JP3464965B2 - トイレユニット - Google Patents

トイレユニット

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JP3464965B2
JP3464965B2 JP2000193403A JP2000193403A JP3464965B2 JP 3464965 B2 JP3464965 B2 JP 3464965B2 JP 2000193403 A JP2000193403 A JP 2000193403A JP 2000193403 A JP2000193403 A JP 2000193403A JP 3464965 B2 JP3464965 B2 JP 3464965B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡易トイレユニッ
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、簡易トイレは、公園や工事現
場又は、災害時などの緊急時に屋外に設置されるトイレ
として使用されるためのものである。ここで、従来から
の簡易トイレは、概ね合成樹脂などで形成されており、
本体部と、便器と、汚物を貯留しておくためのタンクと
からなるものが一般的である。この簡易トイレは、その
使用目的から電源を必要としない構造であり、最も簡単
な構造では、汲み取り式のものである。また、従来から
の簡易トイレは、一人しか使用できないのが一般的であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、簡易トイレの
本体部は、概ね合成樹脂により形成されており、外気の
温度変化が直接内部の温度変化につながり、特に夏季の
炎天下においては、トイレ壁面の断熱性が低いためトイ
レの内部温度がかなり高温となる。
【0004】また、簡易トイレに貯留されている汚物は
悪臭を排出するため、トイレ内はこの悪臭が充満する。
これに加えて、特に夏季の様な場合においては、トイレ
内は高温となり、さらに汚物の腐敗が進行するため、よ
り一層トイレとしての使用状況は悪化する。
【0005】そこで、本発明は、悪臭が室内に充満する
のを防止するとともに、外気の温度変化に対して、室内
の温度変化を小さくすることができるトイレユニットで
あって、複数の者によっても使用することができるトイ
レユニットを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために創作されたものであって、第1には、トイ
レユニットであって、略箱状を呈する本体部で、該本体
部の外壁を形成する外壁部で、正面部と左側面部と右側
面部と背面部とを有し、少なくとも左側面部と右側面部
とが板状部材で形成され、該左側面部と右側面部とに開
口部が設けられた外壁部で、木材により形成された外壁
部と、該本体部の左側の側面を二重に形成するために、
該左側面部と所定の空隙部を介して略平行に設けられた
第1内側面部で、木材により形成された第1内側面部
と、該本体部の右側の側面を二重に形成するために、該
右側面部と所定の空隙部を介して略平行に設けられた第
2内側面部で、木材により形成された第2内側面部と、
該本体部の内部に設けられた床面部で、上記第1内側面
部と第2内側面部とに連設された床面部と、該床面部の
下部に設けられた収納空間部であって、上記各空隙部と
連通している収納空間部と、該背面部及び/又は該正面
部に設けられ、本体部内の床面部上方の室内と外部との
通気を行なう通気口と、を有する本体部と、該床面部に
設けられた第1便器と、該本体部の外部に取り付けられ
た第2便器と、該本体部の該収納空間部に設けられた貯
留タンクで、該第1便器からの汚物が貯留されるととも
に、該第2便器からの汚物が貯留される貯留タンクと、
を有し、該収納空間部と本体部内の床面部上方の室内と
は、便器の開口部を介してのみつながっていることを特
徴とする。
【0007】この第1の構成のトイレユニットにおいて
は、外壁部の左側面部と第1内側面部とで空隙部を介し
て二重に構成され、また、外壁部の右側面部と第2内側
面部とで空隙部を介して二重に構成されており、収納空
間部と該各空隙部とが連通しているので、収納空間部内
の貯留タンクから発生した臭気が、収納空間部から空隙
部を経て外部に排出される。特に、本体部の側面が日光
等により温められると、空隙部内で上昇気流が発生し、
積極的に臭気が排出される。よって、本体部内に悪臭が
充満することなく、快適な使用状態とすることが可能と
なる。また、本体部の側面が二重に形成されていること
によって、断熱効果を得ることができ、外気の温度変化
に対して室内の温度変化を小さくすることが可能とな
る。また、外壁部や第1内側面部や第2内側面部が木材
により形成されているので、木材の持つ断熱効果によっ
