JP3475381B2 - データ制御装置 - Google Patents

データ制御装置

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JP3475381B2
JP3475381B2 JP02206196A JP2206196A JP3475381B2 JP 3475381 B2 JP3475381 B2 JP 3475381B2 JP 02206196 A JP02206196 A JP 02206196A JP 2206196 A JP2206196 A JP 2206196A JP 3475381 B2 JP3475381 B2 JP 3475381B2
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貴浩 原田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データの書き込
みと読み出しが可能なデータ記憶手段を備えるデータ制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像表示技術等の分野におい
ては、ビデオ信号を構成するアナログRGB信号をA/
D変換し、1画面(1フレーム)分のデータを一旦デー
タ記憶手段としてのRAM(Random Acces
s Memory)に書き込んだ後、画像表示装置の特
性に適した速度でRAMからデータを読み出して画像表
示装置の各画素に供給するという技術が用いられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来において
は、RAMのアドレスと画像表示装置の各画素との対応
関係を固定し、RAMの所定のアドレスから読み出され
たデータが常に決まった画素に供給されるようにしてい
るめ、RAMの一部分に不良が生じた場合、その不良ア
ドレスに対応する画素には常に不良のデータが供給され
ることになる。そのため、RAMのどこかに不良がある
と毎回同じ位置の画素が不良点灯し、不良箇所が目立つ
という問題があった。
【0004】この発明は、上記従来技術の課題を解消す
るために創案されたものであり、その目的は、データ記
憶手段に不良箇所がある場合でも、その不良箇所から読
み出されたデータが知覚に与える影響を軽減することが
できるデータ制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、1つのデータは複数ビット
から構成され、これら一連のデータを書き込みと読み出
しが可能な複数の記憶領域からなるデータ記憶手段を備
え、前記データ記憶手段に一連のデータを書き込むデー
タ書込動作と、前記データ記憶手段から一連のデータを
読み出すデータ読出動作とを所定周期毎に行うようにし
たデータ制御装置を前提とし、前記データ書込動作毎に
前記データ記憶手段の異なる記憶領域のメモリアドレス
に一連のデータの書き込みを行うデータ書き込み手段
と、前記データ記憶手段に書き込まれた記憶領域のメモ
リアドレスから一連のデータを読み出すデータ読み出し
手段と、を備えたことを特徴としている。
【0006】上記データ制御装置によれば、データ書込
動作毎にデータ記憶手段の異なる記憶領域のメモリアド
レスに一連のデータの書き込みが行なわれ、データ読み
出し動作毎にデータ記憶手段に書き込まれた記憶領域の
メモリアドレスから一連のデータがデータ書き込み時と
同じデータ配列で読み出される。したがって、データ記
憶手段に不良箇所がある場合でも、その不良箇所からは
読み出し動作毎にデータ配列順位の異なるデータが読み
出され、不良データの出現箇所が分散されるので、不良
データが知覚に与える影響を軽減することができる。
【0007】請求項2記載の発明は、前記請求項1記載
のデータ制御装置において、前記データ記憶手段は、各
記憶領域に1画素分の画像データを記憶し、前記データ
書き込み手段は、前記1画素分の画像データ単位で前記
各記憶領域のアドレスを指定して書き込みを行うことを
特徴としている。
【0008】上記データ制御装置によれば、前記書き込
み動作毎に、前記画像データ単位で記憶領域を指定して
一連の画像データの書き込みが行われるので、データ記
憶手段の各記憶領域には、毎回データ配列順位の異なる
画像データが書き込まれる。したがって、データ記憶手
段に不良箇所がある場合でも、その不良箇所からは読み
出し動作毎にデータ配列順位の異なる画像データが読み
