JP3467322B2 - アーク加工装置 - Google Patents

アーク加工装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アーク溶接または切断
などに使われるアーク加工装置の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図1は、アーク起動に高周波高電圧を使
った場合の従来装置の例をアーク溶接の場合について示
した図である。図1において、10は溶接電源、1ない
し3は1次入力線、4は電極で図示を省略した溶接トー
チに保持されている。5は被加工物即ち被溶接物、6は
電極側ケーブル、7は被溶接物側ケーブル、8は起動ス
イッチ、9は遠隔出力調整器である。溶接電源10内の
DR1は1次整流回路、TR1はインバータ回路、T1
はインバータトランス、DR2は2次整流回路、LD1
はリアクトル、C1は高周波バイパスコンデンサ、HF
は高周波高電圧発生器、CCはカップリングコイル、C
T1は出力電流検出器、CL1は制御回路、Tm1は電極
側出力端子、Tm2は被溶接物側出力端子である。また、
R1およびR2は抵抗器、E1およびE2は直流電源、
PC1はフォトカプラ、CN1は起動スイッチ用コンセ
ント、CN2は遠隔出力調整器用コンセントである。
【0003】図1において、起動スイッチ8を押すと、
フォトカプラPC1の発光ダイオードに電流が流れフォ
トトランジスタを導通させ、抵抗器R1の両端にほぼ直
流電源E1の電圧に等しいが電圧が現れる。抵抗器R1
の両端の電圧は起動信号として制御回路CL1に導かれ
る。制御回路CL1はこの起動信号の入力によって図示
を省略したガス供給回路を駆動する。ガス供給回路は電
極4と被溶接物5との間にシールドガスを放出する。シ
ールドガスが電極4に達する時間を見計らって制御回路
CL1は、インバータ回路TR1および高周波高電圧発
生器HFを駆動する。インバータ回路TR1は、数10
KHzの周波数でスイッチング動作し、インバータトラ
ンスT1の2次側に溶接アークに必要な電圧を誘起し2
次整流回路DR2によって整流されて、無負荷電圧がカ
ップリングコイルCCの2次巻線を経て電極側出力端子
Tm1と被溶接物側出力端子Tm2に現れ、電極4と被溶接
物5との間に加わる。 高周波発生器HFは高周波高電圧
をカップリングコイルCCの1次コイルに加え、2次コ
イルに誘起する高周波高電圧は電極側の出力端子Tm1、
電極側ケーブル6、高周波バイパスコンデンサC1、被
溶接物側出力端子Tm2を経て電極4と被溶接物5との間
に加わる。このとき電極4と被加工物5との距離が近い
と火花放電が発生する。この火花放電に引きつずいて電
極4と被溶接物5との間に溶接アークが誘発される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような高周波高
電圧を用いてアークを起動する従来装置においては、大
型でかつ高価な高周波発生装置を用意する必要があると
ともに、アーク起動時に発生させる高周波高電圧が隣接
するケーブルや大地へもれ出したり、ケーブルや電極が
アンテナとなって空中に高周波の電磁波を放射したりす
る。その結果、自機はもちろん近隣の他機にノイズ障害
をもたらし、誤動作をひき起こすことが多かった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来装置
の問題点を解決するために、高周波高電圧を用いず、ア
ーク起動に先だって電源内部に設けられているリアクト
ルに強制的に電流を流しておき、この電流を遮断するこ
とによってアーク起動に必要な高電圧を発生させ、電極
と被加工物間の絶縁を破ってアークを誘発させるように
したアーク加工装置を提案したものである。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例によって説明す
る。
【0007】図2は本発明の実施例を示す接続図であ
る。図2においてTR2は出力短絡回路であり、スイッ
チング用トランジスタやゲートターンオフサイリスタ
(GTO)などの自己消弧型スイッチング素子または適
当な転流回路を設けたサイリスタあるいは真空スイッチ
