JP3464705B2 - 画像ファイルの記録再生方法および画像ファイル記録再生システム - Google Patents

画像ファイルの記録再生方法および画像ファイル記録再生システム

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JP3464705B2
JP3464705B2 JP12529994A JP12529994A JP3464705B2 JP 3464705 B2 JP3464705 B2 JP 3464705B2 JP 12529994 A JP12529994 A JP 12529994A JP 12529994 A JP12529994 A JP 12529994A JP 3464705 B2 JP3464705 B2 JP 3464705B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像ファイル記録再生
方法および画像ファイル記録再生システムに係り、たと
えば、銀塩写真フィルムからの高解像度の静止画像デー
タを読み取って光記録媒体などのファイル記憶媒体に記
録し、再生する画像ファイル記録再生方法および画像フ
ァイル記録再生システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、銀塩写真フィルムなどに撮像され
た高解像度の静止画像を読み取って、コンパクトディス
クなどの光ディスクに記録する画像ファイル記録システ
ムが開発されている。このようなシステムにて記録され
た画像ファイルは、たとえば、テレビジョン画像などに
比べて数倍以上の解像度を有しており、出版などの業界
にて印刷物に変わるメディア等に利用することが考えら
れている。
【0003】また、たとえば特開平4-178968号公報など
の光情報記録媒体では、CD(コンパクトディスク)など
の光情報記録媒体に、映像および音声などにてカタログ
などの情報を記録して、特定の顧客だけに特定のカタロ
グを発行する方法が提案されている。この場合に、情報
が記録された光記録媒体に特定の暗証コードを記録し
て、その情報を再生する再生装置に暗証コード入力装置
を付加して、この暗証コード入力装置から入力した暗証
コードと記録媒体に記録された暗証コードとが一致した
場合に情報を読み出すように構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術では、情報が記録された光記録媒体に暗証
コードを付与して、そのすべての情報を暗証コードの入
力により、取り出すように構成されているので、その内
容の一部を読み出す場合には適していないという問題が
あった。
【0005】たとえば、写真フィルムなどの高解像度の
画像データを記録した画像ファイルをポスターなどに利
用するために貸し出す場合に、CDなどに複数枚の画像フ
ァイルが記録され、その中の一部を貸し出す場合などに
はそれぞれの画像に利用許諾権が設定される場合があ
り、上記方法ではすべての画像に対して利用許諾権を得
なければならないという問題があった。
【0006】また、この場合、その内容を確認すること
もできず、それらの中の一部の画像を得る判断さえもで
きないという問題があった。
【0007】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、光情報記録媒体に記録された複数の高解像度の画像
ファイルのいずれかを選択して、有効に読み出すことが
できる画像ファイル記録再生方法および画像ファイル記
録再生システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、複数の高解像度の静止画像データをファ
イル記憶媒体に記録し、任意にいずれかの静止画像デー
タの再生を実行する画像ファイル記録再生方法におい
て、それぞれの静止画像データをファイル記憶媒体に記
録する際に、それぞれの静止画像データを低解像度から
高解像度まで解像度別に階層化して記録し、記録した静
止画像データのうちそれぞれの高解像度データを読み出
すエントリ部にパスワードを設定しておき、ファイル記
憶媒体から静止画像を再生する際には、それぞれの画像
の低解像度データを随時読み出して、そのファイル記憶
媒体に記録された画像の内容を確認し、確認した画像の
うちいずれかの高解像度データを再生しようとした場合
に操作者にパスワードの入力を求めて、そのパスワード
が一致した場合にのみ、その高解像度データを読み出す
ことを特徴とする。
【0009】この場合、ファイル記憶媒体にそれぞれの
静止画像データを記録する際に、それぞれの高解像度デ
ータは原画像に対する低解像度データとの差分化データ
