JP3475098B2 - 車両給電システム及びそれに用いる車両用ケーブル接続装置 - Google Patents

車両給電システム及びそれに用いる車両用ケーブル接続装置

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JP3475098B2
JP3475098B2 JP31786698A JP31786698A JP3475098B2 JP 3475098 B2 JP3475098 B2 JP 3475098B2 JP 31786698 A JP31786698 A JP 31786698A JP 31786698 A JP31786698 A JP 31786698A JP 3475098 B2 JP3475098 B2 JP 3475098B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の車両間で一
括した給電を行う車両給電システム及びそのためのケー
ブル接続装置に係り、特に、編成を超えての給電が可能
な車両給電システム及びそのための繰り返し接続可能な
ケーブル接続装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道においては、1乃至複数の車
両を連ねて編成が構成されるが、この1編成内では一括
した給電を行っている。編成内の車両には集電装置を備
えた車両やトランスを備えた車両が1乃至複数配置さ
れ、これらの集電装置やトランスは相互に接続される。
例えば、図9に示されるように、8両からなる編成Aの
各車両1のうち車両#4,#6は集電装置2及びトラン
ス3を備え、車両#2はトランス3のみ備え、その他の
車両は集電装置2もトランス3も備えない。この編成A
内の集電装置2及びトランス3は、特高圧電力ケーブル
(以下、電力ケーブルという)8,11及びケーブル接
続装置(ジョイント)7を介して相互に接続されてい
る。12は、トランス3に挿入されるケーブルヘッドで
ある。このようにして、1編成を一括した給電が行われ
ることになる。
【0003】なお、図9において、編成Aの両端に配置
される車両#1,#8はそれぞれ先頭車両1aであり、
これら先頭車両1aには傾斜したフロント窓部が形成さ
れている。これに対し、編成の中間に配置される車両#
2〜#7はフロント窓部のない箱型車両1bである。箱
型車両1b同士の間、又は箱型車両1bと先頭車両1a
との間では、それぞれの車両の屋根上にジョイント7を
設け、両ジョイント7,7間に弛みを持たせて電力ケー
ブル11を渡してある。また、集電装置2を設置した箱
型車両1bとその隣の箱型車両1bとの間では、それぞ
れの車両の屋根上にケーブルヘッド9を設け、両ケーブ
ルヘッド9,9間に弛みを持たせて渡り線10を渡して
ある。
【0004】ダイヤ運行及び車両配備の事情により編成
を複数併結して走行することがあるが、編成を複数併結
して走行する場合でも、編成毎にその1編成で一括した
給電を行う。例えば、図9に示されるように、前述の編
成Aに6両からなる別の編成Bが併結される場合、編成
Bの車両#10は集電装置2及びトランス3を備え、車
両#13は集電装置2のみ備え、車両#14はトランス
3のみ備え、この編成内の集電装置2及びトランス3は
相互に接続されている。しかし、編成Aと編成Bとの間
には、直接的に電力を供給し合う手段はない。このよう
に、従来の車両給電システムは、編成毎に独立して設け
られている。
【0005】次に、従来のケーブル接続装置について説
明する。
【0006】従来のケーブル接続装置は、図10に示さ
れるように、それぞれの電力ケーブル71の端部を両電
力ケーブル間に設けた埋込導体72に挿入するものであ
り、この埋込導体72の周囲は固形の絶縁体73で固め
られている。埋込導体72は、その両端に電力ケーブル
71の内部絶縁体71bを嵌め込むための嵌込穴72b
を有し、その嵌込穴72bの奥部には口径が狭まったプ
ラグ嵌合穴72aが形成され、このプラグ嵌合穴72a
には接続体72cが収容されている。埋込導体72は、
電力ケーブル71よりも径の大きい筒体(保護金具)7
4内に収容され、この筒体74内にはエポキシからなる
絶縁体73が密に充填されている。従って、埋込導体7
2は予め筒体74内に固定されているものである。筒体
74の両端にはフランジ74aが形成されている。77
