JP3472932B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP3472932B2
JP3472932B2 JP01544692A JP1544692A JP3472932B2 JP 3472932 B2 JP3472932 B2 JP 3472932B2 JP 01544692 A JP01544692 A JP 01544692A JP 1544692 A JP1544692 A JP 1544692A JP 3472932 B2 JP3472932 B2 JP 3472932B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体集積回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ダイナミックランダムアクセスメモリ即
ち、DRAMはコンピュータの記憶素子として記憶容量
が大きく高速であることから近年精力的に研究され、よ
り高速高集積化が進んでいる。DRAMについての詳細
な技術は例えばサイエンスフォーラム社発行、赤坂洋一
他3名編集、最新版超LSIプロセスデータハンドブッ
クに詳細が述べられている。
【0003】図22は一般的なDRAMのメモリセル部
の回路図である。
【0004】図23は一般的なDRAMのメモリセル部
の縦断面図である。
【0005】メモリセルはMOSトランジスタ181と
コンデンサ182が1組となり構成され、コンデンサ1
82に蓄積された電荷量の大小によって1ビットのデー
タを記憶する。MOSトランジスタのゲート電極191
はワード線183に接続され、さらにワード線は周辺回
路のXデコーダドライバに連結されている。また、MO
Sトランジスタ181のソース電極はビット線184に
接続され、更にこのビット線はセンスアンプ185、読
み出し回路186、書き込み回路187等の周辺回路に
接続されている。また、ドレイン電極はコンデンサ18
2の一方の電極に接続されており、もう一方の電極は各
ビット共通のプレート線193に接続されている。
【0006】この、コンデンサ182の容量はα線によ
って作り出される電荷によるエラー(ソフトエラーと呼
ばれる)に対する耐性を備えるためには200fC以上
の電荷が蓄積されていなければならない。仮に電源電圧
を3Vとすると、コンデンサ182には約70fF以上
の容量が必要となる。
【0007】コンデンサ182の容量は数1式に示した
ように、
【0008】
【数1】
【0009】絶縁膜の比誘電率ξγ及びコンデンサ18
2の電極面積Sに比例し、絶縁膜の厚さdに反比例し、
コンデンサ182の容量Cを大きくするためには電極の
表面積Sを大きくし、絶縁膜の厚さdを薄くし、誘電率
の大きな絶縁膜を用いる必要である。しかし高集積化D
RAMにおいてはメモリセル1個当りの占める表面積が
縮小し、これまで量産に用いられてきた技術では充分な
コンデンサ182の電極面積Sを得ることが困難になっ
てきている。そのため表面積を増すための研究が行われ
ている。例えば1991 Symposium on VLSI Technology Di
gest of Technic-al Papers P7−P13に記載してある。
このように表面積を増大させるためには現在非常に複雑
なプロセスが必要とされている。また、絶縁膜の膜厚は
絶縁破壊電界強度との兼ね合いで絶縁膜の薄膜化には限
界がある。
【0010】一方、例えば第8回強誘電体応用会議講演
予稿集p3−p29に記載してあるように絶縁膜の比誘
電率の大きな物質を用いる研究が進められている。比誘
電率ξγの大きな物質としてはTa25、TiO2で2
0から100程度、さらにそれ以上の物質としてはPb
(ZrTi)O3、(PbLa)(ZrTi)O3、Ba
TiO3、SrTiO3などのペロブスカイト型の結晶構
造をもつ強誘電体がある。
【0011】また、強誘電体には自発分極と呼ばれる電
界を印加しない場合においても分極を有するといった現
象がある。
【0012】図24は一般的な自発分極を説明する図表
である。
【0013】この自発分極をメモリとして用いる強誘電
体メモリに関する技術は特開昭63−201998号公
報、特開昭64−066897号公報、特開平1−15
8691号公報に記載されている。
【0014】図25は一般的な強誘電体の分極の履歴を
用いたメモリセルの等価回路図である。このメモリセル
は1個のトランジスタと1個の強誘電体容量素子により
構成されている。以下このような強誘電体の自発分極を
利用した不揮発性メモリを強誘電体メモリ(FRAM)
と呼びDRAMと区別する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、誘電率が20以上または分極に履歴を有するような
酸化物絶縁体を成膜し、良好な結晶を得るためには酸素
雰囲気下で基板温度を500℃以上の高温とする必要が
ある。このために下地電極が高温で酸素雰囲気中にある
ために、アルミニウム等の貴金属以外の金属や、ポリシ
リコン等を下地電極として用いた場合にはこれらの金属
や半導体の表面が酸化され、Al23やSiO2等の絶
縁体が形成される。
【0016】図26は従来の貴金属以外の金属を下地電
極として用いた場合の容量素子の構成を説明する説明図
である。この絶縁膜の誘電率は例えばAl23で約9.
