JP3471260B2 - 流体圧シリンダのピストンストローク位置検出方法及び装置 - Google Patents

流体圧シリンダのピストンストローク位置検出方法及び装置

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JP3471260B2
JP3471260B2 JP19255299A JP19255299A JP3471260B2 JP 3471260 B2 JP3471260 B2 JP 3471260B2 JP 19255299 A JP19255299 A JP 19255299A JP 19255299 A JP19255299 A JP 19255299A JP 3471260 B2 JP3471260 B2 JP 3471260B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体圧シリンダの
ピストンストローク位置検出方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、流体圧シリンダのピストンの
ストローク位置を検出するために、ピストンにリング状
の永久磁石を装着し、シリンダチューブの外周面に磁気
センサを取り付け、ピストンが磁気センサの位置に達し
たときに永久磁石の磁界によって磁気センサが動作する
ように構成した装置がしばしば用いられる。
【0003】このような装置では、シリンダチューブの
材料にステンレス鋼又はアルミニウム合金などの非磁性
体が用いられる。また、種々の口径のシリンダチューブ
に適合するように種々の径の永久磁石が作成され、永久
磁石を装着するためにピストンの設計変更が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、ストロー
ク位置の検出付きの流体圧シリンダでは、ストローク位
置の検出付きでない標準の流体圧シリンダと比べて、シ
リンダチューブ、ピストン、及び永久磁石などの金型を
新規に製作しなければならず、製作のための設備費が必
要となる。そのため、余り多用されない大口径の流体圧
シリンダでは、生産数量が多くないのでそれだけコスト
高となる。
【0005】また、永久磁石を用いない方式の装置、例
えば、ピストンロッドの移動にともなってロータリーエ
ンコーダが回転し、ピストンロッドの移動量に応じたパ
スルをロータリーエンコーダが出力する構造の装置も提
案されている。しかし、このような装置による場合に
は、動作が不安定であったり、構造が複雑でコスト高と
なったりする欠点がある。
【0006】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
ので、流体圧シリンダとして標準のものを用いることが
可能であり、標準の流体圧シリンダにストローク位置の
検出のための部品を追加することによってストローク位
置の検出可能な流体圧シリンダとすることのできるピス
トンストローク位置検出方法、及び装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る方
法は、シリンダチューブ、シリンダチューブ内を摺動す
るピストン、シリンダチューブの両端面を閉塞するシリ
ンダカバー、両シリンダカバーの間にわたって設けられ
それらを締結するタイロッドを有してなる流体圧シリン
ダのピストンストローク位置を検出する方法であって、
前記タイロッドに、その伸びを検出するためのセンサを
取り付け、前記流体圧シリンダに圧流体を供給して作動
させたときのピストンの位置とタイロッドの伸びとの関
係を予め求めて動作情報としてメモリに格納しておき、
前記メモリに格納された動作情報及び前記センサの検出
信号に基づいてピストンストローク位置を検出する。
【0008】
【0009】請求項の発明に係る方法では、前記タイ
ロッドに、その伸びを検出するためのセンサを取り付
け、所定の圧力の圧流体を供給したときのピストンの位
置とタイロッドの伸びとの関係を予め求めて動作情報と
してメモリに格納しておき、且つシリンダ室内の圧力を
検出するように圧力センサを設けておき、前記メモリに
格納された動作情報、前記圧力センサの出力信号、及び
前記センサの検出信号に基づいてピストンストローク位
置を検出する。
【0010】請求項の発明に係る方法では、前記動作
情報として、前記ピストンの全ストローク長さ、前記タ
イロッドの伸びの最大値、及び、ピストンストロークと
タイロッドの伸びとが比例関係にあることを示す情報を
含む。
【0011】請求項の発明に係る装置は、シリンダチ
ューブ、シリンダチューブ内を摺動するピストン、シリ
ンダチューブの両端面を閉塞するシリンダカバー、両シ
リンダカバーの間にわたって設けられそれらを締結する
タイロッドを有してなる流体圧シリンダのピストンスト