は、埋込金具である。
【0007】一方、それぞれの電力ケーブル71の先端
より露出される中心導体71aには凸状の接続用導体
(プラグ)72dが取り付けられ、それぞれの電力ケー
ブル71の内部絶縁体71bの外周には断面が楔状のス
トレスコーン75が嵌め込まれている。ストレスコーン
75に接してストレスコーン圧縮装置75aが設けられ
ており、このストレスコーン圧縮装置75aは、筒体7
4のフランジ74aを貫通し、その操作部が電力ケーブ
ルの基端方向に設けられている。また、筒体74に接し
てストレスコーン圧縮装置75aを覆う締付金具76が
設けられている。締付金具76は、先端に筒体74のフ
ランジ74aに対向するフランジ76aが形成されてい
ると共に、基端に電力ケーブル71の外被とほぼ同径の
ケーブル挿入口76bが形成されている。
【0008】従来のケーブル接続装置の組み立ての手順
を説明する。まず、締付金具76を双方の電力ケーブル
71の先端より装着して基端方向に移動させておき、こ
の電力ケーブル71の外被、外部導体(シールド)を剥
離して内部絶縁体71bを露出させ、内部絶縁体71b
の先端を除去して中心導体71aを取り出し、この中心
導体71aにプラグ72dを取り付ける。このようにし
てプラグ72dを取り付けた双方の電力ケーブル71を
筒体74に差し込み、それぞれのプラグ72dをプラグ
嵌合穴72aに嵌合させると共にそれぞれの内部絶縁体
71bを嵌込穴72bに嵌め込んだ後、ストレスコーン
75をストレスコーン圧縮装置75aにより先端方向に
移動させて嵌込穴72bに割り込ませる。その後、締付
金具76を電力ケーブル71の先端方向に戻して締付金
具76のフランジ76aと筒体74のフランジ74aと
を固定する。締付金具76のケーブル挿入口76bの周
囲から電力ケーブル71の外被にわたって防水用テープ
78を巻き付けてケーブル接続装置の組み立てを完了す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両給電システ
ムは、編成毎に独立しているため、編成を超えての給電
はできなかった。従って、各編成にそれぞれ集電装置を
設置する必要がある。しかし、集電装置は車両の屋根上
から突き出しているため、架線や空気との摩擦による騒
音が周囲に広がりやすい。このため、集電装置の設置個
数が多くなると、沿線に与える騒音が大きくなる。この
ように、従来の車両給電システムは、編成を複数併結し
て走行する際の騒音が大きく、騒音対策上で大きな問題
となっていた。
【0010】また、従来のケーブル接続装置は、ストレ
スコーン圧縮装置によりストレスコーンを埋込導体の嵌
込穴に割り込ませるもので、このときストレスコーンが
エポキシ絶縁体に圧着されることにより絶縁特性が得ら
れる。しかし、ケーブル接続装置を一度組み立てた後、
取り外すと、ストレスコーンに変形・劣化等が生じる。
この取り外したストレスコーンを再使用すると、絶縁特
性が低下する。このため、再接続を行うときには、スト
レスコーンを取り替えることになる。即ち、ストレスコ
ーンは消耗品である。このように、従来のケーブル接続
装置は、再接続の際にストレスコーン等の消耗品を取り
替える必要がある。従って、ケーブル接続装置の着脱作
業には、多大な時間を要することになる。
【0011】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、編成を超えての給電が可能な車両給電システム及び
そのための繰り返し接続可能なケーブル接続装置を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の車両給電システムは、1乃至複数の車両を連
ねて構成した編成を複数併結して走行する際に、前記一
つの編成の先頭車両の下部とこの先頭車両に突き合わさ
れる他の編成の先頭車両の下部とに互いの電力ケーブル
を接続するための車両用ケーブル接続装置を予め設け、
これら車両用ケーブル接続装置同士を接続して一つの編
成の電力ケーブルと他の編成の電力ケーブルとを接続す
ることにより、前記一つの編成より前記他の編成に電力
を供給するものである。
【0013】少なくとも一方の先頭車両に、前記車両用
ケーブル接続装置を車両先端方向に出没させるケーブル
オフセット装置を設けてもよい。
【0014】また、前記車両給電システムに用いる車両
用ケーブル接続装置は、先頭車両間の電力ケーブルを互
