JPH0620235B2 - 画像信号のノイズ検出方法 - Google Patents

画像信号のノイズ検出方法

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JPH0620235B2
JPH0620235B2 JP62092757A JP9275787A JPH0620235B2 JP H0620235 B2 JPH0620235 B2 JP H0620235B2 JP 62092757 A JP62092757 A JP 62092757A JP 9275787 A JP9275787 A JP 9275787A JP H0620235 B2 JPH0620235 B2 JP H0620235B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、蓄積性蛍光体シートに蓄積記録された放射線
画像情報を読み取って得られた画像信号に含まれるノイ
ズ成分を検出する方法に関するものである。
(従来の技術) ある種の蛍光体に放射線(X線、α線、β線、γ線、電
子線、紫外線等)を照射すると、この放射線エネルギー
の一部が蛍光体中に蓄積され、この蛍光体に可視光等の
励起光を照射すると、蓄積されたエネルギーに応じて蛍
光体が輝尽発光をすことが知られており、このような性
質を示す蛍光体は蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)と呼ば
れる。
この蓄積性蛍光体を利用して、人体等の被写体の放射線
画像情報を一旦蓄積性蛍光体のシートに記録し、この蓄
積性蛍光体シートに励起光を照射して輝尽発光光を生ぜ
しめ、得られた輝尽発光光を光検出器により光電的に読
み取って画像信号を得、この画像信号に基づき写真感光
材料等の記録材料、CRT等の表示装置に被写体の放射
線画像を可視像として出力させる放射線画像情報記録再
生システムが本出願人によりすでに提案されている。
(特開昭55-12429号、同56-11395号など。) 上記の蓄積性蛍光体シートは、例えば特開昭56-11392
号、同56-12599号に示されるように、放射線画像情報読
取り後も残存している放射線エネルギーを、光や熱を照
射して放出させることにより、繰り返し何回も使用する
ことができる。
(発明が解決しようとする問題点) ところがこの蓄積性蛍光体シートは大変高感度であるの
で、それ自身の蛍光体中に微量混入している226Raや
40K等の放射性同位元素から放射される放射線や、ある
いは宇宙線や室内壁面の塗料等に含まれる放射性同位元
素から放射される放射線等の環境放射線のエネルギーも
蓄積してしまう。このような放射線エネルギーを蓄積し
た蓄積性蛍光体シートを用いて前述のような放射線画像
情報記録再生を行なうと、再生画像においては上記放射
線エネルギーにより小さな黒点が発生する。このような
黒点は、当然ながら再生画像の画質を損なうものとな
る。
前述の放射線画像情報読取処理によって得られた画像信
号から、上記のような黒点を発生させるノイズ成分を検
出できれば、このノイズ成分を除去する各種処理を画像
信号に施すことにより、再生放射線画像における黒点発
生を防止できる。
そこで本発明は、蓄積性蛍光体シートを読取処理にかけ
て得られた画像信号から、上記ノイズ成分を正確に検出
することができる方法を提供することを目的とするもの
である。
(問題点を解決するための手段) 本発明の第1の画像信号のノイズ検出方法は、前述の放
射線画像情報読取処理によって得られた、各注目画素A
についての画像信号aを、該画素A近傍の複数の画素B
、B……Bに関する各画像信号b、b……b
に所定値T、T……Tを加えた値のそれぞれ
(b+T)、(b+T)……(b+T)と
比較し、これらの値(b+T)、(b+T)…
…(b+T)のいずれよりも画像信号aが大きな値
をとった場合に、該画像信号aにノイズが含まれている
とみなすようにしたものである。
また本発明の第2の方法は、注目画素を複数設定して、
これら注目画素A〜Aの画像信号a〜aの代表
値a(例えば平均値や中央値)を求め、上記第1の方
法におけるのと同様の値(b+T)〜(b