0、SiO2で約4.0であり、比誘電率が20未満で
ある。また、このような表面が酸化されて形成される酸
化物の膜厚は5nm〜20nm程度である。この結果、
堆積された高誘電率膜の容量と表面が酸化されて形成さ
れた低誘電率膜の容量との直列接合となり高誘電率膜の
膜厚を薄くしても大きな容量値が得られない。
【0017】一方、膜厚薄くした際にはリーク電流が大
きく仮に書き込み時に充分な電荷が蓄えられたとして
も、それが時間とともに減少し、電荷が減少し、読み出
し時に充分な電荷量が残らなくなり、膜厚を薄く出来な
い。そのためこれを用い所望の容量を得ようとした場
合、容量の占有面積が増大し素子面積の縮小が図れない
といった問題がある。
【0018】仮に表面に低誘電率の酸化物が形成されな
い金属を用いたとしても、誘電率が20以上または分極
に履歴を有するような酸化物絶縁体を下地材である金属
や絶縁体上に形成すると、下地材とこの酸化物絶縁体膜
との格子定数の不整合より酸化物絶縁体膜の結晶性が界
面付近で悪化し界面付近の誘電率が低下する。この結
果、下地材を酸化されない金属とし、この金属を一方の
電極とする容量素子を構成すると、高誘電率層と下地材
との界面付近の低誘電率層とが直列に結合された容量と
なり、この低誘電率層が例え数nmの薄膜であったとし
ても実効的な誘電率は低下するといった問題がある。
【0019】図27は従来の貴金属を下地電極として用
いた場合の容量素子の構成を説明する説明図である。こ
のような低誘電率の酸化物を形成しない物質として、白
金パラジウムのような貴金属を用いた場合に、膜厚が充
分厚い場合には金属の酸化物が形成されず、結晶性が優
れ誘電率の高い強誘電体膜が形成できる。しかし、この
技術において実効的な誘電率の高い絶縁体が形成されて
も、白金等の貴金属は反応性イオンエチングやドライエ
チングによる加工をすることができずイオンミリングま
たはウェトエッチングによよって加工せざるを得ない。
そのため微細加工を行うことができず高集積化が困難で
あるといった問題がある。
【0020】図28は強誘電体膜厚と容量の関係を示す
図表である。本図に強誘電体としてBaTiO3を用い
その誘電率を仮に2000とし、下地電極をポリシリコ
ンとしSiとの界面に酸化膜としてSiO2膜が5nm
形成された場合(図22)と、電極面積1×1μm2
したときのコンデンサ182の容量とBaTiO3膜厚
の関係をシミュレーションした結果と酸化膜が形成され
なかった場合(図23)の関係をそれぞれ示した。この
ようにDRAMのような表面積が小さく、高誘電率膜を
用い、その膜厚を仮に薄くしたとしても所望の容量値を
得ることができないといった問題がある。
【0021】本発明の目的は、基板面積に対して大きな
容量の容量素子を有する半導体集積回路を提供すること
にある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的は、表面に半導
体素子が形成された半導体基板と、前記半導体基板表面
に垂直な側壁を有し前記半導体素子のソース層を囲んで
形成された壁状の金属酸化物強誘電体膜と、該金属酸化
物強誘電体膜の側壁を挟んで形成された一対の電極膜と
を備え、前記壁状の金属酸化物強誘電体膜は、前記半導
体素子のドレインとゲートの電極を構成する導電体を覆
う絶縁層を含む前記半導体基板表面の全体に金属酸化物
強誘電体膜を成膜した後、前記壁状の部分を残して該金
属酸化物強誘電体膜を除去することにより形成され、前
記一対の電極膜は、前記壁状の金属酸化物強誘電体膜の
全面及び前記ソース層を覆う電極膜を成膜した後、前記
側壁の両壁面及び前記ソース層を覆う電極膜を残して該
電極膜を除去することにより形成され、かつ前記側壁の
外壁面に形成された電極膜は前記絶縁膜を介して前記半
導体素子と絶縁されてなり、前記金属酸化物強誘電体膜
と前記一対の電極膜とで容量素子が形成され、前記金属
酸化物強誘電体膜が、誘電率が20以上または分極に履
歴を有し、かつ前記側壁の高さが該側壁の厚みよりも大
きい半導体集積回路とすることにより達成される。
【0023】
【0024】上記目的は、前記金属酸化物強誘電体がP
b(ZrTi1−x)O、(PbLa1−y
(ZrTi1−x)O を主成分とする強誘電体物
質である半導体集積回路を提供することにより達成され
る。
【0025】上記目的は、前記金属酸化物強誘電体がB
aまたはSrと10重量%以下のPbとを含み、結晶構
造がぺロブスカイト構造の強誘電体物質である半導体集
積回路を提供することにより達成される。
【0026】上記目的は、前記金属酸化物強誘電体がP
bMgNbOまたはPbCuMgNbOを主成分と
する半導体集積回路を提供することにより達成される。
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【作用】上記構成によれば、半導体基板上に半導体素子
を形成後に誘電率が20以上または分極に履歴を有し高
い比誘電率を有する金属酸化物強誘電体を成膜し、該
属酸化物強誘電体を壁状に加工し、壁状に加工された
属酸化物強誘電体に真空中で導電材を成膜し、頂部の導
電材を除去して金属酸化物強誘電体の双方の側壁に電極
を形成することにより、強誘電体と接する電極表面が高
温の酸素雰囲気に曝されることがないため、電極表面が
酸化され低誘電率の金属膜が形成され、実効的な誘電率
を低下させることを防止し高い比誘電率とリーク電流が
少ない誘電体が形成でき大きな容量をもつ半導体集積回
用容量素子が得られる。
【0036】このため、従来高誘電体や分極に履歴を有
する絶縁体を用いた容量素子の電極材料として用いられ
てきた白金等の貴金属以外の電極材料を用いることがで
きる。このような貴金属以外の金属あるいは半導体はド
ライエッチング等による加工性に優れているために基板
上に微細な容量素子を構成することができる。
【0037】また、下地材と上記金属酸化物強誘電体
格子定数の不整合により上記金属酸化物強誘電体下地材
との界面に低誘電率層が形成される。このような低誘電
率層は下地材として例え白金などの貴金属を用いても形
成される。このため、下地材を電極の一つとして用い、
容量素子を構成した際にはこの低誘電率層が高誘電率層
とシリーズに形成され実効的な誘電率は低くなる。しか
し、下地材として絶縁膜を用い上記のような金属酸化物
強誘電体形成し、さらに基板に対して縦型に加工し
その側壁部に電極を形成すると、下地材である絶縁膜と
の格子定数の不整合により形成された低誘電率層とその
上部に形成された高誘電率層が並列に接続されたことに
なるため実質的に高い誘電率の部分が支配的になり、実
効的な誘電率が高くなると共に、少ない電極面積で高い
容量値を持つ容量素子を構成することができる。
【0038】図29は上記の下地材と低誘電率層とその
上部に形成された高誘電率層の関係を説明する説明図で