出され、不良データの表示位置が分散されるので、不良
データの表示箇所を目立たなくすることができる。
【0009】請求項3記載の発明は、前記請求項1記載
のデータ制御装置において、前記データ記憶手段は、各
記憶領域に1画素分の画像データを記憶し、前記データ
書き込み手段は、前記各画像データを構成するビットデ
ータの配列を変化させて書き込みを行うことを特徴とし
ている。
【0010】上記データ制御装置によれば、前記書き込
み動作毎に、各画像データ毎にビット単位でデータ配列
を変化させて書き込みが行われるので、データ記憶装置
のいずれかの記憶領域に不良ビットがある場合でも、そ
の不良ビットからは読み出し動作毎に異なる配列順位の
ビットデータが読み出される。その結果、前記不良箇所
を含む記憶領域から読み出される画像データの値が読み
出し動作毎に変化し、時間的に平均化されることにな
る。したがって、前記不良ビットを含む記憶領域から正
しい値と極端に異なる画像データが毎回出力されるのを
防ぎ、不良データの表示箇所を目立たないようにするこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態に
ついて説明する。
【0012】[第1の実施の形態]図1は、この発明の
データ制御装置を液晶表示装置(LCD)を駆動するた
めの装置に適用した場合の実施の形態を示すブロック図
である。同図に示すデータ制御装置1は、A/Dコンバ
ータ2と、コントローラ3と、データ記憶装置4とから
なる。A/Dコンバータ2では、入力されたビデオ信号
R、G、Bがそれぞれディジタル信号に変換されコント
ローラ3に出力される。
【0013】コントローラ3では、A/Dコンバータ2
を介して入力されるディジタルビデオ信号R、G、Bが
それぞれ4ビットの階調データに変換される。コントロ
ーラ3は、図示しないクロック回路より供給される同期
信号(C―SYNC)に同期して、階調データ信号、ア
ドレス信号、ライトイネーブル信号、及びアウトイネー
ブル信号を所定のタイミングでデータ記憶装置4に出力
するとともに、LCD駆動信号(V―X,Y)をLCD
5に出力する。
【0014】データ記憶装置4では、コントローラ3よ
り次々と送られてくる4ビットの階調データが、指定さ
れた書き込みアドレスに順次書き込まれると同時に、書
き込まれているデータが指定された読み出しアドレスか
ら順次読み出されて、LCD5に送出される。この例で
は、書き込み周波数60Hzに対し、読み出し周波数は
120Hzに設定されている。つまり、1回の書き込み
に対して2回の読み出しが行なわれる。
【0015】LCD5では、データ記憶装置4からの出
力データを、コントローラ3からのLCD駆動信号(V
―XY)に従って出力する。
【0016】図2は、データ記憶装置4の回路図であ
り、一対のRAM6A及び6Bと、それぞれに接続され
たデータ制御用バッファ7A及び7Bとからなる回路構
成が示されている。同図において、A0〜A16はアド
レス信号、D0〜D3は1画素分の階調データを構成す
る各ビットのデータ信号、WEはライトイネーブル信
号、OEはアウトイネーブル信号を示す。
【0017】データ制御用バッファ7A及び7Bは、コ
ントローラ3からのデータ信号D0〜D3を一時記憶し
所定のタイミングでそれぞれのRAM6A、6Bに出力
するとともに、それぞれのRAM6A、6Bから読み出
されたデータ信号D0〜D3を所定のタイミングでLC
D5へ送出する。アドレス信号A0〜A16は、アップ
カウンターで0〜FFFFの範囲で増加し、データ信号
D0〜D3の入出力タイミングに合わせて変化する。そ
の結果、データ信号D0〜D3をRAM6A及び6Bの
指定されたアドレスに書き込む動作と、それぞれのRA
M6A、6Bの指定されたアドレスからデータ信号D0
〜D3を読み出してLCD5に出力する動作とが所定の
タイミングで実行される。
【0018】図3はLCD5の画素の配置構造を、図4
はRAM6A及び6Bの記憶領域の配置構造を示してい
る。説明上、図3中の各画素及び図4中の各記憶領域に
は、それぞれ番号が付されている。
【0019】コントローラ3から出力される各画素毎の
データは、P00000の画素位置に表示されるデータ
から始まり、その次からは順にP00001、P000
02、・・・、P1FFFFとなる。アドレス信号が、
コントローラ3から送られてくるデータと同期する単純
なアップカウンタの場合、P00000のデータはA0