)とこの代表値aとを比較し、(b+T)〜
(b+T)のいずれよりも該代表値aが大きな値
をとった場合に、画像信号a〜aにノイズが含まれ
るとみなすようにしたことを特徴とするものである。
なお上記所定値T、T……Tは互いに等しい値で
もまた異なった値でもよいし、さらには零(ゼロ)値で
あってもよい。
(作 用) 本発明者らの研究によれば、前述のようにして蓄積性蛍
光体シートに蓄積してノイズ成分となる放射線エネルギ
ーは、その周囲の放射線エネルギーすなわち正しい放射
線画像を担う放射線エネルギーに比べて特異的に高く、
そして一般に診断に供せられる画像においては通常9画
素分程度の範囲内に蓄積し、特に1画素分あるいは2画
素分程度の範囲に集中することが分かった。
したがって上記のような処理を行なえば、特異的に高い
信号成分、つまり前記放射性同位元素等の放射線エネル
ギーによるノイズ成分が検出されうる。
また第2の方法におけるように複数の注目画素の代表値
を求めて、この代表値aと(b+T)〜(b
+T)とを比較するようにすれば、この比較処理の
回数を減じることができ、ノイズ検出処理の高速化が可
能となる。
(実施例) 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を詳細に説明
する。
第1図は本発明の第1の方法によってノイズ検出を行な
うようにした放射線画像情報読取装置を示すものであ
る。例えば被写体を透過させたX線等の放射線を照射す
ることにより該被写体の透過放射線画像情報が蓄積記録
された蓄積性蛍光体シート10は、エンドレスベルト等の
シート搬送手段11により、励起光副走査のために矢印Y
方向に搬送される。またレーザ光源12から射出された励
起光としてのレーザビーム13は、ガルバノメータミラー
等の光偏向器14によって偏向され、蓄積性蛍光体シート
10を上記副走査方向Yと略直角な矢印X方向に主走査す
る。こうしてレーザビーム13が照射されたシート10の箇
所からは、蓄積記録されている放射線画像情報に応じた
光量の輝尽発光光15が発散され、この輝尽発光光15は集
光体16によって集光され、光検出器としてのフォトマル
チプライヤー(光電子増倍管)17によって光電的に検出
される。
上記集光体16はアクリル板等の導光性材料を成形して形
成されたものであり、直線状をなす入射端面16aが蓄積
性蛍光体シート10上のビーム走査線に沿って延びるよう
に配され、円環状に形成された出射端面16bに上記フォ
トマルチプライヤー17の受光面が結合されている。上記
入射端面16aから集光体16内に入射した輝尽発光光15
は、該集光体16の内部を全反射を繰り返して進み、出射
端面16bから出射してフォトマルチプライヤー17に受光
され、前記放射線画像情報を担持する輝尽発光光15の光
量がこのフォトマルチプライヤー17によって検出され
る。
フォトマルチプライヤー17のアナログ出力信号はログア
ンプ20において対数変換増幅され、前記輝尽発光光15の
光量すなわち放射線画像情報を担う読取画像信号Sとし
て、A/D変換器21に入力される。読取画像信号Sは、
このA/D変換器21によりデジタル化される。こうして
得られたデジタルの読取画像信号Sdは次にデジタルフ
ィルタ22において後述のフィルタリング処理を受けて変
換信号Sd′とされ、画像処理装置23で例えば階調処理
等の画像処理を受けた上で例えばCRT、光走査記録装
置等の画像再生装置24に入力され、該画像再生装置24に
おいて、蓄積性蛍光体シート10が蓄積記録していた放射
線画像を再生させる。
先に述べた通り、蓄積性蛍光体シート10には、その蛍光
体中の放射性同位元素が放射する放射線や、宇宙線等の
環境放射線のエネルギーが蓄積してしまうことがある。
こうなった蓄積性蛍光体シート10を上記のようにして放
射線画像情報読取りにかけると、読取画像信号Sにはこ
の放射線エネルギーによるノイズ成分が含まれることに
なり、画像再生装置24に再生された画像30に、第2図図
示のように小さな黒点Nが発生する。上記デジタルフィ
ルタ22は、このような黒点Nの発生を防止するために設
けられている。以下、このデジタルフィルタ22によるフ
ィルタリング処理について詳しく説明する。
