JP3466790B2 - 放射線画像情報読取方法及び放射線画像情報読取装置 - Google Patents

放射線画像情報読取方法及び放射線画像情報読取装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放射線画像情報を光学
的に読取る放射線画像情報読取方法及び放射線画像読取
装置に関し、更に詳しくは、読取画像の補正に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、銀塩感光材料からなる放射線写真
フィルムを使用しないで放射線画像情報を得る方法が工
夫されるようになった。このような方法としては被写体
を透過した放射線をある種の蛍光体に吸収せしめ、しか
る後、この蛍光体を、例えば光又は熱エネルギ―で励起
することにより、この螢光体が前記吸収により蓄積して
いる放射線エネルギ―を螢光として放射せしめ、この螢
光を検出して画像化するものがある。具体的には例えば
米国特許第3,859,527号及び特開昭55−12
144号に開示されている。これは放射線画像変換パネ
ルを用い、可視光線又は赤外線を励起光とした放射線画
像変換方法を示したもので、支持体上に輝尽性螢光体層
を形成した放射線画像変換パネルを使用し、この放射線
画像変換パネルの輝尽性螢光体層に被写体を透過した放
射線を当てて被写体各部の放射線透過度に対応する放射
線エネルギ―を蓄積させて潜像を形成し、しかる後、こ
の輝尽性螢光体層を前記励起光で走査することによっ
て、該パネル各部に蓄積された放射線エネルギ―を放射
させてこれを光に変換し、この光の強弱を光電子増倍
管,フォトダイオ―ド等の光電変換素子で検出して放射
線画像を得るものである。
【0003】図19は、このような輝尽性螢光体への画
像記録の説明図である。図において、X線源1から出射
されたX線は、絞り2によって絞られた後、被写体3に
照射される。被写体3を透過したX線は輝尽性螢光体4
に入り、該輝尽性螢光体4に被写体3の画像の潜像が形
成される。
【0004】図20は、このような輝尽性螢光体に記録
された放射線画像を読取る従来の放線画像情報読取装置
の構成例を示すブロック図である。101は励起光発生
用の半導体レ―ザ光源で、該半導体レ―ザ光源101は
レ―ザドライバ回路102によって画像クロック発生器
125からの画像クロック信号に同期してパルス状にド
ライブされる。半導体レ―ザ光源101より発生したレ
―ザビ―ムLBは、単色光フィルタ103,ミラ―10
4,ビ―ム整形光学系105及びミラ―106を経て偏
向器107に達する。該偏向器107は偏向器ドライバ
108によってドライブされるポリゴンミラ―109を
備え、レ―ザビ―ムLBを走査領域内に一定角度で偏向
する。偏向されたレ―ザビ―ムLBは、走査線上で一定
速度となるよう調整され、ミラ―110を経て放射線画
像情報記録媒体として輝尽性螢光体を用いた放射線画像
変換パネル111上を矢印aの方向に走査する。該放射
線画像変換パネル111は同時に副走査方向(矢印b方
向)に移動し、全面が走査される。前記レ―ザビ―ムL
Bにて走査され、放射線画像変換パネル111から発生
する輝尽発光は集光器112で集光され、輝尽発光の波
長領域のみを通すフィルタ113を通って光電子増倍管
を備えた光検出器114に至り、アナログ電気信号(画
像信号)に変換される。
【0005】115は光検出器114(光電子増倍管)
に高圧を供給する電源である。光検出器114から電流
として出力された画像信号は前置増幅器116を通って
電圧増幅され、更に発光強度信号を画像濃度信号に変換
する対数増幅器118,フィルタ119,画像クロック
信号に同期して信号を一定期間保持するサンプルホ―ル
ド回路120を通った後、A/D変換器121によって
ディジタル信号に変換され、インタフェ―ス124を介
して外部のデ―タ処理装置へ送られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな放射線画像情報読み取りの際の問題点としては、放
射線や輝尽性蛍光体の感度ムラ(主副両走査方向ムラ)
や、励起光走査系や集光系のムラ(主走査方向ムラ)
や、輝尽性蛍光体の経時変化の影響(副走査方向ムラ)
があり、従来、この問題点についての対策となる技術と
しては、特開昭60−234643号公報に記載の補正
技術があった。
【0007】しかしながら、上記公報に記載の技術で
は、読み取ったデータを補正するための補正データを、
放射線画像変換パネルの全画素分用意しなければならな
かった。従って、補正データを格納するためのメモリの
容量が増大してしまう。特に、放射線画像変換パネルを
複数枚使用する場合には、パネル枚数に比例してメモリ
容量が増大するため、実用上好ましくない。
【0008】そこで、出願人はこのような課題を解決す
るために、新規の放射線画像情報読取方法及び装置を提
案した(特開昭63−158536号)。この発明は、
特許請求の範囲に記載されたとおりであるが、被写体を
配置しないで撮影したベタ画像から、主走査方向の及び
/又は副走査方向のライン状の補正データを求めて記憶
しておき、被写体を配置した画像の撮影時に画像データ
の補正をするものである。2次元的に全画素で補正デー
タを持つのではなく、行若しくは列状に補正データを少
なくとも1並び持つことにより、記憶容量を大幅に削減
できる。また、主走査方向又は副走査方向の補正データ
を求める際に、複数の行又は列のデータを平均化する
と、ノイズの影響を除去することができる。
【0009】しかしながら、この発明では、補正データ
を作成する際の被写体のない画像に振動やポリゴンミラ
ーの面間ムラ等によるスジ状ノイズ(位置再現性のない
ムラ)が生じた場合、補正データもこの影響を受けてし
まう。ノイズの生じた補正データを用いて、被写体の写
った画像データを補正すると、補正後の画像にノイズが
生じてしまう。位置再現性のないムラの原因としては、
主走査方向の場合には、集光系のムラや、励起光走査系
のムラ(欠陥,ゴミ)等があり、副走査系のムラの原因
としては、放射線画像変換パネルと読み取り系との相対
変位(定常的な振動,外部からの衝撃)や、ポリゴンミ
ラーの倒れ角ムラや、面間反射率ムラ等がある。このよ
うな位置再現性のないムラは、補正することによって、
却ってムラを増大してしまう場合があった。
【0010】図24は従来技術の問題点の説明図であ
る。図において、f1は補正データ、(a)はf1の周
波数スペクトル、f2は画像データ、(b)はf2の周
波数スペクトル、f3は補正後の画像データ、(c)は
f3の周波数スペクトルである。f1〜f3の縦軸は画
像データの大きさ、横軸は位置、周波数スペクトルの縦
軸は強度、横軸は空間周波数である。図の例では、比較
的ゆるやかな変化で位置再現性のあるムラと、比較的急
な変化で一定の周期で現れる位置再現性のないムラが混
在する場合を示している。位置再現性のあるムラは、補
正データf1と画像データf2で同様に現れるので、補
正後の画像データf3ではうまく補正されている。一
方、位置再現性のないムラは補正データf1と画像デー
タf2で異なる位置に現れるのでうまく補正できず、補
正後の画像データf3では却ってムラが増えていること
がわかる。それは、(c)に示す周波数スペクトルより
も明らかであり、特定の周波数成分のピークが増大して
いる。
【0011】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、位置再現性のないムラを補正データから
効果的に除去することができる放射線画像情報読取方法
及び放射線画像情報読取装置を提供することを目的とし
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
第1の発明は、予め、被写体を配置することなく放射線
を照射した放射線画像変換パネルに励起光を照射し、該
放射線画像変換パネルから発せられる輝尽発光を光電的
に読み取って第1の画像情報を得る第1のステップと、
得られた第1の画像情報乃至は該第1の画像情報に所定
の処理を加えたものに対して主走査方向及び副走査方向
で異なる空間周波数処理を施して補正データを得る第2
のステップと、被写体を配置して放射線を照射した放射
線画像変換パネルに励起光を照射し、該放射線画像変換
パネルから発せられる輝尽発光を光電的に読み取って第
2の画像情報を得る第3のステップと、前記第2の画像
情報に対して、各画素の信号値を前記補正データに基づ
いて補正して画像情報を得る第4のステップを有してな
ることを特徴としている。
【0013】ここで、第1の画像に加える所定の処理と
は、第1の画像情報から補正データを作成する際の中間
段階の処理を意味し、例えば第1の画像情報を対数変換
又はリニア変換したもの、所定の基準値と第1の画像デ
ータに基づいて求められたもの(差又は和等)、第1の
画像情報に所定の数を乗じたもの、或いはこれらの処理
を組み合わせたもの等をいう。
【0014】第1の発明によれば、第1の画像乃至は該
第1の画像に所定の処理を加えたものに対して、主走査
方向及び副走査方向で異なる空間周波数処理を施してい
るので、位置再現性のないムラを補正データから効果的
に除去することができる。
【0015】前記した課題を解決する第2の発明は、予
め、被写体を配置することなく放射線を照射した放射線
画像変換パネルに励起光を照射し、該放射線画像変換パ
ネルから発せられる輝尽発光を光電的に読み取って第1
の画像情報を得る第1のステップと、前記第1の画像情
報に対して、主走査方向及び副走査方向に対して1次元
的なムラ情報を抽出し、該1次元的なムラ情報に基づい
て第1の1次元補正データを作成する第2のステップ
と、前記第1の1次元補正データの主走査方向及び副走
査方向に対して、異なる空間周波数処理を施して第2の
1次元補正データを得る第3のステップと、被写体を配
置して放射線を照射した放射線画像変換パネルに励起光
を照射し、該放射線画像変換パネルから発せられる輝尽
発光を光電的に読み取って第2の画像情報を得る第4の
ステップと、前記第2の画像情報に対して、各画素の信
号値を前記第2の1次元補正データに基づいて補正して
画像情報を得る第5のステップを有してなることを特徴
としている。
【0016】ここで、1並びのデータとは1行又は1列
分のデータをいう。第2の発明によれば、第1の画像情
報から主走査方向及び副走査方向に対して1次元的なム
ラ情報を抽出して1並び分の第1の補正データを得、こ
の第1の補正データに対して主走査方向及び副走査方向
で異なる空間周波数処理を施して第2の補正データを得
ることにより、位置再現性のないムラを補正データから
効果的に除去することができる。
【0017】前記した課題を解決する第3の発明は、予
め、被写体を配置することなく放射線を照射した放射線
画像変換パネルに励起光を照射し、該放射線画像変換パ
ネルから発せられる輝尽発光を光電的に読み取って第1
の画像情報を得る第1のステップと、前記第1の画像情
報の主走査方向及び副走査方向に対して異なる空間周波
数処理を行なって第2の画像情報を得る第2のステップ
と、前記第2の画像情報に対して、主走査方向及び副走
査方向に対して1次元的なムラ情報を抽出し、該1次元
的なムラ情報に基づいて1次元補正データを作成する第
3のステップと、被写体を配置して放射線を照射した放
射線画像変換パネルに励起光を照射し、該放射線画像変
換パネルから発せられる輝尽発光を光電的に読み取って
第3の画像情報を得る第4のステップと、前記第3の画
