JP3471266B2 - 半導体装置の製造方法および半導体装置 - Google Patents
半導体装置の製造方法および半導体装置Info
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Description
量のシリコンまたは銅を含有するなどのアルミニウム合
金膜が配線として設けられる半導体装置の製造方法およ
び半導体装置に関するものである。
急激な集積度の増加により素子の微細化が進み、配線の
微細化および薄膜化が著しい。これに伴って配線抵抗の
低減やエレクトロマイグレーション寿命(以下、EM寿
命と呼ぶ。)の確保が重要な課題となっている。従来か
ら配線材料としては主にアルミニウム合金が用いられて
おり、EM寿命向上のために、現在は1%前後の少量の
銅を含有するものが多用されている。さらに配線の多く
は前記アルミニウム合金層と、この上下層に高融点の金
属化合物からなるバリア層を設けた構造となっている。
例えば、この上下層に用いる高融点金属化合物膜は窒化
チタン、窒化タンタル、窒化タングステンなどである。
膜構造について説明する。不純物層13が形成されてい
る半導体基板11上に絶縁膜12を形成し、その後、不
純物層13と、後述する配線材料としてのアルミニウム
合金膜20との電気的コンタクトを取るため、エッチン
グによりコンタクトホール14を形成する(図7(a)
参照)。次に、コンタクトホール14へ埋込み層17を
形成するために、高融点金属化合物膜(または高融点金
属膜でもよい)による第1のバリヤ層15を積層させて
形成するとともに埋込み層17用の材料として、例えば
タングステン16を形成する。
H4、H2などの混合ガスを用いたCVD(Chemical Va
por Deposition)により形成するため、WF6と半導体
基板11のSiとの反応によるタングステン16の異常
成長を抑制する窒化チタン等の高融点金属化合物膜によ
る第1のバリア層15が必要である。この第1のバリア
層15はアルゴンと窒素の混合ガスを用いた反応性スパ
ッタにより形成し、例えば、窒化チタンの第1のバリア
層15を半導体基板11の全面に成長させた後に、埋込
み層を形成するためにCVDにより半導体基板11の全
面にタングステン16を成長させ(図7(b)、(c)
参照)、次に、エッチバック、CMP(Chemical Mech
anical Polishing)により埋込み層17以外のタング
ステン16を除去する(図7(d)参照)ことにより、
埋込み層17を形成する。
ール14だけでなく、絶縁膜12の全面についたタング
ステン16の必要でない部分を除去して、埋込み層17
部分のタングステン16だけを埋め込むべく、エッチバ
ックやCMPを用いているが、この際に、エッチバック
やCMPの研磨剤であるスラリー中のアルカリ性溶液に
よって、第1のバリア層15に表面荒れが発生して窒化
チタンの結晶配向性が劣化してしまう。窒化チタンの結
晶配向性が劣化すると、アルミニウム合金膜の結晶配向
性も劣化し、EM寿命も劣化するのであるが、一般的に
アルミニウム合金膜の結晶配向性とEM寿命と相関があ
ると言われている。そのため、アルミニウム合金膜の結
晶配向性を向上させるために、第1のバリア層15の結
晶配向性も向上させる必要がある。このため、図7
(d)の工程が終了した後、アルミニウム合金膜の成膜
前に第2の窒化チタン等の第2のバリア層18を第1の
バリア層15の上に再度反応性スパッタにより成膜し、
その上にアルミニウム合金膜20をスパッタにより成膜
することが行われている(図8参照)。
命は向上するが、配線の微細化、薄膜化が進むにつれて
電流密度が向上し、ますますEM寿命の向上が要求され
る。そのため、上記のようなアルミニウム合金膜20と
バリヤ層15、18との組み合わせによる積層膜構造に
より、アルミニウム合金膜20の結晶配向性などを向上
させることが行われてきているが、このような手法でE
M寿命を向上させるだけでは、要求を満たすことができ
ないため、さらなるアルミニウム合金膜20自体のEM
寿命の安定的向上が要求される。
長いEM寿命を有する配線を形成することができる半導
体装置の製造方法および半導体装置を提供することを目
的とするものである。
めに、本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板上
