JP3470339B2 - 往復式電気かみそりの内刃 - Google Patents

往復式電気かみそりの内刃

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、往復式電気かみそりの
内刃に関し、詳しくはプレス成形に伴う内刃ブレードに
波及する問題を解消しようとする技術に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、図4(b)に示すように、往復式
電気かみそりの内刃ブレード2の刃先エッジ1の切れ味
を高めるために、内刃ブレード2の両側にプレス金型を
配置し、プレス成形にて材料を押圧してその押圧個所の
材料を押出して塑性変形をおこなう、いわゆるつかし
(尽かし)成形をおこなうのである。そして、内刃ブレ
ード2には図4(a)のように、円形の髭屑排出孔6の
複数個が形成され、そして、内刃刃先角αは約88°
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる場合、プレス成
による材料の押出量、つまり、つかし量は少なくて、
悪影響は少なかったが、刃先エッジ1の切れ味を一層高
めるために、図4(c)のように、プレス成形において
その内刃刃先角αを小さくするとつかし量が多くなっ
て、歪み変形が生じる。つまり、材料が押し出されて図
4(a)の髭屑排出孔6,6の間のN部分に歪み変形が
集中する。すると、図4(c)のようにN部分を中心に
凸状態になり、最悪の場合、亀裂破損することがある。
更に内刃ブレード2・・を内刃基台3に複数枚並設する
ように成形するのに、内刃ブレード2を成形機にかける
場合に、歪み変形部分が引っ掛かってセットすることが
できず、内刃ブレード2・・を備えた内刃基台3の成形
が困難になるなどという問題があった。
【0004】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、切れ味を高める
ために内刃ブレードにプレス成形をおこなって刃先エッ
ジにおける切れ味を高めながら、プレス成形により生じ
る歪み変形の問題を回避することができる往復式電気か
みそりの内刃を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、刃先部にプレ
ス成形が施されて刃先エッジ1が形成された内刃ブレー
ド2を内刃基台3に複数枚並設した往復式電気かみそり
の内刃であって、内刃ブレード2においてプレス成形
れた領域Tの略全長にわたる長孔5を形成して成ること
を特徴とするものである。
【0006】また、刃先部にプレス成形が施されて刃先
エッジ1が形成された内刃ブレード2を内刃基台3に複
数枚並設した往復式電気かみそりの内刃であって、刃先
エッジ1側におけるプレス成形によるつかし量よりも刃
先エッジ1側とは反対側のつかし量を少なくして成るこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【作用】プレス成形にて内刃ブレード2の刃先エッジ1
を先鋭にして切れ味を高めるものでありながら、プレス
成形に伴って生じる歪み変形に対しては、プレス成形
れた領域Tの略全長にわたる長孔5の孔縁部の変形にて
吸収する。しかして、プレス成形に伴う歪み変形にて内
刃ブレード2が損壊されたり、大きく変形されて内刃基
台3による一体成形を阻害するようなこともない。しか
も長孔5において良好に髭屑を排出するのである。
【0008】また、プレス成形にて内刃ブレード2の刃
先エッジ1を先鋭にして切れ味を高めるものでありなが
ら、刃先エッジ1側とは反対側のつかし量を少なくし
て、プレス成形に伴って生じる歪み変形を抑制する。し
かして、プレス成形に伴う歪み変形にて内刃ブレード2
が損壊されたり、大きく変形されて内刃基台3による一
体成形を阻害するようなことがない。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述す
る。
【0010】図1に本発明の全体図を示す。特に、内刃
7の半径が小さい双頭(2ヘッド)形態の往復式電気か
みそりを示している。つまり、ネット状の外刃8が例え
ば揺動昇降自在になされたキャリア9に取付けられ、押
上げばねにて弾発された内刃基台3に適宜間隔を隔てて
内刃7となる内刃ブレード2・・が多数個取付けられ、
本体側に設けられて往復駆動される摺動子10に内刃基
台3が保持され、摺動子10の往復駆動力によって、内
刃基台3に保持されている内刃ブレード2を外刃8に摺
接させて往復駆動することができるようにしてある。こ
のような往復式電気かみそりの形態は種々設計変更可能
である。
【0011】図2は内刃7を示し、図3(a)(b)は
内刃ブレード2の製作説明図を示している。つまり、板
状で略U字型に打抜かれた刃材11がプレス成形機にセ
ットされて刃材11の両側のプレス金型D,Dを近接す
るようにして、プレス成形をおこなうのであり、かかる
場合、プレス成形にて材料を押圧してその押圧個所の材
料を図3(a)の点線で示す域X,Yのように押出すの