像情報に対して、各画素の信号値を前記1次元補正デー
タに基づいて補正して画像情報を得る第5のステップを
有してなることを特徴としている。
【0018】第3の発明によれば、第1の画像情報の主
走査方向と副走査方向に対して異なる空間周波数処理
を行なって第2の画像情報を得、該第2の画像情報に対
して、主走査方向及び副走査方向に対して1次元的なム
ラ情報を抽出し、該1次元的なムラ情報に基づいて1
元補正データを作成することにより、位置再現性のない
ムラを補正データから効果的に除去することができる。
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】また、前記空間周波数処理がローパスフィ
ルタリング処理である場合に、そのカットオフ周波数が
0.5〜2.0[cycles/mm]であることを特
徴としている。これにより、位置再現性のないムラが高
周波成分である場合に、補正データから効果的に除去す
ることができる。
【0023】また、前記空間周波数処理がバンドカット
フィルタリング処理であることを特徴としている。これ
により、位置再現性のないムラが所定の周波数成分を含
む場合に、補正データから効果的に除去することができ
る。
【0024】
【0025】また、前記空間周波数処理がデータの並び
方向の加重平均処理であることを特徴としている。これ
により、位置再現性のないムラのみを補正データから選
択的に除去することができる。
【0026】
【0027】また、第1の発明において、前記第1の画
像情報を複数のサンプリングピッチに対応して得、該複
数の第1の画像情報乃至は第1の画像情報に所定の処理
を加えたものの各々に空間周波数処理を施して補正デー
タを得、前記第2の画像情報を得る時のサンプリングピ
ッチに応じて、補正に用いる該補正データを選択するこ
とを特徴としている。
【0028】これにより、サンプリングピッチに応じ
て、位置再現性のないムラを補正データから効果的に除
去することができる。また、第2の発明において、前記
第1の画像情報を複数のサンプリングピッチに対応して
得、該複数の第1の画像情報の各々に基づく前記第1の
1次元補正データの並びを作成し、該第1の1次元補正
データの並びに対応した第2の1次元補正データの並び
を作成し、前記第の画像情報を得る時のサンプリング
ピッチに応じて、補正に用いる前記第2の1次元補正デ
ータの並びを選択することを特徴としている。
【0029】これにより、サンプリングピッチに応じ
て、位置再現性のないムラを補正データから効果的に除
去することができる。また、第3の発明において、前記
第1の画像情報を複数のサンプリングピッチに対応して
得、該複数の第1の画像情報の各々に基づく前記第2の
画像情報を作成し、該第2の画像情報に対応した前記1
次元補正データの並びを作成し、前記第3の画像データ
を得る時のサンプリングピッチに応じて、補正に用いる
前記1次元補正データの並びを選択することを特徴とし
ている。
【0030】これにより、サンプリングピッチに応じ
て、位置再現性のないムラを補正データから効果的に除
去することができる。また、第1及び第2の発明におい
て、前記第1の画像情報のサンプリングピッチ及び/又
は第2の画像情報のサンプリングピッチに応じて、異な
る空間周波数処理を施すことを特徴としている。これに
より、サンプリングピッチに応じて、位置再現性のない
ムラを補正データから効果的に除去することができる。
【0031】更に、第3の発明において、前記第1の画
像情報のサンプリングピッチ及び/又は第3の画像情報
のサンプリングピッチに応じて、異なる空間周波数処理
を施すことを特徴としている。これにより、サンプリン
グピッチに応じて、位置再現性のないムラを補正データ
から効果的に除去することができる。
【0032】前記した課題を解決する第4の発明は、放
射線画像変換パネルに記録された画像を読み取って所定
の画像処理を行なう放射線画像情報読取装置において、
予め、被写体を配置することなく放射線を照射した放射
線画像変換パネルに励起光を照射し、該放射線画像変換
パネルから発せられる輝尽発光を読み取ることにより第
1の画像情報を得る第1の画像読取手段と、得られた第
1の画像情報乃至は該第1の画像情報に所定の処理を加
えたものに対して主走査方向及び副走査方向とで異なる
空間周波数処理を施して補正データを得る第1の補正演
算手段と、被写体を配置して放射線を照射した放射線画
像変換パネルに励起光を照射し、該放射線画像変換パネ
ルから発せられる輝尽発光を光電的に読み取ることによ
り第2の画像情報を得る第2の画像読取手段と、前記第
2の画像情報に対して、各画素の信号値を前記補正デー
タに基づいて補正して画像情報を得る第2の補正演算手
段とを具備することを特徴としている。
【0033】第4の発明によれば、第1の補正演算手段
が、第1の画像乃至は該第1の画像に所定の処理を加え
たものに対して、主走査方向及び副走査方向とで異なる
空間周波数処理を施しているので、位置再現性のないム
ラを補正データから効果的に除去することができる。
【0034】放射線画像変換パネルに記録された画像を
読み取って所定の画像処理を行なう放射線画像情報読取
装置において、予め、被写体を配置することなく放射線
を照射した放射線画像変換パネルに励起光を照射し、該
放射線画像変換パネルから発せられる輝尽発光を光電的
に読み取って第1の画像情報を得る第1の画像読取手段
と、前記第1の画像情報に対して、主走査方向及び副走
査方向に対して1次元的なムラ情報を抽出し、該1次元
的なムラ情報に基づいて第1の1次元補正データを作成
する第1の補正演算手段と、前記第1の1次元補正デー
の主走査方向及び副走査方向に対して、異なる空間周
波数処理を施して第2の1次元補正データを作成する第
2の補正演算手段と、被写体を配置して放射線を照射し
た放射線画像変換パネルに励起光を照射し、該放射線画
像変換パネルから発せられる輝尽発光を光電的に読み取
って第2の画像情報を得る第2の画像読取手段と、前記
第2の画像情報に対して、各画素の信号値を前記第2の
1次元補正データに基づいて補正して画像情報を得る第
3の補正演算手段とを具備することを特徴としている。
【0035】第5の発明によれば、第1の補正演算手段
が、第1の画像情報から主走査方向及び副走査方向に
して1次元的なムラ情報を抽出して第1の補正データを
得、第2の補正演算手段が、この第1の補正データに対
して主走査方向及び副走査方向に対して異なる空間周波
数処理を施して第2の1次元補正データを得ることによ
り、位置再現性のないムラを補正データから効果的に除
去することができる。
【0036】前記した第6の発明は、放射線画像変換パ
ネルに記録された画像を読み取って所定の画像処理を行
なう放射線画像情報読取装置において、予め、被写体を
配置することなく放射線を照射した放射線画像変換パネ
ルに励起光を照射し、該放射線画像変換パネルから発せ
られる輝尽発光を光電的に読み取って第1の画像情報を
得る第1の画像読取手段と、前記第1の画像情報の主走
査方向及び副走査方向に対して異なる空間周波数処理を
行なって第2の画像情報を得る第1の補正演算手段と、
前記第2の画像情報に対して、主走査方向又は副走査方
向に対して1次元的なムラ情報を抽出し、該1次元的な
ムラ情報に基づいて1次元補正データを作成する第2の
補正演算手段と、被写体を配置して放射線を照射した放
射線画像変換パネルに励起光を照射し、該放射線画像変
換パネルから発せられる輝尽発光を光電的に読み取って
第3の画像情報を得る第2の画像読取手段と、前記第3
の画像情報に対して、各画素の信号値を前記1次元補正
データに基づいて補正して画像情報を得る第3の補正演
算手段とを具備することを特徴としている。
【0037】第6の発明によれば、第1の補正演算手段
が、第1の画像情報の主走査方向と副走査方向に対し
て、異なる空間周波数処理を行なって第2の画像情報を
得、該第2の画像情報に対して、第1の補正演算手段
が、主走査方向又は副走査方向に対して1次元的なムラ
情報を抽出し、該1次元的なムラ情報に基づいて1次元
補正データを作成することにより、位置再現性のないム
ラを補正データから効果的に除去することができる。
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】また、前記空間周波数処理がローパスフィ
ルタリング処理である場合に、そのカットオフ周波数が
0.5〜2.0[cycles/mm]であることを特
徴としている。位置再現性のないムラが高周波成分であ
る場合に、補正データから位置再現性のないムラを効果
的に除去することができる。
【0042】また、前記空間周波数処理がバンドカット
フィルタリング処理であることを特徴としている。これ
により、位置再現性のないムラが所定の周波数成分を含
む場合に、補正データから効果的に除去することができ
る。
【0043】
【0044】また、前記空間周波数処理がデータの並び
方向の加重平均処理であることを特徴としている。これ
により、位置再現性のないムラのみを補正データから選
択的に除去することができる。
【0045】
【0046】また、第4の発明において、前記第1の画
像情報読取手段が複数のサンプリングピッチに対して前
記第1の画像情報を得るものであって、前記第1の補正
演算手段は該複数の第1の画像情報の各々に対応した補
正データの並びを作成しておき、前記第2の補正演算手
段は第2の画像情報を得る時のサンプリングピッチに応
じて、補正に用いる前記補正データの並びを選択するこ
とを特徴としている。これにより、サンプリングピッチ
に応じて、位置再現性のないムラを補正データから効果
的に除去することができる。
【0047】また、第5の発明において、前記第1の画
像情報読取手段が複数のサンプリングピッチに対して前
記第1の画像情報を得るものであって、前記第1の補正
演算手段により該複数の第1の画像情報の各々に対応し
た第1の1次元補正データの並びを作成し、前記第2の
補正演算手段により該第1の1次元補正データの並びに
対応した第2の1次元補正データの並びを作成し、前記
第3の補正演算手段は第2の画像情報を得る時のサンプ
リングピッチに応じて、補正に用いる前記第2の1次元
補正データの並びを選択することを特徴としている。こ
れにより、サンプリングピッチに応じて、位置再現性の
ないムラを補正データから効果的に除去することができ
る。
【0048】また、第6の発明において、前記第1の画
像情報読取手段が複数のサンプリングピッチに対して前
記第1の画像情報を得るものであって、前記第1の補正
演算手段により該複数の第1の画像情報の各々に対応し
た第2の画像情報を作成し、前記第2の補正演算手段に
より前記第2の画像情報に基づく1次元補正データの並
びを作成し、前記第3の補正演算手段は第2の画像情報
を得る時のサンプリングピッチに応じて、補正に用いる
前記1次元補正データの並びを選択することを特徴とし
ている。これにより、サンプリングピッチに応じた最適
な補正データの並びを選択することができ、位置再現性
のないムラを補正データから効果的に除去することがで
きる。
【0049】また、前記第1の画像情報のサンプリング
ピッチ及び/又は第2の画像情報のサンプリングピッチ
に応じて、異なる空間周波数処理を施すことを特徴とし
ている。これにより、サンプリングピッチに応じて、位
置再現性のないムラを補正データから効果的に除去する
ことができる。
【0050】更に、前記第1の画像情報のサンプリング
ピッチ及び/又は第3の画像情報のサンプリングピッチ