ローク位置を検出する装置であって、前記タイロッドに
取り付けられてその伸びを検出するための歪みセンサ
と、所定の圧力におけるピストンの位置とタイロッドの
伸びとの関係を動作情報として格納するメモリと、前記
メモリに格納された動作情報及び前記センサの検出信号
に基づいてピストンストローク位置を検出する演算手段
と、を有する。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態に係る流
体圧シリンダ1の斜視図である。図1において、流体圧
シリンダ1は、シリンダチューブ11、ピストン12
(図2を参照)、ピストン12に連結されたピストンロ
ッド13、シリンダカバー14,15、ロッド側に設け
られたFA型のフランジ金具16、及び4本のタイロッ
ド17a〜dなどから構成される。
【0013】ピストン12は、シリンダチューブ11の
内周面を摺動する。ピストン12には、シリンダチュー
ブ11の内周面との間のシールのために、図示しないパ
ッキンが装着されている。
【0014】ピストンロッド13は、一方のシリンダカ
バー14を貫通して外部に突出しており、その先端には
負荷が連結される。シリンダカバー14,15にはそれ
ぞれポートPT1,PT2が設けられており,ポートP
T1,PT2からそれぞれ圧縮空気を供給することによ
って、ピストン12が駆動され、これと同時にピストン
ロッド13が伸長駆動され又は収縮駆動される。ピスト
ンロッド13の伸長駆動によって負荷を押すのでこれを
「押し」動作と言い、ピストンロッド13の収縮駆動に
よって負荷を引くのでこれを「引き」動作と言うことが
ある。
【0015】4本のタイロッド17a〜dの両端部に
は、それぞれ雄ネジが設けられている。タイロッド17
a〜dの一方の端部は、一方のシリンダカバー14の四
隅に設けられた穴を貫通し、フランジ金具16に設けら
れたネジ穴にネジ込まれている。タイロッド17a〜d
の他方の端部は、他方のシリンダカバー15の四隅に設
けられた穴を貫通し、貫通した端部の雄ネジにナットが
螺合して締め付けられている。これによって、シリンダ
カバー14,15は、互いに対向する側の面がシリンダ
チューブ11の端面にそれぞれ強く押しつけられた状態
で固定されている。タイロッド17a〜dによる締め付
けの度合いは次の通りである。
【0016】つまり、ナットは、各タイロッド17a〜
dに対して均等に締め付けられる。ナットを締める方向
に回転していくと、ナットがシリンダカバー15の面に
着座した時点から、タイロッド17a〜dに引っ張り荷
重が加わっていく。これによって、タイロッド17a〜
dは軸方向に伸び、シリンダチューブ11は軸方向に縮
む。通常、タイロッド17a〜dとシリンダチューブ1
1とはそれらの弾性係数が互いに異なるので、それぞれ
の伸び量と縮み量とは互いに異なる。シリンダカバー1
4,15は、タイロッド17a〜d及びシリンダチュー
ブ11と比較して弾性係数が大きく、ほぼ剛体であると
考えてよい。
【0017】ナットの締め付けは、タイロッド17a〜
d及びシリンダチューブ11のいずれについても弾性限
界内であって、外力によってはそれらの伸び量又は縮み
量が零とはならない程度、つまり定格内の外力が作用し
た場合でもシリンダカバー14,15とシリンダチュー
ブ11との間が離れることなく常に所定の押圧力が作用
する程度に締め付けられている。この状態が「初期状
態」であり、初期状態におけるナットの締め付け力が
「初期締付け力」である。したがって、流体圧シリンダ
1に圧縮空気を供給することなく、且つ負荷を与えない
状態では、ナットによる初期締付け力によって、タイロ
ッド17a〜d及びシリンダチューブ11が弾性限界内
で平衡した状態となっている。
【0018】さて、4本のタイロッド17a〜dのうち
の1つのタイロッド17aには、歪みゲージ21が貼り
付けられている。歪みゲージ21を貼る位置は、タイロ
ッド17aの長手方向のいずれでもよいが、雄ネジにか
からないようにする必要がある。また、いずれのタイロ
ッド17a〜dに貼ってもよく、また複数のタイロッド
17a〜dに対して貼ってもよい。枚数は、1枚であっ
てもよく、又は複数枚を貼ってもよい。例えば、2枚又
は4枚の歪みゲージ21を貼ってブリッジ回路を構成し
てもよい。
【0019】歪みゲージ21は、タイロッド17aの伸
びを検出するためのものであり、タイロッド17aの初
期状態からの伸び量に応じた検出信号S1を、リード線
22を通じて出力する。つまり、検出信号S1は、タイ
ロッド17aの初期状態からの伸び量に応じた信号であ
る。また、タイロッド17aの初期状態からの伸び量
は、タイロッド17aに加わる荷重の初期状態からの変
化に比例する。検出信号S1に基づいて、以下に述べる
ようにピストン12のストローク位置が検出される。