がそれぞれ記録されるとよい。
【0010】また、高解像度データは、パスワードをキ
ーとしてそれぞれ暗号化されて記録されるとよい。
【0011】さらに、ファイル記憶媒体には高解像度デ
ータの読み出し可能回数を記録して、その可能回数を越
えて高解像度データのアクセスを許可しないようにして
もよい。
【0012】一方、本発明による画像ファイル記録再生
システムは、複数の高解像度の静止画像データが記録さ
れるファイル記憶媒体と、このファイル記憶媒体に複数
の高解像度の静止画像データを記録する記録装置と、フ
ァイル記憶媒体からそれぞれの静止画像データを再生す
る再生装置とを含む画像ファイル記録再生システムにお
いて、記録装置は、それぞれの画像を読み取る画像読取
手段と、画像読取手段にて読み取った画像データをそれ
ぞれ低解像度データから高解像度データまで階層化して
符号化する符号化手段と、それぞれの高解像度データを
読み出すエントリ部にパスワードを設定するパスワード
設定手段と、これら符号化データとエントリ部を画像フ
ァイルとしてファイル記憶媒体に記録する記録手段とを
含み、再生装置は、操作者が所望の画像を選択およびそ
の高解像度データを再生する際にパスワードなどが入力
操作される操作手段と、入力されたパスワードとそれぞ
れの高解像度データのエントリ部のパスワードとを比較
する比較手段と、ファイル記憶媒体に階層化されて記録
された静止画像データを操作手段の操作および比較手段
の比較結果に応じて低解像度から高解像度までの符号化
データをそれぞれ読み出して復号する復号手段とを含む
ことを特徴とする。
【0013】この場合、記録装置の符号化手段は、それ
ぞれの高解像度データを原画像に対して低解像度データ
と差分化して符号化するとよい。
【0014】また、記録装置は、符号化された高解像度
データをパスワードをキーとしてそれぞれ暗号化する暗
号化手段を有するとよい。
【0015】さらにファイル記憶媒体は、読出専用領域
と再書込可能領域とを有するハイブリッド型の記録媒体
であり、その読出専用領域に画像ファイルおよびパスワ
ードが記録されて、再書込領域に前記読出専用領域への
アクセス可能回数が設定されているとよい。
【0016】
【作用】本発明の画像ファイル記録再生方法および画像
ファイル記録再生システムによれば、複数の高解像度の
静止画像データをファイル記憶媒体に記録する際に、そ
れぞれの静止画像データを低解像度から高解像度まで解
像度別に階層化して記録し、それぞれの高解像度データ
を読み出すエントリ部にパスワードを設定する。これに
より、画像再生の際にファイル記憶媒体から、たとえ
ば、それぞれの静止画像データの低解像度データを随時
読み出して、それぞれの低解像度の画像をディスプレイ
などに表示して、いずれの画像が必要か否かを確認す
る。ファイル記憶媒体の内容の確認が済むと、その中か
ら必要な画像を選択して、そのパスワードを入力する。
これにより、入力したパスワードと所望の画像の高解像
度データのエントリ部のパスワードが比較されて、その
パスワードが一致した場合にのみ、その高解像度データ
が読み出されて、たとえば印刷などにより高解像度の原
画像が再生される。
【0017】
【実施例】次に添付図面を参照して本発明による画像フ
ァイル記録再生方法および画像ファイル記録再生システ
ムの実施例を詳細に説明する。図1には、本実施例によ
る画像ファイル記録再生方法の原理的構成を表わす図が
示されている。本実施例では図1に示すように、たとえ
ば銀塩写真フィルムから読み取られた高解像度の静止画
像データ10が差分などにより解像度別に階層化されて、
符号化器20によってそれぞれの解像度別に符号化され
て、圧縮画像ファイル30が形成される。この際に、高解
像度データ40を読み出すためのエントリ部、たとえばそ
の内容を表わす、いわゆるヘッダ50にパスワードとなる
暗証コード60を設定し、さらに高解像度データをパスワ
ードに基づいて暗号化しておく。このように形成された
圧縮画像ファイルがコンパクトディスク(CD)などのファ
イル記憶媒体に記録されて、いわゆるフォトCDとして形
成される。このフォトCDは、復号器60を含む再生装置に
装填され、この装置へのパスワードの入力がない場合に
は、低解像度データ70のみの再生を行なってそれらを表
示して、パスワードの入力が行なわれた際に該当する高
解像度データ80の再生を行なって、原画像の再生を実行
する。
【0018】図2および図3には、本実施例における画
像ファイル記録再生方法が適用される画像ファイル記録
再生システムの一実施例が示されている。本実施例にお
ける画像ファイル記録再生システムは、記録システム側
に図2に示すように、フィルムスキャナ100 と、編集装