ある。
【0039】上記の誘電率が20以上または分極に履歴
を有する金属酸化物強誘電体を用い、電極が基板に対し
てほぼ垂直であり、側壁部に電極を有する容量素子の電
極間隔に比べ垂直方向寸法を大きくすることにより、容
量素子の占める基板面積を縮小できる。
【0040】金属酸化物強誘電体表面に凹凸を有するこ
とにより、容量素子の電極表面積を大きくし、より大き
な容量を小さな基板面積内に得ることができる。
【0041】憶セルを、半導体素子と上記の金属酸化
物強誘電体を用いた容量素子とを電気的に接続する際
に、この金属酸化物強誘電体が上記半導体素子と容量素
子との接合部を囲むように2次元あるいは3次元のマト
リクス状に多数配設することにより、記憶セル配設のた
めのレイアウトが容易になり、少ない基板上占有面積で
広い電極面積を得て高集積化を図ることができる。そし
金属酸化物強誘電体の両側壁の電極を電気的に分離す
るためのリソグラフィ工程を省略することができる。
【0042】上記容量素子を読み出し用の周辺回路に接
続し、DRAMを構成することにより高速のメモリアク
セスを可能にする。
【0043】基板上にトランジスタを形成後に強誘電体
を成膜し、その後該酸化物の加工、さらに金属または半
導体の成膜工程、さらに該金属または半導体の加工工程
により電極を形成することにより上記容量素子を形成す
ることができる。
【0044】配線工程後に金属酸化物強誘電体を用いる
容量素子を構成することにより、トランジスタ中や絶縁
膜中に金属酸化物強誘電体に含まれている金属元素が混
入し素子特性を変化させることを防止している。
【0045】上記スペーサに凹凸を有することにより
属酸化物強誘電体膜にも凹凸を形成し、容量素子の電極
表面積を大きくし、少ない基板占有面積でより大きな容
量を得ることができる。
【0046】Pb(ZrTi1−x)O、(Pb
La1−y)(ZrTi1−x)O系の金属酸化物
強誘電体は分極に履歴を有する温度範囲から、履歴が見
えなくなる温度範囲の境界温度(キュリー温度)が約4
00℃付近と高い物質である。そのため、室温において
大きな自発分極を有する。このため、これを金属酸化物
強誘電体として上記構造の強誘電体メモリ(FRAM)
として用いることにより良好なメモリー特性が得られ
る。
【0047】同時にこれらの物質は抵抗率が大きくリー
ク電流が低いためにこれを金属酸化物強誘電体として上
記構造のDRAMとして用いることにより良好なメモリ
特性が得られる。
【0048】BaまたはSrは、Pbに比べ質量が小さ
いためこれらを用いたぺロブスカイト構造の結晶は10
MHZ以上の高周波領域においても高い誘電特性が得ら
れる。一方キュリー温度が室温付近であるために室温に
おいて大きな自発分極は得られないが比誘電率はキュリ
ー温度で最大値となる。このためにこれらの物質を容量
素子として用いると小面積で大きな容量値が得られ高速
のDRAM動作を可能にする。
【0049】金属酸化物強誘電体としてPbMgNbO
系の物質を用いるとキュリー温度が10℃から40℃
程度であり比誘電率が7000以上となり、DRAM動
作温度範囲内での温度による誘電特性の変化が10から
20%と小さいためにより小面積で容量素子が構成で
き、レイアウトの面においても柔軟性を有するためより
高集積のDRAMを構成することができる。
【0050】電極材料としてSiまたはSiとの合金を
600℃以下の温度で形成、もしくはAl、Cu、T
i、Wまたはそれらの合金を1000℃以下の温度で形
成することにより、従来確立されたプロセスとの互換性
が損なわれることはない。
【0051】
【実施例】以下本発明の実施例について図を用い説明す
る。
【0052】実施例1 図6は本実施例の強誘電体を用いたダイナミックランダ
ムアクセスメモリ(以下DRAMと略する)の最終工程
の状態を説明する説明図である。図2から図6にその製
造プロセスにおける状態を示した。これは、64Mビッ
トDRAM技術により、0.3μmルールで設計され電
源電圧は1.5V、センスアンプピッチ0.8μm、ワ
ード線ピッチ0.7μmで設計された例を示す。しか
し、以下の技術は上記程度の設計寸法に限られたもので
はない。
【0053】図1は一般的なMOSトランジスタの構成
を説明する説明図である。Si基板上にソース、ドレイ
ンとなるn型拡散層13、ゲート電極11、ゲート絶縁
膜、素子分離等のSiO2絶縁膜12、ポリシリコンか
らなるビット線14を形成しMOSトランジスタが構成
される。
【0054】図2は製造プロセスを説明する説明図であ
る。図1のMOSトランジスタの上にBaTiO3(チ
タン酸バリウム)とSrTiO3の強誘電体21の固溶
体膜を膜厚1.0μmに成膜する。成膜方法としてはB
a、Ti、Srの有機金属、あるいは有機金属錯体をキ
ャリアガスとしてオゾンを用い、基板温度を800℃と
し有機金属化学気相堆積法を用いている。
【0055】図3は製造プロセスを説明する説明図であ
る。強誘電体21の固溶体膜を形成後、リゾグラフィ工
程を経て上記強誘電体膜のエッチングをし本図の断面と
なるように加工する。その際、MOSトランジスタのソ
ースコンタクト部上の強誘電体が除去されること、強誘
電体21が所望の厚さに加工されていることが必要であ
る。また、ビット線上に強誘電体が残されていても何ら
問題はない。
【0056】図4は製造プロセスを説明する説明図であ
る。上記加工した強誘電体21の側壁に金属あるいはポ
リシリコンを成膜する。本実施例ではアルミニウムを成
膜温度300℃で高周波スパッタ法により成膜を行なっ
た。上記加工された強誘電体膜を7ナインのアルミニウ
ムターゲットと対向させて配置させ、あらかじめ3×1
0のマイナス7乗Torrまで排気し、スパッタガスと
してアルゴンを流し高周波電力を印加しアルミニウム4
1の成膜を行なう。その際、上記アルミニウム41とト
ランジスタの電極とは電気的に接続されていなければな
らない。
【0057】図5は製造プロセスを説明する説明図であ
る。上記アルミニウム薄膜41の強誘電体21の上部に
堆積された部分を取り除き強誘電体側壁部同士を分離し
電極とすることにより容量素子が形成される。なお、そ
の際の電極間隔は0.2μmとしたものである。しかし
本発明は0.2μm程度の膜厚に限られたものではなく
必要とされる容量値、膜の比抵抗より決定される物であ
る。上記アルミニウム電極のうち、MOSトランジスタ
と接続されていない電極は他の容量素子と共通の電極と
電気的に接続されておりプレート電極51として用いら
れる。
【0058】図6に示すように上記容量素子上にSiO
2膜を形成し保護膜61としメモリーセルが構成され
る。なお、強誘電体膜中の金属が半導体特性や絶縁性に
悪影響を与えることを防止するために適当なバリア材を
成膜する必要がある。本実施例ではTiNを用いた。
