JP3464598B2 - フレームの前端部構造 - Google Patents

フレームの前端部構造

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JP3464598B2
JP3464598B2 JP26085697A JP26085697A JP3464598B2 JP 3464598 B2 JP3464598 B2 JP 3464598B2 JP 26085697 A JP26085697 A JP 26085697A JP 26085697 A JP26085697 A JP 26085697A JP 3464598 B2 JP3464598 B2 JP 3464598B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、フレームの前端部
にバンパーを固定するバンパーステイが設けられたフレ
ームの前端部構造に関する。 【0002】 【従来の技術】図7は、従来の車両のフレーム81を示
す図であり、前端部がY字状に分かれたサイドメンバー
82,82を有するフレーム81が示されている(特開
平8−164869号公報参照)。 【0003】このフレーム81は、前記各サイドメンバ
ー82,82と、各サイドメンバー82,82の延長上
に設けられたメインメンバー83,83と、各サイドメ
ンバー82,82より斜め前方へ向けて延出した補強メ
ンバー84,84とからなり、前記各メインメンバー8
3,83及び補強メンバー84,84の先端は、フロン
トクロスメンバー85に固定されている。また、前記サ
イドメンバー82,82は、その先端に設けられた前記
メインメンバー83と前記補強メンバー84との結合部
基端が、セカンドクロスメンバー86によって連結され
ており、該セカンドクロスメンバー86より車体後方R
の部位には、車体を固定するボディーマウント87,8
7が設けられている。 【0004】このフレーム81にあっては、前端に設け
られたフロントクロスメンバー85が、Y字状に形成さ
れたサイドメンバー82,82の先端部によって車体後
方より支持されているので、正面衝突時における衝突エ
ネルギーを安定して吸収することができる。しかし、車
体を固定したボディーマウント87,87から、車体前
端部までのオーバーハングが長いため、車体8が振動し
やすくなってしまう。そこで、オーバーハングを短くす
るために、前記サイドメンバー82の前端部、すなわ
ち、前記メインメンバー83と前記補強メンバー84と
の間に形成された三角形状の空領域88,88に、前記
ボディーマウント87,87を設けることも考えられる
が、サイドメンバー82前端には、衝突時に軸圧壊する
エネルギー吸収代、及びバンパーを固定するためのバン
パーステイを、前記ボディーマウント87と共に設けな
ければならず、配置スペース等の問題点が発生する。 【0005】図8は、サイドメンバー91の先端より順
に、衝突時に軸圧壊するエネルギー吸収代Sと、バンパ
ーを固定するバンパーステイ92と、車体を固定する固
定面93が上端部に形成されたボディーマウント94と
が設けられた一般的なフレームの先端部を示す図であ
る。 【0006】すなわち、前記バンパーステイ92は、下
縁に切欠部85が設けられた台形状のステイ本体96
と、該ステイ本体96の上端より側方へ延出してなる棚
面97とからなり、該棚面97には、前記バンパーを固
定するボルト穴98,98が設けられている。また、前
記バンパーステイ92は、前記ステイ本体96が前記サ
イドメンバー91に固定されており、その固定点99,
99は、前記切欠部95の両側に前記サイドメンバー9
1の長さ方向に沿って設定されている。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記バ
ンパーステイ92にあっては、前記ステイ本体96の止
め点ピッチL1の増加に伴い、バンパーステイ92の耐
久性が向上するように構成されているため、所定の耐久
性を確保するためには、前記止め点ピッチL1を所定寸
法以下に設定することができない。このため、前記サイ
ドメンバー91に固定される前記ステイ本体92の幅寸
法を小さくすることができず、広い取り付けスペースを
必要とする一要因となっていた。また、前記バンパース
テイ92より前端側の前記エネルギー吸収代Sを大きく
するために、前記バンパーステイ92を前記ボディーマ
ウント94に近接させることが望ましいが、取付作業代
の確保が不可欠なため、両者をさらに近接させることが
できなかった。 【0008】さらに、前記バンパーステイ92は、図9
に示すように、その固定点99,99が前記サイドメン
バー91における高さ方向中央に設定されているととも
に、前記サイドメンバー91より上方へ突出した前記棚
面97にてバンパー101を支持するように構成されて
いる。このため、該バンパー101のバンパー重心10
