JP3474347B2 - マイクロコンピュータの命令解読部 - Google Patents
マイクロコンピュータの命令解読部Info
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Description
ュータの内部に設けられるマイクロコンピュータの命令
解読部に関するものである。
ロコンピュータの機能・性能は著しく進歩してきてい
る。そのような中で、マイクロコンピュータ応用システ
ムの分野では、過去のソフトウェア資産をいかに有効に
使うかが、大きな課題となってきている。このソフトウ
ェア資産の中で、プログラムと呼ばれるものは大きく二
つに分けられる。それは、翻訳ソフト(コンパイラやア
ッセンブラ等)により翻訳される前のプログラム(以
下、ソースプログラムと呼ぶ)と、翻訳された後のマイ
クロコンピュータにより直接実行可能なプログラム(以
下、オブジェクトプログラムと呼ぶ)である。
ュータが直接解読可能なプログラムであり、そのマイク
ロコンピュータの命令セット(マイクロコンピュータ命
令の集合)で書かれている。一般に、マイクロコンピュ
ータの種類により命令体系が異なり、命令セットもマイ
クロコンピュータの命令体系毎に異なる。過去の資産で
ある、他の第2のマイクロコンピュータの命令体系の命
令セットで書かれたオブジェクトプログラムを第1のマ
イクロコンピュータが実行するためには、従来は第2の
マイクロコンピュータの命令体系の命令セットで書かれ
たオブジェクトプログラムを、命令解読装置(専用のハ
ードウェア装置または第1のマイクロコンピュータの命
令セットで書かれた命令解読プログラム)を用いて、第
1のマイクロコンピュータの命令体系の命令セットで書
かれたオブジェクトプログラムに変換した後に実行して
いた。
が第2のマイクロコンピュータの命令を実行するときの
動作を図4および図5を用いて説明する。図4におい
て、20は第1のマイクロコンピュータ、21は第1の
マイクロコンピュータ20の内部に設けられた演算部で
ある。22−1は第1のマイクロコンピュータ20の内
部に設けられて第1のマイクロコンピュータ20の命令
体系のマイクロコンピュータ命令を解読する命令解読部
である。23は演算部21の内部に設けられたレジスタ
ファイルである。24は命令解読部22−1の出力であ
り演算部21に対する実行指示であり、マイクロ命令列
(マイクロプログラム)からなる。
要素は第1のマイクロコンピュータ20の周辺回路であ
り、22−2は第2のマイクロコンピュータの命令体系
のマイクロコンピュータ命令を解読して第1のマイクロ
コンピュータ20の命令体系のマイクロコンピュータ命
令に変換する命令解読装置、28はメモリ(または周辺
(I/O)装置)である。25は第2のマイクロコンピ
ュータの命令体系のマイクロコンピュータ命令の入力で
あり、命令解読装置22−2に入力される。26は命令
解読装置22−2の出力であり、第1のマイクロコンピ
ュータ20内の命令解読部22−1に送られる。27は
第1のマイクロコンピュータ20の命令実行時の入出力
データであり、レジスタファイル23とメモリ28の間
でデータのやりとりが行われる。
イクロコンピュータの命令体系のマイクロコンピュータ
命令の第1のマイクロコンピュータ20での実行につい
て、その動作を説明する。入力25として命令解読装置
22−2に加えられる第2のマイクロコンピュータの命
令体系の1個のマイクロコンピュータ命令は、命令解読
装置22−2により、第1のマイクロコンピュータ20
が直接命令解読可能な第1のマイクロコンピュータ20
の命令体系のマイクロコンピュータ命令列に変換され
る。なお、マイクロコンピュータ命令列といったのは、
第2のマイクロコンピュータの命令体系の1個のマイク
ロコンピュータ命令を翻訳したときに第1のマイクロコ
ンピュータの命令体系の2個以上のマイクロコンピュー
タ命令の並びとなる場合が存在するからである。
る第1のマイクロコンピュータの命令体系のマイクロコ
ンピュータ命令列は、出力26として、第1のマイクロ
コンピュータ20の内部の命令解読部22−1に送られ
る。命令解読部22−1は入力された第1のマイクロコ
ンピュータの命令体系のマイクロコンピュータ命令列を
解読し、そのマイクロコンピュータ命令列に対応した実
行指示24を演算部21に送る。演算部21では、命令
解読部22−1からの実行指示24に従って演算を行
い、演算結果をレジスタファイル23もしくはメモリ2
8に転送する。
マイクロコンピュータの命令体系のマイクロコンピュー
