JP3466752B2 - 歯車間欠回転伝達装置およびシート給送装置および画像形成装置 - Google Patents

歯車間欠回転伝達装置およびシート給送装置および画像形成装置

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JP3466752B2 JP03050595A JP3050595A JP3466752B2 JP 3466752 B2 JP3466752 B2 JP 3466752B2 JP 03050595 A JP03050595 A JP 03050595A JP 3050595 A JP3050595 A JP 3050595A JP 3466752 B2 JP3466752 B2 JP 3466752B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機,プリンタ,ファ
クシミリ等の画像形成装置に備えたシート給送カセット
等のシート収容部からシートを一枚ずつ送り出すシート
給送装置において、ピックアップローラやシート分離ロ
ーラ対のフィードローラ等に回転力を間欠的に伝達する
歯車間欠回転伝達装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタ等にあっては積載した
シートを記録手段へ一枚ずつ分離給送するシート給送装
置が備えられており、このシートを一枚ずつ分離する方
式として逆転ローラを用いた所謂リタード分離方式があ
る。これは間欠回転する半月給紙ローラで給送されたシ
ートを、シート給送方向に回転するフィードローラと、
シートを戻す方向に回転するリタードローラによって分
離するものである。
【0003】上記半月給紙ローラやフィードローラ等へ
の駆動力伝達はギア列によるものが一般的であるが、そ
のギアの一部に欠歯ギアを用い、モータからの駆動力を
間欠回転する半月給紙ローラ等に伝達するものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、駆動伝
達に上記のように欠歯ギアを用いた場合、例えば駆動歯
車から欠歯ギアを介して従動歯車へと駆動伝達する際
に、欠歯ギアの切欠端部の噛み合いがスムーズに行われ
ないと、歯先同士が突き当たって食い込んで歯車の回転
が止まってしまうおそれがあり、また耐久性も悪くなっ
てしまう。
【0005】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、欠歯ギアに対する駆動歯車,
従動歯車の噛み合いにおいて、歯先同士が突き当たって
食い込むことなく噛み合いがスムーズにでき、更に欠歯
ギアの耐久性を向上させた歯車間欠回転伝達装置を提供
せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、駆動歯車と従動歯車が
対向する位置に夫々欠歯部分を有すると共に他の位置に
有歯部分を有する欠歯ギアと、前記欠歯ギアと同軸上に
外周の一箇所に切欠部を設けた切欠カムを配置した欠歯
クラッチギアを有し、前記切欠カムの切欠部に係止する
フックを外した時に、前記欠歯ギアの有歯部分が前記駆
動歯車と前記従動歯車の夫々に噛み合うように回動付勢
させるバネ部材を備えた歯車間欠回転伝達装置におい
て、前記欠歯ギアの夫々の欠歯部分の歯の切欠端部から
回転方向に続く少なくとも第1歯目以降の歯は、駆動伝
達側歯面の頂上部の高さが非駆動伝達側歯面の頂上部の
高さより高くなるようにカットしたことを特徴とする。
【0007】また、前記欠歯ギアは弾性を有する材料で
形成され、前記夫々の欠歯部分の歯の切欠端部から回転
方向に続く数歯分に変形用スリットを設け、前記変形用
スリットの終端に応力分散のための穴を有して構成した
ことを特徴とする。
【0008】また、前記欠歯ギアの欠歯部分の歯の切欠
端部から回転方向に続く第1歯目をピッチ円付近からカ
ットして第2歯目以降の歯たけより低くなるように構成
したことを特徴とする。
【0009】また、本発明に係るシート給送装置は、前