置200 と、光記録装置300 とを含み、再生システム側に
図3に示すように、光読取装置400 と、表示装置500
と、印刷装置600 とを含む。
【0019】上記各部の詳細を説明すると、フィルムス
キャナ100 はたとえばCCD (charge-coupled device) な
どの光検出素子を有し、銀塩写真フィルムなどの高解像
度記録媒体からそれぞれの画素を赤、緑、青の各色毎に
走査して、これらをたとえば8ビットのデジタルデータ
として出力する走査装置である。たとえば、本実施例で
は1枚の銀塩写真フィルムからほぼ2000画素X3000画素
の画像データを読み取って、編集装置200 に転送する。
【0020】編集装置200 は、パーソナルコンピュータ
やワークステーションなどの中央処理装置に画像データ
処理用のソフトウェアが搭載された装置であり、フィル
ムスキャナ100 からの画像データをそれぞれの画像毎に
画像ファイルとして編集する。たとえば本実施例では、
それぞれの画像データを図4または図5に示すようにそ
れぞれのデータの前に画像の属性などを表わすヘッダま
たはディレクトリなどのエントリ部を有するJPEG (Join
t Photographic Coding Experts Group)形式またはTIFF
(Tag Image File Format)形式の圧縮ファイルにて編集
する。
【0021】詳しくは本実施例の編集装置200 は図2に
示すように、差分化部210 と、階層化部212 と、符号化
部214 と、パスワード設定部216 と、暗号化部218 とを
有する。差分化部210 は、たとえばテレビジョン画像と
同等の解像度である2000X3000画素のほぼ16分の1の画
像を基本画像として、これより低解像度のデータを基本
画像のデータからの間引きなどにより生成して、および
高解像度のデータを元画像と基本画像の差分により求め
るデータ生成部である。階層化部212 は、差分化部210
からの各階層度のデータを階層化する編集部である。
【0022】符号化部214 は、階層化部212 にて階層化
された画素データを所定の符号化、たとえば、ハフマン
符号などに変換するデータ変換部である。パスワード設
定部216 は、本装置のキーボードなどから再生の際のパ
スワードを受けて、これを高解像度データのヘッダに設
定するデータ処理部である。暗号化部216 は、パスワー
ド設定部216 からのパスワードに基づいて高解像度デー
タの暗号化を行なう処理部である。暗号化部216 の暗号
化は、たとえば図6に示すように、パスワードとあらか
じめ用意された暗号化テーブルTを用いて高解像度デー
タの暗号化を行なう。
【0023】光記録装置300 は、編集装置200 にて形成
した画像ファイルを所定の変調方式にてコンパクトディ
スクなどの光記録媒体に記録する装置であり、変調方式
としては、たとえばEFM (Eight-to-Fourteen Modulatio
n)変調などの記録方式が知られている。本実施例では、
画像ファイルが記録されるファイル記憶媒体としてコン
パクトディスク(CD)などの光記録媒体が用いられてい
る。しかし本発明は、この種の光記録媒体に限定される
ものではなく、たとえば、通常のコンパクトディスクや
CD-ROM、CD-Iなどの光記録媒体の他に、たとえば磁気デ
ィスク、光磁気記憶ディスクおよびミニディスクなどの
回転記憶媒体、ならびにICメモリカードなどの大容量半
導体記憶媒体など、あらゆる方式のファイル記憶媒体に
効果的に適用される。
【0024】一方、再生システム側にて、光読取装置40
0 は、光記録媒体から画像データを読み取り、表示また
は印刷可能なデータに再生する装置であり、特に本実施
例では、図3に示すように操作入力部410 と、パスワー
ド比較部412 と、画像選択部414 と、光読取部416 と、
復号部418 とを有している。操作入力部410 は、本装置
に備えられたキーボードまたはマウスなどのポインティ
ングデバイスからの操作信号を受けつける入力部であ
り、たとえば操作者の画像選択のための信号およびパス
ワード入力を受けつける。パスワード比較部412 は、操
作入力部410 からのパスワードを光記録媒体から読み出
されたパスワードと比較する比較回路であり、パスワー
ドが一致した場合に復号部418 に高解像度データの復号
を指示する回路である。
【0025】画像選択部414 は操作入力部410 からの選
択信号を光読取部416 に送出する処理部である。光読取
部416 は、光記録媒体にたとえばEFM 変調にて記録され
たデータを読み取り復調して所定のデータに変換するデ
ータ変換部であり、光記録媒体が装填された場合に低解