に応じて、異なる空間周波数処理を施すことを特徴とし
ている。これにより、サンプリングピッチに応じて、位
置再現性のないムラを補正データから効果的に除去する
ことができる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を詳細に説明する。図1は本発明方法の原理
を示すフローチャートである。本発明方法は、図に示す
ように、予め、被写体を配置することなく放射線を照射
した放射線画像変換パネルに励起光を照射し、該放射線
画像変換パネルから発せられる輝尽発光を光電的に読み
取って第1の画像情報を得(ステップ)、得られた第
1の画像情報乃至は該第1の画像情報に所定の処理を加
えたものに対して主走査方向及び副走査方向で異なる
間周波数処理を施して補正データを得(ステップ)、
被写体を配置して放射線を照射した放射線画像変換パネ
ルに励起光を照射し、該放射線画像変換パネルから発せ
られる輝尽発光を光電的に読み取って第2の画像情報を
得(ステップ)、前記第2の画像情報に対して、各画
素の信号値を前記補正データに基づいて補正して画像情
報を得る(ステップ)ことを基本としている。
【0052】一般に、前述したような位置再現性のない
スジ状のムラに含まれる周波数成分は、ある範囲に収ま
っているのが普通である。そこで、被写体のない状態で
得られた画像に対して所定の空間周波数処理を施し、あ
る範囲の周波数成分を減弱してやる。このような方法を
用いることにより、位置再現性のないムラを補正データ
から除去することができ、正確な画像情報を得ることが
できる。
【0053】図25は本発明の動作説明図である。図に
おいて、f1は処理前の補正データ、(a)はf1の周
波数スペクトル、f2は処理後の補正データ、(b)は
f2の周波数スペクトル、f3は補正前の画像データ、
(c)はf3の周波数スペクトルである。f4は補正後
の画像データである。(d)はf4の周波数スペクトル
である。f1〜f4の縦軸は画像データの大きさ、横軸
は位置、周波数スペクトルの縦軸は強度、横軸は空間周
波数である。(a)に示すように補正データに位置再現
性のないムラが生じた場合は、ある範囲の周波数成分を
減弱することにより、(b)に示すような補正データが
得られ、この補正データを用いて画像データ(c)の補
正を行なうと、補正によってムラが増加することなく、
補正後の画像データ(d)が得られる。
【0054】図1に示す放射線画像情報読取方法によれ
ば、位置再現性のないムラが除去された補正データを用
いて、主走査方向及び/又は副走査方向の補正を行なう
ことができる極めて優れた画像情報読取方法を実現する
ことができる。図26は本発明方法の一実施例を示すフ
ローチャートである。例えば、被写体のない状態で得ら
れる第1の画像情報を得て(ステップ)、この第1の
画像情報の主走査方向又は副走査方向の少なくとも一方
向に対して、1次元的なムラ情報を抽出し、該方向の1
次元的なムラ情報と所定の基準値に基づいて少なくとも
1並び分の第1の1次元補正データの並びを得る(ステ
ップ。図21参照)。このようにして、主走査方向及
び/又は副走査方向の1次元補正データの並びに対して
所定の空間周波数成分を減弱する空間周波数処理を行な
い、これを第2の1次元補正データの並びとする(ステ
ップ)のである。そして、被写体がある状態で得られ
た第2の画像情報を得て(ステップ)、第2の画像情
報を第2の1次元補正データの並びで補正してやれば
(ステップ)、位置再現性のないムラが除去された補
正データを用いて、主走査方向及び/又は副走査方向の
補正を行なうことができるので、極めて正確な画像情報
を得ることができる。
【0055】以上の説明では、被写体のない状態で得ら
れた第1の画像情報から1次元の補正データの並びを作
成し、この1次元補正データの並びに対して空間周波数
処理を行なう場合を例にとったが、本発明はこれに限る
ものではなく、被写体のない状態で得られた第1の画像
情報に直接空間周波数処理を施し、得られた第2の画像
情報に対して1次元の補正データの並びを得るようにし
てもよい。図27は本発明の他の実施例を示すフローチ
ャートである。即ち、被写体のない状態で得られる第1
の画像情報を得(ステップ)、該第1の画像情報に対
して所定の空間周波数処理を減弱する空間周波数処理を
行なって第2の画像情報を得(ステップ)、該第2の
画像情報の主走査方向又は副走査方向の少なくとも一方
向に対して1次元的なムラ情報を抽出し、前記方向の1
次元的なムラ情報に基づいて少なくとも1並び分の1次
元補正データの並びを得(ステップ)、次に被写体が
ある状態で得られた第3の画像情報を得(ステップ
)、該第3の画像情報を前記1次元補正データで補正
する(ステップ)ものである。
【0056】この方法によっても、位置再現性のないム
ラが除去された補正データを用いて、主走査方向及び/
又は副走査方向の補正を行なうことができるので、極め
て正確な画像情報を得ることができる。ただし、1次元
の補正データの並びを得てから、それに対して周波数処
理を行った方が、データ量が少ないので、演算時間が短
くなり有利である。
【0057】また、上記補正データの並びは、主走査方
向及び/又は副走査方向のそれぞれに対して1並びずつ
持っている必要はなく、複数の並びを持っていてもよ
い。この場合において、これら複数の補正データの並び
を画像領域に応じて使い分けるようにすることが好まし
い。
【0058】図2は補正データの並びを、主走査方向及
び副走査方向に複数の並び持つ例を示す図である。図に
おいて、145は被写体のある画像情報、Px1 ,Px
2 ,Px3 は主走査方向の1次元補正データ、Py1 ,
Py2 ,Py3 は副走査方向の1次元補正データの並び
である。このように、主走査方向及び副走査方向にそれ
ぞれ複数の1次元補正データの並びを持ち、それぞれの
補正データの並びを、画像情報領域に応じて使い分ける
ようにする。例えば、領域D1に対しては補正データの
並び(Px1 ,Py1 )を用い、領域D2に対しては補
正データの並び(Px1 ,Py3 )を用いるという具合
である。このようにすれば、領域に応じて最適な補正を
行なうことができる。
【0059】この場合、空間周波数処理を全ての1次元
の補正データを用いて行なう必要はなく、一部の補正デ
ータについて行なってもよい。例えば、位置再現性のな
いムラの発生領域がある程度分かっている場合(例えば
上述の例で領域D1)、これに対応する一部の補正デー
タ(Px1 ,Py1 )についてのみ空間周波数処理を行
えばよい。
【0060】次に、本発明の実施例について詳細に説明
する。位置再現性のないスジ状のムラは、主走査方向と
副走査方向で現れかたが異なり、特に副走査方向で顕著
なので、前記主走査方向1次元補正データの並びと、副
走査方向1次元補正データの並びに対して、所定の空間
周波数成分を減弱する空間周波数処理を施す場合におい
て、前記主走査方向1次元補正データの並びと、副走査
方向1次元補正データの並びに対して異なる空間周波数
処理を施すことが好ましい。異なる空間周波数処理と
は、方向によって減弱の程度や減弱される周波数域等を
変えることを意味する。特に、副走査方向の減弱の程度
を大きくすること、又は副走査方向の減弱される周波数
域を広くすることが好ましい。これにより、主走査方向
及び/又は副走査方向のそれぞれの補正データの位置再
現性のないムラを確実に除去することができる。
【0061】また、位置再現性のないスジ状のムラに対
応する空間周波数成分は、比較的高周波領域又は中程度
の周波数領域に鋭いピークを有することが多いので、低
周波領域の成分は残し、中〜高周波領域の特定の周波数
成分を選択的に10%以下に低減する処理が好ましく、
1%以下に減弱できることがより好ましい。このような
方法としては、ローパスフィルタリング処理又はバンド
カットフィルタリング処理が挙げられる。
【0062】図3は本発明に用いるフィルタの特性例を
示す図である。(a)はローパスフィルタの特性を、
(b)はバンドカットフィルタの特性をそれぞれ示す。
いずれも、縦軸は応答を、横軸は空間周波数を示す。ロ
ーパスフィルタは、(a)に示すように低域周波数成分
のみ通過させ、中〜高周波成分をカットするものであ
る。バンドカットフィルタは、(b)に示すように特定
の周波数領域のみカットし、他の周波数領域は通過させ
るものである。
【0063】図4は本発明の主走査方向と副走査方向で
異なる周波数処理を施す場合に用いられるフィルタの特
性の一実施例を示す図である。図において、縦軸は応
答、横軸は空間周波数である。(a)は主走査方向のロ
ーパスフィルタ特性、(b)は副走査方向のローパスフ
ィルタ特性である。図より明らかなように、主走査方向
の帯域通過特性が副走査方向の帯域通過特性よりも広く
なっている。前述したように、副走査方向の位置再現性
のないムラに含まれる周波数成分が広いので、図に示す
ように、副走査方向の減弱される周波数域を広くとって
いる。このようなローパスフィルタを主走査方向及び副
走査方向の補正データの並びにかけることにより、主走
査方向及び副走査方向のそれぞれの高周波成分を含む位
置再現性のないムラを確実に除去することができる。ロ
ーパスフィルタリング処理の場合、カットオフ周波数が
0.3〜2.0[cycles/mm]であると好まし
い。0.5〜1.5[cycles/mm]だと特に好
ましい。
【0064】図5は本発明の主走査方向と副走査方向で
異なる周波数処理を施す場合に用いられるフィルタの特
性の他の実施例を示す図である。(a)は主走査方向及
び副走査方向に対して帯域阻止フィルタ(バンドカット
フィルタ)をかける場合を、(b)は主走査方向及び副
走査方向に対して、副走査方向のみ減弱の程度を大きく
したローパスフィルタをかける場合を示す。(a)の場
合、副走査方向が主走査方向よりも位置再現性のないム
ラに含まれる周波数の分布が広いため、帯域阻止の範囲
を広げたものである。(b)の場合、副走査方向ムラが
主走査方向ムラよりも信号強度が強いため、減弱の程度
を大きくしたものである。このようにして、周波数処理
を施した1次元補正データの並びを得る。この実施例に
よっても、主走査方向及び副走査方向のそれぞれの位置
再現性のないムラを確実に除去することができる。
【0065】周波数処理の具体的方法は、補正データの
並びの特定の空間周波数成分を減弱できる方法なら何で
もよい。例えば、補正データの並びに対して単純平均や
加重平均等のフィルタリング処理を行なってもよい。図
6は本発明における周波数処理の実施例の動作説明図で
ある。(a)は単純平均の例を、(b)は加重平均の例
をそれぞれ示す。(a)に示す例は、主走査又は副走査
方向の周波数処理前の補正データをdi-j として、jを
着目画素i点の前後から足し合わせることを示してい
る。(a)において、縦軸は係数を、横軸は行方向又は
列方向の位置を示す。この例は、位置方向に単純加算し
たものをデータの総数(m+n+1)で単純に割ったも
のをその点iにおける周波数処理後の補正データd’i
とするもので、処理後のd’i は次式で表される。
【0066】
【数1】
【0067】(1)式は、i点の画素に対してその前後
における複数の画素値を足し合わせて平均をとったもの
である。例えば、n=1、m=1とすると、足し合わせ
るデータは着目画素iの前の値と、着目画素と、着目画
素の後の値である。つまり、この時の加算数は3となる
ので、平均をとる場合には1/3する必要がある。図に
示す例は、着目画素の前後のデータに対し、いずれも1