記歯車間欠回転伝達装置を有するものであり、本発明に
係る画像形成装置は、前記シート給送装置と、前記シー
ト給送装置により給送されたシートに画像情報に対応し
て記録する記録手段と、を有することを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明に係る歯車間欠回転伝達装置は、欠歯ギ
アの夫々の欠歯部分の歯の切欠端部から回転方向に続く
少なくとも第1歯目以降の歯は、駆動伝達側歯面の頂上
部の高さが非駆動伝達側歯面の頂上部の高さより高くな
るようにカットする(即ち、駆動歯車側の欠歯部分の歯
の切欠端部から回転方向に続く有歯部分と、従動歯車側
の欠歯部分の歯の切欠端部から回転方向に続く有歯部分
と、では歯の頂上部のカット方向が逆になるように構成
する)ことで駆動歯車側と従動歯車側の両方での歯の噛
み合いがスムーズになり、歯先同士の当りもなくなる。
【0011】また、欠歯部分から回転方向に続く変形用
スリットの終端に応力集中を分散するための穴を設けた
ことで変形用スリットの根元での折れを防止することが
出来る。
【0012】また、前記歯車間欠回転伝達装置を有する
シート給送装置を備えた画像形成装置は、前記歯車間欠
回転伝達装置が有する作用を発揮してスムーズに給送さ
れたシートに画像を記録することが出来る。
【0013】
【実施例】図により本発明に係る歯車間欠回転伝達装置
を有するシート給送装置を備えた画像形成装置の一例と
してリタード分離方式のシート給送装置を備えたレーザ
ービームプリンタについて説明する。尚、以下の説明で
はシートとして記録紙を適用した場合について説明する
が、合成樹脂等で構成した各種シートを適用することも
出来る。
【0014】図1はリタード分離方式のシート給送装置
を備えたレーザービームプリンタの断面説明図、図2は
リタード分離方式のシート給送装置の駆動機構を示す斜
視図、図3は欠歯クラッチギア部の側面から見た要部拡
大図である。
【0015】図1において、カセット50に積載されてい
る記録紙Pは、給送回転体となる半月給紙ローラ1によ
りピックアップされシート分離ローラ対2によって一枚
ずつに分離されて搬送ローラ対3によってレジ前ガイド
51に沿ってレジストローラ対52に搬送される。
【0016】その後、記録手段となるプロセスカートリ
ッジ4内に配置された電子写真感光体としての感光体ド
ラム53の回転に合わせてレジストローラ対52により記録
紙Pは搬送され、転写ローラ54により記録紙P上に感光
体ドラム53上のトナー像が転写される。
【0017】その後、記録紙Pは分離ガイド55,搬送ガ
イド56,入口ガイド57にガイドされ定着ローラ58および
加圧ローラ59のローラ対により加熱,加圧されて記録紙
P上のトナー像が永久像として定着する。この時、記録
紙Pは定着ローラ58に巻き付くので分離爪60により強制
的に分離され定着排紙ローラ61,62により搬送され、搬
送ガイドリブ64に沿って搬送される。
【0018】更に、記録紙Pは搬送ローラ対65により搬
送ガイド66,67に沿って搬送されカール取りを兼ねた排
出装置68によりフェースダウントレイT上に排出積載さ
れる。
【0019】次に本発明に係る歯車間欠回転伝達装置に
ついて具体的に説明する。図3に示すように、樹脂等の
弾性を有する材料で成形された欠歯ギア31の駆動歯車と
なるアイドラギア10に対向する欠歯部分31aと、従動歯
車となる第2ギア19に対向する欠歯部分31bの夫々の歯
の切欠端部から回転方向に続く第1歯から第3歯の歯は
駆動伝達側歯面Aの頂上部の高さが非駆動伝達側歯面B
の頂上部の高さより高くなるように夫々カットされてい
る。ここで、前記頂上部の高さは、夫々の歯面の歯元か
ら前記カットされていない歯面先端までの高さである。
【0020】即ち、アイドラギア10側の欠歯部分31aの
歯の切欠端部から回転方向に続く有歯部分31cと、第2
ギア19側の欠歯部分31bの歯の切欠端部から回転方向に
続く有歯部分31cとでは図3に示すように歯の頂上部の