タ命令が入力された場合について、動作を説明する。ま
ず、入力25として、第2のマイクロコンピュータの命
令体系のマイクロコンピュータ命令である“PUSH K,
(L)”命令が命令解読装置22−2に送られる。“PUSH
K,(L)”命令は、上記したように第2のマイクロコンピ
ュータの命令体系のマイクロコンピュータ命令の一つで
あり、レジスタファイル23内の一つのレジスタである
“Kレジスタ”の内容を、“Lレジスタ”でアドレッシ
ングされるメモリ28に退避し、かつその後に“Lレジ
スタ”の内容をデクリメントする命令である。
ロコンピュータ命令が第1のマイクロコンピュータの命
令体系に存在する場合は、その対応するマイクロコンピ
ュータ命令を出力26として命令解読部22−1へ送る
が、この場合は存在しないので、第1のマイクロコンピ
ュータ20が実行できる第1のマイクロコンピュータの
命令体系の複数のマイクロコンピュータ命令列に変換
し、そのマイクロコンピュータ命令列を順次第1のマイ
クロコンピュータ20に送る。
命令および“DEC L”命令である。ここで、“MOV K,
(L)”命令はレジスタファイル23内の一つのレジスタ
である“Kレジスタ”の内容を、“Lレジスタ”でアド
レッシングされるメモリ28に退避する命令であり、
“DEC L”命令は“Lレジスタ”の内容をデクリメント
する命令である。第1のマイクロコンピュータの命令解
読部22−1はこの2つの命令を解読し、対応する実行
指示24を演算部21のレジスタファイル23に送る。
このようにして他の第2のマイクロコンピュータの命令
体系のマイクロコンピュータ命令の第1のマイクロコン
ピュータ20での実行を実現する。
具体的な構成の一例を示すブロック図である。図6にお
いて、1はマイクロ命令ROM、2はステートカウン
タ、3は命令レジスタ、5は命令レジスタ書込み許可信
号、6は命令レジスタ入力データ、7は命令レジスタ出
力データ、8はステートカウンタ出力データ、9は他ブ
ロック制御信号、10は次実行ステート信号、15はオ
ペランドレジスタ書込み許可信号、16はオペランドレ
ジスタ、17はオペランドレジスタ入力データ、18は
オペランドレジスタ出力データ、19は動作クロックで
ある。
ハードウェア装置である命令解読装置22−2を用いて
第2のマイクロコンピュータの命令体系のマイクロコン
ピュータ命令の解読、つまり、第2のマイクロコンピュ
ータの命令体系のマイクロコンピュータ命令から第1の
マイクロコンピュータの命令体系のマイクロコンピュー
タ命令への変換を実現した場合には、第2のマイクロコ
ンピュータの命令体系のマイクロコンピュータ命令の解
読のための専用ハードウェア装置が必要になるため、ハ
ードウェア構成が複雑になるという問題がある。加え
て、第2のマイクロコンピュータの命令体系のマイクロ
コンピュータ命令に対応するマイクロコンピュータ命令
が第1のマイクロコンピュータの命令体系に存在しない
場合は、第1のマイクロコンピュータの命令体系の複数
のマイクロコンピュータ命令で実現することとなり、処
理速度の低下を招くという問題があった。
ードウェア装置である命令解読装置22−2の代わり
に、第1のマイクロコンピュータ20の内部のソフトウ
ェア処理で第2のマイクロコンピュータの命令体系のマ
イクロコンピュータ命令の解読を実現した場合、第2の
マイクロコンピュータの命令体系のマイクロコンピュー
タ命令の解読とその実行を第1のマイクロコンピュータ
20で全て行う必要があり、極端な処理速度の低下を招
くという問題があった。
ュータの命令体系のマイクロコンピュータ命令の解読
を、ハードウェア構成の複雑化を招くことなく、しかも
処理速度の低下を招くことなく実現することができるマ
イクロコンピュータの命令解読部を提供することであ
る。
コンピュータの命令解読部は、マイクロコンピュータが
解読するマイクロコンピュータ命令の命令部を保持する
命令レジスタと、マイクロコンピュータ命令のオペラン
ド部を保持するオペランドレジスタと、同一アドレス領
域からなる複数のバンク領域から構成され、マイクロコ
ンピュータ命令を構成するマイクロ命令列を複数種類の
命令体系の命令セット毎に複数のバンク領域にそれぞれ
割り当てて記憶し、命令レジスタが保持しているマイク
ロコンピュータ命令の命令部の内容に対応したマイクロ
命令列を読み出すマイクロ命令ROMと、実行命令のス
テートを記憶するステートカウンタと、マイクロコンピ
ュータ命令の命令体系の種類に応じてマイクロ命令RO
Mの複数のバンク領域の何れか一つを選択するバンク選
