JP3466462B2 - 高温気体用断熱弁箱 - Google Patents

高温気体用断熱弁箱

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JP3466462B2
JP3466462B2 JP06689098A JP6689098A JP3466462B2 JP 3466462 B2 JP3466462 B2 JP 3466462B2 JP 06689098 A JP06689098 A JP 06689098A JP 6689098 A JP6689098 A JP 6689098A JP 3466462 B2 JP3466462 B2 JP 3466462B2
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JP
Japan
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valve
heat insulating
valve box
insulating material
ceiling
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豊 藤川
伸彦 若林
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Kurimoto Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、高温気体の流路
を開閉する弁体が収納される断熱弁箱に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】高温気体の流路に設置される弁の例とし
て、熱風路の出口に取り付けられ、高炉内への熱風の供
給を制御するものがある。図5および図6に示すよう
に、この高炉用の熱風弁は偏平な弁箱23の中に、円板
上の弁体24が弁棒25で昇降可能に吊り下げられた構
成になっている。弁箱23は、下部の弁箱本体26と上
部の蓋27に分割されている。 【0003】前記弁箱本体26には熱風を通す通風孔2
8が設けられ、この通風孔28の回りと偏平部の内側面
にキャスタブルタイプの断熱材29がライニングされて
いる。図示はしないが、断熱材29の中には、付着力を
高めるためのスタッドが埋め込まれている。 【0004】前記蓋27の天井と側壁の内側面には、図
7(a)、(b)に示すように、V字形のスタッド30
が一定間隔で溶接されている。このスタッド30を埋め
込んでキャスタブルタイプの断熱材31がライニングさ
れるようになっている。蓋27の天井には、前記弁棒2
5を通す孔32が設けられている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上述した高炉用の熱風
弁のように、弁箱の内側面にキャスタブルタイプの断熱
材がライニングされたものは、断熱材が重いため、スタ
ッドで付着力を強化しても、天井部の断熱材が剥離して
落下する問題がある。熱風弁のように風圧を受ける弁で
は、弁体が振動したり、弁の開閉操作で乱流が発生した
りするため、断熱材の剥離や欠損による落下はさらに発
生しやすくなる。 【0006】そこで、この発明の課題は、天井部の断熱
材が落下しない高温気体用断熱弁箱を提供することであ
る。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、弁体が収納され、その内側面に断熱
処理が施された高温気体用断熱弁箱において、天井から
吊り下げ固定されたサポート部材によって前記天井の内
側面に装着された断熱材の下面全面が覆われて支持され
た構成を採用したのである。 【0008】すなわち、天井から吊り下げ固定されたサ
ポート部材によって前記天井の内側面に装着された断熱
の下面全面が覆われて支持されたので、断熱材に剥離
や欠損が生じても落下せず、かつ断熱材が高温気体に直
接触れないため、剥離や欠損自体も発生し難くすること
ができる。 【0009】前記弁箱の天井を含む上部を、分離可能な
蓋で形成することにより、前記天井の内側面に取り付け
たサポート部材や断熱材が劣化した際に、蓋を取り外し
て容易に交換することができる。 【0010】また、前記サポート部材で支持される断熱
材を、断熱ボードやグラスウール等の別体の断熱部材で
形成することにより、断熱施工を容易に行うことができ
る。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、図1乃至図4に基づき、こ
の発明の実施形態を説明する。 【0012】図1および図2は、実施形態の弁箱1を採
用した高炉用熱風弁を示す。図1は正面図、図2は側面
図である。この熱風弁は、図5および図6に示した熱風
弁と同様に、弁箱本体2と蓋3から成る弁箱1に、弁体
4が弁棒5で昇降可能に吊り下げられた構成になってい
る。弁箱1の上部には、弁棒5を吊り下げるハンガー6
