JP3474990B2 - 転写ドラムのチューブ材被覆方法 - Google Patents

転写ドラムのチューブ材被覆方法

Info

Publication number
JP3474990B2
JP3474990B2 JP31599095A JP31599095A JP3474990B2 JP 3474990 B2 JP3474990 B2 JP 3474990B2 JP 31599095 A JP31599095 A JP 31599095A JP 31599095 A JP31599095 A JP 31599095A JP 3474990 B2 JP3474990 B2 JP 3474990B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube material
fitting hole
inner diameter
drum body
diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31599095A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09134080A (ja
Inventor
紀宏 大津
克己 奥山
誠 森越
千晴 金剛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP31599095A priority Critical patent/JP3474990B2/ja
Publication of JPH09134080A publication Critical patent/JPH09134080A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3474990B2 publication Critical patent/JP3474990B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転写ドラムのチュ
ーブ材被覆方法に関し、詳しくは、ゴム製のチューブ材
は勿論、薄く且つ伸縮性の低い合成樹脂製のチューブ材
でも容易にドラム本体に被覆することが出来る転写ドラ
ムのチューブ材被覆方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真式複写機やレーザプリンタ等の
中間転写装置あるいは搬送転写装置に使用される転写ド
ラムは、例えば、基材としてのアルミニウム製ドラム本
体の外周にゴム製のチューブ材を被覆して構成されてい
る。このチューブ材の被覆においては、通常、予めドラ
ム本体の外径より若干小さい内径にチューブ材を形成
し、その伸縮性を利用し、チューブ材の内周側から圧力
を付与してドラム本体の外径より大きい内径に拡径した
後にドラム本体を挿入する方法が一般に実施されてい
る。また、チューブ材にドラム本体を機械的に圧入する
方法もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、転写
ドラムへの被覆材として合成樹脂製のシ−ムレスのチュ
−ブ材が検討され始めているが、合成樹脂製のチューブ
材は、ゴム製のチューブ材に比べて伸縮性が低く且つ厚
みも薄いため、ドラム本体に対し、ゴム製のものと同様
の方法で被覆するのは極めて困難である。すなわち、合
成樹脂製のチューブ材においては、ドラム本体を挿入す
る際、内圧をかけて当該チューブ材の内径をドラム本体
を挿入し得る程度に大きく拡径すると、変形量によって
は破損したり或いはその厚みの薄さにより折れ曲がって
傷付く怖れがある。
【0004】本発明は、上記の実情に鑑みなされたもの
であり、その目的は、特に、薄く且つ伸縮性の低い合成
樹脂製のチューブ材でも容易にドラム本体に被覆するこ
とが出来る転写ドラムのチューブ材被覆方法を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、転写ドラムの
基材としてのドラム本体にチューブ材を被覆する方法で
あり、チューブ材が遊嵌される嵌合孔の内周壁とチュ−
ブ材との間に負圧を作用させるための吸引装置の吸引ヘ
ッドを使用する。先ず、吸引ヘッドの嵌合孔にチューブ