て、外気の温度変化に対して室内の温度変化を小さく
し、夏でも室内を涼しくすることが可能となる。また、
第1便器と第2便器とが設けられているので、同時に二
名の者が利用することができ、1つのトイレユニットに
対する利用効率を向上させることが可能となる。
【0008】また、第2には、上記第1の構成におい
て、上記第2便器の両側には、仕切板が開閉可能に上記
本体部に取り付けられていることを特徴とする。よっ
て、第2便器を使用する場合でも、安心して利用するこ
とが可能となる。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態としての実施
例を図面を利用して説明する。本発明に基づく簡易トイ
レユニット(トイレユニット)Uは、主に屋外の仮設用
トイレとして使用されるもので、図1〜図5に示すよう
に、本体部10と、第1便器52と、第2便器54と、
貯留タンク60とを有している。
【0020】上記簡易トイレユニットUについてさらに
詳しく説明すると、上記本体部10は、枠組み部材12
と、外壁部14と、内壁部16とを有している。
【0021】上記枠組み部材12は、略柱状の木材等の
上記本体部10の外形を保持可能な部材により形成され
ている。この枠組み部材12は、図3に示すように、所
定の接合方法により略枠状に固定されている。
【0022】ここで、上記外壁部14は、略板状の木材
により形成されている。この外壁部14は、図1に示す
ように、上記枠組み部材12の外側部分の略全面を被覆
している。また、該外壁部14は、上面部20と、左側
面部26と、右側面部28と、背面部30と、正面部3
2とから形成されている。
【0023】上記上面部20は、図1、図2に示すよう
に、上記本体部10の屋根部分に形成されている。ま
た、この上面部20は、略板状の木材により形成される
とともに、その表面は、トタン板等で被覆されている。
また、この上面部20の扉部19側は、ひさし状に突出
して形成されている。
【0024】上記左側面部26と、右側面部28と、背
面部30と、正面部32とは、図1、図2、図4に示す
ように、上記本体部10の略垂直状態を呈する側面部の
所定の面に各々設置されている。
【0025】上記左側面部26は、図4、図5に示すよ
うに、上記本体部10の側面に形成されている。この左
側面部26は、側面視略逆L字状を呈している。つま
り、中心軸R(図1参照)を介して、上記右側面部28
とは略対称の形状となっている。また、この左側面部2
6は、本体面部26−1と、突出面部26−2とからな
ると捉えることもできる。この左側面部26の上端付近
には、第1換気用窓38が形成されている(図5参
照)。この第1換気用窓38は、細長長方形状の開口部
に網部材を設ける等して形成されている。
【0026】上記右側面部28は、上記左側面部26と
は中心軸Rを介して反対の側に形成されている。この右
側面部28は、該左側面部26と略対称の外形を呈して
おり、側面視略L字状を呈している。つまり、本体面部
28−1と、突出面部28−2とからなると捉えること
もできる。また、該右側面部28の上端付近には、該第
1換気用窓38と同様の構成の第2換気用窓40が形成
されている。
【0027】上記背面部30は、図2に示すように、上
記左側面部26と、右側面部28とに略挟装される位置
に形成されている。この背面部30は、上側面部30−
1と、下側面部30−2と、平面部30−3とを有して
いる。
【0028】この上側面部30−1は、略板状の木材に
より縦長長方形状に形成され、その上方には、窓15が
設けられている。この窓15は、上記本体部10の室内
部への採光と、通気性を良くするために形成されてい
る。また、この上側面部30−1の下端位置には、第2
便器54を取り付けるための取付け部材31cが設けら
れている。
【0029】また、下側面部30−2は、上側面部30
−1よりも突出した位置に設けられている。つまり、突
出面部26−2と突出面部28−2の端部を接続するよ
うに設けられている。
【0030】また、平面部30−3には、図2に示すよ
うに、第2便器54を取り付けるための取付け穴31a
と、キャップ部31bとが設けられている。この平面部
30−3におけるキャップ部31bが取り付けられる部
分には、開口部が設けられ、この開口部は、貯留タンク
60内の汚物を汲み取る際に用いられる。
【0031】この突出面部26−2、28−2と、下側
面部30−2と、平面部30−3で囲まれた部分が突設
部Tとして構成される。
【0032】上記正面部32は、図1に示すように、上
記背面部30とは略反対の側に形成されている。この正
面部32には、図4等に示すように、上記簡易トイレユ
ニットUの使用者が出入りするための側面開口部17
と、通気口21とが形成されている。この側面開口部1
7は、該正面部32の略中央部付近に形成されている。