像度のデータを復号部418 を介して表示装置500 に送
り、後に画像選択部414 の指示により高解像度データを
復号部418 に送る。復号部418 は、光読取部416 にて読
み取られた符号化された画像データを復号するデータ変
換部であり、特に本実施例では高解像度データの復号の
際に記録システムにて用いた暗号化テーブルと同様のテ
ーブルとパスワード比較部412 からのパスワードとを用
いて暗号化されたデータを解読する。
【0026】表示装置500 は、基本的には光読取装置40
0 からの低解像度画像を表示する表示部であり、マウス
などのポインティングデバイスとのソフト的組み合わせ
により表示した低解像度画像の選択および操作画面など
の表示により、操作入力装置として機能する。印刷装置
600 は、光読取装置400 から高解像度データを受けてこ
れを印刷する再生装置である。
【0027】上記のような構成において、まず、フィル
ムスキャナ100 にてそれぞれの画像をフィルムネガから
ほぼ2000X3000画素の画像データとして読み取り、編集
装置200 に送る。次いで、編集装置200 において、その
差分化部210 にて低解像度データから高解像度データま
での画素データを差分および間引きなどを用いて生成
し、階層化部214 にて階層化する。次いで、それぞれの
画素データを符号化部216 にてハフマン符号などに符号
化し、所定の圧縮画像ファイルを生成する。さらに、そ
れぞれの画像毎にパスワード設定部218 を介してパスワ
ードが入力されると、高解像度データのヘッダまたはデ
ィレクトリにパスワードを設定する。
【0028】パスワードが設定されると、暗号化部220
にて高解像度データの暗号化を実行する。具体的には、
図6に示すように、乱数RND を発生させ、これと設定さ
れたパスワードPWとの排他的論理和EXORをとり、公開鍵
Kpを算出する。次いで、乱数RND をアドレスADR として
暗号化テーブルTのアドレスを決定して、これと原デー
タPとの排他的論理和をとり暗号文Eを算出する。これ
により、公開鍵Kpと暗号文Eにて形成された結果のデー
タXを画像ファイルの高解像度データとして生成する。
【0029】次いで、以上のような動作を繰り返して複
数の静止画像の画像ファイルを編集装置200 にて形成し
て記録装置300 に順次転送する。記録装置300 では、コ
ンパクトディスクなどの光記録媒体にEFM 変調などの記
録方式にて記録し、複数の画像データが記録された、い
わゆるフォトCDが形成される。
【0030】次に、上記のように記録された画像データ
の再生は、図7のフローチャートに示すように、まず、
ステップST10の工程にて低解像度画像の表示を実行す
る。つまり、光読取装置400 に所望のコンパクトディス
クを装填して、スタートボタン操作すると、光読取部
416 にてコンパクトディスクからそれぞれの画像ファイ
ルの低解像度データを読み出して、復号418 に送る。
復号418 ではハフマン符号を復号して、これを順次表
示装置500 に送る。これにより、表示装置500 に順次コ
ンパクトディスクに記録された画像の内容が低解像度の
画像により表示される。
【0031】次いで、表示装置500 にてコンパクトディ
スクに記録された画像の内容を確認した操作者は、その
中に所望の画像があるか否かを確認してステップST12に
て高解像度データのアクセスをするか否かを決定する。
所望の画像がない場合には、他のコンパクトディスクに
取り替えるか、または処理を終了する。所望の画像の高
解像度データをアクセスする場合には、その画像を選択
してステップST14に進み、パスワードを入力する。入力
されたパスワードは操作入力部410 を介してパスワード
比較部412 に送られる。次いで、ステップST16にて選択
された画像のパスワードと入力されたパスワードとがパ
スワード比較部412 にて比較され、パスワードが一致し
た場合には復号部418 に再生の指示が送られる。これに
より、復号部418 にて光読取部416 にて読み取られた高
解像度データが上述した図6に示す暗号化の逆の動作に
より解読されて、たとえば印刷装置600 に送られる。こ
の結果、ステップST18にて高解像度データの再生が実行
される。
【0032】以上のように本実施例では高解像度データ
のみにパスワードを設定して、低解像度データを自由に
読み出し可能としているので、利用者は低解像度データ
にてコンパクトディスクの内容を確認し、パスワードに
より許諾された高解像度データを利用することができ
る。さらにそのパスワードを利用して高解像度データを
暗号化しているので、不当なアクセスにより高解像度デ
ータを読み出してもパスワードおよび暗号化テーブルが