【0020】なお、流体圧シリンダ1のロッド側室及び
ヘッド側室のそれぞれの圧力を検出するために、圧力セ
ンサ23,24(図5を参照)が設けられている。これ
らの圧力センサ23,24は、シリンダカバー14,1
5の壁面又は内部に設けてもよく、ポートPT1,2へ
の配管の途中に設けてもよい。
【0021】図2は流体圧シリンダ1を伸長駆動したと
きのピストン12の各ストローク位置における状態を示
す図、図3は流体圧シリンダ1を収縮駆動したときのピ
ストン12の各ストローク位置における状態を示す図、
図4はピストン12のストローク位置とタイロッド17
aに加わる荷重との関係を示す図である。
【0022】図2及び図3において、流体圧シリンダ1
は、フランジ金具16を利用してフレームFMに固定さ
れている。ピストンロッド13の先端には負荷が連結さ
れている。
【0023】図2(A)に示すように、シリンダカバー
15のポートPT2から圧縮空気を供給すると、ピスト
ン12が伸長移動を開始する。圧縮空気がヘッド側室に
流入した瞬間から、圧縮空気によってシリンダカバー1
5が引っ張られ、その一部がタイロッド17aの荷重と
して加わる。ピストン12にはシリンダカバー15が引
っ張られるのと同じ大きさの推力が発生する。そのた
め、図4に示すように、タイロッド17aのタイロッド
の荷重は、初期締付け力FR0から荷重FR1まで上昇
する。
【0024】図2(B)に示すように、ピストン12が
中間のストローク位置に達すると、シリンダチューブ1
1の左半分は内圧によって径方向に膨らみ、これによっ
て軸方向に収縮する。また、図2(C)に示すように、
ピストン12が出端付近に達すると、シリンダチューブ
11の全体が内圧によって径方向に膨らみ、これによっ
て軸方向にさらに収縮する。シリンダチューブ11の径
方向の膨らみ及び軸方向の収縮の様子が、図に鎖線で示
されている。
【0025】シリンダチューブ11の軸方向の収縮によ
って、タイロッド17aに加わる荷重FRが減少する。
荷重FRの減少の度合いは、シリンダチューブ11の軸
方向の収縮量に比例する。また、シリンダチューブ11
の軸方向の収縮量は、ピストン12の入端からのストロ
ーク位置にほぼ比例する。したがって、タイロッド17
aの荷重FRは、図4に示すように、入端からのストロ
ーク位置に比例して減少する。
【0026】なお、図ではシリンダチューブ11とシリ
ンダカバー14,15との間に間隙があるように描かれ
ているが、シリンダチューブ11の収縮にともなってタ
イロッド17a〜dも収縮し、これらは互いに押し合っ
た状態で接触している。
【0027】図3(D)に示すように、シリンダカバー
14のポートPT1から圧縮空気を供給すると、ピスト
ン12が収縮移動を開始する。ピストン12がまだ移動
していない状態では、圧縮空気の供給によってタイロッ
ド17aの荷重FRに変化はない。したがって、その状
態では、上に述べた初期状態と同じである。
【0028】図3(E)に示すように、ピストン12が
中間のストローク位置まで戻ると、シリンダチューブ1
1の右半分は内圧によって径方向に膨らみ、これによっ
て軸方向に収縮する。また、図3(F)に示すように、
ピストン12が入端付近にまで戻ると、シリンダチュー
ブ11の全体が内圧によって径方向に膨らみ、これによ
って軸方向にさらに収縮する。
【0029】シリンダチューブ11の軸方向の収縮によ
って、タイロッド17aに加わる荷重FRが減少する。
荷重FRの減少の度合いは、シリンダチューブ11の軸
方向の収縮量に比例する。また、シリンダチューブ11
の軸方向の収縮量は、ピストン12の出端からのストロ
ーク位置にほぼ比例する。したがって、タイロッド17
aの荷重FRは、図4に示すように、出端からのストロ
ーク位置に比例して減少する。
【0030】タイロッド17aの荷重FRは、ピストン
12が入端付近に戻ったときに最小の荷重FR3となる
が、ピストン12がシリンダカバー15に当接した瞬間
にシリンダカバー15を押し、これによってタイロッド
17a〜dが引っ張られて荷重として加わるので、入端
では初期締付け力FR0よりも増大して荷重FR2とな
る。この状態で、ポートPT1からの圧縮空気の供給が
停止されると、タイロッド17aの荷重FRは初期締付
け力FR0に戻る。
【0031】このように、シリンダ室内の圧力が一定で
あれば、ピストン12のストローク位置とタイロッド1
7aに加わる荷重FRつまりタイロッド17aの伸び量
とは、部分的にではあるがほぼ比例関係にある。
【0032】したがって、それらの関係を予め求めて動
作情報として取得しておき、シリンダ室内の圧力とタイ
ロッド17aの伸び量を計測することによって、その時
々のストローク位置を検出することができる。
【0033】なお、ピストン12又はピストンロッド1