に高融点金属窒化物膜を形成する工程と、前記高融点金
属窒化物膜から窒素の一部を除去して、窒素の一部を除
去された層を形成する工程と、前記高融点金属窒化物膜
上にアルミニウム合金膜を形成する工程とを含むことを
特徴とするものである。
配線を形成することができる。
来からアルミニウム合金膜の結晶配向性を向上させるた
めに下地バリヤ層を設けるとともに、アルミニウム合金
膜成膜条件を詳細(処理チャンバー圧力、成膜圧力、ガ
ス流量、成膜レート等)に管理しているが、それでもE
M寿命が変化する場合があった。そして、アルミニウム
合金膜の成膜条件とグレインサイズとの相関を評価した
結果、成膜条件とグレインサイズとが関係しており、さ
らにEM寿命の変動はグレインサイズの変動と連結して
いることを確認した。そして、グレインサイズがばらつ
く原因は、ウエハから放出される窒素ガス量がウエハに
より異なるためであることを見出し、これに対処した装
置ならびに方法を考え出したものである。
は、半導体基板上に、窒化チタンのような高融点金属窒
化物膜を形成する工程と、前記高融点金属窒化物膜から
窒素の一部を除去して、窒素の一部を除去された層を形
成する工程と、前記高融点金属窒化物膜上にアルミニウ
ム合金膜を形成する工程とを含むものである。そして高
融点金属窒化物膜から窒素の一部を除去して、窒素の一
部を除去された層を形成する工程は、 (1)高融点金属窒化物膜を加熱する方法、または、
(2)高融点金属窒化物膜の形成後に、大気に曝す方
法、(3)高融点金属窒化物膜を窒素以外の不活性ガス
に曝す方法との各方法が使用できる。
加熱温度が100℃から600℃の温度範囲内、さらに
加熱時間が30秒から5分間で行うことが望ましい。ま
た、加熱処理の圧力は10-7Pa〜10-2Paの間の圧
力状態で行うことが望ましい。さらにまた、上記(3)
の方法に使用する不活性ガスとしてはアルゴンもしくは
アルゴンの混合ガスを特に用いる。
明らかにするように、窒化チタン膜中に存在するチタン
とは結合していない窒素を、アルミニウム合金スパッタ
前に取り除くことによってEM寿命を改善することので
きる所望のアルミニウム合金膜の結晶粒径(グレインサ
イズ)になる。以下、本発明の実施の形態にかかる半導
体装置の製造方法、すなわち半導体基板に、アルミニウ
ム合金を主体とする金属配線膜を形成する方法について
説明する。なお、従来のものと同機能のものには同符号
を付して、その説明は省略する。
(図1参照)自体のEM寿命は、その結晶粒径(グレイ
ンサイズ)と非常に相関があり、グレインサイズが小さ
くなるとEM寿命が劣化する傾向がある。本発明者はこ
の傾向に注目し、グレインサイズはアルミニウム合金成
膜20を形成する条件により変化し、特に膜中の窒素含
有量が多いとグレインサイズが小さくなることを見い出
し、配線構造の形成中に窒素が含有することの少ない成
膜工程にすることによってEM長寿命化を図ったもので
ある。
明の半導体装置は、図1に示すように、半導体基板11
上に形成されるアルミニウム合金膜20の下方に設けら
れて、アルミニウム合金膜20の結晶配向性を向上させ
るための高融点金属窒化物膜からなる第2のバリア層1
9に窒素除去処理が施されているものである。この半導
体装置の製造方法は、図2(a)に示すように、従来と
同様な手法にて、不純物層13が形成された半導体基板
11上に絶縁膜12を形成した後、コンタクトホール1
4を形成するとともに窒化チタン、窒化タンタル、窒化
タングステンなどの高融点金属窒化物膜からなる第1の
バリア層15を積層させる。そして、従来と同じ手順
で、コンタクトホール14の箇所だけにタングステンな
どからなる埋込み層16を形成し、その後、同じく、窒
化チタン、窒化タンタル、窒化タングステンなどの高融
点金属窒化物膜からなる第2のバリア層18を積層させ
る(図2(b)参照)。この後、本発明の実施の形態に
おいては、特に、第2のバリア層18から窒素の一部を
除去し(図2(c)参照)、この窒素の一部が除去され
た第2のバリア層(窒素除去バリア層)19の上に、配
線材料としてのアルミニウム合金膜20を形成するもの
である(図2(d)参照)。
リング法で形成されるが、本発明者はまず最初に、アル
ミニウム合金膜20のスパッタ成膜に関する雰囲気を調
査した。用いたスパッタ成膜装置は図3に示すように、