デジタルフィルタ22は1枚の画像を担うデジタル画像信
号Sdを受け、この信号Sdのうち各注目画素Aについ
ての画像信号aを、画素Aの主走査方向隣接画素B
(第3図参照)についての各画像信号b、b
比較し、 a>bかつa>b、そしてb≧bならば
aをbに a>bかつa>b、そしてb>bならば
aをbに その他の場合には aをそのままaに 変換する。分かりやすく図示すれば、上記の場合は第
4A図、の場合は第4B図、の場合は第4C図ある
いは第4D図に示すように画像信号aが変換される。以
上の処理は、注目画素Aを1つずつずらして行って、全
画素の画像信号について行なわれる。
環境放射線等による蓄積放射線エネルギーは、先に述べ
たような特異的な値および分布範囲をとるから、第4A
図、第4B図に示すように1つの画素に関する画像信号
aがその隣接画素についての画像信号b、bよりも
大きく突出している場合、この突出した成分は上記放射
線エネルギーによるノイズ成分と見なすことができる。
したがってこの突出した成分をカットする上記のフィル
タリング処理を行なえば、該処理後の信号Sd′に基づ
いて再生された画像には、前述の黒点Nが発生しない。
なお本例のデジタルフィルタ22は、ノイズありの場合に
は画像信号aをbとbのうちの大きい方の値に変換
するように構成されているが、画像信号aを画像信号b
とbのうちの小さい方の値、あるいは双方の平均値
等に変換するようにしてもよい。さらに上記実施例では
a>bかつa>bのときノイズありとみなすように
しているが、T、Tを所定値として、 a>b+T かつ a>b+T ならばノイズありとみなすようにしてもよい。なおT
とTは互いに等しい値でも、あるいは異なる値でもよ
い。
また上記実施例においては、一次元方向に並ぶ画素Aと
その隣接画素B、Bについて画像信号値を比較して
いるが、2次元方向に並ぶ画素について信号値の比較を
行なってノイズ検出を行なうことも可能である。以下、
そのような実施例について説明する。第5図図示のよう
に注目画素をAとし、その主走査方向隣接画素をB
、副走査方向隣接画素をB、Bとする。そして
注目画素Aについての画像信号をa、隣接画素B、B
、B、Bについての画像信号をそれぞれb、b
、b、bとすると、 a>b、a>b、a>b、a>b がすべて満たされたならばノイズありとみなして、画像
信号aを画像信号b〜bに近い値(つまり前述のよ
うにそれらの最大値、最小値、平均値さらには中央値
等)に変換すればよい。上述の方法も、基本的には第1
図の装置と同様の装置によって実施可能であり、デジタ
ルフィルタ22の構成を変更すればよい(以下、同様)。
さらには第6図に示すように、上記隣接画素B〜B
の画像信号b〜bに加えて、斜め方向の隣接画素B
〜Bの画像信号b〜bについても検討し、 a>b、a>b、a>b、a>b a>b、a>b、a>b、a>b がすべて満たされたときノイズありとみなすようにして
もよい。以上のように画像信号aと比較する画像信号の
数を増やすほど、ノイズ検出の処理は複雑化するが、そ
の一方ノイズ検出の精度は向上する。なおこの場合画像
信号aは、画像信号b〜bの最大値、最小値、平均
値、中央値の他に、画像信号b〜bの平均値および
分散に基づいて発生させたランダムな値等に変換しても
よい。
以上説明した実施例においては、各画素Aとその隣接画
素についての画像信号を比較してノイズ有無を検出する
ようにしているが、画素サイズ等によっては前記環境放
射線のエネルギーが1画素分以上の広い領域に蓄積する
ことがあり、そのような場合は、各注目画素Aの隣接画
素よりもさらに離れた画素に関する画像信号を利用して
ノイズ検出を行なうことも可能である。以下、そのよう
な実施例について説明する。この実施例においては第7
図に示すように、注目画素Aと、この画素Aの主走査方
向隣接画素C、Cのさらに外側の画素B、B
ついての画像信号a、b、bを比較する。そしてT
、Tを所定値として、 a>b+T かつ a>b+T ならばノイズありとみなす。なお所定値TとTは互
いに等しくても、異なっていてもよい。そしてこのノイ
ズありの場合、デジタルフィルタ22は、画像信号aを画
像信号b、bに近い値(つまり前述のようにそれら