である。そして、切削線Zにまで刃材11を切削して、
刃先エッジ1を形成するのである。かかる場合、内刃ブ
レード2においてプレス成形された領域Tの略全長にわ
たる長孔5を形成してある。
【0012】このように、内刃ブレード2においてプレ
ス成形された領域Tの略全長にわたる長孔5を形成する
ことで、プレス成形にて内刃ブレード2の刃先エッジ1
を先鋭にして切れ味を高めるものでありながら、プレス
成形に伴って生じる歪み変形に対しては、プレス成形
れた領域Tの略全長にわたる長孔5の孔縁部の変形にて
吸収するのであり、プレス成形に伴う歪み変形にて内刃
ブレード2が損壊されたり、大きく変形されて内刃基台
3による一体成形を阻害するようなこともない。そし
て、長孔5において良好に髭屑を排出するのである。
【0013】ところで、プレス成形された領域Tにわた
る長孔5を形成すると、内刃ブレード2の剛性が低下
し、内刃ブレード2の固有振動数が低下し、髭を切断し
た特に発生する剃り音を大きくすることができる。しか
しながら、内刃ブレード2の剛性が下がることにより、
切れ味が悪くなるため、図2(a)に示すように、内刃
7の内刃基台3の中央部の内刃ブレード2の支持部a
と、この中央部の支持部a1 と両端部の間の支持部
,bの数枚のものの高さを他のものの高さよりも
高くし、このように支持部a,b,bの高さを高
くすることで、髭の剃り音が小さくなるが、良く剃られ
る中央部付近を含む3個所での切れ味を良くすることが
できる。
【0014】図3(c)は他の実施例を示していて、刃
先エッジ1側におけるプレス成形によるつかし量よりも
刃先エッジ1側とは反対側のつかし量を少なくしたもの
である。具体的には、刃先エッジ1側におけるプレス成
形域Aに比べて刃先エッジ1側とは反対側のプレス成形
Bを少なくしたものである。かかる場合、角度β
βの関係になっている。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述のように、内刃ブレードに
おいてプレス成形された領域の略全長にわたる長孔を形
成してあるから、プレス成形にて内刃ブレードの刃先エ
ッジを先鋭にして切れ味を高めるものでありながら、
レス成形に伴って生じる歪み変形に対しては、プレス成
された領域の略全長にわたる長孔の孔縁部の変形にて
吸収することができ、プレス成形に伴う歪み変形にて内
刃ブレードが損壊されたり、大きく変形されて内刃基台
による一体成形を阻害するようなこともなく、しかも長
孔において良好に髭屑を排出できるという利点がある。
【0016】また、刃先エッジ側におけるプレス成形
よるつかし量よりも刃先エッジ側とは反対側のつかし量
を少なくしたから、プレス成形にて内刃ブレードの刃先
エッジを先鋭にして切れ味を高めるものでありながら、
刃先エッジ側とは反対側のつかし量を少なくして、プレ
ス成形に伴って生じる歪み変形を抑制し、プレス成形
伴う歪み変形にて内刃ブレードが損壊されたり、大きく
変形されて内刃基台による一体成形を阻害するようなこ
とをなくすことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】同上の内刃を示し、(a)は一部破断した正面
図、(b)は側面図である。
【図3】同上のプレス成形作用を示し、(a)は作用を
説明する断面図、(b)は作用を説明する正面図、
(c)は他のプレス成形作用を説明する断面図である。
【図4】従来例を示し、(a)は正面図、(b)(c)
プレス成形作用を示す説明図である。
【符号の説明】
1 刃先エッジ 2 内刃ブレード 3 内刃基台 5 長孔 T プレス成形された領域
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−168484(JP,A) 特開 昭51−49857(JP,A) 特開 昭54−38857(JP,A) 特開 昭50−96363(JP,A) 実開 昭58−122571(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B26B 19/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刃先部にプレス成形が施されて刃先エッ
    ジが形成された内刃ブレードを内刃基台に複数枚並設し
    た往復式電気かみそりの内刃であって、内刃ブレードに
    おいてプレス成形された領域の略全長にわたる長孔を形
    成して成ることを特徴とする往復式電気かみそりの内
    刃。
  2. 【請求項2】 刃先部にプレス成形が施されて刃先エッ
    ジが形成された内刃ブレードを内刃基台に複数枚並設し
    た往復式電気かみそりの内刃であって、刃先エッジ側に
    おけるプレス成形によるつかし量よりも刃先エッジ側と
    は反対側のつかし量を少なくして成ることを特徴とする
    往復式電気かみそりの内刃。
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