カット方向が逆方向となっている。
【0021】更に、アイドラギア10に対向する欠歯部分
31a、および第2ギア19に対向する欠歯部分31bの夫々
の歯の切欠端部から回転方向に続く有歯部分31cの夫々
の第1歯目をピッチ円r1付近からカットし、第2歯
目,第3歯目は歯先円r2からカットして構成する。
【0022】また、欠歯部分31a,31bの夫々の歯の切
欠端部から回転方向に続く数歯分に変形用スリット33
a,33bが夫々設けられ、夫々のスリット33a,33bの
終端には応力集中を防ぐための穴34a,34bが設けられ
ている。
【0023】図2において、半月給紙ローラ1とシート
分離ローラ対2のフィードローラ2aには一回転欠歯ク
ラッチギア29により一回転間欠駆動の回転力が伝達され
るようになっている。
【0024】欠歯クラッチギア29は、切欠部30aを設け
た切欠カム30と同軸上で段違いに欠歯部分31a,31bを
有する欠歯ギア31とを固定して一体的に回転するように
なっており、欠歯ギア31の欠歯部分31aがアイドラギア
10に対向し、欠歯部分31bが第2ギア19に夫々対向した
位置で、切欠カム30の切欠部30aに係止したソレノイド
6のフックとなるアーマチュア6aを外した時に、欠歯
ギア31の有歯部分31cがアイドラギア10および第2ギア
19に夫々噛み合うように回動付勢させるスプリング32を
有して構成されている。
【0025】欠歯クラッチギア29は給紙軸18に対してD
カット部18aで軸固定され、更にこのDカット部18aに
よって欠歯クラッチギア29と半月給紙ローラ1との位置
決めがなされるので調整が不要である。
【0026】切欠カム30の切欠部30aがアーマチュア6
aに係止されている状態において、駆動モータ8からモ
ータ軸ギア9,アイドラギア10へと伝達されてきた回転
力は欠歯ギア31とアイドラギア10が噛み合ってないので
欠歯ギア31には伝達されず半月給紙ローラ1は止まった
ままである。
【0027】また、欠歯ギア31と第2ギア19も噛み合っ
てないので第2ギア19からフィードローラ2aにつなが
る駆動系は回転自由状態にある。従って、フィードロー
ラ2aは駆動モータ8からモータ軸ギア9,アイドラギ
ア11,リタードローラ2bの駆動ギア12,駆動軸13,ジ
ョイント14,トルクリミッタ16を介して伝達された回転
力によりシートを戻す方向に回転しているリタードロー
ラ2bに連れ回りして図2の破線矢印a方向に回転して
いる。
【0028】更に、駆動ギア12の回転力はアイドラギア
24を介して搬送ローラ3aの駆動ギア(軸固定ギア)25
に伝達され、搬送ローラ駆動軸26を回転させ搬送ローラ
3aをシート搬送方向に回転させる。搬送ローラ3bは
搬送ローラ3aに連れ回りする。
【0029】今、前記状態よりソレノイド6に通電して
アーマチュア6aを引く。アーマチュア6aが引かれて
切欠カム30の切欠部30aによる係止状態が解除されると
欠歯クラッチギア29はスプリング32により時計方向(図
2の矢印b方向)に回転し、先ず反時計方向(図2の矢
印c方向)に回転しているアイドラギア10と欠歯ギア31
の欠歯部分31aの歯の切欠端部から回転方向に続く有歯
部分31cが噛み合いを開始し、駆動モータ8からの回転
力が欠歯ギア31に伝達される。
【0030】上述のようにアイドラギア10に対向する欠
歯部分31aの歯の切欠端部から回転方向に続く有歯部分
31cの第1歯目をピッチ円r1付近からカットし、第2
歯目,第3歯目は歯先円r2からカットして構成したこ
とで欠歯ギア31はアイドラギア10に歯先同士が当たるこ
となくスムーズに噛み合っていく。
【0031】仮に歯先同士が当たったとしても第1歯目
は歯たけが低いので変形用スリット33aの働きで簡単に
歯先が逃げて第2歯目が噛み合い確実に駆動力を伝達し
ていく。
【0032】欠歯ギア31がアイドラギア10と噛み合って
少し回転すると、もう一つの欠歯部分31bの歯の切欠端
部から回転方向に続く有歯部分31cが第2ギア19と噛み
合いを開始する。そして、欠歯部分31bの歯の切欠端部