材を遊嵌した後、吸引ヘッドに負圧を作用させることに
より嵌合孔の内周壁面にチューブ材を吸着して固定す
る。次いで、チューブ材にドラム本体を挿入した後、吸
引ヘッドに作用する負圧を解除してチューブ材の吸引ヘ
ッド内周面への固定を解く。
【0006】また、上記の方法においては、吸引ヘッド
として、その内周壁に多数の空気吸引孔を備えたヘッド
を使用することにより、嵌合孔内周壁面へのチュ−ブ材
の吸着、固定をより確実なものとすることが出来る。ま
た、上記の方法においては、吸引ヘッドとして、嵌合孔
の周壁全面を加熱する加熱装置を備えたヘッドを使用
し、嵌合孔の周壁を加熱した状態でチューブ材を拡径さ
せて吸着することにより、小径のチューブ材に対しても
容易にドラム本体を挿入することが出来る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
添付の図面を参照して具体的に説明する。先ず、本発明
の第1の実施形態を説明する。本発明は、図3〜図5に
示す様に、転写ドラムの基材としてのドラム本体(9)
にチューブ材(8)を被覆する方法であり、図1及び図
2に示す様に、多数の空気吸引孔(6)を有する吸引装
置の吸引ヘッド(1)を使用して行われる。
【0008】ドラム本体(9)は、通常、アルミニウム
製の素管に絞り加工を施して作製される。ドラム本体
(9)の寸法は、電子写真装置等の種類によっても異な
るが、例えば、直径が約180mm、軸長が約300m
mとされている。
【0009】チューブ材(8)の素材としては、転写ド
ラムの被覆材として使用され得る素材であれば基本的に
は何ら限定されるものではないが、薄く且つ伸縮性の低
い合成樹脂製のシームレスチューブが好適である。この
種の合成樹脂としては、例えば、ポリフッ化ビニリデ
ン、ポリカ−ボネ−ト、エチレン−テトラフロロエチレ
ン共重合体等の1種類または2種類以上の熱可塑性樹
脂、熱硬化性樹脂を主成分とし、これに各種フィラーや
添加剤を混入したものが挙げられる。
【0010】上記フィラーとしては、重質,軟質,膠質
などの炭酸カルシウム、タルク、マイカ、シリカ、アル
ミナ、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、硫酸
バリウム、酸化亜鉛、ゼオライト、ウオラストナイト、
けいそう土、ガラス繊維、ガラスビーズ、ベントナイ
ト、モンモリロナイト、アスベスト、中空ガラス玉、黒
鉛、二硫化モリブデン、酸化チタン、炭素繊維、アルミ
ニウム繊維、ステンレススチール繊維、黄銅繊維、アル
ミニウム粉末、木粉、もみ殻、カーボンブラック、カー
ボンファイバー、グラファイト、金属粉、導電性金属酸
化物、有機金属化合物、有機金属塩などが挙げられる。
また、添加物としては、フェノール系や硫黄系の酸化防
止剤、潤滑剤、各種の顔料、紫外線吸収剤、帯電防止
剤、分散剤、中和剤、発泡剤、可塑剤、銅害防止剤、難
燃剤、架橋剤、流れ性改良剤などが挙げられる。
【0011】本発明に使用される吸引装置の吸引ヘッド
(1)は、図1及び図2に示す様に、二重管構造の中空
円筒体であり、その上壁部(2)には、吸引ポンプ(図
示せず)にホース(3,3)を介して接続される2つの
接続口(4,4)が対称位置に突設されている。吸引ヘ
ッド(1)の内周面、すなわち、チューブ材(8)が遊
嵌される嵌合孔(5)の周壁面には、その全面にわたっ
て多数の小さな空気吸引孔(6)が形成されている。そ
して、各空気吸引孔(6)は、中空の吸引ヘッド(1)
内に形成された空気吸引空間(7)を介して各接続口
(4,4)に連通されている。
【0012】吸着ヘッド(1)の嵌合孔(5)とチュー
ブ材(8)の寸法関係は次の通りに設定されるのが好ま
しい。すなわち、嵌合孔(5)の内径は、チューブ材
(8)の外径が当該嵌合孔の内径未満であって且つその
内径の99%以上となる様に設定されるが好ましい。そ
の理由は、チューブ材(8)の外径が嵌合孔(5)の内
径よりも大きい場合、チューブ材(8)がだぶついて嵌
合孔(5)の周面に張り付かなかったり、或いは、チュ
ーブ材(8)が折れ曲がって張り付くことにより損傷す
る怖れがあり、一方、チューブ材(8)の外径が嵌合孔
(5)の内径の99%未満の場合、吸着ヘッド(1)に
負圧を作用させても安定して固定しないことがあるから