が取り付けられ、弁箱1の上部と下部には、冷却水用の
配管7も取り付けられている。 【0013】前記弁箱本体2には熱風を通す通風孔8が
設けられ、この通風孔8の回りと偏平部の内側面にアル
ミナと二酸化珪素を主成分とするキャスタブルタイプの
断熱材9がライニングされている。図示はしないが、断
熱材9の中にはスタッドが埋め込まれている。また、弁
箱本体2の外壁には冷却用のフィン10が設けられてい
る。 【0014】前記蓋3の側壁11の内側面には、図3
(a)、(b)に示すように、V字形のスタッド12が
一定間隔で溶接されている。このスタッド12を埋め込
んで、前記弁箱本体2と同じ成分の断熱材13がライニ
ングされるようになっている。 【0015】前記蓋3の天井14の内側面には、アルミ
ナと二酸化珪素を主成分とする断熱ボード15が装着さ
れ、その下面を天井14に吊り下げられた3枚のサポー
ト部材16a、16bで覆われて支持されている。各サ
ポート部材16a、16b同士の境界には、重ね代部1
7が設けられている。なお、天井14の中央部に設けら
れた孔18は、前記弁棒5を通すためのものである。 【0016】前記各サポート部材16a、16bは、図
4(a)、(b)に示すように、それぞれ耐熱ステンレ
ス鋼板をコの字断面に折り曲げて成形され、吊り下げボ
ルト用の孔19が設けられている。中央に配置されるサ
ポート部材16aには弁棒5を通す孔20も設けられて
いる。各サポート部材16a、16bは、図4(c)に
示すように、同じく耐熱ステンレス鋼製のボルト21と
ナット22で天井14に吊り下げ固定されている。 【0017】上述した実施形態では、天井の断熱材とし
て、断熱ボードを使用したが、可撓性を有する断熱マッ
トや繊維状の断熱部材を使用することもできる。キャス
タブルタイプの断熱材をサポート部材で覆う構成とする
こともできる。 【0018】また、上述した実施形態の蓋は天井部と側
壁部を溶接で一体としたものを採用したが、両者をボル
トで締結し、分離できるようにしてもよい。 【0019】 【発明の効果】以上のように、この発明の高温気体用断
熱弁箱は、天井の内側面に装着した断熱材をサポート部
材で覆って支持するようにしたので、断熱材に剥離や欠
損が生じても落下せず、かつ断熱材が高温気体に直接触
れないため、剥離や欠損自体も発生し難くすることがで
きる。また、弁箱の天井を含む上部を、分離可能な蓋で
形成したので、前記サポート部材や断熱材が劣化した際
に、蓋を取り外して容易に交換することができる。さら
に、前記サポート部材で支持される断熱材を、断熱ボー
ドやグラスウール等の別体の断熱部材で形成したので、
容易に断熱施工をすることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施形態の弁箱を使用した熱風弁を示す一部断
面正面図 【図2】図1の一部断面側面図 【図3】aは図1の蓋の縦断面図、bはaのIII −III
線に沿った断面図 【図4】a、bはそれぞれ図3のサポート部材の斜視
図、cはa、bの取り付け状態を示す側面図 【図5】従来の熱風弁を示す一部断面正面図 【図6】図5の一部断面側面図 【図7】aは図5の蓋の縦断面図、bはaのVII−VII
線に沿った断面図 【符号の説明】 1 弁箱 2 弁箱本体 3 蓋 4 弁体 5 弁棒 6 ハンガー 7 配管 8 通風孔 9 断熱材 10 フィン 11 側壁 12 スタッド 13 断熱材 14 天井 15 断熱ボード 16a、16b サポート部材 17 重ね代部 18、19、20 孔 21 ボルト 22 ナット 23 弁箱 24 弁体 25 弁棒 26 弁箱本体 27 蓋 28 通風孔 29 断熱材 30 スタッド 31 断熱材 32 孔
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平5−30658(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 51/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 弁体が収納され、その内側面に断熱処理
    が施された高温気体用断熱弁箱において、天井から吊り
    下げ固定されたサポート部材によって前記天井の内側面
    に装着された断熱材の下面全面が覆われて支持されたこ
    とを特徴とする高温気体用断熱弁箱。
JP06689098A 1998-03-17 1998-03-17 高温気体用断熱弁箱 Expired - Lifetime JP3466462B2 (ja)

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JPH11264486A JPH11264486A (ja) 1999-09-28
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