なければデータを再生することができず、データの悪用
をさらに防止することができる。
【0033】なお、上記実施例では高解像度データを読
み出す際に毎回パスワードの入力が必要であるが、たと
えば、図8に示すような読出専用領域(ROM 領域) 1
と、書込可能領域(MO領域)3とを有するハイブリッド
型の光記録媒体(MD)を利用してパスワードの入力毎に読
出回数を設定するようにしてもよい。このハイブリッド
MDは、ROM 領域1のリードインエリア5にディレクトリ
情報が記録され、プログラムエリア7に画像ファイルが
記録されている。MO領域3には、そのUTOCエリア9に読
み出し回数を設定する。つまり、図9に示すようにROM
領域1のプログラムエリア7をアクセスする場合には、
リードインエリア5からMO領域3のUTOCエリア9を介し
てアクセスされるので、そこに読出可能回数を設定する
と、そのアクセス回数がカウントされて読出可能回数に
達するまでプログラムエリア7へのアクセスを数回行な
える。図10はハイブリッドMOを記録媒体に適用した際の
画像再生例を示す図であり、この図に示すようにステッ
プST16の後にアクセス可能回数を設定するステップST18
と、そのアクセス回数をカウントおよび比較するステッ
プST20,22 を追加することにより、1回のパスワード入
力により複数回のデータアクセスを可能とすることがで
きる。
【0034】
【発明の効果】このように本発明によれば、高解像度の
静止画像データを光記録媒体に記録する際に低解像度デ
ータから高解像度データまで階層化して記録し、その高
解像度データにのみパスワードを設定するので、記録さ
れた画像の内容を自由に読み出せる低解像度データにて
確認して、パスワードの入力により高解像度データを再
生することができる。したがって、利用許諾権が画像毎
に設定されている場合などに有効に利用することがで
き、利用価値の高い高解像度データの悪用を防止するこ
とができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像ファイル記録再生方法の原理
的構成を示す図である。
【図2】本発明による画像ファイル記録再生方法が適用
される画像ファイル記録装置の一実施例を示すブロック
図である。
【図3】本発明による画像ファイル記録再生方法が適用
される画像ファイル再生装置の一実施例を示すブロック
図である。
【図4】本発明による画像ファイル記録再生方法に適用
される画像ファイルの例を示す図である。
【図5】本発明による画像ファイル記録再生方法に適用
される画像ファイルの例を示す図である。
【図6】本発明による画像ファイル記録再生方法に適用
される画像ファイルの高解像度データの暗号化例を示す
図である。
【図7】本発明による画像ファイル記録再生方法が適用
される再生例を示すフローチャートである。
【図8】本発明による画像ファイル記録再生方法に適用
される光記録媒体の一例を示す図である。
【図9】図8の実施例による光記録媒体のアクセス状態
を示す図である。
【図10】図8の実施例による光記録媒体を適用した画
像ファイルの再生例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 階層化データ 20 符号化器 30 画像ファイル 40 ヘッダ 50 パスワード 60 暗号化器 70 低解像度データ 80 高解像度データ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−152989(JP,A) 特開 平4−170681(JP,A) 特開 昭60−173623(JP,A) 特開 平4−246743(JP,A) 特開 昭63−85944(JP,A) 特開 平6−149977(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 1/00 H04N 5/78 H04N 5/85 G06F 12/00 G06F 12/14 H04N 1/41 - 1/419

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の高解像度の静止画像データをファ
    イル記憶媒体に記録し、任意にいずれかの静止画像デー
    タの再生を実行する画像ファイル記録再生方法におい
    て、該方法は、 複数の静止画像データをファイル記憶媒体に記録する際
    に、それぞれの静止画像データを低解像度データから高
    解像度データまで解像度別に階層化して記録し、 記録した静止画像データのうちのそれぞれの高解像度デ
    ータを読み出すエントリ部にパスワードを設定してお