2と前記固定点99,99とのオフセットL2が比較的
大きくなり、該オフセットL2が小さい場合と比較し
て、バンパー重心102より加わるモーメントが大き
く、耐久性が低下するという問題点があった。 【0009】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、狭い取付面積で十分な耐久性を確
保することができるバンパーステイを備えたフレームの
前端部構造を提供することを目的とするものである。 【0010】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明のフレームの前端部構造にあっては、サイドメ
ンバーの先端に車体側方へ延出するフレームフロントサ
イドメンバーが設けられ、かつ前記サイドメンバーの先
端より後退した部位にクロスメンバーが貫通され、該ク
ロスメンバーの前記サイドメンバーより突出した部位
に、前記フレームフロントサイドメンバーを車体後方側
より支持するステイブラケットが設けられ、該ステイブ
ラケットと前記サイドメンバーと前記フレームフロント
サイドメンバーとにより包囲された三角形状の空領域が
形成されるとともに、該空領域に、バンパーを支持する
棚面が上端部に形成されたバンパーステイと、車体を固
定する固定面が上端部に形成されたボディーマウントと
が、車体前方より順に近接して並設されるフレームの前
端部構造であって、前記サイドメンバーの前記空領域側
の側面に、上端部が前記サイドメンバーより上方へ突出
し、かつ下端部が前記サイドメンバーより下方へ突出す
るバンパーマウントブラケットを溶着して設ける一方、
前記サイドメンバーより上方へ突出した前記バンパーマ
ウントブラケットの前記上端部、及び前記サイドメンバ
ーより下方へ突出した前記バンパーマウントブラケット
の前記下端部に、前記バンパーステイを固定する固定点
を設定するとともに、両固定点を、鉛直線に対して傾斜
して設定した。 【0011】すなわち、前記フレームのサイドメンバー
には、バンパーステイを取り付けるバンパーマウントブ
ラケットが設けられており、該バンパーマウントブラケ
ットには、前記バンパーステイを固定する固定点が上下
の箇所に設定されている。このため、前記バンパーマウ
ントブラケット及び前記バンパーステイの車体前後方向
における幅寸法のスリム化が図られる。また、前記両固
定点は、前記サイドメンバーより上下に突出した上端部
及び下端部に設定されており、上下方向にて最も離れた
位置に設定されている。さらに、前記両固定点は、鉛直
線に対して傾斜して設定されているので、前記バンパー
ステイに加えられる車体前後方向へ入力に対する強度が
高められる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかる車体
のフレーム1を示す図であり、該フレーム1の前端部が
示されている。 【0013】すなわち、前記フレーム1を構成する左右
サイドメンバー5,6の前端部には、エクステンション
ロア7とエクステンションアッパ8とからなるエクステ
ンション9が設けられており、両エクステンション9,
9には、その外周面に沿って内側へ膨出した変形促進部
としての凹ビード10,10が形成されている。前記両
エクステンション9,9の内側面11には、図2にも示
すように、挿通穴12,12が開設されており、両挿通
穴12,12には、前記左サイドメンバー5と右サイド
メンバー6とを連接するパイプ材からなるフロントクロ
スメンバー13が挿入されている。該フロントクロスメ
ンバー13の両端部は、前記挿通穴12,12の開口縁
に溶着された状態で固定されており、前記フロントクロ
スメンバー13の側面と前記挿通穴12,12の開口縁
との部位には溶着部14,14が形成されている。ま
た、前記エクステンション9,9内に収容されたフロン
トクロスメンバー13の左右端には、前記挿通穴12,
12の内径寸法より大径の左右ストッパー15,16が
設けられており、前記フロントクロスメンバー13と前
記挿通穴12,12の開口縁とを固定する溶着部14,
14が剥離された場合であっても、前記フロントクロス
メンバー13の前記挿通穴12,12からの抜けが阻止
されるように構成されている。 【0014】また、前記左右サイドメンバー5,6の先
端より後退した部位には、左右に貫通する貫通穴21,
21が設けられており、該貫通穴21,21の開口縁部
は、両サイドメンバー5,6の内側面22及び外側面2
3に設けられた補強用プレート24,・・・によって補
強されている。前記左右サイドメンバー5,6に設けら
れた各貫通穴21,21には、パイプ材からなるセカン
ドクロスメンバー25が貫通した状態で保持されてお
り、左右サイドメンバー5,6の外側面23には、前記
セカンドクロスメンバー25の左端部26及び右端部2
7が突出している。 【0015】そして、前記エクステンション9,9の前
端には、車体側方へ延出する左右フレームフロントサイ