の大きい方の値、小さい方の値、あるいは平均値等)に
変換する。
この場合は、上述のように画像信号aのみを変換しても
よいが、好ましくは注目画素Aの隣接画素C、C
関する画像信号c、cも、画像信号aに対するのと
同様に変換する。そのようにする場合、各画像信号は最
高で合計3回の変換受けることになるので、各変換値を
メモリに記憶しておき、それらの変換値の最大値、最小
値、平均値あるいは中央値等を最終的な変換値とすれば
よい。またこのの場合各画素Aの画像信号aは、3回の
ノイズ検出処理において、ある場合はノイズありとみな
され、ある場合はノイズ無しとみなされることがある。
このようなことに対応するためには、例えば各注目画素
Aの画像信号aが3回のノイズ検出処理で3回ともノイ
ズ無しとされた場合のみについて該画素Aについての信
号値を最終的に原信号aのままとするようにし、他方一
回でもノイズありとされた場合は上記の変換処理を行な
うようにすればよい。
以上述べたように、各注目画素Aの隣接画素よりもさら
に離れた画素に関する画像信号をノイズ検出に利用する
場合でも、2次元方向に並ぶ画素についての信号値に基
づいてノイズ検出を行なうことが可能である。以下、こ
のような実施例について説明する。第8図図示のように
注目画素をAとし、その8個の隣接画素をそれぞれ
、C、C、C、C、C、C、C
し、それらの画素C〜Cに画素Aと反対側から隣接
する画素をそれぞれB、B、B、B、B、B
、B、Bとし、これらの画素B〜Bについて
の各画像信号をb〜bとする。そしてT〜T
所定値として、 a>b+T、a>b+T…… a>b+T がすべて満たされたとき、画像信号aにノイズが含まれ
るとみなす。
上記条件が満たされたときの画像信号aの変換は、前述
の実施例におけるのと同様に行なえばよい。この場合
も、画像信号aにノイズが含まれるときは、該画像信号
aのみを画像信号b〜bに近い値に変換してもよい
し、あるいは注目画素Aの隣接画素C〜Cに関する
画像信号c〜cをすべて上記画像信号aに対するの
と同様に変換してもよい。
次に本発明の第2の方法について説明する。この第2の
方法は、第1図の装置において、デジタルフィルタ22の
構成を変更することによって実行されうる。まずこの第
2の方法の第1実施例について説明する。デジタルフィ
ルタ22はまず、第9図に示すように主走査方向に隣接し
て並ぶ3画素A、A、Aについての画像信号
、a、aの代表値a(例えば中央値、平均値
等)を求める。そしてデジタルフィルタ22は、これらの
注目画素A〜Aの主走査方向隣接画素B、B
ついての画像信号b、bと、上記代表値aとを比
較し、 a>bかつa>b、そしてb≧bならば
〜aをbに a>bかつa>b、そしてb>bならば
〜aをbに その他の場合には a〜aをそのままa〜aに 変換する。以上の処理は、注目画素A〜Aを3つず
つずらして順次行なわれる。
このようにすることにより、再生画像において前述の黒
点Nが発生することが防止される。この方法において
は、注目画素を1つずつずらして行く場合に比べると、
上記比較処理の回数が少なくなるので、ノイズ検出およ
び消去処理がより高速で行なわれうる。なお、ノイズあ
りの場合に画像信号a〜aを、画像信号bとb
のうちの小さい方の値、あるいは双方の平均値等に変換
するようにしてもよい。さらに上記実施例ではa>b
かつa>bのときノイズありとみなすようにして
いるが、T、Tを所定値として、 a>b+Tかつa>b+T ならばノイズありとみなすようにしてもよい。なおT
とTは互いに等しい値でも、あるいは異なる値でもよ
い。
また第10図に示すように、上記隣接画素B、Bのさ
らに隣の画素B、Bの画像信号値も考慮して、 a>b+T>b+T>b+T>b+T がすべて満たされたときに、画像信号a〜aにノイ
ズありとみなすようにしてもよい。
また上記実施例においては、一次元方向に並ぶ画素A
〜Aとその隣接画素B、B(さらにはその隣の画
素B、B)について画像信号値(一方は代表値であ
る)を比較しているが、2次元方向に並ぶ画素について
信号値の比較を行なってノイズ検出を行なうことも可能
である。以下、そのような実施例について説明する。第
11図図示のように注目画素をA〜Aとし、その主走