等が使用出来る。CL2は制御回路である。制御回路C
L2は出力短絡回路TR2も制御する。同図においてそ
の他は、図1の従来装置と同じ機能の部品またはアセン
ブリのものに同一の符号を付して説明を省略する。ま
た、出力短絡回路TR2は、出力端子Tm1とTm2との間
を短絡してリアクトルLD1に強制的に電流を流す出力
短絡回路を構成している。
【0008】図2において、溶接の開始に当り作業者は
電極4を被溶接物5に接近させ、起動スイッチ8を押
す。抵抗器R1には起動スイッチ8の回路からは絶縁さ
れた電圧が現れ起動信号として制御回路CL2に入力さ
れる。CL2は起動信号を受けて、インバータ回路TR
1に駆動信号を送ってこれを起動するとともに出力短絡
回路TR2に導通指令信号を供給する。インバータ回路
TR1の起動によってインバータトランスT1の1次側
には数10kHzの電圧が加わり、2次側でアーク溶接
に必要な電圧値に変換されて、2次整流回路DR2によ
って直流に変換されてリアクトルLD1と出力短絡回路
TR2の直列接続回路に加えられる。出力短絡回路TR
2が導通すると2次整流回路DR2の出力はリアクトル
LD1を通して短絡されることになり、このリアクトル
LD1と出力短絡回路TR2の直列接続回路の電流は時
間とともに増加してゆく。制御回路CL2はリアクトル
LD1と出力短絡回路TR2の直列接続回路の電流があ
る一定値になる頃に、インバータ回路TR1への駆動信
号は加えたままにしておいて、出力短絡回路TR2に対
する導通指令信号を絶ち、これを遮断する。この結果リ
アクトルLD1の電流が零に向って急変しようとするの
で、その急変を阻止する方向、すなわちリアクトルの2
次整流器DR2側端子に正、電極4側端子に負のパルス
状の高電圧が発生する。このパルス状の高電圧は、正側
は2次整流器DR2と被溶接物側出力端子Tm2および被
溶接物側ケーブル7を経て、また負側は電極側出力端子
Tm1と電極側ケーブル6を経て、電極4と被溶接物5と
の間に加わり、その間の絶縁を破壊し、アークを誘発す
る.なお、このパルス状の高電圧は高周波成分を含むの
で、ノイズが皆無とは言えないが、単発であるのでノイ
ズの量は従来の装置に比較すれば極端に少ないものであ
る。アーク発生後は制御回路CL2は遠隔出力調整器9
からの指令値に出力電流を制御する。この場合、出力短
絡回路TR2には2次整流器DR2を経てリアクトルL
D1に発生したパルス状の高電圧がコレクタ側正、エミ
ッタ側負の極性でかかるので、出力短絡回路TR2は電
極4と被溶接物5間を絶縁破壊する高電圧に耐えるもの
を選定する。
【0009】図3は、図2の実施例を改善した別の実施
例を示す接続図である。同図において、LD2はリアク
トルであるが中間端子を有するところが図2に示した実
施例のリアクトルLD1と異なる。出力短絡回路TR2
はリアクトルLD2の中間端子と被溶接物側出力端子T
m2との間に接続される。同図においてその他は、図2に
示した実施例と同じ機能の部品またはアセンブリのもの
に同一の符号を付して説明を省略する。
【0010】図3において、起動時に起動スイッチ8を
押すと起動信号が制御回路CL2に入力され、これによ
ってインバータ回路TR1が起動するとともに出力短絡
回路を構成する出力短絡回路TR2が導通する。この
時、出力回路はリアクトルLD2の2次整流回路DR2
側とその中間端子間との間の巻線と出力短絡回路TR2
の直列回路によって短絡される。ここで、リアクトルL
D2の2次整流回路DR2側端子と中間端子間の巻き数
をN1、リアクトルLD2の中間端子と電極側出力端子
Tm1間の巻き数をN2とすると、出力短絡回路TR2が
導通状態から遮断するときに電極4と被溶接物5との間
に加わる電圧は、リアクトルLD2の両端間に現れる電
圧で、これはリアクトルLD2の2次整流回路DR2側
端子と中間端子間の電圧の{(N1+N2)/N1}倍
である。このことは、アーク起動のために出力端子Tm1
とTm2との間に要求される電圧は同じであり、かつ出力
短絡回路TR2にかかる電圧はリアクトルLD2の2次
整流回路DR2側端子と中間端子間の電圧のみであるの
で、出力短絡回路TR2に必要な耐電圧は、図2の実施