ドメンバー31,32が、車体後方Rへ傾斜した状態で
設けられており、前記左右フレームフロントサイドメン
バー31,32は、パイプ状の左右ステイブラケット3
3,34及び各ステイブラケット33,34を補強する
サポートステイサイド35,36を介して、前記左右サ
イドメンバー5,6より突出された前記セカンドクロス
メンバー25の左端部26及び右端部27にて、車体後
方R側より支持されている。これにより、前記両サイド
メンバー5,6の前端部には、前記各サイドメンバー
5,6の前端部と、前記各フレームフロントサイドメン
バー31,32と、前記各ステイブラケット33,34
とによって包囲された三角形状の空領域が形成されてい
る。 【0016】また、前記左右サイドメンバー5,6に
は、前記左右フレームフロントサイドメンバー31,3
2と前記セカンドクロスメンバー25の左端部26及び
右端部27との中間部位に、ボディーマウント41,4
1が車体側方へ突出して設けられている。該ボディーマ
ウント41は、その上端部に車体を固定する固定面42
が形成されており、該固定面42の中央には円形穴43
が形成されている。これらボディーマウント41,41
と前記左右フレームフロントサイドメンバー31,32
との間には、図3及び図4にも示すように(左方前端部
のみ図示)、バンパーマウントブラケット44が設けら
れている。 【0017】該バンパーマウントブラケット44は、前
記左右サイドメンバー5,6の外側面23に沿って設け
られており、その上端部51及び下端部52が前記各サ
イドメンバー5,6より上下に突出する長さ寸法を有し
ている。また、前記バンパーマウントブラケット44の
上端部51には、内側へ向けて突出するフランジ部53
が形成されており、該フランジ53が前記各サイドメン
バー5,6の上面に載置された状態で溶着されている。
そして、前記バンパーマウントブラケット44の前記上
端部51と前記下端部52とには、バンパーステイ54
をボルト締めするボルト穴によりバンパーステイ固定点
55,55が設定されており、両固定点55,55は、
図5にも示すように、鉛直線56に対して傾斜して設定
されている。 【0018】このバンパーマウントブラケット44に固
定された前記バンパーステイ54は、図3に示したよう
に、前記バンパーマウントブラケット44に密着される
密着面61と、該密着面61の上縁より車体側方へ延出
するとともに、バンパーを支持する棚面62とからな
り、前記密着面6には、前記バンパーマウントブラケッ
ト44に設定されたバンパーステイ固定点55,55に
合致する固定穴63,63が、また、前記棚面62に
は、バンパーが取り付けられる取付穴64,64が設け
られている。 【0019】以上の構成にかかる本実施の形態におい
て、前記フレーム1の各サイドメンバー5,6には、バ
ンパーステイ54を取り付けるバンパーマウントブラケ
ット44が設けられており、該バンパーマウントブラケ
ット44には、前記バンパーステイ54を固定するバン
パーステイ固定点55,55が上下の二箇所に設定され
ている。このため、図5に示したように、前記バンパー
マウントブラケット44の車体前後方向における幅寸法
L1、及び前記バンパーステイ54の車体前後方向にお
ける幅寸法を小さくすることができる。よって、バンパ
ーステイ54のバンパーステイ固定点55,55が各サ
イドメンバー5,6の長さ方向に沿って設定された従来
と比較して、前記バンパーマウントブラケット44及び
前記バンパーステイ54が占有する各サイドメンバー
5,6先端部の面積を小さくすることができる。また、
前記バンパーマウントブラケット44とバンパーステイ
54とのバンパーステイ固定点55,55は、前記各サ
イドメンバー5,6より上下に突出した上端部51及び
下端部52に設定されているので、取付作業代を犠牲に
することなく、前記バンパーマウントブラケット44及
び前記バンパーステイ92を、前記ボディーマウント9
4に近接させることができる。したがって、前面衝突時
に軸圧壊する各サイドメンバー5,6先端のエネルギー
吸収代を広げることができ、衝撃吸収能力を高めること
ができる。 【0020】また、本実施の形態のように、各サイドメ
ンバー5,6先端部と、サイドメンバー5,6先端より
側方へ延出するフレームフロントサイドメンバー31,
32と、該フレームフロントサイドメンバー31,32
を後方より支持する各ステイブラケット33,34とに
よって包囲された三角形状の狭い空領域K,K内であっ
ても、十分なエネルギー吸収代を確保しつつ、各ボディ
ーマウント41,41との共に前記バンパーマウントブ
ラケット44及び前記バンパーステイ54を配置するこ
とができる。さらに、サイドメンバー5,6の前端部に
形成された前記空領域K,K内に、車体を固定するボデ
ィーマウント41,41が配設されることから、該ボデ
ィーマウント41,41から車体前端までのオーバーハ
ングを短くすることができるので、フレーム1の振動を