【0059】DRAMとして用いる場合、さらにその上
にアルミ配線等が配設され外部電極とのコンタクトがと
られ、パッケージに封入されて完成する。尚、センスア
ンプ、ドライバー回路、等の集辺回路及びそれらのプロ
セスについては説明を省略したが当然含まれている。
【0060】本容量素子の容量値は本発明において、約
100fFが得られている。プレート電極51に印加さ
れる電圧が電源電圧1.5Vの半分の0.75Vが印加
されるため、蓄積される電荷量は75fCである。ま
た、強誘電体21の側壁部を利用した際の抵抗率は約1
0の13乗Ωcmであり電極間隔を0.2μmとしたこ
とによりDRAMメモリセルとして用いるには充分にリ
ーク電流を小さく出来る。この物質の誘電率は約300
0であった。
【0061】本実施例により図23に記載したような従
来SiO2膜を絶縁体として用いたメモリセル構造と比
較してメモリセルの占有面積が約3分の1以下に縮小で
きたことになる。
【0062】図27から図29に本実施例の効果を説明
するための模式図を示した。図27が従来の貴金属電極
を用いた容量素子である。本素子のような構造では白金
の加工のためにイオンミリングをしなければいけないた
め微細化が困難であり上記実施例と同じ容量値を得るた
めには本実施例と比較してメモリセル面積が約1.5倍
程度必要となる。これに対して、図23に記載したアル
ミニウムやポリSiを電極として用いた場合には加工性
が優れている反面強誘電体膜の形成時に電極が酸化し低
誘電率の酸化アルミニウムやSiO2膜が形成されるめ
に上記と同様の強誘電体膜厚及び電極面積で容量素子を
構成した際に容量値は図28に示したように本実施例と
比較して約8分の1程度に低下する。図29に記載した
本発明の強誘電体容量素子の場合電極はいずれも強誘電
体膜成膜後に形成されるために電極と強誘電体との界面
には低誘電率の酸化物が形成されることがなく、電極に
加工性の優れた金属やポリSiを利用することができ微
細加工が可能となる。
【0063】さらに本実施例において図4に記載した電
極金属の形成後にBPSG膜を成膜し、それを電極金属
の上部のみが露出するようにエッチバックし、さらに露
出した、強誘電体上部の金属のみエッチングし、電極を
分離する。さらにSiO2等の絶縁膜を形成することに
よってもメモリセル部を構成することができる。このプ
ロセスにおいて容量素子構成に必要となるリソグラフィ
用マスク枚数は強誘電体のパターニング用に1枚のみし
か必要とせず、従来の複雑なメモリセルを構成する場合
に比べマスクの節約、必要とされるマスク併せ精度のた
めの素子の拡大化の防止、さらにマスク合せ不良による
歩止まりの低下を防ぐことができる。
【0064】実施例2 図7は実施例1に記載の高誘電体を用いたDRAMメモ
リセルの斜視図である。図8は実施例1に記載の高誘電
体を用いたDRAMメモリセルの平面図である。本実施
例においては強誘電体膜72、84がMOSトランジス
タのソースのコンタクトホール85を囲むように構成さ
れている。これにより、強誘電体を用いた容量値を実施
例1と同じ容量値とすれば、上記容量セルの高さ1μ
mから0.7μmに低くできるために、メモリセル構成
後の段差が少なく、後工程のアルミ配線の配設時に発生
する段差が原因となる配線の切断が実施例1の場合より
10%程度減少し、素子の歩止りを向上させることがで
きる。
【0065】図9は実施例1に記載の高誘電体を用いた
他のDRAMメモリセルの平面図である。本図に記載し
たように、強誘電体膜がMOSトランジスタの電極を囲
むように形成することにより、電極表面積を大きくする
ようなレイアウトが可能である。この場合、上記と同じ
容量値とすれば強誘電体の高さを0.4μmと低くする
ことができ、上記と同様の原因による配線の切断を実施
例1の場合に比較して25%減少させることができる。
【0066】実施例3 図10から図13に凹凸を有するスペーサを用い強誘電
体に凹凸を形成し容量素子の表面積を増大させたDRA
Mメモリセルの製造プロセスの断面略図を示す。 図1
0は他の製造プロセスを説明する説明図である。図1と
ほぼ同様にSi基板上にMOSトランジスタを構成した
後、550℃と比較的低い温度でポリSiを堆積すると
ポリシリコン表面に0.1から0.05μm程度のグレ
インを形成し、これをMOSトランジスタのコンタクト
電極付近に残るように加工する。その結果、本図のよう
な凹凸を有するポリシリコンのアイランド101が形成
される。その際アイランドの高さは0.5μmとした。
【0067】次に、PbMgNbO3セラミクスをター
ゲットとしアルゴンをスパッタガスとして基板上にPb
MgNbO3の強誘電体膜102を成膜する。成膜され
たPb(Mg、Nb)O3の比誘電率は約5000であ
る。膜厚はアイランド側壁部において0.2μmとなる
ように成膜処理を行なった。
【0068】図11は他の製造プロセスを説明する説明
図である。アイランド側壁部以外の強誘電体膜102を
ドライエッチングにより除去し、さらにアイランドのポ
リSiおよび、ポリSiとPbMgNbO3との境界部
付近に形成されたSiOx膜を除去し本図のようにPb
MgNbO3の強誘電体膜102のみを残す。その際ポ
リSiは必ずしも全て除去する必要はないが、境界部付
近のSiOxは全て除去しなければならない。
【0069】図12は他の製造プロセスを説明する説明
図である。
【0070】電極としてチタンシリサイド121を形成
する。
【0071】図13は他の製造プロセスを説明する説明
図である。
【0072】チタンシリサイド121の頂部を切断・分
離し、全体に保護膜131を形成しメモリセルが形成さ
れる。
【0073】実施例4 図14から図17に別のプロセスにより凹凸を有するス
ペーサを用い強誘電体に凹凸を形成し容量素子の表面積
を増大させたDRAMメモリセルの製造プロセスの断面
略図を示した。
【0074】図14は他の製造プロセスを説明する説明
図である。
【0075】本図は図10に記載したPb(Mg、N
b)O3の強誘電体102上に、先にプレート電極とな
る第一の電極141を形成する。
【0076】図15は他の製造プロセスを説明する説明
図である。
【0077】第一の電極141電極の一部をエッチング
し、さらにポリシリコンのアイランド101をエッチン
グする。
【0078】図16は他の製造プロセスを説明する説明
図である。
【0079】ストレージノード161となる電極として
CVD法によりn型のポリSi膜161を全面に形成す
る。
【0080】図17は他の製造プロセスを説明する説明
図である。
【0081】ストレージノード161と第一の電極14
1がドライエッチングにより電気的に隔離し最後に保護
膜171が形成され同様のセル構造図を得ることができ
る。
【0082】また、図14に記載したように、PbMg