査方向隣接画素をB、B、副走査方向隣接画素をB
、Bとする。そして注目画素A〜Aについての
画像信号中央値をa、隣接画素B、B、B、B
についての画像信号をそれぞれb、b、b、b
とすると、 a>b、a>b、 a>b、a>b がすべて満たされたならばノイズありとみなして、画像
信号a〜aを画像信号b〜bに近い値(つまり
前述のようにそれらの最大値、最小値、平均値さらには
中央値等)に変換すればよい。
また第12図に示すように、2次元的に相隣接する9画素
〜Aを注目画素として、これらの画素A〜A
についての画像信号a〜aの代表値aを求め、こ
れらの画素A〜Aに対して縦、横、斜め方向に隣接
する画素B〜Bの各画像信号b〜bと、上記代
表値aとを比較して、 a>b+T……a>b+T がすべて満たされたならば、画像信号a〜aにノイ
ズありとみなすようにしてもよい。
(発明の効果) 以上詳細に説明した通り本発明のノイズ検出方法によれ
ば、蓄積性蛍光体中の放射性同位元素が放射する放射線
や、環境放射線のエネルギーが蓄積性蛍光体シートに蓄
積しても、読取画像信号中のノイズ成分を正確に検出で
き、それによりこのノイズ成分を正確に除去することが
可能となる。したがって再生放射線画像において前述の
黒点が生じることを防止できるので、再生放射線画像の
画質が高められ、その診断性能が大いに向上する。また
ノイズ源となる放射線エネルギーの蓄積を避けるために
蓄積性蛍光体シートの管理に多大な注意を払う必要がな
くなるので、特に大病院等、多くの蓄積性蛍光体シート
を扱う機関においては蓄積性蛍光体シートの管理が容易
化される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法によりノイズ検出を行なう手段を備
えた放射線画像情報読取装置の一例を示す概略図、 第2図は本発明に係る黒点が現れた再生放射線画像の例
を示す概略図、 第3図および第4A〜4D図は本発明の第1の方法の第
1実施例を説明するための説明図、 第5、6、7および8図はそれぞれ、本発明の第1の方
法の第2、3、4および5実施例を説明するための説明
図 第9、10、11および12図はそれぞれ、本発明の第2の方
法の第1、2、3および4実施例を説明するための説明
図である。 10……蓄積性蛍光体シート 11……シート搬送手段、12……レーザ光源 13……レーザビーム、14……光偏向器 15……輝尽発光光、17……フォトマルチプライヤー 20……ログアンプ、21……A/D変換器 22……デジタルフィルタ A、A〜A……注目画素 a……注目画素に関する画像信号 B〜B……注目画素の近傍画素 b、b……近傍画素に関する画像信号
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/62 390 A 9287−5L 15/68 350 9191−5L

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射線画像情報が蓄積記録されている蓄積
    性蛍光体シートに励起光を照射し、この励起光の照射を
    受けたシートの箇所から発生する輝尽発光光を光検出器
    により光電的に読み取って得られた、前記放射線画像情
    報を担う画像信号に含まれるノイズを検出する方法であ
    って、 各注目画素Aについての前記画像信号aを、該画素A近
    傍の複数の画素B、B……Bに関する各画像信号
    、b……bに所定値T、T……Tを加え
    た値のそれぞれ(b+T)、(b+T)……
    (b+T)と比較し、 これらの値(b+T)、(b+T)……(b
    +T)のいずれよりも画像信号aが大きな値をとった
    場合に、該画像信号aにノイズが含まれているとみなす
    ことを特徴とする画像信号のノイズ検出方法。
  2. 【請求項2】前記各注目画素Aに隣接する2つの画素B
    、Bについての画像信号をb、bとしたとき、 a>b かつ a>b ならば画像信号aにノイズが含まれているとみなすこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の画像信号のノ