/3という係数を乗じて加算することを示している。こ
のような単純平均処理を行なうことにより、主走査方向
及び/又は副走査方向に対して周波数処理を施した1次
元補正データの並びを得ることができ、位置再現性のな
いムラを除去することができる。(b)において、縦軸
は加重係数k、横軸は行方向又は列方向の位置を示す。
この例は、位置方向に加重係数を掛けたものの和をその
点における画素値としている。即ち、処理を行なう前の
画素値をdi、処理を行った後の画素値をd’iとする
と、処理後のd’i次式で表される。
【0068】
【数2】
【0069】(2)式は、ある着目画素iに対して、そ
の前後の画素の周波数処理前のデータdi-j と係数kj
を掛けて加算したものを当該画素iにおける周波数処理
後のデータとするものである。なお、加重平均kjは
【0070】
【数3】
【0071】を満たしていることが好ましい。この前後
の画素も例えば、前後2個ずつの画素を用いるようにす
ることができる。このような加重平均処理を行なうこと
により、主走査方向及び/又は副走査方向に対して周波
数処理を施した1次元補正データの並びを得ることがで
き、位置再現性のないムラを除去することができる。
【0072】図7は本発明における周波数処理の他の実
施例の動作説明図である。この実施例では、補正データ
の並びをフーリエ変換して周波数空間でフィルタを乗じ
た後に逆フーリエ変換して求めるようにしたものであ
る。図7において、(a)は補正データの並びをフーリ
エ変換した図形である。横軸は空間周波数、縦軸は強度
である。この補正データは主走査方向又は副走査方向の
いずれでもよい。ここでは、高周波領域に位置再現性の
ないムラの原因となる周波数成分がある例を示してい
る。そこで、この周波数成分を、(b)に示すようなロ
ーパスフィルタ特性と乗算させて、高周波領域の周波数
成分をカットしてやる。この結果、(c)に示すような
高周波領域の周波数成分が除去された周波数成分が得ら
れる。この(c)に示す特性をフーリエ逆変換して元の
画素データに戻してやる。この結果、得られる補正デー
タの並びは、高周波成分を含まないものとなる。このよ
うに、この実施例によれば主走査方向及び/又は副走査
方向に対して周波数処理を施した1次元補正データの並
びを得ることができ、位置再現性のないムラを除去する
ことができる。
【0073】なお、図6,図7に示した実施例のうち、
減弱特性を自由に設定できることと、演算の容易さか
ら、加重平均処理が特に好ましい。加重平均の係数とし
ては、例えばSINC関数等の特定の関数に基づいて求
めてもよいし、所望の周波数特性を逆フーリエ変換して
求めてもよい。関数に基づいて係数を求める場合、適当
な窓関数を乗じると、減弱の程度にうなりが生じないの
で好ましい。窓関数としては、ハミング窓関数、ハニン
グ窓関数、ブラックマン窓関数及びこれらを変形したも
の等が挙げられる。
【0074】例えば、図8に示すように、伝達関数が空
間周波数の絶対値がUc以下では1、それ以上では0で
あるようなフィルタリング処理を行なうためには、加重
平均の係数kをSINC関数に基づいて定めればよい。
図9に示すように横軸を補正データの画像上の位置、縦
軸を各位置での係数k(x)とすると、k(x)は次式
で表される。
【0075】
【数4】
【0076】これをサンプリングピッチがpである離散
データ(係数の番号をjとする)に適用すると
【0077】
【数5】
【0078】と表される。ここで、周波数処理前の補正
データをdi、処理後の補正データをd’iとすると、
d’iは次式で表される。
【0079】
【数6】
【0080】しかしながら、jを−∞から∞まで変化さ
せることは現実的でないので、jはN個の有限な値で変
化させるのが一般的である。即ち、
【0081】
【数7】
【0082】とする。例えば、奇数であるNに対する一
例として、
【0083】
【数8】
【0084】とすることができる。また、偶数であるN
に対しては、
【0085】
【数9】
【0086】或いは
【0087】
【数10】
【0088】とすることができる。このように、有限な
Nに対して適用する場合には、図8の破線で示したよう
に、伝達関数にうねりを生じてしまうことがある。この
ようなうねりを低減するためには、窓関数を乗じる方法
が知られている。即ち、
【0089】
【数11】
【0090】ここで、wjは窓関数である。窓関数とし
ては、ハニング窓、ハミング窓、一般化されたハミング
窓、バートレット窓、ブラックマン窓、カイザー窓等が
知られている。例えば、奇数であるNに適用すると、以
下のような窓関数が挙げられる(ここで、−(N−1)
/2≦j≦(N−1)/2)。 矩形窓 wj=1 (16) 一般化されたハミング窓
【0091】
【数12】
【0092】バートレット窓
【0093】
【数13】
【0094】ブラックマン窓
【0095】
【数14】
【0096】カイザー窓
【0097】
【数15】
【0098】また、複数のサンプリングピッチに対して
被写体のない状態の画像情報を得て、該画像情報に基づ
いて複数の補正データの並びを作成して記憶しておき、
被写体のある状態の画像情報を得る時のサンプリングピ
ッチに応じて補正に用いる補正データの並びを選択する
ように構成すると、スジ状のムラを除去する効果が高い
ので好ましい。この場合、被写体のない状態の画像情報
の読取サンプリングピッチ及び/又は被写体のある状態
の画像情報の読取サンプリングピッチに応じて異なる周
波数処理を施すと一層好ましい。
【0099】被写体のある状態における画像情報を読取
る際に、複数のサンプリングピッチを選択できる構成の
場合、補正データの並びもそれぞれのサンプリングピッ
チに対応して作成することが好ましい。複数のサンプリ
ングピッチに対応する補正データの並びを得るために、
被写体なしの状態の画像情報を読取る際に、被写体のあ
る状態における画像情報の読取で選択可能な全てのサン
プリングピッチで読取を行ない、それぞれのサンプリン
グピッチに対応した補正データの並びを作成し、被写体
のある状態の画像情報を読取るサンプリングピッチに応
じて、対応する補正データの並びを用いて補正すること
ができる。
【0100】また、被写体のない状態の画像情報を読取
る時に、被写体のある状態の画像情報の読取で選択可能
なサンプリングピッチのうちの一部で読取を行ない、一
部のサンプリングピッチで読取された被写体なしの場合
の画像情報から、全てのサンプリングピッチに対応する
補正データの並びを作成して記憶し、被写体ありの画像
情報を読取るサンプリングピッチに応じて、対応する補
正データの並びを用いて補正してもよい。
【0101】図10は本発明の複数のサンプリングピッ
チに対して画像情報を得る場合の一実施例の動作説明図
である。第2の画像情報(被写体のある状態の画像情
報)を得る時のサンプリングピッチをSP1〜SP6と
する。第1の画像情報(被写体のない状態の画像情報)
を読取る時のサンプリングピッチとしては、これらサン
プリングピッチSP1〜SP6までの内の、例えばSP
2とSP5を用いて読取る。2個のサンプリングピッチ
を用いて得られた画像情報から6個の補正データを作成
する。即ち、サンプリングピッチSP2から得られた画
像からSP1〜SP3までに対応する補正データの並び
を作成し、サンプリングピッチSP5から得られた画像
からSP4〜SP6までに対応する補正データを作成す
る。そして、第2の画像を読取る時のサンプリングピッ
チに対して、それぞれ対応するサンプリングピッチに応
じた補正データを用いて補正するものである。この実施
例によれば、サンプリングピッチに応じて、最適な補正
データを用いてムラを補正することができる。
【0102】また、被写体なしの画像情報を読取る時
に、被写体ありの画像情報の読取で選択可能なサンプリ
ングピッチの一部で読取を行ない、一部のサンプリング
ピッチで読取られた被写体なしの画像情報から、一部の
サンプリングピッチに対応する補正データを作成して記
憶し、被写体ありの画像情報を読取るサンプリングピッ
チに応じて、記憶された補正データを用いて対応するサ
ンプリングピッチの補正データを求めながら、補正して
もよい。
【0103】図11は本発明の複数のサンプリングピッ
チに対して画像情報を得る場合の他の実施例の動作説明
図である。ここでは、第1の画像情報を読取る時に、サ
ンプリングピッチSP1〜SP6のうちのSP2とSP
5でサンプリングして第1の画像情報を得て、SP2、
SP5のそれぞれの場合における補正データを作成して
記憶する。そして、第2の画像情報を読取る時に、その
他のサンプリングピッチSP1,SP3,SP4,SP
6における補正データを作成しながら補正を行なってい
くものである。
【0104】以上、説明した方法の場合、制御手段にサ
ンプリングピッチを選択する機能が必要となる。あるサ
ンプリングピッチの画像データから、異なるサンプリン
グピッチのデータを求めるには、最近接近似、線形補
間、非線形補間等の一般に用いられる再サンプリングの
手法を用いることができる。この実施例でも、サンプリ
ングピッチに応じて、最適な補正データを用いて位置再
現性のないムラを除去することができる。
【0105】また、例えばポリゴンミラーの面間ムラに
起因するスジ状ムラは、副走査方向のサンプリングピッ
チが小さい程、ポリゴンミラー1回転あたりの副走査方
向の送り量が少ないので、対応する周波数成分が高周波
側に出るので、それに応じて周波数処理の特性を高周波
側にシフトするとよい。具体的には、ローパスフィルタ
リング処理のカットオフ周波数(応答が−3dB低下す
る周波数)をサンプリングピッチが小さいほど、高周波
側に設定すればよい。
【0106】図12は本発明の画像情報のサンプリング
ピッチに応じて異なる周波数処理を施す場合の一実施例
の動作説明図である。(a)に示す特性は、サンプリン
グピッチが小さい時の得られた画像情報の周波数スペク
トルである。サンプリングピッチが小さいとスジ状ムラ
に対応する成分は、図に示すように高周波領域に出る
(図のP1)。従って、ローパスフィルタの通過帯域と
しては、図(b)に示すように比較的広くとることがで
きる。これに対して、サンプリングピッチが大きい時に
は、得られる画像情報の周波数スペクトルは図(c)に
示すようになり、スジ状ムラに対応する成分は低い周波
数側に出る(図のP2)。従って、この成分を除去する
ためには、用いるローパスフィルタの帯域は(b)に示
す場合よりも狭くする必要がある。(d)はこの時のロ
ーパスフィルタの特性である。この実施例によれば、被
写体なしの場合及び/又は被写体ありの場合の画像情報
のサンプリングピッチに応じて異なる周波数処理を施す
ことにより、サンプリングピッチに応じて最適な補正デ
ータを作成することができる。
【0107】以下に、1次元的なムラ情報に基づいて作
成される1次元補正データについて説明する。図21
は、これら補正デ―タの作成方法の一例を示す説明図で
ある。図(イ)において、Pは第1の撮影画像情報であ
り、Pxは画像の主走査方向を示し、Pyは画像の副走
査方向を示している。尚、主走査方向xには2048画
素が配列され、副走査方向yには2560本の走査線が
存在するものとする。
【0108】Pxは主走査方向xのプロファイルを示
し、Pyは副走査方向yのプロファイルを示している。
ここで、補正デ―タは、プロファイルPx ,Pyにお
ける発光量のそれぞれの最大値と主走査方向x(Pxの
場合),副走査方向y(Pyの場合)の各画素での発光