NbO3の強誘電体102上にさらにプレート電極とな
る第一の電極141を形成した後に上記と同様の加工工
程を経メモリーセルを構成するといった方法でも同様の
セル構造を得ることができる。 本実施例によって形成
された、容量素子を図9と同様に構成し強誘電体の高さ
を0.4μmとした場合、300fFの容量値を得るこ
とができる。そのためメモリセルの占有面積を0.5μ
m×0.4μmと実施例1の半分の面積にしても150
fFの容量値を得ることができ容量の占有面積を縮小で
き更に高集積化することができる。
【0083】実施例5 強誘電体膜としてPb(ZrTi)O3を成膜し自発分
極を利用した強誘電体メモリの形成例を示す。上記膜の
成膜法としてはゾルゲル法を用いている。
【0084】図24に本実施例になる膜の分極の履歴曲
線を示すと、自発分極の値は30μC/cm2であっ
た。
【0085】図25は従来の強誘電体不揮発性メモリの
回路図である。
【0086】この膜を用い本図に記載したのと同様の構
造の強誘電体メモリーを構成した。構成されたセルの断
面図は図6に記載したものと同じである。214は強誘
電体容量素子を表している。本実施例によれば従来の白
金を電極として電極を基板に対し平行に設置した場合に
比べ大幅にセル面積を縮小できる。分極反転を利用し従
来のセル構造により構成した場合には読み出し可能な電
荷量を得るためにはは数μm四方必要であった。これに
対し本実施例によれば強誘電体の高さ1.5μm、膜厚
を0.2μmとし、平面構造が図9記載の構造を用い、
更に強誘電体表面に実施例3に記載したような凹凸を設
けることにより容量の占有面積1μm四方においても充
分な分極反転電荷を得ることができ、さらに、電極材料
として白金に比べてはるかに微細加工の容易なn型にド
ーピングされたポリSiを成膜温度600℃で形成する
ことにより強誘電体不揮発性メモリの高集積化、高速
化、低価格化に大きく役立つものである。なお、本実施
例においては、容量、MOSトランジスタそれぞれ1個
づつ1組の素子2組で記憶素子を構成する例について述
べたが、当然、強誘電体の自発分極を用いる他の構造の
不揮発性メモリについても本実施例によればセル面積を
縮小し高集積化が図れる。
【0087】実施例6 強誘電体は上記の材料のように、重金属やマグネシウム
等の半導体や絶縁膜の特性を変化させる元素が多く含ま
れている。このような物質は強誘電体の成膜工程や強誘
電体成膜後の工程においてMOSトランジスタの活性領
域中に拡散し半導体のエネルギバンドギャップ準位を変
化させる。これによりMOSトランジスタのオフ電流が
増加したり、しきい値電圧が変化するといった問題があ
る。
【0088】 図18に上記に強誘電体を用いた容量
を制御トランジスタ、駆動用の周辺回路、金属配線の
終了し後に形成したDRAMのメモリセルの断面図を示
した。このような構造においては強誘電体成膜後に高温
のプロセス等により強誘電体中の金属がMOSトランジ
スタの特性を変化させることが少なく、素子の長期的な
信頼性を向上させることができる。図6の素子と図18
の構造のメモリ評価したところ、MOSトランジスタの
オフ電流が図18の場合には図6の場合と比較して約1
桁ほど低くすることができる。
【0089】また、このような金属が半導体中に拡散す
ることを防止する方法としては、強誘電体とトランジス
タの間に窒化チタン等のバリア材を形成しておくこと
や、上記重金属などと固溶度の高いBPSGやPSG等
の絶縁体を相関絶縁膜等に用いることにより、拡散した
金属元素をトランジスタの活性領域に到る前に絶縁膜中
に捕らえるために金属元素によるトランジスタ特性の変
化を抑える効果がある。バリア材を設ける技術について
は実施例7に示した。
【0090】また、強誘電体材料を構成する金属元素に
はウラン,ラジウム系、アクチニウム系、トリウム系、
ネプツニウム系の多くの放射性同位体がある。このよう
な元素、例えば鉛の場合はベータ線崩壊により原子番号
の1つ大きなBiや2つ大きなPo元素に変化したりす
る。これらの元素はさらにα線崩壊によりTlやPbと
いった元素に変化する。このα線がMOSトランジスタ
付近に形成された空乏層に入射し、ソフトエラーを引き
起こす。そこで、ソフトエラーを防止するために金属元
素を充分に精製し不純物金属を除外すると共に放射性同
位体も除外することによりソフトエラーの発生確率を著
しく下げることができる。
【0091】さらに、図18に示したように強誘電体を
配線工程の後に形成しMOSトランジスタと距離をおく
ことによりα線が発生してもこのα線が上記空乏層に飛
来する確率が低下し強誘電体膜が原因となるソフトエラ
ー発生確率を著しく低下させることができる。
【0092】上記、図18に示した構造によるMOSト
ランジスタの特性変化の抑制や、α線ソフトエラー発生
確率の低減は強誘電体の側壁部に電極を有する容量素子
を用いたデバイスに限られるものではなく、従来技術の
下地電極上に強誘電体を成膜し容量素子を構成する技術
においても有効である。
【0093】また、誘電体膜としては、強誘電体膜に限
らず、上記のようなトランジスタの特性変化やソフトエ
ラーといった問題がある金属酸化膜、金属窒化膜を用い
たデバイスにも有効である。
【0094】図30は本実施例のDRAMメモリセル部
の断面構造を示す説明図である。
【0095】本図は金属配線形成後に配線保護膜を形成
し、ストレージノードとなる下地金属、誘電体膜、プレ
ート線を形成、加工し最終保護膜を形成したものであ
る。上記金属配線上に容量を形成した場合と同様に、ビ
ット線の上部に強誘電体容量素子を構成した場合にもほ
ぼ同様の効果がある。
【0096】図31は上記のビット線の上部に強誘電体
容量素子を構成した場合の説明図である。
【0097】図32は他の実施例のDRAMメモリセル
部の断面構造を示す説明図である。
【0098】本図はビット線上の絶縁膜やコンタクト用
のポリSiを平坦化処理した後に下地金属、強誘電体
膜、プレート線を形成、加工したものである。このよう
な構造においては下地金属面の平坦性が優れているため
にその上部の強誘電体膜の結晶性が優れるために誘電率
が向上し、リーク電流を低減することができる。
【0099】実施例7 これ迄に述べた実施例においては、金属あるいは強誘電
体膜は1層のみから構成されていたが、本実施例では半
導体基板上に組成の異なる強誘電体を成膜し第1の層は
下地酸化膜とのバッファ層として用いることにより第2
の層の強誘電体の結晶性を向上させ強誘電性を引き出そ
うとする実施例について述べる。
【0100】図19は多層の強誘電体及び多層の電極を
用いたメモリセルの説明図である。本メモリセルは、
0.3μmルールで設計され、電源電圧は3.0V、セン
スアンプピッチ0.8μm、ワード線ピッチ0.7μmで
設計されたものである。しかし、本発明は上記程度の設