この側面開口部17には、扉部19が設置されている。
つまり、該正面部32には、該扉部19の外形と略同一
の該側面開口部17が形成されている。この扉部19に
は、市販のアルミサッシなどが流用されている。該通気
口21は、上記窓15と同様に、上記本体部10の室内
部の通気性をよくするために形成されている。また、該
正面部32における扉部19や通気口21が設けられて
いる部分以外は、略板状の木材により構成されている。
【0033】次に、上記内壁部16について説明する。
内壁部16は、略板状の木材により形成されている。こ
の内壁部16は、上記外壁部14の形成されている面の
略裏側に形成されており、上記本体部10の室内部の所
定部分を略被覆している。また、この内壁部16は、第
1内側面部34と、第2内側面部36と、床面部24と
から形成されている。なお、上記外壁部14の上面部2
0と、背面部30と、正面部32とが設置されている面
の略裏面には、この内壁部16は形成されていない。つ
まり、該上面部20と、背面部30と、正面部32と
は、上記本体部10の室内部から見ると略露出状態を呈
している。
【0034】上記第1内側面部34は、略板状を呈し、
上記左側面部26の略裏面に上記枠組み部材12を介し
て形成されている。また、上記第2内側面部36は、略
板状を呈し、上記第1内側面部34の場合と同様に、上
記右側面部28の略裏面に該枠組み部材12を介して形
成されている。
【0035】上記左側面部26と、上記第1内側面部3
4とによって挟まれている部分には、上記枠組み部材1
2の幅と略同じ幅の第1空隙部46が形成されている。
また、上記右側面部28と、上記第2内側面部36とに
よって挟まれている部分には、該第1空隙部46と同様
に、該枠組み部材12の幅と略同じ幅の第2空隙部48
が形成されている。つまり、左側面部26と上記第1内
側面部34間及び右側面部28と上記第2内側面部36
間に隙間が形成されている。
【0036】上記床面部24は、上記本体部10の室内
部の床面に形成されている。この床面部24は、図3に
示すように、略階段状に段差が設けられており、上記正
面部32の側から順に、上記背面部30の方向へ昇段す
る形状で、計2段形成されている。つまり、床面部24
は、板状の平面部24a、24b、24cと、板状の垂
直部25a、25bとが設けられ、各平面部と垂直部に
より階段状に形成されている。また、平面部24cは、
略コ字状に形成されており、第1便器52を配設するた
めの切欠きが設けられ、また、垂直部25bにも、該切
欠きに連設した隙間部が形成されている。この床面部2
4により、その下方に収納空間部Sが形成される。この
収納空間部Sは、左側面部26の下部と、右側面部28
の下部と、下側面部30−2と床面部24とで囲まれた
収納部である。
【0037】また、上記第1内側面部34と、第2内側
面部36は、上記床面部24の上部及び手前部にのみ設
けられており、収納空間部Sの部分には、第1内側面部
34と、第2内側面部36は形成されていない。つま
り、第1内側面部34と第2内側面部36の下端は、上
記床面部24の形状に合わせて略階段状に形成されてお
り、該第2内側面部36の該略階段状の端部は、床面部
24に接続されている。
【0038】これにより、該床面部24と連接状態を呈
している該第1内側面部34には、該床面部24により
略被覆されている部分の略全面において、第1抜気用開
口部42が形成されている。また、該床面部24により
略被覆されている部分の略全面において、同様に第2抜
気用開口部44が形成されている。つまり、上記第1抜
気用開口部42は、上記貯留タンク60の設置されてい
る収納空間部Sと、上記第1空隙部46とを略継合状態
にするために形成されている。また、該第2抜気用開口
部44は、該第1抜気用開口部42と同様に、上記貯留
タンク60の設置されている収納空間部Sと、上記第2
空隙部48とを略継合状態にするために形成されてい
る。これにより、収納空間部Sと第1空隙部46とはつ
ながっており、また、収納空間部Sと第2空隙部48も
つながっていることになる。よって、本体部10内の室
内は、収納空間部Sとは、第1便器52の開口部Kを介
してのみつながっていることになる。
【0039】また、上記第1便器52は、本体部10の
内部に設けられるものであり、合成樹脂または陶器によ
り形成されている。また、この第1便器52は、図4、
図5に示すように、上記床面部24に形成されている開
口部に嵌合する状態で設置されている。
【0040】また、上記第2便器54は、本体部10の
外部に設けられるものであり、上記第1便器52と同様
に合成樹脂または陶器により形成されている。また、こ
の第2便器54には、図2に示すように、該第2便器5
4の略下部に配管部54aが形成されている。この配管
部54aは、上記突設部13における取付け穴31aに