量との差を求めるようにする。これにより、(ロ)に示
すようにプロファイルPx上における発光量の最大値と
主走査方向xの各画素における発光量との差は放射線画
像変換パネルの主走査方向xに対する第1の補正デ―タ
となり、主走査方向の画像データを補正することができ
る。又、(ハ)に示すようにプロファイルPy上におけ
る発光量の最大値(MAX値)と副走査方向yの各画素
における発光量との差は放射線画像変換パネルの副走査
方向yに対する第2の補正デ―タとなり、副走査方向の
画像データを補正することができる。
【0109】尚、それぞれのプロファイルPx,Pyの
発光量の最小値と主走査方向x,副走査方向yの各画素
における発光量との差を求めて主走査方向及び副走査方
向の補正デ―タとすることもできる。
【0110】図22は補正データの説明図である。図に
おいて、125は補正データ用画像情報(被写体がない
状態で撮影した放射線画像変換パネルから読み取った画
像情報)である。この画像の主走査方向及び副走査方向
の画像プロファイルは、それぞれ128及び129に示
す通りである。プロファイル128及び129におい
て、縦軸は信号、横軸は位置である。126はこの補正
データ用画像125から作成した主走査方向補正デー
タ、127は副走査方向補正データである。
【0111】又、これら補正デ―タの作成にあたって
は、1行又は1列のみのデータから補正データを作成す
ると、パルス状ノイズが混入していた場合には補正デー
タの値が実際の値と大きく相違することになるため、図
23(図22と同一のものは同一の符号で示す)に示す
ように、例えば主走査方向の補正データ126の場合、
複数の主走査列の撮影画像情報を加算した後、それらの
平均をとって、補正データ126とすることがより好ま
しい。副走査方向の補正データについても同様である。
【0112】このような補正にあたっては、第2の撮影
画像情報(被写体がある状態で撮影した放射線画像変換
パネルから得られた画像情報)の同一列の各画素の発光
量デ―タに対して主走査方向の補正デ―タの対応する画
素のデ―タ(同一の列では同一の補正量)を加算し、同
一の走査線上(同一行)の各画素の発光量デ―タに対し
て副走査方向の補正デ―タの対応する走査線上の画素の
デ―タ(同一の走査線では同一の補正量)を加算すれば
よい。即ち、主走査方向の補正デ―タを用いた補正を例
にとれば、信号(s)は対数に変換されているので、画
像信号(S)は、 (S)=log s (21) となる。そして、信号(s )が主走査方向ムラで0.
7倍になっていたとすると、 (S′)=log (s ×0.7) =log 0.7+log s (22) =log s−0.15 となる。従って、得られている信号(S′)に主走査方
向の補正デ―タとしての0.15を加算すれば主走査方
向ムラの補正されたデ―タとなる。副走査方向ムラの場
合も全く同様に副走査方向の補正デ―タを用いることに
より行える。従って、各画素について第1及び第2の補
正デ―タを加算すれば、主走査方向ムラ及び副走査方向
ムラの補正がなされたデ―タを得ることができる。
【0113】このような方法によれば、補正デ―タを格
納するためのメモリ領域は、図21の場合には最大でも
2048+2560あればよく、メモリ容量を小さくで
きる。又、主走査方向の補正デ―タと副走査方向の補正
デ―タから該当画素に対する合成補正デ―タを予め求め
ておき、全画素に対する補正をこの合成補正デ―タを用
いて行うこともできる。又、補正デ―タは、複数画素毎
に用意してもよいし、複数走査線毎に用意してもよい。
【0114】次に本発明方法を実現するための装置の構
成について説明する。ここでは、図13,図14を用い
て、本発明の構成について説明する。図13は本発明で
用いる画像読取部の一実施例を示す構成ブロック図、図
14はデ―タ部の一実施例を示す構成ブロック図であ
り、図19及び図20と同一部分には同一の符号を付け
ている。図13において、輝尽性螢光体を含むパネル1
11(放射線画像変換パネル)は画像読取部5内に固定
配置されている。140は画像クロック発生器125か
らの出力に同期して、レーザビームを出射するレーザ
部、141は該レーザ部140の出射光を受けるレーザ
光学系としての光走査部である。141は、図20のレ
ーザドライバ回路102及び半導体レーザ光源101を
含むものであり、光走査部141は、図20の光学要素
103,104,105,106を含むものであり、反
射部142は図20の偏向器107,偏向器ドライバ1
08及びポリゴンミラー109を含むものである。
【0115】被写体3がない状態又はある状態でX線源
1から出射されたX線は、放射線画像変換パネル111
に入り、該放射線画像変換パネル111に被写体3がな
い場合、又はある場合における潜像を形成する。一方、
レーザ部140からクロックに同期して出射されたレー
ザビームは、光走査部141を介して反射部142から
放射線画像変換パネル111に照射され、該放射線画像
変換パネル111から輝尽発光を生ぜしめる。この輝尽
発光は、集光器112で集光され、輝尽発光の波長領域
のみを通すフィルタ113を通って光電子増倍管を備え
た光検出器114に至り、アナログ電気信号(画像信
号)に変換される。光検出器114から電流として出力
された画像信号は、前置増幅器116を通って電圧増幅
され、更に発光強度信号を画像濃度信号に変換する対数
増幅器118、フィルタ119,画像クロック信号に同
期して信号を一定期間保持するサンプルホールド回路1
20を通り、A/D変換器121によりディジタル信号
に変換され、インタフェース124を介してデータ処理
部200に送られる。
【0116】図14において、136は画像読取部5と
のインタ―フェ―ス、122は画像読取部5からデ―タ
処理部200に画像デ―タが高速で送られてくるため、
それを一時格納するメモリ、126は被写体3を配置す
ることなく輝尽性螢光体4に放射線を照射することによ
り得られる第1の読取画像情報を格納するメモリ、12
7はメモリ126に格納された第1の画像情報に基づい
て作成される補正デ―タを格納するメモリ、128は被
写体3を配置して輝尽性螢光体4に放射線を照射するこ
とにより得られる第2の画像情報を格納するメモリであ
る。129はマス・メモリとして用いられる磁気デイス
クである。123は得られた画像情報に対して各種の補
正データの作成処理等を行なう他、各種の制御を行なう
補正演算手段としてのCPUである。130は操作キ―
ボ―ド、131は操作用表示部、132はこれらキ―ボ
―ド130及び表示部131を制御するコントロ―ラで
ある。133は画像を出力する表示部、134は該表示
部133に出力すべき画像情報を格納するメモリであ
る。135は外部との通信を行うための通信用インタフ
ェ―スである。表示部131,133としては、例えば
CRTが用いられる。137は各構成ブロックが接続さ
れるバスであり、アドレスバス,デ―タバス,コントロ
―ルバスで形成されている。
【0117】このような構成において、被写体3を配置
することなく放射線画像変換パネル111に放射線を照
射することにより得られる第1の画像情報はメモリ12
6に格納される。該メモリ126に格納された第1の画
像情報はCPU123により読み出され、前述の図21
のような演算処理(主走査方向及び/又は副走査方向に
対して1次元的なムラ情報を抽出し、該方向の1次元的
なムラ情報と所定の基準値に基づいて少なくとも1並び
分の第1の1次元補正データの並びを作成すること)が
施されて放射線画像変換パネル111の主走査方向に対
する1次元の補正デ―タの並び及び/又は副走査方向に
対する1次元の補正デ―タの並び(第1の1次元補正デ
ータの並び)が作成される。そして、作成された補正デ
―タの並びは、メモリ127に格納される。
【0118】CPU123はメモリ127に格納された
主走査方向及び/又は副走査方向の補正データの並びに
対して、前述したような所定の空間周波数成分を減弱す
る空間周波数処理を施して第2の1次元補正データの並
びを作成し、メモリ127に格納する。CPU123
は、次に被写体3を配置して得られた第2の画像情報を
メモリ128に格納しておき、この第2の画像情報に対
して、メモリ127に格納されている主走査方向及び/
又は副走査方向の1次元補正データの並びを用いて補正
を行なう。この結果、位置再現性のないムラに対応する
周波数成分が減弱された補正データを用いて、主走査方
向及び/又は副走査方向の補正を行なうことができ、正
確な画像情報を得ることができる。
【0119】この場合において、前記空間周波数処理が
ローパスフィルタリング処理であることにより、高周波
数成分を含む位置再現性のないムラを補正データから効
果的に除去することができる。
【0120】また、前記空間周波数処理がバンドカット
フィルタリング処理であることにより、所定の周波数成
分を含む位置再現性のないムラを補正データから効果的
に除去することができる。
【0121】また、前記空間周波数処理がデータの並び
方向の単純平均処理であることにより、短い演算時間で
位置再現性のないムラを補正データから除去することが
できる。
【0122】また、前記空間周波数処理がデータの並び
方向の加重平均処理であることにより、位置再現性のな
いムラのみを補正データから選択的に除去することがで
きる。
【0123】また、前記ローパスフィルタリング処理に
おけるカットオフ周波数が、0.5〜2.0[cycl
es/mm]であることにより、特にポリゴンミラーの
倒れ角ムラや面間反射率ムラに起因する位置再現性のな
いムラを更に効果的に除去することができる。
【0124】一方、被写体3を配置して放射線画像変換
パネル111に放射線を照射することにより得られる第
2の撮影画像情報はメモリ128に格納される。このよ
うにしてメモリ126,127,128にそれぞれ所定
のデ―タが格納された後、CPU123は、メモリ12
8に格納されている第2の撮影画像情報に対してメモリ
127に格納されている補正デ―タを用いて前述のよう
な補正演算を行う。
【0125】このように構成することにより、位置再現
性のないムラが除去された補正データを用いて、主走査
方向及び/又は副走査方向の補正を行なうことができ
る。又、1次元の主走査方向ムラ補正と副走査方向ムラ
補正を行うことにより、比較的少ないメモリ容量で2次
元的な全面補正に近い補正が行える。又、一連の撮影に
あたっては、通常使用されているX線源を用いることが
できる。又、補正デ―タの作成は任意の時に行うことが
できる。
【0126】この場合において、前記画像読取部5が複
数のサンプリングピッチに対して前記第1の画像情報を
得る場合において、前記CPU123は該第1の画像情
報に基づいて複数の補正データの並びを作成しておき、
第2の画像情報を得る時のサンプリングピッチに応じ
て、補正に用いる補正データの並びを選択することによ
り、サンプリングピッチに応じて、最適な補正データを
用いてムラを補正することができる。
【0127】更に、CPU123は前記第1の画像情報
のサンプリングピッチ及び/又は第2の画像情報のサン
プリングピッチに応じて、異なる空間周波数処理を施す
ことにより、サンプリングピッチに応じて、最適な補正
データを作成することができる。
【0128】上記実施例では補正デ―タの作成及び補正
演算をCPU123で行うものとしたが、補正デ―タの
作成のみをCPU123で行い、補正のための回路を設
けてもよい。次に、このような構成例の主要部構成ブロ
ック図を図15に示す。図13と同一の部分には同一の