である。
【0013】また、チューブ材(8)とドラム本体
(9)の寸法関係は次の通りに設定されるのが好まし
い。すなわち、ドラム本体(9)の外径とチューブ材
(8)の内径とは同一に設定してもよいが、ドラム本体
(9)の外径がチューブ材(8)の内径未満であって且
つその内径の99%以上となる様に設定されるのが好ま
しい。その理由は、ドラム本体(9)の外径がチューブ
材(8)の内径よりも大きい場合、ドラム本体(9)を
チューブ材(8)に挿入する際に接触して円滑に挿入で
きず、一方、ドラム本体(9)の外径がチューブ材
(8)の内径の99%未満の場合、ドラム本体(9)に
対するチューブ材(8)の密着性が低く、実用性に欠け
るからである。
【0014】なお、ドラム本体(9)に対するチューブ
材(8)の密着を図るため、チューブ材(8)を被覆し
た後、オーブン等に装入して加熱処理を行ってもよい
が、斯かる方法のみでチューブ材(8)を被覆せんとし
た場合は、チューブ材(8)が特に熱収縮性に富んだ素
材でない限り、通常はその直径の1%以上収縮させるの
が難しいため、ドラム本体(9)に対する十分な密着が
得られないのが実情である。
【0015】本発明の第1の実施形態による転写ドラム
のチューブ材被覆方法においては、先ず、図3に示す様
に、吸引ポンプを運転停止状態で吸引ヘッド(1)の嵌
合孔(5)内にチューブ材(8)を挿入する。その際、
チューブ材(8)の外径が嵌合孔(5)の内径よりも小
さく設定されているため、チューブ材(8)をだぶつき
なく嵌合孔(5)の周壁面に沿って嵌合させることが出
来る。
【0016】次いで、吸引ポンプを運転することによ
り、図4に示す様に、吸引力がホース(3,3)から吸
引ヘッド(1)の接続口(4,4)、空気吸引空間
(7)を介して嵌合孔(5)の周壁全面に形成された多
数の空気吸引孔(6)に作用し、嵌合孔(5)の周壁に
チューブ材(8)を吸着する。その際、その外径が嵌合
孔(5)の内径の99%以上に設定されたチューブ材
(8)は、折れ重なることなく周方向に若干伸長して嵌
合孔(5)の周壁に吸着され、そして、その周壁に倣っ
て円筒状に保持される。また、チューブ材(8)は、嵌
合孔(5)の内径以上には拡径することがないから破損
する怖れもない。
【0017】続いて、図5に示す様に、円筒状に吸着保
持されたチューブ材(8)内に、ドラム本体(9)を挿
入する。その際、ドラム本体(9)の外径はチューブ材
(8)の内径未満に設定されているため、ドラム本体
(9)を無理なくチューブ材(8)内に挿入することが
出来、チューブ材(8)を傷つけることがない。
【0018】チューブ材(8)内にドラム本体(9)を
嵌合させた後、吸引ポンプの運転を停止する。すると、
吸引ヘッド(1)の各空気吸引孔(6)に作用する負圧
が解除されるため、図6に示す様に、チューブ材(8)
はその内径が最初の直径まで縮径復元する。その場合、
ドラム本体(9)の外径がチューブ材(8)の内径の9
9%以上に設定されているため、ドラム本体(9)の外
周にチューブ材(8)を密着させた状態に当該ドラム本
体を被覆することが出来る。その後、図7に示す様に、
チューブ材(8)が被覆されたドラム本体(9)を転写
ドラム(10)として吸引ヘッド(1)の嵌合孔(5)
から抜出す。
【0019】次に、本発明の第2の実施形態を説明す
る。本発明の第2の実施形態においては、上記の吸引ヘ
ッド(1)において、加熱装置としてのヒータ(図示せ
ず)が空気吸引空間(7)内に内蔵された吸引ヘッドを
使用する。すなわち、吸引ヘッド(1)の嵌合孔(5)
は、その周壁全面が上記ヒータにより40℃以上、好ま
しくは100℃以上に加熱可能になされ、使用するチュ
ーブ材(8)の拡径を一層促進する機能を有する。
【0020】加熱可能な吸引ヘッド(1)を使用した被
覆方法においては、吸引ヘッド(1)の嵌合孔(5)、
チューブ材(8)及びドラム本体(9)の寸法関係は、
次の通り設定されるのが好ましい。すなわち、チューブ
材(8)の外径は、嵌合孔(5)の内径未満であって且
つその内径の90%以上とされる。その理由は、上記と
同様に、チューブ材(8)の外径が嵌合孔(5)の内径
よりも大きい場合、チューブ材(8)がだぶつくことが
有り、一方、チューブ材(8)の外径が嵌合孔(5)の