嵌合するようになっている。この配管部54aと、取付
け穴31aとは着脱自在となっている。また、上側面部
30−1の下端位置には、第2便器54を取り付けるた
めの取付け部材31cが設けられているので、第2便器
54をこの取付け部材31cに係止させて設置する。
【0041】また、上記第2便器54は、屋外において
使用される便器であるため、背面部30の上側面部30
−1の両端、つまり、第2便器54の両側には、仕切板
56が設置されている。この仕切板56は、上記本体部
10などに使用されている部材と同様に、略板状で木材
により形成されている。なお、この仕切板56は、上記
本体部10から略突出状態であり、上記簡易トイレユニ
ットU自体の移動を行う場合に邪魔とならないように、
該仕切板56を容易に収納できるようにするため、該仕
切板56の所定位置に蝶番などを装着させて開閉可能と
なるようにしてもよい。
【0042】上記貯留タンク60は、所定の合成樹脂に
より形成されている。この貯留タンク60は、第1便器
52と、第2便器54からの汚物を貯留するために設置
されている。該貯留タンク60は、略四角形状の底面部
と、該底面部から立設した側面部とを有する容器状を呈
し、その上端の一部には、カバー部が設けられており、
該カバー部には、第2便器54の配管部54aを挿通す
るための開口部が設けられている。この開口部は、平面
部30−2の取付け穴31aに対応した位置に設けられ
ている。また、該カバー部には、汲み取りを行うための
開口部が設けられており、この開口部は、キャップ部3
1bの取付け位置に対応した位置に設けられている。
【0043】この貯留タンク60は、上記収納空間部S
内に設けられている。該収納空間部Sは、上記第1空隙
部46と、第2空隙部48とつながっているので、収納
空間部S内の気体は、第1空隙部46を介して第1換気
用窓38から排出可能になるとともに、第2空隙部48
を介して第2換気用窓40から排出可能になっている。
【0044】次に、上記構成の簡易トイレユニットUの
使用状態について説明すると、該簡易トイレユニットU
は、上記の通り、屋外などに設置されて使用される。
【0045】使用に際しては、まず、室内の第1便器5
2を使用する場合には、扉部19を開けて室内に入って
使用する。また、室外の第2便器54を使用する場合に
は、簡易トイレユニットUの背面に回り、使用する。そ
の際、図6に示すように、仕切板56を開けておくこと
が好ましい。
【0046】室内に設けられた第1便器52を使用する
と、汚物が貯留タンク60に貯留されていくが、この汚
物から発生する悪臭は、第1空隙部46を介して第1換
気用窓38から排出されるとともに、第2空隙部48を
介して第2換気用窓40から排出されるので、室内に悪
臭が充満することがない。
【0047】特に、屋外に置かれた簡易トイレユニット
Uが直射日光により照らされると、外壁部14の表面が
温められ、第1空隙部46内の空気や第2空隙部48内
の空気が温められて上昇する。よって、この第1空隙部
46と第2空隙部48内に上昇気流が発生し、積極的に
収納空間部S内の悪臭が外部に排出されることになる。
いわば、収納空間部S内の空気が吸引されて外部に排出
される状態となり、このため、収納空間部Sと室内とが
第1便器52の開口部で連通していても、悪臭が室内に
充満することはない。なお、室内に悪臭が進入してきた
場合でも、正面部14に通気口21が設けられているの
で、この通気口21により該悪臭は排出される。また、
窓15を開けるようにしてもよい。
【0048】また、本実施例の簡易トイレユニットUは
木材により形成されているので、木材の持つ断熱効果に
より、外気の温度変化に対する室内の温度変化を小さく
することが可能となり、室内を快適な使用状態とするこ
とができる。特に、両側の側面部には、第1空隙部46
と第2空隙部48とが設けられているので、その断熱効
果によっても室内を快適な使用状態とすることができ
る。
【0049】また、貯留タンク60に汚物が溜まった場
合には、キャップ部31bを開けて、その開口部から汲
み上げて処理を行う。
【0050】以上のように、本実施例の簡易トイレユニ
ットUによれば、悪臭を外部に排出することができるの
で、室内空間を快適にすることができる。
【0051】また、外壁部14や内壁部16に木材が用
いられており、また、第1空隙部46と第2空隙部48
とが設けられているので、その断熱効果によっても、室
内の温度変化を小さくすることができ、快適な使用状態
とすることができる。
【0052】また、簡易トイレユニットUの背面側に
も、便器が設けられているので、一度に二名の者が利用
することができる。
【0053】また、上記外壁部14の底面は、直接地面
に設置される部分であるため、通気性や設置安定性の面
から、特に外壁部14などにより被覆されずに上記枠組