中心部の多角形型のチャンバー28を中心として複数の
処理室が付随して構成されている。図3において、21
は半導体基板11としてのウエハ22を入れたカセット
が設置自在とされ、大気圧から真空に排気する機能を有
するロードロック室、23はアルミニウム合金膜20を
成膜する前の予備加熱に使用されるプリヒートチャンバ
ーである。また、24A,24Bは第1および第2のメ
タル層15、18を形成する高融点金属スパッタ処理チ
ャンバー、25は膜形成工程の間で加熱処理を行うチャ
ンバー、26はアルミニウム合金膜20を形成するスパ
ッタチャンバー、27はウエハ22を各チャンバー2
3、24A,24B、25、26などに搬送するための
ウエハ搬送系である。
ヒート、高融点金属窒化物膜の形成、アルミニウム合金
膜20の形成等の各プロセスを行う複数のプロセスチャ
ンバーを取り付け、真空中でウエハ22を搬送させなが
ら連続的に処理を行うようになっており、スパッタ成膜
装置の生産能力を十分に発揮できるものである。このス
パッタ成膜装置において、微量ガスを定量するための質
量分析器(図示せず)を、スパッタチャンバー26に取
り付けて測定した。
縦軸は質量分析器で分析したチャンバー中の窒素分圧を
示している。図4から解るようにアルミニウム合金膜2
0を成膜するウエハ22がスパッタチャンバー26内に
入ると、窒素分圧が上昇している。すなわち、アルミニ
ウム合金膜20のスパッタ形成時にターゲット付近のウ
エハ22が加熱されるため、第2のバリア層18などが
形成されたウエハ22から窒素がスパッタチャンバー2
6内に拡散し、そのためにスパッタチャンバー26内の
窒素分圧が上昇するものである。その結果、成膜中のア
ルミニウム合金膜20中に取り込まれる窒素量も上昇す
る。
される原因を調べたところ、以下のことが判明した。す
なわち、アルミニウム合金膜20を成膜する前のウエハ
22には、第1、第2のバリア層15、18を形成する
ときに、アルゴンと窒素との混合ガスを用いた反応性ス
パッタにより窒化チタンなどの高融点金属の窒化物を成
膜しているが、成膜された窒化チタンの膜中には、チタ
ンと結合していない多量の窒素が存在し、アルミニウム
合金膜20の成膜中にそこから窒素ガスが放出されるこ
とが明らかとなった。
によって高融点金属窒化物膜(第2のバリア層18)か
ら窒素の一部を除去することにより、窒素分圧が上昇し
ないようにしながら、アルミニウム合金膜20を成膜し
た。そして、成膜したアルミニウム合金膜20のグレイ
ンサイズを評価した結果、窒素分圧が上昇しないように
しながらアルミニウム合金膜20を成膜した場合には、
従来の方法で製造したものと比べて、ウエハ22のグレ
インサイズが約0.1μm程度大きくなっており、この
ようにウエハ22から放出される窒素ガスがグレインサ
イズに影響していることが明らかになった。
同様な第1、第2のバリヤ層で、具体的には例えばTi
とTiNとの積層膜である。そして、第1のバリヤメタ
ル15上に、従来の技術において述べた場合と同様に、
再度、第2のバリヤ層18がスパッタリングを用いて形
成される。そして、図3に示すようなスパッタ成膜装置
において、それぞれの処理チャンバーには高融点金属窒
化物、アルミニウム合金膜20を成膜するためのターゲ
ットを取り付けている。ここでは高融点金属化合物のス
パッタは高融点金属のターゲットを用いて反応性スパッ
タにより成膜する。以下高融点金属としてチタン、高融
点金属化合物として窒化チタンを代表例として説明す
る。
1、第2のバリア層15、18を成膜するために、高融
点金属膜スパッタ処理チャンバー24A,24Bにロー
ドロック室21を介して搬送される。ウエハ22は、ロ
ードロック室21に搬送された後、高融点金属膜スパッ
タ処理チャンバー24A,24Bに搬送される前に、大
気除去および水分除去を行うためにプリヒートチャンバ
ー23で予備加熱を行う。このプリヒートチャンバー2
3の加熱機構は、ランプあるいは抵抗加熱のどちらでも
構わない。高融点金属膜スパッタ処理チャンバー24
A,24Bに搬送されたウエハ22は、アルゴンと窒素
との混合ガスを用いた反応性スパッタにより第1、第2
のバリア層15、18が形成される。
ンなどの埋込み層17とのコンタクト抵抗を下げるため
に、Tiのような高融点金属膜をスパッタしても良い。