例の場合のN1/(N1+N2)でよいことを意味す
る。
【0011】図4は本発明のさらに別の実施例を示す接
続図である。C2およびC3はバイパスコンデンサ、L
D3は2個の巻線(1/2) および(2/2) を有するリアクト
ル、GDは大地電位である。同図においてその他は、図
2と同じ機能の部品またはアセンブリのものに同符号を
付して説明を省略する。リアクトルLD3は互いに絶縁
された二つの巻線が一つの共通の鉄心に巻かれて磁気的
に結合した二つのリアクトル巻線からなっており、各巻
線の電流は同じ向きに鉄心を励磁する極性となるように
巻き方向が定められている。リアクトルLD3の各巻線
は、2次整流器DR2の負出力端子と電極側出力端子T
m1間および2次整流器DR2の正出力端子と被溶接物側
出力端子Tm2間に接続される。バイパスコンデンサC2
とC3とは直列にされて2次整流器DR2の出力端子間
に接続され、これらのバイパスコンデンサC2とC3と
の共通接続点は大地電位GDに接続、すなわち接地され
る。
【0012】図4の実施例において、その動作は図2の
実施例とリアクトル部分を除いて同じである。図4にお
いて、各巻線の極性は前述のように同じ方向に鉄心を励
磁する極性に定められているので、両巻線の発生する電
圧は加算されることになる。そこで、リアクトルLD3
の各巻線の巻回数をそれぞれ図2のリアクトルLD1の
2分の1とすると出力短絡回路TR2が導通から解放に
なるときに電極4と被溶接物5間に発生するパルス状の
高電圧の大きさは図2に示した実施例と同じ電圧が得ら
れる。また、図4の実施例においては、リアクトルLD
3の2次整流回路DR2側にバイパスコンデンサC2と
C3を介して接地してあるので、電極4側と被溶接物5
側の大地に対する高電圧の高周波成分は大きさが等しく
逆位相となる。この結果、電極4側と被溶接物5側から
大地への漏れ分は互いに打ち消しあってほとんど零とな
る。
【0013】図5は本発明のさらに別の実施例を示す接
続図である。LD4は図4に示した実施例に用いたリア
クトルとほぼ同様のリアクトルであるが、各巻線には中
間端子を設けてある。同図においてその他は図4に示し
た実施例と同じ機能の部品またはアセンブリに同符号を
付して説明を省略する。
【0014】図5において、リアクトルLD4のそれぞ
れの巻線は2次整流器DR2の負出力端子と電極側出力
端子Tm1間および2次整流器DR2の正出力端子と被溶
接物側出力端子Tm2間に接続される。それぞれの巻線に
は中間端子を設け両中間端子間に出力短絡回路TR2を
接続している。同図の実施例は、図4の実施例に対して
図3の実施例に用いたリアクトルを応用したものであ
り、図3の実施例において説明したのと同じ理由で出力
短絡回路TR2に印加される電圧は中間端子間での巻き
数に応じて低くなるのでその耐電圧は低いものでよい。
また、バイパスコンデンサC2とC3とを設けてその共
通接続点を接地しているのでノイズの大地への漏れはほ
とんど発生しない。
【0015】図6は、本発明のさらに別の実施例を示す
接続図である。同図において、SDは出力端子よりも外
側が短絡しているか否かを検出する短絡検出器、AN1
はアンドゲート、DR3は阻止ダイオード、CL3は制
御回路である。同図においてその他は、図2と同じ機能
の部品またはアセンブリに同符号を付して説明を省略す
る。
【0016】図7は、図6の実施例で使用する短絡検出
器SDの実施例を示す接続図である。同図において、E
3ないしE5は直流電源、R31ないしR34は抵抗
器、PC10はフォトカプラ、DR6はダイオード、T
R6はトランジスタである。ここで、直流電源E4の出
力電圧はつぎの動作が得られるように設定する。すなわ
ち、CN1への端子間が短絡でかつ出力端子Tm1とTm2
とが短絡状態にあるときは、フォトカプラPC10の発
光ダイオードに電流が流れ、フォトトランジスタがON
となり、抵抗器R31の端子電圧はHIGHレベルとな
る。一方CN1の端子間が短絡でも出力端子Tm1とTm2
との間が開放または通常のアーク電圧がかかっていると
きは、抵抗器R31の端子電圧はLOWレベルとなる。
さらに、CN1への端子間が開放であれば抵抗器R31