択手段とを備えている。つまり、このマイクロコンピュ
ータの命令解読部は、マイクロROMを同一アドレス領
域からなる複数のバンク領域に分割し、各バンク領域に
対して複数種類のマイクロコンピュータの命令体系の命
令セットを割り当てたことと、マイクロコンピュータ命
令の命令体系の種類に応じてマイクロ命令ROMの複数
のバンク領域の何れか一つを選択するバンク選択手段を
設けている。
令ROMを複数のバンク領域に分割し、各バンク領域に
対して複数種類のマイクロコンピュータの命令体系の命
令セットを割り当てたことにより、同一のマイクロ命令
ROMアドレスに複数のマイクロコンピュータの命令体
系のマイクロコンピュータ命令をマッピングすることが
でき、一つのマイクロコンピュータにより、複数種類の
マイクロコンピュータの命令体系の命令セットで書かれ
たオブジェクトプログラムの解読と実行が可能となる。
令解読部は、請求項1記載のマイクロコンピュータの命
令解読部において、バンク選択手段が、マイクロROM
の複数種類のバンク領域の出力の何れか一つを選択する
セレクタと、セレタク回路の選択状態を指定するバンク
選択レジスタとからなり、バンク選択レジスタに対する
指示は、バンク選択のためのマイクロコンピュータ命令
で実現するようにしている。つまり、このマイクロコン
ピュータの命令解読部は、該当バンクの選択のために、
バンク選択レジスタとバンク選択レジスタの出力指示に
より切り替わるセレクタを設け、バンク選択レジスタに
対する指示はマイクロコンピュータ命令により実現して
いる。
レジスタとマイクロROMの出力のセレクタを設け、バ
ンク選択レジスタに対する指示としてバンク切替命令を
使用することにより、簡単な構成で、複数のバンク領域
から該当バンクの選択が可能となる。
けるマイクロコンピュータの命令解読部について図1、
図2および図3を参照しながら説明する。最初に、マイ
クロコンピュータの命令解読部の構成を説明する前に、
実施の形態において、第1のマイクロコンピュータ30
が第2のマイクロコンピュータの命令体系のマイクロコ
ンピュータ命令を実行するときの動作を図2を用いて説
明する。
ンピュータ、21は第1のマイクロコンピュータ20A
の内部に設けられた演算部である。22−1Aは第1の
マイクロコンピュータ20Aの内部に設けられて第1の
マイクロコンピュータ20Aの命令体系のマイクロコン
ピュータ命令だけでなく他の種類の異なる第2および第
3のマイクロコンピュータの命令体系のマイクロコンピ
ュータ命令をも解読できる命令解読部であり、マイクロ
コンピュータ命令に対応したマイクロ命令列を出力する
ために内蔵されたマイクロ命令ROMは、複数種類、こ
の例では3種類の命令体系に対応して、同一アドレス領
域からなる複数のバンク領域に分離されており、各命令
体系の命令セット毎に異なるバンク領域にマイクロ命令
列を記憶してあり、マイクロコンピュータ命令の一つで
あるマイクロROMのバンク切替命令によって、使用す
るバンク領域を選択することで、解読に使用する命令体
系の命令セットを選ぶようになっている。なお、マイク
ロROMのバンク切替命令は、ソースプログラムをオブ
ジェクトプログラムに翻訳する翻訳装置(通常は、アセ
ンブラ、コンパイラと呼ばれるソフトウェア)によっ
て、オブジェクトプログラムの命令体系に応じて作成さ
れ、記憶装置に格納される。マイクロコンピュータは命
令を記憶装置から読み出して、随時実行することにな
る。
スタファイルである。24は命令解読部22−1Aの出
力であり演算部21に対する実行指示である。また、符
号28で示される構成要素は第1のマイクロコンピュー
タ20Aの周辺回路であり、28はメモリ(または周辺
(I/O)装置)である。25Aは第1のマイクロコン
ピュータ20Aの命令体系のマイクロコンピュータ命令
および第2および第3のマイクロコンピュータの命令体
系のマイクロコンピュータ命令のうち何れかの入力であ
り、命令解読部22−1Aに入力される。27は第1の
マイクロコンピュータ20Aの命令実行時の入出力デー
タであり、レジスタファイル23とメモリ28の間でデ
ータのやりとりが行われる。
イクロコンピュータの命令体系(第3のマイクロコンピ
ュータの命令体系でも同じ)のマイクロコンピュータ命
令の第1のマイクロコンピュータ20Aでの実行につい
て、その動作を説明する。入力25Aとして命令解読部
22−1Aに加えられる第2のマイクロコンピュータの
命令体系の1個のマイクロコンピュータ命令は、命令解
読部22−1Aにより、第1のマイクロコンピュータ2