いに接続するための車両用ケーブル接続装置において、
それぞれの電力ケーブルの導体同士を接続し、この導体
接続部分を電力ケーブルよりも径の大きい筒体内に空間
を隔てて収容することにより、前記筒体の内壁と前記導
体接続部分との間に絶縁用空間を形成するために、予め
一方の電力ケーブルに前記筒体を固定し、もう一方の電
力ケーブルに前記筒体を塞ぐフランジを固定したもので
ある。
【0015】前記それぞれの電力ケーブルの導体に互い
に嵌合する凹及び凸の接続用導体を取り付け、これら凹
凸の接続用導体の外周をそれぞれゴム部材で覆い、一方
の電力ケーブルを前記筒体内に挿入してもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0017】図1に示されるように、#1〜#8の8両
の車両1からなる編成Aに#9〜#14の6両の車両1
からなる別の編成Bを併結するものとする(図1は併結
前の状態を示す)。各編成A,Bの両端には、傾斜した
フロント窓部を有する先頭車両1aが配置され、各編成
の中間には傾斜したフロント窓部のない箱型車両1bが
配置されている。
【0018】本発明の車両給電システムにあっては、編
成Aの各車両のうち車両#4,#6は集電装置2及びト
ランス3を備え、車両#2はトランス3のみ備え、編成
Bの先頭車両に突き合わされる先頭車両#8は開閉装置
4、ケーブル接続装置5を備えている。また、編成Bの
各車両のうち編成Aの先頭車両に突き合わされる先頭車
両#9は開閉装置4、ケーブル接続装置5及びケーブル
オフセット装置6を備え、車両#10,#14はトラン
ス3のみ備えており、集電装置2を備えた車両はない。
【0019】箱型車両1b同士の間、又は箱型車両1b
と先頭車両1aとの間では、それぞれの車両の屋根上に
ジョイント7を設け、両ジョイント7,7間に弛みを持
たせて電力ケーブル11を渡してある。また、集電装置
2を設置した箱型車両1bとその隣の箱型車両1bとの
間では、それぞれの車両の屋根上にケーブルヘッド9を
設け、両ケーブルヘッド9,9間に弛みを持たせて渡り
線10を渡してある。本発明の特徴は先頭車両1aの構
成にあり、先頭車両1aの屋根上のジョイント7より先
頭車両1aの底部に引き回された電力ケーブル8がケー
ブルヘッド12を介して開閉装置4の片側に挿入されて
いる。編成Aの先頭車両#8では、開閉装置4の反対側
にケーブルヘッド12を介してケーブル接続装置5付き
のケーブル(符号無し)が挿入されており、このケーブ
ル接続装置5はフロント窓部下のドーム内に収納されて
いる。一方、編成Bの先頭車両#9では、開閉装置4の
反対側にケーブルヘッド12を介して挿入されたケーブ
ル接続装置5付きのケーブル(符号無し)がケーブルオ
フセット装置6に装着されて、フロント窓部下のドーム
内に収納されている。ケーブルオフセット装置6は、ケ
ーブル接続装置5を車両先端方向に出没させるものであ
る。従って、編成Aの先頭車両#8のケーブル接続装置
5は固定側、編成Bの先頭車両#9のケーブル接続装置
5は移動側ということになる。なお、図示しないが、ド
ームには、ケーブル接続装置5を通すためのケーブル出
入口が設けられている。
【0020】図1の編成と編成とを併結すると、併結後
は図2に示されるように、編成Bの先頭車両#9に収納
されていたケーブル接続装置5が外へ進出して編成Aの
先頭車両#8内まで移動し、編成Aの先頭車両#8に収
納されているケーブル接続装置5と接続されている。こ
れにより、両編成の集電装置2やトランス3は相互に接
続され、2つの編成で一括した給電を行うようになる。
このため編成Bには集電装置2が不要であり、車両数の
同じ図6の構成に比べて、集電装置2の設置個数を少な
くすることができる。従って、本発明の車両給電システ
ムによれば、編成を複数併結して走行する際の騒音が低
減される。
【0021】ケーブルオフセット装置6は、図3に示さ
れるように、固定滑車31と可動滑車32とを持ち、こ
れら固定滑車31及び可動滑車32にケーブル33を掛
け渡したものである。可動滑車32が前後移動すること
により、ケーブル33が前後移動するようになってい
る。
【0022】図4に示した他の実施形態では、両編成
A,Bの先頭車両#8,#9にケーブルオフセット装置
6を備えたものであり、併結の際には、それぞれの先頭
車両#8,#9に収納されていたケーブル接続装置5,