計寸法程度に限られたものではない。
【0101】Si基板上に図1に記載した様にMOSト
ランジスタ及びビット線が形成された後に、シリコンと
のコンタクト抵抗を低減するためにコンタクト部チタン
271を形成する。形成されたチタン271はその後の
高温プロセスにおいてシリコンと反応しシリコンとの境
界部に約0.020μmのチタンシリサイド272を形
成する。このチタンシリサイド272はさらにコンタク
ト抵抗を低減させている。
【0102】さらにチタン上部にバリア層となる窒化チ
タン273が形成される。強誘電体膜を成膜する前にM
OSトランジスタのソース電極のコンタクト部にバリア
材を形成することにより強誘電体に含まれる鉛やジルコ
ニウム等の重金属やマグネシウム等のSi中で可動イオ
ンとなりうる物質がSi中に混入することを防止でき
る。Si中に重金属が混入したり、可動イオンが混入す
るとSiのバンドギャップ中の深いエネルギ域に電子の
エネルギ準位が形成されMOSトランジスタのリーク電
流の増加や閾値電圧の変化等を引き起こす。これらを防
ぐことのできるバリア材として窒化チタン273を用い
たものである。
【0103】さらに、SrTiO3274及びPb(M
g、Nb)O3275それぞれCVD法、ゾルゲル法に
より膜厚0.1及び0.45μm成膜する。なおSrTi
3膜はECRプラズマアシスト有機金属CVD法によ
り成膜されている。
【0104】図20はECRプラズマアシスト有機金属
CVD法により成膜する装置の構成を説明する説明図で
ある。
【0105】8インチSi基板281の配置された真空
容器282の側部にマイクロ波導波管283とマイクロ
波発生装置284より周波数2.45GHzのマイクロ
波が導入される。導入されてマイクロ波の電界方向は基
板に対して平行方向であり真空容器上部に設けられた磁
界コイル285により導入されたガスが電子サイクロト
ロン共鳴によりプラズマとなり基板上に成膜される。あ
らかじめ10のマイナス6乗Torrまで排気し、基板
281をヒータ286により600℃に加熱する。Ti
(OC2H5)5(287)とSr(DPM)2(28
8)をそれぞれの容器及び配管ヒータ289により15
0℃、300℃に加熱し、それぞれの酸素をキャリアガ
スとして50ml/min、150ml/minの流速
で真空容器282内に導入する。この導入用の配管には
真空容器282に至るまで途中の配管中で凝結すること
を防止するために、配管にも加熱装置が設けられてい
る。なお、基板上に均一に成膜処理が行えるようにガス
は基板281に対し、垂直方向に導入され、多数の導入
孔を有している。
【0106】この導入されたガスは電子サイクロトロン
共鳴によりプラズマとなり基板281上に成膜処理をす
る。その際の容器内の圧力は0.1mTorrである。
成膜後、真空中で700℃1時間の熱処理を加える。
【0107】さらに、フォトリソグラフィ工程、ドライ
エッチング工程を経て、Pb(Mg、Nb)O3275
及びSrTiO3274幅0.15μm、長さ2μmとな
るように形成される。その際、強誘電体層の高さは0.
5μmであり、図8に示したようにMOSトランジスタ
のソース電極のコンタクト部を囲むように形成されてい
る。さらに、アルミニウム276を0.04μmポリシ
リコン277を0.05μm成膜する。さらに、ボロン
リンシリケートガラス(BPSG)278を成膜し80
0℃の高温でリフローさせる。さらに、PBSGをPb
(Mg、Nb)O3上のポリシリコンが露出するまでエ
ッチバックさせる。
【0108】さらに、エッチングにより強誘電体上部の
ポリシリコンを除去し、硫酸により強誘電体上部のアル
ミニウムを除去する。これにより、強誘電体を介してプ
レート電極279と蓄積ノード2710を電気的に分離
する。その結果、Pb(Mg、Nb)O3と接する電極
の面積は1μm2(2μm×0.5μm)、また電極間隔
は0.15μmとなる。
【0109】さらに、上記容量素子上に保護膜としてS
iO2膜2711を形成しメモリーセルが構成される。
DRAMとして用いられる場合、さらにその上にアルミ
配線271、272等が配設され外部電極とのコンタク
トがとられ、パッケージに封入され完成する。尚、セン
スアンプ、ドライバー回路、等の周辺回路のプロセスに
ついては省略したが当然含まれており、図22に示すよ
うな構成となる。
【0110】容量素子の容量値は本実施例において、約
80fFが得られる。プレート電極に印加される電圧が
電源電圧3Vの半分の1.5Vが印加されるため、蓄積
される電荷量は120fCである。また、リーク電流1
fA程度でありDRAMメモリセルとして用いるには充
分小さい値が得られている。
【0111】 またこのようなDRAMに用いる物質と
してPb(Mg、Nb)O3について述べているが、本
発明は上記膜に限られたものではない。例えば、BaT
iO3やSrTiO3またはこれらの膜を主成分とする固
溶体膜を用いた場合、Pb(Mg、Nb)O3に比較し
誘電率が小さいため、素子寸法は上記のものと異な
るが、100kHz以上の高周波領域においても、高い
応答特性を得ることができる。これは、BaやSr原子
の質量がPb原子の質量と比較して小さいためである。
また、Pb(Ti、Zr)O3や(Pb、La)(T
i、Zr)O3は Pb(Mg、Nb)O3の構成元素で
あるMgを含まないため、Mg拡散やMgが可動イオン
となることによるMOSトランジスタ特性の変化といっ
た問題を引き起こすことがなく、信頼性の向上に効果が
ある。
【0112】実施例8 強誘電体の成膜方法としてはゾルゲル法を取り上げるげ
ているが、他にスパッタ法、有機金属気相堆積法、蒸着
法、水熱法等によっても上記膜を成膜することができ
る。スパッタ法はターゲットの組成を変化させることに
より膜の組成を制御性良く成膜でき、(Pb,La)
(Ti,Zr)O3や銅を固溶させたPb(Mg,N
b)O3など構成元素数が多い膜の成膜も容易に行うこ
とができる。また、有機金属気相堆積法や水熱法は10
枚以上の基板上に同時成膜できスループットの向上につ
ながるものである。
【0113】図21に有機金属気相成長装置の断面図を
示した。直径300mmの石英容器内に8インチ基板を
30枚設置する。この基板を石英容器の外側に設けられ
た高周波加熱コイル292により基板を800℃まで加
熱する。真空容器内はあらかじめ10のマイナス4乗P
aまで真空排気される。その後、Arガス293をキャ
リアガスとして加熱気化した有機材料物質は基板表面に
到り、成膜処理が行われる。本方式ではさらにオゾン、
酸素、水蒸気294を同時に導入し酸素を補っている。
必要な膜厚が成膜された後に、基板は毎時100℃の勾
配で徐冷されるこれによりグレインサイズが大きく誘電
率が高くリーク電流の少ない強誘電体膜が同時に他数枚
形成することができる。