0Aの命令体系のマイクロコンピュータ命令に変換され
ることなく、そのまま解読されてマイクロ命令列(マイ
クロプログラム)に変換され、実行指示24として演算
部21へ送られる。つまり、この第1のマイクロコンピ
ュータの命令解読部22−1Aは、複数種類の命令体系
のマイクロコンピュータ命令を解読して各々マイクロ命
令列に変換して演算部21へ送ることができ、どの命令
体系で解読するかは、解読の対象となるオブジェクトプ
ログラムの先頭に挿入されたマイクロROMのバンク切
替命令で決まる。
−1Aからの実行指示24に従って演算を行い、演算結
果をレジスタファイル23もしくはメモリ28に転送す
る。ここで、具体例として、図5に示す第2のマイクロ
コンピュータの命令体系のマイクロコンピュータ命令が
入力された場合について、動作を説明する。まず、入力
25Aとして、第2のマイクロコンピュータの命令体系
のマイクロコンピュータ命令である“PUSH K,(L)”命令
がそのまま命令解読部22−1Aに送られて、1命令の
まま解読される。
ピュータ20Aの命令解読部22−1Aの具体的な構成
および動作について、図1および図3を用いて説明す
る。図1は図2の命令解読部22−1Aの具体的な構成
を示すブロック図である。図1において、1Aはマイク
ロ命令ROMであり、1−1〜1−3は3つに分割され
たバンク領域であり、例えばバンク領域1−1には、第
1のマイクロコンピュータ20Aの本来の命令体系の命
令セットが記憶され、バンク領域1−2には、過去のソ
フトウェア資産を有効に利用するために第2のマイクロ
コンピュータの命令体系の命令セットが記憶され、同様
にバンク領域1−3には、第3のマイクロコンピュータ
の命令体系の命令セットが記憶されている。2はステー
トカウンタで、マイクロコンピュータ命令を実現するマ
イクロ命令列の先頭からのオフセット値を示し、例えば
0→1→2と更新される。3はマイクロコンピュータ命
令のうちの命令部を記憶する命令レジスタ、4はバンク
領域を指定する番号を記憶するバンク選択レジスタ、1
3はバンク選択レジスタ4の出力に応じてバンク領域1
−1〜1−3の何れか一つの出力を選択するセレクタ、
16はマイクロコンピュータ命令のうちのオペランド部
を記憶するオペランドレジスタである。
の入力データであり、6は命令レジスタ入力データ、1
7はオペランドレジスタ入力データ、19は動作クロッ
クである。動作クロック19は、命令レジスタ3、オペ
ランドレジスタ16、ステートカウンタ2およびバンク
選択レジスタ4に対して供給される。また、7は命令レ
ジスタ3からの出力である命令レジスタ出力データで、
8はステートカウンタ2の出力であるステートカウンタ
出力データであり、ともにマイクロ命令ROM1Aの各
バンク領域1−1〜1−3への入力データである。マイ
クロ命令ROM1Aの各バンク領域1−1〜1−3の出
力は書込み許可信号および次実行ステート信号等の各種
信号であり、セレクタ13に入力され、マイクロ命令R
OM1Aの各バンク領域1−1〜1−3の中から該当す
るバンク領域の出力のみが選択され、セレクタ13より
出力される。セレクタ13の出力は、符号5,9,1
0,11,15で示す5個の信号であり、5は命令レジ
スタ3への書込み許可信号、9は他ブロックへの制御信
号、10は次に実行するマイクロ命令列が格納されてい
るオフセットアドレスを示す次実行ステート信号、11
はバンク選択指示信号、15はオペランドレジスタ16
への書込み許可信号である。
ロック19に同期して命令レジスタ3の出力である命令
レジスタ出力データ7とステートカウンタ2の出力であ
るステートカウンタ出力データ8が入力されると、それ
に対応するアドレスが指定され、そのアドレスのマイク
ロ命令列(命令レジスタ書込み許可信号5、オペランド
レジスタ書込み許可信号15、次実行ステート信号1
0、バンク選択指示信号11、他ブロックへの制御信号
9)が出力される。
信号11がオンとなったとき、動作クロック19に同期
して、オペランドレジスタ出力データをセット(一時記
憶)し、その記憶内容をバンク選択レジスタ出力データ
12として出力する。命令レジスタ3の内容更新は、命
令レジスタ書込み許可信号5がオンとなった時に動作ク
ロック19に同期して行われ、命令レジスタ入力データ
6の値が命令レジスタ3にセットされる。オペランドレ
ジスタ16の更新も同様であり、オペランドレジスタ書
込み許可信号15がオンとなった時に動作クロック19
に同期して行われ、オペランドレジスタ入力データ17
の値がオペランドレジスタ16にセットされる。また、