符号を付して示す。画像読取部5内には、制御回路51
が設けられていて、該制御回路51には補正デ―タメモ
リ52及び補正回路53が接続されている。補正回路5
3には画像信号が加えられると共に補正デ―タメモリ5
2から補正デ―タが加えられる。制御部6は制御回路5
1を介して画像読取部5と接続されている。該制御部6
は、画像読取部5の動作を制御すると共に、補正デ―タ
を作成する。図15では制御部6を画像読取部5の外に
独立して設けているが、画像読取部5内に設けてもよ
い。尚、制御部6は、図14に示したデ―タ処理装置か
ら主走査方向ムラ,副走査方向ムラ補正をする部分を除
いたものと考えてよい。
【0129】図16は、図15に示す画像読取部を用い
た場合の動作の流れを示すフロ―チャ―トである。補正
デ―タ作成時には、先ず被写体を配置しないでX線を照
射する(ステップ)。得られた画像は補正することな
く制御部6に出力する(ステップ)。制御部6は、入
力された画像に基づいて補正デ―タを作成し(ステップ
)、作成した補正デ―タをメモリ52に格納する(ス
テップ)。
【0130】これに対し、画像読取時には、被写体をお
いてX線を照射し(ステップ)、メモリ52に格納さ
れている補正デ―タを用いて補正を行いながら画像デ―
タを出力する(ステップ)。この場合、例えば制御部
6内に磁気ディスク等の不揮発性メモリを設けておい
て、予め任意の時に補正デ―タを格納しておき、装置立
ち上げ時には画像読取部5側に伝送してもよい。
【0131】以上の説明では、画像読取部5が第1の画
像読取手段と、第2の画像読取手段を兼ねた場合を示し
たが、これに限るものではなく、別々に読取部を持つ構
成のものであってもよい。
【0132】図17は、ディジタル的に補正を行う補正
回路の構成例を示すブロック図である。この実施例では
画像デ―タは10ビットで3桁をカバ―している。一
方、補正デ―タは主走査方向ムラ,副走査方向ムラとも
8ビット構成としている。8ビットにした理由は、10
ビットにするとメモリサイズが大きくなってしまうこ
と、実際の画像デ―タの主走査方向ムラ及び副走査方向
ムラは10ビットの補正デ―タを必要とするほど大きく
はないことに基づく。8ビットは3/4桁の変動をカバ
―する量であり、実用上十分である。このように8ビッ
トにすることにより、メモリの容量も含めて、ディジタ
ル回路的に10ビット構成の場合の略1/2で済むこと
になる。
【0133】図17において、補正デ―タ作成時には、
先ず補正デ―タメモリ52及びラッチ65にCPUから
“0”を書き込む。そして、実際に画像デ―タを読み取
る動作に入る。画像デ―タの読取にあたっては、各画素
又は複数画素に対応したクロックがクロック発生器54
からカウンタ55に加えられる。カウンタ55は水平同
期信号に同期して上記クロックによりイクリメントされ
る。この時、補正デ―タメモリ52から読み出される補
正デ―タは“0”なので、9ビット加算器56,10ビ
ット加算器57,オ―バ―フロ―処理回路58及びイン
タフェ―ス59を経て外部に出力されるデ―タは主走査
方向ムラ及び副走査方向ムラ補正デ―タを作成するため
の画像デ―タとなる。補正デ―タの書込みにあたって
は、制御部から送られる補正デ―タを受け取り、CPU
が補正デ―タメモリ52に格納する。
【0134】そして、画像デ―タの補正にあたっては、
前述と同様にクロック発生器54からカウンタ55にク
ロックが加えられてカウンタ55はインクリメントされ
る。ラッチ65には、一走査期間内の画像デ―タが読み
出されていない時にCPUにより補正デ―タメモリ52
から主走査方向ムラ補正デ―タが読み出されてセットさ
れる。尚、この補正デ―タは複数並びに1回のセットで
あってもよい。このような手順を実行することにより、
補正が行える。
【0135】図18は、アナログ時に補正を行う補正回
路の具体例図である。図18の構成によれば、9ビット
の補正デ―タをD/A変換器60に加えてアナログ信号
に変換した後加算器61に加えて対数変換された画像信
号に加算し、A/D変換器62で10ビットのディジタ
ル信号に変換して出力することになる。
【0136】上述の放射線画像情報読取装置の説明で
は、第1の画像情報から主走査方向及び/又は副走査方
向の少なくとも1並び分の第1の1次元補正データの並
びを作成して、これら補正データの並びに対して所定の
周波数成分を減弱するための空間周波数処理を行なっ
て、主走査方向及び/又は副走査方向の少なくとも1並
び分の第2の1次元補正データの並びを作成して、第2
の画像情報にこの第2の1次元補正データの並びを用い
て補正する場合を例にとって説明した。
【0137】しかしながら、本発明はこれに限るもので
はない。例えば、被写体なし状態の画像情報の主走査方
向と副走査方向の少なくとも一方に対して、所定の空間
周波数成分を減弱する空間周波数処理を行って画像情報
を得て記憶し、該画像情報に対して、主走査方向又は副
走査方向の少なくとも一方向に対して1次元的なムラ情
報を抽出し、該方向の1次元的なムラ情報と所定の基準
値に基づいて少なくとも1並び分の1次元補正データの
並びを作成して記憶し、被写体を配置して得られた画像
情報に対して、前記1次元方向補正データの並びを用い
て補正するようにしてもよい。これにより、位置再現性
のないムラに対応する周波数成分が減弱された補正デー
タを用いて、主走査方向及び/又は副走査方向の補正を
行なうことができ、正確な画像情報を得ることができ
る。
【0138】上述の実施例では、1次元補正データの並
びを主走査方向及び/又は副走査方向に1並びずつ持つ
場合を例にとったが、本発明装置はこれに限るものでは
なく、主走査方向及び/又は副走査方向に複数の1次元
補正データの並びを設けておき、画像領域に応じて、そ
れぞれの補正データの並びを使う分けるようにすること
が好ましい(図2参照)。また、主走査方向及び/又は
副走査方向に用意する1次元補正データの並びも、各画
素対応に補正データを持つのではなく、間引いて持つよ
うにしてもよい。このようにすれば、メモリ容量のより
一層の削減効果が得られる。
【0139】また、本発明によれば、補正データを主走
査方向及び/又は副走査方向の1次元データの並びとす
る場合に限定されるものではなく、得られた被写体なし
の状態の画像情報乃至は該画像情報に対して所定の処理
を加えたものに対して、所定の空間周波数処理を施して
各画素に対応した2次元的な補正データを得て記憶し、
得られた被写体あり状態の画像情報に対して各画素の信
号値を前記補正データに基づいて補正して画像情報を得
るようにすることもできる。これによれば、位置再現性
のないムラに対応する周波数成分を減弱しておくことに
より、補正データから位置再現性のないムラを除去して
正確な画像情報を得ることができる。
【0140】なお、前述の例では、主走査方向及び副走
査方向の何れについても空間周波数処理を行なう例を示
したが、必ずしも両方向について行なう必要はない。位
置再現性のないムラが副走査方向について発生する傾向
がある場合、周波数処理は副走査方向について画像情
報、画像情報に所定の処理を加えたもの、或いは第1の
1次元補正データに対して行えばよい。そして、副走査
方向については、空間周波数処理を施した補正データ、
主走査方向については空間周波数処理を施していない補
正データを用いてムラ補正を行なえばよい。
【0141】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、第1の発
明によれば、第1の画像乃至は該第の画像に所定の処理
を加えたものに対して、主走査方向及び副走査方向に対
して異なる空間周波数処理を施したものから補正データ
を得ているので、位置再現性のないムラを補正データか
ら効果的に除去することができる。
【0142】第2の発明によれば、第1の画像情報から
主走査方向及び副走査方向に対して1次元的なムラ情報
を抽出して第1の補正データを得、この第1の補正デー
タに対して主走査方向及び副走査方向に対して異なる
間周波数処理を施して第2の1次元補正データを得るこ
とにより、位置再現性のないムラを補正データから効果
的に除去することができる。
【0143】第3の発明によれば、第1の画像情報の主
走査方向及び副走査方向に対して、異なる空間周波数処
理を行なって第2の画像情報を得、該第2の画像情報に
対して、主走査方向及び副走査方向に対して1次元的な
ムラ情報を抽出し、該1次元的なムラ情報に基づいて1
並び分の1次元補正データを作成することにより、位置
再現性のないムラを補正データから効果的に除去するこ
とができる。
【0144】
【0145】
【0146】
【0147】また、前記空間周波数処理がローパスフィ
ルタリング処理である場合に、そのカットオフ周波数が
0.5〜2.0[cycles/mm]であることを特
徴としている。これにより、位置再現性のないムラが高
周波成分である場合に、補正データから効果的に除去す
ることができる。
【0148】また、前記空間周波数処理がバンドカット
フィルタリング処理であることを特徴としている。これ
により、位置再現性のないムラが所定の周波数成分を含
む場合に、補正データから効果的に除去することができ
る。
【0149】
【0150】また、前記空間周波数処理がデータの並び
方向の加重平均処理であることを特徴としている。これ
により、位置再現性のないムラのみを補正データから選
択的に除去することができる。
【0151】
【0152】また、第1の発明において、前記第1の画
像情報を複数のサンプリングピッチに対応して得、該複
数の第1の画像情報乃至は第1の画像情報に所定の処理
を加えたものの各々に空間周波数処理を施して補正デー
タを得、前記第2の画像情報を得る時のサンプリングピ
ッチに応じて、補正に用いる該補正データを選択するこ
とを特徴としている。これにより、サンプリングピッチ
に応じて、位置再現性のないムラを補正データから効果
的に除去することができる。
【0153】また、第2の発明において、前記第1の画
像情報を複数のサンプリングピッチに対応して得、該複
数の第1の画像情報の各々に基づく前記第1の1次元補
正データの並びを作成し、該第1の1次元補正データの
並びに対応した第2の1次元補正データの並びを作成
し、前記第の画像情報を得る時のサンプリングピッチ
に応じて、補正に用いる前記第2の1次元補正データの
並びを選択することを特徴としている。これにより、サ
ンプリングピッチに応じて、位置再現性のないムラを補
正データから効果的に除去することができる。
【0154】また、第3の発明において、前記第1の画
像情報を複数のサンプリングピッチに対応して得、該複
数の第1の画像情報の各々に基づく前記第2の画像情報
を作成し、該第2の画像情報に対応した前記1次元補正
データの並びを作成し、前記第3の画像情報を得る時の
サンプリングピッチに応じて、補正に用いる前記1次元
補正データの並びを選択することを特徴としている。こ
れにより、サンプリングピッチに応じて、位置再現性の
ないムラを補正データから効果的に除去することができ
る。
【0155】また、第1及び第2の発明において、前記
第1の画像情報のサンプリングピッチ及び/又は第2の
画像情報のサンプリングピッチに応じて、異なる空間周
波数処理を施すことを特徴としている。これにより、サ
ンプリングピッチに応じて、位置再現性のないムラを補
正データから効果的に除去することができる。
【0156】更に、第3の発明において、前記第1の画
像情報のサンプリングピッチ及び/又は第3の画像情報