内径の90%未満の場合、安定して固定しないことがあ
るからである。第1の実施形態と異なる点は、嵌合孔
(5)の周壁を加熱する場合は、チューブ材(8)の外
径が嵌合孔(5)の内径の90%以上であれば十分にチ
ューブ材(8)を拡径し得ることである。
【0021】また、ドラム本体(9)の外径は、嵌合孔
(5)の内径未満であって且つチュ−ブ材(8)の内径
の99%以上とされる。即ち、この場合は、ドラム本体
(9)の外径がチューブ材(8)の内径よりも大きい場
合も許容され、一方、ドラム本体(9)の外径がチュー
ブ材(8)の内径の99%未満の場合、ドラム本体
(9)に対するチューブ材(8)の密着性が低いという
問題が生じる。
【0022】本発明の第2実施形態では、ヒータの作動
により吸引ヘッド(1)の嵌合孔(5)の周壁全面を例
えば100℃程度に加熱した雰囲気下にて、第1の実施
形態と同様に、吸引ヘッド(1)の嵌合孔(5)にチュ
ーブ材(8)を遊嵌し、吸引ヘッド(1)に負圧を作用
させる。すると、その外径が嵌合孔(5)の内径の90
%以上に設定されたチューブ材(8)は、加熱により周
方向に充分に伸長して嵌合孔(5)の周壁面に密着し、
拡径した状態で円筒状に保持される。
【0023】次いで、加熱雰囲気下でチューブ材(8)
内にドラム本体(9)を挿入する。この場合、上記と同
様に、チューブ材(8)の内径とドラム本体(9)の外
径とが上記の特定の関係になされており、しかも、チュ
ーブ材(8)はこれよりも十分に大径の嵌合孔(5)の
周壁に吸着保持されているため、ドラム本体(9)を充
分な余裕をもってチューブ材(8)内に挿入することが
出来、チューブ材(8)を傷つけることがない。
【0024】チューブ材(8)内にドラム本体(9)を
嵌合した後、吸引ポンプの運転を停止すると共にヒータ
の作動を停止する。すると、吸引ヘッド(1)に作用す
る吸引負圧が解除され、かつ、嵌合孔(5)の周壁面の
温度が低下するため、チューブ材(8)が縮径復元す
る。その結果、ドラム本体(9)の外周にチューブ材
(8)を密着させた状態に当該ドラム本体を被覆するこ
とが出来る。
【0025】なお、本発明に使用する吸引ヘッド(1)
としては、嵌合孔(5)の内周壁とチュ−ブ材(8)と
の間に負圧を作用させ得る構造のものである限り、嵌合
孔(5)の周囲に空気吸引空間(7)を有する中空状の
ものの他、多孔質の焼結金属やセラミック等で形成され
たものであってもよい。
【0026】
【実施例】
(実施例1)図1及び図2に示す吸着装置の吸着ヘッド
(1)を使用し、図3〜図7に示す工程で転写ドラムを
作製した。吸着ヘッド(1)の嵌合孔(5)の直径は1
80.5mm、その周壁面の空気吸引孔(6)の直径は
2mmで且つ開口率は30%に設定した。チューブ材
(8)としては、幅300mm、外径180mm、厚み
0.1mmに成形されたヤング率25000kg/cm
2 のポリカーボネート系樹脂製シームレスチューブを使
用し、また、ドラム本体(9)としては、幅310m
m、外径179.8mmのアルミニウム製ドラムを使用
した。
【0027】先ず、吸引ヘッド(1)の嵌合孔(5)内
にチューブ材(8)を挿入した後、吸引ポンプを運転し
て空気吸引孔(6)に負圧を作用させることにより、嵌
合孔(5)の周壁面にチューブ材(8)を吸着保持し
た。次いで、チューブ材(8)内にドラム本体(9)を
挿入した後、吸引ポンプの運転を停止して空気吸引孔
(6)の負圧を解除し、ドラム本体(9)の外周にチュ
ーブ材(8)を被覆した。チューブ材(8)が被覆され
たドラム本体(9)を嵌合孔(5)から抜出したとこ
ろ、チューブ材(8)はドラム本体(9)に対して良好
に密着していた。
【0028】(実施例2)吸着ヘッド(1)の嵌合孔
(5)の直径は180mm、その周壁面の空気吸引孔
(6)の直径は2mmで且つ開口率は30%に設定し
た。チューブ材(8)としては、幅300mm、外径1
70mm、厚み0.05mmに成形されたヤング率20
000kg/cm2 のポリフッ化ビニリデン系樹脂製シ
ームレスチューブを使用し、また、ドラム本体(9)と
しては、幅310mm、外径173mmのアルミニウム
製ドラムの表面に厚みが2mmのウレタンゴムを巻回し
て外径が175mmになされたものを使用した。そし