第2のバリア層18中には、チタンと反応していない窒
素が多量に存在する。この未反応窒素を第2のバリア層
18中から取り除くために、本発明では以下に示す5種
類の方法のうちの少なくとも1つの方法を用いた後にア
ルミニウム合金膜20をスパッタ成膜する。
定なため、低温の熱処理で短時間で取り除くことがで
き、例えば、プリヒートチャンバー23を使い行って未
反応窒素を取り除くことができる。第2のバリア層18
を成膜後、ウエハ22をプリヒートチャンバー23に搬
送し、ウエハ温度が100℃〜600℃となる温度範囲
内で、30秒〜10分間加熱する。これにより、未反応
窒素を第2のバリア層18から除去した第2のバリア層
(窒素除去バリア層)19を形成できるため、この窒素
除去した第2のバリア層19上に、アルミニウム合金膜
20を形成する。
プリヒートチャンバー23により行ったが、これに代え
て、第2の方法においては、上記所望のウエハ温度にな
るように加熱処理チャンバー25によりウエハ加熱を行
うことで、未反応窒素を除去する。その加熱処理チャン
バー25の加熱機構はランプ、抵抗加熱どちらの加熱機
構でも良い。その後、窒素除去した第2のバリア層19
上に、アルミニウム合金膜20を形成する。
加熱をプリヒートチャンバー23、または加熱処理チャ
ンバー25により加熱しているが、マグネトロン方式の
スパッタではスパッタ処理チャンバーにもウエハ加熱機
構を備えているので、このウエハ加熱機構により、ウエ
ハ22を加熱するものである。このウエハ加熱機構は、
抵抗加熱方式が一般的であり、本来、スパッタ中のウエ
ハ温度が所望の温度になるよう制御するために用いてい
るものであるが、この第3の方法では、第2のバリア層
18中の未反応窒素を除去するための加熱機構として用
いるものである。具体的には、第2のバリア層18を成
膜した後に、ウエハ22をアルミニウム合金膜スパッタ
処理チャンバー26に搬送し、その処理チャンバー26
内に備えている加熱機構によりウエハ22を所望の温度
で加熱して未反応窒素を除去し、その後、窒素除去した
第2のバリア層19上に、アルミニウム合金膜20を成
膜する。
パッタ装置の減圧可能なチャンバー内で行うものである
が、その圧力としては10-7Pa〜10-2Paが適当で
ある。減圧下で加熱を行うことによって一層容易に未反
応窒素を除去することができる。 第4の方法:第2のバリヤ層18に含有する未反応窒素
は非常に不安定なため、ウエハ22を大気に曝すと第2
のバリア層18から未反応窒素を除去できる。この現象
を利用して、第2のバリア層18を成膜した後に、ウエ
ハ22をロードロック室21を介してスパッタ成膜装置
から取り出して大気暴露を行う。次にアルミニウム合金
膜20を成膜するために、再度ロードロック21を介
し、アルミニウム合金膜スパッタ処理チャンバー26に
ウエハ22を搬送し、窒素除去した第2のバリア層19
上に、アルミニウム合金膜20を成膜する。
スパッタ成膜装置から取り出して大気暴露させたが、こ
の第5の方法では、ロードロック室21でウエハ22を
保持し、アルゴンガス等の不活性ガスを使用しながらロ
ードロック室22を常圧もしくは準常圧になるように
し、その中にウエハ22を保持することにより未反応窒
素を第2のバリア層18から取り除く。次にアルミニウ
ム合金膜20を成膜するために、再度ロードロック室2
1を介し、アルミニウム合金膜スパッタ処理チャンバー
26にウエハを搬送し、窒素除去した第2のバリア層1
9上に、アルミニウム合金膜20を成膜する。
た後に、上記第1〜第5の方法による工程のどれかひと
つ、若しくはこれらを含む複数の工程を行い、その後ア
ルミニウム合金膜20を成膜する。図5は、第2のバリ
ア層18を成膜した後に、上記した第1の方法による処
理を行ってアルミニウム合金膜20を成膜し、その後、
400℃の温度の水素雰囲気中で10分間熱処理を加え
たアルミニウム合金膜20のFIB観察写真(収束イオ
ンビームによる像)を示す。また、図6は従来の製造方
法で成膜したアルミニウム合金膜20のFIB観察写真
を示す。これらのFIB写真を用いてインターセプト法
によりアルミニウム合金膜20のグレインサイズを測定
した結果、本発明の製造方法で得られたアルミニウム合
金膜20のグレインサイズは0.6μm、従来の製造方
法でのアルミニウム合金膜20のグレインサイズは0.