のサンプリングピッチに応じて、異なる空間周波数処理
を施すことを特徴としている。これにより、サンプリン
グピッチに応じて、位置再現性のないムラを補正データ
から効果的に除去することができる。
【0157】第4の発明によれば、第1の補正演算手段
が、第1の画像乃至は該第1の画像に所定の処理を加え
たものに対して、主走査方向及び副走査方向に異なる
間周波数を施したものから補正データを得ているので、
位置再現性のないムラを補正データから効果的に除去す
ることができる。
【0158】第5の発明によれば、第1の補正演算手段
が、第1の画像情報から主走査方向及び副走査方向に対
して1次元的なムラ情報を抽出して第1の補正データを
得、第2の補正演算手段が、この第1の補正データに対
して主走査方向及び副走査方向に対して異なる空間周波
数処理を施して第2の1次元補正データを得ることによ
り、位置再現性のないムラを補正データから効果的に除
去することができる。
【0159】第6の発明によれば、第1の補正演算手段
が、第1の画像情報の主走査方向及び副走査方向に対し
て、異なる空間周波数処理を行なって第2の画像情報を
得、該第2の画像情報に対して、第2の補正演算手段
が、主走査方向及び副走査方向に対して1次元的なムラ
情報を抽出し、該方向の1次元的なムラ情報に基づい
次元補正データを作成することにより、位置再現性の
ないムラを補正データから効果的に除去することができ
る。
【0160】
【0161】
【0162】
【0163】また、前記空間周波数処理がローパスフィ
ルタリング処理である場合に、そのカットオフ周波数が
0.5〜2.0[cycles/mm]であることを特
徴としている。この場合、位置再現性のないムラが高周
波成分である場合に、位置再現性のないムラを補正デー
タから効果的に除去することができる。
【0164】また、前記空間周波数処理がバンドカット
フィルタリング処理であることを特徴としている。これ
により、位置再現性のないムラが所定の周波数成分を含
む場合に、補正データから効果的に除去することができ
る。
【0165】
【0166】また、前記空間周波数処理がデータの並び
方向の加重平均処理であることを特徴としている。これ
により、位置再現性のないムラのみを補正データから選
択的に除去することができる。
【0167】
【0168】また、第4の発明において、前記第1の画
像情報読取手段が複数のサンプリングピッチに対して前
記第1の画像情報を得るものであって、前記第1の補正
演算手段は該複数の第1の画像情報の各々に対応した補
正データの並びを作成しておき、前記第2の補正演算手
段は第2の画像情報を得る時のサンプリングピッチに応
じて、補正に用いる前記補正データの並びを選択するこ
とを特徴としている。これにより、サンプリングピッチ
に応じて、位置再現性のないムラを補正データから効果
的に除去することができる。
【0169】また、第5の発明において、前記第1の画
像情報読取手段が複数のサンプリングピッチに対して前
記第1の画像情報を得るものであって、前記第1の補正
演算手段により該複数の第1の画像情報の各々に対応し
た第1の1次元補正データの並びを作成し、前記第2の
補正演算手段により該第1の1次元補正データの並びに
対応した第2の1次元補正データの並びを作成し、前記
第3の補正演算手段は第2の画像情報を得る時のサンプ
リングピッチに応じて、補正に用いる前記第2の1次元
補正データの並びを選択することを特徴としている。こ
れにより、サンプリングピッチに応じて、位置再現性の
ないムラを補正データから効果的に除去することができ
る。
【0170】また、第6の発明において、前記第1の画
像情報読取手段が複数のサンプリングピッチに対して前
記第1の画像情報を得るものであって、前記第1の補正
演算手段により該複数の画像情報の各々に対応した第2
の画像情報を作成し、前記第2の補正演算手段により
第2の画像情報に基づく1次元補正データの並びを作
成し、前記第3の補正演算手段は第2の画像情報を得る
時のサンプリングピッチに応じて、補正に用いる前記
次元補正データの並びを選択することを特徴としてい
る。これにより、サンプリングピッチに応じた最適な補
正データの並びを選択することができ、位置再現性のな
いムラを補正データから効果的に除去することができ
る。
【0171】また、前記第1の画像情報のサンプリング
ピッチ及び/又は第2の画像情報のサンプリングピッチ
に応じて、異なる空間周波数処理を施すことを特徴とし
ている。これにより、サンプリングピッチに応じて、位
置再現性のないムラを補正データから効果的に除去する
ことができる。
【0172】更に、前記第1の画像情報のサンプリング
ピッチ及び/又は第3の画像情報のサンプリングピッチ
に応じて、異なる空間周波数処理を施すことを特徴とし
ている。これにより、サンプリングピッチに応じて、位
置再現性のないムラを補正データから効果的に除去する
ことができる。
【0173】このように、本発明によれば、位置再現性
のないムラを補正データから効果的に除去し、その結果
より効果的なムラ補正が可能な放射線画像情報読取方法
及び放射線画像情報読取装置を提供することができ、実
用上の効果が極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の原理を示すフローチャートであ
る。
【図2】補正データを複数並び持つ例を示す図である。
【図3】本発明に用いるフィルタの特性例を示す図であ
る。
【図4】本発明の主走査方向と副走査方向で異なる周波
数処理を施す場合に用いられるフィルタ特性の一実施例
を示す図である。
【図5】本発明の主走査方向と副走査方向で異なる周波
数処理を施す場合に用いられるフィルタ特性の他の実施
例を示す図である。
【図6】本発明の周波数処理の実施例の動作説明図であ
る。
【図7】本発明の周波数処理の他の実施例の動作説明図
である。
【図8】伝達関数を示す図である。
【図9】係数kの波形を示す図である。
【図10】本発明の複数のサンプリングピッチに対して
画像情報を得る場合の一実施例の動作説明図である。
【図11】本発明の複数のサンプリングピッチに対して
画像情報を得る場合の他の実施例の動作説明図である。
【図12】本発明の画像情報のサンプリングピッチに応
じて異なる周波数処理を施す場合の一実施例の動作説明
図である。
【図13】本発明で用いる画像読取部の一実施例を示す
構成ブロック図である。
【図14】本発明で用いるデータ処理部の一実施例を示
す構成ブロック図である。
【図15】本発明で用いる画像読取部の他の実施例を示
す構成ブロック図である。
【図16】他の実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図17】ディジタル補正回路の構成例を示すブロック
図である。
【図18】アナログ補正回路の構成例を示すブロック図
である。
【図19】輝尽性螢光体への画像記録の説明図である。
【図20】従来装置の構成例を示すブロック図である。
【図21】補正データの作成方法の説明図である。
【図22】補正データの説明図である。
【図23】補正データの他の作成方法の説明図である。
【図24】従来技術の問題点の説明図である。
【図25】本発明の動作説明図である。
【図26】本発明方法の一実施例を示すフローチャート
である。
【図27】本発明方法の他の実施例を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 X線源 3 被写体 5 画像読取部 111 放射線画像変換パネル 123 CPU 126 メモリ 127 メモリ 128 メモリ 136 バス 133 表示部 200 データ処理部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−86759(JP,A) 特開 平5−122518(JP,A) 特開 昭64−86758(JP,A) 特開 昭63−158536(JP,A) 特開 昭56−75141(JP,A) 特開 平1−194769(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/04 G03B 42/02 G21K 4/00

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め、被写体を配置することなく放射線
    を照射した放射線画像変換パネルに励起光を照射し、該
    放射線画像変換パネルから発せられる輝尽発光を光電的
    に読み取って第1の画像情報を得る第1のステップと、 得られた第1の画像情報乃至は該第1の画像情報に所定
    の処理を加えたものに対して主走査方向及び副走査方向
    で異なる空間周波数処理を施して補正データを得る第2
    のステップと、 被写体を配置して放射線を照射した放射線画像変換パネ
    ルに励起光を照射し、該放射線画像変換パネルから発せ
    られる輝尽発光を光電的に読み取って第2の画像情報を
    得る第3のステップと、 前記第2の画像情報に対して、各画素の信号値を前記補
    正データに基づいて補正して画像情報を得る第4のステ
    ップを有してなる放射線画像情報読取方法。
  2. 【請求項2】 予め、被写体を配置することなく放射線
    を照射した放射線画像変換パネルに励起光を照射し、該
    放射線画像変換パネルから発せられる輝尽発光を光電的
    に読み取って第1の画像情報を得る第1のステップと、 前記第1の画像情報に対して、主走査方向及び副走査方
    向に対して1次元的なムラ情報を抽出し、該1次元的な
    ムラ情報に基づいて第1の1次元補正データを作成する
    第2のステップと、 前記第1の1次元補正データの主走査方向及び副走査方
    に対して、異なる空間周波数処理を施して第2の1次
    元補正データを得る第3のステップと、 被写体を配置して放射線を照射した放射線画像変換パネ
    ルに励起光を照射し、該放射線画像変換パネルから発せ
    られる輝尽発光を光電的に読み取って第2の画像情報を
    得る第4のステップと、 前記第2の画像情報に対して、各画素の信号値を前記第
    2の1次元補正データに基づいて補正して画像情報を得
    る第5のステップを有してなる放射線画像情報読取方
    法。
  3. 【請求項3】 予め、被写体を配置することなく放射線
    を照射した放射線画像変換パネルに励起光を照射し、該
    放射線画像変換パネルから発せられる輝尽発光を光電的
    に読み取って第1の画像情報を得る第1のステップと、 前記第1の画像情報の主走査方向及び副走査方向に対し
    異なる空間周波数処理を行なって第2の画像情報を得
    る第2のステップと、 前記第2の画像情報に対して、主走査方向及び副走査方
    向に対して1次元的なムラ情報を抽出し、該1次元的な
    ムラ情報に基づいて1次元補正データを作成する第3の
    ステップと、 被写体を配置して放射線を照射した放射線画像変換パネ
    ルに励起光を照射し、該放射線画像変換パネルから発せ
    られる輝尽発光を光電的に読み取って第3の画像情報を
    得る第4のステップと、 前記第3の画像情報に対して、各画素の信号値を前記1
    次元補正データに基づいて補正して画像情報を得る第5
    のステップを有してなる放射線画像情報読取方法。
  4. 【請求項4】 前記空間周波数処理がローパスフィルタ
    リング処理である場合に、そのカットオフ周波数が0.