ステートカウンタ2は、動作クロック19に同期して更
新され、マイクロ命令ROM1Aの次実行ステート信号
10の値が、ステートカウンタ2にセットされる。
部22−1Aの動作を説明する。ここで、マイクロコン
ピュータに対する命令入力は、図3に示すマイクロ命令
ROMのバンク切替命令が入力された場合の動作につい
て説明する。なお、マイクロ命令ROMのバンク切替命
令は、nビットのマイクロROMバンク選択命令とnビ
ットのバンク指定オペランドの2ワード命令となってい
る。
読されているとすると、その命令解読の最終ステートで
マイクロ命令ROM1Aの次実行ステート信号10とし
て、命令の第1ステートを示すステートの初期値が出力
される。この次実行ステート信号10によりステートカ
ウンタ2は動作クロック19に同期して次ステートで初
期値がセットされる。
ンになり、この命令レジスタ書込み許可信号5により、
命令レジスタ3では命令レジスタ入力データ6より、動
作クロック19に同期して図3に示す2ワードのマイク
ロ命令ROMのバンク切替命令のうちの1ワード長の命
令部(マイクロROMバンク選択指令)が命令レジスタ
3にセットされる。そして、この命令レジスタ3から出
力される命令レジスタ出力データ7とステートカウンタ
2の出力であるステートカウンタ出力データ8により、
対応するマイクロ命令ROM1Aのアドレスが選択され
マイクロプログラムの実行がスタートする。
令ROM1Aの内容が、命令レジスタ3への書込み許可
信号5、他ブロックへの制御信号9、次実行ステート信
号10、バンク選択指示信号11およびオペランドレジ
スタ16への書込み許可信号15として、出力される。
次実行ステート信号10としては第2ステートを示すス
テート値が出力される。また、図3に示すマイクロ命令
ROMのバンク切替命令は、1ワード長のオペランド部
(バンク指定オペランド)を有するので、オペランドレ
ジスタ書込み許可信号15はオンとなる。これにより、
動作クロック19に同期して第2ステートで、図3の2
ワード命令のマイクロ命令ROMのバンク切替命令にお
けるオペランド部が、オペランドレジスタ入力データ1
7を介して、オペランドレジスタ16にセットされる。
力データ11がオンとなり、動作クロック19に同期し
て第3ステートでオペランドレジスタ出力データ18の
値がバンク選択レジスタに読み込まれる。これにより、
オペランドレジスタ出力データ18に対応したバンク領
域のみに対してバンク選択レジスタ出力データ12がオ
ン、他のバンク領域はオフとなる。よって、以降に解読
される命令に対しては、該当バンク領域1−i(i=1
〜3の何れか)が、マイクロ命令ROM1Aのアクセス
対象領域となる。そして、第3ステートで最終ステート
となり、次実行ステート信号10には、ステートの初期
値が、また命令レジスタ3の書込み許可信号5がオンと
なり、次ステートからは選択したバンク領域に対応する
命令セットの命令実行をスタートする。
OM1Aを複数のバンク領域1−1〜1−3に分割し、
各バンク領域1−1〜1−3に対して複数種類のマイク
ロコンピュータの命令体系の命令セットを割り当てたこ
とにより、同一のマイクロ命令ROMアドレスに複数の
マイクロコンピュータの命令体系のマイクロコンピュー
タ命令をマッピングすることができ、一つのマイクロコ
ンピュータ20Aにより、複数種類のマイクロコンピュ
ータの命令体系の命令セットで書かれたプログラムの解
読と実行が可能となる。したがって、他の命令体系のマ
イクロコンピュータ命令を一つの命令体系のマイクロコ
ンピュータ命令に変換するハードウェア装置やソフトウ
ェアが不要となり、各々命令体系のマイクロコンピュー
タ命令をそのままの形、つまり1命令のままマイクロ命
令列に解読することができ、複数のマイクロコンピュー
タの命令体系のマイクロコンピュータ命令の解読を、ハ
ードウェア構成の複雑化を招くことなく、しかも処理速
度の低下を招くことなく実現することができる。
OM1Aの出力のセレクタ13を設け、バンク選択レジ
スタ4に対する指示としてバンク切替命令を使用するこ
とにより、簡単な構成で、複数のバンク領域1−1〜1
−3から該当バンクの選択が可能となる。なお、マイク
ロ命令ROM1Aの分割数は3に限らず、いくらでもよ
い。
命令解読部によれば、マイクロ命令ROMを複数のバン
ク領域に分割し、各バンク領域に対して複数種類のマイ
クロコンピュータの命令体系の命令セットを割り当てた
ことにより、同一のマイクロ命令ROMアドレスに複数