み部材12がそのまま露出状態を呈していてもよい。
【0054】なお、上記の実施例においては、簡易トイ
レユニットUの右側側と左側側とを二重にして、空隙部
を設け、この空隙部を排気用の通路として利用したもの
であるが、他の側面、例えば、背面側も同様に二重に構
成するようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】本発明のトイレユニットによれば、収納
空間部内の貯留タンクから発生した臭気が、収納空間部
から空隙部を経て外部に排出される。特に、本体部の側
面が日光等により温められると、空隙部内で上昇気流が
発生し、積極的に臭気が排出される。よって、本体部内
に悪臭が充満することなく、快適な使用状態とすること
が可能となる。また、本体部の側面が二重に形成されて
いることによって、断熱効果を得ることができ、外気の
温度変化に対して室内の温度変化を小さくすることが可
能となる。
【0056】また、本体部の側面が木材により形成され
ているので、木材の持つ断熱効果によって、外気の温度
変化に対して室内の温度変化を小さくし、夏でも室内を
涼しくすることが可能となる。
【0057】また、外部に第2便器が設けられている
、本体部内の便器と第2便器とで、同時に二名の者が
利用することができ、1つのトイレユニットに対する利
用効率を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に基づく簡易トイレユニットを
前方より視認した全体斜視図である。
【図2】本発明の実施例に基づく簡易トイレユニットを
後方より視認した全体斜視図である。
【図3】本発明の実施例に基づく簡易トイレユニットの
骨格部分の構成を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施例に基づく簡易トイレユニットの
横断面図であり、図1におけるX−X断面図である。
【図5】本発明の実施例に基づく簡易トイレユニットの
縦断面図であり、図1におけるY−Y断面図である。
【図6】本発明の実施例に基づく簡易トイレユニットの
使用状態を後方より視認した全体斜視図である。
【符号の説明】
U 簡易トイレユニット 4 汚物 10 本体部 12 枠組み部材 14 外壁部 16 内壁部 19 扉部 20 上面部 24 床面部 26 左側面部 28 右側面部 30 背面部 32 正面部 34 第1内側面部 36 第2内側面部 38 第1換気用窓 40 第2換気用窓 42 第1抜気用開口部 44 第2抜気用開口部 46 第1空隙部 48 第2空隙部 52 第1便器 54 第2便器 56 仕切板 60 貯留タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47K 11/00 E04H 1/12 301

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トイレユニットであって、 略箱状を呈する本体部で、該本体部の外壁を形成する外壁部で、正面部と左側面部
    と右側面部と背面部とを有し、少なくとも左側面部と右
    側面部とが板状部材で形成され、該左側面部と右側面部
    とに開口部が設けられた外壁部で、木材により形成され
    た外壁部と、 該本体部の左側の側面を二重に形成するために、該左側
    面部と所定の空隙部を介して略平行に設けられた第1内
    側面部で、木材により形成された第1内側面部と、 該本体部の右側の側面を二重に形成するために、該右側
    面部と所定の空隙部を介して略平行に設けられた第2内
    側面部で、木材により形成された第2内側面部と、 該本体部の内部に設けられた床面部で、上記第1内側面
    部と第2内側面部とに連設された床面部と、 該床面部の下部に設けられた収納空間部であって、上記
    各空隙部と連通している収納空間部と、 該背面部及び/又は該正面部に設けられ、本体部内の床
    面部上方の室内と外部との通気を行なう通気口と、を有
    する 本体部と、該床面部に設けられた第1 便器と、該本体部の外部に取り付けられた第2便器と、 該本体部の該収納空間部に設けられた貯留タンクで、該
    第1便器からの汚物が貯留されるとともに、該第2便器
    からの汚物が貯留される貯留タンクと、 を有し、 該収納空間部と本体部内の床面部上方の室内とは、便器
    の開口部を介してのみつながっている ことを特徴とする
    トイレユニット。
  2. 【請求項2】 上記第2便器の両側には、仕切板が開閉
    可能に上記本体部に取り付けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載のトイレユニット。
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