3に加わる負荷がストロークの途中で変化する場合に
は、負荷が変化した時点でタイロッド17aの伸び量が
不連続となり、その後、負荷の大きさに応じた傾きを持
ってタイロッド17aの伸び量が変化する。したがっ
て、この場合には、全ストロークを区分し、区分された
各ストロークの区間において、タイロッド17aの伸び
量からストローク位置を検出することとなる。ピストン
12が、現在どの区間にあるかは、そのためのセンサを
設けておくこと、又はストローク端からの動作時間を計
測すること、又は検出信号S1の変化の状態を解析する
ことなどによって検出することが可能である。
【0034】図5は検出装置5の回路を示すブロック図
である。図5において、検出装置5は、処理装置31、
メモリ32、切替えスイッチ33、上に述べた歪みゲー
ジ21及び圧力センサ23,24などからなる。
【0035】メモリ32には、流体圧シリンダ1の支持
形式、例えば、ロッド側フランジ型(FA型)、ヘッド
側フランジ型(FB型)などに応じて、所定の圧力にお
けるピストン12のストローク位置とタイロッド17a
の伸びとの関係が、動作情報テーブルTB1,2として
格納されている。
【0036】例えば、動作情報テーブルTB1,2に
は、動作情報として、ピストン12の全ストローク長
さ、タイロッド17aの伸び量の最大値、及び、ピスト
ンストロークとタイロッド17aの伸びとが比例関係に
あることを示す情報が格納される。
【0037】ここで、ピストン12の全ストローク長さ
は、流体圧シリンダ1について既知であるから、その値
を入力し又は予め設定しておけばよい。タイロッド17
aの伸び量の最大値は、流体圧シリンダ1に圧縮空気を
供給して実際に作動させ、そのときの歪みゲージ21の
検出信号S1の最大値を記憶しておく。
【0038】つまり、この場合には、流体圧シリンダ1
の実際の動作状態と同じ状態又はそれに近い状態で流体
圧シリンダ1を作動させ、ティーチングを行うこととな
る。ティーチングを行うこととした場合には、ティーチ
ングによって取り込まれる情報は、実際の使用の際の状
態に則したものとなるので、圧力センサ23,24を不
要とすることができる。なお、ティーチングを行う場合
には、ティーチングを行うモードと使用のためのモード
とを切り換えるスイッチを設けておけばよい。また、テ
ィーチングのために、ストローク位置を検出するための
センサを一時的に用いてもよい。
【0039】ピストンストロークとタイロッド17aの
伸びとが比例関係にあることを示す情報は、その関係を
示す演算式として記憶しておく。このような演算式は、
プログラムとして記憶しておいてもよい。また、これら
のデータ又は情報に基づいて、検出信号S1の種々の大
きさに対するストローク位置の値を、テーブルとして格
納しておいてもよい。
【0040】切替えスイッチ33は、使用する流体圧シ
リンダ1の支持形式を指定するためのものである。処理
装置31は、切替えスイッチ33によって指定された動
作情報テーブルTBを参照し、歪みゲージ21からの検
出信号S1、及び圧力センサ23,24からの検出信号
S2,3に基づいて、ストローク位置を求める。ストロ
ーク位置を求めるために、必要に応じて種々の演算が行
われる。なお、演算を検出信号S1〜3に対して行うよ
うにし、動作情報テーブルTBからストローク位置を直
接的に読み出すようにすることも可能である。求められ
たストローク位置は、検出信号STとして外部に出力さ
れる。
【0041】上に述べた実施形態の流体圧シリンダ1に
よると、タイロッド17aに歪みゲージ21を貼ること
によって、ピストン12のストローク位置を全範囲にわ
たって検出することができる。流体圧シリンダ1とし
て、標準のものを用いることが可能である。つまり、標
準の流体圧シリンダに歪みゲージ21などを追加するこ
とによって全範囲のストローク位置を検出可能な流体圧
シリンダ1とすることができる。
【0042】上に述べた実施形態によると、圧力センサ
23,24を設け、その検出信号S2,3に基づいてス
トローク位置を求めたが、圧力センサ23,24を設け
ることなくストローク位置を求めることも可能である。
例えば、上に述べたようにティーチングを行うようにし
た場合、又は、圧縮空気の圧力がゲージなどによって分
かるときに、その圧力の値をテンキーなどを用いて処理
装置31に入力するようにした場合などである。また、
流体圧シリンダ1を使用する際の圧力を特定の値又は範
囲に指定するようにしてもよい。
【0043】上に述べた実施形態においては、4本のタ
イロッド17a〜dが設けられているが、タイロッド1
7a〜dのない流体圧シリンダに対しては、例えばセン
シング用のタイロッドを1本設ければよい。圧縮空気で
作動する流体圧シリンダ1について説明したが、油圧又