から回転方向に続く有歯部分31cも前記と同様にスムー
ズに歯車が噛み合って回転駆動力を伝達していく。
【0033】ただし、この場合は、第2ギア19が対向す
る有歯部分31cの歯の頂上部のカット方向は前記のアイ
ドラギア10が対向する有歯部分31cのカット方向とは逆
方向になっており、アイドラギア10が対向する有歯部分
31cの歯の頂上部の駆動伝達側歯面Aの配置方向とは逆
方向に駆動伝達側歯面Aが配置されるので、第2ギア19
に対しても駆動伝達側歯面Aが有効に噛み合うことが出
来る。
【0034】上述のようにアイドラギア10からの回転力
が欠歯ギア31に伝達され回転を始めて暫くすると、欠歯
ギア31は第2ギア19と噛み合い回転力を伝達する。その
後、第2ギア19,駆動軸20,第3ギア21,フィードロー
ラ2aの駆動ギア22へと回転力は伝達され、フィードロ
ーラ2aはシート搬送方向に回転を始める。
【0035】ここで、フィードローラ2aはフィードロ
ーラ軸23に固定されており、ワンウェイクラッチ等の回
転体拘束解除手段も不要である。一方、リタードローラ
2bはトルクリミッタ16の所定以上のトルクが作用する
のでフィードローラ2aに連れ回りを始めてシート搬送
方向に回転する。
【0036】欠歯クラッチギア29は一回転して切欠カム
30の切欠部30aがソレノイド6のアーマチュア6aに再
び引っ掛かると最初の状態に戻り、再びソレノイド6の
アーマチュア6aが引かれるまで回転することはない。
【0037】そして、欠歯クラッチギア29の一回転が半
月給紙ローラ1をシート搬送方向に一回転させ、記録紙
Pをシート分離ローラ対2へ搬送し、シート分離ローラ
対2は記録紙Pを搬送ローラ対3へ搬送する。
【0038】ここで、半月給紙ローラ1でピックアップ
されてきた記録紙Pが二重以上であった場合、記録紙P
同士の摩擦力はローラと記録紙P或いはローラ同士の摩
擦力に比べて小さいので記録紙P同士は滑りを生じ、リ
タードローラ2bにはトルクリミッタ16の所定以下のト
ルクしか作用しないので、リタードローラ2bは駆動ギ
ア12の回転方向と同じシートを戻す方向(図2の破線矢
印d方向)に回転を始め、リタードローラ2b側(下
側)の記録紙Pを順次カセット50の方へ戻して記録紙P
を一枚ずつに分離する。
【0039】記録紙Pが搬送ローラ対3により搬送され
ている時、その後端部はまだシート分離ローラ対2のニ
ップ部に挟まれている状態がしばらく続く。この時、フ
ィードローラ2aは回転フリー状態にあるので記録紙P
に連れ回りし、リタードローラ2bもトルクリミッタ16
の所定以上のトルクが作用しているので記録紙Pに連れ
回りする。
【0040】記録紙Pの後端がシート分離ローラ対2の
ニップ部を抜けるとリタードローラ2bには所定以下の
トルクしか作用しないのでシートを戻す方向に回転を始
めフィードローラ2aは回転フリー状態のリタードロー
ラ2bに連れ回りする。
【0041】
【発明の効果】本発明に係る歯車間欠回転伝達装置は、
上述の如き構成と作用とを有するので、欠歯ギアの欠歯
部分の歯の切欠端部から回転方向に続く少なくとも第1
歯目以降の歯の駆動伝達側歯面の頂上部の高さが非駆動
伝達側歯面の頂上部の高さより高くなるようにカットす
ることで、歯車同士の歯先が当たることなくスムーズな
噛み合いが行える。
【0042】更に、欠歯ギアの欠歯部分の歯の切欠端部
から回転方向に続く第1歯目をピッチ円付近からカット
して歯たけを低くし、変形用スリットを設けることでよ
りスムーズな噛み合いが行える。
【0043】また、変形用スリットの終端に応力分散の
ための穴を設けることで欠歯ギアの耐久性も向上し、特
に高速回転の欠歯クラッチギアにおいて有利である。
【0044】また、前記歯車間欠回転伝達装置を有する
シート給送装置を備えた画像形成装置は、該歯車間欠回
転伝達装置が有する作用を発揮してシート給送装置によ
りスムーズに給送されたシートに画像を記録することが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】リタード分離方式のシート給送装置を備えたレ