て、嵌合孔(5)の周壁の温度を100℃に保持してチ
ューブ材(8)を吸着した他は実施例1と同様の操作を
行った。その結果、ドラム本体(9)に対してチューブ
材(8)が十分に密着した転写ドラムを得ることが出来
た。
【0029】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、吸
引ヘッドの嵌合孔の周壁にチューブ材を吸着することに
より、破損させることなく且つ必要な直径の円筒状にチ
ューブ材を固定することが出来、従って、チューブ材に
対し、引っ掛かりなく円滑にドラム本体を挿入すること
が出来るため、薄く且つ伸縮性の低い合成樹脂製のチュ
ーブ材であっても容易にドラム本体に被覆することが出
来る。
【0030】加熱装置により嵌合孔の周壁を加熱した雰
囲気下にて、吸引ヘッドの嵌合孔にチューブ材を吸着保
持する場合には、チューブ材を拡径、固定することが出
来るため、円筒状に保持したチューブ材に対し、更に容
易にドラム本体を挿入することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチューブ材被覆方法に使用する吸引ヘ
ッドの一実施形態を示す斜視図である。
【図2】吸引ヘッドの内部構造を示す一部破断の斜視図
である。
【図3】本発明のチューブ材被覆方法におけるチューブ
材の挿入工程を示す斜視図である。
【図4】チューブ材の吸着工程を示す縦断面図である。
【図5】ドラム本体の挿入工程を示す斜視図である。
【図6】チューブ材の被覆工程を示す縦断面図である。
【図7】転写ドラムの抜出し工程を示す斜視図である。
【符号の説明】
1:吸引ヘッド 2:上壁部 3:ホース 4:接続口 5:嵌合孔 6:空気吸引孔 7:空気吸引空間 8:チューブ材 9:ドラム本体 10:転写ドラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金剛 千晴 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学 株式会社 四日市総合研究所内 (56)参考文献 特開 平7−261574(JP,A) 特開 平3−61024(JP,A) 特開 平4−131227(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 B29C 63/42

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写ドラムの基材としてのドラム本体の
    外周にチューブ材を被覆する方法であって、チューブ材
    が遊嵌される嵌合孔を備え且つその内周壁とチュ−ブ材
    との間に負圧を作用させるための吸引装置の吸引ヘッド
    の前記嵌合孔にチューブ材を遊嵌した後、前記嵌合孔の
    周壁を加熱した状態で且つ前記吸引ヘッドに負圧を作用
    させることにより前記嵌合孔の内周壁面にチューブ材を
    吸着して固定し、次いで、チューブ材にドラム本体を挿
    入した後、前記吸引ヘッドに作用する負圧を解除してチ
    ューブ材の前記吸引ヘッド内周面への固定を解くことに
    より、ドラム本体の外周にチューブ材を被覆することを
    特徴とする転写ドラムのチューブ材被覆方法。
  2. 【請求項2】 吸引ヘッドが、その内周壁に多数の空気
    吸引孔を備えている請求項1に記載の転写ドラムのチュ
    ーブ材被覆方法。
  3. 【請求項3】 チューブ材の外径は嵌合孔の内径未満で
    あって且つその内径の99%以上とされ、ドラム本体の
    外径はチューブ材の内径未満であって且つその内径の9
    9%以上とされている請求項1又は2に記載の転写ドラ
    ムのチューブ材被覆方法。
  4. 【請求項4】 チューブ材の外径は嵌合孔の内径未満で
    あって且つその内径の90%以上とされ、ドラム本体の
    外径は前記嵌合孔の内径未満であって且つチュ−ブ材の
    内径の99%以上とされている請求項1又は2に記載の
    転写ドラムのチューブ材被覆方法。