5が外へ進出して両先頭車両#8,#9の中間で相互に
連結される。
【0023】なお、ケーブル接続装置5,5の連結・解
放は、先頭車両#8,#9を連結・解放と共に自動的に
達成されるのが望ましい。
【0024】次に、本発明のケーブル接続装置は、図5
に示されるように、それぞれの電力ケーブル51に予め
接続用導体52とこの接続用導体52を覆うゴム部材5
3とを装着し、この電力ケーブル51を筒体54の両端
から挿入して組み立てるものであり、筒体54の内壁と
ゴム部材53との間に絶縁用空間55が形成される。銅
からなる接続用導体52は、電力ケーブル51の先端よ
り露出される中心導体51aに取り付けるもので、凹形
状のプラグ52aと凸形状のソケット52bとの2種類
があり、これらプラグ52aとソケット52bとは互い
に嵌合するようになっている。また、プラグとソケット
とを接続体(図示せず)を介して接続する構成としても
よい。ゴム部材53は、接続用導体52及び露出された
中心導体51aを直接に覆う半導電性ゴム53aと、半
導電性ゴム53aの全周及び露出された内部絶縁体51
bを覆う絶縁ゴム53bと、この絶縁ゴム53bと筒体
54の両端との間を占める外層半導電性ゴム53cと、
絶縁ゴム53b及び外層半導電性ゴム53cを直接に覆
うシリコンゴムからなる絶縁ゴムカバー53dとからな
る。筒体(保護金具)54は、ステンレスからなり、内
壁面が電界の集中を防ぐために突起のない滑らかな仕上
げとなっている。この筒体54の両端には径方向外方に
伸びたフランジ54aが形成されている。この筒体54
に接してケーブル押え金具56が設けられている。ケー
ブル押え金具56は、先端に筒体のフランジ54aに対
向し筒体端部を塞ぐフランジ56aが形成され、このフ
ランジ56aに連続して電力ケーブル51の外被51d
よりやや大きい径のテープ収容室56bが形成され、基
端に電力ケーブル51の外被51dとほぼ同径のケーブ
ル挿入口56cが形成されている。外層半導電性ゴム5
3cには埋込金具57が埋め込まれており、この埋込金
具57は、ケーブル押え金具56のフランジ56aに固
定可能になっている。
【0025】本発明のケーブル接続装置の組み立ての手
順を説明する。予め双方の電力ケーブル51に接続用導
体52とゴム部材53とを装着する。即ち、まず、ケー
ブル押え金具56を双方の電力ケーブル51の先端より
装着して基端方向に移動させておき、この電力ケーブル
51の外被51d、外部導体(シールド)51cを剥離
して内部絶縁体51bを露出させ、内部絶縁体51bの
先端を除去して中心導体51aを取り出し、この中心導
体51aにプラグ52a又はソケット52bを圧着して
取り付ける。
【0026】この電力ケーブル51にEPゴムからなる
半導電性ゴム53a、EPゴムからなる絶縁ゴム53b
を順にモールドする。半導電性ゴム53aは、例えば厚
さ10mm以上モールドされ、プラグ又はソケット端部
をシールドしてその電界強度を小さくするものである。
さらに、埋込金具57を埋め込んだEPゴムからなる外
層半導電性ゴム53cをモールドする。外層半導電性ゴ
ム53cは、ラッパ形状により電界を緩和させるもので
ある。この外層半導電性ゴム53cと外部導体51cと
の間の内部絶縁体51bに半導電性テープ58aを巻き
付けて、外層半導電性ゴム53cと外部導体51bとを
電気的に接続する。この半導電性テープ58aの周囲に
防水用テープ58bを巻き付け、この防水用テープ巻き
付け部分をテープ収容室56bに収容するようにケーブ
ル押え金具56を電力ケーブル51の先端方向に戻し、
絶縁ゴムカバー53dを絶縁ゴム53bに被せてケーブ
ル押え金具56のフランジ56aに固定すると共に、埋
込金具57をフランジ56aに固定する。埋込金具57
を固定することにより、プラグ52a又はソケット52
bの先端のブレが防止される。また、絶縁ゴムカバー5
3dは、外部からの水分・汚損に対し、発水性が高く、
耐久性・耐汚損性に優れたシリコーンゴム製のものであ
る。
【0027】このようにして、双方の電力ケーブル51
に接続用導体52とゴム部材53とケーブル押え金具5
6とが一体的に装着される。ここまでの手順は、工場等
で施すことが可能である。その後、現地作業にて双方の
電力ケーブル51を筒体54に差し込み、ケーブル押え
金具56のフランジ56aと筒体54のフランジ54a
