JP3473384B2 - 筒状体の端部キャップ - Google Patents
筒状体の端部キャップInfo
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- JP3473384B2 JP3473384B2 JP07610398A JP7610398A JP3473384B2 JP 3473384 B2 JP3473384 B2 JP 3473384B2 JP 07610398 A JP07610398 A JP 07610398A JP 7610398 A JP7610398 A JP 7610398A JP 3473384 B2 JP3473384 B2 JP 3473384B2
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- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
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Description
ップに関するものである。 【０００２】 【従来の技術】従来、パイプ等の筒状体Ｐ内部に埃やゴ
ミ等が侵入するのを防止するために、筒状体Ｐの端部に
図４に示すような端部キャップを施すことがある。筒状
体Ｐの端部キャップは、筒状体Ｐに圧入される筒状部１
０と、筒状体Ｐの端部に係止されるフランジ部３とから
なり、合成樹脂やゴム等により構成される物である。端
部キャップの筒状部１０は、筒状体Ｐに嵌合されると筒
状体Ｐの内壁にて若干圧縮された状態にあるため、筒状
部１０側面と筒状体Ｐ内壁とが密接し、筒状体Ｐから端
部キャップが容易に脱落しないようになっている。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な構成の端部キャップでは、高温環境下で端部キャップ
に形状変形が生じた場合、筒状体Ｐの内壁が外方に広げ
られてしまうことがあった。特に、端部開口近傍におけ
る筒状部１０の変形により筒状体Ｐの端部開口が広がっ
てしまうと、端部キャップ自体が筒状体Ｐから脱落し易
くなり、時には自然に脱落してしまうという問題点を有
していた。 【０００４】本発明は、上記の問題点に鑑みて成された
ものであり、その目的とするところは、使用環境によら
ず筒状体からの脱落を防止することが可能になる筒状体
の端部キャップを提供することにある。 【０００５】 【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
筒状体の端部に挿入される筒状部と、筒状体の端部に係
止されるフランジ部とからなる筒状体の端部キャップに
おいて、フランジ部には筒状体の外方に向けて突出部を
延設すると共に、筒状部には筒状体の開口から奥側に向
けて筒状体の長手方向と平行に溝部を設け、この溝部を
筒状体の内壁面と平行に筒状部を一周させることによ
り、筒状体の開口近傍において筒状部が薄肉となるよう
にして、筒状部により筒状体の開口近傍の内壁に生じる
圧力が、筒状体の他の内壁に生じる圧力よりも小さくな
るようにしたものである。 【０００６】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図１乃至図３に基づき詳細に説明する。図１は本発
明に係る筒状体の端部キャップの側面断面図である。図
２は本発明に係る筒状体の端部キャップの正面図であ
る。図３は本発明に係る筒状体の端部キャップの使用状
態を示す一部切欠図である。なお、本実施の形態におい
て、従来の技術において図４に基づき説明した筒状体の
端部キャップと同等の箇所には同じ符号を付し、同等の
箇所の詳細な説明は省略する。 【０００７】本実施の形態に係る筒状体の端部キャップ
は、図１や図３に示すように、合成樹脂や軽金属等から
なるコネクタ（管継手）やパイプ等の筒状体Ｐの端部に
挿入される筒状部１と、筒状体Ｐの端部に係止されるフ
ランジ部３とからなる。フランジ部３には、図２に示す
ように、筒状体Ｐの外方に向けてフランジ部３から延出
された突出部５が設けられている。筒状体Ｐから筒状体
Ｐに圧入されている端部キャップを取り外す際、突出部
５に指をかけて外すことができるので、容易に取り外す
ことが可能になる。 【０００８】筒状体Ｐの開口近傍において筒状部１が薄
肉となるように、筒状部１には筒状体Ｐの開口から奥側
に向けて筒状体Ｐの長手方向と平行に溝部７が設けられ
ている。溝部７は筒状体Ｐの内壁面と平行に筒状部１を
一周している。筒状部１に溝部７を設けることにより、
筒状部１の肉厚が筒状体Ｐの端部近傍において薄くなっ
ている。 【０００９】上述した構成により、筒状体Ｐに端部キャ
ップを嵌合した際、筒状部１により筒状体Ｐの開口近傍
の内壁に生じる圧力が、筒状体Ｐの他の内壁に生じる圧
力よりも小さくなる。特に、高温環境下ではこの傾向が
顕著になる。すなわち、高温環境下では、薄肉の筒状部
１ａは、厚肉の筒状部１ｂに比べて形状の変化が小さ
い。また、変形が生じたとしても筒状体Ｐの内壁に生じ
る圧力が溝部７に吸収されてしまう。従って、筒状体Ｐ
の端部開口が薄肉の筒状部１ａにより押し広げられるこ
とがないため、端部キャップが脱落し易くなるという問
題点を解消することができる。また、厚肉の筒状部１ｂ
に変形が生じたとしても、筒状体Ｐの端部開口がそれほ