    イズ検出方法。
  3. 【請求項3】前記各注目画素Aに横方向に隣接する2つ
    の画素B、Bについての画像信号をb、b
    し、 前記各注目画像Aに縦方向に隣接する2つの画素B
    についての画像信号をb、bとしたとき、 a>b、a>b、a>b、a>b がすべて満たされたならば画像信号aにノイズが含まれ
    ているとみなすことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の画像信号のノイズ検出方法。
  4. 【請求項4】前記各注目画素Aに横方向に隣接する2つ
    の画素B、Bについての画像信号をb、b
    し、 前記各注目画像Aに縦方向に隣接する2つの画素B
    についての画像信号をb、bとし、 前記各注目画像Aに斜め方向に隣接する2つの画素
    、BおよびB、Bについての画像信号をそれ
    ぞれb、bおよびb、bとしたとき、 a>b、a>b、a>b、a>b a>b、a>b、a>b、a>b がすべて満たされたならば画像信号aにノイズが含まれ
    ているとみなすことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の画像信号のノイズ検出方法。
  5. 【請求項5】前記各注目画素Aに隣接する2つの画素を
    、C、これらの画素C、Cの各々に注目画素
    Aと反対側から隣接する画素B、Bについての画像
    信号をb、bとしたとき、 a>b+T かつ a>b+T ならば画像信号aにノイズが含まれているとみなすこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の画像信号のノ
    イズ検出方法。
  6. 【請求項6】前記各注目画素Aに横方向に隣接する2つ
    の画素をC、C、これらの画素C、Cの各々に
    注目画素Aと反対側から隣接する画素B、Bについ
    ての画像信号をb、bとし、 前記各注目画素Aに縦方向に隣接する2つの画素を
    、C、これらの画素C、Cの各々に注目画素
    Aと反対側から隣接する画素B、Bについての画像
    信号をb、bとしたとき、 a>b+T、a>b+T a>b+T、a>b+T がすべて満たされたならば画像信号aにノイズが含まれ
    ているとみなすことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の画像信号のノイズ検出方法。
  7. 【請求項7】前記各注目画素Aに横方向に隣接する2つ
    の画素をC、C、これらの画素C、Cの各々に
    注目画素Aと反対側から隣接する画素B、Bについ
    ての画像信号をb、bとし、 前記各注目画素Aに縦方向に隣接する2つの画素を
    、C、これらの画素C、Cの各々に注目画素
    Aと反対側から隣接する画素B、Bについての画像
    信号をb、bとし、 前記各注目画素Aに斜め方向に隣接する2つの画素をC
    、CおよびC、C、これらの画素C、C
    よびC、Cの各々に注目画素Aと反対側から隣接す
    る画素B、BおよびB、Bについての画像信号
    をb、bおよびb、bとしたとき、 a>b+T、a>b+T a>b+T、a>b+T a>b+T、a>b+T a>b+T、a>b+T がすべて満たされたならば画像信号aにノイズが含まれ
    ているとみなすことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の画像信号のノイズ検出方法。
  8. 【請求項8】放射線画像情報が蓄積記録されている蓄積
    性蛍光体シートに励起光を照射し、この励起光の照射を
    受けたシートの箇所から発生する輝尽発光光を光検出器
    により光電的に読み取って得られた、前記放射線画像情
    報を担う画像信号に含まれるノイズを検出する方法であ
    って、 互いに隣接する複数の注目画素A〜Aについての画
    像信号a〜aの代表値aを求め、 この代表値aを、注目画素A〜A近傍の複数の画
    素B、B……Bに関する各画像信号b、b
    …bに所定値T、T……Tを加えた値のそれぞ