0000に、P00001のデータはA00001に、
・・・、P1FFFFのデータはA1FFFFに、とい
うように常に同じアドレスに対応する。
【0020】図5には、上記2つのRAM6A、6Bに
与えられるライトイネーブル信号WEとアウトイネーブ
ル信号OEのタイムチャートが示されている。同図に示
すように、一方のRAMにデータの書き込みが行われて
いるとき、もう一方のRAMでは読み出しが行われてい
て、1画面分のデータ(V0、V1、・・・)毎に、そ
れぞれのRAMの書き込み/読み出し動作が切り替えら
れる。各イネーブル信号WE、OEは、ローアクティブ
である。
【0021】上記タイムチャートからわかるように、L
CD5の各画素に表示されるデータは、2つのRAM6
A、6Bから交互に読み出される。この例では、1回の
書き込みに対して2回の読み出しが行なわれるので、L
CD5に表示されるデータは、2つのRAM6A、6B
から2回ずつ交互に読み出されることになる。
【0022】図5中には、一例として、P00206の
画素位置に出力されるデータの読み出しタイミング(t
1、t2、・・・、t8)が示されている。×印は第1
のRAM6Aから読み出されたデータを、●印は第2の
RAM6Bから読み出されたデータを示している。
【0023】ここで、RAM6A、6Bのいずれかの記
憶領域に不良が生じて、正しいデータが得られなくなっ
た場合について考察する。
【0024】例えば、その不良箇所のアドレスが第1の
RAM6AのA00206であったとすると、従来のよ
うにLCD5の各画素のデータとRAM6Aのアドレス
とが常に同じ組み合わせで対応するようにした場合、P
00206の画素には、常にA00206から読み出さ
れたデータが表示されることになる。よって、その画素
のみが常に図6に示すような不良点燈状態となる。
【0025】これに対し、この実施の形態に示すデータ
制御装置1は、第1のRAM6Aに対するデータ書込動
作毎に異なったデータ配列で一連の階調データの書き込
みを行うべく、コントローラ3がデータの書き込みアド
レスを制御する。具体的には、第1のRAM6Aに対す
るデータ書込動作毎に、アドレス指定パターンを変化さ
せることで、不良アドレスに含まれているデータがLC
D5の常に同じ画素に対応しないようにする。
【0026】図7に示すタイミング図には、第1のRA
M6Aに対するデータ書込動作毎にアドレス指定パター
ンを変化させる場合のアドレス信号の一例が示されてい
る。この例では、第1のRAM6Aに対するデータ書込
タイミング毎に、アドレスの最上位ビットを指定するア
ドレス信号A16を反転させるようにしている。図中、
A期間においては従来と同じ波形のアドレス信号が生成
されている。これに対し、B期間では、A期間における
波形を反転させたアドレス信号が生成されている。
【0027】上記のようにアドレス信号の波形を周期的
に反転させた結果、A期間においては、P00000の
データはA00000に、P00001のデータはA0
0001に、・・・、P1FFFFのデータはA1FF
FFに、というように、従来と同じアドレス指定でデー
タの書き込み及び読み出しが行われるが、B期間におい
ては、LCD5の各画素と第1のRAM6Aの各アドレ
スとの対応が次のように変更される。
【0028】すなわち、P00000のデータはA10
000に、P00001のデータはA10001に、P
0FFFFのデータはA1FFFFに、P10000の
データはA0000に、P10001のデータはA00
001に、・・・、P10206のデータはA0020
6に、・・・、P1FFFFのデータはA0FFFF
に、というように、A期間におけるアドレス指定に対し
て最上位のビット値を反転(“0”を“1”に置換、
“1”を“0”に置換)させたアドレスにデータが書き
込まれる。
【0029】また、読み出しは、A10000に書き込
まれているP00000のデータから順に、A1000
1に書き込まれているP00001のデータ、・・・、
A00206に書き込まれているデータはP1020
6、・・・、A1FFFFに書き込まれているP0FF
FFのデータ、A00000に書き込まれているP10
0000のデータ、A00001に書き込まれているP
10001のデータ、・・・、A0FFFFに書き込ま
れているP1FFFFのデータ、というように行われ
る。この結果、LCD5に出力されるデータの読み出し
タイミングは同じであるが、データを読み出すアドレス