の端子電圧はLOWレベルとなる。なお、DR6は逆電
圧を短絡し、逆電圧印加時には、抵抗器R31の端子電
圧がLOWレベルとなるようにする。
【0017】図6において、起動スイッチ8を押すとフ
ォトカプラPC1の発光ダイオードが発光し、フォトト
ランジスタがONとなって抵抗器R1にHIGHレベル
信号が発生する。抵抗器R1のHIGHレベルの信号は
アンドゲートAN1の入力端子2に入る。このとき、電
極4と被溶接物5間が短絡していなければ、起動スイッ
チ8が押されていても短絡検出器SDの出力はLOWレ
ベルである。この短絡検出器SDのLOWレベル出力信
号はアンドゲートAN1の入力端子1に入る。この結果
アンドゲートAN1の出力信号はLOWレベルであるの
でインバータTR1は起動せず、また出力短絡回路TR
2も遮断状態のままである。つぎに、起動スイッチ8が
押された状態のままで電極4と被溶接物5との間が短絡
されると、短絡検出器SDのフォトカプラPC10のフ
ォトダイオードに電流が流れて、その出力信号がHIG
Hレベルになり、アンドゲートAN1の出力信号がHI
GHレベルに反転する。アンドゲートAN1のHIGH
レベルの出力信号を受けて、制御回路CL3はインバー
タ回路TR1に駆動信号を送ってこれを動作させて2次
整流回路DR2からの出力を発生するとともに出力短絡
回路TR2に信号を送ってこれを導通させる。出力短絡
回路TR2の導通によってリアクトルLD1と出力短絡
回路TR2の直列接続回路は短絡されて、2次整流器D
R2から電流が流れ、この電流は制御回路CL3によっ
て所定値に制御される。これに続いて起動スイッチ8を
押した状態のままで電極4と被溶接物5との間の短絡を
開放にすると、直流リアクトルLD1と電極側出力端子
Tm1との間には阻止ダイオードDR3があるので出力短
絡回路TR2が導通していても短絡検出回路SDから出
力短絡回路TR2、(ダイオードDR3)、短絡検出回
路SDの回路には電流が流れないので短絡検出器SDの
出力信号はLOWレベルに戻り、アンドゲートAN1の
出力信号もLOWレベルに戻る。アンドゲートAN1の
出力信号がLOWレベルになると、制御回路CL3はイ
ンバータ回路TR1を動作させたまま出力短絡回路TR
2を遮断する。その結果リアクトルLD1にはパルス状
の高電圧が発生し、正側は2次整流器DR2から接物側
出力端子Tm2、被溶接物側ケーブル7を経て被溶接物
に、また負側は電極側出力端子Tm1と電極側ケーブル6
を経て電極4に加わり、電極4と被溶接物5との間の絶
縁を破りアークが発生する。
【0018】図6に示した実施例の場合は、電極4を被
溶接物5から離したままで起動スイッチ8を押しても、
インバータ回路TR1は駆動されるが、出力短絡回路T
R2は遮断状態のままなので、リアクトルLD1にパル
ス状の高電圧が発生することはない。また、パルス状の
高電圧は、電極と被溶接物とを一度短絡させた後に電極
を被溶接物から引離した瞬間に発生するので、両者間の
距離は未だ極めて近い位置にあるから、アークの発生は
確実となる。
【0019】前記いずれの実施例においても、溶接電源
の主回路はインバータ制御式を用いて説明したが、本発
明の実施に当たっては溶接電源の主回路方式はインバー
タ制御式に限られるものではない。すなわちトランスの
2次側でのサイリスタ制御、直流のチョッパ制御等であ
ってもよい。さらにその出力形態は先に説明した直流出
力でも交流出力でも良くさらには直流あるいは交流の各
波形に周期的に脈動する成分を含むものやパルス波形の
ものでも良いのはもちろんである。
【0020】さらに、上記各実施例は、本発明をアーク
溶接に適用する場合についてのみ説明したが、本発明は
アーク放電を利用して加工を行うものであればなんでも
適用出来るものであり、例えば溶接以外にアーク切断、
アーク溶射、アーク加熱、アーク溶融などに適用出来
る。
【0021】また、パイロットアークを用いないプラズ
マアーク溶接やプラズマアーク切断にも適用出来る。
【0022】
【発明の効果】本発明は、上記の通り高周波発生装置が
発生する高周波を使わずに、加工用電源の主回路のリア
クトルにあらかじめ強制的に電流を流しておき、これを