【0114】 本装置により(Sr,Ba)TiO3
びPb(Zr,Ti)O3を成膜しそれらの特性を調べ
たところ室温において比誘電率、比抵抗は(Sr,B
a)TiO3においてそれぞれ4000及び3×10 14
Ωcm、Pb(Zr,Ti)O3においてはそれぞれ1
000及び1×10 15 Ωcmである。しかし、周波数1
00MHzでの誘電損失は(Sr,Ba)TiO3がP
b(Zr,Ti)O3よりも一桁ほど小さいものであっ
た。このため、アクセス時間が例えば80nsが必要と
されるDRAMには(Sr,Ba)TiO3が好適であ
る。
【0115】しかし、塩素系ガスのプラズマを用いドラ
イエッチングにより加工した際にはPb(Zr,Ti)
3のほうが(Sr,Ba)TiO3よりも高アスペクト
比の加工がしやすく超微細加工が必要とされる例えば2
56メガビットDRAM等においてはPb(Zr,T
i)O3を用いたほうが好適である。
【0116】 実施例9 図33は本発明のメモリ素子をオンチップ化させたシス
テムLSIのレイアウトを示す。本技術は今後、通信方
式がアナログネットワーク、デジタルネットワーク、ナ
ロウバンドイインテリジェントサービスデジタルネット
ワーク(N−ISDN)、さらにブロードバンド(B)
−ISDNに対応できる技術であり、高精細な自然動画
を含むマルチメディア通信に対応可能なな高集積高速メ
モリと通信回路から直接信号を取れるためにドライバ
レシーバ回路等をオンチップ化させたものである。
【0117】図34に本発明のFRAM、DRAM、S
RAMをキャッシュメモリとして内蔵した論理LSI
(マイクロプロセッサ)のレイアウトを示した。本実施
例のように、本発明のメモリ素子を内蔵キャッシュメモ
リとして用いれば、先に述べたように大容量かつ低消費
電力であるので、高度な機能を持つ論理素子を低消費電
力で動作させることができるといった利点がある。さら
に、ソフトエラーに強いマイクロプロセッサが得られる
といった効果もある。
【0118】実施例10 図35は、本発明のFRAM、DRAM、SRAMを半
導体ディスク基板として用いたレイアウトを示す。先述
したように安価で大容量の固体記録媒体として、極めて
有利である。特にFRAMデスクを用いれば、不揮発性
であるために停電時にも電気的バックアップが不要で、
記憶内容を他の記憶媒体(例えば磁気ディスク、磁気テ
ープ等)にバックアップとしてコピーする必要がなく、
また可動部がないために衝撃に強く、消費電力の極めて
少ないなどの利点がある。さらに、ソフトエラーに強い
半導体ディスク基板が得られるという効果もある。
【0119】さらに本発明のメモリ素子は半導体ディス
ク基板のみならずメモリカードにも応用できる。
【0120】図36は、本発明のFRAM、DRAM、
SRAMをメモリカードとして用いたレイアウトを示
す。特にFRAMを用いたカード(FRAMカード)は
従来のメモリカードのように記憶保持用の電池をカード
内に内蔵させる必要がないために従来のフロッピディス
クと同様の使用法が可能で、フロッピに比べ大幅にアク
セス時間が短縮できるといった利点がある。従って、上
記、メモリ素子を用いたメモリカードを従来のフロッピ
ディスクのようにワークステーション以下の小型及び携
帯用コンピュータシステムにおける交換可能な補助記憶
媒体として利用すれば、ディスクを回転させるために要
するモータ等の駆動系や駆動用の電源が不要なので、シ
ステム全体を小型化できまた、消費電力を低減で、さら
に大容量の情報を高速に読み書きできるのでシステム全
体としての処理能力が向上する。
【0121】実施例11 上記論理素子(マイクロプロセッサ)、及び本発明によ
るメモリ素子(FRAM、DRAM、SRAM)、さら
に本発明による半導体ディスク基板や本発明によるメモ
リカードは、スーパーコンピュータ、大型、汎用、中小
型コンピュータやワークステーション、さらにはパーソ
ナルコンピュータ、ポータブルコンピュータ、ラップト
ップコンピュータ、ノート型パーソナルコンピュータに
用いるとその効果が大きい。
【0122】図37は本実施例のコンピュータシステム
を説明する説明図である。本図において半導体ディスク
として、DRAM及びSRAMディスクは従来と同様の
使い方であるが、従来に比較して大容量かつ安価である
ために、処理能力等の性能を高めることができる。これ
らは特に中小型以上の機種で大きな効果がある。
【0123】また、FRAMディスクは、従来の半導体
ディスクに比べ、不揮発性、大容量、低消費電力、等の
利点を持つ。特に、不揮発性であるために電気的なバッ
クアップを必要としないので、中小型以上の機種に見ら
れるような停電対策用の蓄電池が不要で、システム全体
を小型化できるという利点がある。また、記憶内容をア
クセス時間の遅い磁気ディスク上にコピーする必要がな
く、従来のシステムより高速にかつ大容量の情報を処理
できるので、システム全体の高速化、性能アップ、小型
化、低価格化が図れるといった利点がある。
【0124】さらに、携帯用のパーソナルコンピュータ
からノート型コンピュータに関しても、磁気ディスクを
必要としないために、振動に強いシステム構成でき、低
消費電力であるため、長時間のバッテリ動作をさせるこ
とができ、携帯用の用途が広がり移動体内等においても
安定な動作を保証することができる。
【0125】 さらに、上記マイクロプロセッサを信号
処理部にい、本発明のメモリ素子を主記憶部用いれ
ば、大容量の情報に高速でアクセスできるために極めて
高度かつ複雑な情報処理を短時間で行うことができる。
【0126】さらに、本発明の論理素子、メモリ素子、
及び半導体ディスクや、メモリカードを用いたシステム
には上記コンピュータ以外にもワードプロセッサ、プリ
ンタ等のOA機器、ゲーム用コンピュータシステム、電
子卓上計算機、電子手帳さらには等においても低消費電
力で、小型化、高速化が図れ性能アップ、低価格化、低
消費電力化が図れるといった利点がある。さらに自動車
や冷蔵庫、オーデオセット等の家庭電化製品の制御にも
同様な効果を示す。
【0127】
【発明の効果】本発明によれば、半導体基板上に半導体
素子を形成後に誘電率が20以上または分極に履歴を有
し高い比誘電率を有する金属酸化物強誘電体を成膜し、
金属酸化物強誘電体を壁状に加工し、壁状に加工され
金属酸化物強誘電体に真空中で導電材を成膜し、頂部
の導電材を除去して金属酸化物強誘電体の双方の側壁に
電極を形成することにより、電極表面の酸化による実効
的な誘電率を低下させることを防止し高い比誘電率とリ
ーク電流が少ない誘電体が形成でき、基板面積に対して
大きな容量の容量素子を有する半導体集積回路が得られ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的なMOSトランジスタの構成を説明する