5μmであり、本発明によりアルミニウム合金膜20の
グレインサイズは充分成長していることが確認できた。
ような高融点金属窒化物膜から加熱処理や大気暴露によ
って未反応窒素を除去することにより、アルミニウム合
金膜20の成膜時に、窒素ガスのアルミニウム合金膜2
0への取り込みが少なくなって、アルミニウム合金膜2
0のグレインサイズを安定して大きくすることができ、
この結果、EM寿命を従来よりも長くすることができる
とともにそのバラツキが無くなり、安定した配線を有す
る半導体装置を提供することが可能となった。
製造方法、ならびに半導体装置によれば、アルミニウム
合金膜の成膜条件を良好に管理できて、安定したEM寿
命を有するアルミニウム合金膜からなる配線を安定して
形成できるため、高い信頼性を持つ半導体装置を製造す
ることができる。
を示す断面図。
にかかる半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図。
膜装置の構成を概略的に示す平面図。
スパッタ処理中のチャンバー内窒素分圧の推移を示す
図。
FIBによる粒子構造の顕微鏡写真(グレイン観察写
真)。
による粒子構造の顕微鏡写真(グレイン観察写真)。
製造方法の各工程を示す断面図。
Claims (9)
- 【請求項1】 半導体基板上に高融点金属窒化物膜を形
成する工程と、前記高融点金属窒化物膜から窒素の一部
を除去して、窒素の一部を除去された層を形成する工程
と、前記高融点金属窒化物膜上にアルミニウム合金膜か
らなる配線材料を形成する工程とを含むことを特徴とす
る、半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 高融点金属窒化物膜から窒素の一部を除
去して、窒素の一部を除去された層を形成する工程が、
高融点金属窒化物膜を加熱することで行われることを特
徴とする、請求項1記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 高融点金属窒化物膜から窒素の一部を除
去して、窒素の一部を除去された層を形成する工程が、
高融点金属窒化物膜の形成後に大気に曝すことで行われ
ることを特徴とする、請求項1記載の半導体装置の製造
方法。 - 【請求項4】 高融点金属窒化物膜から窒素の一部を除
去して、窒素の一部を除去された層を形成する工程が、
高融点金属窒化物膜を窒素以外の不活性ガスに曝すこと
で行われることを特徴とする、請求項1記載の半導体装
置の製造方法。 - 【請求項5】 請求項2に記載の工程における加熱温度
が100℃から600℃の温度範囲内で行うことを特徴
とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項6】 請求項5記載の工程における加熱時間が
30秒から5分間の間であることを特徴とする半導体装
置の製造方法。 - 【請求項7】 請求項2、5、または6のいずれかに記
載の加熱処理の圧力状態が10−7Pa〜10−2Pa
の間の圧力状態で行うことを特徴とする半導体装置の製
造方法。 - 【請求項8】 請求項4記載の不活性ガスがアルゴンも
しくはアルゴンの混合ガスであることを特徴とする半導
体装置の製造方法。 - 【請求項9】 半導体基板上に高融点金属窒化物膜が形
成され、この高融点金属窒化物膜上にアルミニウム合金
膜からなる配線材料が形成されてなる半導体装置であっ
て、前記高融点金属窒化物膜から窒素の一部を除去され
た層が形成されている半導体装置。
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