遮断するときに発生するパルス状の高電圧をアーク起動
に利用するものであるので大形で高価な高周波発生装置
が不要となり、高周波ノイズ障害を著しく低減できるも
のである。さらに、請求項第5項の発明においては、電
極4と被溶接物5との間を短絡状態にした後に引離した
ときにパルス状の高電圧を発生させるようにしたので、
電極と被加工物とが至近距離にあるときにパルス状の高
電圧が発生するのでアーク起動の失敗がほとんどなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】高周波高電圧回路によってアーク起動をする従
来装置の例を示す接続図
【図2】本発明をアーク溶接に適用したときの実施例を
示す接続図
【図3】本発明をアーク溶接に適用したときの別の実施
例を示す接続図
【図4】本発明をアーク溶接に適用したときのさらに別
の実施例を示す接続図
【図5】本発明をアーク溶接に適用したときの別の実施
例を示す接続図
【図6】本発明をアーク溶接に適用したときの別の実施
例を示す接続図
【図7】図6の実施例に用いる短絡検出器の実施例を示
す接続図
【符号の説明】
1、2、3 1次入力線 4 電極 5 被溶接物 6 電極側ケーブル 7 被溶接物側ケーブル 8 起動スイッチ 9 遠隔出力調整器 10 溶接電源 DR1 1次整流回路 DR2 2次整流回路 TR1 インバータ回路 TR2 出力短絡回路 T1 インバータトランス LD1 リアクトル LD2 リアクトル LD3(1/2) 、LD3(2/2) リアクトル LD4(1/2) 、LD4(2/2) リアクトル CT1 出力電流検出器 CL1 制御回路 CL2 制御回路 CL3 制御回路 Tm1 電極側出力端子 Tm2 被溶接物側出力端子 R1、R2 抵抗器 E1、E2 直流電源 CN1 起動スイッチ用コンセント CN2 遠隔出力調整器用コンセント PC1 フォトカプラ SD 短絡検出器 AN1 アンドゲート DR3 阻止ダイオード E3ないしE5 直流電源 R31ないしR34 抵抗器 PC10 フォトカプラ DR6 ダイオード TR6 トランジスタ GD 大地電位 C1 高周波バイパスコンデンサ C2、C3 バイパスコンデンサ HF 高周波高電圧発生器 CC カップリングコイル

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力回路にリアクトルを有するアーク加工
    装置において、アーク起動時に出力を所定期間短絡させ
    て前記リアクトルに強制的に電流を流す出力短絡回路を
    設けたアーク加工装置。
  2. 【請求項2】前記リアクトルは出力回路の両端に設けら
    れた2個のリアクトル巻線と前記各リアクトル巻線が共
    に巻回されて各巻線を流れる電流によって同方向に励磁
    される1個の鉄心とからなる請求項1に記載のアーク加
    工装置。
  3. 【請求項3】出力回路にリアクトルを有するアーク加工
    装置において、前記リアクトルに中間端子を設け、アー
    ク起動時に前記リアクトルの中間端子を介して出力を所
    定期間短絡させて前記リアクトルの一部に強制的に電流
    を流す出力短絡回路を設けたアーク加工装置。
  4. 【請求項4】前記リアクトルは出力回路の両端に設けら
    れた中間端子を有する2個のリアクトル巻線と、前記各
    リアクトル巻線が共に巻回されて各巻線を流れる電流に
    よって同方向に励磁される1個の鉄心とからなり、前記
    出力短絡回路は前記2個のリアクトル巻線の中間端子の
    間を短絡する回路である請求項3に記載のアーク加工装
    置。
  5. 【請求項5】 前記出力短絡回路よりも出力端側に電極
    と被加工物との間の短絡検出器を設け、前記出力短絡回
    路は前記短絡検出器が電極と被加工物間との短絡を検出
    したときから前記短絡検出回路が電極と被加工物間との
    開放を検出するまでの間前記アクトルに強制的に電流
    を流す回路である請求項1ないし4のいずれかに記載の
    アーク加工装置
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