と前記第1キャビティ型の型開き後、前記一
    次成形体を保持した前記コア型に前記口金部の外形形状
    に沿った凹状の第2キャビティ型を型締めして空隙を形
    成し、次いで当該空隙内に導電性の溶融樹脂を流し込ん
    で二次成形体を成形する二次成形工程とを有することを
    特徴とする電球部保持体の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の電球部保持体の製造方
    法において、 前記一次成形工程と前記二次成形工程とを二色成形法に
    より行うことを特徴とする電球部保持体の製造方法。
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