ーザービームプリンタの断面説明図である。
【図2】リタード分離方式のシート給送装置の駆動機構
を示す斜視図である。
【図3】欠歯クラッチギア部の側面から見た要部拡大図
である。
【符号の説明】
1…半月給紙ローラ、2…シート分離ローラ対、3…搬
送ローラ対、4…プロセスカートリッジ、6…ソレノイ
ド、6a…アーマチュア、10…アイドラギア、19…第2
ギア、29…欠歯クラッチギア、30…切欠カム、30a…切
欠部、31…欠歯ギア、31a,31b…欠歯部分、31c…有
歯部分、32…スプリング、33a,33b…変形用スリッ
ト、34a,34b…穴、50…カセット、51…レジ前ガイ
ド、52…レジストローラ対、53…感光体ドラム、54…転
写ローラ、55…分離ガイド、56…搬送ガイド、57…入口
ガイド、58…定着ローラ、59…加圧ローラ、60…分離
爪、61,62…定着排紙ローラ、64…搬送ガイドリブ、65
…搬送ローラ対、66,67…搬送ガイド、68…排出装置、
T…フェースダウントレイ、P…記録紙、A…駆動伝達
側歯面、B…非駆動伝達側歯面、r1…ピッチ円、r2
…歯先円
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−228368(JP,A) 特開 平6−48588(JP,A) 特開 平5−149391(JP,A) 特開 平5−319255(JP,A) 特開 平6−50406(JP,A) 実開 昭64−45627(JP,U) 実開 昭57−150653(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 27/08 B65H 3/06 350 G05G 15/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動歯車と従動歯車が対向する位置に夫
    々欠歯部分を有すると共に他の位置に有歯部分を有する
    欠歯ギアと、前記欠歯ギアと同軸上に外周の一箇所に切
    欠部を設けた切欠カムを配置した欠歯クラッチギアを有
    し、前記切欠カムの切欠部に係止するフックを外した時
    に、前記欠歯ギアの有歯部分が前記駆動歯車と前記従動
    歯車の夫々に噛み合うように回動付勢させるバネ部材を
    備えた歯車間欠回転伝達装置において、 前記欠歯ギアの夫々の欠歯部分の歯の切欠端部から回転
    方向に続く少なくとも第1歯目以降の歯は、駆動伝達側
    歯面の頂上部の高さが非駆動伝達側歯面の頂上部の高さ
    より高くなるようにカットしたことを特徴とする歯車間
    欠回転伝達装置。
  2. 【請求項2】 前記欠歯ギアは弾性を有する材料で形成
    され、 前記夫々の欠歯部分の歯の切欠端部から回転方向に続く
    数歯分に変形用スリットを設け、 前記変形用スリットの終端に応力分散のための穴を有し
    て構成したことを特徴とする請求項1に記載の歯車間欠
    回転伝達装置。
  3. 【請求項3】 前記欠歯ギアの欠歯部分の歯の切欠端部
    から回転方向に続く第1歯目をピッチ円付近からカット
    して第2歯目以降の歯たけより低くなるように構成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の歯車間欠回転伝達装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の歯
    車間欠回転伝達装置を有することを特徴とするシート給
    送装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のシート給送装置と、 前記シート給送装置により給送されたシートに画像情報
    に対応して記録する記録手段と、 を有することを特徴とした画像形成装置。
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