    れ(b+T)、(b+T)……(b+T
    と比較し、 これらの値(b+T)、(b+T)……(b
    +T)のいずれよりも代表値aが大きな値をとった
    場合に、前記画像信号a〜aにノイズが含まれてい
    るとみなすことを特徴とする画像信号のノイズ検出方
    法。
  9. 【請求項9】前記複数の注目画素A〜Aに隣接する
    2つの画素B、Bについての画像信号をb、b
    としたとき、 a>b かつ a>b ならば画像信号a〜aにノイズが含まれているとみ
    なすことを特徴とする特許請求の範囲第8項記載の画像
    信号のノイズ検出方法。
  10. 【請求項10】前記複数の注目画素A〜Aに横方向
    に隣接する2つの画素B、Bについての画像信号を
    、bとし、 前記複数の注目画像A〜Aに縦方向に隣接する2つ
    の画素B、Bについての画像信号をb、bとし
    たとき、 a>b、a>b、 a>b、a>b がすべて満たされたならば画像信号a〜aにノイズ
    が含まれているとみなすことを特徴とする特許請求の範
    囲第8項記載の画像信号のノイズ検出方法。
  11. 【請求項11】前記複数の注目画素A〜Aに横方向
    に隣接する2つの画素B、Bについての画像信号を
    、bとし、 前記複数の注目画像A〜Aに縦方向に隣接する2つ
    の画素B、Bについての画像信号をb、b
    し、 前記複数の注目画像A〜Aに斜め方向に隣接する2
    つの画素B、BおよびB、Bについての画像信
    号をそれぞれb、bおよびb、bとしたとき、 a>b、a>b、a>b、 a>b、a>b、a>b、 a>b、a>b がすべて満たされたならば画像信号a〜aにノイズ
    が含まれているとみなすことを特徴とする特許請求の範
    囲第8項記載の画像信号のノイズ検出方法。
  12. 【請求項12】前記注目画素A〜Aに隣接する2つ
    の画素をC、C、これらの画素C、Cの各々に
    注目画素A〜Aと反対側から隣接する画素B、B
    についての画像信号をb、bとしたとき、 a>b+Tかつa>b+T ならば画像信号a〜aにノイズが含まれているとみ
    なすことを特徴とする特許請求の範囲第8項記載の画像
    信号のノイズ検出方法。
  13. 【請求項13】前記注目画素A〜Aに横方向に隣接
    する2つの画素をC、C、これらの画素C、C
    の各々に注目画素A〜Aと反対側から隣接する画素
    、Bについての画像信号をb、bとし、 前記注目画素A〜Aに縦方向に隣接する2つの画素
    をC、C、これらの画素C、Cの各々に注目画
    素A〜Aと反対側から隣接する画素B、Bにつ
    いての画像信号をb、bとしたとき、 a>b+T、a>b+T>b+T、a>b+T がすべて満たされたならば画像信号a〜aにノイズ
    が含まれているとみなすことを特徴とする特許請求の範
    囲第8項記載の画像信号のノイズ検出方法。
  14. 【請求項14】前記注目画素A〜Aに横方向に隣接
    する2つの画素をC、C、これらの画素C、C
    の各々に注目画素A〜Aと反対側から隣接する画素
    、Bについての画像信号をb、bとし、 前記注目画素A〜Aに縦方向に隣接する2つの画素
    をC、C、これらの画素C、Cの各々に注目画
    素A〜Aと反対側から隣接する画素B、Bにつ
    いての画像信号をb、bとし、 前記注目画素A〜Aに斜め方向に隣接する2つの画
    素をC、CおよびC、C、これらの画素C
    およびC、Cの各々に注目画素A〜Aと反
    対側から隣接する画素B、BおよびB、Bにつ
    いての画像信号をb、bおよびb、bとしたと
    き、 a>b+T、a>b+T>b+T、a>b+T>b+T、a>b+T>b+T、a>b+T がすべて満たされたならば画像信号a〜aにノイズ
    が含まれているとみなすことを特徴とする特許請求の範
    囲第8項記載の画像信号のノイズ検出方法。
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