が周期的に変化することになる。
【0030】第2のRAM6Bに欠陥箇所がなければ、
第2のRAM6Bからは正常なデータが得られるので、
図5に示すt1、t2、t5、t6のデータは正常であ
る。したがって、第2のRAM6Bから読み出されたデ
ータが出力されている限り、図7のA期間においてもB
期間においてもLCD5に不良点燈箇所は発生せず、図
3に示す正常な表示がなされる。
【0031】これに対し、第1のRAM6Aに書き込ま
れているデータに関しては、t3、t4のデータは、図
7のA期間に読み出されてアドレス番号と同じ画素番号
の画素に出力されるので、LCD5は図6に示すように
P00206の画素位置が不良点燈する。また、t7、
t8のデータは、図7のB期間に読み出されてアドレス
の最上位のビット値を反転させた画素番号の画素に出力
されるので、LCD5はP10206の画素位置が不要
点燈する。
【0032】このように、LCD5に送られてくる不良
データを2つの画素に分散させて周期的に交互に表示さ
せることで、不良点灯箇所を目立たなくすることができ
る。すなわち、不良データを2箇所に交互に表示させる
ことで、不良データの割り当てられた箇所では正常点灯
と不良点灯が交互になされるため、残像効果により図9
に示すように2箇所がハーフトーン表示されているよう
に見える。上記の例では、図3に示す正常な表示期間に
対して、図6及び図8に示す不良点灯箇所を含む表示期
間はそれぞれ2分の1である。したがって、常時同じ画
素が不良点灯する場合に対して、不良点灯を4分の1程
度に目立たなくすることができる。
【0033】なお、上記の例では第1のRAM6Aのア
ドレス指定パターンを変化させるための制御信号として
A16のみを使用しているが、その他のアドレス信号を
使用してもよく、複数のアドレス信号を使用してもよ
い。
【0034】また、上記の例では第1のRAM6Aのみ
アドレス指定パターンを変化させる場合について説明し
たが、第2のRAM6Bに対しても同様にアドレス指定
パターンを変化させることが望ましい。
【0035】また、上記の例ではアドレス指定パターン
を交互に逆転させるようにしているが、コントローラ3
で生成される乱数などを用いてランダムにパターンを変
化させるようにしてもよい。ただし、その場合において
も、データ書き込み時のアドレス指定パターンと同じパ
ターンでデータ読み出しを行うことが必要である。
【0036】[第2の実施の形態]次に、この発明に係
るデータ制御装置の第2の実施の形態について説明す
る。第2の実施の形態におけるデータ制御装置の全体的
構成は、図1に示した構成と同様である。ただし、第2
の実施の形態では、データ記憶装置4へのデータ書き込
みの際に各階調データを構成する4ビットのデータの上
位ビットと下位ビットの入れ替えを行い、データ書き込
みの際にビットデータの配列を元に戻すという処理を行
う。
【0037】図10に、第2の実施の形態におけるデー
タ記憶装置4の回路図を示す。同図に示すデータ記憶装
置4は、図2の装置構成に、入力データ用のセレクタ8
と出力データ用のセレクタ9とを付加してなる。入力デ
ータ用のセレクタ8の各入力端子DIN0〜3には、コ
ントローラ3より送出された階調データの各ビットデー
タが入力される。出力データ用のセレクタ9の各入力端
子DIN0〜3には、RAM6A、6Bから読み出され
た階調データの各ビットデータが入力される。
【0038】図11には、上記セレクタ8、9の回路図
が示されている。各セレクタ8、9は、第1〜第4のセ
レクタブロックSB0〜SB3と、第1〜第4の入力端
子DIN0〜DIN3と、第1〜第4の出力端子DOU
T0〜DOUT3と、セレクト信号SELの入力端子と
を有している。
【0039】第1の入力端子DIN0は、第1のセレク
タブロックSB0のAゲートと第4のセレクタブロック
SB3のBゲートとに接続されている。第2の入力端子
DIN1は、第2のセレクタブロックSB1のAゲート
と第3のセレクタブロックSB4のBゲートとに接続さ
れている。第3の入力端子DIN2は、第3のセレクタ
ブロックSB2のAゲートと第2のセレクタブロックS
B1のBゲートとに接続されている。第4の入力端子D
IN3は、第4のセレクタブロックSB3のAゲートと
第1のセレクタブロックSB0のBゲートとに接続され
ている。
【0040】第1〜第4の出力端子DOUT0〜DOU
T3は、第1〜第4のセレクタブロックSB0〜SB3
の信号出力部にそれぞれ接続されている。