のマイクロコンピュータの命令体系のマイクロコンピュ
ータ命令をマッピングすることができ、一つのマイクロ
コンピュータにより、複数種類のマイクロコンピュータ
の命令体系の命令セットで書かれたプログラムの解読と
実行が可能となる。したがって、他の命令体系のマイク
ロコンピュータ命令を一つの命令体系のマイクロコンピ
ュータ命令に変換するハードウェア装置やソフトウェア
が不要となり、各々命令体系のマイクロコンピュータ命
令をそのままの形、つまり1命令のままマイクロ命令列
に解読することができ、複数のマイクロコンピュータの
命令体系のマイクロコンピュータ命令の解読を、ハード
ウェア構成の複雑化を招くことなく、しかも処理速度の
低下を招くことなく実現することができる。
令解読部によれば、バンク選択レジスタとマイクロRO
Mの出力のセレクタを設け、バンク選択レジスタに対す
る指示としてバンク切替命令を使用することにより、簡
単な構成で複数のバンク領域から該当バンクの選択が可
能となる。
ュータの命令解読部の構成を示すブロック図である。
周辺装置の構成を示すブロック図である。
略図である。
構成を示すブロック図である。図である。
略図である。
成を示すブロック図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 マイクロコンピュータが解読するマイク
ロコンピュータ命令の命令部を保持する命令レジスタ
と、 前記マイクロコンピュータ命令のオペランド部を保持す
るオペランドレジスタと、 同一アドレス領域からなる複数のバンク領域から構成さ
れ、前記マイクロコンピュータ命令を構成するマイクロ
命令列を複数種類の命令体系の命令セット毎に前記複数
のバンク領域にそれぞれ割り当てて記憶し、前記命令レ
ジスタが保持しているマイクロコンピュータ命令の命令
部の内容に対応した前記マイクロ命令列を読み出すマイ
クロ命令ROMと、 実行命令のステートを記憶するステートカウンタと、 前記マイクロコンピュータ命令の命令体系の種類に応じ
て前記マイクロ命令ROMの複数のバンク領域の何れか
一つを選択するバンク選択手段とを備えたマイクロコン
ピュータの命令解読部。 - 【請求項2】 バンク選択手段が、マイクロROMの複
数種類のバンク領域の出力の何れか一つを選択するセレ
クタと、前記セレタク回路の選択状態を指定するバンク
選択レジスタとからなり、 前記バンク選択レジスタに対する指示は、バンク選択の
ためのマイクロコンピュータ命令で実現するようにした
ことを特徴とする請求項1記載のマイクロコンピュータ
の命令解読部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02515596A JP3474347B2 (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | マイクロコンピュータの命令解読部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02515596A JP3474347B2 (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | マイクロコンピュータの命令解読部 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09218784A JPH09218784A (ja) | 1997-08-19 |
JP3474347B2 true JP3474347B2 (ja) | 2003-12-08 |
Family
ID=12158138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02515596A Expired - Lifetime JP3474347B2 (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | マイクロコンピュータの命令解読部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3474347B2 (ja) |
-
1996
- 1996-02-13 JP JP02515596A patent/JP3474347B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09218784A (ja) | 1997-08-19 |
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