防止する効果を奏することができる。 【0021】そして、前記両バンパーステイ固定点5
5,55は、図5及び図6に示すように、前記各サイド
メンバー5,6より上下に突出した上端部51及び下端
部52に設定され、上下方向にて最も離れた位置に設定
されているとともに、鉛直線56に対して傾斜して設定
され、バンパーステイ54に加えられる車体前後方向へ
の入力に対する強度が高められている。このため、前記
バンパーマウントブラケット44及び前記バンパーステ
イ54を介して各サイドメンバー5,6に取り付けられ
るバンパー71の取付強度及び耐久性を高めることがで
きる。さらに、バンパー71を支持する棚面62が上端
部に形成されたバンパーステイ54の一方のバンパース
テイ固定点55は、前記サイドメンバー5,6より上方
に突出した前記バンパーマウントブラケット44の上端
部51に設定されているので、バンパーステイ固定点5
5,55が、各サイドメンバー5,6における高さ方向
中央に設定されている従来と比較して、前記バンパー7
1のバンパー重心72と前記バンパー固定点55とのオ
フセットL2を小さくすることができる。これにより、
バンパー重心72より加わるモーメントを抑えることが
でき、耐久性をさらに高めることができる。 【0022】さらに、前記バンパーマウントブラケット
44に近接して設けられたボディーマウント41には、
車体を固定する固定面42が上端部に形成されていると
ともに、前記バンパー71を支持するバンパーステイ5
4の一方のバンパーステイ固定点55は、前記各サイド
メンバー5,6より上方に突出した前記バンパーマウン
トブラケット44の上端部51に設定されており、車体
を固定する前記固定面42と前記バンパーステイ固定点
55とは、バンパーステイ固定点55,55が各サイド
メンバー5,6の高さ方向中央に設定されている従来と
比較して、より近い位置に設定されている。このため、
ボディーマウント41の固定面42とバンパーステイ5
4との位置決め精度が向上し、ボディとバンパー71の
位置出しが容易となる。 【0023】加えて、前記バンパー71は、バンパース
テイ54を介してサイドメンバー5,6に取り付けられ
るとともに、前記バンパーステイ54のバンパーステイ
固定点55,55は、前記サイドメンバー5,6より上
下に突出した前記バンパーマウントブラケット44の上
端部51及び下端部52に設定されており、サイドメン
バー5,6へのバンパー71の取り付け取り外し作業
を、車体下方より容易に行うことができるので、整備性
が向上する。 【0024】 【発明の効果】以上説明したように本発明のフレームの
前端部構造にあっては、サイドメンバーに設けられたバ
ンパーマウントブラケットには、バンパーステイを固定
する固定点が上下の箇所に設定されているので、前記バ
ンパーマウントブラケット及び前記バンパーステイの車
体前後方向における幅寸法を小さくすることができる。
このため、バンパーステイの固定点がサイドメンバーの
長さ方向に沿って設定された従来と比較して、前記バン
パーマウントブラケット及び前記バンパーステイが占有
する前記サイドメンバー先端部の面積を小さくすること
ができる。したがって、前面衝突時に軸圧壊する前記サ
イドメンバー先端のエネルギー吸収代を広げることがで
き、衝撃吸収能力を高めることができる。 【0025】また、本発明のように、サイドメンバー先
端部と、サイドメンバー先端より側方へ延出するフレー
ムフロントサイドメンバーと、該フレームフロントサイ
ドメンバーを後方より支持するステイブラケットとによ
って包囲された三角形状の狭い空領域内であっても、十
分なエネルギー吸収代を確保しつつ、ボディーマウント
との共に前記バンパーマウントブラケット及び前記バン
パーステイを配置することができる。さらに、サイドメ
ンバー前端部に形成された前記空領域内に、車体を固定
するボディーマウントが配設されることから、該ボディ
ーマウントから車体前端までのオーバーハングを短くす
ることができるので、フレームの振動を防止する効果を
得ることができる。 【0026】また、前記両固定点は、前記サイドメンバ
ーより上下に突出した前記バンパーマウントブラケット
の上端部及び下端部に設定され、上下方向にて最も離れ
た位置に設けられているとともに、鉛直線に対して傾斜
して設定され、バンパーステイに加えられる車体前後方
向への入力に対する強度が高められている。したがって
前記バンパーマウントブラケット及び前記バンパーステ
イを介してサイドメンバーに取り付けられるバンパーの
取付強度及び耐久性を高めることができる。さらに、バ
ンパーを支持する棚面が上端部に形成されたバンパース
テイの一方の固定点は、前記サイドメンバーより上方に
突出した前記バンパーマウントブラケットの上端部に設
定されているので、バンパーステイの固定点がサイドメ
ンバーにおける高さ方向中央に設定されている従来と比
較して、前記バンパーのバンパー重心と前記固定点との