【0041】セレクト信号SELは、コントローラ3よ
り与えられる信号であり、SELがLowのとき各セレ
クタブロックSB0〜SB3のAゲートがオープンし、
SELがHighのとき各セレクタブロックSB0〜S
B3のBゲートがオープンするようになっている。
【0042】上記構成により、各入力端子DIN0〜3
に入力されたビットデータは、SELがLowのときは
同じ番号の出力端子DOUT0〜DOUT3からそれぞ
れ出力され、SELがHighのときは、番号順位が逆
の出力端子DOUT3〜DOUT0からそれぞれ出力さ
れる。すなわち、SELがLowのときは入力データと
同じビットデータ配列で出力がなされ、SELがHig
hのときは入力データの上位ビットと下位ビットを入れ
替えた状態で出力がなされる。
【0043】ライトイネーブル信号WEとアウトイネー
ブル信号OEのタイムチャートは、図5と同じである。
セレクト信号SELは、図12に示すように変化する。
図12中のA期間においては、SELがLowであり、
データ書き込みの際にも読み出しの際にもビットデータ
の配列変換は行われない。B期間においては、SELが
Highであり、データ書き込みの際にデータの上位ビ
ットと下位ビットの入れ替えが行なわれ、データ読み出
しの際にビットデータの配列を元に戻すようにビットの
入れ替え処理が行われる。
【0044】上記のようにデータ配列の変換処理を周期
的に行うようにしたことにより、RAM6A、6Bのい
ずれかの記憶領域に不良ビットがある場合でも、その不
良ビットからは毎回配列順位の異なるビットデータが読
み出されるようになる。その結果、不良箇所を含む記憶
領域から読み出される階調データの値が時間的に平均化
され、正しい値と極端に異なる階調データが毎回出力さ
れる場合に比べて、不良点灯箇所を目立たなくすること
ができる。
【0045】たとえば、図13(a)に示すように、最
上位ビットが不良状態である記憶領域に、“1010”
という階調データがそのままのビットデータ配列で書き
込まれた場合、その記憶領域からは正しい値“101
0”と誤った値“0010”がそれぞれ1/2の確率で
読み出される。両者の差は10進数で“8”である。こ
れに対し、図13(b)に示すように、階調データの上
位ビットと下位ビットを入れ替えて書き込みを行った場
合、正しい値“1010”と誤った値“1011”がそ
れぞれ1/2の確率で読み出される。両者の差は10進
数で“1”であり、どちらでも正しい値とあまり変わら
ない。
【0046】したがって、図13の(a)の処理と
(b)の処理を交互に繰り返すことで、不良な記憶領域
から読み出される階調データの値を平均化し、正しい階
調と極端に異なる階調の表示がなされるのを防止し、階
調不良を軽減できる。
【0047】なお、上記の例では、階調データの上位ビ
ットと下位ビットを単に入れ替えるようにしているが、
更にランダムにデータ配列を変換するようにしてもよ
い。ただし、その場合においても、データ書き込み時の
ビットデータ配列と同じ配列でデータ読み出しを行うこ
とが必要である。
【0048】また、以上の実施の形態では、この発明の
データ制御装置をLCDを駆動するための装置に適用し
た場合について示したが、CRT等その他の表示装置の
駆動装置にも適用できることはいうまでもない。
【0049】また、RAMに書き込み読み出しされるデ
ータは、画像データに限らず、楽音データであってもよ
い。したがって、この発明のデータ制御装置は、ディジ
タル楽音データを一旦RAMに書き込んだ後、RAMか
ら繰り返しデータを読み出して発音回路に供給する楽音
信号制御装置などにも有効に適用できる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば以下のごとき優れた効果
を発揮することができる。請求項1記載のデータ制御装
置によれば、データ書込動作毎にデータ記憶手段の異な
る記憶領域のメモリアドレスに一連のデータの書き込み
が行なわれ、データ読み出し動作毎にデータ記憶手段に
書き込まれた記憶領域のメモリアドレスから一連のデー
タがデータ書き込み時と同じデータ配列で読み出され
る。したがって、データ記憶手段に不良箇所がある場合
でも、その不良箇所からは読み出し動作毎にデータ配列
順位の異なるデータが不良データとなって読み出され、
不良データの出現箇所が分散されるので、不良データが
知覚に与える影響を軽減することができる。
【0051】請求項2記載のデータ制御装置によれば、