    き、 前記ファイル記憶媒体から静止画像を再生する際には、
    それぞれの画像の低解像度データを随時読み出して、そ
    のファイル記憶媒体に記録された画像の内容を確認し、 確認した画像のうちいずれかの高解像度データを再生し
    ようとした場合に操作者にパスワードの入力を求め、 該パスワードがその高解像度データのパスワードと一致
    した場合にのみ、その高解像度データを読出し可能と
    前記ファイル記憶媒体には高解像度データの読出し可能
    回数が記録されて、その可能回数を越える高解像度デー
    タのアクセスを許可しないようにし たことを特徴とする
    画像ファイル記録再生方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像ファイル記録再生
    方法において、前記ファイル記憶媒体に静止画像データ
    を記録する際に、それぞれの高解像度データは原画像に
    対する低解像度データとの差分化データが記録されるこ
    とを特徴とする画像ファイル記録再生方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の画像ファイル記録再生
    方法において、前記高解像度データは、パスワードをキ
    ーとしてそれぞれ暗号化されて記録されることを特徴と
    する画像ファイル記録再生方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の画像ファイル記録再生
    方法において、前記ファイル記憶媒体は、光記録媒体で
    あることを特徴とする画像ファイル記録再生方法。
  5. 【請求項5】 複数の高解像度の静止画像データが記録
    されるファイル記憶媒体と、該ファイル記憶媒体に複数
    の高解像度の静止画像データを記録する記録装置と、フ
    ァイル記憶媒体からそれぞれの静止画像データを再生す
    る再生装置とを含む画像ファイル記録再生システムにお
    いて、 前記記録装置は、それぞれの画像を読み取る画像読取手
    段と、該画像読取手段にて読み取った画像データを低解
    像度データから高解像度データまで階層化して符号化す
    る符号化手段と、高解像度データを読み出すエントリ部
    にパスワードを設定するパスワード設定手段と、これら
    符号化データとエントリ部を画像ファイルとしてファイ
    ル記憶媒体にそれぞれ記録する記録手段とを含み、 前記再生装置は、操作者が所望の画像を選択操作および
    その高解像度データを再生する際にパスワードを入力操
    作する操作手段と、入力されたパスワードと高解像度デ
    ータのエントリ部のパスワードとを比較するパスワード
    比較手段と、ファイル記憶媒体に階層化されて記録され
    た静止画像データを前記操作手段の操作および前記比較
    手段の比較結果に応じて低解像度から高解像度までの符
    号化データを読み出して復号する復号手段とを含み、 前記ファイル記憶媒体は、読出し専用領域と再書込み可
    能領域とを有するハイブリッド型の記憶媒体であり、前
    記読出し専用領域に画像ファイルおよびパスワードが記
    録されて、前記再書込み領域に前記読出専用領域へのア
    クセス可能回数が設定されている ことを特徴とする画像
    ファイル記録再生システム。
  6. 【請求項6】 請求項に記載の画像ファイル記録再生
    システムにおいて、前記記録装置の符号化手段は、それ
    ぞれの高解像度データを原画像に対して低解像度データ
    と差分化してそれぞれ符号化することを特徴とする画像
    ファイル記録再生システム
  7. 【請求項7】 請求項に記載の画像ファイル記録再生
    システムにおいて、前記記録装置は、符号化された高解
    像度データをパスワードをキーとして暗号化する暗号化
    手段を有することを特徴とする画像ファイル記録再生シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 請求項に記載の画像ファイル記録再生
    システムにおいて、前記ファイル記憶媒体は、光記録媒
    体であることを特徴とする画像ファイル記録再生システ
    ム。
JP12529994A 1994-06-07 1994-06-07 画像ファイルの記録再生方法および画像ファイル記録再生システム Expired - Fee Related JP3464705B2 (ja)

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