    5〜2.0[cycles/mm]であることを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載の放射線画像情報
    読取方法。
  5. 【請求項5】 前記空間周波数処理がバンドカットフィ
    ルタリング処理であることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載の放射線画像情報読取方法。
  6. 【請求項6】 前記空間周波数処理がデータの並び方向
    の加重平均処理であることを特徴とする請求項1乃至3
    の何れかに記載の放射線画像情報読取方法。
  7. 【請求項7】 前記第1の画像情報を複数のサンプリン
    グピッチに対応して得、該複数の第1の画像情報乃至は
    第1の画像情報に所定の処理を加えたものの各々に空間
    周波数処理を施して補正データを得、前記第2の画像情
    報を得る時のサンプリングピッチに応じて、補正に用い
    る補正データを選択することを特徴とする請求項記載
    の放射線画像情報読取方法。
  8. 【請求項8】 前記第1の画像情報を複数のサンプリン
    グピッチに対応して得、該複数の第1の画像情報の各々
    に基づく前記第1の1次元補正データの並びを作成し、
    該第1の1次元補正データの並びに対応した第2の1次
    元補正データの並びを作成し、前記第2の画像情報を得
    る時のサンプリングピッチに応じて、 補正に用いる前記
    第2の1次元補正データの並びを選択することを特徴と
    する請求項記載の放射線画像情報読取方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の画像情報を複数のサンプリン
    グピッチに対応してて得、該複数の第1の画像情報の各
    々に基づく前記第2の画像情報を作成し、該第2の画像
    情報に対応した前記1次元補正データの並びを作成し、
    前記第3の画像情報を得る時のサンプリングピッチに応
    じて、補正に用いる前記1次元補正データの並びを選択
    することを特徴とする請求項記載の放射線画像情報読
    取方法。
  10. 【請求項10】 前記第1の画像情報のサンプリングピ
    ッチ及び/又は第2の画像情報のサンプリングピッチに
    応じて、異なる空間周波数処理を施すことを特徴とする
    請求項7乃至9のいずれかに記載の放射線画像情報読取
    方法。
  11. 【請求項11】 前記第1の画像情報のサンプリングピ
    ッチ及び/又は第3の画像情報のサンプリングピッチに
    応じて、異なる空間周波数処理を施すことを特徴とする
    請求項記載の放射線画像情報読取方法。
  12. 【請求項12】 放射線画像変換パネルに記録された画
    像を読み取って所定の画像処理を行なう放射線画像情報
    読取装置において、 予め、被写体を配置することなく放射線を照射した放射
    線画像変換パネルに励起光を照射し、該放射線画像変換
    パネルから発せられる輝尽発光を読み取ることにより第
    1の画像情報を得る第1の画像読取手段と、 得られた第1の画像情報乃至は該第1の画像情報に所定
    の処理を加えたものに対して主走査方向及び副走査方向
    で異なる空間周波数処理を施して補正データを得る第1
    の補正演算手段と、 被写体を配置して放射線を照射した放射線画像変換パネ
    ルに励起光を照射し、該放射線画像変換パネルから発せ
    られる輝尽発光を光電的に読み取ることにより第2の画
    像情報を得る第2の画像読取手段と、 前記第2の画像情報に対して、各画素の信号値を前記補
    正データに基づいて補正して画像情報を得る第2の補正
    演算手段とを具備 することを特徴とする放射線画像情報
    読取装置
  13. 【請求項13】 放射線画像変換パネルに記録された画
    像を読み取って所定 の画像処理を行なう放射線画像情報
    読取装置において、 予め、被写体を配置することなく放射線を照射した放射
    線画像変換パネルに励起光を照射し、該放射線画像変換
    パネルから発せられる輝尽発光を光電的に読み取って第
    1の画像情報を得る第1の画像読取手段と、 前記第1の画像情報に対して、主走査方向及び副走査方
    向に対して1次元的なムラ情報を抽出し、該1次元的な
    ムラ情報に基づいて第1の1次元補正データを作成する
    第1の補正演算手段と、 前記第1の1次元補正データの主走査方向及び副走査方
    向に対して、異なる空間周波数処理を施して第2の1次
    元補正データを作成する第2の補正演算手段と、 被写体を配置して放射線を照射した放射線画像変換パネ
    ルに励起光を照射し、該放射線画像変換パネルから発せ
    られる輝尽発光を光電的に読み取って第2の画像情報を
    得る第2の画像読取手段と、 前記第2の画像情報に対して、各画素の信号値を前記第
    2の1次元補正データに基づいて補正して画像情報を得
    る第3の補正演算手段とを具備 することを特徴とする放
    射線画像情報読取装置
  14. 【請求項14】 放射線画像変換パネルに記録された画
    像を読み取って所定の画像処理を行なう放射線画像情報
    読取装置において、 予め、被写体を配置することなく放射線を照射した放射
    線画像変換パネルに励起光を照射し、該放射線画像変換
    パネルから発せられる輝尽発光を光電的に読み取って第
    1の画像情報を得る第1の画像読取手段と、 前記第1の画像情報の主走査方向及び副走査方向に対し
    て異なる空間周波数処理を行なって第2の画像情報を得
    る第1の補正演算手段と、 前記第2の画像情報に対して、主走査方向又は副走査方
    向に対して1次元的なムラ情報を抽出し、該1次元的な
    ムラ情報に基づいて1次元補正データを作成する第2の
    補正演算手段と、 被写体を配置して放射線を照射した放射線画像変換パネ
    ルに励起光を照射し、該放射線画像変換パネルから発せ
    られる輝尽発光を光電的に読み取って第3の画像情報を
    得る第2の画像読取手段と、 前記第3の画像情報に対して、各画素の信号値を前記1
    次元補正データに基づいて補正して画像情報を得る第3
    の補正演算手段とを具備 することを特徴とする放射線画
    像情報読取装置
  15. 【請求項15】 前記空間周波数処理がローパスフィル
    タリング処理である場合に、そのカットオフ周波数が
    0.5〜2.0[cycles/mm]であることを特徴
    とする請求項12乃至14のいずれかに記載の放射線画
    像情報読取装置。
  16. 【請求項16】 前記空間周波数処理がバンドカットフ
    ィルタリング処理であることを特徴とする請求項12乃
    至14のいずれかに記載の放射線画像情報読取装置
  17. 【請求項17】 前記空間周波数処理がデータの並び方
    向の加重平均処理であることを特徴とする請求項12乃
    至14のいずれかに記載の放射線画像情報読取装置。
  18. 【請求項18】 前記第1の画像情報読取手段が複数の
    サンプリングピッチに対して前記第1の画像情報を得る
    ものであって、前記第1の補正演算手段は該複数の第1
    の画像情報の各々に対応した補正データの並びを作成し
    ておき、前記第2の補正演算手段は第2の画像情報を得
    る時のサンプリングピッチに応じて、補正に用いる前記
    補正データの並びを選択することを特徴とする請求項1
    2記載の放射線画像情報読取装置。
  19. 【請求項19】 前記第1の画像情報読取手段が複数の
    サンプリングピッチに対して前記第1の画像情報を得る
    ものであって、前記第1の補正演算手段により該複数の
    第1の画像情報の各々に対応した第1の1次元補正デー
    タの並びを作成し、前記第2の補正演算手段により該第
    1の1次元補正データの並びに対応した第2の1次元補
    正データの並びを作成し、前記第3の補正演算手段は第
    2の画像情報を得る時のサンプリングピッチに応じて、
    補正に用いる前記第2の1次元補正データの並びを選択
    することを特徴とする請求項13記載の放射線画像情報
    読取装置。
  20. 【請求項20】 前記第1の画像情報読取手段が複数の
    サンプリングピッチに対して前記第1の画像情報を得る
    ものであって、前記第1の補正演算手段によ り該複数の
    第1の画像情報の各々に対応した第2の画像情報を作成
    し、前記第2の補正演算手段により前記第2の画像情報
    に基づく1次元補正データの並びを作成し、前記第3の
    補正演算手段は第2の画像情報を得る時のサンプリング
    ピッチに応じて、補正に用いる前記1次元補正データの
    並びを選択することを特徴とする請求項14記載の放射
    線画像読取装置。
  21. 【請求項21】 前記第1の画像情報のサンプリングピ
    ッチ及び/又は第2の画像情報のサンプリングピッチに
    応じて、異なる空間周波数処理を施すことを特徴とする
    請求項12乃至13及び請求項18乃至19のいずれか
    記載の放射線画像情報読取装置。
  22. 【請求項22】 前記第1の画像情報のサンプリングピ
    ッチ及び/又は第3の画像情報のサンプリングピッチに
    応じて、異なる空間周波数処理を施すことを特徴とする
    請求項14乃至20のいずれかに記載の放射線画像情報
    読取装置。
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