オフセットを小さくすることができる。これにより、耐
久性をさらに高めることができる。 【0027】さらに、前記バンパーマウントブラケット
に近接して設けられたボディーマウントには、車体を固
定する固定面が上端部に形成されているとともに、前記
バンパーを支持するバンパーステイの一方の固定点は、
前記サイドメンバーより上方に突出した前記バンパーマ
ウントブラケットの上端部に設定されており、車体を固
定する前記固定面と、前記バンパーを支持するバンパー
ステイの固定点とは、バンパーステイの固定点がサイド
メンバーの高さ方向中央に設定されている従来より近い
位置に設定されている。このため、前記固定面と前記固
定点とが離れた位置に設けられた従来と比較して、ボデ
ィーマウントの固定面とバンパーステイとの位置決め精
度が向上し、ボディとバンパーの位置出しが容易とな
る。 【0028】加えて、バンパーは、バンパーステイを介
してサイドメンバーに取り付けられるとともに、前記バ
ンパーステイの固定点は、前記サイドメンバーより上下
に突出した前記バンパーマウントブラケットの上端部及
び下端部に設定されており、サイドメンバーへのバンパ
ーの取り付け取り外し作業を、車体下方より容易に行う
ことができるので、整備性が向上する。 【0029】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施の形態を示す要部の斜視図であ
る。 【図2】同実施の形態を示す模式平面図である。 【図3】同実施の形態のバンパマウントブラケットから
バンパーステイが取り外された状態を示す斜視図であ
る。 【図4】図3の平面図である。 【図5】図4のA矢示図である。 【図6】同実施の形態にバンパーが取り付けられた状態
を示す模式図である。 【図7】従来のフレームを示す平面図である。 【図8】他の従来のフレームの前端部を示す斜視図であ
る。 【図9】同従来例にバンパーが取り付けられた状態を示
す模式図である。 【符号の説明】 1 フレーム 5 左サイドメンバー 6 右サイドメンバー 25 セカンドクロスメンバー 31 左フレームフロントサイドメンバー 32 右フレームフロントサイドメンバー 33 左ステイブラケット 34 右ステイブラケット 41 ボディーマウント 42 固定面 51 上端部 52 下端部 54 バンパーステイ 55 バンパーステイ固定点 56 鉛直線 62 棚面 71 バンパー K 空空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−286647(JP,A) 特開 平8−164869(JP,A) 特開 平5−338508(JP,A) 特開 昭64−78980(JP,A) 実開 平2−45880(JP,U) 実開 昭62−153161(JP,U) 実開 平7−31566(JP,U) 実開 平7−26281(JP,U) 実開 平6−20170(JP,U) 実開 平4−2786(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 21/15 B60R 19/24 B62D 21/00 B62D 25/20 B62D 27/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 サイドメンバーの先端に車体側方へ延出
    するフレームフロントサイドメンバーが設けられ、かつ
    前記サイドメンバーの先端より後退した部位にクロスメ
    ンバーが貫通され、該クロスメンバーの前記サイドメン
    バーより突出した部位に、前記フレームフロントサイド
    メンバーを車体後方側より支持するステイブラケットが
    設けられ、該ステイブラケットと前記サイドメンバーと
    前記フレームフロントサイドメンバーとにより包囲され
    た三角形状の空領域が形成されるとともに、該空領域
    に、バンパーを支持する棚面が上端部に形成されたバン
    パーステイと、車体を固定する固定面が上端部に形成さ
    れたボディーマウントとが、車体前方より順に近接して
    並設されるフレームの前端部構造であって、 前記サイドメンバーの前記空領域側の側面に、上端部が
    前記サイドメンバーより上方へ突出し、かつ下端部が前
    記サイドメンバーより下方へ突出するバンパーマウント
    ブラケットを溶着して設ける一方、前記サイドメンバーより上方へ突出した前記 バンパーマ
    ウントブラケットの前記上端部、及び前記サイドメンバ
    ーより下方へ突出した前記バンパーマウントブラケット
    前記下端部に、前記バンパーステイを固定する固定点
    を設定するとともに、両固定点を、鉛直線に対して傾斜
    して設定したことを特徴とするフレームの前端部構造。
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