説明図である。
【図2】本発明の実施例1の製造プロセスを説明する説
明図である。
【図3】本発明の実施例1の製造プロセスを説明する説
明図である。
【図4】本発明の実施例1の製造プロセスを説明する説
明図である。
【図5】本発明の実施例1の製造プロセスを説明する説
明図である。
【図6】本発明の実施例1の製造プロセスを説明する説
明図である。
【図7】本発明の実施例1に記載の高誘電体を用いたD
RAMメモリセルの斜視図である。
【図8】本発明の実施例1に記載の高誘電体を用いたD
RAMメモリセルの平面図である。
【図9】本発明の実施例1に記載の高誘電体を用いた他
のDRAMメモリセルの平面図である。
【図10】本発明の実施例3の製造プロセスを説明する
説明図である。
【図11】本発明の実施例3の製造プロセスを説明する
説明図である。
【図12】本発明の実施例3の製造プロセスを説明する
説明図である。
【図13】本発明の実施例3の製造プロセスを説明する
説明図である。
【図14】本発明の実施例4の製造プロセスを説明する
説明図である。
【図15】本発明の実施例4の製造プロセスを説明する
説明図である。
【図16】本発明の実施例4の製造プロセスを説明する
説明図である。
【図17】本発明の実施例4の製造プロセスを説明する
説明図である。
【図18】本発明の強誘電体を用いた容量素子を基板の
最上位に形成したDRAMのメモリセルの構成を説明す
る説明図である。
【図19】本発明の多層の強誘電体及び多層の電極を用
いたメモリセルの説明図である。
【図20】本発明の実施例のECRプラズマアシスト有
機金属CVD法により成膜する装置の構成を説明する説
明図である。
【図21】本発明の実施例の有機金属気相成長法により
成膜する装置の構成を説明する説明図である。
【図22】一般的なDRAMのメモリセル部の回路図で
ある。
【図23】一般的なDRAMのメモリセル部の縦断面図
である。
【図24】一般的な自発分極を説明する図表である。
【図25】一般的な強誘電体の分極の履歴を用いたメモ
リセルの等価回路図である。
【図26】従来の貴金属以外の金属を下地電極として用
いた場合の容量素子の構成を説明する説明図である。
【図27】従来の貴金属を下地電極として用いた場合の
容量素子の構成を説明する説明図である。
【図28】一般的な強誘電体膜厚と容量の関係を示す図
表である。
【図29】本発明の下地材と低誘電率層とその上部に形
成された高誘電率層の関係を説明する説明図である。
【図30】本発明の強誘電体容量素子を最終配線上に形
成したDRAM、FRAMのメモリセル部の説明図であ
る。
【図31】本発明の強誘電体容量素子をビット線上に形
成したDRAM、FRAMのメモリセル部の説明図であ
る。
【図32】本発明の強誘電体容量素子をビット線間の層
間膜を平坦化した後に形成したDRAM、FRAMのメ
モリセル部の説明図である。
【図33】本発明のメモリをオンチップ化させたシステ
ムLSIのレイレアウトである。
【図34】本発明の実施例のメモリを内蔵した論理LS
Iのレイレアウトである。
【図35】本発明の実施例の半導体ディスク基板のレイ
レアウトである。
【図36】本発明の実施例のメモリカ−ドのレイレアウ
トである。
【図37】本発明の実施例のコンピュ−タシステムの説
明図である。
【符号の説明】
11 ゲート電極 12 SiO2絶縁膜 13 n型拡散層 14 ビット線 21 強誘電体 41 アルミニウム薄膜 51 プレート線 61 SiO2保護膜 71 n型ポリSi 72 強誘電体 73 プレート線(n型ポリSi) 74 ビット線 75 ワード線 76 n型ドープ層 81 ワード線 82 ビット線 83 n型ドープ層 84 強誘電体 85 コンタクトホール 101 ポリSi 102 強誘電体膜 121 アルミニウム薄膜 131 SiO2保護膜 141 WSi 161 WSi 171 SiO2 231 白金 241 アルミニウム 242 強誘電体(高誘電率層) 243 強誘電体(低誘電率層) 244 高誘電率物質を用いた容量素子 245 低誘電率物質を用いた容量素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 琢也 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 崔 宰豪 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 宮本 幸信 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (56)参考文献 特開 平3−295270(JP,A) 特開 平3−293775(JP,A) 特開 昭64−42161(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に半導体素子が形成された半導体基
    板と、前記半導体基板表面に垂直な側壁を有し前記半導体素子
    のソース層を囲んで形成された壁状の金属酸化物強誘電
    体膜と、 該金属酸化物強誘電体膜の側壁を挟んで形成された一対
    の電極膜とを備え、 前記壁状の金属酸化物強誘電体膜は、前記半導体素子の
    ドレインとゲートの電極を構成する導電体を覆う絶縁層
    を含む前記半導体基板表面の全体に金属酸化物強誘電体
    膜を成膜した後、前記壁状の部分を残して該金属酸化物
    強誘電体膜を除去することにより形成され、 前記一対の電極膜は、前記壁状の金属酸化物強誘電体膜
    の全面及び前記ソース層を覆う電極膜を成膜した後、前
    記側壁の両壁面及び前記ソース層を覆う電極膜を残して
    該電極膜を除去することにより形成され、かつ前記側壁
    の外壁面に形成された電極膜は前記絶縁膜を介して前記
    半導体素子と絶縁されてなり、 前記金属酸化物強誘電体膜と前記一対の電極膜とで容量
    素子が形成され、前記金属酸化物強誘電体膜が、誘電率
    が20以上または分極に履歴を有し、かつ前記側壁の高
    さが該側壁の厚みよりも大きい ことを特徴とする半導体
    集積回路。
  2. 【請求項2】 前記金属酸化物強誘電体膜がPb(Zr
    Ti1−x)O、(PbLa1−y)(ZrxT
    1−x)Oを主成分とする強誘電体物質であること
    を特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 前記金属酸化物強誘電体がPbMgNb
    またはPbCuMgNbOを主成分とすることを
    特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
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