JP31599095A 1995-11-09 1995-11-09 転写ドラムのチューブ材被覆方法 Expired - Fee Related JP3474990B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31599095A JP3474990B2 (ja) 1995-11-09 1995-11-09 転写ドラムのチューブ材被覆方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31599095A JP3474990B2 (ja) 1995-11-09 1995-11-09 転写ドラムのチューブ材被覆方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09134080A JPH09134080A (ja) 1997-05-20
JP3474990B2 true JP3474990B2 (ja) 2003-12-08

Family

ID=18072020

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31599095A Expired - Fee Related JP3474990B2 (ja) 1995-11-09 1995-11-09 転写ドラムのチューブ材被覆方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3474990B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09134080A (ja) 1997-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2560369A (en) Method of making flexible tubes
US20020066824A1 (en) Composite core
US4829931A (en) Fixation device
JP4094457B2 (ja) フッ素樹脂被覆ローラの製造方法及びフッ素樹脂被覆ローラ
JP3474990B2 (ja) 転写ドラムのチューブ材被覆方法
JPS63225707A (ja) エア式アクチユエ−タ
JP2003343771A (ja) 燃料ホースおよびその製造方法
JPH08233179A (ja) フィラーホース端部の接続構造体及びこれに用いられるフィラーホース
WO2002052352A9 (en) Weighted noise reducing device for photosensitive drum of an image forming apparatus
US3006381A (en) Flexible conduit
JP2000356923A (ja) 熱定着ローラならびにその製造方法および装置
JP4166034B2 (ja) ゴムローラ
JPS6135241A (ja) フツ素系樹脂被覆ロ−ラの製造方法
JPH0644176B2 (ja) 定着ロ−ルの製造方法
JPS5831024Y2 (ja) 受口付管
JP2003247533A (ja) 発泡体ローラの製造方法
JP2007190783A (ja) Oaローラの製造方法
JPH06344443A (ja) 内面螺旋リブ付き合成樹脂ライニング管の製造方法
JPS6031949A (ja) ゴムロ−ルの製造方法
JPH08325531A (ja) 取付面への要素の取付方法および装置
JP2003223072A (ja) 定着用加圧ロール
JPH1158552A (ja) チューブ被覆ローラの製造方法
JP2620754B2 (ja) 補修管部材の接続構造
JP4255546B2 (ja) ヒートローラの製造方法
JP5520155B2 (ja) ゴムローラ及びゴムローラの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030909

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070919

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100919

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees