JP3468388B2 - 補強された筒状積層体およびその製法 - Google Patents

補強された筒状積層体およびその製法

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JP3468388B2
JP3468388B2 JP14428295A JP14428295A JP3468388B2 JP 3468388 B2 JP3468388 B2 JP 3468388B2 JP 14428295 A JP14428295 A JP 14428295A JP 14428295 A JP14428295 A JP 14428295A JP 3468388 B2 JP3468388 B2 JP 3468388B2
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定宏 西村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形法で成形され
る、補強用金属層で補強された熱可塑性樹脂製筒状積層
体、例えばサーモトロピック液晶樹脂製長尺筒状積層体
およびその製造方法に関する。ここでいう長尺とは、具
体的には、長さ(L)と断面積に相当する径(D)(以
下、相当径という)の比(L/D)が2以上であること
を意味し、また該相当径(D)とは、断面の形状が円で
ある円筒状物の場合は円の外径であり、断面が三角や四
角といった円以外の形状を持つ筒状物の場合は、成形品
の外側がつくる断面積をS、成形品の外側の周長をAと
すれば、D=4S/Aで表される。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂製の筒状物、特にロールや
パイプのような長尺の円筒状物は様々な分野で使用され
ている。これらの多くは、押出法により形成されてい
る。そして、近年、コピー機やプリンタ等の事務機のロ
ールやパイプ等の機械部品に対しては軽量化の要求が高
まり、熱可塑性樹脂製で寸法精度の高い筒状物が求めら
れている。
【0003】特開平6−312430号公報では射出成
形により熱可塑性樹脂、例えばサーモトロピック液晶樹
脂からなるパイプが提案されている。この方法によれば
周方向および長手方向の肉厚が実質的に均一なパイプが
得られる。しかしながら、特に高温時における剛性など
の耐熱性が必ずしも充分ではない。
【0004】そのため、補強用金属層を積層することに
より補強された熱可塑性樹脂、例えばサーモトロピック
液晶樹脂からなるパイプが考案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、押出成
形法により積層パイプを成形する場合、樹脂パイプ外表
面に補強用金属層を積層することは困難である。さら
に、射出成形による積層パイプの成形法は未だ知られて
いない。
【0006】本発明は、これら従来技術の課題を解消
し、肉厚が実質的に均一で剛性も充分な樹脂製パイプ等
の筒状積層体、およびその製造方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の第1
は、筒状空間を形成するキャビティ内に挿入された補強
用金属パイプの外表面と前記キャビティ壁間で形成され
る空洞内で摺動可能なリングを前記金属パイプに嵌合す
ると共に、前記空洞内に溶融樹脂を射出し、該溶融樹脂
により前記リングを移動させながら成形し、次いで脱型
することを特徴とする内表面に補強用金属層が積層され
てなる熱可塑性樹脂製筒状積層体の製造方法に関する。
【0008】本発明の第2は、筒状空間を形成するキャ
ビティ内に着脱可能に挿入された、棒状体を内部に嵌合
した金属パイプの外表面と前記キャビティ壁間で形成さ
れる空洞内で摺動可能なリングを前記金属パイプに嵌合
すると共に、前記空洞内に溶融樹脂を射出し、該溶融樹
脂により前記リングを移動させながら成形し、次いで脱
型するとともに前記棒状体を抜去することを特徴とする
内表面に補強用金属層が積層されてなる熱可塑性樹脂製
筒状積層体の製造方法に関する。
【0009】本発明の第3は、成形用金型内に装着され
た金属パイプ外壁と前記金型内表面間に形成された空洞
内および前記金属パイプ内壁とその内部に挿入された棒
状体外表面間に形成される空洞内の両方に同一または異
なる溶融樹脂をそれぞれ射出し、次いで脱型することを
特徴とする熱可塑性樹脂層の中間に補強用金属層を有す
熱可塑性樹脂製筒状積層体の製造方法に関する。
【0010】 本発明の第4は、上記本発明の第3におい
て、成形用金型内に装着された金属パイプ外壁と前記金
型内表面間に形成される前記空洞内で摺動可能なリング
を、前記金属パイプに嵌合し、スプルーより導入された
溶融樹脂により該リングを移動させながら成形すること
を特徴とする熱可塑性樹脂層の中間に補強用金属層を有
する熱可塑性樹脂製筒状積層体の製造方法に関する。
【0011】本発明の第5は、上記本発明の第1〜4の
いずれかにおいて、熱可塑性樹脂がサーモトロピック液
晶樹脂である熱可塑性樹脂製筒状積層体の製造方法に関
する。
【0012】 また、本発明においては、熱可塑性樹脂層
の内表面、外表面、その中間面の少なくとも一面に補強
用金属層が積層されてなる、射出成形により成形される
熱可塑性樹脂製筒状積層体を形成することも可能であ
る。具体的にはこの熱可塑性樹脂製筒状体は射出成形に
より製造される。
【0013】 そして、本発明においては、上記熱可塑性
樹脂製筒状積層体をサーモトロピック液晶樹脂で成形し
てもよい。
【0014】 さらに、本発明においては、筒状空間を形
成するキャビティ内に挿入された補強用金属パイプの外
表面と該キャビティ壁間で形成される空洞内に溶融樹脂
を射出し、次いで脱型して内表面に補強用金属層が積層
されてなる熱可塑性樹脂製筒状積層体を製造してもよ
い。
【0015】 さらにまた、本発明においては、筒状空間
を形成するキャビティ内に着脱可能に挿入された、棒状
体をその内部に嵌合した金属パイプの外表面と該キャビ
ティ壁間で形成される空洞内に溶融樹脂を射出し、次い
で脱型するとともに該棒状体を抜去するようにして内表
面に補強用金属層が積層されてなる熱可塑性樹脂製筒状
積層体を製造してもよい。そして、本発明においては、
成形用金型内に着脱可能に装着した金属パイプ内壁とそ
の内部に挿入された棒状体外壁間に形成される空洞内に
溶融樹脂を射出し、次いで脱型するようにして外表面に
補強用金属層が積層されてなる熱可塑性樹脂製筒状積層
体を製造してもよい。
【0016】本発明に使用する合成樹脂は、熱可塑性合
成樹脂であれば特に限定されない。ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリブテン等のポリオレフィン系樹脂、ポ
リスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ナイロン6
やナイロン66等の脂肪族ポリアミド系樹脂およびポリ
フタルアミド等の芳香族ポリアミド系樹脂、ポリカーボ
ネート系樹脂、ポリエチレンテレフタレートやポリブチ
レンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリオキ
シメチレン系樹脂、ポリフェニレンエーテル系樹脂、ポ
リウレタン系樹脂、ポリサルホン系樹脂、ポリエーテル
サルホン系樹脂、ポリフェニレンサルファイド系樹脂、
ポリケトン系樹脂、ポリアリレート系樹脂、ポリイミド
系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、フッ素系樹脂、サー
モトロピック液晶樹脂等が列挙できる。このうちでも筒
状積層体としての強度および寸法精度を発現するのが容
易であり、長尺な筒状物を形成するためには高い流動性
を有するサーモトロピック液晶樹脂、特にサーモトロピ
ック液晶ポリエステル樹脂が好適である。
【0017】ここでいうサーモトロピック液晶樹脂は、
溶融時に光学的異方性を示す熱可塑性である溶融可能な
ポリマーである。このように溶融時に光学的異方性を示
すポリマーは、溶融状態でポリマー分子鎖が規則的な平
行配列をとる性質を示す。光学的異方性溶融相の性質
は、直交偏光子を利用した通常の偏光検査法により確認
することができる。
【0018】例えば、液晶性ポリエステル、液晶性ポリ
エステルイミド等、具体的には(全)芳香族ポリエステ
ル、ポリエステルアミド、ポリエステルカーボネート等
が挙げられる。サーモトロピック液晶ポリエステル樹脂
には分子内にエステル結合を複数個含む限りポリエステ
ルの範疇に含まれる。さらに好ましいポリエステルは、
芳香族ポリエステルである。
【0019】本発明において用いられるサーモトロピッ
ク液晶ポリエステル樹脂には、一つの高分子鎖の一部が
異方性溶融相を形成するポリマーのセグメントで構成さ
れ、残りの部分が異方性溶融相を形成しないポリマーの
セグメントから構成されるポリマーも含まれる。また、
複数のサーモトロピック液晶ポリマーを複合したものも
含まれる。
【0020】サーモトロピック液晶ポリエステルを構成
するモノマーの代表例としては、 (a)芳香族ジカルボン酸の少なくとも1種、 (b)芳香族ヒドロキシカルボン酸系化合物の少なくと
も1種、 (c)芳香族ジオール系化合物の少なくとも1種、 (d)(d)芳香族ジチオール、(d)芳香族チオ
フェノ−ル、(d)芳香族チオ−ルカルボン酸化合物
の少なくとも1種、 (e)芳香族ヒドロキシアミン、芳香族ジアミン系化合
物の少なくとも1種、等が挙げられる。
【0021】これらは単独で構成される場合もあるが、
多くは(a)と(c)、(a)と(d)、(a),
(b)と(c)、(a),(b)と(e)、あるいは
(a),(b),(c)と(e)等の様に組合せて構成
される。
【0022】上記(a)芳香族ジカルボン酸系化合物と
しては、テレフタル酸、4,4′−ジフェニルジカルボ
ン酸、4,4′−トリフェニルジカルボン酸、2,6−
ナフタレンジカルボン酸、1,4−ナフタレンジカルボ
ン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルエ
ーテル−4,4′−ジカルボン酸、ジフェノキシエタン
−4,4′−ジカルボン酸、ジフェノキシブタン−4,
4′−ジカルボン酸、ジフェニルエタン−4,4′−ジ
カルボン酸、イソフタル酸、ジフェニルエ−テル−3,
3′−ジカルボン酸、ジフェノキシエタン−3,3′−
ジカルボン酸、ジフェニルエタン−3,3′−ジカルボ
ン酸、1,6−ナフタレンジカルボン酸のごとき芳香族
ジカルボン酸またはクロロテレフタル酸、ジクロロテレ
フタル酸、ブロモテレフタル酸、メチルテレフタル酸、
ジメチルテレフタル酸、エチルテレフタル酸、メトキシ
テレフタル酸、エトキシテレフタル酸等、上記芳香族ジ
カルボン酸のアルキル、アルコキシまたはハロゲン置換
体が挙げられる。
【0023】(b)芳香族ヒドロキシカルボン酸系化合
物としては、4−ヒドロキシ安息香酸、3−ヒドロキシ
安息香酸、6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、6−ヒド
ロキシ−1−ナフトエ酸等の芳香族ヒドロキシカルボン
酸または3−メチル−4−ヒドロキシ安息香酸、3,5
−ジメチル−4−ヒドロキシ安息香酸、2,6−ジメチ
ル−4−ヒドロキシ安息香酸、3−メトキシ−4−ヒド
ロキシ安息香酸、3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシ
安息香酸、6−ヒドロキシ−5−メチル−2−ナフトエ
酸、6−ヒドロキシ−5−メトキシ−2−ナフトエ酸、
2−クロロ−4−ヒドロキシ安息香酸、3−クロロ−4
−ヒドロキシ安息香酸、2,3−ジクロロ−4−ヒドロ
キシ安息香酸、3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシ安息
香酸、2,5−ジクロロ−4−ヒドロキシ安息香酸、3
−ブロモ−4−ヒドロキシ安息香酸、6−ヒドロキシ−
5−クロロ−2−ナフトエ酸、6−ヒドロキシ−7−ク
ロロ−2−ナフトエ酸、6−ヒドロキシ−5,7−ジク
ロロ−2−ナフトエ酸等の芳香族ヒドロキシカルボン酸
のアルキル、アルコキシまたはハロゲン置換体が挙げら
れる。
【0024】(c)芳香族ジオールとしては、4,4′
−ジヒドロキシジフェニル、3,3′−ジヒドロキシジ
フェニル、4,4′−ジヒドロキシトリフェニル、ハイ
ドロキノン、レゾルシン、2,6−ナフタレンジオー
ル、4,4′−ジヒドロキシジフェニルエーテル、ビス
(4−ヒドロキシフェノキシ)エタン、3,3′−ジヒ
ドロキシジフェニルエ−テル、1,6−ナフタレンジオ
−ル、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン等の芳香族
ジオ−ルまたはクロロハイドロキノン、メチルハイドロ
キノン、t−ブチルハイドロキノン、フェニルハイドロ
キノン、メトキシハイドロキノン、フェノキシハイドロ
キノン、4−クロロレゾルシン、4−メチルレゾルシン
等の芳香族ジオ−ルのアルキル、アルコキシまたはハロ
ゲン置換体が挙げられる。
【0025】(d)芳香族ジチオールとしては、ベン
ゼン−1,4−ジチオ−ル、ベンゼン−1,3−ジチオ
−ル、2,6−ナフタレン−ジチオ−ル、2,7−ナフ
タレン−ジチオ−ル等が挙げられる。
【0026】(d)芳香族チオフェノールとしては、
4−メルカプトフエノ−ル、3−メルカプトフェノ−
ル、6−メルカプトフェノ−ル等が挙げられる。
【0027】(d)芳香族チオールカルボン酸として
は、4−メルカプト安息香酸、3−メルカプト安息香
酸、6−メルカプト−2−ナフトエ酸、7−メルカプト
−2−ナフトエ酸等が挙げられる。
【0028】(e)芳香族ヒドロキシアミン、芳香族ジ
アミン系化合物としては、4−アミノフェノ−ル、N−
メチル−4−アミノフェノール、1,4−フェニレンジ
アミン、N−メチル−1,4−フェニレンジアミン、
N,N′−ジメチル−1,4−フェニレンジアミン、3
−アミノフェノ−ル、3−メチル−4−アミノフェノ−
ル、2−クロロ−4−アミノフェノ−ル、4−アミノ−
1−ナフト−ル、4−アミノ−4′−ヒドロキシジフェ
ニル、4−アミノ−4′−ヒドロキシジフェニルエ−テ
ル、4−アミノ−4′−ヒドロキシジフェニルメタン、
4−アミノ−4′−ヒドロキシジフェニルスルフィド、
4、4′−ジアミノフェニルスルフィド(チオジアニリ
ン)、4,4′ジアミノジフェニルスルホン、2,5−
ジアミノトルエン、4,4′−エチレンジアニリン、
4,4′−ジアミノジフェノキシエタン、4,4′−ジ
アミノジフェニルメタン(メチレンジアニリン)、4,
4′−ジアミノジフェニルエ−テル(オキシジアニリ
ン)等が挙げられる。
【0029】本発明で用いるサーモトロピック液晶ポリ
エステルは、上記モノマーから溶融アシドリシス法やス
ラリー重合法等の多様なエステル形成法等により製造す
ることができる。
【0030】分子量としては、本発明に用いるに好適な
サーモトロピック液晶ポリエステル樹脂のそれは、約2
000〜200000、好ましくは約4000〜100
000である。かかる分子量の測定は、例えば圧縮フィ
ルムについて赤外分光法により末端基を測定して求める
ことができる。また溶液形成を伴う一般的な測定法であ
るGPCによることもできる。
【0031】これらのモノマーから得られるサーモトロ
ピック液晶ポリマーのうち下記一般式(1)で表わされ
るモノマー単位を必須成分として含む(共)重合体であ
る芳香族ポリエステルが好ましい。該モノマー単位は約
30モル%以上含むものが好ましい。より好ましくは、
約50モル%以上含むものである。
【0032】
【化1】 本発明の特に好ましい芳香族ポリエステルは、p−ヒド
ロキシ安息香酸、フタル酸およびビフェノールの3種の
化合物からそれぞれ誘導される構造の繰返し単位を有す
る下記式(2)で表わされるコポリエステルである。こ
の下記式(2)で表されるコポリエステルのビフェノー
ルから誘導される構造の繰り返し単位は、その一部また
は全部をジヒドロキシベンゼンから誘導される繰り返し
単位で置換されたコポリエステルであることもできる。
p−ヒドロキシ安息香酸およびヒドロキシナフタリンカ
ルボン酸の2種の化合物からそれぞれ誘導される構造の
繰返し単位を有する下記式(3)で表わされるコポリエ
ステルである。
【0033】
【化2】
【0034】
【化3】 本発明で用いるサーモトロピック液晶ポリエステル樹脂
は単独でもまた、2種以上を混合して使用することがで
きる。
【0035】これらの合成樹脂は2種類以上をあるいは
ゴム等の他のポリマーを混合して用いることができる。
この際各成分の相溶性を向上させるため相溶化剤を用い
ることが好ましい。またこれら合成樹脂を化学的に変性
して用いることもできる。
【0036】上記合成樹脂には目的に応じて種々の添加
物を配合することができる。これには無機、有機充填剤
(ガラス繊維、炭素繊維、タルク、マイカ、炭酸カルシ
ウム、クレー、硫酸カルシウム、水酸化マグネシウム、
シリカ、アルミナ、硫酸バリウム、酸化チタン、酸化亜
鉛、酸化鉄、フェライト、硫化モリブデン、黒鉛、木
粉、各種ウィスカー、金属粉、ガラス状炭素等)、各種
安定剤(酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、金属不
活性化剤等)、顔料、染料、可塑剤、オイル、滑剤、造
核剤、帯電防止剤、難燃剤等が挙げられる。
【0037】特に無機充填剤の配合量は樹脂と充填剤の
合計に対して90重量%以下、好ましくは80重量%以
下、1重量%以上である。無機充填剤を配合することに
より、サーモトロピック液晶樹脂を用いて成形してなる
本発明の射出成形品は、表面状態が良好で好ましい。そ
のほか、上記の無機充填剤が配合されたものは、剛性、
強度、耐熱性等が向上し寸法精度が良くなるので、本発
明のロール用の素材として好適である。
【0038】また本発明の筒状積層体は他の部材と接
触、摺動する場合が多いため、材料としてこれに耐える
ような対応を求められることがある。この場合には、少
なくとも他の部材と接触する層の合成樹脂に対しては摺
動性向上材、例えば上記の充填剤のうち特に炭素繊維、
タルク、硫酸カルシウム、硫化モリブデンの摺動性向上
機能を有する充填材等を、また同じく摺動性向上機能を
有する他の合成樹脂、例えばフッ素系の樹脂等を配合し
摺動特性を向上したものを用いることが好ましい。これ
らの配合量は、上記無機充填剤の配合量と同様である。
【0039】積層すべき金属層の材質は、補強性ある金
属ならば特に限定されず、例えば鉄、鋼、ステンレス、
アルミニウム、亜鉛等の金属または合金が例示される。
これらは、本発明の製造方法においては、パイプ等の筒
状体の形態で使用される。
【0040】すなわち、筒状空間を形成するキャビティ
ーを有する金型の該キャビティー内に、金属製、例えば
鉄パイプをセットし、この内部に棒状体を挿入する。棒
状体は後述のように成形後は抜き去るものであるから、
特にその材質等は限定されず、脱型が容易で射出圧に耐
性を有するならば、中実棒状体でもパイプ形状であって
もよい。
【0041】セットする際には該金属パイプと金型内壁
間は樹脂層を形成するように空隙を適宜に開ける。そし
て鉄パイプと金型内壁との間の筒状空隙内に熱可塑性樹
脂を各樹脂に応じた常法により射出することにより射出
成形を行なう。射出成形条件としては、例えば、サーモ
トロピック液晶樹脂、特にサーモトロピック液晶ポリエ
ステル樹脂の場合、例えば樹脂温度200〜420℃、
金型温度60〜170℃、より好ましくは60〜130
℃、射出圧力100〜3000Kg/cm2 、射出速度
5〜1000mm/secの範囲から適宜に選択でき
る。
【0042】射出成形後、脱型して成形品を取り出し、
棒状体を抜き出すことにより、熱可塑性樹脂層の内表面
に補強用金属層を有する積層パイプが得られる。
【0043】他の製法としては、金属パイプ内に棒状体
を挿入するとともに、それらの間に樹脂層を形成するた
めの間隙を設けるとともにリングを摺動可能に嵌合す
る。リングの材質は砲金、樹脂等適宜のものから選択さ
れる。該リングは、射出される樹脂の圧力で摺動しなが
ら移動するようにする。そしてこの嵌合体をキャビティ
ー内にセットする。次に、熱可塑性樹脂をパイプ9と棒
状体6との間に溶融射出することにより、この溶融樹脂
により金属製リングを上方へ摺動・移動させながら該樹
脂に応じた常法により射出成形を行なう。
【0044】射出成形後、脱型して成形品を取り出し、
棒状体を抜き出すことにより、合成樹脂層の外表面に金
属パイプの補強用金属層を積層した積層パイプが得られ
る。なお、金属パイプは固定していても、それが長尺で
あるために射出時の高圧を受けると撓みなどの変形が生
じる恐れがある。しかし、リングの摺動作用により、パ
イプの撓みは少なく、リングの移動により形成される樹
脂層の肉厚差を小さくすることが可能である。
【0045】また別法としては、金属パイプにリングを
摺動可能に嵌合し、これをキャビティー内に挿入する。
該リングは金型と金属パイプ間の空隙にあって、該空隙
を摺動するようにする。
【0046】次に、パイプ内空間に、棒状体を所定空隙
を形成するように挿入して固定させる。その後、熱可塑
性樹脂をその樹脂に応じた常法により射出成形する。射
出成形は、パイプと棒状体との間、およびパイプと金型
との間に射出する。これにより、前記リングは溶融樹脂
の射出圧で摺動しながら移動し、パイプと金型間の空隙
が樹脂で充填される。同時にパイプと棒状体との空隙も
充填される。
【0047】射出成形後、棒状体を引き抜き、金型から
成形品を取り出せば、熱可塑性樹脂層の中間にパイプに
よる補強用金属層が積層された積層パイプが得られる。
なお、前述の製法におけると同様金属パイブは固定して
いても、それが長尺であるために射出時の高圧を受ける
と撓みなどの変形が生じる恐れがある。しかし、リング
の摺動作用により、パイプの撓みは少なく、リングの移
動により形成される樹脂層の肉厚差を小さくすることが
可能である。
【0048】本発明の長尺筒状積層体の厚み、径、長さ
などの具体的寸法は、制作可能な金型の形状に左右され
長尺筒状物である限り特に限定されないが、サーモトロ
ピック液晶樹脂、特にサーモトロピック液晶ポリエステ
ル樹脂による場合においては、例えば熱可塑性樹脂層厚
みは0.5mm以上、好ましくは1mm以上、10cm
以下である。補強用金属層は、補強効果を有するような
材質および厚みである限り特に限定されないが、通常は
0.1mm以上、10mm以下、好ましくは0.2〜1
0mmの範囲である。
【0049】筒状積層体としての相当径は5mm以上、
好ましくは8mm以上、1000mm以下の範囲であ
り、長さは10mm以上、好ましくは50mm以上、1
0m以下の範囲である。
【0050】以下、本発明の筒状積層体の製造方法につ
いては実施例により説明する。
【0051】
【実施例】
(実施例1)厚み0.5mmの鉄パイプ7の内部に棒状
体6を挿入し、これを、図2(図2(a)は平面図、同
図(b)は断面図である。)に示されるような金型厚み
寸法350mmの金型4および5にセットし、そして鉄
パイプ7と金型内壁との間の筒状空隙内にポリブチレン
テレフタレート(クラレ社製、商品名ハウザーR130
0)8を射出することにより射出成形を行なった。射出
成形は、成形機として東芝機械製IS−80射出成形機
(型締めストローク460mm)を用い、成形温度を2
50℃、射出速度を100mm/sec、金型温度を6
0℃として行なった。
【0052】射出成形後、脱型して成形品を取り出し、
棒状体6を抜き出すことにより、図1に示すようなポリ
ブチレンテレフタレート8層の内表面に補強用金属層7
を有する積層パイプ1を得た。この積層パイプ1は、長
さが107mm、外径が20mm、肉厚が2mm(内側
は厚さ0.5mmの鉄層、外側が厚さ1.5mmのポリ
プチレンテレフタレート層)であった。また積層パイプ
1の樹脂8層における肉厚差は最大で0.2mmであっ
た。
【0053】(実施例2)図4に示されるように、厚み
0.5mmのアルミニウム製パイプ9内に、棒状体6を
挿入するとともに、それらの間に金属リング10を摺動
可能に嵌合し、そしてこれらを金型厚み寸法350mm
の金型4および5内にセットした。
【0054】次に、サーモトロピック液晶ポリエステル
樹脂を溶融し、これにガラス繊維を30重量%配合しも
のを、パイプ9と棒状体6との間に射出することによ
り、この溶融樹脂11により金属製リング10を上方へ
移動させながら射出成形を行なった。リング10は、外
径が20mm、内径が16mm、高さが10mm、材質
は砲金(銅90重量%、錫10重量%の合金)であっ
た。また、用いたサーモトロピック液晶ポリエステル樹
脂は、フタル酸/イソフタル酸/4−ヒドロキシ安息香
酸/4,4−ジヒドロキシジフェニルからそれぞれ誘導
される繰返単位を有するサーモトロピック液晶コポリエ
ステル樹脂であって、それぞれのモル比は、0.75/
0.25/3/1であった。これについて、ホットステ
ージを装着した偏光顕微鏡を用いて光学的異方性を観察
したところ340℃以上で溶融状態で光学的異方性を示
した。
【0055】射出成形後、脱型して成形品を取り出し、
棒状体6を抜き出すことにより、図3に示すような、サ
ーモトロピック液晶ポリエステル樹脂11層の外表面に
アルミニウム製パイプ9の補強用金属層を積層した積層
パイプ1を得た。
【0056】得られた積層パイプ1は、長さが300m
m、外径が16mm、肉厚が2mm(内側は1.5mm
の樹脂層で、外側0.5mmのアルミニウム層)であっ
た。また、積層パイプ1の樹脂層11の肉厚差は最大で
0.1mmであった。
【0057】なお、用いた成形機は、東芝機械製IS−
80射出成形機(型締めストローク460mm)であ
り、射出成形は、成形温度を350℃、射出速度を50
mm/sec、金型温度を80℃として行った。
【0058】(実施例3)厚み0.5mmのステンレス
製パイプ51にリング52を摺動可能に嵌合し、これ
を、図5に示すような金型内に上方より挿入して、部材
54を閉じ、パイプ51下端から射出成形用の樹脂がパ
イプ51内部にも流入するようにパイプ51の上下を固
定した。リング寸法は外径20mm、内径16mm、高
さ10mm、リング材質は砲金(銅90重量%、錫10
重量%の合金)であった。
【0059】次に、機構55により、部材54の穴56
を介してパイプ51内に、棒状体53を挿入し、その下
端を凹部57上に位置させて固定した。
【0060】次に、実施例1で用いたサーモトロピック
液晶ポリエステル樹脂を溶融し、これをパイプ51と棒
状体53との間、およびパイプ51と金型との間に射出
することにより、射出される溶融樹脂によりリング52
を上方へ移動させながら射出成形を行なった。
【0061】射出成形後、棒状体53を機構55により
上方へ引き抜き、金型部分58を左方へ移動させ、成形
品を下方へ落下させることにより、樹脂層の中間にパイ
プ51による補強用金属層が積層された積層パイプを得
た。なお、成形品が落下しない場合は、部材54を左方
へ移動させ、穴59より押出し用部材を挿入して成形品
を下方へ押し出すようにしてもよい。
【0062】このようにして得た、積層パイプは、内側
・外側の樹脂層とも厚さが1.5mmであり、中間のス
テンレス層の厚みは0.5mmであった。
【0063】なお、金属パイプ51は固定されてはいる
ものの、それが長尺であるために射出時の高圧を受ける
と撓みなどの変形が生じる恐れがあった。しかし、リン
グ52の作用により、パイプ51の撓みは少なく、外側
の樹脂層の肉厚差は最大でも0.1mmであった。
【0064】なお、使用した成形機は実施例2のものと
同様のものであり、成形温度、射出速度、金型温度も実
施例2の場合と同様とした。
【0065】
【発明の効果】本第1発明によれば、リングを摺動させ
ながら射出成形するようにしたため、射出成形時の高圧
によっても補強用金属パイプの位置ずれなどを少なくす
ることができ、熱可塑性樹脂層においてより寸法精度を
優れたものとすることができ、かつ熱可塑性樹脂製筒状
体の内表面に補強用金属層を積層した筒状積層体を射出
成形により容易に製造することができる。
【0066】 本第2発明によれば、棒状体が、キャビテ
ィ内部に挿入された補強用金属パイプを固定し、さら
に、金属パイプに嵌合したリングを摺動させながら射出
成形するようにしたため、射出成形時の高圧による補強
用金属パイプの位置ずれを少なくすることができ、熱可
塑性樹脂層においてより寸法精度を優れたものとするこ
とができる。また、熱可塑性樹脂製筒状体の内表面に補
強用金属層を積層した筒状積層体を射出成形により容易
に製造することができる。
【0067】 本第3発明によれば、熱可塑性樹脂層の中
間に補強用金属層を有する熱可塑性樹脂製筒状積層体、
すなわち熱可塑性樹脂層/補強用金属層/熱可塑性樹脂
層の三層構造を含む筒状積層体を射出成形法により容易
に製造することができる。
【0068】 本第4発明によれば、補強用金属パイプに
摺動可能で着脱可能に嵌合されたリングを摺動させなが
ら射出成形するようにしたため、射出成形時の高圧によ
っても補強用金属パイプの位置ずれなどを少なくするこ
とができ、熱可塑性樹脂層においてより寸法精度を優れ
た熱可塑性樹脂製筒状積層体を製造することができる。
【0069】 本第5発明によれば、サーモトロピック液
晶樹脂、好ましくはサーモトロピック液晶ポリエステル
樹脂を用いるようにしたため、成形時における成形流動
性を良好にし、寸法精度を向上させることができるとと
もに、耐熱性も極めて高くすることができ、それ故、こ
れらの樹脂からなる成形品を、一般に高温下に曝される
可能性のある機械部品にさらに好適なものとすることが
できる。
【0070】 また、本発明においては、長尺で、肉厚が
実質的に均一であり、補強用金属層を積層した筒状体を
提供することができる。このような筒状体は、特に高温
下での剛性に優れ、高温下に使用される機械、例えばO
A機器や電気製品等のローラー類、各種のパイプ類等の
多くの構造部品分野で利用するのに好適である。
【0071】 そして、本発明においては、サーモトロピ
ック液晶樹脂、好ましくはサーモトロピック液晶ポリエ
ステル樹脂を用いれば、成形時の流動性が良好となり、
寸法精度を向上させることができるとともに、耐熱性も
極めて高くすることができ、それ故に、熱可塑性樹脂製
筒状積層体を、一般に高温下に曝される可能性のある機
械部品に対して好適なものとすることができる。
【0072】さらに、本発明においては、熱可塑性樹脂
製筒状体の内表面に補強用金属層を積層した筒状積層体
を射出成形により容易に製造することができる。
【0073】 さらにまた、本発明においては、棒状体
が、キャビティ内部に挿入された補強用金属層を固定す
るため、射出成形時の高圧によっても補強用金属パイプ
の位置ずれなどを少なくすることができ、熱可塑性樹脂
層においてより寸法精度が優れたものとすることがで
き、かつ熱可塑性樹脂製筒状体の内表面に補強用金属層
を積層した筒状積層体を射出成形により容易に製造する
ことができる。そして、本発明においては、外表面に補
強用金属層を積層した熱可塑性樹脂製筒状積層体を、容
易に成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係る積層パイプを示
す斜視図である。
【図2】 図1のパイプを射出成形により成形する様子
を示す図である。
【図3】 本発明の第2の実施例に係る積層パイプを示
す斜視図である。
【図4】 図3のパイプを射出成形により成形する様子
を示す図である。
【図5】 本発明の第3の実施例に係る積層パイプを射
出成形により成形する様子を示す断面図である。
【符号の説明】
6,53:棒状体、4,5:金型、7:鉄パイプ、8,
11:熱可塑性樹脂、9アルミニウム製パイプ、10,
52:金属リング、51:ステンレス製パイプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−16869(JP,A) 特開 平4−135717(JP,A) 特開 平4−287806(JP,A) 特開 昭56−156595(JP,A) 特開 昭54−127968(JP,A) 特開 昭63−8680(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/84

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状空間を形成するキャビティ内に挿入
    された補強用金属パイプの外表面と前記キャビティ壁間
    で形成される空洞内で摺動可能なリングを前記金属パイ
    プに嵌合すると共に、前記空洞内に溶融樹脂を射出し、
    該溶融樹脂により前記リングを移動させながら成形し、
    次いで脱型することを特徴とする内表面に補強用金属層
    が積層されてなる熱可塑性樹脂製筒状積層体の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 筒状空間を形成するキャビティ内に着脱
    可能に挿入された、棒状体を内部に嵌合した金属パイプ
    の外表面と前記キャビティ壁間で形成される空洞内で摺
    動可能なリングを前記金属パイプに嵌合すると共に、前
    記空洞内に溶融樹脂を射出し、該溶融樹脂により前記リ
    ングを移動させながら成形し、次いで脱型するとともに
    前記棒状体を抜去することを特徴とする内表面に補強用
    金属層が積層されてなる熱可塑性樹脂製筒状積層体の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 成形用金型内に装着された金属パイプ外
    壁と前記金型内表面間に形成された空洞内および前記金
    属パイプ内壁とその内部に挿入された棒状体外表面間に
    形成される空洞内の両方に同一または異なる溶融樹脂を
    それぞれ射出し、次いで脱型することを特徴とする熱可
    塑性樹脂層の中間に補強用金属層を有する熱可塑性樹脂
    製筒状積層体の製造方法。
  4. 【請求項4】 成形用金型内に装着された金属パイプ外
    壁と前記金型内表面間に形成される前記空洞内で摺動可
    能なリングを、前記金属パイプに嵌合し、スプルーより
    導入された溶融樹脂により前記リングを移動させながら
    成形することを特徴とする請求項3記載の熱可塑性樹脂
    層の中間に補強用金属層を有する熱可塑性樹脂製筒状積
    層体の製造方法。
  5. 【請求項5】 熱可塑性樹脂がサーモトロピック液晶樹
    脂である請求項1〜4のいずれかに記載の熱可塑性樹脂
    製筒状積層体の製造方法。
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