とをボルト59で固定し、ケーブル接続装置の組み立て
を完了する。
【0028】本発明のケーブル接続装置は、筒体54の
内壁とゴム部材53との間に絶縁用空間55が形成さ
れ、空気を使用しての絶縁が図られるので、従来のよう
にストレスコーン等の固形物同士が圧着されることがな
く、ケーブル接続装置を一度組み立てた後、取り外して
もゴム部材53には変形・劣化等が生じることがない。
このため、再接続が可能であり、繰り返し着脱して使用
することができる。また、電力ケーブル51に装着され
る部材については、予め組み立てておくことができ、組
み立て時の現地作業は筒体54へのボルト固定のみとな
る。また、取り外し時の現地作業は消耗品取り替えがな
いため、ボルト取り外しのみとなる。従って、ケーブル
接続装置の着脱作業の所要時間を大幅に短縮することが
できる。
【0029】また、本発明のケーブル接続装置は、繰り
返し着脱して使用することができると共に着脱作業の所
要時間が短いので、本発明のジョイント7に適用できる
ことは勿論、編成間のケーブル接続装置5に適用するこ
とも可能である。
【0030】次に、車両連結時のケーブル自動連結に適
したケーブル接続装置の形態を説明する。図5の形態で
は、筒体54の両端において、それぞれケーブル押え金
具56のフランジ56aと筒体54のフランジ54aと
をボルト59で固定する必要があった。両編成A,Bの
先頭車両#8,#9のケーブル接続装置5,5を相互に
連結する際の固定作業を自動化するために、自動連結機
構を設ける。即ち、図6に示されるように、筒体54の
一方端は、フランジ54aとフランジ56aとをボルト
59で固定することにより、予めケーブル押え金具56
は固定されており、さらに、ケーブル押え金具56はボ
ルト81により車両の車体固定部82に固定されてい
る。即ち、一方のケーブル接続装置は、電力ケーブル5
1とケーブル押え金具56と筒体54とが予め固定され
ている。筒体54の反対端には、合わせピン83に嵌合
する嵌合部84が形成されている。嵌合部84は合わせ
ピン83に沿って移動することができる。この合わせピ
ン83は、もう一方のケーブル接続装置のケーブル押え
金具85に設けられている。このケーブル押え金具85
は、車両の車体固定部86に固定されたスプリングユニ
ットケース87に対してスプリング88を介して支持さ
れている。即ち、もう一方のケーブル接続装置は、電力
ケーブル51とケーブル押え金具85とが車両に対して
スプリング支持されている。
【0031】図6は、車両連結時に両編成の先頭車両の
ケーブル接続装置同士を近付けて筒体54を合わせピン
83に導いている状態を示す。図7では、双方の電力ケ
ーブル51に装着された接続用導体52同士が嵌合する
と共に、筒体54は嵌合部84が合わせピン83の基端
部に届くまで移動している。この状態からさらに筒体5
4を押し込むことにより、ケーブル押え金具85がスプ
リングユニットケース87内に押し込まれ、スプリング
88が付勢される。図8に示されるように、このスプリ
ング88の反発力によってケーブル押え金具85が筒体
54に押しつけられ、自動連結によるケーブル接続が完
了する。爾後、スプリング88の反発力によって連結状
態が維持される。
【0032】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0033】(1)本発明の車両給電システムによれ
ば、編成を複数併結して走行する際に、一つの編成より
他の編成に電力を供給するようにしたので、集電装置が
削減され、走行時の騒音が低減される。
【0034】(2)本発明の車両給電システムによれ
ば、ケーブル接続装置を車両先端方向に出没させるケー
ブルオフセット装置を設けたので、編成間の電気的接続
が簡素化される。
【0035】(3)本発明のケーブル接続装置によれ
ば、筒体の内壁と導体接続部分との間に絶縁用空間を形
成したので、空気を使用しての絶縁が図られ、部材の変
形がなくなり、繰り返しの着脱が可能となる。
【0036】(4)本発明のケーブル接続装置によれ
ば、部材が装着された電力ケーブルを筒体内に両端から
挿入する構成としたので、ストレスコーン等の消耗品の
取り替えを不要とすると共に着脱作業の所要時間を大幅
に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による車両給電システムの