ど押し広げられないため、厚肉の筒状部１ｂが筒状体Ｐ
の端部開口に係止されることにより、端部キャップが筒
状体Ｐから抜けにくくなり、自然に脱落してしまうとい
う問題点を回避することが可能になる。 【００１０】なお、筒状部１の形状はこれに限られるも
のではなく、高温環境下等において形状変化が生じた
際、筒状体Ｐの開口近傍における筒状部１の変形が他の
部分に比して小さくなるものであればよい。また、本実
施の形態の端部キャップは、防塵が目的であるため筒状
体Ｐの端部開口を閉塞するような構成となっているが、
筒状体Ｐの開口の切り口部分を腐食等から保護する目的
で用いるようにしてもよい。この場合、端部キャップの
構成は、筒状体Ｐの切り口部分のみを被覆し、筒状体Ｐ
の開口を閉塞しないものとなる。 【００１１】 【発明の効果】以上のように、請求項１記載の発明にあ
っては、筒状体の端部に挿入される筒状部と、筒状体の
端部に係止されるフランジ部とからなる筒状体の端部キ
ャップにおいて、筒状部により筒状体の開口近傍の内壁
に生じる圧力が、筒状体の他の内壁に生じる圧力よりも
小さくなるようにしたので、特に高温環境下において筒
状体の端部開口を筒状部が押し広げることがないため、
使用環境によらず筒状体からの脱落を防止することが可
能になる筒状体の端部キャップを提供することができ
た。しかも、この場合、筒状部には筒状体の開口から奥
側に向けて筒状体の長手方向と平行に溝部を設け、この
溝部を筒状体の内壁面と平行に筒状部を一周させること
により、筒状体の開口近傍において筒状部が薄肉となる
ようにしているので、薄肉の筒状部は厚肉の筒状部に比
べて形状の変形が小さく、変形が生じたとしても筒状体
の内壁に生じる圧力が溝部に吸収され、筒状体の端部開
口が薄肉の筒状部では押し広げられることがなくて、端
部キャップが脱落し易くなるという問題点を解消するこ
とができる。又、フランジ部には筒状体の外方に向けて
突出部を延設しているので、筒状体に圧入されている端
部キャップを取り外す際、突出部に指をかけて外すこと
ができるので、容易に取り外すことが可能になる。
図である。 【図２】本発明に係る筒状体の端部キャップの正面図で
ある。 【図３】本発明に係る筒状体の端部キャップの使用状態
を示す一部切欠図である。 【図４】従来の筒状体の端部キャップの側面断面図であ
る。 【符号の説明】 Ｐ 筒状体 １ 筒状部 ３ フランジ部
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 筒状体の端部に挿入される筒状部と、筒
状体の端部に係止されるフランジ部とからなる筒状体の
端部キャップにおいて、フランジ部には筒状体の外方に
向けて突出部を延設すると共に、筒状部には筒状体の開
口から奥側に向けて筒状体の長手方向と平行に溝部を設
け、この溝部を筒状体の内壁面と平行に筒状部を一周さ
せることにより、筒状体の開口近傍において筒状部が薄
肉となるようにして、筒状部により筒状体の開口近傍の
内壁に生じる圧力が、筒状体の他の内壁に生じる圧力よ
りも小さくなるようにしたことを特徴とする筒状体の端
部キャップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07610398A JP3473384B2 (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 筒状体の端部キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07610398A JP3473384B2 (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 筒状体の端部キャップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11270777A JPH11270777A (ja) | 1999-10-05 |
| JP3473384B2 true JP3473384B2 (ja) | 2003-12-02 |
Family
ID=13595557
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07610398A Expired - Fee Related JP3473384B2 (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 筒状体の端部キャップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3473384B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20180001051U (ko) * | 2016-10-07 | 2018-04-17 | 김타이거 | 라이저 파이프 및 드릴링 파이프 보호용 축광 폴리우레탄 프로텍터 커버 |
-
1998
- 1998-03-24 JP JP07610398A patent/JP3473384B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11270777A (ja) | 1999-10-05 |
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