書き込み動作毎に、画像データ単位で記憶領域を指定し
て一連の画像データの書き込みが行われるので、データ
記憶手段の各記憶領域には、毎回データ配列順位の異な
る画像データが書き込まれる。したがって、データ記憶
手段に不良箇所がある場合でも、その不良箇所からは読
み出し動作毎にデータ配列順位の異なる画像データが読
み出され、不良データの表示位置が分散されるので、不
良データの表示箇所を目立たなくすることができる。
【0052】請求項3記載のデータ制御装置によれば、
書き込み動作毎に、各画像データ毎にビット単位でデー
タ配列を変化させて書き込みが行われるので、データ記
憶装置のいずれかの記憶領域に不良ビットがある場合で
も、その不良ビットからは読み出し動作毎に配列順位の
異なるビットデータが読み出される。その結果、不良箇
所を含む記憶領域から読み出される画像データの値が、
読み出し動作毎に変化し、時間的に平均化されることに
なる。したがって、正しい値と極端に異なる画像データ
が毎回出力されるのを防ぎ、不良データの表示箇所を目
立たないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を液晶表示装置を駆動するためのデー
タ制御装置に適用した場合の実施の形態の一例を示すブ
ロック図である。
【図2】図1に示すデータ記憶装置の構成例を示す回路
図である。
【図3】図1に示す液晶表示装置の画素配置構造を示す
図である。
【図4】図2に示すRAMの記憶領域の配置構造を示す
図である。
【図5】図2中のRAMに供給されるライトイネーブル
信号とアウトイネーブルのタイミング図である。
【図6】液晶表示装置の不良点燈状態の一例を示す図で
ある。
【図7】データ書込動作毎にアドレス指定パターンを変
化させる場合のアドレス信号の一例を示すタイミング図
である。
【図8】液晶表示装置の不良点燈状態の一例を示す図で
ある。
【図9】図6の不良点燈状態と図8の不良点燈状態とを
交互に発生させることにより不良点灯箇所が分散されて
見える様子を示す図である。
【図10】この発明の第2の実施の形態におけるデータ
記憶装置の構成例を示す回路図である。
【図11】図10に示すセレクタの回路図である。
【図12】図10中のRAMに供給されるライトイネー
ブル信号と、セレクタに供給されるセレクト信号のタイ
ミング図である。
【図13】不良ビットを含む記憶領域に対するデータの
書き込みを、ビットデータ配列を変換せずに行った場合
と、ビットデータ配列を変換して行った場合についての
説明図である。
【符号の説明】
1 データ制御装置 2 A/Dコンバータ 3 コントローラ 4 データ記憶装置 5 液晶表示装置 6A 第1のRAM 6B 第2のRAM 7A データ制御用バッファ 7B データ制御用バッファ 8 入力データ用のセレクタ 9 出力データ用のセレクタ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1つのデータは複数ビットから構成され、
    これら一連のデータを書き込みと読み出しが可能な複数
    の記憶領域からなるデータ記憶手段を備え、 前記データ記憶手段に一連のデータを書き込むデータ書
    込動作と、前記データ記憶手段から一連のデータを読み
    出すデータ読出動作とを所定周期毎に行うようにしたデ
    ータ制御装置であって、 前記データ書込動作毎に、前記データ記憶手段の異なる
    記憶領域のメモリアドレスに一連のデータの書き込みを
    行うデータ書き込み手段と、 前記データ記憶手段に書き込まれた記憶領域のメモリア
    ドレスから一連のデータを読み出すデータ読み出し手段
    と、 を備えたことを特徴とするデータ制御装置。
  2. 【請求項2】前記データ記憶手段は、各記憶領域に1画
    素分の画像データを記憶し、 前記データ書き込み手段は、前記画像データ単位で前記
    各記憶領域のアドレスを指定して書き込みを行うことを
    特徴とする請求項1記載のデータ制御装置。
  3. 【請求項3】前記データ記憶手段は、各記憶領域に1画
    素分の画像データを記憶し、 前記データ書き込み手段は、前記各画像データを構成す
    るビットデータの配列を変化させて書き込みを行うこと
    を特徴とする請求項1記載のデータ制御装置。
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