図であり、(a)は編成の全体構成、(b)は併結前の
配線状態を示す。なお、(b)は長尺のため3段に分割
して示してある。
【図2】図1の車両給電システムの併結後の配線状態を
示す図である。長尺のため3段に分割して示してある。
【図3】本発明に使用するケーブルオフセット装置の原
理的構成図である。
【図4】本発明の他の実施形態による車両給電システム
の併結後の配線状態を示す図である。図2の中段に相当
する部分だけを示してある。
【図5】本発明の一実施形態を示すケーブル接続装置の
断面図である。
【図6】本発明の他の実施形態を示すケーブル接続装置
の導入時の断面図である。
【図7】図6のケーブル接続装置のスプリング付勢
断面図である。
【図8】図6のケーブル接続装置のスプリング付勢時
断面図である。
【図9】従来の車両給電システムの図であり、(a)は
編成の全体構成、(b)は併結後の配線状態を示す。な
お、(b)は長尺のため3段に分割して示してある。
【図10】従来のケーブル接続装置の断面図である。
【符号の説明】
1 車両 1a 先頭車両 1b 箱型車両 2 集電装置 3 トランス 4 開閉装置 5 ケーブル接続装置 6 ケーブルオフセット装置 7 ジョイント(ケーブル接続装置) 8,51 電力ケーブル 52 接続用導体 53 ゴム部材 54 筒体 55 絶縁用空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松島 隆 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日 立電線株式会社 日高工場内 (72)発明者 竹原 秀明 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日 立電線株式会社 日高工場内 (56)参考文献 特開 平4−100775(JP,A) 特開 平8−108848(JP,A) 特開 平7−336815(JP,A) 特開 昭64−85505(JP,A) 特開 平10−285739(JP,A) 実開 平2−101477(JP,U) 特公 昭48−21449(JP,B1) 実公 昭50−8229(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 15/08 B61G 5/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1乃至複数の車両を連ねて構成した編成
    を複数併結して走行する際に、前記一つの編成の先頭車
    両の下部とこの先頭車両に突き合わされる他の編成の先
    頭車両の下部とに互いの電力ケーブルを接続するための
    車両用ケーブル接続装置を予め設け、これら車両用ケー
    ブル接続装置同士を接続して一つの編成の電力ケーブル
    と他の編成の電力ケーブルとを接続することにより、前
    記一つの編成より前記他の編成に電力を供給することを
    特徴とする車両給電システム。
  2. 【請求項2】 少なくとも一方の先頭車両に、前記車両
    用ケーブル接続装置を車両先端方向に出没させるケーブ
    ルオフセット装置を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の車両給電システム。
  3. 【請求項3】 先頭車両間の電力ケーブルを互いに接続
    するための車両用ケーブル接続装置において、それぞれ
    の電力ケーブルの導体同士を接続し、この導体接続部分
    を電力ケーブルよりも径の大きい筒体内に空間を隔てて
    収容することにより、前記筒体の内壁と前記導体接続部
    分との間に絶縁用空間を形成するために、予め一方の電
    力ケーブルに前記筒体を固定し、もう一方の電力ケーブ
    ルに前記筒体を塞ぐフランジを固定したことを特徴とす
    車両用ケーブル接続装置。
  4. 【請求項4】 前記それぞれの電力ケーブルの導体に互
    いに嵌合する凹及び凸の接続用導体を取り付け、これら
    凹凸の接続用導体の外周をそれぞれゴム部材で覆い、
    方の電力ケーブルを前記筒体内に挿入したことを特徴と
    する請求項3記載の車両用ケーブル接続装置。
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