は水圧などによって作動する流体圧シリンダにも適用可
能である。その他、流体圧シリンダ1及び検出装置5の
構造、形状、寸法、材質、回路、個数、処理内容又は方
法などは、本発明の趣旨に沿って種々変更することがで
きる。
【0044】
【発明の効果】本発明によると、流体圧シリンダとして
標準のものを用いることが可能であり、標準の流体圧シ
リンダにストローク位置の検出のための部品を追加する
ことによってストローク位置の検出可能な流体圧シリン
ダとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る流体圧シリンダの斜視
図である。
【図2】流体圧シリンダを伸長駆動したときのピストン
の各ストローク位置における状態を示す図である。
【図3】流体圧シリンダを収縮駆動したときのピストン
の各ストローク位置における状態を示す図である。
【図4】ピストンのストローク位置とタイロッドに加わ
る荷重との関係を示す図である。
【図5】検出装置の回路を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 流体圧シリンダ 5 検出装置 11 シリンダチューブ 12 ピストン 14,15 シリンダカバー 17a〜d タイロッド 21 歪みゲージ(センサ) 23,24 圧力センサ 31 処理装置(演算装置) 32 メモリ S1 検出信号 S2,S3 検出信号(出力信号) TB 動作情報テーブル(動作情報)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F15B 15/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダチューブ、シリンダチューブ内を
    摺動するピストン、シリンダチューブの両端面を閉塞す
    るシリンダカバー、両シリンダカバーの間にわたって設
    けられそれらを締結するタイロッドを有してなる流体圧
    シリンダのピストンストローク位置を検出する方法であ
    って、 前記タイロッドに、その伸びを検出するためのセンサを
    取り付け、前記流体圧シリンダに圧流体を供給して作動させたとき
    のピストンの位置とタイロッドの伸びとの関係を予め求
    めて動作情報としてメモリに格納しておき、 前記メモリに格納された動作情報及び 前記センサの検出
    信号に基づいて前記ピストンストローク位置を検出す
    る、 ことを特徴とする流体圧シリンダのピストンストローク
    位置検出方法。
  2. 【請求項2】シリンダチューブ、シリンダチューブ内を
    摺動するピストン、シリンダチューブの両端面を閉塞す
    るシリンダカバー、両シリンダカバーの間にわたって設
    けられそれらを締結するタイロッドを有してなる流体圧
    シリンダのピストンストローク位置を検出する方法であ
    って、 前記タイロッドに、その伸びを検出するためのセンサを
    取り付け、 前記流体圧シリンダに所定の圧力の圧流体を供給たと
    きのピストンの位置とタイロッドの伸びとの関係を予め
    求めて動作情報としてメモリに格納しておき、且つシリ
    ンダ室内の圧力を検出するように圧力センサを設けてお
    き、 前記メモリに格納された動作情報、前記圧力センサの出
    力信号、及び前記センサの検出信号に基づいて前記ピス
    トンストローク位置を検出する、ことを特徴とする 流体圧シリンダのピストンストローク
    位置検出方法。
  3. 【請求項3】前記動作情報として、前記ピストンの全ス
    トローク長さ、前記タイロッドの伸びの最大値、及び、
    ピストンストロークとタイロッドの伸びとが比例関係に
    あることを示す情報を含む、 請求項又は記載の流体圧シリンダのピストンストロ
    ーク位置検出方法。
  4. 【請求項4】シリンダチューブ、シリンダチューブ内を
    摺動するピストン、シリンダチューブの両端面を閉塞す
    るシリンダカバー、両シリンダカバーの間にわたって設
    けられそれらを締結するタイロッドを有してなる流体圧
    シリンダのピストンストローク位置を検出する装置であ
    って、 前記タイロッドに取り付けられてその伸びを検出するた
    めの歪みセンサと、 所定の圧力におけるピストンの位置とタイロッドの伸び
    との関係を動作情報として格納するメモリと、 前記メモリに格納された動作情報及び前記センサの検出
    信号に基づいてピストンストローク位置を検出する演算
    手段と、 を有することを特徴とする流体圧シリンダのピストンス
    トローク位置検出装置。
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